JP6943306B2 - 勤務シフト管理装置、プログラム及び勤務シフト管理支援方法 - Google Patents

勤務シフト管理装置、プログラム及び勤務シフト管理支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、勤務シフト管理装置プログラム及び勤務シフト管理支援方法に関する。
従来、例えば、複数の従業者が各々所有する端末であって同従業者の希望する勤怠シフトを含むシフト希望情報をシフト割当サーバに送信する従業者端末と、同端末から送信されたシフト希望情報を基に勤怠シフト予定を割当てるシフト割当サーバとを備えた勤怠シフトシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開2015−225550号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている勤怠シフトシステムの場合、出勤希望日毎に複数ある勤務時間帯の各々に対する出勤の可否を一斉に指定しなければならず、指定操作が煩雑となってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、希望勤務シフトデータの入力を簡潔にするとともに、勤務シフトの作成を容易にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る勤務シフト管理装置は、確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる第1表示制御手段を備え、前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、前記第1表示制御手段は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、勤務シフト管理装置のコンピュータを、確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる表示制御手段として機能させ、前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、前記表示制御手段は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係る勤務シフト管理支援方法は、勤務シフト管理装置が実行する勤務シフト管理支援方法であって、確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる表示制御処理を含み、前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、前記表示制御処理は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、希望勤務シフトの入力を簡潔にすることができるとともに、勤務シフトの作成を容易にすることができる。
本発明の実施の形態の勤務シフト管理システムを示すブロック図である。 サーバの機能構成を示すブロック図である。 端末装置の機能構成を示すブロック図である。 従業員アカウントDBの構成を示す図である。 シフトDBの構成を示す図である。 (a)は、シフト提出処理を示すフローチャートである。(b)は、集計処理を示すフローチャートである。 シフト提出処理が実行された際の端末装置の表示画面の一例を示す図であり、高橋一郎が自分のユーザIDでログインした際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト提出処理が実行された際の端末装置の表示画面の一例を示す図であり、伊藤文子が自分のユーザIDでログインした際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、高橋一郎による各勤務時間帯の入力フォームへの希望勤務シフト入力後の表示画面の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、伊藤文子による各勤務時間帯の入力フォームへの希望勤務シフト入力後の表示画面の一例を示す図である。 (a)は、シフト作成処理を示すフローチャートである。(b)は、登録処理を示すフローチャートである。 勤務確定処理を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、各勤務時間帯の勤務確定入力フォームの一例を示す図である。 シフト作成処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト作成処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト作成処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 (a)は、シフト確認処理を示すフローチャートである。(b)は、シフト確認応答処理を示すフローチャートである。 シフト確認処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト確認処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト確認処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 シフト確認処理を実行した際の端末装置の表示画面の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、各勤務時間帯の勤務確定入力フォームのその他の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の勤務シフト管理システム1を説明する。図1は、勤務シフト管理システム1を示すブロック図である。
勤務シフト管理システム1は、例えば小売店や飲食店等の経営者等の管理者が、従業員の勤務日等を管理するための勤務シフトを作成する際の支援を行うシステムである。
勤務シフト管理システム1は、勤務シフト管理装置としてのサーバ10と、複数の端末装置20と、を備える。勤務シフト管理システム1の各装置は、通信ネットワークNに接続される。
サーバ10は、通信ネットワークNのクラウド内のサーバ装置であり、従業員の勤務シフトに関する情報を記憶して管理する。サーバ10は、一台で構成されるものとするが、これに限定されるものではなく、複数台の装置から構成されるものとしてもよい。
端末装置20は、管理者及び各従業員がユーザとして所持して使用するための装置である。端末装置20は、例えば、タブレットPC、ノートPC、スマートフォン等の携帯端末であって、通信ネットワークNに無線通信接続可能である。このため、端末装置20は、従業員が何時何処においても使用することが可能である。
通信ネットワークNは、インターネットであるものとし、WAN(Wide Area Network
)、LAN(Local Area Network)、専用線等を含んでもよい。
なお、図1では、勤務シフト管理システム1に備えられた端末装置20を3台、例示しているが、勤務シフト管理システム1は、管理者及び複数の従業員がそれぞれ所有する複数の端末装置20を備え、サーバ10が、管理者及び全ての従業員の情報を管理する構成である。また、各端末装置20には、勤務シフトの提出、作成、確認等の機能を実現するアプリケーション(以下、勤務シフト管理アプリと称する)がインストールされているものとする。
次いで、図2を参照して、サーバ10の内部の機能構成を説明する。図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、第1〜4の表示制御手段、指定手段、集計手段、としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、を備える。サーバ1
0の各部は、バス17を介して接続されている。
CPU11は、サーバ10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
RAM13は、揮発性のメモリであり、各種のデータやプログラムを一時的に格納するワークエリアを形成する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ等で構成され、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。特に、記憶部15は、集計プログラム151、登録プログラム152と、シフト確認応答プログラム153と、後述する従業員アカウントDB(DataBase)30、シフトDB40と、を記憶している。
通信部16は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器との通信を行う。CPU11は、通信部16を介して、通信ネットワークN上の端末装置20と通信が可能である。
次いで、図3を参照して、端末装置20の機能構成を説明する。図3は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
端末装置20は、CPU21と、操作部22と、RAM23と、表示部24と、記憶部25と、無線通信部26と、を備える。端末装置20の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU21、RAM23、表示部24は、サーバ10のCPU11、RAM13、表示部14と同様であるため、重複する説明を省略し、異なる部分を主として説明する。
CPU21は、端末装置20の各部を制御する。操作部22は、表示部24の表示画面上に設けられたタッチパネルを有し、ユーザからのタッチ入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
記憶部25は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。特に、記憶部25には、シフト提出プログラム251、シフト作成プログラム252、シフト確認プログラム253が記憶されている。
無線通信部26は、アンテナ、変復調回路、信号処理回路等により構成され、通信ネットワークN上の基地局、アクセスポイント等と無線電波により情報の送受信を行う。このため、CPU21は、無線通信部26により、通信ネットワークN上の基地局、アクセスポイント等を介して、サーバ10と通信を行うことができる。
次に、図4及び図5を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶される従業員アカウントDB30、シフトDB40を説明する。図4は、従業員アカウントDB30の構成を示す図である。図5は、シフトDB40の構成を示す図である。
図4に示すように、従業員アカウントDB30は、「従業員No」31、「氏名」32、「役職」33、「役割」34、「パスワード」35、「勤続年数」36の項目を有する。
「従業員No」31は、従業員を識別するための識別番号(ユーザID)である。「氏名」32は、従業員の氏名である。「役職」33は、従業員の役職である。「役割」34は、従業員の役割(業務範囲)である。「パスワード」35は、勤務シフト管理アプリにログインする際のパスワードである。「勤続年数」36は、従業員の勤続年数である。
図5に示すように、シフトDB40は、「時間帯」41、「日付」42、「表示色」43、「氏名」44、「希望」45、「確定」46、「合計(希望)」47、「合計(確定)」48、「個人合計」49の項目を有する。シフトDB40は、従業員から提出された希望勤務シフトデータ及び確定した勤務シフトデータを管理するデータベースである。
「時間帯」41は、営業時間内における時間帯である。時間帯には、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」がある。「日付」42は、営業日の日付である。「表示色」43は、勤務することが確定した勤務確定従業員の人数を、後述する勤務確定入力フォームF2(図14(a)参照)や管理者閲覧用の確定シフトF4(図18(a)〜(c)参照)に表示する際の表示色(文字色)である。表示色には、人数が足りていることを表す「黒色」、人数が不足していることを表す「赤色」、人数が多すぎることを表している「青色」がある。なお、図中、「赤色」の数字(例えば、2015年1月11日の勤務確定従業員の人数「3」)は太字で表している。また、「青色」の数字(例えば、2015年1月1日の勤務確定従業員の人数「5」)は白抜き数字で表している。
「氏名」44は、従業員の氏名である。「希望」45は、各従業員が希望する出欠の回答である。勤務可能である場合は○記号、未定である場合は△記号、勤務できない場合は×記号を示す情報が「希望」45に記録されることとなる。「確定」46は、各従業員の確定した勤務シフトである。勤務してもらう場合は○記号、勤務してもらわない場合は×印を示す情報が「確定」45に記録されることとなる。
「合計(希望)」47は、各営業日の「希望」45の項目に記録された○印の合計である。つまり、各営業日の勤務可能な従業員の合計である。「合計(確定)」48は、各営業日の「確定」46の項目に記録された○印の合計である。つまり、各営業日の勤務してもらう従業員の合計である。「個人合計」49は、各従業員の「希望」45の項目に記録された○印の合計と「確定」46の項目に記録された○印の合計である。つまり、各従業員の希望勤務日数及び確定勤務日数である。
次に、図6〜図21を参照して、勤務シフト管理システム1の動作を説明する。
まず、図6〜図10を参照して、勤務シフト管理システム1の動作のうち、各従業員による希望シフトの提出から当該希望シフトの集計までの動作を説明する。図6(a)は、シフト提出処理を示すフローチャートである。図6(b)は、集計処理を示すフローチャートである。図7は、シフト提出処理が実行された際の端末装置20の表示画面の一例を示す図であり、高橋一郎が自分のユーザIDでログインした際の端末装置20の表示画面の一例を示す図である。図8は、シフト提出処理が実行された際の端末装置20の表示画面の一例を示す図であり、伊藤文子が自分のユーザIDでログインした際の端末装置20の表示画面の一例を示す図である。図9(a)〜(c)は、高橋一郎による各勤務時間帯の入力フォームへの希望勤務シフト入力後の表示画面の一例を示す図である。図10(a)〜(c)は、伊藤文子による各勤務時間帯の入力フォームへの希望勤務シフト入力後の表示画面の一例を示す図である。
図6(a)を参照して、端末装置20で実行されるシフト提出処理を説明する。シフト提出処理は、サーバ10から送信された勤務日入力フォームに、従業員が希望する勤務日を示す勤務日情報(希望勤務シフトデータ)を入力してサーバ10に提出(送信)する処理であり、従業員が所有する端末装置20で主に行われる処理である。
端末装置20において、操作部22を介して、シフト提出処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開したシフト提出プログラム251との協働で、シフト提出処理を実行する。具体的には、操作部22を介して、表示部24に表示されたメニュー表示画面から、例えば「シフト提出」の項目の選択指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、シフト提出処理を実行する。なお、このとき端末装置20は、既に勤務シフト管理アプリにログインしているものとする。以下、端末装置20において、シフト作成処理(図11(a)参照)、シフト確認処理(図17(a)参照)を実施するときも、既に勤務シフト管理アプリにログインしているものとする。
先ず、CPU21は、無線通信部26を介して、従業員が希望する勤務日を示す勤務日情報を入力するための勤務日入力フォームデータを要求する勤務日入力フォーム要求情報をサーバ10に送信する(ステップS11)。勤務日入力フォームとは、従業員が希望する勤務日を示す勤務日情報(希望勤務シフトデータ)を入力するための入力フォームである。
そして、CPU21は、無線通信部26を介して、勤務日入力フォームデータをサーバ10から受信する(ステップS12)。そして、CPU21は、ステップS12で受信した勤務日入力フォームデータに基づき、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の勤務時間帯毎に独立した、月間(月別)のカレンダー形式の勤務日入力フォームF1(図7,図8参照)を表示部24に表示する(ステップS13)。なお、ステップS13では、例えば、勤務時間帯「ランチ」の勤務日入力フォームF1が最初に表示されるよう初期設定がなされているものとする。
ここで、図7(a)は、従業員「高橋一郎」がログインしている端末装置20の表示画面に勤務時間帯「ランチ」の勤務日入力フォームF1が示された状態を示している。一方、図8には、従業員「伊藤文子」がログインしている端末装置20の表示画面に勤務時間帯「ランチ」の勤務日入力フォームF1が示された状態を示している。なお、図7(a),図8に示されている勤務日入力フォームF1は、2015年1月1日〜10日までの勤務シフトは既に確定しており、1月11日以降の希望勤務シフトを入力可能となっている。
そして、CPU21は、操作部22を介して、勤務日情報の入力を受け付ける(ステップS14)。勤務日情報は、時間帯を示す情報と、日付を示す情報と、希望する出欠の回答を示す情報とから構成されている。図7(a),(b)は、操作部22による勤務日情報の入力操作の一例を示す図である。図7(a)に示すように、勤務時間帯「ランチ」の勤務日入力フォームF1が示されている状態(「ランチ」ボタン24aの枠が太枠表示されている状態)において、従業員「高橋一郎」が、操作部22を介して、「○印」ボタン24d、「△印」ボタン24e、「×印」ボタン24fのうち、例えば「○印」ボタン24dをタッチ操作することにより、勤務希望を示す○印のマークが選択された状態となる。続けて、図7(b)に示すように、従業員「高橋一郎」が、操作部22を介して、2015年1月13日の枠(マーク貼付領域)をタッチ操作して、当該枠内に○印のマーク24gが貼り付けられた態様の表示となることにより、日付「2015年1月13日」の希望する出欠の回答「○」を示す情報が入力されたこととなる。なお、図中、白抜きのマーク(例えば、2015年1月11日の×印のマーク24h、12日及び13日の○印のマーク24g)は、まだ勤務するか否かが確定していない状態を表しており、後述するサーバ10の登録処理において勤務確定情報がシフトDB40に記録されることにより、勤務するか否かが確定した状態となり、常態のマーク24i、24jに更新されることとなる。具体的には、例えば、従業員の希望通りに勤務確定となった場合、白抜きの○印のマーク24gが常態の○印のマーク24iに更新されることとなる。一方、従業員の希望通りに勤務確定とならなかった場合、白抜きの○印のマーク24gが常態の×印のマーク24jに更新されることとなる。なお、白抜きのマークは、実際には、例えば青色で表示されるようになっている。また、常態のマークは、黒色(確定表示色)で表示されるようになっている。
そして、従業員「高橋一郎」によって、2015年1月11日〜31日の各日付枠に対して、○印のマーク24gや×印のマーク24hが貼り付けられると、図9(a)に示すように、勤務時間帯「ランチ」の勤務日入力フォームF1への希望勤務シフトの入力が完成した状態となる。続けて、例えば、「ディナー」ボタン24bがタッチ操作されると、図9(b)に示すように、勤務時間帯「ディナー」の勤務日入力フォームF1に表示が切り替わるようになっており、当該勤務日入力フォームF1に対しても、2015年1月11日〜31日の各日付枠に、○印のマーク24gや×印のマーク24hが貼り付けられると、勤務時間帯「ディナー」の勤務日入力フォームF1への希望勤務シフトの入力が完成した状態となる。更に続けて、例えば、「深夜」ボタン24cがタッチ操作されると、図9(c)に示すように、勤務時間帯「深夜」の勤務日入力フォームF1に表示が切り替わるようになっており、当該勤務日入力フォームF1に対しても、2015年1月11日〜31日の各日付枠に、○印のマーク24gや×印のマーク24hが貼り付けられると、勤務時間帯「深夜」の勤務日入力フォームF1への希望勤務シフトの入力が完成した状態となる。なお、図10(a)〜(c)は、従業員「伊藤文子」による「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の各勤務時間帯の勤務日入力フォームF1への希望勤務シフト入力後の表示画面の一例を示している。
そして、CPU21は、例えば、図9(a)〜(c)に示すように、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の各勤務時間帯の勤務日入力フォームF1への希望勤務シフトの入力が完成した状態において、操作部22を介して、「保存」ボタン24kのタッチ操作がなされることにより、無線通信部26を介して、ステップS11で入力された勤務日情報(時間帯を示す情報、日付を示す情報と、希望する出欠の回答を示す情報)をサーバ10に送信し(ステップS15)、シフト提出処理を終了する。
次いで、図6(b)を参照して、サーバ10で実行される集計処理を説明する。集計処理は、端末装置20のシフト提出処理に対応して、各端末装置20から送信された勤務日情報(希望勤務シフトデータ)に基づき、勤務を希望する従業員の人数を集計する処理である。
サーバ10において、図6(a)のステップS11に対応して、端末装置20から送信された勤務日入力フォーム要求情報を通信部16により受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出して適宜RAM13に展開した集計プログラム151との協働で、集計処理を実行する。
先ず、CPU11は、通信部16を介して、勤務日入力フォームデータを端末装置20に送信する(ステップS21)。そして、CPU11は、通信部16を介して、勤務日情報を受信する(ステップS22)。そして、CPU11は、ステップS22で受信した勤務日情報をシフトDB40に記録する(ステップS23)。具体的には、勤務日情報を提出(送信)した従業員(例えば、高橋一郎)の「希望」45の項目に、希望する出欠の回答(○、×、△)を示す情報を記録する。そして、CPU11は、シフトDB40に記録された希望する出欠の回答(○、×、△)を示す情報から、各日付の時間帯ごとに勤務を希望する従業員の人数、すなわち○を示す情報の総数を集計し(ステップS24)、集計処理を終了する。
次に、図11〜図16を参照して、勤務シフト管理システム1の動作のうち、勤務シフトの作成(確定)から当該勤務シフトの登録までの動作を説明する。図11(a)は、シフト作成処理を示すフローチャートである。図11(b)は、登録処理を示すフローチャートである。図12は、勤務確定処理を示すフローチャートである。図13(a)〜(c)は、各勤務時間帯の勤務確定入力フォームの一例を示す図である。図14〜図16は、シフト作成処理を実行した際の端末装置20の表示画面の一例を示す図である。
図11(a)を参照して、端末装置20で実行されるシフト作成処理を説明する。シフト作成処理は、勤務を希望する従業員の人数の集計結果に基づき、勤務シフトを作成する処理であり、管理者が所有する端末装置20で主に行われる処理である。
端末装置20において、操作部22を介して、シフト作成処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開したシフト作成プログラム252との協働で、シフト作成処理を実行する。具体的には、操作部22を介して、メニュー表示画面から、例えば「シフト作成」の項目の選択指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、シフト作成処理を実行する。
先ず、CPU21は、無線通信部26を介して、勤務してもらう従業員を確定するための勤務確定入力フォームデータを要求する勤務確定入力フォーム要求情報をサーバ10に送信する(ステップS31)。
そして、CPU21は、無線通信部26を介して、勤務確定入力フォームデータをサーバ10から受信する(ステップS32)。そして、CPU21は、ステップS32で受信した勤務確定入力フォームデータに基づき、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の勤務時間帯毎に独立した、月間(月別)のカレンダー形式の勤務確定入力フォームF2(図13(a)〜(c)参照)を表示部24に表示する(ステップS33)。図13(a)〜(c)に示すように、勤務確定入力フォームF2は、勤務する従業員の人数が確定している日付の日付枠には当該人数が表示され、勤務する従業員の人数が確定していない日付の日付枠は空欄の状態で表示されるようになっている。
そして、CPU21は、勤務確定処理を行う(ステップS34)。なお、勤務確定処理の詳細については後述する。そして、CPU21は、無線通信部26を介して、ステップS34の勤務確定処理で入力された勤務確定情報をサーバ10に送信する(ステップS35)。そして、CPU21は、表示部24に表示されている勤務確定入力フォームF2の表示を更新し、上記勤務確定処理がなされた日付枠に対して勤務確定者(勤務確定従業員)の人数を表示する(ステップS36)。具体的には、後述する勤務確定処理において、例えば、2015年1月18日のランチの時間帯に勤務する従業員の人数が2人で確定した場合、図16に示すように、勤務時間帯「ランチ」の勤務確定入力フォームF2の2015年1月18日の日付枠には、勤務する従業員の人数が2人で確定したことを示す「2」が表示されることとなる。なお、上記の2015年1月18日の日付枠に表示されている「2」は、同月の11日及び14日の日付枠に表示された数字と同様に、人数が不足していることを表す「赤色(図中では、太字で表現)」で表されている。
そして、CPU21は、操作部22を介して、シフト作成の終了を指示する指示入力があるか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37で、シフト作成の終了を指示する指示入力が無いと判定された場合(ステップS37;NO)、ステップS34へ戻り、CPU21は、それ以降の処理を行う。
一方、ステップS37で、シフト作成の終了を指示する指示入力があると判定された場合(ステップS37;YES)、CPU21は、無線通信部26を介して、シフト作成終了情報をサーバ10に送信し(ステップS38)、シフト作成処理を終了する。具体的には、図13(a)〜(c)に示すように、勤務確定入力フォームF2の上部に配設された「保存」ボタン24oがタッチ操作されることにより、シフト作成の終了を指示する指示入力がなされることとなる。
次いで、図12を参照して、端末装置20で実行される勤務確定処理を説明する。先ず、CPU21は、操作部22を介して、時間帯及び日付を選択する指示入力があるか否かを判定する(ステップS341)。
ステップS341において、時間帯及び日付を選択する指示入力が無いと判定された場合(ステップS341;NO)、CPU21は、ステップS341の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS341において、時間帯及び日付を選択する指示入力があると判定された場合(ステップS341;YES)、CPU21は、ステップS341で選択された時間帯及び日付に対応する集計結果画面F3(図14(b)参照)を表示部24に表示する(ステップS342)。具体的には、図14(a)に示すように、勤務時間帯「ランチ」の勤務確定入力フォームF2が表示部24に表示されている状態において、例えば、管理者が、2015年1月18日に対応する日付枠(時間枠)をタッチ操作することにより、図14(b)に示すように、2015年1月18日のランチの時間帯の集計結果画面F3が表示されるようになっている。
そして、CPU21は、集計結果画面F3上において、勤務確定者を選択する指示入力があるか否かを判定する(ステップS343)。
ステップS343において、勤務確定者を選択する指示入力があると判定された場合(ステップS343;YES)、CPU21は、勤務確定者の人数の表示を更新し(ステップS344)、ステップS345へ移行する。具体的には、図14(b)に示すように、集計結果画面F3上において、管理者が「勤務可能2人」の表示の右方に配設された丸囲みの▼ボタン24lをタッチ操作することにより、図15(a)に示すように、「勤務可能2人」の表示の下方に、勤務可能な従業員の氏名「高橋一郎」及び「伊藤文子」が表
示されるようになっている。そして、管理者が「高橋一郎」及び「伊藤文子」の表示領域をそれぞれタッチ操作することにより、勤務確定者の人数が「0人」から「2人」に更新されるようになっている。また、図示は省略するが、管理者が「勤務確定2人」の表示の右方に配設された丸囲みの▼ボタン24mをタッチ操作した場合、「勤務確定2人」の
表示の下方に、勤務確定者の氏名「高橋一郎」及び「伊藤文子」が表示されるようになっている。
また、ステップS343において、勤務確定者を選択する指示入力が無いと判定された場合(ステップS343;NO)、CPU21は、ステップS344をスキップし、ステップS345へ移行する。
そして、CPU21は、操作部22を介して、表示色(文字色)を選択する指示入力があるか否かを判定する(ステップS343)。表示色(文字色)とは、勤務確定入力フォームF2(図16参照)の各日付枠(時間枠)に勤務確定者の人数を更新表示する際の色を指す。
ステップS345において、表示色を選択する指示入力があると判定された場合(ステップS345;YES)、CPU21は、表示色を更新し(ステップS346)、ステップS347へ移行する。具体的には、図15(a)に示すように、集計結果画面F3上に表示されている「文字色黒」の表示領域を管理者がタッチ操作することにより、図示は省略するが「文字色黒」のほか、「文字色赤」及び「文字色 青」を選択可能なセレクト
画面が表示されるようになっている。そして、当該セレクト画面上において、管理者が、例えば「文字色赤」をタッチ操作した場合、図15(b)に示すように、「文字色黒」
から「文字色 赤」に更新されるようになっている。
また、ステップS345において、表示色を選択する指示入力が無いと判定された場合(ステップS345;NO)、CPU21は、ステップS346をスキップし、ステップS347へ移行する。
そして、CPU21は、操作部22を介して、メモを添付する指示入力があるか否かを判定する(ステップS347)。
ステップS347において、メモを添付する指示入力があると判定された場合(ステップS347;YES)、CPU21は、メモを添付し(ステップS348)、ステップS349へ移行する。具体的には、図15(a),(b)に示すように、集計結果画面F3上に表示されている「メモを添付」の右方の丸囲みの+ボタン24nを管理者がタッチ操作することにより、図示は省略するが、例えばテキスト入力画面が表示されるようになっている。そして、当該テキスト入力画面上において、管理者が、例えば「○○さん14時早退」等のメモ情報を入力することによって、メモを添付することができるようになっている。
また、ステップS347において、メモを添付する指示入力が無いと判定された場合(ステップS347;NO)、CPU21は、ステップS348をスキップし、ステップS349へ移行する。
そして、CPU21は、操作部22を介して、勤務確定情報を保存する指示入力があるか否かを判定する(ステップS349)。勤務確定情報とは、勤務が確定した従業員の氏名を示す情報、表示色(文字色)を示す情報、及び、メモの内容を示す情報である。
ステップS349において、勤務確定情報を保存する指示入力があると判定された場合(ステップS349;YES)、CPU21は、勤務確定処理を終了する。具体的には、図15(b)に示すように、集計結果画面F3上に表示されている「保存」ボタン24oを管理者がタッチ操作することにより、勤務確定情報を保存する指示入力がなされるようになっている。なお、「保存」ボタン24oの右方に配設されている「キャンセル」ボタン24pを管理者がタッチ操作することにより、入力途中の勤務確定情報をキャンセル(リセット)することができるようになっている。
一方、ステップS349において、勤務確定情報を保存する指示入力が無いと判定された場合(ステップS349;NO)、ステップS341へ戻り、CPU21は、それ以降の処理を行う。
次いで、図11(b)を参照して、サーバ10で実行される登録処理を説明する。登録処理は、端末装置20のシフト作成処理に対応して、勤務確定情報を登録する処理である。
サーバ10において、図11(a)のステップS31に対応して、通信部16を介して、勤務確定入力フォーム要求情報を端末装置20から受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出して適宜RAM13に展開した登録プログラム152との協働で、登録処理を実行する。
先ず、CPU11は、通信部16を介して、勤務確定入力フォームデータを端末装置20に送信する(ステップS41)。そして、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20から勤務確定情報を受信したか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42において、勤務確定情報を受信したと判定された場合(ステップS42;YES)、CPU11は、シフトDB40に勤務確定情報を記録し(ステップS43)、ステップS44へ移行する。具体的には、対応する「時間帯」41及び「日付」42の勤務確定者である従業員の「確定」46の項目に○を示す情報が記録され、それ以外、すなわち勤務してもらわない従業員の「確定」46の項目に×を示す情報が記録されることとなる。また、対応する「時間帯」41及び「日付」42の「表示色」43の項目に表示色を示す情報が記録されることとなる。さらに、メモの内容を示す情報がある場合には、当該メモの内容を示す情報が記録されることとなる。
また、ステップS42において、勤務確定情報を受信していないと判定された場合(ステップS42;NO)、ステップS43をスキップし、ステップS44へ移行する。そして、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20からシフト作成終了情報を受信したか否かを判定する(ステップS44)。
ステップS44において、シフト作成終了情報を受信していない判定された場合(ステップS44;NO)、ステップS42へ戻り、CPU11は、それ以降の処理を行う。
一方、ステップS44において、シフト作成終了情報を受信した判定された場合(ステップS44;YES)、CPU11は、登録処理を終了する。
次に、図17〜図21を参照して、勤務シフト管理システム1の動作のうち、確定した勤務シフトの確認に係る動作を説明する。図17(a)は、シフト確認処理を示すフローチャートである。図17(b)は、シフト確認応答処理を示すフローチャートである。図18〜図21は、シフト確認処理を実行した際の端末装置20の表示画面の一例を示す図である。
図17(a)を参照して、端末装置20で実行されるシフト確認処理を説明する。シフト確認処理は、表示部24への確定シフトの表示をサーバ10に要求する処理である。
端末装置20において、操作部22を介して、シフト確認処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開したシフト確認プログラム253との協働で、シフト確認処理を実行する。具体的には、操作部22を介して、メニュー表示画面から、例えば「シフト確認」の項目の選択指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、シフト確認処理を実行する。
先ず、CPU21は、無線通信部26を介して、確定シフト確認要求情報をサーバ10に送信する(ステップS51)。確定シフト確認要求情報には、当該端末装置20において勤務シフト管理アプリにログインした際、ユーザが入力した従業員Noを示す情報が含まれるようになっている。
そして、CPU21は、無線通信部26を介して、確定シフトデータをサーバ10から受信する(ステップS52)。そして、CPU21は、ステップS52で受信した確定シフトデータに基づき、確定シフトを表示部24に表示し(ステップS53)、シフト確認処理を終了する。
具体的には、例えば、管理者閲覧用の確定シフトデータ(後述)をサーバ10から受信した場合、CPU21は、勤務時間帯「ランチ」に関する管理者閲覧用の確定シフトF4(図18(a)参照)を表示部24に表示する。図18(a)に示すように、勤務時間帯「ランチ」に関する管理者閲覧用の確定シフトF4が表示されている状態において、例えば、「ディナー」ボタン24bがタッチ操作されると、図18(b)に示すように、勤務時間帯「ディナー」に関する確定シフトF4に表示が切り替わるようになっている。また、図18(b)に示すように、勤務時間帯「ディナー」に関する管理者閲覧用の確定シフトF4が表示されている状態において、例えば、「深夜」ボタン24bがタッチ操作されると、図18(c)に示すように、勤務時間帯「深夜」に関する確定シフトF4に表示が切り替わるようになっている。つまり、図18(a)〜(c)に示すように、管理者閲覧用の確定シフトF4は、勤務確定入力フォームF2と同様、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の各勤務時間帯で独立しており、月間(月別)のカレンダー形式となっており、勤務確定者(勤務確定従業員)の人数を日付ごとに一覧表示可能となっている。また、管理者閲覧用の確定シフトF4の右下には、表示された勤務確定者(勤務確定従業員)の人数の合計人数T1が表示される。なお、管理者閲覧用の確定シフトF4の場合、図19に示すように、例えば、日付ごとに誰が勤務するかを把握可能な詳細シフトF5を切替表示することができるようにしてもよい。
また、例えば、従業員個人用の確定シフトデータ(後述)をサーバ10から受信した場合、CPU21は、従業員個人用の確定シフトF6(図20(a),図21(a)参照)を表示部24に表示する。図20(a),図21(a)に示すように、勤務時間帯「ランチ」に関する従業員個人用の確定シフトF6が表示されている状態において、例えば、「ディナー」ボタン24bがタッチ操作されると、図20(b),図21(b)に示すように、勤務時間帯「ディナー」に関する確定シフトF6に表示が切り替わるようになっている。また、図20(b),図21(b)に示すように、勤務時間帯「ディナー」に関する従業員個人用の確定シフトF6が表示されている状態において、例えば、「深夜」ボタン24bがタッチ操作されると、図20(c),図21(c)に示すように、勤務時間帯「深夜」に関する確定シフトF6に表示が切り替わるようになっている。
ここで、図20(a)〜(c)は、従業員「高橋一郎」の各勤務時間帯の確定シフトF6の表示画面の一例を示している。図21(a)〜(c)は、従業員「伊藤文子」の各勤務時間帯の確定シフトF6の表示画面の一例を示している。図20(a)〜(c),図21(a)〜(c)に示すように、従業員個人用の確定シフトF6は、「ランチ」、「ディナー」、「深夜」の各勤務時間帯で独立しており、月間(月別)のカレンダー形式となっており、勤務時間帯毎に勤務する日と勤務しない日を一覧表示可能となっている。また、従業員個人用の確定シフトF6の右下には、表示された勤務する日の合計日数T2が表示される。
次いで、図17(b)を参照して、サーバ10で実行されるシフト確認応答処理を説明する。シフト確認応答処理は、端末装置20のシフト確認処理に対応して、確定シフトデータを端末装置20に送信する処理である。
サーバ10において、図17(a)のステップS51に対応して、端末装置20から送信された確定シフト確認要求情報を通信部16により受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出して適宜RAM13に展開したシフト確認応答プログラム153との協働で、シフト確認応答処理を実行する。
先ず、CPU11は、端末装置20から受信した確定シフト確認要求情報に含まれる従業員Noを示す情報から従業員を特定する(ステップS61)。そして、CPU11は、ステップS61で特定した従業員に対応する確定シフトデータを選択する(ステップS62)。具体的には、例えば、ステップS61で特定した従業員が従業員No1234の「田中太郎」である場合、「田中太郎」は「役割」が管理であるため、管理者閲覧用の確定シフトデータを選択する。また、ステップS61で特定した従業員が従業員No1236の「鈴木三郎」である場合、「鈴木三郎」は「役割」がホールであり管理ではないため、従業員個人用の確定シフトデータを選択する。
そして、CPU11は、通信部16を介して、ステップS62で選択した確定シフトデータを端末装置20に送信し(ステップS61)、シフト確認応答処理を終了する。
以上、サーバ10は、複数の勤務時間帯から希望する勤務時間帯を指定するための入力フォーム(勤務日入力フォームF1)をユーザID毎に表示させ、勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に勤務可能な人数を集計したこととなる。また、上記の入力フォームは、勤務時間帯毎に独立したフォームであって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に所定のマークを貼り付け入力するためのマーク貼付領域が設けられており、サーバ10は、当該マーク貼付領域にマークが貼り付けられたユーザIDの数をカウントすることにより、日付枠それぞれに対応させて勤務時間帯毎に勤務可能な人数を集計したこととなる。
よって、本実施の形態によれば、入力フォーム(勤務日入力フォームF1)を勤務時間帯毎に独立したフォームとし、この入力フォームには、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に所定のマークを貼り付け入力するためのマーク貼付領域を設けるようにしたので、入力フォームを簡略化することができ、当該入力フォームへの入力を簡潔にすることができる。また、当該日付枠それぞれに対応させて勤務時間帯毎の勤務可能な人数を容易に集計することができるので、勤務時間帯ごとに勤務シフトを作成し易くなる。
また、サーバ10は、確定した勤務シフト表(従業員個人用の確定シフトF6)をユーザID毎に表示させ、当該勤務シフト表は、勤務時間帯毎に独立しており、複数の日付枠が所定の形式で設けられ、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示されるようになっているので、当該勤務シフト表を簡略化することができ、当該勤務シフト表を見易くすることができる。
また、サーバ10は、各日付の勤務時間帯毎に、勤務可能な人数の集計の対象となった従業員を表す詳細表(集計結果画面F3)を表示させ、当該詳細表に表示されている従業員のうちから勤務確定者を指定することとなる。このため、各日付の勤務時間帯毎に、勤務可能な人数の確認を行った流れで、勤務確定者を決定することができるようになるので、勤務シフト表を作成し易くなる。
また、サーバ10は、勤務確定者の人数を表す確定人数集計表(管理者閲覧用の確定シフトF4)を表示させたこととなる。当該確定人数集計表は、勤務時間帯毎に独立しており、複数の日付枠が所定の形式で設けられており、サーバ10は、上記の詳細表に表示されている従業員のうちから勤務確定者が指定された場合、当該勤務確定者の指定の対象となった日付枠に当該勤務確定者の人数を表示させるので、確定人数集計表の作成効率を高めることができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部15のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る作業管理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、端末装置20が、シフト提出処理、シフト作成処理、シフト確認処理を実行する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ10が、シフト提出処理、シフト作成処理、シフト確認処理と同様の処理を行う構成、つまり上述した勤務シフト管理システム1の動作をサーバ10単独で行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、シフト作成処理のステップS33で勤務確定入力フォームF2を表示部24に表示する際、勤務確定者(勤務確定従業員)の人数が確定されていない日付枠は空欄の状態で表示することとしたが、当該表示の態様は一例に過ぎない。例えば、勤務確定入力フォームF2の勤務確定者の人数が確定されていない日付枠には、図22に示すように、当該日付枠に対応するサーバ10で集計された勤務を希望する従業員の人数を、勤務確定者の人数の表示態様とは異なる表示態様(例えば、丸囲みの数字)で表示するようにしてもよい。かかる場合、勤務確定入力フォームF2は、サーバ10で集計された勤務を希望する従業員の人数を表す集計表(勤務可能人数集計表)として、サーバ(第5の表示制御手段)10によって表示されたこととなる。
また、上記実施の形態では、勤務日入力フォームF1の空欄となっている各日付枠をタッチ操作することにより、各日付枠内に所望のマークを貼り付けた態様の表示とする構成としたが、例えば、勤務日入力フォームF1の表示当初より、各日付枠内に所定のマーク(例えば、○印のマーク)を貼り付けた態様の表示とし、従業員が変更したい日付に対してのみ所望のマークを貼り付けるようにしてもよい。これにより、従業員は表示された日付枠すべてに対してタッチ操作を行う必要がなくなるので労力を軽減することができるようになる。
また、上記実施の形態では、勤務日入力フォームF1、勤務確定入力フォームF2、管理者閲覧用の確定シフトF4、及び従業員個人用の確定シフトF6は、月間(月別)カレンダー形式の一覧表としたが、年月日情報又は時刻情報が所定の時間帯に対応した時間枠を有する態様であればよい。
また、上記実施の形態における勤務シフト管理システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
複数の勤務時間帯から希望する勤務時間帯を指定するための入力フォームをユーザID毎に表示させる表示制御手段と、
前記勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に勤務可能な人数を集計する集計手段と、
を備え、
前記入力フォームは、前記勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に対応させて所定のマークを貼り付け入力するためのマーク貼付領域が設けられており、
前記集計手段は、前記勤務時間帯毎に当該勤務時間帯に対応したマーク貼付領域に前記マークが貼り付けられたユーザIDの数をカウントすることにより、当該勤務時間帯に勤務可能な人数を集計することを特徴とする勤務シフト管理装置。
<請求項2>
コンピュータを、
複数の勤務時間帯から希望する勤務時間帯を指定するための入力フォームをユーザID毎に表示させる表示制御手段、
前記勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に勤務可能な人数を集計する集計手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記入力フォームは、前記勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に対応させて所定のマークを貼り付け入力するためのマーク貼付領域が設けられており、
前記集計手段は、前記勤務時間帯毎に当該勤務時間帯に対応したマーク貼付領域に前記マークが貼り付けられたユーザIDの数をカウントすることにより、当該勤務時間帯に勤務可能な人数を集計することを特徴とするプログラム。
1 勤務シフト管理システム
10 サーバ
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
17 バス
20 端末装置
21 CPU
22 操作部
23 RAM
24 表示部
25 記憶部
26 無線通信部
27 バス
N 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる第1表示制御手段を備え、
    前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、
    前記第1表示制御手段は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、
    ことを特徴とする勤務シフト管理装置。
  2. 前記第1表示制御手段は、前記勤務時間帯別に前記確定した勤務シフト表を表示させる際に、確定した勤務日数の合計値も同時に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の勤務シフト管理装置。
  3. 前記勤務時間帯毎に、当該勤務時間帯に勤務が確定した人数を集計する集計手段と、
    前記集計手段により集計された前記勤務が確定した人数を表す確定人数集計表を表示させる第2表示制御手段と、
    を更に備え、
    前記確定人数集計表は、前記勤務時間帯別に表示画面が切り替えられる集計表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられているとともに、当該日付枠毎に前記勤務が確定した人数が表示され、
    前記第2表示制御手段は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記確定人数集計表の一部として表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の勤務シフト管理装置。
  4. 前記集計手段によって前記勤務時間帯毎に勤務が確定した人数が集計される際に、前記日付枠毎に前記勤務が確定した人数の過不足を判定する判定手段を更に備え、
    前記第2表示制御手段は、前記確定人数集計表に前記日付枠毎に前記勤務が確定した人数を表示させる際に、前記判定手段によって人数の過不足があると判定された場合と、人数の過不足がないと判定された場合と、で表示態様を異ならせる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の勤務シフト管理装置。
  5. 前記勤務時間帯のリストは、ローカル的な通称名で表示される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の勤務シフト管理装置。
  6. 勤務シフト管理装置のコンピュータを、
    確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる表示制御手段として機能させ、
    前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、
    記表示制御手段は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 勤務シフト管理装置が実行する勤務シフト管理支援方法であって、
    確定した勤務シフト表をユーザID毎に表示させる表示制御処理を含み、
    前記勤務シフト表は、勤務時間帯別に表示画面が切り替えられるシフト表であって、複数の日付枠が所定の形式で設けられるとともに、当該日付枠毎に確定したことを示す所定のマークが表示され、
    前記表示制御処理は、互いに異なる勤務時間帯が割り当てられ且つ前記表示画面に表示させる勤務時間帯をユーザが選択するための複数の選択ボタンを、前記勤務時間帯のリストとして且つ前記勤務シフト表の一部として表示させる、
    ことを特徴とする勤務シフト管理支援方法。
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