JP5063058B2 - 睫用油性化粧料 - Google Patents

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本発明は、睫用油性化粧料に関する。詳しくは、化粧料中に水を含有しない、非水系の睫用の油性化粧料に関する。
睫用化粧料は、睫をカールして保持し、長く見せ、ボリューム感を与え、耐水性、耐汗性を有して化粧持ちに優れることなどが求められている。この点、油性の睫用化粧料は、耐水性、耐汗性に優れており、化粧効果の持続性に優れた剤型である。その一方で、着色成分である顔料などの分散安定性のために、一般に、固形油や半固形油を高濃度に配合したり、ゲル化剤を配合したりしており、塗布時の延びに劣り、油分特有のべたつきの為に睫が束になってしまうといった問題がある。また、塗膜の柔軟性に乏しいため、睫のカールが不自然な直線的な仕上がりになってしまうといった問題もある。
従来の油性の睫用化粧料としては、固体状アルキルメチルシロキサン、油溶性樹脂及び揮発性液状油を含有した油性マスカラ(特許文献1参照)、水添スチレン・メチルスチレン・インデン共重合体、トリメチルシロキシケイ酸、揮発性油分及び粉体を含有した油性睫毛用化粧料(特許文献2参照)、架橋型吸水性ポリマー、油溶性樹脂及び無水ケイ酸を含有した油性睫用化粧料(特許文献3参照)などが提案されている。
しかし、これら試みに拠って、化粧効果の持続性は改善されるものの、睫のカール保持力、ボリューム感などの効果を十分に満足し、且つ、睫用油性化粧料の欠点である、使用時の延び、睫が束になる、睫の直線的なカール、などをも改善した、満足いく睫用の油性化粧料は得られていない。
特開2004−59564号公報 特開2005−247730号公報 特開2005−330203号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであって、油性化粧料でありながら、軽く滑らかで延びが良好で、睫が束にならずに1本1本に塗布でき、睫を自然なカールに仕上げることができるうえ、睫のカール保持力、ボリューム感にも優れる睫用の油性化粧料を提供することを課題とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、(1)顔料1〜40重量%、(2)キャンデリラレジン、(3)デキストリン脂肪酸エステル、及び(4)1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールを含有してなる睫用油性化粧料に関する。
請求項2に係る発明は、揮発性油分を含有してなる請求項1に記載の睫用油性化粧料に関する。
請求項3に係る発明は、室温で固形の炭化水素を含有してなる請求項1又は2に記載の睫用油性化粧料に関する。
請求項4に係る発明は、1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールである請求項1〜3のいずれかに記載の睫用油性化粧料に関する。
請求項2に係る発明は、揮発性油分を含有してなる請求項1に記載の睫用油性化粧料に関する。
請求項3に係る発明は、室温で固形の炭化水素を含有してなる請求項1又は2に記載の睫用油性化粧料に関する。
請求項4に係る発明は、1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールである請求項1〜3のいずれかに記載の睫用油性化粧料に関する。
本発明の睫用油性化粧料は、油性化粧料でありながら、軽く滑らかで延びが良好で、睫が束にならずに1本1本に塗布でき、睫を自然なカールに仕上げることができるうえ、睫のカール保持力、ボリューム感にも優れるという効果を奏する。
本発明の睫用油性化粧料には、顔料、キャンデリラレジン、デキストリン脂肪酸エステル、及び炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールとを含有する。
顔料としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、有機顔料並びに無機顔料の何れをも用いることができる。有機顔料としては、例えば、酸性染料、塩基性染料などの染料の他、染料のアルミニウムなどのレーキ顔料などであっても良い。具体的には、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色223号、赤色226号、赤色227号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色402号、黄色403号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、青色205号、青色403号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、紫色201号、紫色401号、黒色401号などを例示することができる。
また、無機顔料としては、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、酸化コバルト、酸化チタン、亜鉛華、雲母チタン、酸化鉄処理雲母チタン、カーボンブラック、アルミナなどを例示することができ、これら顔料をフッ素化合物、シリコーン化合物、金属石鹸、レシチン等により表面処理を行ったものであっても良い。
尚、本発明においては、上記した顔料の1種を単独で、或いは2種以上を適宜混合して用いることができる。顔料の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、化粧効果を発揮させる観点から、化粧料中、0.5重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、粉っぽい仕上り感を抑制する観点から、化粧料中、60重量%以下が好ましく、より好ましくは40重量%以下である。これらから、油性化粧料中の顔料の含有量は、0.5〜60重量%が好ましく、1〜40重量%がより好ましい。
キャンデリラレジンとは、キャンデリラロウをエタノール等の有機溶媒にて分別抽出して得られる樹脂分であり、樹脂分が65重量%以上含有するものが好ましく、85重量%以上含有するものがより好ましく用いられる。分別抽出は、例えば、キャンデリラロウをエタノール中に加熱溶解し、冷却後、析出する結晶を濾別し、濾液を濃縮することにより、樹脂分であるキャンデリラレジンを得ることができる。尚、本発明では、市販のキャンデリラレジンをそのまま用いることもできる。このようなキャンデリラレジンとしては、商品名キャンデリラレジンE−1(株式会社ナチュラルプロダクツ製)等を例示することができる。
キャンデリラレジンの含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、睫のカール保持力及びボリューム感の付与の観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上である。また、塗布時の延びが良く、睫の1本1本に塗布ができるようにする観点から、化粧料中、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下である。これらから、油性化粧料中のキャンデリラレジンの含有量は、0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜15重量%がより好ましい。
デキストリン脂肪酸エステルとしては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、ベヘン酸デキストリン等の炭素数8〜22の脂肪酸とデキストリンとのエステルを例示することができ、前記脂肪酸がヤシ油脂肪酸であるヤシ油脂肪酸デキストリンであっても良い。なかでも、安定性の観点から、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリンなどを用いるのが好ましい。
尚、本発明においては、上記したデキストリン脂肪酸エステルの1種を単独で、或いは2種以上を適宜混合して用いることができる。デキストリン脂肪酸エステルの含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、睫にボリューム感を付与する観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上である。また、軽く滑らかな延びを発揮させる観点から、化粧料中、7重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらから、油性化粧料中のデキストリン脂肪酸エステルの含有量は、0.1〜7重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
本発明で用いられる1,2−アルカンジオールは、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールである。具体的には、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−ノナンジオール、1,2−デカンジオールが挙げられ、これらのうち、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールを用いるのが好ましく、1,2−オクタンジオールを用いるのがより好ましい。
尚、本発明においては、上記した1,2−アルカンジオールの1種を単独で、或いは2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。また、その含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、睫を自然なカールに仕上げる観点、及び睫が束になるのを抑制する観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、経済性の観点から、化粧料中、7重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらから、油性化粧料中の1,2−アルカンジオールの含有量は、0.01〜7重量%が好ましく、0.1〜5重量%がより好ましい。
本発明の睫用油性化粧料には、更に油っぽさを抑制し、延びを改善し、化粧もちを良好にする観点から、揮発性油分を含有させることができる。本発明の揮発性油分とは、大気圧下で揮発性のある油分であり、化粧料に配合できるものであれば特に限定されない。具体的には、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素油;低分子量揮発性ジメチルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン油;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコン油等を例示することができる。これらのうち、炭化水素油、環状シリコン油を用いるのが好ましい。
揮発性油分の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、延びを改善し、化粧もちを良好にする観点から、化粧料中、3重量%以上が好ましく、より好ましくは5重量%以上である。また、仕上りを良好にする観点から、化粧料中、80重量%以下が好ましく、より好ましくは70重量%以下である。これらから、油性化粧料中の揮発性油分の含有量は、3〜80重量%が好ましく、5〜70重量%がより好ましい。
また、本発明の睫用油性化粧料には、化粧もちをより向上させる観点から、室温で固形の炭化水素を含有させることができる。このような炭化水素としては、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス等を挙げることができ、マイクロクリスタリンワックスを用いるのが好ましい。尚、本発明における室温とは、1〜30℃の雰囲気下の温度範囲をいう。
上記した室温で固形の炭化水素は、1種を単独で用いても良く、或いは2種以上を適宜混合して用いても良い。その含有量は本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、化粧もちの観点から、化粧料中、0.5重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、軽く滑らかな延びにする観点から、化粧料中、40重量%以下が好ましく、より好ましくは30重量%以下である。これらから、油性化粧料中の室温で固形の炭化水素の含有量は、0.5〜40重量%が好ましく、1〜30重量%がより好ましい。
また、本発明の睫用油性化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他、化粧料に通常用いられる成分を適宜に配合することができる。例えば、有機変性粘度鉱物等の増粘性成分;ロウ類、油脂、室温で液状の炭化水素類、不揮発性のシリコーン類、脂肪酸エステル、高級脂肪酸等の油性成分;非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤の各種界面活性剤;低級アルコール、多価アルコール、糖類、ステロール類、高級アルコール等のアルコール類;皮膜形高分子;紫外線吸収剤;酸化防止剤;防腐剤;香料等の添加成分等を例示することができる。
具体的には、増粘性成分としては、モンモリナイト、ヘクトライト、スメクタイト等の粘度鉱物を第4級アンモニウム処理した有機変性粘度鉱物等が挙げられる。
油性成分としては、例えば、キャンデリラロウ、カルナバロウ、コメヌカロウ、セラック、ラノリン、ホホバ油等のロウ類;オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アボカド油等の油脂;流動パラフィン、スクワラン等の室温で液状の炭化水素;不揮発性ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の不揮発性のシリコーン類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド等の脂肪酸エステル;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸等が挙げられる。
界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等の非イオン界面活性剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等の陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼエトニウム等の陽イオン界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤を例示することができる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコール;1,3−ブタンジオール,グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類;ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖、キシリトール、ラクトース、トレハロース等の糖類;コレステロール、フィトステロール等のステロール類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類を挙げることができる。
皮膜形成高分子としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体等の(メタ)アクリル酸系樹脂;ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・スチレン共重合体等のビニルピロリドン系樹脂;ポリビニルアルコール等のビニルアルコール系樹脂;ロジン酸ペンタエリスリット等のテルペン系樹脂等;トリメチルシロキシケイ酸、アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサン、3−〔トリス(トリメチルシロキサン)シリル〕プロピルカルバミド酸プルラン、高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体等のシリコン系樹脂等を例示することができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸オクチル、エチル−4−イソプロピルシンナメート等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ベンジルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等を挙げることができる。
酸化防止剤としては、例えば、α−トコフェロール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、亜硫酸、重亜硫酸、チオ硫酸、チオ乳酸、チオグリコール酸、L−システイン、N−アセチル−L−システイン等を挙げることができる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン液、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール、石炭酸、ヘキサクロロフェン等のフェノール類、安息香酸およびその塩、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩、感光素101号、感光素201号、感光素401号、ヒノキチオール、トリクロサン等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。尚、含有量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試料の調製)
表1〜表2に記した組成に従い、実施例及び比較例の液状の油性マスカラをそれぞれ定法により調製し、下記評価に供した。
(試料の評価)
各実施例及び各比較例の試料を、10名の女性専門パネラーにマスカラ用のブラシを用いて使用させ、塗布時の化粧料の延び、睫が束にならず1本1本に塗布できる使用性、塗布後の睫の自然なカールの仕上り感、カールの保持力、ボリューム感について官能評価した。評価は、非常に良いを5点、良いを4点、普通を3点、悪いを2点、非常に悪いを1点とし、その評点の平均値を下記評価基準に従い判定した。結果を表1〜2に併記する。
<評価基準>
◎;4.5点以上。
○;3.5点以上4.5点未満。
△;2.5点以上3.5点未満。
×;2.5点未満。
Figure 0005063058
Figure 0005063058
表1および表2の結果から、本発明の睫用油性化粧料は、各比較例の化粧料に比し、油性化粧料でありながら、軽く滑らかで延びが良好で、睫が束にならずに1本1本に塗布できることが分かる。また、塗布した睫は、自然なカールに仕上り、睫のカール保持力、ボリューム感にも優れることが分かる。
以下、本発明に係る睫用油性化粧料の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
(処方例1;油性マスカラ)
軽質流動イソパラフィン 50.0
有機変性粘度鉱物 3.5
ポリエチレンワックス 6.0
キャンデリラレジン 5.0
マイクロクリスタリンワックス 2.5
パルミチン酸デキストリン 5.0
エタノール 2.0
1,2−ヘキサンジオール 2.0
タルク 10.0
黒酸化鉄 8.0
雲母チタン 2.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
天然ビタミンE 0.3
重質流動イソパラフィン 残 余
合 計 100.0
(処方例2;油性マスカラ)
デカメチルシクロペンタシロキサン 残 余
カルナウバワックス 6.0
キャンデリラレジン 4.0
マイクロクリスタリンワックス 5.0
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン 4.0
1,2−オクタンジオール 1.0
メチルフェニルポリシロキサン 3.0
カオリン 5.0
ベンガラ 8.0
雲母チタン 3.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
天然ビタミンE 0.3
合 計 100.0

Claims (3)

  1. (1)顔料1〜40重量%、(2)キャンデリラレジン、(3)デキストリン脂肪酸エステル、及び(4)1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールを含有してなる睫用油性化粧料。
  2. 揮発性油分を含有してなる請求項1に記載の睫用油性化粧料。
  3. 室温で固形の炭化水素を含有してなる請求項1又は2に記載の睫用油性化粧料。
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