JP6530236B2 - 皮膚用クリーム - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚に塗布して用いられるクリームに関する。
従来、肌を保湿することや肌の乾燥を防ぐことを目的とする皮膚外用剤としては、化粧水、ジェル、クリームなどの様々な剤型のものが知られている(例えば、特許文献1〜3)。これらの中でも、保湿感の高さ、使い勝手の良さの観点では、クリームである皮膚外用剤が好まれている。
上記クリームにおいては、保湿感を高める観点からは、油分や多価アルコールの配合量を増やすことが有効である。しかしながら、油分や多価アルコールの配合量を増やすと、塗布時ののびが低下する、塗布後の肌にべたつきが感じられる、塗布後の肌の感触がかたくなる等の問題が生じる場合がある。
特開2009−40705号公報 特開2006−22037号公報 特開2001−316243号公報
また、上記クリームには、塗布時の使用感触(使用感)も非常に重要な要求特性である。特に、高い保湿感を求める使用者(特に、女性の使用者など)は、さっぱりとし過ぎない使用感であって、塗布時にある程度の重さが感じられ、濃度の高い感触が得られるような使用感(所謂、「コク」のある使用感)が好まれる傾向にあり、このような要求を達成するためには、ある程度のかたさがあるクリームとすることが求められる。
なおかつ、塗布時ののびは良好であり、塗布後の肌がべたつかず、柔らかな感触となる皮膚用のクリームが求められているのが現状である。
従って、本発明の目的は、塗布時には「コク」がありながらのびが良好であり、なおかつ、肌のべたつきが少なく、良好な保湿感が得られ、塗布後の肌が柔らかな感触となる皮膚用クリームを提供することにある。
本発明者は、鋭意検討した結果、成分(A):シア脂と、成分(B):ダイマー酸エステルと、特定量の成分(C):オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコールと、成分(D):ロウと、成分(E):シリコーン油と、成分(F):多価アルコールと、成分(G):炭化水素油及び成分(B)以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤とを、質量割合[成分(A)/{成分(E)+成分(G)}]が特定の範囲内となるように併用することにより、塗布時には「コク」があり、塗布後には良好な保湿感が得られる皮膚用クリームであって、なおかつ、のびが良好であり、肌のべたつきが少なく、塗布後の肌が柔らかな感触となる皮膚用クリームが得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、下記成分(D)、下記成分(E)、下記成分(F)、及び下記成分(G)を含み、上記成分(C)の含有量が0.05〜0.3質量%であり、上記成分(E)の含有量と上記成分(G)の含有量の合計量に対する、上記成分(A)の含有量の質量割合[(A)/{(E)+(G)}]が0.15〜1.0であることを特徴とする皮膚用クリームを提供する。
成分(A):シア脂
成分(B):ダイマー酸エステル
成分(C):オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコール
成分(D):ロウ
成分(E):シリコーン油
成分(F):多価アルコール
成分(G):炭化水素油及び成分(B)以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤
上記成分(A)の含有量は1.5〜15.0質量%が好ましく、上記成分(F)の含有量は8.0〜25.0質量%が好ましい。
上記成分(B)は、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルであることが好ましい。
上記成分(B)の含有量は0.05〜0.8質量%が好ましい。
上記成分(D)の含有量は0.1〜5.0質量%が好ましい。
上記皮膚用クリームは、身体用の皮膚用クリームであることが好ましい。
本発明の皮膚用クリームは、上記構成により、良好な保湿感が得られ、なおかつ、塗布時には「コク」がありながらのびが良好であり、べたつきが少なく、塗布後の肌が柔らかな感触となるという効果を有する。
本発明の皮膚用クリームは、シア脂、ダイマー酸エステル、オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコール、ロウ、シリコーン油、多価アルコール、並びに、炭化水素油及びダイマー酸エステル以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤を少なくとも含む。なお、本明細書においては、上記シア脂を「成分(A)」;上記ダイマー酸エステルを「成分(B)」;上記オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコールを「成分(C)」;上記ロウを「成分(D)」;上記シリコーン油を「成分(E)」;上記多価アルコールを「成分(F)」;上記炭化水素油及びダイマー酸エステル(即ち、成分(B))以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤を「成分(G)」と称する場合がある。
即ち、本発明の皮膚用クリームは、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、及び成分(G)を少なくとも含む。本発明の皮膚用クリームは、上記成分(A)〜成分(G)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。また、本発明の皮膚用クリームに含まれる各成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)や、その他の成分は、それぞれ、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
[成分(A):シア脂]
上記成分(A)は、シア脂(「シアバター」とも称する)であり、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,Personal Care Products Council,2014年,p.495)で「BUTYROSPERMUM PARKII (SHEA) BUTTER」と表記される。成分(A)は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分(A)は、特に限定されないが、塗布時のコクのある感触をより一層向上させる観点から、25℃で固形である(即ち、25℃で流動性がない)ことが好ましい。
成分(A)の市販品としては、例えば、商品名「Star Shea Butter Refined」;高級アルコール工業株式会社製、商品名「シアバター RF」;クローダジャパン株式会社製、商品名「CROPURE SHEA BUTTER」)などが挙げられる。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(A)の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、1.5〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは3.0〜10.0質量%であり、さらに好ましくは5.0〜8.0質量%である。上記含有量が1.5質量%以上であることにより、塗布後の肌に保湿感や柔らかな感触を与える効果がより一層向上する。また、上記含有量が15.0質量%以下であることにより、塗布時のコクのある使用感がより一層向上し、さらにべたつきの抑制効果がより一層向上する。上記成分(A)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(A)の含有量の合計量である。
[成分(B):ダイマー酸エステル]
上記成分(B)は、ダイマー酸のエステルであり、即ち、不飽和脂肪酸の重合によって得られる2塩基酸のエステルである。上記不飽和脂肪酸としては、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸などが挙げられる。また、エステル部に用いられるアルコールとしては、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコールなどが挙げられる他、ヒマシ油などを用いることもできる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよいし、2種以上が用いられてもよい。
成分(B)としては、特に限定されないが、例えば、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸ジグリセリンイソステアレートなどが挙げられる。中でも、塗布後の肌のやわらかさが特に良好となる観点から、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルが好ましい。
成分(B)の市販品としては、例えば、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)としては、日本精化株式会社製、商品名「LUSPLAN PI−DA」;ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルとしては、日本精化株式会社製、商品名「LUSPLAN DD−DA5」、商品名「LUSPLAN DD−DA7」、商品名「LUSPLAN SR−DM4」;ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)としては、日本精化株式会社製、商品名「Plandool−S」、商品名「Plandool−H」;ダイマージリノール酸水添ヒマシ油としては、高級アルコール工業株式会社製、商品名「リソカスタ DA−H」、商品名「リソカスタ DA−L」;ダイマージリノール酸ジグリセリンイソステアレートとしては、高級アルコール工業株式会社製、商品名「ハイルーセントISDA」などが挙げられる。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(B)の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.05〜0.8質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜0.6質量%である。上記含有量が上記範囲内であることにより、べたつきの抑制効果および塗布後の肌のやわらかさがより一層向上する。上記成分(B)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(B)の含有量の合計量である。特に、本発明の皮膚用クリーム中のダイマージリノール酸ダイマージリノレイルの含有量が上記範囲内であることが好ましい。
[成分(C):オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコール]
上記成分(C)は、ジステアリン酸ポリエチレングリコールである。成分(C)のオキシエチレン基の平均付加モル数は、本発明の皮膚用クリームを適度なかたさにして、塗布時にコクのある良好な使用感を発揮させる観点から、200〜300であり、230〜270が好ましく、より好ましくは250である。上記平均付加モル数を上記範囲とすることにより、本発明の皮膚用クリームが適度なかたさとなり、コクのある良好な使用感が得られる。成分(C)は、1種のみが用いられてもよいし、2種以上が用いられてもよい。
成分(C)の市販品としては、例えば、花王株式会社製、商品名「エマノーン3299RV」(オキシエチレン基の平均付加モル数:250);日油株式会社製、商品名「ノニオン DS‐110HN」(オキシエチレン基の平均付加モル数:250)などが挙げられる。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(C)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.05〜0.3質量%であり、好ましくは0.1〜0.2質量%である。上記含有量が0.05質量%以上であることにより、クリームがある程度かたくなり、塗布時の使用感が向上する。一方、上記含有量が0.3質量%を超えるとクリームがかたくなりすぎるため、塗布時ののびが低下して、肌上でのばしにくくなる。上記成分(C)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(C)の含有量の合計量である。
[成分(D):ロウ]
上記成分(D)はロウである。成分(D)としては、特に限定されないが、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、コメヌカロウ、セラックロウ、鯨ロウ、ラノリンなどが挙げられる。中でも、のびの良さやべたつきのなさの観点から、ミツロウが好ましい。成分(D)は、1種のみが用いられてもよいし、2種以上が用いられてもよい。
上記ミツロウとは、ミツバチの巣から蜂蜜をとった残渣より、加温圧搾法や溶剤抽出法等によって得られるロウである。本明細書においては、上記「ミツロウ」には、ミツロウを日光漂白法、化学的漂白法、吸着等により漂白したものである「サラシミツロウ」の意味も含むものとする。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(D)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.1〜5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3.0質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、のびの良さがより一層向上する。また、べたつきの抑制効果がより一層向上する。上記含有量が5.0質量%以下であることにより、塗布後の肌の感触がかたくなることを防ぎ、塗布後の肌がより一層やわらかな感触となる。上記成分(D)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(D)の含有量の合計量である。
[成分(E):シリコーン油]
上記成分(E)は、シリコーン油である。成分(E)としては、特に限定されないが、例えば、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン等のジメチルシリコーン油;メチルフェニルポリシロキサン等のメチルフェニルシリコーン油;メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン油;アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等の変性シリコーン;メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノールなどが挙げられる。中でも、ジメチルシリコーン油、環状シリコーン油が好ましい。成分(E)は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(E)の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.5〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは2.0〜7.0質量%、さらに好ましくは3.0〜6.0質量%である。上記含有量が上記範囲内であることにより、塗布時および塗布後の肌のべたつきの抑制効果がより一層向上する。また、塗布後の肌の感触がかたくなることを防ぎ、塗布後の肌がより一層やわらかな感触となる。上記成分(E)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(E)の含有量の合計量である。
[成分(F):多価アルコール]
上記成分(F)は、多価アルコールである。成分(F)としては、特に限定されないが、例えば、グリコール、グリセリン類、糖アルコールなどが挙げられる。上記グリコールとしては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。上記グリセリン類としては、特に限定されないが、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。上記糖アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、ソルビトール、マルチトール、トレハロースなどが挙げられる。中でも、グリコール、グリセリン類が好ましい。成分(F)は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分(F)としては、特に限定されないが、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリンが好ましく、より好ましくは、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコールである。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(F)の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、8.0〜25.0質量%が好ましく、より好ましくは10.0〜20.0質量%である。上記含有量が8.0質量%以上であることにより、保湿感が向上する。上記含有量が25.0質量%以下であることにより、べたつきの抑制効果がより一層向上する。上記成分(F)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(F)の含有量の合計量である。
[成分(G):炭化水素油及び成分(B)以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤]
上記成分(G)は、炭化水素油及び成分(B)以外のエステル油からなる群より選ばれた油剤であって、且つ、25℃で液状である油剤である。
上記炭化水素油としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動イソパラフィン、流動パラフィンなどが挙げられる。
上記エステル油は成分(B)以外のものである。即ち、本明細書において、成分(G)のエステル油は、成分(B)(即ち、ダイマー酸エステル)に含まれるものは除くものとする。上記エステル油としては、特に限定されないが、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソノナン酸イソノニル、アジピン酸ジイソプロピル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、及びテトライソステアリン酸ペンタエリトリットなどが挙げられる。成分(G)は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分(G)は、25℃において液状である。本明細書において、「25℃で液状」とは、特に限定されないが、例えば、ブルックフィールド型回転粘度計を用いて25℃で測定された粘度ηが好ましくは5000mPa・s以下、より好ましくは3000mPa・s以下であることを意味する。なお、成分(G)のかわりに25℃で液状でない油剤のみを用いた場合には、乳化によりクリーム状とすることが困難となる。
本発明の皮膚用クリーム中の、成分(G)の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、2.0〜25.0質量%が好ましく、より好ましくは5.0〜16.0質量%である。上記含有量が上記範囲内であることにより、製剤安定性やべたつきの抑制効果がより一層向上する。上記成分(G)の含有量は、本発明の皮膚用クリーム中の全ての成分(G)の含有量の合計量である。
本発明の皮膚用クリーム中において、上記成分(E)の含有量と上記成分(G)の含有量の合計量に対する、上記成分(A)の含有量の質量割合[(A)/{(E)+(G)}]は、0.15〜1.0であり、好ましくは0.4〜0.75である。上記質量割合[(A)/{(E)+(G)}]が0.15以上であることにより、肌に保湿感を与える効果が向上する。一方、上記質量割合[(A)/{(E)+(G)}]が1.0以下であることにより、べたつきの抑制効果が向上する。
[水]
本発明の皮膚用クリームは水を含む。上記水は、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の皮膚用クリーム中の、水の含有量は、特に限定されないが、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、30.0〜70.0質量%が好ましく、より好ましくは40.0〜60.0質量%、さらに好ましくは45.0〜55.0質量%である。
[その他の成分]
本発明の皮膚用クリームは、上記成分(A)〜(G)や水以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分しては、特に限定されず、例えば、化粧品や医薬部外品に通常用いられる成分などが挙げられる。具体的には、例えば、エタノール等の低級アルコール;油脂、高級アルコール、高級脂肪酸等の油性成分;ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム等の増粘剤;グリチルリチン酸及びその塩等の抗炎症剤;メントールなどの清涼剤;リン酸およびその塩類、クエン酸およびその塩類、乳酸およびその塩類、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンなどのpH調整剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤;被膜形成性高分子化合物;粉体;色素;顔料;染料;ビタミン類;アミノ酸類;収斂剤;美白剤;動植物抽出物;酸;アルカリなどが挙げられる。上記その他の成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。なお、上記その他の成分からは、上記成分(A)〜(G)に含まれるものは除かれるものとする。
本発明の皮膚用クリームは、高級アルコールを含むことが好ましい。上記高級アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコールなどが挙げられる。上記高級アルコールは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。本発明の皮膚用クリーム中の、高級アルコールの含有量は、特に限定されないが、剤のかたさを調節するなどの観点から、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.5〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0質量%である。
上記油脂としては、例えば、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アボカド油などが挙げられる。上記高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などが挙げられる。上記油脂、高級脂肪酸は、それぞれ、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚用クリーム中の、油脂の含有量と高級脂肪酸の含有量の合計量は、特に限定されないが、乳化安定性の観点から、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.5〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0質量%である。
上記界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等のノニオン界面活性剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等のアニオン界面活性剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム等のカチオン界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤などが挙げられる。中でも、ノニオン界面活性剤が好ましい。上記界面活性剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。本発明の皮膚用クリーム中の、界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、製剤安定性の観点から、本発明の皮膚用クリーム100質量%に対して、0.1〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0質量%である。特に、ノニオン界面活性剤の含有量が上記範囲内であることが好ましい。
本発明の皮膚用クリームにおける、乳化粒子の平均粒径は、特に限定されないが、0.5〜10μmが好ましく、より好ましくは1〜5μmである。上記平均粒径が上記範囲にあることにより、塗布時の使用感がより一層良好となるため好ましい。上記平均粒径が0.5μm未満では、べたつきが生じることがあり、上記平均粒径が10μmを超えると、塗布時に剤が肌に馴染まずに、上滑りする感触となる場合がある。上記平均粒径は、特に限定されないが、例えば、顕微鏡観察などにより測定することができる。
本発明の皮膚用クリームの製造方法は、特に限定されず、公知の製造方法を用いることができる。例えば、上記各成分を混合し、ホモミキサーで攪拌し、各成分を均一化する方法などが挙げられる。
本発明の皮膚用クリームは、例えば、化粧品、医薬部外品、医薬品、雑貨などとして用いられる。具体的には、フェイスクリーム(保湿用フェイスクリーム、マッサージクリーム等)、ボディクリーム(保湿用ボディクリーム、マッサージクリーム、デオドラントクリーム等)、ハンドクリームなどに好ましく用いられる。
本発明の皮膚用クリームを適用する部位としては、特に限定されず、例えば、顔(例えば、額、目元、目じり、頬、口元等)、身体(腕、肘、手の甲、指先、足、膝、かかと、首、脇、背中等)などが挙げられる。中でも、特に好ましくは身体である。即ち、本発明の皮膚用クリームは、身体用の皮膚用クリーム(ボディクリーム)であることが好ましい。
本発明の皮膚用クリームは、シア脂[成分(A)]と多価アルコール[成分(F)]を含有する。このため、肌に塗布することにより、高い保湿感を付与することができる。
また、保湿感を付与するクリームに対しては、塗布時に少し重さが感じられ、それによりクリームの濃さが感じられるような塗布感触(所謂、コクのある使用感)を好む使用者層が存在する。本発明の皮膚用クリームは、特定の平均付加モル数のポリエチレングリコール鎖を有するジステアリン酸ポリエチレングリコール[成分(C)]を特定量配合して、適度なかたさのクリームとすることにより、上記のコクのある使用感を達成している。
これらにより、本発明の皮膚用クリームは、高い保湿感とコクのある使用感を有する優れた皮膚用クリームである。
しかしながら、シア脂や多価アルコールを配合した皮膚用クリームでは、特にこれらの含有量が多くなると、塗布時ののびが悪くなったり、塗布時や塗布後に肌がべたついたりして使用感が低下する傾向にあった。
これに対して、本発明の皮膚用クリームは、ロウ[成分(D)]を配合することにより、塗布時ののびを向上させている。また、ダイマー酸エステル[成分(B)]及び成分(D)を配合し、さらに、シリコーン油[成分(E)]と特定の液状油剤[成分(G)]を成分(A)に対して特定の割合で配合することにより肌のべたつきを飛躍的に低減した。これによって、本発明によってシア脂や多価アルコールの配合量によらず、非常に優れた使用感の皮膚用クリームが得られた。
さらに、皮膚の水分量を増加させる保湿クリームは、一般的に、塗布後の肌の弾力感を増加させる傾向にある。弾力感を好む使用者が存在する一方、弾力感は「かたさ」と感じられる場合もあるため、よりやわらかな肌の感触を好む使用者には好まれない場合があった。これに対して、本発明の皮膚用クリームは、保湿感を向上させる油脂成分の中でも成分(A)を選択的に用い、さらに、成分(B)、成分(E)を配合することによって、塗布後の肌の感触をやわらかなものとしており、特にやわらかな肌感触を好む使用者に対して最適な使用感を発揮するものとしている。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、表に記載の配合量は、各成分の配合量(即ち、各原料中の有効成分の配合量)であり、特記しない限り「質量%」で表す。
実施例1〜16、比較例1〜10
表に記した各成分(A〜G、水)に加え、モノステアリン酸グリセリル2.5質量%、モノステアリン酸ポリエチレングリコール2.5質量%、ステアリン酸1.5質量%、ステアリルアルコール1.5質量%、及び微量成分(防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル)、増粘剤(カルボキシビニルポリマー)、中和剤(水酸化カリウム))を用い、実施例および比較例の各皮膚用クリームを常法により調製した。
表に記載の各成分の詳細は、以下の通りである。
<成分(A)>
シア脂:IMCD Group B.V.社製、商品名「Star Shea Butter refined」
<成分(B)>
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル:日本精化株式会社製、商品名「LUSPLAN SR−DM4」
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル):日本精化株式会社製、商品名「Plandool−H」
<成分(C)>
ジステアリン酸ポリエチレングリコール(2):花王株式会社製、商品名「エマノーン 3299RV」、オキシエチレン基の平均付加モル数:250
<成分(D)>
サラシミツロウ:三木化学工業株式会社製、商品名「脱臭紺印晒蜜蝋」
<成分(E)>
デカメチルシクロペンタシロキサン:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製、商品名「TSF405」
メチルポリシロキサン:東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名「DOW CORNING TORAY SH 200 C FLUID 20 CS」
<成分(F)>
1,3−ブチレングリコール:株式会社ダイセル製、商品名「1,3−ブチレングリコール」
濃グリセリン:阪本薬品工業株式会社製、商品名「化粧用濃グリセリン」
<成分(G)>
流動パラフィン:Sonneborn Inc社製、商品名「Carnation」
トリ2−エチルへキサン酸グリセリル:花王社製、商品名「エキセパールTGO」
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル:日本精化株式会社製、商品名「LUSPLAN SR−DM4」
(評価)
実施例および比較例で得られた各皮膚用クリームについて以下の通り評価した。評価結果は表に記載した。表中の「−」は評価を行っていない。
なお、下記評価は、21±1℃、湿度50±5%RHの恒温恒湿の条件下で、3名の専門評価員が実施した。
(1)べたつきのなさ
実施例および比較例で得られた各皮膚用クリーム約0.2gを、前腕部に塗布し、塗布時の肌のべたつきの有無を評価し、下記の判定基準で判定した。
[べたつきのなさの判定基準]
◎(優れる):指を肌に垂直に押し当てて離したときにべたついた感触がほぼない
○(良好):指を肌に垂直に押し当てて離したときにべたついた感触がわずかにある
×(不良):指を肌に垂直に押し当てて離したときにべたついた感触がある
(2)のび
上記評価(1)において、塗布時の各皮膚用クリームののびの良さを評価し、下記の判定基準で判定した。
[のびの判定基準]
◎(優れる):肌上でのばしている間の摩擦感が少ない
○(良好):肌上でのばしている間の摩擦感がわずかにある
×(不良):肌上でのばしている間の摩擦感が大きく、のばしづらい
(3)コク
上記評価(1)において、塗布時の各皮膚用クリームのコクを評価し、下記の判定基準で判定した。
[コクの判定基準]
◎(優れる):肌上でのばすときに重みが感じられ、濃度の高い(こっくりした)感触がある
○(良好):肌上でのばすときにわずかに重みが感じられ、濃度の高い(こっくりした)感触がわずかにある
×(不良):肌上でのばすときに重みや濃度の高い(こっくりした)感触がなく、あっさりしている
(4)肌のやわらかさ
上記評価(1)において、塗布後5分後に、塗布部分の肌のやわらかさを評価し、下記の判定基準で判定した。
[肌のやわらかさの判定基準]
◎(優れる):肌に指を押し当てたときにやわらかい感触がある
○(良好):肌に指を押し当てたときにやわらかい感触がわずかにある
×(不良):肌に指を押し当てたときにやわらかい感触がない
(5)保湿感
上記評価(1)において、塗布後5分後に、塗布部分の保湿感を評価し、下記の判定基準で判定した。
[保湿感の判定基準]
◎(優れる):肌に指を押し当てたときにしっとりした感触がある
○(良好):肌に指を押し当てたときにしっとりした感触がわずかにある
×(不良):肌に指を押し当てたときにしっとりした感触がほぼない
Figure 0006530236
Figure 0006530236
本発明の皮膚用クリーム(実施例)は、べたつきのなさ、のびの良さ、コクのある使用感の全てを有しており、優れた使用感であった。また、塗布後には、肌の保湿感が向上し、肌がやわらかな感触となった。このように、本発明の皮膚用クリームは、保湿用などの皮膚用クリームとして優れた特性を有していた。
これに対して、成分(A)や成分(F)を含まない場合(比較例1、7)には、塗布後の保湿感が得られなかった。また、成分(C)の含有量が本発明に規定する範囲よりも少ない場合(比較例3)には、クリームのかたさが不足し、塗布時にコクのある使用感が得られなかった。また、成分(C)の含有量が本発明に規定する範囲よりも多い場合(比較例4)にはのびが悪くなった。成分(D)を含まない場合(比較例5)には、べたつきが生じ、のびも悪くなった。成分(B)や成分(E)を含まない場合(比較例2、6)には、塗布後の肌のやわらかさが得られなかった。さらに、[(A)/{(E)+(G)}]が、本発明に規定する範囲よりも多い場合(比較例9)にはべたつきが生じ、少ない場合(比較例10)には保湿感が得られなかった。
また、成分(G)を含まない場合(比較例8)は、製剤安定性が悪く、乳化してクリーム製剤とすることができなかった。
さらに、以下に、本発明の皮膚用クリームの処方例を示す。
(処方例1)スキンクリーム
シア脂 3.0質量%
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル 0.4質量%
ジステアリン酸ポリエチレングリコール 0.1質量%
サラシミツロウ 1.0質量%
メチルポリシロキサン 5.0質量%
濃グリセリン 4.0質量%
1,3−ブチレングリコール 4.0質量%
ステアリン酸 1.0質量%
ワセリン 3.0質量%
流動パラフィン 5.0質量%
パルミチン酸イソプロピル 3.0質量%
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 3.0質量%
マカデミアンナッツ油 2.0質量%
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0質量%
モノステアリン酸グリセリル 1.5質量%
ステアリルアルコール 1.5質量%
セタノール 2.0質量%
(アジピン酸・2−エチルヘキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル
1.0質量%
エデト酸二ナトリウム 0.1質量%
カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
キサンタンガム 0.1質量%
水酸化カリウム 0.2質量%
メチルパラベン 0.5質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1質量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2質量%
トラネキサム酸 1.0質量%
香料 0.3質量%
精製水 54.8質量%
合計 100.0質量%

Claims (6)

  1. 下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、下記成分(D)、下記成分(E)、下記成分(F)、及び下記成分(G)を含み、
    前記成分(C)の含有量が0.05〜0.3質量%であり、
    前記成分(E)の含有量と前記成分(G)の含有量の合計量に対する、前記成分(A)の含有量の質量割合[(A)/{(E)+(G)}]が0.15〜1.0であることを特徴とする皮膚用クリーム。
    成分(A):シア脂
    成分(B):ダイマー酸エステル
    成分(C):オキシエチレン基の平均付加モル数が200〜300であるジステアリン酸ポリエチレングリコール
    成分(D):ロウ
    成分(E):シリコーン油
    成分(F):多価アルコール
    成分(G):炭化水素油及び前記成分(B)以外のエステル油からなる群より選ばれ、且つ、25℃で液状である油剤
  2. 前記成分(A)の含有量が1.5〜15.0質量%であり、前記成分(F)の含有量が8.0〜25.0質量%である請求項1に記載の皮膚用クリーム。
  3. 前記成分(B)が、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルである請求項1又は2に記載の皮膚用クリーム。
  4. 前記成分(B)の含有量が0.05〜0.8質量%である請求項1〜3のいずれか一項に記載の皮膚用クリーム。
  5. 前記成分(D)の含有量が0.1〜5.0質量%である請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮膚用クリーム。
  6. 身体用の皮膚用クリームである請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚用クリーム。
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