JP6551327B2 - 重力式防潮堤 - Google Patents
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Description
20…基礎構造
22…現場打ちコンクリート
24…上方開口孔
26…突出さや管
27…ダイヤフラム
28…水平方向骨格部材
30…突出部
32…第1の帯鉄筋
32A、32B…第1の鉄筋
34…第2の帯鉄筋
34A、34B…第2の鉄筋
36…第3の鉄筋
36A、36B…フック
38、39…用心鉄筋
40…プレキャスト壁体
42…壁体貫通孔
44…壁体さや管
50…芯材
80…捨てコンクリート
82…型枠
84…クレーン
X、Y…交点
Claims (12)
- 現場打ちコンクリートを用いて形成された基礎構造と、
該基礎構造の上方に配置され、面内方向に貫通する壁体貫通孔を有し、該壁体貫通孔の内面に壁体さや管を有するプレキャスト壁体と、
前記基礎構造および前記プレキャスト壁体を連結する芯材と、
を備えた重力式防潮堤であって、
前記基礎構造は少なくとも上方に開口した上方開口孔を有し、該上方開口孔の内面には前記基礎構造の上面よりも上方の位置まで延伸している突出さや管が備えられ、
前記プレキャスト壁体の前記壁体さや管には前記突出さや管が差し込まれ、前記突出さや管には前記芯材が差し込まれ、
前記突出さや管に差し込まれた前記芯材は、前記突出さや管の上端よりも上方に延伸していて前記壁体さや管の内部を挿通して前記プレキャスト壁体の天端付近に達しており、
前記突出さや管は該突出さや管が差し込まれた前記壁体さや管と一体化しており、前記芯材は該芯材が差し込まれた前記突出さや管および該芯材が挿通する前記壁体さや管と一体化しており、
前記基礎構造は、その内部に、前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に水平方向骨格部材を備えていて、
前記水平方向骨格部材は前記突出さや管と連結されており、
前記基礎構造は、その内部にさらに、前記プレキャスト壁体の略法線方向に延びる第1の鉄筋を前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に所定のピッチAで複数備え、前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に延びる第2の鉄筋を前記プレキャスト壁体の略法線方向に所定のピッチBで複数備えていて、
前記第1の鉄筋は、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方の位置および前記水平方向骨格部材の下端よりも下方の位置の両方にそれぞれ前記所定のピッチAで複数配置されており、前記第2の鉄筋は、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方の位置および前記水平方向骨格部材の下端よりも下方の位置の両方にそれぞれ前記所定のピッチBで複数配置されていることを特徴とする重力式防潮堤。 - 現場打ちコンクリートを用いて形成された基礎構造と、
該基礎構造の上方に配置され、面内方向に貫通する壁体貫通孔を有し、該壁体貫通孔の内面に壁体さや管を有する複数のプレキャスト壁体と、
前記基礎構造および前記複数のプレキャスト壁体を連結する芯材と、
を備えた重力式防潮堤であって、
前記基礎構造は少なくとも上方に開口した上方開口孔を有し、該上方開口孔の内面には前記基礎構造の上面よりも上方の位置まで延伸している突出さや管が備えられ、
前記プレキャスト壁体は、前記壁体貫通孔同士が連結するように鉛直方向に複数積み重ねられ、鉛直方向に複数積み重ねられた前記プレキャスト壁体のうち少なくとも最下段の前記プレキャスト壁体の前記壁体さや管には前記突出さや管が差し込まれ、該突出さや管には前記芯材が差し込まれ、
前記突出さや管に差し込まれた前記芯材は、前記突出さや管の上端よりも上方に延伸していて前記壁体さや管の内部を挿通して、鉛直方向に複数積み重ねられた前記プレキャスト壁体の最上段の前記プレキャスト壁体の天端付近に達しており、
前記突出さや管は該突出さや管が差し込まれた前記壁体さや管と一体化しており、前記芯材は該芯材が差し込まれた前記突出さや管および該芯材が挿通する前記壁体さや管と一体化しており、
前記基礎構造は、その内部に、前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に水平方向骨格部材を備えていて、
前記水平方向骨格部材は前記突出さや管と連結されており、
前記基礎構造は、その内部にさらに、前記プレキャスト壁体の略法線方向に延びる第1の鉄筋を前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に所定のピッチAで複数備え、前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交する略水平方向に延びる第2の鉄筋を前記プレキャスト壁体の略法線方向に所定のピッチBで複数備えていて、
前記第1の鉄筋は、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方の位置および前記水平方向骨格部材の下端よりも下方の位置の両方にそれぞれ前記所定のピッチAで複数配置されており、前記第2の鉄筋は、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方の位置および前記水平方向骨格部材の下端よりも下方の位置の両方にそれぞれ前記所定のピッチBで複数配置されていることを特徴とする重力式防潮堤。 - 前記水平方向骨格部材の上端よりも上方に位置する複数の前記第1の鉄筋は前記水平方向骨格部材の下端よりも下方に位置する複数の前記第1の鉄筋と略鉛直方向にそれぞれ対向するように略平行に配置されており、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方に位置する複数の前記第2の鉄筋は前記水平方向骨格部材の下端よりも下方に位置する複数の前記第2の鉄筋と略鉛直方向にそれぞれ対向するように略平行に配置されていて、前記水平方向骨格部材の上端よりも上方に位置する前記第1の鉄筋と前記水平方向骨格部材の上端よりも上方に位置する前記第2の鉄筋との交点Xの略鉛直方向の下方には、前記水平方向骨格部材の下端よりも下方に位置する前記第1の鉄筋と前記水平方向骨格部材の下端よりも下方に位置する前記第2の鉄筋との交点Yが位置しており、
前記基礎構造は、両端部にフックを有する第3の鉄筋をその長手方向が略鉛直方向となるように内部に複数備えていて、前記第3の鉄筋は、その両端部の前記フックが、前記交点Xおよび前記交点Yにおいて、前記第1の鉄筋および前記第2の鉄筋に引っ掛けられて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の重力式防潮堤。 - 前記基礎構造は、略長方形状に閉じた第1の帯鉄筋を複数有しており、前記第1の帯鉄筋を含む平面は、前記プレキャスト壁体の法線方向と略平行な略鉛直面であり、前記第1の帯鉄筋を含む前記平面で前記基礎構造を切断した切断面の形状は略長方形であり、略長方形の前記切断面の4辺に沿うように、前記第1の帯鉄筋が配置されており、
前記第1の帯鉄筋の上辺および下辺の鉄筋はどちらも前記第1の鉄筋であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の重力式防潮堤。 - 前記基礎構造は、略長方形状に閉じた第2の帯鉄筋を複数有しており、前記第2の帯鉄筋を含む平面は、前記プレキャスト壁体の法線方向と略直交しており、前記第2の帯鉄筋を含む前記平面で前記基礎構造を切断した切断面の形状は略長方形であり、略長方形の前記切断面の4辺に沿うように、前記第2の帯鉄筋が配置されており、
前記第2の帯鉄筋の上辺および下辺の鉄筋はどちらも前記第2の鉄筋であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の重力式防潮堤。 - 前記突出さや管の部位のうち前記基礎構造に埋め込まれた部位の外表面には、略水平方向に突出するようにダイヤフラムが設けられており、該ダイヤフラムに前記水平方向骨格部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の重力式防潮堤。
- 前記突出さや管は鋼管であり、前記ダイヤフラムは鋼板であり、前記水平方向骨格部材はI形の鋼材であることを特徴とする請求項6に記載の重力式防潮堤。
- 前記芯材は鋼管であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の重力式防潮堤。
- 前記芯材は、鋼板からビルドアップして製作された鋼材であるか、または形鋼であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の重力式防潮堤。
- 前記突出さや管と該突出さや管が差し込まれた前記壁体さや管との間隙にはグラウト材が充填され、前記芯材と該芯材が差し込まれた前記突出さや管との間隙にはグラウト材が充填され、前記芯材と該芯材が内部を挿通する前記壁体さや管との間隙にはグラウト材が充填されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の重力式防潮堤。
- 前記プレキャスト壁体は、その法線方向の両端部の壁厚がそれ以外の部位の壁厚よりも厚くなっており、前記プレキャスト壁体の前記両端部に前記壁体さや管が備えられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の重力式防潮堤。
- 前記基礎構造は、その下面に、前記プレキャスト壁体の略法線方向に延びる、下方に突出した突出部を有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の重力式防潮堤。
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