JP6413923B2 - 蓋付き収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋付き収納装置に関する。
車室内の前列席中央のセンターコンソールには、コンソールボックスと呼ばれる蓋付き収納装置が設けられている。蓋付き収納装置には、蓋体を前後方向にスライドさせて肘掛けとして利用可能なものが多い(特許文献1)。
また、蓋付き収納装置には、左右中央で蓋体が分割されていて、分割された各蓋体が中央から左右両側に開く観音開き型がある(特許文献2〜4)。
そこで、スライド可能で且つ左右両側に開閉可能な観音開き型の蓋体をもつ収納装置が望まれた。また、観音開き型の蓋体の操作性がよいことも求められた。
特開2008−296672号公報 特開2010−163031号公報 特開2009−119960号公報 特開2004−217118号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、蓋体の操作性のよい観音開き型の蓋付き収納装置を提供することを課題とする。
本発明の蓋付き収納装置は、開口を有するボックス本体と、前記開口の左側を被覆する左側の蓋体と、前記開口の右側を被覆する右側の蓋体と、前記ボックス本体に対して前記左側の蓋体を前後方向にスライド可能とし且つ上下方向に回動可能とする左側の開閉機構と、前記ボックス本体に対して前記右側の蓋体を前後方向にスライド可能とし且つ上下方向に回動可能とする右側の開閉機構とを備える蓋付き収納装置であって、前記左側の開閉機構は、前記ボックス本体と前記左側の蓋体との間に設けられた左側のベース部材と、前記左側のベース部材を、前記ボックス本体に対して前記ボックス本体の左側を中心に上下方向に回動可能に支持する左側の回動支持部と、前記左側のベース部材に対して前記左側の蓋体を前後方向にスライドさせる左側のスライド部と、を備え、前記右側の開閉機構は、前記ボックス本体と前記右側の蓋体との間に設けられた右側のベース部材と、前記右側のベース部材を、前記ボックス本体に対して前記ボックス本体の右側を中心に上下方向に回動可能に支持する右側の回動支持部と、前記右側のベース部材に対して前記右側の蓋体を前後方向にスライドさせる右側のスライド部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、左右一対の蓋体はそれぞれ別々のベース部材に対してスライド可能とされており、各ベース部材はそれぞれボックス本体に対して回動可能である。このため、左右一対の蓋体は、別々にスライドすることができ、また別々に回動することができる。ゆえに、蓋体の回動及びスライドの操作性がよい。
従って、本発明によれば、蓋体の操作性のよい観音開き型の蓋付き収納装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る、センターコンソールに設けられた蓋付き収納装置の斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図3(a)は、本実施形態に係る、左右一対の蓋体が前方位置に位置している蓋付き収納装置の斜視図であり、図3(b)は、本実施形態に係る、左側の蓋体が後方位置に位置し右側の蓋体が前方位置に位置している蓋付き収納装置の斜視図であり、図3(c)は、本実施形態に係る、左右一対の蓋体が後方位置に位置している蓋付き収納装置の斜視図である。 本実施形態の蓋付き収納装置の分解斜視図である。 本実施形態において、蓋体の分解斜視図である。 本実施形態において、回動ロック機構及びスライドロック機構を設けた、蓋体の下部材の斜視図である。 本実施形態において、ベース部材の斜視図である。 図8(a)は、蓋体が前方位置に位置しているときの、図1のB−B矢視断面図であり、図8(b)は、蓋体が後方位置に位置しているときの、図1のB−B矢視断面図である。 蓋体が前方位置に位置しているときに、回動操作部を操作した場合の、図1のC−C矢視断面図である。 蓋体が前方位置に位置しているときに、スライド操作部を操作した場合の、図1のC−C矢視断面図である。 蓋体が後方位置に位置しているときに、回動操作部を操作した場合の、図1のC−C矢視断面図である。 本実施形態において、蓋体の下部材に設けられた回動ロック機構及び前記スライドロック機構の分解斜視図である。 本実施形態において、スライド伝達部及び回動伝達部の拡大斜視図である。 本実施形態において、蓋体の下部材に設けられた回動ロック機構及びスライドロック機構の平面説明図である。 本発明の実施形態の変形例として、回動操作部が操作保持枠の後側に配設され、スライド操作部が操作保持枠内の左右方向外側に配設されている蓋体の斜視図である。 本発明の実施形態の変形例として、回動操作部及びスライド操作部ともに操作保持枠内の後側に並設されている蓋体の斜視図である。
本発明の実施形態に係る蓋付き収納装置について図面を用いて詳細に説明する。図1に示すように、蓋付き収納装置は、自動車の前列中央に配置されたセンターコンソール9に設けられる。図1及びそれ以後の図面において、上、下、右、左、前、後は、運転席に着座した乗員から見た方向である。
図1,図2に示すように、蓋付き収納装置は、ボックス本体1と、左右一対の蓋体2,20と、左右一対の開閉機構3,30とを備えている。蓋体2は左側の蓋体であり、蓋体20は右側の蓋体である。開閉機構3は左側の蓋体2を開閉させ、開閉機構30は右側の蓋体20を開閉させる。
図2,図3に示すように、左右一対の蓋体2,20は、ボックス本体1の左右両側を被覆している。開閉機構3,30は、左右一対の蓋体2,20を、別々にスライド移動させ、また別々に回動させる。
図4に示すように、ボックス本体1は、前側に配置されたカップホルダ収納用開口11と、後側に配置された小物収納用開口12とを有する。
ボックス本体1の左右両側には、それぞれ蓋体2,20が設けられている。左側の蓋体2,右側の蓋体20は、カップホルダ収納用開口11及び小物収納用開口12の左側、右側を開閉可能に被覆する。左右一対の蓋体2,20は、左右対称構造をもつため、左側の蓋体2を代表にして説明する。
左側の蓋体2の前部には、操作保持枠21が設けられている。図5に示すように、蓋体2は、上部材22と下部材23とを有する。上部材22と下部材23とは、これらの周縁で嵌合することにより一体化されて蓋体2を構成している。
図6に示すように、下部材23の前部には、操作保持枠21が固定されている。操作保持枠21の左右方向外側の側壁には第1保持穴21aが開口しており、操作保持枠21の後側壁には第2保持穴21bが開口している。
図2に示すように、開閉機構3,30は、左右一対の蓋体2,20にそれぞれ設けられている。左右一対の開閉機構3,30は、左右方向で互いに対称構造をもつため、左側の開閉機構3を代表にして説明する。
図5,図6に示すように、開閉機構3は、ベース部材5と、回動支持部51と、スライド部6と、回動ロック機構7と、スライドロック機構8とを備える。ベース部材5は、ボックス本体1と蓋体2との間に設けられている。ベース部材5は、矩形の薄板形状をなす。
図7,図8に示すように、ベース部材5は、前後方向に延びる支持壁52をもつ。ベース部材5には、支持壁52よりも左側に後述のスライド部6が配設され、支持壁52よりも右側に後述の回動ロック部71が配設されている。
支持壁52の前側には前側係止溝52aが形成され、支持壁52の後端部は、前側係止溝52aよりも深さが浅い後側係止溝52eが形成されている。前側係止溝52aは、蓋体2を最も前方に位置する前方位置でロックさせる。後側係止溝52eは、蓋体2を最も後方に位置する後方位置でロックさせる。
前側係止溝52aの後側には、後側に向けて下降する前側斜面部52bと、前側係止溝52aの底面と同じ程度の高さで後側に向けて水平に延びる低部52cと、低部52cから後方に向けて上昇する後側斜面部52dとが順に連続して形成されている。
図7に示すように、ベース部材5の左側周縁には取付部材53が取り付られている。取付部材53は、ボックス本体1の側壁にネジ締結により固定されている。ベース部材5と取付部材53との間には、回動支持部51が設けられている。回動支持部51では、ベース部材5の左側から突出する軸支部5c及び取付部材53の上部から突出する軸支部53aにそれぞれ同一軸線上に軸穴が形成されており、これらの軸穴に軸部材54が挿通されることにより、ベース部材5が取付部材53に対して回動可能とされている。
軸部材54には回動付勢部材55が巻回されている。回動付勢部材55はねじりコイルばねである。回動付勢部材55の一端がベース部材5に係止され、その他端が取付部材53に係止されることで、回動付勢部材55は、ベース部材5を取付部材53に対して上側に開く方向に付勢している。
図5,図7に示すように、スライド部6は、ベース部材5と蓋体2との間に設けられている。スライド部6は、ベース部材5の左右中央に設けられたガイド部61と、蓋体2の下部材23の下面に固定されたレール部62とを有する。ガイド部61は、ベース部5の下面にネジ63の締結で固定されている。レール部62は、長尺体であり、下部材23に前後方向に沿って配設されている。レール部62は、蓋体2の下部材23の下面にネジ締結(図略)で固定されている。レール部62は、ガイド部61に前後方向にスライド自在に係合されている。ガイド部61がレール部62を前後方向にスライドさせることで、蓋体2は、車両前側の前方位置と車両後側の後方位置との間を移動される。
図7,図9,図12に示すように、回動ロック機構7は、ボックス本体1に対するベース部材5の回動を、ベース部材5が最も下方に位置した閉状態でロックし、及びベース部材5の回動のロックを解除する。回動ロック機構7は、回動ロック部71と、回動操作部78と、回動伝達部72とを備えている。回動ロック部71は、ボックス本体1に対するベース部材5の回動をロックする。
図9に示すように、回動ロック部71は、ベース部材5に設けられている。回動ロック部71は、前側ロッド71aと、後側ロッド71bと、前側ロッド71aと後側ロッド71bとの間に設けられた回転ギヤ71cとを有する。
前側ロッド71aの前端は、ベース部材5に形成された穴5aから進退可能に突出して、その先端のボックス本体1の前側壁に設けられた前側係合穴1aに係合している。前側ロッド71aには、ロッド付勢部材71dが設けられている。ロッド付勢部材71dは圧縮コイルばねであり、前側ロッド71aを、ボックス本体1の前側係合穴1aに係合する方向に付勢している。前側ロッド71aの前端部付近には、前方に向かうに連れて高くなるように傾斜した隆起部71fが形成されている。また、前側ロッド71aの隆起部71fを形成した部分よりも後方側に、立壁部71hが形成されている。
後側ロッド71bの後端は、ベース部材5に形成された穴5bから進退可能に突出して、その先端のボックス本体1の後側壁に設けられた後側係合穴1bに係合している。前側ロッド71aの後端部及び後側ロッド71bの前端部にはそれぞれラックギヤが形成されていて、これらのラックギヤは回転ギヤ71cに噛合している。ロッド付勢部材71dの付勢力により、前側ロッド71aは前側係合穴1aに係合し、後側ロッド71bは後側係合穴1bに係合することにより、回動ロック部71は、ベース部材5を閉状態にロックさせている。
図6,図12に示すように、回動操作部78は、回動ロック部71のロックを解除する。回動操作部78は、操作保持枠21の第1保持穴21aに挿入されていて、その先端は、操作保持枠21内の左側に配設されている。
回動伝達部72は、回動操作部78と回動ロック部71との間に設けられ、回動操作部78の操作を回動ロック部71に伝達する。回動伝達部72は、第1伝達部材73と、第2伝達部材74と、第3伝達部材75と、回動操作付勢部材76と、ガイドピン77とを有する。
第1伝達部材73は、蓋体2の下部材23に支持された支持部73aと、支持部73aから延び支持部73aを中心に上下に揺動するアーム部73bとを有する。支持部73aに形成された穴に軸73cが挿入され、軸73cの両端が蓋体2の下部材23に回動可能に支持されることにより、第1伝達部材73は蓋体2の下部材23に対して回動可能に支持されている。アーム部73bの先端には回動操作部78が固定されている。
第2伝達部材74は、略薄板形状をなす薄板部74aと、薄板部74aの前側前端に突出するロッド74bとを有する。ロッド74bの先端はテーパ部74cが設けられ、第1伝達部材73のアーム部73bに設けられたテーパ部73dに当接している。ガイドピン77は、第2伝達部材74に設けられた長穴74dに移動可能に挿入されている。長穴74dは前後方向に延びており、第2伝達部材74を前後方向にのみ移動可能にしている。
第2伝達部材74と蓋体2の下部材23との間には、回動操作付勢部材76が配設されている。回動操作付勢部材76は圧縮コイルばねであり、回動操作付勢部材76は、第2伝達部材74の保持ロッド74gに外挿されている。回動操作付勢部材76は、その一端を保持ロッド74gの基端部74fに係止させ、他端を下部材23の保持部23fに係止させることで、第2伝達部材74を前側に付勢している。これにより、第2伝達部材74のテーパ部74cは、第1伝達部材73のテーパ部73dに対して前側に且つ相対的に上側に移動して、アーム部73bを下降させ回動操作部78を下側に位置させる。
第3伝達部材75は、薄板部75aと、薄板部75aの一端に設けられた回動支持部75bと、薄板部75aの他端に設けられたガイド部75cと、薄板部75aの下方に突出する突起部75dと、を有する。回動支持部75bの両端は第2伝達部材74に設けた支持部74eに軸支されることで、第3伝達部材75は、回動支持部75bを中心に上下に回動可能とされている。突起部75dは、蓋体2の下部材23に形成された連絡穴23cから下方に突出している(図9)。回避付勢部材75fにより、第3伝達部材75は下側に付勢されている。
ここで、第2伝達部材74が回動操作付勢部材76により前側に付勢されていることで、第3伝達部材75も前側に位置している(図9)。第3伝達部材75は、ロッド付勢部材71dの付勢力を妨げない位置、即ち、前側ロッド71aの隆起部71fよりも前側に位置している。このため、ロッド付勢部材71dの付勢力によって前側ロッド71a及び後側ロッド71bは、前側係合穴1a及び後側係合穴1bへの係合を維持し、ベース部材5を閉状態で回動をロックしている。
図6,図9に示すように、回動操作部78を上側に引き上げると、回動操作付勢部材76の付勢力に抗して、第1伝達部材73が上側に揺動され第2伝達部材74が後側に移動され、これにともない第3伝達部材75も後側に移動される。第3伝達部材75の突起部75dは、ロッド付勢部材71dの付勢力に抗して、前側ロッド71aの隆起部71fの前側端面を後側に押して前側ロッド71aを後側に移動させる。これにより、前側ロッド71aが前側係合穴1aから離脱される。また、前側ロッド71aが後側に移動されると、回転ギヤ71cが回転して、後側ロッド71bは、前側に移動され後側係合穴1bから離脱する。このように、回動操作部78を引き上げると、ボックス本体1に対するベース部材5の回動ロックが解除される。ベース部材5の回動ロックが解除されると、ベース部材5は回動付勢部材55の付勢力によりボックス本体1に対して上側に回動され、最も開いた開状態に至る。これにより、図2に示すように、蓋体2が開いて、カップホルダ収納用開口11及び小物収納用開口12の左側が開放される。なお、右側の開閉機構30でも、回動操作部78を引き上げると、右側のベース部材5が回動して蓋体20が開く。
図6,図8,図12に示すように、スライドロック機構8は、ベース部材5に対する蓋体2の前後方向のスライド移動を最も前側の前方位置又は最も後方の後方位置にロックし、及びスライド移動のロックを解除する。スライドロック機構8は、スライドロック部材81と、スライド操作部88と、スライド伝達部材82と、係止凸部86とを備える。
スライドロック部材81は、ベース部材5に対して蓋体2を前方位置でロックする。スライドロック部材81は、薄板部81aと、薄板部81aの一端に設けられた回動支持穴81bと、薄板部81aの他端に設けられたガイド部81cと、薄板部81aの下方に突出する突起部81dとを有する。回動支持穴81bには、軸81eが挿入されていて、軸81eの両端は蓋体2の下部材23に設けられた支持部23eに軸支されている。スライドロック部材81は、回動支持穴81bを中心に上下に回動可能とされている。
図8(a)に示すように、突起部81dは、蓋体2の下部材23に形成された連絡穴23dから下方に突出している。図6に示すように、軸81eにはスライドロック付勢部材81fが設けられていて、スライドロック部材81を下側に付勢している。蓋体2がベース部材5に対して前方位置に位置しているときに、スライドロック付勢部材81fの付勢力により、スライドロック部材81は、ベース部材5の前側係止溝52aに係合して、蓋体2を前方位置にロックさせている。
また、図8(b)に示すように、蓋体2の下部材23には、スライドロック部材81の突起部81dよりも後側で、左右方向の位置を同じくする係止凸部86が設けられている。係止凸部86は、ベース部材5に対して蓋体2を後方位置にロックし又はロックを解除する。係止凸部86は、下部材23の下側に突出していて、ばね86aにより下側に付勢されている。蓋体2がベース部材5に対して後方位置に位置しているときに、係止凸部86は後側係止溝52eに係止され、蓋体2を後方位置にロックさせている。
蓋体2を前側に押すと、ばね86aが圧縮されて、図8(b)の二点鎖線に示すように、係止凸部86が上昇する。係止凸部86は、後側係止溝52eの傾斜する側面を乗り越えて後側斜面部52dを下って低部52cを前方に進む。蓋体2はベース部材5に対して前側にスライド移動される。
図6,図8(a)に示すように、スライド操作部88は、スライドロック部材81のロックを解除する。スライド操作部88は、蓋体2の下部材23に設けられた操作保持枠21に設けられている。
スライド伝達部材82は、スライドロック部材81とスライド操作部88との間に設けられていて、スライド操作部88の作動をスライドロック部材81に伝達する。スライド伝達部材82は、前後方向に延びる長尺状の薄板部82aと、薄板部82aの後部から上側に突出する第1突出部82bと、薄板部82aの前後方向の略中央から上側に突出する第2突出部82cとを有する。薄板部82aの前部には、スライド操作部88が固定されている。スライド操作部88は、操作保持枠21の第2保持穴21bに挿入されていて、その先端は、操作保持枠21内の後側に配設されている。スライド伝達部材82と蓋体2の下部材23との間には、スライド操作付勢部材83が設けられている。スライド操作付勢部材83により、スライド伝達部材82は、前側に付勢され、スライド操作部88を操作保持枠21内に進出させている。
ここで、図13に示すように、スライドロック機構8のスライド伝達部材82と、回動ロック機構7の第2伝達部材74及び第3伝達部材75とは、上下方向で互いに重なり合う重なり領域Mをもつ。図14には、スライド伝達部材82を右上がりハッチングで示し、回動ロック機構7の第1伝達部材73、第2伝達部材74及び第3伝達部材75を右下がりハッチングで示し、重なり領域Mをクロスハッチングで示した。回動伝達部72の第2伝達部材74及び第3伝達部材75の右側に、重なり領域Mが位置している。スライド伝達部材82の前後方向の略中央に重なり領域Mが位置している。スライド伝達部材82の第2突出部82cは重なり領域Mに位置しており、第1突出部82bは重なり領域M以外の他の部分に位置している。
図13に示すように、第1突出部82bの後面及び第2突出部82cの後面には、それぞれ上方向に対して前側に傾斜する傾斜部82d、82eが設けられている。第1突出部82bの傾斜部82dは、スライドロック部材81のガイド部81cに近接した位置で互いに対面している。また、第2突出部82cの傾斜部82eは、回動ロック機構7の第3伝達部材75のガイド部75cに近接した位置で互いに対面している。
図8(a),図10に示すように、スライド操作部88を操作していないときには、スライド伝達部材82は、スライド操作付勢部材83により前側に位置している。このとき、スライドロック部材81のガイド部81cは第1突出部82bの傾斜部82dの上側かつ後側に位置し、スライドロック部材81の突起部81dは、ベース部材5の支持壁52の前側係止溝52aに係止されて、蓋体2をベース部材5に対して前方位置にロックさせている。第3伝達部材75のガイド部75cは第2突出部82cの傾斜部82eの上側かつ後側に位置している。
図10の二点鎖線に示すように、スライド操作部88を後側に押し込むと、スライド伝達部材82がスライド操作付勢部材83の付勢力に抗して後側に後退する。第1突出部82bの傾斜部82dが、スライドロック部材81のガイド部81cに当接する。ガイド部81cは、やがて第1突出部82bの傾斜部82dにガイドされて上側に揺動する。スライドロック部材81の突起部81dが上昇する。図8(a)の二点鎖線に示すように、突起部81dはベース部材5の支持壁52の前側係止溝52aから離脱して、前方位置での蓋体2のスライド移動のロックが解除される。
ここで、図10に示すように、スライドロック部材81の突起部81dをベース部材5の前側係止溝52aから離脱させただけでは、蓋体2を後側に押したとき、蓋体2はベース部材5に対して後側にスライド移動するだけでなく、ベース部材5が上側に回動してしまう。その理由は以下のようである。蓋体2には回動伝達部72が設けられているため、回動伝達部72の第3伝達部材75の突起部75dの後側、即ち蓋体2の移動方向である後方側に、回動ロック部71の前方ロッド71aの隆起部71fが位置している。蓋体2を後側にスライド移動させると、突起部75dが隆起部71fと干渉して、回動ロック部71の前方ロッド71a及び後側ロッド71bが前側係合穴1a及び後側係合穴1bから後退して離脱し、回動ロックが解除されてしまうからである。
そこで、本実施形態では、図10に示すように、スライド伝達部材82の第2突出部82cが、スライド伝達部材82と回動伝達部72との干渉を回避する回避要素の役目を果たしている。具体的には、スライド操作部88を押し込んでスライド伝達部材82を後側に後退させたとき、第2突出部82cの傾斜部82eが、回動ロック機構7の第3伝達部材75のガイド部75cに当接する。ガイド部75cは、やがて傾斜部82eにガイドされて上側に揺動する。第3伝達部材75の突起部75dは上昇して、回動ロック部71の前側ロッド71aに設けた隆起部71fよりも高い位置に移動される。この状態で蓋体2を後側に押して後側にスライド移動させる。すると、第3伝達部材75の突起部75dは隆起部71fを乗り越えて隆起部71fの後側に移動される。回動ロック部71の前側ロッド71a及び後側ロッド71bは、前側係合穴1a及び後側係合穴1bとの係合を維持して、ベース部材5を閉状態に維持させる。このように、スライド伝達部材82の第2突出部82cは、重なり領域Mにおいてスライド伝達部材82が回動伝達部72と干渉することを回避させる。蓋体2を後側に押したとき、回動ロック部71の前方ロッド71a及び後側ロッド71bが前側係合穴1a及び後側係合穴1bとの係合を維持しながら、突起部81dが前側傾斜部52bを経て低部52cに至り、後側にスライド移動される。
ここで、スライドロック機構8のスライドロック部材81の突起部81dの上昇のタイミングと、回動ロック機構7の第3伝達部材75の突起部75dの上昇のタイミングは、同じであってもよいし、若干ずれていてもよい。回動ロック機構7の第3伝達部材75の突起部75dの上昇のタイミングは、スライドロック機構8のスライドロック部材81の突起部81dの上昇のタイミングよりも若干早いことがよい。この場合、第3伝達部材75の突起部75dを先に上昇させることで、前側ロッド71aの隆起部71fへの突起部75dの係止を解除し、その後に、前側係止溝52aへの突起部81dの係止を解除してスライド移動が可能となり、蓋体をスライド移動させる前に蓋体2が回動して開くことを確実に防止できる。
図8(b)に示すように、さらに蓋体2を後側にスライド移動させると、蓋体2の下部材23に設けた係止凸部86がベース部材5の支持壁52の後側係止溝52eに係止され、蓋体2の後側への移動がロックされる。このとき、図11に示すように、第3伝達部材75の突起部75dが、前側ロッド71aの立壁部71hの直ぐ前側に位置する。このため、蓋体2が後方位置に位置しているときに、回動操作部78を操作すれば、突起部75dが立壁部71hを後方に押すので前側ロッド71aが後方に移動される。前方ロッド71a及び後側ロッド71bが前側係合穴1a及び後側係合穴1bから離脱し、回動ロックが解除される。このように、本実施形態では、蓋体2が前方位置と後方位置にあるときに、ベース部材5の回動ロックを解除できる。
本発明の蓋付き収納装置によれば、図2,図3に示すように、左右一対の蓋体2,20は開閉機構3,30によりそれぞれ別々のベース部材5に対してスライド可能とされており、各ベース部材5はそれぞれボックス本体1に対して回動可能である。このため、左右一対の蓋体2,20は、別々にスライドすることができ、また別々に回動することができる。蓋体2,20が前後方向の前方位置及び後方位置いずれに位置していても、蓋体2,20はそれぞれ回動することができる。ゆえに、蓋体2,20の回動及びスライドの操作性に優れている。
また、回動ロック機構7及びスライドロック機構8は、左右一対の蓋体2,20にそれぞれ設けられている。このため、左右一対の蓋体2,20の回動のロック及び解除、及びスライド移動のロック及び解除を別々に行うことができる。
左右一対の開閉機構3,30はいずれも、回動操作部78を操作してベース部材5の回動ロックを解除したときには、スライドロック機構8には影響せず、蓋体2,20のスライド移動のロック状態は維持される。スライド操作部88を操作して蓋体2,20のスライド移動を解除したときには、回動ロック機構7によるベース部材5の閉状態での回動ロックを維持したまま、蓋体2をベース部材5に対して前後方向にスライド移動させることができる。ゆえに、スライド操作部88又は回動操作部78の操作により、回動ロック機構7及びスライドロック機構8の一方を、他方のロック状態に影響することなく、別々にロック状態を解除することができる。左右一対の開閉機構3,30によれば、蓋体2,20が開いているとき及び閉じているときのいずれの場合にも蓋体2,20を前後方向にスライドさせることができる。
回動操作部78及びスライド操作部88は、蓋体2の前後方向における操作者に近い部分に配置されている。また、回動操作部78は、蓋体2の回動支持部51に向けて操作するよう構成されており、スライド操作部88は、蓋体2の前後方向中央部に向けて操作するよう構成されている。このため、回動操作部78及びスライド操作部88は、操作者の操作しやすい向きに配置されており、回動操作部78及びスライド操作部88の操作性がよい。
上記実施形態によれば、左右一対の蓋体2,20は、それぞれ同じ構成の開閉機構3,30を別々に有している。しかし、左右一対の蓋体2,20は、それぞれ別々にスライド移動及び上下方向の回動を行うことができれば、互いに異なる構成の開閉機構3,30を有していても良い。
上記実施形態においては、スライドロック機構8のスライド伝達部材82に回避要素としての第2突出部82cを設けて、スライド伝達部材82が回動伝達部72と干渉することを回避している。しかし、回動ロック機構7の回動伝達部72に回避要素を設けて、回動伝達部72がスライド伝達部材82と干渉することを回避してもよい。
上記実施形態では、回動操作部78が操作保持枠21内の左右方向外側に配設され、スライド操作部88は操作保持枠21内の後側に配設されているが、操作保持枠21内のどの位置に配設されていてもよい。例えば、図15に示すように、回動操作部78が操作保持枠21の後側に配設され、スライド操作部88は操作保持枠21の左右方向外側に配設されていてもよく、さらに、図16に示すように、回動操作部78及びスライド操作部88ともに操作保持枠21内の後側に並設されていてもよい。
本実施形態では、図6に示すように、回動操作部78は上側に引き上げることで操作されるノブ型であり、スライド操作部88は後側に押し込むことで操作されるボタン型であるが、回動操作部78はボタン型であってもよいし、スライド操作部88はノブ型であってもよい。
上記実施形態においては、回動伝達部72が第1伝達部材73、第2伝達部材74及び第3伝達部材75の3つの部材から構成されているが、1つ又は2つの部材のみで構成されていてもよい。回動伝達部72は回動ロック部71と一体であってもよい。回動伝達部72は、回動操作部78と別体であってもよい。
本実施形態では、スライドロック部材81及びスライド伝達部材82がそれぞれ1つの部材から構成されているが、2つまたは3つ以上の部材から構成されていてもよい。スライド伝達部材82はスライド操作部88と別体であってもよく、また、スライドロック部材81と一体であってもよい。
本実施形態では、図3に示すように、蓋体2,20の前後方向のスライド移動は操作者が前後に押すことで行われるが、コンスタントスプリングなどの付勢部材を用いて、前方位置又は後方位置にある蓋体を自動で後方又は前方に移動させる構成としてもよい。
本実施形態では、図8(a),図8(b)に示すように、前方位置での蓋体2,20のロックをスライドロック部材81の前側係止溝52aへの係止により行い、後方位置での蓋体2,20のロックを係合凸部86の後側係止溝52eへの係止により行っているが、前方位置及び後方位置での蓋体2,20のロックをともにスライドロック部材81の前側係止溝52a及び後側係止溝52eへの係止により行ってもよい。
本実施形態の蓋付き収納装置は、図1に示すように、前列中央のコンソール9に設けられているが、後部座席中央のコンソールに設けてもよい。
(1)本実施形態の蓋付き収納装置は、開口(カップホルダ収納用開口11、小物収納用開口12)を有するボックス本体1と、開口の左側及び右側を被覆する左右一対の蓋体2,20と、ボックス本体1に対して左右一対の蓋体2,20をそれぞれ前後方向にスライド可能とし且つ上下方向に回動可能とする左右一対の開閉機構3,30とを備える蓋付き収納装置であって、左右一対の開閉機構3,30は、それぞれ、ボックス本体1と蓋体2,20との間に設けられたベース部材5と、ベース部材5を、ボックス本体1に対してボックス本体1の左側又は右側を中心に上下方向に回動可能に支持する回動支持部51と、ベース部材5に対して蓋体2,20を前後方向にスライドさせるスライド部6と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、左右一対の蓋体2,20はそれぞれ別々のベース部材5に対してスライド可能とされており、各ベース部材5はそれぞれボックス本体1に対して回動可能である。このため、左右一対の蓋体2,20は、別々にスライドすることができ、また別々に回動することができる。ゆえに、蓋体2の操作性に優れている。
(2)開閉機構3,30は、ボックス本体1に対するベース部材5の回動をロックし及び回動のロックを解除する回動ロック機構7と、ベース部材5に対する蓋体2,20のスライド移動をロックし及びスライド移動のロックを解除するスライドロック機構8と、を更に備え、回動ロック機構7及びスライドロック機構8は、左右一対の蓋体2,20にそれぞれ設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、回動ロック機構7及びスライドロック機構8は、左右一対の蓋体2、20にそれぞれ設けられている。このため、左右一対の蓋体2,20の回動のロック及び解除及びスライド移動のロック及び解除を別々に行うことができる。
(3)回動ロック機構7は、ボックス本体1に対するベース部材5の回動をロックする回動ロック部71と、回動ロック部71のロックを解除する回動操作部78と、回動ロック部71と回動操作部78との間に設けられ回動操作部78の操作を回動ロック部71に伝達する回動伝達部72とを備え、スライドロック機構8は、ベース部材5に対する蓋体2,20のスライド移動をロックするスライドロック部(スライドロック部材81)と、スライドロック部のロックを解除するスライド操作部88と、スライドロック部とスライド操作部88との間に設けられスライド操作部88の操作をスライドロック部に伝達するスライド伝達部(スライド伝達部材82)とを備え、スライド伝達部及び回動伝達部72は、互いに重なり合う重なり領域Mをもち、スライド伝達部又は/及び回動伝達部72は、重なり領域Mにおいてスライド伝達部及び回動伝達部72のいずれか一方がスライド伝達部及び回動伝達部72の他方と干渉することを回避する回避要素(第3伝達部材75のガイド部75c)を備えることが好ましい。
上記構成によれば、スライド伝達部は、重なり領域Mにおいてスライド伝達部の操作が回動伝達部72の操作と干渉することを回避する回避要素を備える。このため、スライド操作部88と回動操作部78とを互いに影響することなく、別々に操作することができる。
(4)回動操作部78及びスライド操作部88は、蓋体2の前方部に配置され、回動操作部78は、蓋体2の回動支持部51に向けて操作するよう構成されており、スライド操作部88は、蓋体2の前方部から中央部に向けて操作するよう構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、蓋体2の前方部に、回動操作部78及びスライド操作部88が設けられている。蓋体2の前方部とは、蓋体2の前後方向の中央位置よりも前側の部分である。例えば、蓋付き収納装置を車室内のセンターコンソールに取り付けたときに、蓋体2の前方部は、運転席及び助手席に着座した者に近く操作をしやすい位置である。また、回動操作部78及びスライド操作部88が、操作者の操作しやすい向きに配置されており、回動操作部78及びスライド操作部88の操作性がよい。
「回動操作部78は、蓋体2の回動支持部51に向けて操作するよう構成されている」とは、例えば、回動操作部78は、回動操作部78から回動支持部51が位置する部分の方向に回動操作部78を操作したり、回動操作部78を回動方向である上方向に操作したりするように構成されているとよい。「スライド操作部88は、蓋体2の前方部から中央部に向けて操作するよう構成されている」とは、例えば、スライド操作部88は、蓋体2におけるスライド操作部88が位置している前方部から中央部が位置する部分の方向にスライド操作部88を操作したり、スライド操作部88を上方向又は下方向に操作したりするように構成されているとよい。
1:ボックス本体、1a:前側係合穴、1b:後側係合穴、11:カップホルダ収納用開口、12:小物収納用開口、2:左側の蓋体、20:右側の蓋体、21:操作保持枠、22:上部材、23:下部材、3:左側の開閉機構、30:右側の開閉機構、5:ベース部材、51:回動支持部、52:支持壁、52a:前側係止溝、52e:後側係止溝、53:取付部材、6:スライド部、7:回動ロック機構、71:回動ロック部、71a:前側ロッド、71b:後側ロッド、71c:回転ギヤ、71f:隆起部、71h:立壁部、72:回動伝達部、73:第1伝達部材、74:第2伝達部材、75:第3伝達部材、75c:ガイド部、75d:突起部、76:回動操作付勢部材、78:回動操作部、8:スライドロック機構、81:スライドロック部材、81c:ガイド部、81d:突起部、82:スライド伝達部材、82b:第1突出部、82c:第2突出部、83:スライド操作付勢部材、86:係止凸部、88:スライド操作部、M:重なり領域。

Claims (4)

  1. 開口を有するボックス本体と、前記開口の左側を被覆する左側の蓋体と、前記開口の右側を被覆する右側の蓋体と、前記ボックス本体に対して前記左側の蓋体を前後方向にスライド可能とし且つ上下方向に回動可能とする左側の開閉機構と、前記ボックス本体に対して前記右側の蓋体を前後方向にスライド可能とし且つ上下方向に回動可能とする右側の開閉機構とを備える蓋付き収納装置であって、
    前記左側の開閉機構は、
    前記ボックス本体と前記左側の蓋体との間に設けられた左側のベース部材と、
    前記左側のベース部材を、前記ボックス本体に対して前記ボックス本体の左側を中心に上下方向に回動可能に支持する左側の回動支持部と、
    前記左側のベース部材に対して前記左側の蓋体を前後方向にスライドさせる左側のスライド部と、を備え、
    前記右側の開閉機構は、
    前記ボックス本体と前記右側の蓋体との間に設けられた右側のベース部材と、
    前記右側のベース部材を、前記ボックス本体に対して前記ボックス本体の右側を中心に上下方向に回動可能に支持する右側の回動支持部と、
    前記右側のベース部材に対して前記右側の蓋体を前後方向にスライドさせる右側のスライド部と、を備えることを特徴とする蓋付き収納装置。
  2. 前記開閉機構は、
    前記ボックス本体に対する前記ベース部材の回動をロックし及び回動のロックを解除する回動ロック機構と、
    前記ベース部材に対する前記蓋体のスライド移動をロックし及びスライド移動のロックを解除するスライドロック機構と、を更に備え、
    前記回動ロック機構及び前記スライドロック機構は、前記左側の蓋体と前記右側の蓋体にそれぞれ設けられている請求項1に記載の蓋付き収納装置。
  3. 前記回動ロック機構は、前記ボックス本体に対する前記ベース部材の回動をロックする回動ロック部と、前記回動ロック部のロックを解除する回動操作部と、前記回動ロック部と前記回動操作部との間に設けられ前記回動操作部の操作を前記回動ロック部に伝達する回動伝達部とを備え、
    前記スライドロック機構は、前記ベース部材に対する前記蓋体のスライド移動をロックするスライドロック部と、前記スライドロック部のロックを解除するスライド操作部と、前記スライドロック部と前記スライド操作部との間に設けられ前記スライド操作部の操作を前記スライドロック部に伝達するスライド伝達部とを備え、
    前記スライド伝達部及び前記回動伝達部は、互いに重なり合う重なり領域をもち、
    前記スライド伝達部又は/及び前記回動伝達部は、前記重なり領域において前記スライド伝達部及び前記回動伝達部のいずれか一方が前記スライド伝達部及び前記回動伝達部の他方と干渉することを回避する回避要素を備える請求項2に記載の蓋付き収納装置。
  4. 前記回動操作部及び前記スライド操作部は、前記蓋体の前方部に配置され、
    前記回動操作部は、前記蓋体の前記回動支持部に向けて操作するよう構成されており、前記スライド操作部は、前記蓋体の前方部から中央部に向けて操作するよう構成されている請求項3に記載の蓋付き収納装置。
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