JP2024068313A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】予め定められたユーザが得た最終成果物に関する情報を、他のユーザに伝達して入力するという作業の無駄を省くことができる情報処理装置及び情報処理プログラムを得る。
【解決手段】サーバ10は、ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付ける第1受付部11Aと、受け付けた成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示する提示部11Bと、最終成果物の生産に対応するワークフロー情報を、第2ユーザから受け付ける第2受付部11Cと、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
従来、受注から最終成果物の生産、当該最終成果物の発送までを一貫して行う業務を支援するために適用可能な技術として以下の技術があった。
特許文献1には、受注生産において、リードタイムを短縮するとともに生産の平準化を図ることを目的とした生産管理システムが開示されている。
この生産管理システムは、営業部門の受注情報に基づいて案件を生産管理する生産管理システムであって、営業部門が受注情報を入力する見積もり支援システムと、この見積もり支援システムに入力された受注情報に応じて生産部門での生産時期を予約する生産予約システムとを備えたことを特徴とする。
また、特許文献2には、ジョブ作成及びジョブ更新の作業を簡略化して操作時間の短縮を図ることを目的としたワークフロー作成支援装置が開示されている。
このワークフロー作成支援装置は、印刷業務を行うためのワークフローの作成を支援するワークフロー作成支援装置であって、ジョブの内容を特定する複数のパラメータに関する情報を含んだジョブ情報を取得するジョブ情報取得部と、予め登録されている複数のテンプレートの中から、前記ジョブ情報取得部により取得した前記複数のパラメータに関する情報のうち少なくとも一部のパラメータの情報を利用して、選択候補となるテンプレートの絞り込み処理を行う絞り込み処理部と、前記絞り込み処理部によって絞り込まれたテンプレートの情報を選択候補として表示させ、かつ前記選択候補の中から一つのテンプレートをユーザに選択させる選択操作を受け付けるための選択画面の表示に用いられる選択画面データを作成する選択画面データ作成部と、前記選択操作により選択された前記一つのテンプレートの情報及び前記複数のパラメータに関する情報に基づいて、ジョブ定義ファイルを作成するジョブ定義ファイル作成部と、を備える。
特開2003-91661号公報 特開2017-16315号公報
従来、ワークフローに従って最終成果物を生産する業態において、最終成果物を受注するユーザと、最終成果物を生産するユーザとが、その役割に応じた情報を入力する場合、最終成果物を受注するユーザが得た最終成果物に関する情報を、最終成果物を生産するユーザに伝達して入力するという作業の無駄が生じる場合がある、という問題点があった。
本開示の目的は、予め定められたユーザが得た最終成果物に関する情報を、他のユーザに伝達して入力するという作業の無駄を省くことができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付け、受け付けた前記成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、前記最終成果物の生産に対応する前記ワークフロー情報を、前記第2ユーザから受け付ける。
また、第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記最終成果物が、印刷物であるものである。
また、第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記成果物情報が、前記印刷物のフォーマット、仕上がりサイズ、用紙種類、及び部数の少なくとも1つを含み、前記ワークフロー情報が、前記印刷物のプリプレスに関する情報、刷版出力に関する情報、印刷に関する情報、及び加工に関する情報の少なくとも1つを含むものである。
また、第4態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記成果物情報及び前記ワークフロー情報を、異なる端末装置から受け付けるものである。
また、第5態様に係る情報処理装置は、第4態様に係る情報処理装置において、前記第1ユーザが、前記最終成果物に関する営業役割のユーザであり、前記第2ユーザが、前記最終成果物を生産するための工務を行う工務役割のユーザであるものである。
また、第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集ができないようにするものである。
また、第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集が行われる場合、その旨を示す情報を、当該成果物情報を入力した営業役割のユーザに通知するものである。
また、第8態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、第1のモードと第2のモードの選択をユーザから受け付け、前記第1のモードが、前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付け、受け付けた前記成果物情報が示す情報を前記第2ユーザに提示し、前記ワークフロー情報を前記第2ユーザから受け付けるモードであり、前記第2のモードが、前記成果物情報と前記ワークフロー情報の入力を同一のユーザから受け付けるモードであるものである。
また、第9態様に係る情報処理装置は、第8態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記ユーザによる前記選択の結果に関わらず、前記成果物情報が受け付けられた対象を示す受注情報を表示するものである。
また、第10態様に係る情報処理装置は、第9態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記第1のモードにおいて、前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付けた後で、かつ、前記第2ユーザから前記ワークフロー情報を受け付ける前に、前記成果物情報を含む前記受注情報を受注情報一覧画面に表示し、前記第2のモードにおいて、前記成果物情報と前記ワークフロー情報を受け付けた後に、前記受注情報を前記受注情報一覧画面に表示するものである。
更に、上記目的を達成するために、第11態様に係る情報処理プログラムは、ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付け、受け付けた前記成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、前記最終成果物の生産に対応する前記ワークフロー情報を、前記第2ユーザから受け付ける、処理をコンピュータに実行させる。
第1態様及び第11態様によれば、予め定められたユーザが得た最終成果物に関する情報を、他のユーザに伝達して入力するという作業の無駄を省くことができる。
第2態様によれば、印刷物の生産に関して、本開示の技術の効果を享受することができる。
第3態様によれば、適用した情報に関して、本開示の技術の効果を享受することができる。
第4態様によれば、成果物情報及びワークフロー情報を異なる端末装置を用いて入力するシステムに、本開示の技術を適用することができる。
第5態様によれば、営業と工務を伴う業務に、本開示の技術を適用することができる。
第6態様によれば、成果物情報に対する不要な編集作業を回避することができる。
第7態様によれば、成果物情報の入力者に編集される旨を把握させることができる。
第8態様によれば、各情報の入力形態を適宜切り替えることができる。
第9態様によれば、ワークフロー情報の受け付け状況の如何に関わらず、受注されたものの全てをユーザに把握させることができる。
第10態様によれば、選択されたモードに応じて、受注されたものの全てをユーザに把握させることができる。
実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るサーバの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る受注情報データベースの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係るテンプレート情報データベースの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るモード選択画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る受注作成画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る工程作成画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係るテンプレート選択画面の一例を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本開示を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、本開示の情報処理装置としてのサーバ10と、複数の端末装置50A、50B、・・・と、を含む。なお、以下では、端末装置50A、50B、・・・を区別することなく説明する場合は、単に「端末装置50」と総称する。
サーバ10及び端末装置50の例としては、パーソナルコンピュータ及びサーバコンピュータ等の据え置き型の各種情報処理装置が挙げられる。但し、この形態に限るものではなく、サーバ10及び端末装置50として、タブレット端末、携帯情報端末等の携帯型の各種情報処理装置を適用する形態としてもよい。
サーバ10と、端末装置50とは、ネットワークNを介して接続されており、サーバ10は、端末装置50とネットワークNを介して相互に通信可能とされている。なお、本実施形態では、ネットワークNとしてインターネット、電話回線網等の公共の通信回線を適用しているが、この形態に限定されるものではない。例えば、ネットワークNとして、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の企業内の通信回線を適用してもよく、これらの企業内の通信回線及び公共の通信回線を組み合わせて適用してもよい。また、本実施形態では、ネットワークNとして有線の通信回線を適用しているが、この形態に限定されるものではなく、無線の通信回線を適用してもよく、有線及び無線の各通信回線を組み合わせて適用してもよい。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るサーバ10の構成を説明する。図2は、本実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図であり、図3は、本実施形態に係るサーバ10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るサーバ10は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)11、一時記憶領域としてのメモリ12、不揮発性の記憶部13、キーボード及びマウス等の入力部14、液晶ディスプレイ等の表示部15、媒体読み書き装置(R/W)16、及び通信インタフェース(I/F)部18を備えている。CPU11、メモリ12、記憶部13、入力部14、表示部15、媒体読み書き装置16、及び通信I/F部18はバスBを介して互いに接続されている。媒体読み書き装置16は、記録媒体17に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体17への情報の書き込みを行う。
本実施形態に係る記憶部13はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部13には、情報処理プログラム13Aが記憶されている。
情報処理プログラム13Aは、当該プログラム13Aが書き込まれた記録媒体17が媒体読み書き装置16に接続され、媒体読み書き装置16が記録媒体17からの当該プログラム13Aの読み出しを行うことで、記憶部13へ記憶(インストール)される。CPU11は、情報処理プログラム13Aを記憶部13から適宜読み出してメモリ12に展開し、当該プログラム13Aが有するプロセスを順次実行する。
また、記憶部13には、受注情報データベース13B及びテンプレート情報データベース13Cが記憶されている。なお、受注情報データベース13B及びテンプレート情報データベース13Cについては、詳細を後述する。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るサーバ10の機能的な構成について説明する。図3に示すように、本実施形態に係るサーバ10は、第1受付部11A、提示部11B、第2受付部11C、編集制御部11D、及び表示制御部11Eを含む。サーバ10のCPU11が情報処理プログラム13Aを実行することで、第1受付部11A、提示部11B、第2受付部11C、編集制御部11D、及び表示制御部11Eとして機能する。
本実施形態に係る第1受付部11Aは、ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから端末装置50を介して受け付ける。なお、ここでいう「ワークフロー」とは、「ユーザによる処理に応じて連動する一連の業務の流れや集合」を意味する。また、本実施形態では、上記最終成果物として印刷物を適用している。但し、この形態に限るものではなく、車両、建築物等といったように、ワークフローに従って生産されるものでれば、如何なるものも上記最終成果物として適用し得る。
また、本実施形態に係る提示部11Bは、第1受付部11Aによって受け付けられた成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示する。なお、本実施形態では、提示部11Bによる提示として、端末装置50の表示部による表示による提示を適用しているが、これに限るものではない。例えば、画像形成装置による印刷による提示や、音声再生装置による音声による提示を、提示部11Bによる提示として適用する形態としてもよい。
そして、本実施形態に係る第2受付部11Cは、最終成果物の生産に対応するワークフロー情報を、第2ユーザから端末装置50を介して受け付ける。
本実施形態では、成果物情報に、対応する最終成果物の発送完了予定日時を示す情報の他、印刷物のフォーマット、仕上がりサイズ、用紙種類、及び部数の少なくとも1つ(本実施形態では、全て)を含むものとされている。また、本実施形態では、ワークフロー情報に、対応するワークフローを示す情報(本実施形態では、ワークフロー名、及びワークフローID)の他、印刷物のプリプレスに関する情報、刷版出力に関する情報、印刷に関する情報、及び加工に関する情報の少なくとも1つ(本実施形態では、全て)を含むものとされている。
また、本実施形態では、第1受付部11A及び第2受付部11Cが、成果物情報及びワークフロー情報を、各々異なる端末装置50から受け付ける。但し、この形態に限るものではなく、成果物情報及びワークフロー情報を同一の端末装置50から受け付ける形態としてもよい。
また、本実施形態では、第1ユーザが、最終成果物に関する営業役割のユーザであり、第2ユーザが、最終成果物を生産するための工務を行う工務役割のユーザであるものとされている。但し、この形態に限るものではなく、事務担当者及び実務担当者、窓口担当者及び生産者等といったように、役割分担している人の組み合わせでれば、如何なる組み合わせも上記第1ユーザ及び第2ユーザとなり得る。
一方、本実施形態に係る編集制御部11Dは、工務役割のユーザによる成果物情報に対する編集ができないようにする。本実施形態では、工務役割のユーザに対する、成果物情報に対するアクセス権を外す処理を実行することで、工務役割のユーザによる成果物情報に対する編集ができないようにする形態としているが、これに限るものではない。例えば、工務役割のユーザが使用できる端末装置50では成果物情報を表示しないようにすることで、当該工務役割のユーザによる成果物情報に対する編集ができないようにする形態としてもよい。
また、本実施形態に係る第1受付部11A及び第2受付部11Cは、第1のモードと第2のモードの選択をユーザから受け付ける。ここで、第1のモードは、成果物情報の入力を第1ユーザから受け付け、受け付けた成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、ワークフロー情報を第2ユーザから受け付けるモードである。また、第2のモードは、成果物情報とワークフロー情報の入力を同一のユーザから受け付けるモードである。
また、本実施形態に係る表示制御部11Eは、ユーザによる上記選択の結果に関わらず、成果物情報が受け付けられた対象を示す受注情報を端末装置50において表示する。ここで、本実施形態に係る表示制御部11Eでは、第1のモードにおいて、成果物情報の入力を第1ユーザから受け付けた後で、かつ、第2ユーザからワークフロー情報を受け付ける前に、成果物情報を含む受注情報を受注情報一覧画面に表示する。また、本実施形態に係る表示制御部11Eでは、第2のモードにおいて、成果物情報とワークフロー情報を受け付けた後に、受注情報を受注情報一覧画面に表示する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る受注情報データベース13Bについて説明する。図4は、本実施形態に係る受注情報データベース13Bの構成の一例を示す模式図である。
本実施形態に係る受注情報データベース13Bは、上述した受注情報が登録されるデータベースである。本実施形態に係る受注情報データベース13Bは、一例として図4に示すように、受注ID(Identification)、受注日時、成果物情報、及びワークフロー情報の各情報が関連付けられて記憶される。
上記受注IDは、対応する受注対象を個別に特定するために、受注対象の各々毎に異なるものとして予め付与される情報であり、受注日時は、対応する受注対象を受注した日時を示す情報である。また、上記成果物情報は、対応する受注対象における上述した成果物情報そのものを示す情報であり、上記ワークフロー情報は、対応する受注対象における上述したワークフロー情報そのものを示す情報である。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るテンプレート情報データベース13Cについて説明する。図5は、本実施形態に係るテンプレート情報データベース13Cの構成の一例を示す模式図である。
本実施形態に係るテンプレート情報データベース13Cは、工務役割のユーザによって作成されたワークフローのテンプレートに関する情報が登録されるデータベースである。本実施形態に係るテンプレート情報データベース13Cは、一例として図5に示すように、ワークフロー名、作成日時、作成者、最終更新日時、最終更新者、ワークフローID、及びワークフローの各情報が関連付けられて記憶される。
上記ワークフロー名及びワークフローIDは、各々、受注情報データベース13Bのワークフロー情報に含まれるワークフロー名及びワークフローIDと同一の情報である。また、上記作成日時は、対応するワークフローを最初に作成した日時を示す情報であり、上記作成者は、対応するワークフローを最初に作成したユーザを示す情報である。また、上記最終更新日時は、対応するワークフローを最後に更新した日時を示す情報であり、上記最終更新者は、対応するワークフローを最後に更新したユーザを示す情報である。
更に、上記ワークフローは、対応するワークフローそのものを示す情報であり、当該ワークフローを構成する部品の名称を示す部品名情報、及び当該部品のアイコンを示すアイコン情報が含まれている。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1の作用として、情報処理システム1において中心的な役割を担うサーバ10が情報処理を実行する場合の作用を説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報処理システム1では、営業役割のユーザが成果物情報を入力する場合か、又は、工務役割のユーザがワークフロー情報を入力する場合か、又は、何れかのユーザが単独で、これらの情報を入力する場合に、端末装置50に対して情報処理の実行開始を指示する指示入力を行う。情報処理は、このユーザによる指示入力が行われた場合に、端末装置50からの指示に応じてサーバ10のCPU11が情報処理プログラム13Aを実行することで実行される。なお、ここでは、錯綜を回避するために、受注情報データベース13B及びテンプレート情報データベース13Cが構築済みである場合について説明する。
図6のステップ100で、CPU11は、予め定められた構成とされたモード選択画面が表示部によって表示されるようにアクセス元の端末装置50(以下、「対象端末装置」という。)を制御する。図7には、本実施形態に係るモード選択画面の一例が示されている。
図7に示すように、本実施形態に係るモード選択画面では、適用するモードの指定を促すメッセージが表示される。また、本実施形態に係るモード選択画面では、第1のモードを選択し、かつ、ユーザが営業役割のユーザである場合に指定する第1モード・営業ボタン15A1が表示される。また、本実施形態に係るモード選択画面では、第1のモードを選択し、かつ、ユーザが工務役割のユーザである場合に指定する第1モード・工務ボタン15A2が表示される。更に、本実施形態に係るモード選択画面では、第2のモードを選択する場合に指定する第2モードボタン15A3が表示される。
対象端末装置によってモード選択画面が表示されると、ユーザは、第1モード・営業ボタン15A1、第1モード・工務ボタン15A2、及び第2モードボタン15A3の各ボタンのうち、対応するボタンを指定する。そこで、ステップ102で、CPU11は、上記各ボタンのうちの何れかのボタンが指定されるまで待機する。即ち、このとき、対象端末装置は、ユーザによって第1モード・営業ボタン15A1、第1モード・工務ボタン15A2、及び第2モードボタン15A3の何れかのボタンが指定されるまで待機する。そして、対象端末装置は、ユーザによって指定されたボタンを特定することのできる第1特定情報をサーバ10に送信する。そこで、サーバ10のCPU11は、ステップ102において、上記第1特定情報が対象端末装置から受信されるまで待機する。
ステップ104で、CPU11は、受信された第1特定情報を用いて、ユーザが指定したボタンが第1モード・営業ボタン15A1又は第1モード・工務ボタン15A2であったか否かを判定することで、ユーザによって第1のモードが指定されたか否かを判定する。そして、この判定において肯定判定となった場合はステップ106に移行する。
ステップ106で、CPU11は、ユーザによって第1モード・営業ボタン15A1が指定されたか否かを判定することで、ユーザが営業役割のユーザであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ108に移行する。
ステップ108で、CPU11は、受注情報データベース13Bから、これまでに登録されている全ての情報(以下、「受注情報」という。)を読み出し、当該受注情報を用いて、予め定められた構成とされた受注作成画面が表示部によって表示されるように対象端末装置を制御する。ステップ110で、CPU11は、対象端末装置から予め定められた情報が受信されるまで待機する。図8には、本実施形態に係る受注作成画面の一例が示されている。
図8に示すように、本実施形態に係る受注作成画面では、読み出した受注情報が示す現在の受注状況を示す受注状況情報15Bが表示される。なお、図8に示すように、この時点で、成果物情報のみが登録されており、ワークフロー情報が登録されていない受注対象については、ワークフロー情報については登録されていない旨を示す不登録情報(本実施形態では、「-」(ハイフン)を示す情報)が表示される。従って、ユーザは、受注作成画面を参照することで、ワークフロー情報が登録されているか否かに関わらず、この時点で受注している全ての受注対象を把握することができる。
また、本実施形態に係る受注作成画面では、各項目の入力を促すメッセージと共に、上述した成果物情報の各情報を入力するめの入力領域15Cが表示される。
受注作成画面が対象端末装置によって表示されると、ユーザは、受注状況情報15Bを参照することで、この時点の受注状況を確認した後、新たに登録する受注対象に関する成果物情報を、対応する入力領域15Cに入力した後、終了ボタン15Gを指定する。これに応じて、対象端末装置は、ユーザによって入力された成果物情報をサーバ10に送信する。成果物情報を受信すると、ステップ110が肯定判定となってステップ112に移行する。図8に示す受注作成画面が、本開示の受注情報一覧画面に相当する。
なお、図8に示す例では、ユーザ自身が受注IDを入力する場合について例示しているが、これに限るものではない。例えば、対象端末装置又はサーバ10が、それまでに用いられていない受注IDを自動的に生成し、当該受注IDを表示する形態としてもよい。
ステップ112で、CPU11は、受信した成果物情報を受注情報データベース13Bに記憶(登録)し、その後にステップ132に移行する。なお、この成果物情報の登録の際に、CPU11は、この時点の日時を示す情報を受注日時として受注情報データベース13Bに登録する。
一方、ステップ106において否定判定となった場合、ユーザが工務役割のユーザであると見なしてステップ114に移行する。ステップ114で、CPU11は、ユーザが成果物情報に対する編集ができないようにする編集無効化処理を上述したように実行する。
ステップ116で、CPU11は、受注情報データベース13Bから、これまでに登録されている全ての情報(受注情報)を読み出し、当該受注情報を用いて、予め定められた構成とされた工程作成画面が表示部によって表示されるように対象端末装置を制御する。図9には、本実施形態に係る工程作成画面の一例が示されている。
図9に示すように、本実施形態に係る工程作成画面では、読み出した受注情報が示す現在の受注状況を示す受注状況情報15Bが受注作成画面と略同様に表示される。但し、工程作成画面では、ステップ114の処理によって無効化された成果物情報が、当該無効化された旨を示す状態(図9に示す例では、マスキング状態)で表示される。従って、ユーザは、受注状況情報15Bを参照することで、この時点で受注している全ての受注対象を把握することができると共に、成果物情報を編集することができない旨を容易に把握することができる。図9に示す工程作成画面も、本開示の受注情報一覧画面に相当する。
また、本実施形態に係る工程作成画面では、テンプレート情報データベース13Cに登録されているワークフローのテンプレートから何れかを選択して適用する場合に指定されるテンプレート選択ボタン15D1が表示される。また、本実施形態に係る工程作成画面では、自身がワークフローを直接入力する場合に指定されるワークフロー設定ボタン15D2が表示される。ここで、ユーザは、まず、受注状況情報15Bにおける、ワークフローを登録する成果物情報の表示領域を指定することで、ワークフロー情報を入力する受注対象を指定する。そして、ユーザは、テンプレート選択ボタン15D1及びワークフロー設定ボタン15D2の2つのボタンのうち、所望のボタンを指定する。
そこで、ステップ118で、CPU11は、上記2つのボタンのうちの何れかのボタンがユーザによって指定されるまで待機する。即ち、このとき、対象端末装置は、ユーザによってテンプレート選択ボタン15D1及びワークフロー設定ボタン15D2の何れかのボタンが指定されるまで待機する。そして、対象端末装置は、ユーザによって指定されたボタンを特定することのできる第2特定情報をサーバ10に送信する。そこで、サーバ10のCPU11は、ステップ118において、上記第2特定情報が対象端末装置から受信されるまで待機する。
ステップ120で、CPU11は、受信された第2特定情報を用いて、ユーザが指定したボタンがテンプレート選択ボタン15D1であったか否かを判定することで、ユーザによって既存のテンプレートから何れかを選択して適用することが指定されたか否かを判定する。ここで肯定判定となった場合はステップ122に移行する。
ステップ122で、CPU11は、テンプレート情報データベース13Cから、これまでに登録されている全ての情報(以下、「テンプレート情報」という。)を読み出す。そして、CPU11は、読み出したテンプレート情報を用いて、予め定められた構成とされたテンプレート選択画面が表示部によって表示されるように対象端末装置を制御する。ステップ124で、CPU11は、対象端末装置から予め定められた情報が受信されるまで待機する。図10には、本実施形態に係るテンプレート選択画面の一例が示されている。
図10に示すように、本実施形態に係るテンプレート選択画面では、読み出したテンプレート情報が示すワークフローに関する情報を一覧表形式で表示するテンプレート群情報15Eが表示される。なお、図10に示すように、本実施形態では、テンプレート群情報15Eとして、予め指定されたフィルタ条件によってフィルタリングされたテンプレートのみを表示するものとされているが、これに限るものではない。例えば、読み出したテンプレート情報が示す全てのテンプレートをテンプレート群情報15Eとして表示する形態としてもよい。また、本実施形態では、図10に示すように、フィルタ条件として、「部品数が一致する」との条件を適用しているが、これに限るものではない。例えば、「同一の業態である」との条件や、「同一のフォーマットである」との条件、「同一の生産期間である」との条件等といった各種条件の何れか1つや、複数の条件の組み合わせを、フィルタ条件として適用する形態としてもよい。
テンプレート選択画面が対象端末装置によって表示されると、ユーザは、表示されているテンプレート群情報15Eのうち、所望のテンプレートの表示領域を指定する。これに応じて、対象端末装置は、ユーザによって指定されたテンプレートを特定するための第3特定情報をサーバ10に送信する。第3特定情報を受信すると、サーバ10のCPU11は、指定されたテンプレートに対応するワークフローを、読み出したテンプレート情報から抽出し、抽出したワークフローを模式的に示すワークフロー模式情報を作成して対象端末装置に送信する。ワークフロー模式情報を受信すると、対象端末装置は、受信したワークフロー模式情報が示すワークフローの模式図15Fをテンプレート選択画面に表示する。
図10に示すように、本実施形態に係る模式図15Fでは、ユーザによって指定されたテンプレートが示すワークフローが、各処理が実行される順に、上述した部品及びアイコンを用いて模式的に表示される。従って、ユーザは、模式図15Fを参照することで、自身が選択したワークフローを容易、かつ、直感的に把握することができる。なお、模式図15Fに示す例では、営業役割のユーザによる成果物情報の入力に応じた部品として「受付」、及び「発送」が表示されている。また、模式図15Fに示す例では、工務役割のユーザによるワークフロー情報の入力に応じた部品として「プリプレス」、「刷版出力」、「印刷」、及び「加工」が表示されている。但し、成果物情報及びワークフロー情報に応じた部品は、これらに限るものでないことは言うまでもない。
そこで、ユーザは、表示されている模式図15Fが示すワークフローを採用しない場合は、表示されているテンプレート群情報15Eにおける他のテンプレートの表示領域を指定する。これに応じて、テンプレート選択画面には、上述した処理の流れと同様に、指定したテンプレートに対応するワークフローの模式図15Fが表示(更新)される。
そして、ユーザは、表示されている模式図15Fが示すワークフローを採用する場合は終了ボタン15Gを指定する。これに応じて、対象端末装置は、最終的に模式図15Fによって表示されたワークフローを示す最終選択情報をサーバ10に送信する。最終選択情報を受信すると、ステップ124が肯定判定となってステップ126に移行する。
ステップ126で、CPU11は、対象端末装置から受信した最終選択情報が示すワークフローに対応するワークフロー情報を、対応する成果物情報に対応付けて受注情報データベース13Bに記憶(登録)し、その後にステップ132に移行する。
一方、ステップ120において否定判定となった場合はユーザによってワークフロー設定ボタン15D2が指定されたと見なしてステップ128に移行する。ステップ128で、CPU11は、ユーザに対して手動でワークフローを作成させて、ワークフロー情報を受注情報データベース13Bに登録するワークフロー設定処理を実行し、その後にステップ132に移行する。なお、上記ワークフロー設定処理は、従来既知の技術であるので、これ以上の説明は省略する。
ワークフロー設定処理により、ユーザによって作成されたワークフローは、テンプレート情報データベース13Cに逐次登録される。これにより、当該ワークフローは、情報処理システム1のユーザによって利用可能となる。
また、ステップ104において否定判定となった場合は、ユーザによって第2のモードが指定されたと見なしてステップ130に移行する。ステップ130で、CPU11は、対象端末装置のユーザに対して成果物情報及びワークフロー情報の双方を纏めて入力させる全情報入力登録処理を実行し、その後にステップ132に移行する。なお、上記全情報入力登録処理は、上述したステップ108~ステップ112による成果物情報の登録に関する処理、及び上述したステップ116~ステップ128によるワークフロー情報の登録に関する処理を連続して行うものである。このため、全情報入力登録処理の、これ以上の説明は省略する。なお、第2のモードにおいては、成果物情報とワークフロー情報の双方を受け付けた後に、受注情報を受注作成画面及び工程作成画面において表示する形態としてもよい。
ステップ132で、CPU11は、予め定められた終了タイミングが到来したか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ100に戻る一方、肯定判定となった場合は本情報処理を終了する。なお、本実施形態では、上記終了タイミングとして、対象端末装置に対して、ユーザにより本情報処理の終了を指示する指示入力が行われたタイミングを適用しているが、この形態に限るものでないことは言うまでもない。
なお、上記実施形態では、情報処理をサーバ10において実行する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、端末装置50によって情報処理を実行する形態としてもよいし、情報処理をサーバ10及び端末装置50の双方で分担して実行する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、各種データベースをサーバ10に登録した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、何れかの端末装置50に各種データベースを登録する形態や、端末装置50を除く、サーバ10からアクセス可能な装置に各種データベースを登録する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、工務役割のユーザによる成果物情報に対する編集ができないようにする場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、工務役割のユーザによる成果物情報に対する編集が行われる場合、その旨を示す情報を、当該成果物情報を入力した営業役割のユーザに通知する形態としてもよい。この形態における営業役割のユーザに対する通知の形態としては、当該ユーザが使用する端末装置50や、スマートフォン等の他の端末装置に対して通知する形態を例示することができる。
以上、実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば、CPU等)や、専用のプロセッサ(例えば、GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
更に、上記実施形態では、情報処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明したサーバ10の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態で説明した各種画面の構成も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したり、レイアウトを変更したりしてもよいことは言うまでもない。
更に、上記実施形態で説明した情報処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
(付記)
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付け、
受け付けた前記成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、
前記最終成果物の生産に対応する前記ワークフロー情報を、前記第2ユーザから受け付ける、
情報処理装置。
(((2)))
前記最終成果物は、印刷物である、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記成果物情報は、前記印刷物のフォーマット、仕上がりサイズ、用紙種類、及び部数の少なくとも1つを含み、
前記ワークフロー情報は、前記印刷物のプリプレスに関する情報、刷版出力に関する情報、印刷に関する情報、及び加工に関する情報の少なくとも1つを含む、
(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記プロセッサは、
前記成果物情報及び前記ワークフロー情報を、異なる端末装置から受け付ける、
(((1)))から(((3)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記第1ユーザは、前記最終成果物に関する営業役割のユーザであり、
前記第2ユーザは、前記最終成果物を生産するための工務を行う工務役割のユーザである、
(((4)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記プロセッサは、
前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集ができないようにする、
(((5)))に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記プロセッサは、
前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集が行われる場合、その旨を示す情報を、当該成果物情報を入力した営業役割のユーザに通知する、
(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記プロセッサは、
第1のモードと第2のモードの選択をユーザから受け付け、
前記第1のモードは、
前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付け、
受け付けた前記成果物情報が示す情報を前記第2ユーザに提示し、
前記ワークフロー情報を前記第2ユーザから受け付けるモードであり、
前記第2のモードは、
前記成果物情報と前記ワークフロー情報の入力を同一のユーザから受け付けるモードである、
ことを特徴とする(((1)))から(((7)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
(((9)))
前記プロセッサは、
前記ユーザによる前記選択の結果に関わらず、前記成果物情報が受け付けられた対象を示す受注情報を表示する、
(((8)))に記載の情報処理装置。
(((10)))
前記プロセッサは、
前記第1のモードにおいて、前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付けた後で、かつ、前記第2ユーザから前記ワークフロー情報を受け付ける前に、前記成果物情報を含む前記受注情報を受注情報一覧画面に表示し、
前記第2のモードにおいて、前記成果物情報と前記ワークフロー情報を受け付けた後に、前記受注情報を前記受注情報一覧画面に表示する、
(((9)))に記載の情報処理装置。
(((1)))に係る情報処理装置によれば、予め定められたユーザが得た最終成果物に関する情報を、他のユーザに伝達して入力するという作業の無駄を省くことができる。
(((2)))に係る情報処理装置によれば、印刷物の生産に関して、本開示の技術の効果を享受することができる。
(((3)))に係る情報処理装置によれば、適用した情報に関して、本開示の技術の効果を享受することができる。
(((4)))に係る情報処理装置によれば、成果物情報及びワークフロー情報を異なる端末装置を用いて入力するシステムに、本開示の技術を適用することができる。
(((5)))に係る情報処理装置によれば、営業と工務を伴う業務に、本開示の技術を適用することができる。
(((6)))に係る情報処理装置によれば、成果物情報に対する不要な編集作業を回避することができる。
(((7)))に係る情報処理装置によれば、成果物情報の入力者に編集される旨を把握させることができる。
(((8)))に係る情報処理装置によれば、各情報の入力形態を適宜切り替えることができる。
(((9)))に係る情報処理装置によれば、ワークフロー情報の受け付け状況の如何に関わらず、受注されたものの全てをユーザに把握させることができる。
(((10)))に係る情報処理装置によれば、選択されたモードに応じて、受注されたものの全てをユーザに把握させることができる。
1 情報処理システム
10 サーバ
11 CPU
11A 第1受付部
11B 提示部
11C 第2受付部
11D 編集制御部
11E 表示制御部
12 メモリ
13 記憶部
13A 情報処理プログラム
13B 受注情報データベース
13C テンプレート情報データベース
14 入力部
15 表示部
15A1 第1モード・営業ボタン
15A2 第1モード・工務ボタン
15A3 第2モードボタン
15B 受注状況情報
15C 入力領域
15D1 テンプレート選択ボタン
15D2 ワークフロー設定ボタン
15E テンプレート群情報
15F 模式図
15G 終了ボタン
16 媒体読み書き装置
17 記録媒体
18 通信I/F部
50 端末装置
N ネットワーク

Claims (11)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付け、
    受け付けた前記成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、
    前記最終成果物の生産に対応する前記ワークフロー情報を、前記第2ユーザから受け付ける、
    情報処理装置。
  2. 前記最終成果物は、印刷物である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記成果物情報は、前記印刷物のフォーマット、仕上がりサイズ、用紙種類、及び部数の少なくとも1つを含み、
    前記ワークフロー情報は、前記印刷物のプリプレスに関する情報、刷版出力に関する情報、印刷に関する情報、及び加工に関する情報の少なくとも1つを含む、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記成果物情報及び前記ワークフロー情報を、異なる端末装置から受け付ける、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1ユーザは、前記最終成果物に関する営業役割のユーザであり、
    前記第2ユーザは、前記最終成果物を生産するための工務を行う工務役割のユーザである、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集ができないようにする、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記工務役割のユーザによる前記成果物情報に対する編集が行われる場合、その旨を示す情報を、当該成果物情報を入力した営業役割のユーザに通知する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    第1のモードと第2のモードの選択をユーザから受け付け、
    前記第1のモードは、
    前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付け、
    受け付けた前記成果物情報が示す情報を前記第2ユーザに提示し、
    前記ワークフロー情報を前記第2ユーザから受け付けるモードであり、
    前記第2のモードは、
    前記成果物情報と前記ワークフロー情報の入力を同一のユーザから受け付けるモードである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記ユーザによる前記選択の結果に関わらず、前記成果物情報が受け付けられた対象を示す受注情報を表示する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第1のモードにおいて、前記成果物情報の入力を前記第1ユーザから受け付けた後で、かつ、前記第2ユーザから前記ワークフロー情報を受け付ける前に、前記成果物情報を含む前記受注情報を受注情報一覧画面に表示し、
    前記第2のモードにおいて、前記成果物情報と前記ワークフロー情報を受け付けた後に、前記受注情報を前記受注情報一覧画面に表示する、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. ワークフローに従って生産される最終成果物に関する情報で、かつ、当該ワークフローに関するワークフロー情報を含まない情報である成果物情報の入力を予め定められた第1ユーザから受け付け、
    受け付けた前記成果物情報が示す情報を第2ユーザに提示し、
    前記最終成果物の生産に対応する前記ワークフロー情報を、前記第2ユーザから受け付ける、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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