JP2008031057A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔料の分散性が良く、保存時の分散安定性にも優れるうえ、使用後は、化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られ、化粧もちにも優れるメイクアップ化粧料を提供すること。
【解決手段】顔料と、1,2−オクタンジオールと、粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類とを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料とする。粘度鉱物としてはベントナイトが好ましく、水溶性多糖類としてはキサンタンガム、カルボキシメチルセルロースが好ましい。また、所望により皮膜形成性高分子化合物を含有することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、メイクアップ化粧料に関する。詳しくは、顔料の分散性が良く、保存時の分散安定性にも優れるうえ、使用後は、化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られ、化粧もちにも優れるメイクアップ化粧料に関する。
一般に、メイクアップ化粧料には、着色剤として顔料が含有される。このため、特に水性のメイクアップ化粧料では、顔料の沈降や凝集を抑制して均一に分散させ、その分散状態を安定的に保持する必要がある。このような問題を解決する技術としては、例えば、ポリアクリル系増粘剤の水相にシリコーン組成物を小球状に分散させて高粘度とした化粧料組成物(特許文献1参照)や、粉体類を皮膜した改質粉体とオルガノシロキサンとを含有させたメイクアップ化粧料(特許文献2参照)などが提案されている。しかしながら、これら試みに拠って、顔料の分散性や分散安定性をある程度は改善することができるものの、未だ満足のいくものではなかった。
一方、使用後の化粧もちや、化粧皮膜の柔軟性を改善する技術として、例えば、球状粉体と板状粉体とを含有する液状アイライナー化粧料(特許文献3参照)や、過酸化物価の低いミツロウを含有したメイクアップ化粧料(特許文献4参照)などが提案されている。しかし、これら提案により、化粧もちや化粧皮膜の柔軟性を改善することができるものの、顔料の分散性やその安定性については、未だ十分ではなかった。
特開平1−250305号公報 特開平5−221827号公報 特開平11−302126号公報 特開2000−26239号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであって、顔料の分散性が良く、保存時の分散安定性にも優れるうえ、使用後は、化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られ、化粧もちにも優れるメイクアップ化粧料を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、
〔1〕 顔料と、1,2−オクタンジオールと、粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類とを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料、
〔2〕 粘度鉱物が、ベントナイトである前記〔1〕に記載のメイクアップ化粧料、
〔3〕 水溶性多糖類が、キサンタンガム及び/又はカルボキシメチルセルロースである前記〔1〕に記載のメイクアップ化粧料、
〔4〕 更に、皮膜形成性高分子化合物を含有することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のメイクアップ化粧料、並びに
〔5〕 前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のメイクアップ化粧料が、液状の眉目類用であることを特徴とするメイクアップ化粧料
に関する。
本発明のメイクアップ化粧料は、顔料の分散性が良く、保存時の顔料分散安定性にも優れるうえ、使用後は、化粧料皮膜によるつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られ、しかも、化粧もちにも優れるという効果を奏する。
本発明のメイクアップ化粧料には、顔料と、1,2−オクタンジオールと、粘度鉱物及び/又は増粘性高分子化合物とを含有する。
本発明に係る第一の成分は、顔料である。用いられる顔料としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、例えば、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム等の体質顔料;ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カーボンブラック等の着色顔料;酸化チタン、亜鉛華などの白色顔料;魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄処理雲母チタン等のパール顔料などを例示することができる。これらの1種を単独で、或いは2種以上を適宜混合して用いることができる。
顔料の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、化粧効果を発揮させる観点から、化粧料中、0.5重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、粉っぽい仕上りを抑制する観点から、化粧料中、60重量%以下が好ましく、より好ましくは40重量%以下である。これらから、メイクアップ化粧料中の顔料の含有量は、0.5〜60重量%が好ましく、1〜40重量%がより好ましい。
本発明に係る第二の成分は、1,2−オクタンジオールであり、より具体的には、1,2−n−オクタンジオールである。1,2−オクタンジオールの含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、顔料の分散性及び皮膜の柔軟性の観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、経済性の観点から、化粧料中、5重量%以下が好ましく、より好ましくは3重量%以下である。これらから、メイクアップ化粧料中の1,2−オクタンジオールの含有量は、0.01〜5重量%が好ましく、0.1〜3重量%がより好ましい。
本発明に係る第三の成分は、粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類である。粘度鉱物としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、例えば、ベントナイト、スメクタイトの他、バイデライト系、ノントロナイト系、サポナイト系、ヘクトライト系、ソーコナイト系、スチーブンサイト系等が挙げられ、ベントナイト、スメクタイト等が好ましく、ベントナイトがより好ましく用いられる。
水溶性多糖類としては、増粘性を有する水溶性の多糖類であって、化粧料に配合できるものであれば特に限定されない。具体的には、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、デキストラン、アミロース、アミロペクチン、アガロース、プルラン、コンドロイチン硫酸、ペクチン酸ナトリウム、アルギン酸、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等を例示することができる。これらのうち、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース等を用いるのが好ましい。
粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類は、上記した成分の1種を単独で用いても、或いは2種以上を適宜混合して用いても良い。その含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、顔料の分散安定性の観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、化粧料中、10重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらから、メイクアップ化粧料中の粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類の含有量は、0.01〜10重量%が好ましく、0.1〜5重量%がより好ましい。
本発明のメイクアップ化粧料には、化粧効果の持続性を向上させる観点から、皮膜形成性高分子化合物を含有させることができる。用い得る皮膜形成性高分子化合物としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体等のアクリル酸系・メタクリル酸系樹脂;ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・スチレン共重合体等のビニルピロリドン系樹脂;ポリビニルアルコール等のビニルアルコール系樹脂;トリメチルシロキシケイ酸、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体等のシリコーン系樹脂;ロジン酸ペンタエリスリット等のテルペン系樹脂等を例示することができる。これらは1種を単独で、或いは2種以上を適宜混合して用いることもできる。
皮膜形成性高分子化合物の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、化粧効果の持続性を発揮させる観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、つっぱり感を抑制する観点から、化粧料中、40重量%以下が好ましく、より好ましくは30重量%以下である。これらから、メイクアップ化粧料中の皮膜形成性高分子化合物の含有量は、0.1〜40重量%が好ましく、1〜30重量%がより好ましい。
また、本発明のメイクアップ化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他、化粧料に通常用いられる成分を適宜に配合することができる。例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、シリコーン類、脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸等の油性成分;非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤の各種界面活性剤;低級アルコール、多価アルコール、糖類、ステロール類等のアルコール類;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤;防腐剤;色素、動植物抽出物、酸・アルカリ等の添加成分、水等を例示することができる。
具体的には、油性成分としては、例えば、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アボカド油等の油脂;カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワレン、スクワラン等の炭化水素;メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド等の脂肪酸エステル;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸が挙げられる。
界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等の非イオン界面活性剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等の陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼエトニウム等の陽イオン界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤を例示することができる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコール;1,3−ブタンジオール,グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類;ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖、キシリトール、ラクトース、トレハロース等の糖類;コレステロール、フィトステロール等のステロール類を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸オクチル、エチル−4−イソプロピルシンナメート等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ベンジルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等を挙げることができる。
酸化防止剤としては、例えば、α−トコフェロール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、亜硫酸、重亜硫酸、チオ硫酸、チオ乳酸、チオグリコール酸、L−システイン、N−アセチル−L−システイン等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸塩、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、アラニン、シュウ酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−四酢酸、N−オキシエチルエチレンジアミン−三酢酸、エチレングリコールビス−四酢酸、エチレンジアミン−四プロピオン酸、1−ヒドロキシヘキサン−1,1−ジホスホン酸、ホスホノ酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸等を挙げることができる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン液、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール、石炭酸、ヘキサクロロフェン等のフェノール類、安息香酸およびその塩、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩、感光素101号、感光素201号、感光素401号、ヒノキチオール、トリクロサン等を挙げることができる。
本発明のメイクアップ化粧料は、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、アイブロー、ファンデーション等に用いることができる。また、本発明のメイクアップ化粧料は、顔料の分散ならびに分散安定性に優れることから、液状のメイクアップ化粧料、すなわち、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、アイブロー等の眉目類用の液状メイクアップ化粧料に好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。尚、含有量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試料の調製)
表1〜表2に記した組成に従い、実施例及び比較例の液状アイライナーをそれぞれ定法により調製し、下記評価に供した。
(試験例1;分散性の評価)
各実施例及び比較例の試料を顕微鏡(500倍)にて観察し、以下の評価基準に従い、顔料の分散性を目視にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
<評価基準>
◎;凝集物が観察されない。
○;50μm未満の凝集物が僅かに観察される。
△;50μm以上の凝集物が僅かに観察される。
×;50μm以上の凝集物が相当数観察される。
(試験例2;分散安定性の評価)
各実施例及び比較例の試料を10mL容の透明サンプル瓶に充填し、40℃の雰囲気下で30日間放置し、以下の評価基準に従い、顔料の分散性を目視にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
<評価基準>
◎;凝集、分離が観察されない。
○;凝集、分離が僅かに観察される。
△;凝集、分離が観察されるが、浸とうにより元に戻る。
×;凝集、分離が観察されるが、浸とうにより元に戻らない。
(試験例3;使用後の評価)
各実施例及び比較例の試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、使用後の化粧皮膜の柔軟性、並びに4時間後の化粧もちについて、非常に良いを5点、良いを4点、普通を3点、悪いを2点、非常に悪いを1点として評価させ、その評点の平均値を下記評価基準に従い評価した。結果を表1〜2に併記する。
<評価基準>
◎;4.5点以上。
○;3.5点以上4.5点未満。
△;2.5点以上3.5点未満。
×;2.5点未満。
Figure 2008031057
Figure 2008031057
表1および表2の結果から、本発明のメイクアップ化粧料は、各比較例のメイクアップ化粧料に比し、顔料の分散性が良く、保存時の顔料分散安定性にも優れることが分かる。また、使用後は、化粧料皮膜によるつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られ、しかも、化粧もちにも優れることが分かる。
以下、本発明に係るメイクアップ化粧料の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
(処方例1;液状マスカラ)
黒酸化鉄 10.0
カルボキシメチルセルロース 0.5
1,2−オクタンジオール 0.3
アクリル酸アルキル共重合体エマルション 25.0
ミツロウ 5.0
カルナウバロウ 5.0
流動パラフィン 3.5
ステアリン酸 3.5
プロピレングリコール 5.0
タルク 3.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
トリエタノールアミン 1.4
精製水 残 余
合 計 100.0
(処方例2;液状アイブロー)
黒酸化鉄 2.0
ベンガラ 5.0
ベンガラ被覆雲母チタン 5.0
カラギーナン 0.5
ベントナイト 0.2
1,2−オクタンジオール 0.5
ポリビニルピロリドン 1.0
アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション 10.0
ポリオキシエチレン(10)ドデシルエーテル 2.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.1
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
香料 0.1
精製水 残 余
合 計 100.0
(処方例3;液状アイシャドー)
酸化チタン 5.0
カオリン 2.5
タルク 10.0
グンジョウピンク 4.0
黄酸化鉄 2.2
雲母チタン 12.0
メチルセルロース 1.5
1,2−オクタンジオール 0.3
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 10.0
プロピレングリコール 2.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
精製水 残 余
合 計 100.0
(処方例4;液状ファンデーション)
タルク 3.5
酸化チタン 5.0
ベンガラ 0.5
黄酸化鉄 1.4
黒酸化鉄 0.1
キサンタンガム 0.5
1,2−オクタンジオール 0.3
アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション 1.0
流動パラフィン 8.0
ベヘニルアルコール 5.0
ステアリン酸 2.5
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0
トリエタノールアミン 1.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
トリ−イソステアリン酸ジグリセリル 6.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
精製水 残 余
合 計 100.0

Claims (5)

  1. 顔料と、1,2−オクタンジオールと、粘度鉱物及び/又は水溶性多糖類とを含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
  2. 粘度鉱物が、ベントナイトである請求項1に記載のメイクアップ化粧料。
  3. 水溶性多糖類が、キサンタンガム及び/又はカルボキシメチルセルロースである請求項1に記載のメイクアップ化粧料。
  4. 更に、皮膜形成性高分子化合物を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメイクアップ化粧料。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のメイクアップ化粧料が、液状の眉目類用であることを特徴とするメイクアップ化粧料。
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