JP2013170404A - 擁壁ブロック、擁壁および擁壁の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹部14および凸部16は、擁壁が形成された状態において水平面で切断したときの断面形状が擁壁ブロック10の底面から上面まで同一形状であり、凸部16の側面20からの突出長さは凹部14の深さよりも長く、かつ、凸部16の最大幅は凹部14の最大幅よりも小さく、凸部16と凹部14は略嵌合することができ、擁壁が形成された状態において擁壁ブロック10を水平面で切断したときの略長方形断面の長辺の長さをA、凸部16の側面20からの突出長さから凹部14の深さを減じた長さをBとしたとき、2つの貫通孔12の中心の位置は、どちらも、略長方形断面の短辺から(A−B)/4の距離だけ離れた地点に位置する。
【選択図】図1
Description
図1は本発明の実施形態に係る擁壁ブロック10の平面図(擁壁として積み上げられた状態を上方から見た平面図)であり、図2は擁壁ブロック10を図1の矢視II−II方向から見た側面図である。なお、以下では、擁壁ブロック10の「鉛直方向」、「水平方向」、「側面」、「底面」、「上面」は、擁壁ブロック10が擁壁として積み上げられた配置状態を基準としてそれぞれの方向および面を判断するものとする。
次に、擁壁ブロック10、32、34、36等(以下、擁壁ブロック10等と記す。)を用いて構築する擁壁30の構築手順の一例について説明する。
擁壁ブロック10等を用いて構築した擁壁30、60、62は、先に図5を用いて説明したように、凸部16が凹部14に略嵌合するが、凸部16の先端部と凹部14の最深部との当接は密着したものになる。また、凸部16の先端部と凹部14の最深部とが当接した当接部位は擁壁ブロック10の底面から上面まで連続的に連なっている。
12…貫通孔
14…凹部
16…凸部
18、20…短辺側面
22、24…略嵌合部位
30…擁壁
38…長辺側面
40…ワッパ
42…膨らみ部
44…ホッチキス
50…コンクリート杭
52…介在物
54…当接部位
56、58…隙間
60…外周の擁壁
62…内周の擁壁
64…滑走路
66…船着き場
70…人工島
Claims (6)
- 擁壁を構築し得る略直方体形状の擁壁ブロックであって、
杭が挿通する、底面から上面まで貫通する2つの貫通孔を備えるとともに、
該擁壁ブロックの少なくとも2つの側面に、1つの側面ごとに1つの凹部または1つの凸部を備え、
前記凹部および前記凸部は、擁壁が形成された状態において水平面で切断したときの断面形状が前記擁壁ブロックの底面から上面まで同一形状であり、
前記凸部の前記側面からの突出長さは前記凹部の深さよりも長く、かつ、前記凸部の最大幅は前記凹部の最大幅よりも小さく、前記凸部と前記凹部は略嵌合することができ、
擁壁が形成された状態において前記擁壁ブロックを水平面で切断したときの略長方形断面の長辺の長さをA、前記凸部の前記側面からの突出長さから前記凹部の深さを減じた長さをBとしたとき、前記2つの貫通孔の中心の位置は、どちらも、前記略長方形断面の短辺から(A−B)/4の距離だけ離れた地点に位置することを特徴とする擁壁ブロック。 - 請求項1において、
前記凸部は該凸部が備えられている側面から該側面上の半円柱状の突起を該側面と直交する方向にさらに突出させた形状であり、前記凹部は該凹部が備えられている側面と直交する方向であって深さが浅くなる方向に該側面の半円柱状の凹部を平行移動させた形状であることを特徴とする擁壁ブロック。 - 複数の杭と、
前記杭に支持された複数の請求項1または2に記載の擁壁ブロックと、
を備えた擁壁であって、
複数の前記擁壁ブロックは該擁壁ブロックの前記貫通孔に前記杭が挿通されるように配置されるとともに、前記擁壁ブロックの前記凸部と別の前記擁壁ブロックの前記凹部とが略嵌合されて複数の前記擁壁ブロックが並んだ第1段目の擁壁ブロック列が形成され、略嵌合された前記凸部の少なくとも一部の部位と略嵌合された前記凹部の少なくとも一部の部位は当接し、当接した該部位は該擁壁ブロックの底面から上面まで連続的に連なっており、
形成された前記第1段目の擁壁ブロック列の前記凸部と前記凹部とが略嵌合された部位の上に、第2段目の前記擁壁ブロックが、該擁壁ブロックの前記貫通孔に第1段目の擁壁ブロックの前記貫通孔を挿通した前記杭が挿通するように積まれるとともに、第2段目の前記擁壁ブロックの前記凸部と第2段目の別の前記擁壁ブロックの前記凹部とが略嵌合されて複数の前記擁壁ブロックが並んだ第2段目の擁壁ブロック列が形成され、該第2段目の擁壁ブロック列において略嵌合された前記凸部の少なくとも一部の部位と略嵌合された前記凹部の少なくとも一部の部位は当接し、当接した該部位は該擁壁ブロックの底面から上面まで連続的に連なっていることを特徴とする擁壁。 - 複数の杭と、
前記杭に支持された複数の請求項1または2に記載の擁壁ブロックと、
を備えた擁壁であって、
複数の前記擁壁ブロックは該擁壁ブロックの前記貫通孔に前記杭が挿通されるように配置されるとともに、前記擁壁ブロックの前記凸部と別の前記擁壁ブロックの前記凹部とが略嵌合されて複数の前記擁壁ブロックが並んだ第1段目の擁壁ブロック列が形成され、略嵌合された前記凸部の少なくとも一部の部位と略嵌合された前記凹部の少なくとも一部の部位は当接し、当接した該部位は該擁壁ブロックの底面から上面まで連続的に連なっており、
形成された前記第1段目の擁壁ブロック列の前記凸部と前記凹部とが略嵌合された部位の上に、第2段目の前記擁壁ブロックが、該擁壁ブロックの前記貫通孔に第1段目の擁壁ブロックの前記貫通孔を挿通した前記杭が挿通するように積まれるとともに、第2段目の前記擁壁ブロックの前記凸部と第2段目の別の前記擁壁ブロックの前記凹部とが略嵌合されて複数の前記擁壁ブロックが並んだ第2段目の擁壁ブロック列が形成され、該第2段目の擁壁ブロック列において略嵌合された前記凸部の少なくとも一部の部位と略嵌合された前記凹部の少なくとも一部の部位は当接し、当接した該部位は該擁壁ブロックの底面から上面まで連続的に連なっており、
さらに、同様に第n段目(ただし、nは3以上の任意の整数)まで擁壁ブロック列が形成されるように前記擁壁ブロックが積まれたことを特徴とする擁壁。 - 請求項3または4において、
隣り合う前記擁壁ブロックの側面の間隙にゴム製の部材を取り付けたことを特徴とする擁壁。 - 複数の請求項1または2に記載の擁壁ブロックの前記貫通孔をそれぞれ別の杭に挿通するとともに、前記擁壁ブロックの前記凸部と別の前記擁壁ブロックの前記凹部とを略嵌合して複数の前記擁壁ブロックが並んだ第1段目の擁壁ブロック列を形成する工程と、
形成した前記第1段目の擁壁ブロック列の前記凸部と前記凹部とが略嵌合された部位の上に、第2段目の前記擁壁ブロックを、該擁壁ブロックの前記貫通孔に第1段目の擁壁ブロックの前記貫通孔を挿通した前記杭が挿通するように積むとともに、第2段目の前記擁壁ブロックの前記凸部と第2段目の別の前記擁壁ブロックの前記凹部とを略嵌合して複数の前記擁壁ブロックが並んだ第2段目の擁壁ブロック列を形成する工程と、
を有し、
前記形成した第1段目の擁壁ブロック列および第2段目の擁壁ブロック列において、略嵌合した前記凸部の少なくとも一部の部位と略嵌合した前記凹部の少なくとも一部の部位が当接し、当接した該部位は該擁壁ブロックの底面から上面まで連続的に連なっていることを特徴とする擁壁の構築方法。
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