JP6402055B2 - 睫用化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、睫用化粧料に関する。
マスカラ等の睫用化粧料は、睫のカールアップ、ボリュームアップや、睫を長く見せるといった化粧効果を得るために睫に塗布するものであり、従来、これらの睫用化粧料として、水中油型や油中水型の乳化系タイプのものや、油性タイプ等、様々な種類のものが開発されている。
また、近年、上記化粧効果に加え、クレンジング性の向上が求められており、洗浄により簡便に除去することができる水中油型の睫用化粧料が提案されている。しかし、この水中油型の睫用化粧料は、クレンジング性能に優れるものの、カールキープ力に乏しいという問題があった。
そこで、上述の問題を解決すべく、カールキープ力に優れた油中水型の睫用化粧料が提案されている、より具体的には、揮発性炭化水素、非イオン界面活性剤、非揮発性非シリコーン液状油剤、有機シリコーン樹脂、融点が95〜130℃の高融点ワックス、半固形状油剤、及び有機変性粘土鉱物を含有する油中水型睫用化粧料が開示されている。そして、このような組成の睫用化粧料を使用することにより、カールキープ力とクレンジング性に優れた睫用化粧料を提供することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−188394号公報
しかし、上記特許文献1に記載の睫用化粧料は、カールキープ力に優れるものの、油中水型の睫用化粧料であり、乾燥後はクレンジング剤と馴染み難い油性成分が多く残るため、クレンジング性が不十分であると言う問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、優れたカールキープ力とクレンジング性を両立することができる睫用化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の睫用化粧料は、(A)非イオン性界面活性剤、及び(B)多価アルコールを含有し、睫用化粧料の全体に対する成分(A)の配合量が1〜10質量%であり、睫用化粧料の全体に対する成分(B)の含有量が1〜10重量%であることを特徴とする。
本発明によれば、優れたカールキープ力を発揮することができるとともに、オイルタイプ以外のクレンジング化粧料(例えば、クリームタイプ)や市販の洗顔料により、容易にクレンジングすることが可能になる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明の睫用化粧料は、油性睫用化粧料であり、次の成分(A)及び(B):
(A)非イオン性界面活性剤
(B)多価アルコール
を含有し、睫用化粧料の全体に対する(A)成分の配合量が1〜10質量%であり、睫用化粧料の全体に対する(B)成分の含有量が1〜10重量%であることを特徴とする。
<非イオン性界面活性剤>
本発明においては、非イオン性界面活性剤は、睫用化粧料とクレンジング成分とを馴染みやすくするためのものであり、水への溶解性を向上させるとの観点から、非イオン性界面活性剤のHLB値は、10〜20が好ましく、クレンジング性を向上させるとの観点から、12〜18がより好ましい。
なお、ここで言う「HLB(hydrophile-lipophile balance)値」とは、米国Atlas Powder社のGriffinが、自社の非イオン性界面活性剤を使用して、乳化試験から経験的に導きだしたものであり、このHLB値と界面活性剤の化学構造との関係を表す式が提案されている(「新 化粧品ハンドブック」日光ケミカルズ株式会社(平成18年10月30日発行)参照)。HLB値の計算式の一例を、下記数式(1)〜(3)に示す。
(数1)
多価アルコール脂肪酸エステルの場合
20(1−S/A) …(1)
(S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の中和価)
(数2)
けん化価が不明確な多価アルコール脂肪酸エステルの場合
(E+P)/5 …(2)
(E:EO基の重量分率、P:ポリオール基の重量分率)
(数3)
親水基として、EO基のみを含む場合
E/5 …(3)
(E:EO基の重量分率)
また、非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が使用できる。なお、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
また、優れたカールキープ力を保持した状態でクレンジング性を向上させるとの観点から、本発明においては、睫用化粧料の全体に対して、非イオン性界面活性剤を1〜10質量%配合する。
なお、クレンジング性を向上させるとともに、化粧持続性(にじみの無さ)を向上させるとの観点から、睫用化粧料の全体に対する非イオン性界面活性剤の配合量は、2〜8質量%がより好ましい。
<多価アルコール>
多価アルコールは、非イオン界面活性剤と睫用化粧料に含有される他の成分との溶解性を向上させるためのものであり、本発明においては、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、及びグリセリンが挙げられる。このうち、睫用化粧料の使用性を向上させるとの観点から、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、またはグリセリンを使用することが好ましい。なお、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
また、優れたカールキープ力を保持した状態でクレンジング性を向上させるとの観点から、本発明においては、睫用化粧料の全体に対して、多価アルコールを1〜10質量%配合する。
また、クレンジング性を向上させるとともに、化粧持続性(にじみの無さ)を向上させるとの観点から、睫用化粧料の全体に対する多価アルコールの配合量は、2〜8質量%が好ましい。
<親水性ポリマー>
また、本発明の睫用化粧料は、成分(C)として親水性ポリマーを含有してもよい。この親水性ポリマーは、クレンジング時に睫用化粧料の塗膜と水との親和性を向上させるためのものであり、本発明においては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、高重合ポリエチレングリコール、セルロース、アクリル酸ナトリウムグラフトデンプン、アラビアゴム、キサンタンガム、グアーガム、ジェランガム、セルロースガム、コメデンプン、タピオカデンプン、カンテン、アルギン酸、及びカラギーナンが挙げられる。なお、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
また、水との親和性を向上させるとの観点から、高抱水性高分子や高抱水性樹脂を使用することが好ましい。例えば、アクリル酸ナトリウムグラフトデンプン等のデンプン・アクリル酸ナトリウムグラフト共重合体を使用することが好ましい。
また、優れたカールキープ力を保持した状態でクレンジング性を一層向上させるとの観点から、本発明においては、睫用化粧料の全体に対して、親水性ポリマーを1〜15質量%配合する。
即ち、親水性ポリマーを1〜15質量%配合することにより、優れたカールキープ力を発揮することができるとともに、お湯で容易にクレンジングすることが可能になる。
また、クレンジング性を向上させるとともに、睫用化粧料の使用性を向上させるとの観点から、睫用化粧料の全体に対する親水性ポリマーの配合量は、2〜10質量%がより好ましい。
また、本発明の睫用化粧料は、上述の成分(A)、(B)および(C)の他に、一般的に化粧料に使用される成分(油性成分、揮発性油剤、油溶性樹脂、紛体、繊維等)を、本発明の効果を損なわない範囲内で配合することができる。
<油性成分>
油性成分は、滑らかな使用感を確保するためのものである。この油性成分としては、化粧料に使用できるものであれば特に制限されず、例えば、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。
より具体的には、エチレン・プロピレンコポリマー、ポリエチレンワックス、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、水添マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モクロウ等のロウ類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリスリチル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。なお、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
なお、カールアップ効果及び睫用化粧料の使用性を向上させるとの観点から、睫用化粧料の全体に対する油性成分の配合量は、5〜60質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましい。
<油溶性樹脂>
油溶性樹脂は、化粧持続性を向上させるとともに、カールキープ力を保持するためものである。この油溶性樹脂は、室温において、揮発性油剤に溶解し、皮膜形成性を有するものである。この油溶性樹脂としては、化粧料に使用できるものであれば、特に制限されない。例えば、キャンデリラレジン、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、水添アビエチン酸グリセリル等のテルペン系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、アクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系樹脂、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂等が挙げられる。
なお、市販品としては、例えば、キャンデリラ樹脂 E−1(日本ナチュラルプロダクツ(株)製)、パインクリスタル KE−311(荒川化学工業(株)製)、KF−7312T、KF−7312J(共に信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、優れたカールキープ力と化粧持続性を保持するとの観点から、睫用化粧料の全体に対する油溶性樹脂の配合量は、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。
<揮発性油剤>
揮発性油剤は、上述の油溶性樹脂等の成分を溶解するための溶媒として使用されるものである。この揮発性成分としては、化粧料に使用できるものであれば、特に制限されない。例えば、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素油、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルトリメチコン、低重合度ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類が挙げられる。なお、これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
また、このうち、軽質流動イソパラフィン、またはシリコーン類を使用することが好ましい。これは、軽質流動イソパラフィン、またはシリコーン類は、素早く揮発して強固な化粧膜を形成することができるため、優れたカールキープ力を発揮することが可能になるためである。
なお、市販品としては、例えば、IPソルベント(出光興産(株)製)、マルカゾールR(丸善石油化学(株)製)、KF995、TMF−1.5(共に信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、塗布時の優れた使用性を確保しつつ、適切な揮発量により、均一な塗膜を形成させるとの観点から、睫用化粧料の全体に対する揮発性油剤の配合量は、10〜60質量%が好ましく、20〜50質量%がより好ましい。
<粉体>
粉体成分としては、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。より具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、黒酸化鉄、黄酸化鉄、ベンガラ、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆合成金雲母、ガラス末、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄被覆ガラス末、ベンガラ被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化クロム被覆雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、酸化鉄被覆雲母、有機顔料被覆雲母チタン、多層被覆雲母チタン、ケイ酸・酸化チタン被覆雲母、ベンガラ被覆、無水ケイ酸、酸化チタン被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆酸化アルミニウム等のパール剤やポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等のラメ剤の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機色素粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられる。なお、これら粉体は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用でき、更に複合化したものを用いても良い。
また、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて、表面処理を施しても良い。
<繊維>
繊維としては、化粧料に一般に用いられるものであれば特に制限されず、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、レーヨン等の人造繊維、セルロース等の天然繊維、アセテート人絹等の半合成繊維等、またはこれらを複合した繊維が挙げられる。
また、使用する繊維の長さは特に制限されないが、0.1〜10mmが好ましく、0.5〜5mmがより好ましい。また、線密度は0.1〜20デニール(以下、単に「D」と示す。)が好ましく、1〜15Dがより好ましい。なお、これらの繊維は、材質、長さ、線密度の異なる1種又は2種以上を用いることができる。
また、繊維の断面の形状は特に限定されないが、円状、楕円状、多角形、井形、T型、Y型等の断面形状を有するものを使用することができる。更に、これらの繊維は、必要に応じて着色剤で着色してもよく、表面処理を施したものを使用してもよい。なお、表面処理剤の種類としては、フッ素化合物、シリコーン油、粉体、油剤、ゲル化剤、エマルションポリマー、界面活性剤等が挙げられる。
以上より、本発明の睫用化粧料は、非イオン性界面活性剤と多価アルコールを含有し、睫用化粧料の全体に対する非イオン性界面活性剤成分の配合量が1〜10質量%であるとともに、睫用化粧料の全体に対する多価アルコールの配合量が1〜10重量%であるため、優れたカールキープ力を発揮することができるとともに、オイルタイプ以外のクレンジング化粧料(例えば、クリームタイプ)や市販の洗顔料により、容易にクレンジングすることが可能になる。
また、親水性ポリマーを1〜15質量%配合することにより、優れたカールキープ力を発揮することができるとともに、お湯においても、容易にクレンジングすることが可能になる。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を本発明の趣旨に基づいて変形、変更することが可能であり、それらを発明の範囲から除外するものではない。
(実施例1〜16及び比較例1)
<睫用化粧料の製造>
表1に示す組成を有する実施例1〜16及び比較例1の睫用化粧料を、下記の製造方法により製造した。
表1に示す成分(1)〜(14)及び(16)を加熱混合した後、成分(15),(17)を加え、攪拌により均一に混合し室温まで冷却した。その後、この混合物を容器に充填することにより、睫用化粧料を製造した。
次に、各睫用化粧料に対して、カールキープ力、及びクレンジング性を、以下に示す方法により評価した。以上の結果を表1に示す。
<評価基準>
評価パネラー10名に各サンプルを睫毛に塗布してもらい、塗布した際のカールキープ力と、塗布してから6時間後のクレンジング性について、下記評価基準に従って評価した。
良いと答えた人数が8名以上:◎
良いと答えた人数が5〜7名:○
良いと答えた人数が2〜4名:△
良いと答えた人数が1名以下:×
Figure 0006402055
*1:NIKKOL DECAGLYN 1−ISV(日本サーファクタント工業社製)
*2:NIKKOL TO−10V(日本サーファクタント工業社製)
*3:NIKKOL MYS−45V(日本サーファクタント工業社製)
*4:ジプロピレングリコール DPG−FC(旭硝子社製)
*5:化粧用プロピレングリコール(ADEKA社製)
*6:1,3-ブチレングリコール 化粧品グレード(13BGUK)(ダイセル社製)
*7:MAKIMOUSSE 12(大東化成工業社製)
*8:KF−7312J(信越化学工業社製)
表1に示すように、成分(A)と成分(B)を含有する実施例1〜実施例12、及び成分(A)〜(C)を含有する実施例13〜16は、成分(A)〜(C)のいずれも含有しない比較例1に比し、優れたカールキープ力とクレンジング性を有することが判る。
以上説明したように、本発明は、睫用化粧料に、特に、有用である。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)非イオン性界面活性剤
    (B)ジプロピレングリコール
    (C)アクリル酸ナトリウムグラフトデンプン
    を含有し、睫用化粧料の全体に対する成分(A)の配合量が1〜10質量%であり、睫用化粧料の全体に対する成分(B)の配合量が1〜10質量%であり、睫用化粧料の全体に対する成分(C)の配合量が〜15質量%であることを特徴とする油性睫用化粧料。
  2. 前記成分(A)のHLB値が10〜20であることを特徴とする請求項1に記載の油性睫用化粧料。
  3. 前記成分(A)の配合量が、2〜8質量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油性睫用化粧料。
  4. 前記成分(B)の配合量が、2〜8質量%であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の油性睫用化粧料。
  5. 前記成分(A)のHLB値が12〜18であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の油性睫用化粧料。
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