JP2008056607A - 水性メイクアップ化粧料 - Google Patents

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【課題】使用性が良好で、耐水性、耐油性、化粧もちに優れ、使用後の化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られるうえ、付け筆タイプでもフェルトペンタイプでも使用可能な汎用性の高い水性メイクアップ化粧料を提供すること。
【解決手段】顔料、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール、好ましくは1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオール、及びジアルキルスルホコハク酸塩を含有し、所望により皮膜形成高分子化合物を含有してなる水性メイクアップ化粧料とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、水性メイクアップ化粧料に関する。詳しくは、使用性が良好で、耐水性、耐油性、化粧もちに優れ、使用後の化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られる水性のメイクアップ化粧料に関する。
水性メイクアップ化粧料、特に液状のアイライナーや液状のアイブローは、一般に顔料や染料などの着色剤に皮膜形成高分子が併用される。これにより、皮膚に塗布した後には、化粧料中の水分が蒸散し化粧皮膜が形成され、持続的なメイクアップ効果に寄与する。しかし、形成された化粧皮膜は、皮脂や汗、更には他の化粧料の油性成分などにより、撚れたり流れたりして化粧くずれが生じてしまう。この化粧くずれを抑制するために、皮膜形成高分子化合物を高配合量とすると、メイクアップ効果の持続性は向上するものの、化粧時の皮膜感が生じてしまい、使用感に劣る結果となる。
そこで、化粧くずれを抑制する技術として、例えば、球状粉体と板状粉体とを含有する液状アイライナー化粧料(特許文献1参照)や、アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンを含有するメイクアップ化粧料(特許文献2参照)などが提案されている。しかし、特許文献1では、粉体を配合しているため、付け筆タイプでの使用は可能であるものの、フェルトペンタイプに充填した際には液詰まりが生じる場合があり、汎用的ではない。また、特許文献2では、高分子シリコーンが用いられることから、水性のメイクアップ化粧料には応用できない。
一方、化粧皮膜の柔軟性を改善する技術として、過酸化物価の低いミツロウを含有したメイクアップ化粧料(特許文献3参照)などが提案されている。しかし、特許文献3でも、親油性のミツロウが用いられていることから、水性のメイクアップ化粧料には応用できない。
特開平11−302126号公報 特開平5−32527号公報 特開2000−26239号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであって、使用性が良好で、耐水性、耐油性、化粧もちに優れ、使用後の化粧料のつっぱり感がなく柔軟な化粧皮膜が得られるうえ、付け筆タイプでもフェルトペンタイプでも使用可能な汎用性の高い水性メイクアップ化粧料を提供することを課題とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、顔料、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール、及びジアルキルスルホコハク酸塩を含有してなる水性メイクアップ化粧料に関する。
請求項2に係る発明は、1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールである請求項1に記載の水性メイクアップ化粧料に関する。
請求項3に係る発明は、皮膜形成高分子化合物を含有してなる請求項1又は2に記載の水性メイクアップ化粧料に関する。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の水性メイクアップ化粧料からなる液状アイライナー又は液状アイブローに関する。
本発明の水性メイクアップ化粧料、並びに該水性メイクアップ化粧料からなる液状アイライナー又は液状アイブローは、使用性が良好で、耐水性、耐油性、化粧もちに優れ、使用後の化粧料のつっぱり感がなく柔軟な化粧皮膜が得られるという効果を奏する。
本発明の水性メイクアップ化粧料には、顔料、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール、並びにジアルキルスルホコハク酸塩とを含有する。
用いられる顔料としては、有機顔料並びに無機顔料の何れをも用いることができる。有機顔料としては、例えば、酸性染料、塩基性染料などの染料の他、染料のアルミニウムなどのレーキ顔料などであっても良い。具体的には、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色223号、赤色226号、赤色227号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色402号、黄色403号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、青色205号、青色403号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、紫色201号、紫色401号、黒色401号などを例示することができる。
また、無機顔料としては、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、酸化コバルト、カーボンブラック、アルミナなどを例示することができる。
尚、上記した顔料は、1種を単独で、或いは2種以上を適宜混合して用いることができる。また、顔料の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、化粧効果を発揮させる観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、過剰な皮膚染着を避ける観点から、化粧料中、3重量%以下が好ましく、より好ましくは2重量%以下である。これらから、水性メイクアップ化粧料中の顔料の含有量は、0.01〜3重量%が好ましく、0.05〜2重量%がより好ましい。
本発明で用いられる1,2−アルカンジオールは、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールである。具体的には、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−ノナンジオール、1,2−デカンジオールが挙げられ、これらのうち、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールを用いるのが好ましく、1,2−オクタンジオールを用いるのがより好ましい。
尚、本発明においては、上記した1,2−アルカンジオールの1種を単独で、或いは2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。また、その含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、染料の分散性及び皮膜の柔軟性の観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、経済性の観点から、化粧料中、10重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらから、水性メイクアップ化粧料中の1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールの含有量は、0.01〜10重量%が好ましく、0.1〜5重量%がより好ましい。
本発明のジアルキルスルホコハク酸塩は、炭素数6〜22の直鎖又は分岐のアルキルアルコール、ヒドロキシアルキルアルコール等のアルコール類と無水マレイン酸とを反応させてジエステルとした後に、スルホン化することにより得られる。この際に用いられるアルコール類としては、カプリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−エチルヘキサノール、2メチルドデカノール、2−メチルトリデカノール等を例示することができる。
中和塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、バリウム、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、エチルジメチルアミン等のアルキルアミン、トリメタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等のアルカノールアミン等を例示することができるが、ナトリウム等のアルカリ金属を用いることが好ましい。特に、本発明においては、ジアルキルスルホコハク酸塩として、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のスルホコハク酸ジオクチルナトリウム塩を用いることが好ましい。
ジアルキルスルホコハク酸塩の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、使用性に優れることから、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、つっぱり感を抑制する観点から、化粧料中、3重量%以下が好ましく、より好ましくは2重量%以下である。これらから、水性メイクアップ化粧料中のジアルキルスルホコハク酸塩の含有量は、0.01〜3重量%が好ましく、0.05〜2重量%がより好ましい。
本発明に係る水性メイクアップ化粧料には、化粧もち効果を良好にする観点から皮膜形成高分子化合物を含有することができる。用い得る皮膜形成高分子化合物としては、化粧料に配合できるものであれば特に限定されず、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体等の(メタ)アクリル酸系樹脂;ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・スチレン共重合体等のビニルピロリドン系樹脂;ポリビニルアルコール等のビニルアルコール系樹脂;トリメチルシロキシケイ酸、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体等のシリコーン系樹脂;ロジン酸ペンタエリスリット等のテルペン系樹脂等を例示することができる。これらのうち、(メタ)アクリル酸系樹脂を用いるのが好ましい。
皮膜形成高分子化合物の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定はなく、良好な化粧もち効果を発揮させる観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、つっぱり感を抑制する観点から、化粧料中、40重量%以下が好ましく、より好ましくは30重量%以下である。これらから、水性メイクアップ化粧料中の皮膜形成高分子化合物の含有量は、0.1〜40重量%が好ましく、1〜30重量%がより好ましい。
また、本発明の水性メイクアップ化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他、化粧料に通常用いられる成分を適宜に配合することができる。例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、シリコーン類、脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸等の油性成分;非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤の各種界面活性剤;低級アルコール、多価アルコール、糖類、ステロール類等のアルコール類;増粘剤;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤;防腐剤;動植物抽出物、酸・アルカリ等の添加成分、水等を例示することができる。
具体的には、油性成分としては、例えば、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アボカド油等の油脂;カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワレン、スクワラン等の炭化水素;メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン類;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド等の脂肪酸エステル;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸が挙げられる。
界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等の非イオン界面活性剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等の陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼエトニウム等の陽イオン界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤を例示することができる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコール;1,3−ブタンジオール,グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類;ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖、キシリトール、ラクトース、トレハロース等の糖類;コレステロール、フィトステロール等のステロール類を挙げることができる。
増粘剤としては、例えば、ベントナイト、スメクタイトの他、バイデライト系、ノントロナイト系、サポナイト系、ヘクトライト系、ソーコナイト系、スチーブンサイト系等の粘度鉱物;カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、デキストラン、アミロース、アミロペクチン、アガロース、プルラン、コンドロイチン硫酸、ペクチン酸ナトリウム、アルギン酸、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性多糖類;カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のビニル系高分子を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸オクチル、エチル−4−イソプロピルシンナメート等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ベンジルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等を挙げることができる。
酸化防止剤としては、例えば、α−トコフェロール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、亜硫酸、重亜硫酸、チオ硫酸、チオ乳酸、チオグリコール酸、L−システイン、N−アセチル−L−システイン等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸塩、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、アラニン、シュウ酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−四酢酸、N−オキシエチルエチレンジアミン−三酢酸、エチレングリコールビス−四酢酸、エチレンジアミン−四プロピオン酸、1−ヒドロキシヘキサン−1,1−ジホスホン酸、ホスホノ酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸等を挙げることができる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン液、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール、石炭酸、ヘキサクロロフェン等のフェノール類、安息香酸およびその塩、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩、感光素101号、感光素201号、感光素401号、ヒノキチオール、トリクロサン等を挙げることができる。
本発明の水性メイクアップ化粧料は、アイライナー、アイシャドー、口紅等に用いることができ、特に、液状のアイライナーや液状のアイブローとして好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。尚、含有量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試料の調製)
表1〜表2に記した組成に従い、実施例及び比較例の液状アイライナーをそれぞれ定法により調製し、下記評価に供した。
(試験例1;使用性の評価)
実施例及び比較例の各試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、塗布時の肌なじみについて、下記評価基準にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
(試験例2;耐水性の評価)
実施例及び比較例の各試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、耐水性の評価を行った。すなわち、使用後30分のちに化粧部分を流水で濡らし、直後にティッシュで一定の強さで10回擦り、化粧料の残り具合を下記評価基準にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
(試験例3;耐油性の評価)
実施例及び比較例の各試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、耐油性の評価を行った。すなわち、使用後30分のちに化粧部分に人工皮脂を塗布し、直後にティッシュで一定の強さで10回擦り、化粧料の残り具合を下記評価基準にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
尚、人工皮脂は、トンシ40%、オレイン酸13%、豚ミリスチン12%、スクワレン12%、パラフィンワックス10%、ステアリン酸モノグリセリン3%、コレステロール2%、赤色202号残分の組成のものを調製して用いた。
(試験例4;化粧もちの評価)
実施例及び比較例の各試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、6時間後の化粧もちを下記評価基準にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
(試験例5;化粧皮膜の柔軟性の評価)
実施例及び比較例の各試料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、塗布後から20分間の化粧皮膜の柔軟性について、下記評価基準にて評価した。結果を表1〜2に併記する。
<評価基準>
上記各試験例について、非常に良いを5点、良いを4点、普通を3点、悪いを2点、非常に悪いを1点とし、その評点の平均値を下記基準に従い評価した。
◎;4.5点以上。
○;3.5点以上4.5点未満。
△;2.5点以上3.5点未満。
×;2.5点未満。
Figure 2008056607
Figure 2008056607
表1および表2の結果から、本発明の水性メイクアップ化粧料は、各比較例の水性メイクアップ化粧料に比し、使用性が良好で、耐水性、耐油性、化粧もちに優れ、使用後の化粧料のつっぱり感がなく柔軟な皮膜が得られることが分かる。
以下、本発明に係る水性メイクアップ化粧料の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
(処方例1;液状アイブロー)
黄色4号 0.1
赤色227号 0.1
青色1号 0.2
カラギーナン 0.5
ベントナイト 0.2
1,2−オクタンジオール 0.5
スルホコハク酸ジオクチルナトリウム液 0.5
ポリビニルピロリドン 1.0
アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション 10.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.1
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
精製水 残 余
合 計 100.0
(処方例2;液状アイシャドー)
酸化チタン 3.0
カオリン 2.5
タルク 10.0
グンジョウピンク 3.0
黄酸化鉄 2.1
赤色227号 0.05
雲母チタン 12.0
メチルセルロース 1.5
1,2−ヘキサンジオール 2.0
スルホコハク酸ジオクチルナトリウム液 0.5
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 10.0
プロピレングリコール 2.0
パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.3
香料 0.1
精製水 残 余
合 計 100.0

Claims (4)

  1. 顔料、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール、及びジアルキルスルホコハク酸塩を含有してなる水性メイクアップ化粧料。
  2. 1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールである請求項1に記載の水性メイクアップ化粧料。
  3. 皮膜形成高分子化合物を含有してなる請求項1又は2に記載の水性メイクアップ化粧料。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の水性メイクアップ化粧料からなる液状アイライナー又は液状アイブロー。
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