以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の情報管理システム1を説明する。図1は、情報管理システム1を示すブロック図である。
情報管理システム1は、建物の新築、リフォーム等の工事を行う工務店等の所定の工事業者の工事に関する情報を管理するシステムである。より具体的には、情報管理システム1は、工事に含まれる工事作業の工程の工程スケジュールと、工事に対応して作成する設計図、契約書、写真等の文書の文書データとしての文書ファイルの作成のための文書スケジュールと、を管理する。
情報管理システム1は、情報管理装置としてのサーバ10と、PC(Personal Computer)20と、携帯端末30と、を備える。情報管理システム1の各装置は、通信ネットワークNに接続される。
サーバ10は、通信ネットワークNのクラウド内のサーバ装置であり、工事業者の工程スケジュール、文書スケジュール、文書ファイル等の情報を記憶して管理する。サーバ10は、一台で構成されるものとするが、これに限定されるものではなく、複数台の装置から構成されるものとしてもよい。
PC20は、工事業者の事務所に設置され、工事の管理者としてのプロジェクトマネージャ等の当該工事業者の社員が使用するデスクトップPCの端末装置である。PC20は、工程スケジュール、文書スケジュールをサーバ10から受信して表示したり、作成した文書ファイルをサーバ10に送信して登録する。なお、PC20は、複数台あってもよい。
携帯端末30は、工事業者の工事の管理者としてのプロジェクトマネージャが所持して使用する携帯端末である。携帯端末30は、タブレットPCであるものとし、通信ネットワークNに無線通信接続可能である。但し、携帯端末30は、スマートフォン、ノートPC等、他の携帯端末としてもよい。このため、携帯端末30は、管理者が工事業者の事務所以外の外出先に持ち出して使用することが可能である。なお、携帯端末30は、複数台あってもよい。
通信ネットワークNは、無線あるいは有線のインターネットであるものとし、無線あるいは有線のWAN(Wide Area Network)、無線あるいは有線のLAN(Local Area Network)、専用線等を含んでもよい。
なお、情報管理システム1は、1組のPC20、携帯端末30を備える構成としたが、これに限定されるものではない。情報管理システム1が、複数の工事業者がそれぞれ所有する複数のPC20、複数の携帯端末30を備え、サーバ10が全ての工事業者の情報を一括管理する構成としてもよい。また、情報管理システム1が、1つの工事業者の複数組のPC20、複数組の携帯端末30を備える構成としてもよい。
次いで、図2を参照して、サーバ10の機能構成を説明する。図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、設定手段、生成手段、出力手段、変更手段、送信手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、出力手段、送信手段としての通信部16と、計時部17と、を備える。サーバ10の各部は、バス18を介して接続されている。
CPU11は、サーバ10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
RAM13は、揮発性のメモリであり、各種のデータやプログラムを一時的に格納するワークエリアを形成する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。記憶部15は、工事スケジュール登録プログラム151、工程スケジュール登録プログラム152、文書スケジュール登録プログラム153、工程スケジュール変更プログラム154、文書スケジュール変更プログラム155、文書ファイル登録プログラム156、期限超過プログラム157、親スケジュールテーブル40、文書スケジュールテーブル50、文書スケジュールテンプレート60、文書連動タイプテーブル70、文書タイプテーブル80、工程スケジュールテーブル90、担当者スケジュールテーブル100、文書管理フォルダテーブル110、文書ファイルテーブル120を記憶している。また、記憶部15には、工事に関する文書ファイルを格納するためのフォルダが適宜記憶される。
通信部16は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに無線通信接続あるいは有線通信接続される。CPU11は、通信部16を介して、通信ネットワークN上のPC20、携帯端末30等の機器と通信が可能である。
計時部17は、リアルタイムクロックであり、現在日時を計時し、現在日時情報をCPU11に出力する。
次いで、図3を参照して、PC20の機能構成を説明する。図3は、PC20の機能構成を示すブロック図である。
PC20は、CPU21と、操作部22と、RAM23と、表示部24と、記憶部25と、通信部26と、を備える。PC20の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU21、RAM23、表示部24、記憶部25、通信部26は、サーバ10のCPU11、RAM13、表示部14、記憶部15、通信部16と同様であるため、重複する説明を省略し、異なる部分を主として説明する。
CPU21は、PC20の各部を制御する。また、CPU21は、通信部26を介して、通信ネットワークN上のサーバ10等の機器と通信が可能である。操作部22は、タッチパネルを備え、ユーザからのタッチ入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
次に、図4〜図6を参照して、サーバ10に記憶される情報を説明する。図4(a)は、親スケジュールテーブル40の構成を示す図である。図4(b)は、文書スケジュールテーブル50の構成を示す図である。図5(a)は、文書スケジュールテンプレート60の構成を示す図である。図5(b)は、文書連動タイプテーブル70の構成を示す図である。図5(c)は、文書タイプテーブル80の構成を示す図である。図5(d)は、工程スケジュールテーブル90の構成を示す図である。図5(e)は、担当者スケジュールテーブル100の構成を示す図である。図6(a)は、文書管理フォルダテーブル110の構成を示す図である。図6(b)は、文書ファイルテーブル120の構成を示す図である。
図4(a)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶される親スケジュールテーブル40を説明する。親スケジュールテーブル40は、親としてのスケジュール管理対象の工事のスケジュールの情報を有するテーブルである。親としての工事の工事スケジュールには、子としての文書、工程の文書スケジュール、工程スケジュールが従属される。言い換えると、親スケジュールテーブル40の工事に対応する文書ファイルの作成のための文書スケジュールが管理され、また当該工事に含まれる工程の工程スケジュールも管理される。
親スケジュールテーブル40は、スケジュールID41と、スケジュール名42と、開始日時43と、終了日時44と、対応フォルダID45と、のフィールドを有する。
スケジュールID41は、親としての工事の工事スケジュールの識別情報である。スケジュール名42は、スケジュールID41の工事スケジュールの名称である。開始日時43は、スケジュールID41の工事スケジュールの開始日時である。終了日時44は、スケジュールID41の工事スケジュールの終了日時である。
対応フォルダID45は、スケジュールID41の工事スケジュールに対応するフォルダの識別情報である。親としての工事(工事スケジュール)のフォルダには、子としての文書ファイルが格納される。
図4(b)を参照して、記憶部15に記憶される文書スケジュールテーブル50を説明する。文書スケジュールテーブル50は、工事に関する文書ファイルの作成のための文書スケジュールの情報を有するテーブルである。文書スケジュールテーブル50は、スケジュールID51と、親スケジュールID52と、連動スケジュールID53と、連動タイプ54と、文書名55と、文書タイプID56と、期限日時57と、担当者名58と、状況59と、のフィールドを有する。
スケジュールID51は、文書スケジュールの識別情報である。親スケジュールID52は、スケジュールID51の文書ファイルの親としての工事の工事スケジュールの識別情報である。連動スケジュールID53は、スケジュールID51の文書ファイルの作成期限日時が連動する工程の工程スケジュールの識別情報である。連動タイプ54は、連動スケジュールID53の工程スケジュールの連動タイプを示す情報である。この連動タイプは、文書ファイルの作成期限日時が工程スケジュールの開始日時に連動する「開始日時連動」、又は文書ファイルの作成期限日時が工程スケジュールの終了日時に連動する「終了日時連動」である。
文書名55は、スケジュールID51の文書ファイルの名称である。文書タイプID56は、スケジュールID51の文書ファイルの文書タイプの識別情報である。期限日時57は、スケジュールID51の文書ファイルの作成期限日時である。担当者名58は、スケジュールID51の文書ファイルを作成する工事業者の担当者の名称である。状況59は、スケジュールID51の文書ファイル作成の進捗状況である。この進捗状況は、作成済と、作成期限を超過していなく且つ作成していない未作成と、作成期限を超過し且つ作成していない期限超過と、の3種類がある。
図5(a)を参照して、記憶部15に記憶される文書スケジュールテンプレート60を説明する。文書スケジュールテンプレート60は、文書スケジュールと工程との連動のための情報を有するテーブルである。文書スケジュールテンプレート60は、連動スケジュール名61と、連動タイプ62と、文書名63と、文書タイプID64と、期限日時差分65と、のフィールドを有する。
連動スケジュール名61は、文書ファイルの連動先の工程スケジュールの名称である。連動タイプ62は、連動スケジュール名61の工程スケジュールに対応する文書スケジュールの連動タイプである。文書名63は、連動スケジュール名61の工程スケジュールに連動する文書ファイルのデフォルトの名称である。文書タイプID64は、連動スケジュール名61の工程スケジュールに連動する文書ファイルの文書タイプの識別情報である。期限日時差分65は、連動スケジュール名61の工程スケジュールの連動タイプ62の開始日時又は終了日時に対する、当該工程スケジュールに連動する文書ファイルの期限日時の差分[日]である。
図5(b)を参照して、記憶部15に記憶される文書連動タイプテーブル70を説明する。文書連動タイプテーブル70は、文書スケジュールの連動タイプを定義するための情報を有するテーブルである。文書連動タイプテーブル70は、連動タイプ71のフィールドを有する。連動タイプ71は、工程スケジュールに連動する文書スケジュールの連動タイプの種類である。
図5(c)を参照して、記憶部15に記憶される文書タイプテーブル80を説明する。文書タイプテーブル80は、文書ファイルの文書タイプの内容を示す情報を有するテーブルである。文書タイプテーブル80は、文書タイプID81と、文書タイプ名82と、のフィールドを有する。
文書タイプID81は、文書ファイルの文書タイプの識別情報である。文書タイプ名82は、文書タイプID81の文書タイプの名称である。文書タイプ名82は、例えば、設計図、契約書、施工計画書、工事着手届、写真、カタログの6種類が用意されているものとするが、これに限定されるものではない。
図5(d)を参照して、記憶部15に記憶される工程スケジュールテーブル90を説明する。工程スケジュールテーブル90は、工事に含まれる工程の工程スケジュールの情報を有するテーブルである。工程スケジュールテーブル90は、スケジュールID91と、親スケジュールID92と、工程名93と、開始日時94と、終了日時95と、のフィールドを有する。
スケジュールID91は、工程スケジュールの識別情報である。親スケジュールID92は、スケジュールID91の工程の親としての工事の工事スケジュールの識別情報である。工程名93は、スケジュールID91の工程の名称である。開始日時94は、スケジュールID91の工程スケジュールの開始日時である。終了日時95は、スケジュールID91の工程スケジュールの終了日時である。
図5(e)を参照して、記憶部15に記憶される担当者スケジュールテーブル100を説明する。担当者スケジュールテーブル100は、工事業者の担当者の文書ファイル作成のための担当者スケジュールの情報を有するテーブルである。担当者スケジュールテーブル100は、担当者ID101と、担当者名102と、スケジュールID103と、親スケジュールID104と、連動スケジュールID105と、タイトル106と、期限日時107と、を有する。
担当者ID101は、担当者の識別情報である。担当者名102は、担当者ID101の担当者の名称である。スケジュールID103は、担当者ID101の担当者が担当する文書ファイルを作成するための担当者スケジュールの識別情報である。親スケジュールID104は、スケジュールID103の担当者スケジュールで作成する文書ファイルの親としての工事の工事スケジュールの識別情報である。連動スケジュールID105は、スケジュールID103の担当者スケジュールで作成する文書ファイルの文書スケジュールの識別情報である。タイトル106は、スケジュールID103の担当者スケジュールで作成する文書ファイルの名称である。期限日時107は、スケジュールID103の担当者スケジュールで作成する文書ファイルに対応する文書スケジュールの期限日時である。
図6(a)を参照して、記憶部15に記憶される文書管理フォルダテーブル110を説明する。文書管理フォルダテーブル110は、文書ファイルを格納するためのフォルダ構造を定義するための情報を有するテーブルである。文書管理フォルダテーブル110は、フォルダID111と、フォルダ名112と、親フォルダID113と、連動スケジュールID114と、のフィールドを有する。
フォルダID111は、記憶部15に記憶されるフォルダの識別情報である。フォルダID111は、階層が下のフォルダのフォルダIDが、階層が上のフォルダのフォルダIDを含むものとする。フォルダ名112は、フォルダID111のフォルダの名称である。親フォルダID113は、フォルダID111のフォルダの一階層上のフォルダの識別情報である。連動スケジュールID114は、フォルダID111のフォルダに対応する工事の工事スケジュールの識別情報である。
図6(b)を参照して、記憶部15に記憶される文書ファイルテーブル120を説明する。文書ファイルテーブル120は、サーバ10に登録した文書ファイルの情報を有するテーブルである。文書ファイルテーブル120は、文書ID121と、文書名122と、フォルダID123と、文書タイプID124と、登録日時125と、登録者ID126と、連動スケジュールID127と、のフィールドを有する。
文書ID121は、登録された文書ファイルの識別情報である。文書名122は、文書ID121の文書ファイルの名称である。フォルダID123は、文書ID121の文書ファイルの格納先のフォルダの識別情報である。文書タイプID124は、文書ID121の文書ファイルの文書タイプの識別情報である。登録日時125は、サーバ10への文書ID121の文書ファイルの登録日時情報である。登録者ID126は、サーバ10への文書ID121の文書ファイルの登録者の識別情報である。連動スケジュールID127は、文書ID121の文書ファイルに対応する文書スケジュールの識別情報である。
次に、図7〜図14を参照して、情報管理システム1の動作を説明する。図7は、工事スケジュール登録処理を示すフローチャートである。図8は、工程スケジュール登録処理を示すフローチャートである。図9は、文書スケジュール登録処理を示すフローチャートである。図10は、工程スケジュール変更処理を示すフローチャートである。図11は、文書スケジュール変更処理を示すフローチャートである。図12は、文書ファイル登録処理を示すフローチャートである。図13は、スケジュール画面情報200を示す図である。図14は、期限超過処理を示すフローチャートである。
先ず、図7を参照して、サーバ10で実行される工事スケジュール登録処理を説明する。工事スケジュール登録処理は、管理者が新たに受注した工事について、PC20からの入力情報に応じて工事スケジュールを登録する処理である。
管理者は、PC20の操作部22に工事スケジュール登録処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された工事スケジュール登録処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から工事スケジュール登録処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された工事スケジュール登録プログラム151との協働で、工事スケジュール登録処理を実行する。
先ず、CPU11は、記憶部15に記憶された親スケジュールテーブル40に追加する工事スケジュールの入力画面情報を生成し、通信部16を介して、工事スケジュールの入力画面情報をPC20に送信し、工事スケジュールの入力情報をPC20から受信して親スケジュールテーブル40の追加レコードに設定して記憶する(ステップS11)。工事スケジュールの入力画面情報は、新たな工事スケジュールのスケジュール名、開始日時、終了日時の入力情報の入力を受け付ける。ステップS11ではCPU11により新たな工事のスケジュールID41が付与される。受信されたスケジュール名、開始日時、終了日時は、付与されたスケジュールID41とともに、スケジュール名42、開始日時43、終了日時44の追加レコードに記憶される。
ステップS11に対応し、PC20において、CPU21は、工事スケジュールの入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への工事スケジュールの入力情報の入力を受け付けて、通信部26を介して工事スケジュールの入力情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶された文書管理フォルダテーブル110を参照し、工事スケジュール用の所定フォルダ(ここでは、フォルダ名112が「工事」であるフォルダとする)の下に、ステップS11で受信したスケジュール名の新規フォルダを生成し記憶部15に記憶する(ステップS12)。そして、CPU11は、ステップS12で生成した新規フォルダのフォルダIDを生成し、新規フォルダのフォルダID111、フォルダ名112、所定フォルダに対応する親フォルダID113、ステップS11で付与されたスケジュールIDの連動スケジュールID114を、文書管理フォルダテーブル110の追加レコードに設定して記憶し(ステップS13)、工事スケジュール登録処理を終了する。
次いで、図8を参照して、サーバ10で実行される工程スケジュール登録処理を説明する。工程スケジュール登録処理は、工事スケジュール登録処理で登録された工事に含まれる工程について、PC20からの入力情報に応じて工程スケジュールを登録する処理である。
管理者は、工事スケジュール登録処理の実行後、PC20の操作部22に工程スケジュール登録処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された工程スケジュール登録処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から工程スケジュール登録処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された工程スケジュール登録プログラム152との協働で、工程スケジュール登録処理を実行する。
先ず、CPU11は、記憶部15に記憶された工程スケジュールテーブル90に追加する工程スケジュールの入力画面情報を生成し、通信部16を介して、工程スケジュールの入力画面情報をPC20に送信し、工程スケジュールの入力情報をPC20から受信して工程スケジュールテーブル90の追加レコードに設定して記憶する(ステップS21)。工程スケジュールの入力画面情報は、新たな工程スケジュールの親スケジュールID、工程名、開始日時、終了日時の入力情報の入力を受け付ける。ステップS21ではCPU11により新たな工程スケジュールのスケジュールID91が付与される。受信された親スケジュールID、工程名、開始日時、終了日時は、付与されたスケジュールID91とともに、親スケジュールID92、工程名93、開始日時94、終了日時95に記憶される。
ステップS21に対応し、PC20において、CPU21は、工程スケジュールの入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、担当者からの操作部22への工程スケジュールの入力情報の入力を受け付けて、通信部26を介して工程スケジュールの入力情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶された文書スケジュールテンプレート60を参照し、連動スケジュール名61がステップS21で追加された工程名に含まれるものがあるか否かを判別する(ステップS22)。連動スケジュール名61が工程名に含まれるものがない場合(ステップS22;NO)、CPU11は、工程スケジュール登録処理を終了する。
連動スケジュール名61が工程名に含まれるものがある場合(ステップS22;YES)、CPU11は、ステップS21での工程スケジュールテーブル90の追加レコード及び文書スケジュールテンプレート60に基づき、文書スケジュールの情報を自動的に生成し、記憶部15に記憶された文書スケジュールテーブル50の追加レコードに設定して記憶する(ステップS23)。
ステップS23では、CPU11により新たな文書スケジュールのスケジュールID51が付与され、ステップS23で連動スケジュール名61が工程名に含まれるレコードに対応する工程の親スケジュールID92、スケジュールID91、当該レコードの連動タイプ62、文書名63、文書タイプID64、「未作成」が、文書スケジュールテーブル50の付与されたスケジュールID51とともに、親スケジュールID52、連動スケジュールID53、連動タイプ54、文書名55、文書タイプID56、状況59の追加レコードに記憶される。
さらに、追加された連動タイプ62が開始日時連動である場合に、期限日時差分65+(ステップS23で連動スケジュール名61が工程名に含まれるレコードに対応する工程の開始日時94)が、期限日時57の追加レコードに記憶される。また、追加された連動タイプ62が終了日時連動である場合に、期限日時差分65+(ステップS23で連動スケジュール名61が工程名に含まれるレコードに対応する工程の終了日時95)が、期限日時57の追加レコードに記憶される。
そして、CPU11は、文書スケジュールの担当者名の入力画面情報を生成し、通信部16を介して、担当者の入力画面情報をPC20に送信し、担当者名の入力情報をPC20から受信して文書スケジュールテーブル50の追加レコードの担当者名58に設定して記憶する(ステップS24)。担当者の入力画面情報は、新たな文書スケジュールの担当者の入力情報の入力を受け付ける。受信された担当者名の入力情報は、ステップS23で付与されたスケジュールID51のレコードの担当者名58に記憶される。
ステップS24に対応し、PC20において、CPU21は、担当者名の入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への担当者名の入力情報の入力を受け付けて、通信部26を介して、担当者名の入力情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50の追加レコードに基づき、担当者スケジュールの情報を生成し、記憶部15に記憶された担当者スケジュールテーブル100の追加レコードに設定して記憶し(ステップS25)、工程スケジュール登録処理を終了する。
ステップS25では、CPU11により、新たな担当者スケジュールのスケジュールID103が付与され、ステップS24で入力された担当者名に対応する担当者ID、当該担当者名、付与されたスケジュールID、新たな文書スケジュールの連動スケジュールID53、連動タイプ54、「[文書作成](文書名55)」、期限日時57が、担当者スケジュールテーブル100の担当者ID101、担当者名102、スケジュールID103、親スケジュールID104、連動スケジュールID105、タイトル106、期限日時107の追加レコードに記憶される。
次いで、図9を参照して、サーバ10で実行される文書スケジュール登録処理を説明する。文書スケジュール登録処理は、工程スケジュール登録処理で自動生成されていない文書スケジュールについて、PC20からの入力情報に応じて文書スケジュールを登録する処理である。
管理者は、PC20の操作部22に文書スケジュール登録処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された文書スケジュール登録処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から文書スケジュール登録処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された文書スケジュール登録プログラム153との協働で、文書スケジュール登録処理を実行する。
先ず、CPU11は、文書スケジュールの期限日時、担当者名の入力画面情報を生成し、通信部16を介して、期限日時、担当者名の入力画面情報をPC20に送信し、期限日時、担当者名の入力情報をPC20から受信して文書スケジュールテーブル50の追加レコードの期限日時57、担当者名58に設定して記憶する(ステップS31)。期限日時、担当者の入力画面情報は、新たな文書スケジュールの期限日時、担当者の入力情報の入力を受け付ける。ステップS31ではCPU11により新たな文書スケジュールのスケジュールID51が付与される。受信された期限日時、担当者名は、付与されたスケジュールID51とともに、期限日時57、担当者名58に記憶される。
ステップS31に対応し、PC20において、CPU21は、期限日時、担当者名の入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への期限日時、担当者名の入力情報の入力を受け付けて、通信部26を介して期限日時、担当者名の入力情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶された文書タイプテーブル80を用いて、全ての文書タイプID81、文書タイプ名82を含む、文書スケジュールの文書タイプ一覧入力画面情報を生成し、通信部16を介して、文書タイプ一覧入力画面情報をPC20に送信し、文書タイプIDの選択情報をPC20から受信して文書スケジュールテーブル50のステップS31での追加レコードの文書タイプID56に設定して記憶する(ステップS32)。文書タイプ一覧入力画面情報は、新たな文書スケジュールの文書タイプIDの選択入力を受け付ける。
ステップS32に対応し、PC20において、CPU21は、文書タイプ一覧入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への文書タイプIDの選択情報の入力を受け付けて、通信部26を介して文書タイプIDの選択情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、ステップS32で受信された文書タイプIDの選択情報に対応する文書タイプ名82を用いて、文書スケジュールテーブル50のレコードの文書名55に「[(文書タイプ名82)]」を設定して記憶する(ステップS33)。そして、CPU11は、新たな文書スケジュールの連動工程スケジュール有無入力画面情報を生成し、通信部16を介して、連動工程スケジュール有無入力画面情報をPC20に送信し、連動する工程スケジュールの有無選択情報をPC20から受信し、有無選択情報に応じて、連動する工程スケジュールがあるか否かを判別する(ステップS34)。連動工程スケジュール有無入力画面情報は、新たな文書スケジュールに連動する工程スケジュールの有無選択情報の入力を受け付ける。
ステップS34に対応し、PC20において、CPU21は、連動工程スケジュール有無入力画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への連動する工程スケジュールの有無の選択入力を受け付けて、通信部26を介して連動する工程スケジュールの有無選択情報をサーバ10に送信する。
連動する工程スケジュールがある場合(ステップS34;YES)、CPU11は、工程スケジュールテーブル90を用いて、全てのスケジュールID91を含む工程スケジュール一覧画面情報を生成し、通信部16を介して、工程スケジュール一覧画面情報をPC20に送信し、連動させる工程スケジュールの工程スケジュールID選択情報をPC20から受信する(ステップS35)。工程スケジュール一覧画面情報は、新たな文書スケジュールに連動させる工程スケジュールの工程スケジュールID選択情報の入力を受け付ける。
ステップS35に対応し、PC20において、CPU21は、工程スケジュール一覧画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への連動する工程スケジュールのスケジュールIDの選択入力を受け付けて、通信部26を介して工程スケジュールID選択情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶された文書連動タイプテーブル70を用いて、全ての連動タイプ71を含む連動タイプ選択画面情報を生成し、通信部16を介して、連動タイプ選択画面情報をPC20に送信し、連動タイプ選択情報をPC20から受信する(ステップS36)。連動タイプ選択画面情報は、工程スケジュールに連動させる新たな文書スケジュールの文書タイプ選択情報の入力を受け付ける。
ステップS36に対応し、PC20において、CPU21は、連動タイプ選択画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への工程スケジュールに連動させる新たな文書スケジュールの連動タイプの選択入力を受け付けて、通信部26を介して連動タイプ選択情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、ステップS35,S36で受信された工程スケジュールID選択情報と、連動タイプ選択情報と、工程スケジュールID選択情報に対応する工程スケジュールのスケジュールID91の親スケジュールID92とに応じて、文書スケジュールテーブル50のステップS31での追加レコードに、連動スケジュールID53、連動タイプ54、親スケジュールID52を設定して記憶する(ステップS37)。そして、CPU11は、工程スケジュールテーブル90を参照し、ステップS33で設定された文書名55に、ステップS37で記憶された連動スケジュールID53と同じ連動スケジュールID91に対応する工程名93を連動工程スケジュール名として用いて、「(変更前の文書名55)(工程名93)」を設定して記憶する(ステップS38)。
ステップS38の実行後、又は連動する工程スケジュールがない場合(ステップS34;NO)、CPU11は、ステップS33又はS38で記憶された文書名55を含む文書名画面情報を生成し、通信部16を介して、文書名画面情報をPC20に送信し、文書名修正情報をPC20から受信して、ステップS33又はS38で設定された文書名55に設定して記憶する(ステップS39)。文書名画面情報は、文書名55を表示するとともに、文書名55を修正する場合に、文書名修正情報の入力を受け付ける。
ステップS39に対応し、PC20において、CPU21は、文書名画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への文書名の修正入力を受け付けて、通信部26を介して文書名修正情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50のステップS31での追加レコードの状況59に「未作成」を設定して記憶する(ステップS40)。そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50の追加レコードに基づき、担当者スケジュールの情報を生成し、記憶部15に記憶された担当者スケジュールテーブル100の追加レコードに設定して記憶し(ステップS41)、文書スケジュール登録処理を終了する。
ステップS41では、CPU11により、新たな担当者スケジュールのスケジュールID103が付与され、ステップS31で入力された担当者名に対応する担当者ID、当該担当者名、付与されたスケジュールID、新たな文書スケジュールの連動スケジュールID53、連動タイプ54、「[文書作成](文書名55)」、期限日時57が、担当者スケジュールテーブル100の担当者ID101、担当者名102、スケジュールID103、親スケジュールID104、連動スケジュールID105、タイトル106、期限日時107の追加レコードに記憶される。
次いで、図10を参照して、サーバ10で実行される工程スケジュール変更処理を説明する。工程スケジュール変更処理は、工程スケジュールの変更入力に応じて、工程スケジュールテーブル90、文書スケジュールテーブル50、担当者スケジュールテーブル100を変更する処理である。
管理者は、PC20の操作部22に工程スケジュール変更処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された工程スケジュール変更処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から工程スケジュール変更処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された工程スケジュール変更プログラム154との協働で、工程スケジュール変更処理を実行する。
先ず、CPU11は、工程スケジュールを変更するための工程スケジュール変更画面情報を生成し、通信部16を介して、工程スケジュール変更画面情報をPC20に送信し、工程スケジュール変更情報をPC20から受信して工程スケジュールテーブル90の指定された既存レコードに設定して記憶する(ステップS51)。工程スケジュール変更画面情報は、工程スケジュールテーブル90の全フィールドのうち、変更する工程スケジュールのスケジュールIDと、開始日時94及び終了日時95の少なくとも一つの変更情報と、の入力を受け付ける。ステップS51において、工程スケジュール変更情報は、工程スケジュールテーブル90の対応する各フィールドに記憶される。
ステップS51に対応し、PC20において、CPU21は、工程スケジュール変更画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への文書スケジュール変更情報の入力を受け付けて、通信部26を介して文書スケジュール変更情報をサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50を参照し、ステップS51でフィールドが変更された工程スケジュールのスケジュールID91に対応する連動スケジュールID53があるか否かを判別する(ステップS52)。連動スケジュールID53がない場合(ステップS52;NO)、CPU11は、工程スケジュール変更処理を終了する。
連動スケジュールID53がある場合(ステップS52;YES)、CPU11は、この連動スケジュールID53に対応する連動タイプ54が開始日時連動か否かを判別する(ステップS53)。開始日時連動である場合(ステップS53;YES)、CPU11は、開始日時94の変更に応じて、文書スケジュールテーブル50の対応する期限日時57を変更する(ステップS54)。ステップS54では、期限日時57は、文書スケジュールテンプレート60を用いて、期限日時差分65+変更後の開始日時94にされる。
終了日時連動である場合(ステップS53;NO)、CPU11は、終了日時95の変更に応じて、文書スケジュールテーブル50の期限日時57を変更する(ステップS55)。ステップS55では、期限日時57は、期限日時差分65+変更後の終了日時95にされる。
そして、CPU11は、担当者スケジュールテーブル100を参照し、ステップS54,S55でフィールドが変更された文書スケジュールの担当者名58に対応する担当者名102があるか否かを判別する(ステップS56)。担当者名102がない場合(ステップS56;NO)、CPU11は、工程スケジュール変更処理を終了する。
担当者名102がある場合(ステップS56;YES)、CPU11は、期限日時57の変更に応じて、担当者スケジュールテーブル100の期限日時107を変更し(ステップS57)、工程スケジュール変更処理を終了する。
次いで、図11を参照して、サーバ10で実行される文書スケジュール変更処理を説明する。文書スケジュール変更処理は、文書スケジュールの変更入力に応じて、文書スケジュールテーブル50、担当者スケジュールテーブル100を変更する処理である。
管理者は、PC20の操作部22に文書スケジュール変更処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された文書スケジュール変更処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から文書スケジュール変更処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された文書スケジュール変更プログラム155との協働で、文書スケジュール変更処理を実行する。
先ず、CPU11は、文書スケジュールを変更するための文書スケジュール変更画面情報を生成し、通信部16を介して、文書スケジュール変更画面情報をPC20に送信し、文書スケジュール変更情報をPC20から受信して文書スケジュールテーブル50の指定された既存レコードに設定して記憶する(ステップS61)。文書スケジュール変更画面情報は、文書スケジュールテーブル50の全フィールドのうち、変更する文書スケジュールのスケジュールIDと、期限日時57の変更情報と、の入力を受け付ける。ステップS61において、文書スケジュール変更情報は、文書スケジュールテーブル50の対応する各フィールドに記憶される。
ステップS61に対応し、PC20において、CPU21は、文書スケジュール変更画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、管理者からの操作部22への文書スケジュール変更情報の入力を受け付けて、通信部26を介して文書スケジュール変更情報をサーバ10に送信する。
ステップS62,S63は、工程スケジュール変更処理のステップS56,S57と同様である。
次いで、図12及び図13を参照して、サーバ10で実行される文書ファイル登録処理を説明する。文書ファイル登録処理は、PC20から文書ファイルを受信して登録し、登録に応じてスケジュール画面情報を変更してPC20に表示させる処理である。
文書ファイル作成の担当者は、登録者として、文書ファイルの作成後に、PC20の操作部22に文書ファイル登録処理の実行指示を入力し、CPU21が、通信部26を介して、入力された文書ファイル登録処理の実行指示をサーバ10に送信する。サーバ10において、例えば、通信部16を介してPC20から文書ファイル登録処理の実行指示を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された文書ファイル登録プログラム156との協働で、文書ファイル登録処理を実行する。
先ず、PC20において、CPU21は、操作部22を介して、登録者からの登録者ID、登録する文書ファイルの文書ファイル選択情報、連動情報の入力を受け付け、通信部16を介して、登録者ID、文書ファイル選択情報、連動情報をサーバ10に送信する。連動情報とは、登録する文書ファイルの期限日時が文書スケジュールに連動するか否かを示す情報である。
そして、CPU11は、通信部16を介して、登録者ID、文書ファイル選択情報、連動情報をPC20から受信し、登録者IDを、記憶部15に記憶された文書ファイルテーブル120の新たなレコードの登録者ID121に設定して記憶する(ステップS71)。
そして、CPU11は、ステップS71で受信した連動情報に基づいて、文書スケジュールに連動する文書ファイルを登録するか否かを判別する(ステップS72)。連動する文書ファイルを登録しない場合(ステップS72;NO)、PC20において、CPU21は、操作部22を介して、登録者からの文書ファイルの登録先のフォルダを特定する登録フォルダ情報と、登録する文書ファイルの文書名との入力を受け付け、通信部16を介して、入力された登録フォルダ情報、文書名を、ステップS71に対応して選択された文書ファイルとともにサーバ10に送信する。登録フォルダ情報は、例えば、既存のフォルダのフォルダIDとする。
そして、CPU11は、通信部16を介して、登録フォルダ情報、文書名、文書ファイルをPC20から受信し、当該文書ファイルを記憶部15の登録フォルダ情報のフォルダに格納して記憶し、計時部17からの現在日時情報を登録日時とし、登録日時等に基づいて、文書ファイルテーブル120に新たなレコードを追加して更新し(ステップS73)、文書ファイル登録処理を終了する。ステップS73では、登録された文書ファイルに新たな文書IDが付与され、付与された文書ID、入力された文書名、登録日時、格納先のフォルダのフォルダID、ステップS71の登録者IDが、文書ファイルテーブル120の文書ID121、文書名122、フォルダID123、登録日時125、登録者ID126に記憶される。
連動する文書ファイルを登録する場合(ステップS72;YES)、CPU11は、文書スケジュールテーブル50を参照し、状況59が「作成済」でないレコードの文書スケジュール一覧から文書スケジュールを選択するための文書スケジュール一覧画面情報を生成し、通信部16を介して、文書スケジュール一覧画面情報をPC20に送信し、文書スケジュールのスケジュールID選択情報をPC20から受信する(ステップS74)。
ステップS74に対応し、PC20において、CPU21は、文書スケジュール一覧画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示し、登録者からの操作部22への文書スケジュールのスケジュールID選択情報の入力を受け付けて、通信部26を介してスケジュールID選択情報をサーバ10に送信する。さらに、CPU21は、通信部26を介して、ステップS71の文書ファイル選択情報に対応する文書ファイルをサーバ10に送信する。
そして、CPU11は、通信部16を介して、受信した文書ファイルを、文書ファイルをPC20から受信し、当該文書ファイルを、ステップS74で受信されたスケジュールID選択情報に対応するスケジュールID51の親スケジュールID52に対応する親スケジュールテーブル40の対応フォルダID45のフォルダに格納して記憶する(ステップS75)。
そして、CPU11は、計時部17から現在日時情報を取得して登録日時とし、登録日時、ステップS71,S74,S75で得られた情報に基づいて、文書ファイルテーブル120に新たなレコードを追加して更新する(ステップS76)。ステップS76では、登録された文書ファイルに新たな文書IDが付与され、付与された文書ID、スケジュールID選択情報に対応する、文書名55、対応フォルダID45、文書タイプID56、取得した登録日時、ステップS71の登録者ID、スケジュールID51が、文書ファイルテーブル120の文書ID121、文書名122、フォルダID123、文書タイプID124、登録日時125、登録者ID126、連動スケジュールID127に記憶される。なお、文書ファイルテーブル120に記憶される情報は、PC20において登録者から入力される修正入力情報に応じて、適宜修正される。
そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50のスケジュールID選択情報に対応する状況59に「作成済」を設定して変更する(ステップS77)。そして、CPU11は、記憶部15に記憶されたカレンダ情報、親スケジュールテーブル40、工程スケジュールテーブル90を用いて、親スケジュール欄、工程スケジュール欄を含むスケジュール画面情報を生成する(ステップS78)。
ステップS78では、例えば、図13に示すスケジュール画面情報200として、
カレンダ領域210、親スケジュール欄220、工程スケジュール欄230を有するものが生成される。カレンダ領域210は、カレンダ情報を有する。親スケジュール欄220は、カレンダ領域210上に配置され、親スケジュールのスケジュール名42と、開始日時43から終了日時44までの工事期間と、を含む。工程スケジュール欄230は、カレンダ領域210上に配置され、各工程スケジュールの工程名93と、当該各工程スケジュールの開始日時94から終了日時95までの工程期間と、を含む。
そして、CPU11は、文書スケジュールテーブル50のレコードのうちステップS80で未取得の文書スケジュールのレコードがあるか否かを判別する(ステップS79)。未取得の文書スケジュールのレコードがある場合(ステップS79;YES)、CPU11は、文書スケジュールテーブル50のレコードのうち未取得の文書スケジュールのレコードを一つ取得する(ステップS80)。
そして、CPU11は、ステップS80で取得したレコードに対応する文書スケジュールの情報をスケジュール画面情報の文書スケジュール欄に追加し(ステップS81)、ステップS79に移行する。ステップS81では、図12に示すスケジュール画面情報200の文書スケジュール欄240に、ステップS80で取得されたレコードの文書スケジュールの文書名55が、表示情報として、期限日時57の初日から表示するように配置される。
このとき、状況59が「未作成」であると、表示情報は、黒字の「◎(文書名55)」とされる。また、状況59が「作成済」であると、表示情報は、青字の「ν(文書名55)」とされる。また、状況59が「期限超過」であると、表示情報は、赤字の「!(文書名55)」とされる。
未取得の文書スケジュールのレコードがない場合(ステップS79;NO)、CPU11は、通信部16を介して、生成したスケジュール画面情報をPC20に送信する(ステップS82)。PC20において、CPU21は、通信部16を介して、スケジュール画面情報をサーバ10から受信して表示部24に表示する。
そして、CPU11は、通信部16を介して、生成したスケジュール画面情報に対応する文書スケジュールの情報と、文書ファイル登録完了の旨と、を含む文書ファイル登録メールを生成し、通信部16を介して、当該文書ファイル登録メールを管理者宛(携帯端末30宛)に送信し(ステップS83)、文書ファイル登録処理を終了する。
なお、サーバ10のCPU11は、PC20からの担当者や管理者の入力に応じた工事スケジュールの指定情報(親スケジュールID)を含むスケジュール画面情報の要求の受信に応じて、ステップS79〜S81と同様の処理で、指定された工事スケジュールに対応する文書スケジュール欄240、工程スケジュール欄230を含むスケジュール画面情報200を生成し、PC20に送信して表示させる。
次いで、図14を参照して、サーバ10で実行される期限超過処理を説明する。期限超過処理は、新たに期限超過した文書スケジュールを確認し、警告メールを管理者宛に送信する処理であり、所定周期で繰り返し実行される。
サーバ10において、例えば、計時部17からの現在日時情報に基づき、所定周期が経過したことをトリガとし、CPU11は、記憶部15から読み出され適宜RAM13に展開された期限超過プログラム157との協働で、期限超過処理を実行する。
先ず、CPU11は、計時部17からの現在日時情報を取得し、文書スケジュールテーブル50の状況59が「未作成」のレコードについて、現在日時情報が期限日時57を超過した文書スケジュールのレコードがあるか否かを判別する(ステップS91)。期限超過したレコードがない場合(ステップS91;NO)、CPU11は、期限超過処理を終了する。
期限超過したレコードがある場合(ステップS91;NO)、CPU11は、期限超過した文書スケジュールのレコードの状況59を「期限超過」に設定する(ステップS92)。そして、CPU11は、期限超過した文書スケジュールに対応する文書スケジュールテーブル50の情報と、期限超過の警告の旨と、を含む警告メールを生成し、通信部16を介して、警告メールを管理者宛(携帯端末30宛)に送信し(ステップS93)、期限超過処理を終了する。
以上、本実施の形態によれば、サーバ10は、工事のスケジュールとしての工程スケジュールに連動する文書スケジュールの文書スケジュールテーブル50を設定し、設定された文書スケジュールテーブル50に対応する文書ファイルの登録に基づいて、文書スケジュールテーブル50における文書ファイル作成の進捗状況(状況59)を文書スケジュールの進捗状況として生成し、生成された文書スケジュールの進捗状況を含む文書スケジュール欄240を当該文書スケジュールに連動する工事のスケジュールを含む工程スケジュール欄230とともにスケジュール画面情報200としてPC20に送信して表示出力させる。
このため、管理者が、PC20に表示されたスケジュール画面情報200を参照することにより、工程スケジュールに連動した文書スケジュールの文書ファイル作成の進捗状況を容易に確認でき、文書スケジュールと工程スケジュールとの対応を容易に確認できる。
また、工事のスケジュールは、工事に含まれる複数の工程の工程スケジュールである。このため、文書スケジュールを各工程の工程スケジュールに細かく且つ正確に連動させることができる。
また、サーバ10は、工事スケジュールの工程スケジュールの変更に応じて、文書スケジュールを自動的に変更する。このため、工程スケジュールを変更した場合に、管理者がこの変更に応じた文書スケジュールの変更を手動で行う負担を低減できる。
また、文書スケジュールテーブル50は、文書ファイルの作成期限としての期限日時57を含む。このため、文書ファイルの進捗情報を容易に生成できる。
また、サーバ10は、文書スケジュールの進捗状況に基づき、当該文書ファイルの作成が作成期限よりも遅れた場合に、当該文書ファイルの作成が作成期限よりも遅れた旨の警告情報を管理者の携帯端末30にメール送信する。このため、管理者が、警告情報を携帯端末30に表示させることにより、文書ファイルの作成が作成期限よりも遅れたことをリアルタイムで確認でき、容易に対処をとることができる。また、携帯端末30にメール送信するので、管理者の居場所によらず警告情報を参照させることができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部15のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報管理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、情報管理システム1が、工程スケジュール登録処理において、管理者の情報入力に応じた工程スケジュールテーブル90の生成に応じて、文書スケジュールテーブル50、担当者スケジュールテーブルを自動的に生成し、文書スケジュール登録処理において、管理者の情報入力に応じた文書スケジュールテーブル50の生成に応じて、担当者スケジュールテーブル100を自動的に生成する構成としたが、これに限定されるものではない。情報管理システム1が、工程スケジュール登録処理において、管理者の情報入力に応じて工程スケジュールテーブル90、文書スケジュールテーブル50、担当者スケジュールテーブル100を生成し、文書スケジュール登録処理において、管理者の情報入力に応じて、文書スケジュールテーブル50、担当者スケジュールテーブル100を生成する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、工程スケジュール(工程スケジュールテーブル90)の開始日時、終了日時の変更に応じて、文書スケジュール(文書スケジュールテーブル50)の期限日時を変更する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、文書スケジュール(文書スケジュールテーブル50)の期限日時の変更に応じて、工程スケジュール(工程スケジュールテーブル90)の対応する開始日時、終了日時を変更する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、所定のスケジュールとして、工事のスケジュールを説明したが、これに限らず、所定のスケジュールは、コンサートや展示会等のイベントを行うためのイベントのスケジュールであってもよい。この場合、工程スケジュールは、イベントの開始日時、イベントの終了日時を示すものとなる。
また、上記実施の形態における情報管理システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
所定のスケジュールに連動して文書データを作成するための文書スケジュールを設定する設定手段と、
前記設定された文書スケジュールに対応する文書データの登録に基づいて、当該文書スケジュールにおける文書データ作成の進捗状況を当該文書スケジュールの進捗状況として生成する生成手段と、
前記生成された文書スケジュールの進捗状況を当該文書スケジュールに連動する前記所定のスケジュールとともに出力する出力手段と、を備える情報管理装置。
<請求項2>
前記所定のスケジュールは、工事、コンサート、展示会等のイベントに含まれる複数の工程の工程スケジュールである請求項1に記載の情報管理装置。
<請求項3>
前記所定のスケジュールの変更に応じて、文書スケジュールを自動的に変更する変更手段を備える請求項1又は2に記載の情報管理装置。
<請求項4>
前記文書スケジュールは、文書データの作成期限を含む請求項1から3の何れか一項に記載の情報管理装置。
<請求項5>
前記文書スケジュールの進捗状況に基づき、文書データの作成が作成期限よりも遅れた場合に、当該文書データの作成が作成期限よりも遅れた旨の警告情報を管理者の端末装置に送信する送信手段を備える請求項4に記載の情報管理装置。
<請求項6>
コンピュータを、
所定のスケジュールに連動して文書データを作成するための文書スケジュールを設定する設定手段、
前記設定された文書スケジュールに対応する文書データの登録に基づいて、当該文書スケジュールにおける文書データ作成の進捗状況を当該文書スケジュールの進捗状況として生成する生成手段、
前記生成された文書スケジュールの進捗状況を当該文書スケジュールに連動する前記所定のスケジュールとともに出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。