JP2003267828A - 粉末固形状化粧料 - Google Patents

粉末固形状化粧料

Info

Publication number
JP2003267828A
JP2003267828A JP2002071159A JP2002071159A JP2003267828A JP 2003267828 A JP2003267828 A JP 2003267828A JP 2002071159 A JP2002071159 A JP 2002071159A JP 2002071159 A JP2002071159 A JP 2002071159A JP 2003267828 A JP2003267828 A JP 2003267828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
powder
powdery solid
solid cosmetic
examples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002071159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800411B2 (ja
Inventor
Hironari Okamoto
裕也 岡本
Etsushi Shiomi
悦志 汐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mandom Corp
Original Assignee
Mandom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mandom Corp filed Critical Mandom Corp
Priority to JP2002071159A priority Critical patent/JP3800411B2/ja
Publication of JP2003267828A publication Critical patent/JP2003267828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800411B2 publication Critical patent/JP3800411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の化粧料の伸び、付着性、さっぱり感
が良好で、しかも使用後の化粧もちに優れる粉末固形状
化粧料を提供することにある。 【解決手段】 炭素数5〜8の1,2−アルカンジオー
ル、好ましくは1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘ
プタンジオール、及び1,2−オクタンジオールと粉体
とを含有し、更に油分を含有することができる粉末固形
状化粧料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末固形状化粧料に
関する。その目的は、使用時の化粧料の伸び、付着性、
さっぱり感が良好で、しかも使用後の化粧もちに優れる
粉末固形状化粧料を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】一般に粉末固形状化粧料は、タルク、マ
イカ、酸化鉄等の粉体を主成分とし、油分等の結合剤を
配合することにより、皿形態の容器に圧縮成形された化
粧料である。このような粉末固形状化粧料は、固形状に
成型されているため携帯性に優れてはいるが、粉体の含
有量が多いことから保湿性に劣り、また延展性等の使用
性に劣るといった問題点を有していた。
【0003】そこで、グリセリンや1,3−ブチレング
リコール等の保湿剤が配合された粉末固形状化粧料が創
出されているが、これら保湿剤を配合したとしても、使
用性については依然として問題を有していた。また、使
用性の改善のために、特定の粒子径の球状ナイロンパウ
ダー、液状油分及び粉体とを特定の配合量で配合したプ
レス状固型粉末化粧料(特公平5−76442)、油ゲ
ル化剤、特定の油ゲル化剤を含む油分、グリセリン等の
保湿剤、及び粉末を含有する固形粉末化粧料(特公平6
−18768)、特定の多価アルコール等の油性成分と
粉末成分とを含有する固型粉末化粧料(特許第2834
316号)等が提案されているが、未だ十分ではなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる実情に鑑み、本
発明者らが鋭意検討した結果、炭素数5〜8の1,2−
アルカンジオールと粉体とを含有させて粉末固形状化粧
料とすると、塗布時の化粧料の伸びが良く、塗布後は付
着性、さっぱり感が良好で、しかも化粧もちに優れる粉
末固形状化粧料が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、炭素数5〜8の1,2−アルカンジオールと、粉
体とを含有することを特徴とする粉末固形状化粧料に関
する。請求項2に係る発明は、前記1,2−アルカンジ
オールが、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタ
ンジオール、及び1,2−オクタンジオールのうちから
選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記
載の粉末固形状化粧料に関する。請求項3に係る発明
は、前記1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサ
ンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールである
ことを特徴とする請求項1に記載の粉末固形状化粧料に
関する。請求項4に係る発明は、更に、油分を含有する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粉末
固形状化粧料に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る粉末固形状化粧料
は、炭素数5〜8の1,2−アルカンジオールと粉体と
を必須の成分として含有する。
【0007】本発明に係る第1の必須成分は、炭素数5
〜8の1,2−アルカンジオールである。具体的には、
1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオー
ル、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオ
ールが挙げられ、1,2−ヘキサンジオール、1,2−
ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールを用いる
のが好ましく、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オ
クタンジオールを用いるのがより好ましい。また、これ
らの1種又は2種以上を混合して用いることもできる。
【0008】炭素数5〜8の1,2−アルカンジオール
の配合量は、化粧料全量中0.01〜20重量%とする
のが好ましく、0.1〜10重量%とするのがより好ま
しい。この理由は、0.01重量%未満の配合量では、
使用性の改善効果が望めないために、また、20重量%
を超えて配合すると、アルカンジオールの臭いや色調が
問題となるために、いずれの場合にも好ましくないから
である。
【0009】本発明の第2の必須成分は、粉体である。
本発明に用いられる粉体は、化粧品原料として用いるこ
とができれば特に限定されないが、具体的には、タル
ク、カオリン、マイカ、セリサイト、シリカ、ゼオライ
ト、結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、群青、紺青、タール色素、天
然色素、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビ
スマス、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ポリエス
テルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレン
パウダー、ポリスチレンパウダー等や、これらの紛体に
疎水化処理を行った疎水処理粉体等が挙げられる。ま
た、これらの1種又は2種以上を混合して用いることも
できる。
【0010】粉体の配合量は、固形状に成型されれば特
に限定されないが、化粧料全量中55〜97重量%とす
ることが好ましく、80〜95重量%とするのがより好
ましい。この理由は、55重量%未満の配合量では、成
型性に劣るために、また、97重量%を超えて配合する
と、固形状成型することができないために、いずれの場
合にも好ましくないからである。
【0011】本発明に係る粉末固形状化粧料には、成型
硬度を高めるために油分を配合することができる。配合
される油分としては、化粧品原料に用いることのできる
ものであれば特に限定されないが、例えば、メチルポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシ
クロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン等のシリコーン油類;ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチル
ヘキサン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、
ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ト
リ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸2
−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロー
ル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイ
ン酸2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリ
ル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘ
キサン酸ジグリセリド等のエステル類;ラウリルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステ
アリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オ
クチルドデカノール、オレイルアルコール、ベヘニルア
ルコール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン
酸、オレイン酸等の高級脂肪酸類;流動パラフィン、パ
ラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリン
ワックス、スクワレン、スクワラン等の炭化水素類;カ
ルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、
ラノリン等のロウ類;オリーブ油、ツバキ油、マカデミ
アナッツ油、アボカド油等の油脂類等が挙げられ、1種
又は2種以上を混合して用いることもできる。また、こ
れらのうち、シリコーン油類、エステル類、高級アルコ
ール類を用いるのが好ましい。
【0012】油分の配合量は、粉体を結合して固形に成
型することができれば特に限定されないが、化粧料全量
中2〜25重量%とするのが好ましく、4〜20重量%
とするのがより好ましい。この理由は、2重量%未満の
配合量では、配合の効果が期待できないために、また、
25重量%を超えて配合すると、成型硬度に悪影響をも
たらすために、いずれの場合にも好ましくないからであ
る。
【0013】本発明の化粧料には、本発明の効果を損な
わない範囲で上記した成分に加えて、保湿剤、界面活性
剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、キレ
ート剤、美容成分、香料等の薬剤を目的に合わせて適宜
配合することができる。
【0014】保湿剤としては、例えば、エチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1, 3−ブチレングリ
コール、グリセリン、ポリグリセリン等の1,2−アル
カンジオール以外の多価アルコール類;グルコース、マ
ルトース、マルチトール、スクロール、マンニトール、
ソルビトール、キシリトール等の糖類;ポリオキシエチ
レンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグ
ルコシド等の糖誘導体;デキストリン、ヒアルロン酸、
コンドロイチン硫酸等の多糖類;グリシン、アラニン、
セリン、アルギニン、グルタミン酸等のアミノ酸類;コ
ラーゲン等のポリペプタイド類;クエン酸ナトリウム、
乳酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム等の有機酸塩等が
挙げられる。
【0015】界面活性剤としては、非イオン性界面活性
剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤のいずれもを用いることができる。非イオ
ン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒ
マシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、
ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシ
エチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキ
シエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチ
レンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツ
ロウ誘導体、シュガーエステル類等を例示することがで
きる。陰イオン性界面活性剤としては、例えば、高級脂
肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アル
キルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボ
ン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メ
チル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−ア
シルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカル
ボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、ア
ルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシ
ン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエ
タノールアミド硫酸塩等を例示することができる。陽イ
オン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン
塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩
等のアミン塩;モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジ
アルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級ア
ンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩
等のアルキル4級アンモニウム塩;アルキルピリジニウ
ム塩等の環式4級アンモニウム塩;塩化ベンゼエトニウ
ム等を例示することができる。両性界面活性剤として
は、例えば、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグ
リシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキ
シエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤;ア
ルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピ
オン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;ア
ルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロ
ピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイ
ン型両性界面活性剤;アルキルヒドロキシスルホベタイ
ン等のスルホベタイン型両性界面活性剤等を例示するこ
とができる。
【0016】増粘剤としては、例えば、水溶性を有する
天然高分子、半合成高分子、合成高分子等を例示するこ
とができる。具体的には、アラビアゴム、トラガントガ
ム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、ア
イリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロ
ジン、カゼイン等の天然高分子;カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウ
ム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、結晶セルロース等の半合成高分子;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビ
ニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂等の合成高分子
等が挙げられる。
【0017】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステ
ル等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチ
ル、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸メチル等の
サリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸オク
チル、エチル−4−イソプロピルシンナメート等のケイ
皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;アミルサリシ
レート、メンチルサリシレート、ベンジルサリシレート
等のサリチル酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカ
ニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等が挙げ
られる。
【0018】酸化防止剤としては、例えば、α−トコフ
ェロール、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類
等が挙げられる。
【0019】防腐剤としては、例えば、メチルパラベ
ン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、
イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキ
シジン液、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノ
ール、石炭酸、ヘキサクロロフェン等のフェノール類、
安息香酸およびその塩、ウンデシレン酸、サリチル酸、
ソルビン酸およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩、
感光素101号、感光素201号、感光素401号、ヒ
ノキチオール、トリクロサン等が挙げられる。
【0020】キレート剤としては、例えば、エデト酸
塩、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリ
ウム、アラニン、シュウ酸ナトリウム、ニトリロ三酢
酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−四酢酸、N−オ
キシエチルエチレンジアミン−三酢酸、エチレングリコ
ールビス−四酢酸、エチレンジアミン−四プロピオン
酸、1−ヒドロキシヘキサン−1,1−ジホスホン酸、
ホスホノ酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、1,2−
シクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢
酸、トリエチレンテトラミン六酢酸等が挙げられる。
【0021】美容成分としては、例えば、ビタミン類、
消炎剤、生薬等が挙げられる。
【0022】以上詳述した本発明に係る粉末固形状化粧
料は、ファンデーション、頬紅、白粉、フェースパウダ
ー、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、ボディ
パウダー、パヒュームパウダー、ベビーパウダー等に適
用することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、配合量は、重量%である。 (試料の調製)表1に示した組成に従い、常法により圧
縮成型して実施例1〜6及び比較例1〜4の粉末固形状
化粧料を得た。尚、表1中のメチルポリシロキサンは、
商品名SH200C-200cs(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン社製)を用いた。
【0024】(試験例:使用性及び化粧もちの評価)実
施例1〜6及び比較例1〜4で得られた各粉末固形状化
粧料を、10名の女性専門パネラーに使用させ、使用時
の使用感(化粧料の伸び、付着性、さっぱり感)及び塗
布後4時間後の化粧もちについて、非常に良いを5点、
良いを4点、普通を3点、悪いを2点、非常に悪いを1
点として評価させ、その評点の平均値を下記基準に従い
評価した。結果を表1に記す。
【0025】<評価基準> ◎:4.5点以上 ○:3.5点以上4.5点未満 △:2.5点以上3.5点未満 ×:2.5点未満
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果から、化粧料に汎用されるグリ
セリンや1,3−ブチレングリコールの配合では、使用
性及び化粧もちに劣るが、1,2−アルカンジオールを
配合した本発明に係る粉末固形状化粧料は、使用性及び
化粧もちに優れることが分かる。
【0028】以下、本発明に係る粉末固形状化粧料の処
方例を示す。 (処方例1:アイシャドウ) タルク 43.0 マイカ 5.0 カオリン 5.0 ステアリン酸亜鉛 5.0 セリサイト 5.0 顔料 5.0 雲母チタン 20.0 スクワラン 3.0 流動パラフィン 2.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 1,2−ヘキサンジオール 1.0 メチルポリシロキサン 2.0 セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0029】(処方例2:パウダーファンデーション) タルク 20.0 セリサイト 5.0 マイカ 30.0 カオリン 5.0 酸化チタン 9.0 雲母チタン 3.0 ステアリン酸亜鉛 1.0 ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 2.3 黒酸化鉄 0.2 1,2−オクタンジオール 1.0 ナイロンパウダー 10.0 メチルポリシロキサン 1.0 スクワラン 4.0 流動パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 2.0 ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール2.0 モノオレイン酸ソルビタン 1.0 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0030】(処方例3:頬紅) タルク 63.0 カオリン 20.0 酸化チタン 4.0 ミリスチン酸亜鉛 5.0 顔料 3.0 流動パラフィン 3.0 1,2−オクタンジオール 1.0 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0031】(処方例4:アイブロー) タルク 10.0 カオリン 10.0 酸化チタン 5.0 ステアリン酸亜鉛 5.0 ベンガラ 20.0 黄酸化鉄 17.5 黒酸化鉄 15.0 1,2−ヘキサンジオール 1.5 モノステアリン酸グリセリン 1.0 流動パラフィン 5.0 ラノリン 5.0 固形パラフィン 4.0 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0032】(処方例5:白粉) タルク 62.0 カオリン 15.0 炭酸マグネシウム 5.0 セリサイト 5.0 酸化チタン 1.0 酸化亜鉛 4.0 ステアリン酸マグネシウム 5.0 1,2−ヘキサンジオール 1.5 着色顔料 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0033】(処方例6:固形白粉) タルク 42.0 カオリン 20.0 セリサイト 10.0 酸化チタン 5.0 酸化亜鉛 5.0 炭酸マグネシウム 5.0 ステアリン酸マグネシウム 5.0 スクワラン 3.0 1,2−オクタンジオール 1.0 トリイソオクタン酸グリセリン 2.0 着色顔料 適量 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0034】(処方例7:両用ファンデーション) シリコーン処理酸化チタン 10.0 シリコーン処理カオリン 5.0 シリコーン処理セリサイト 20.0 シリコーン処理タルク 20.4 シリコーン処理マイカ 20.0 シリコーン処理ベンガラ 1.0 シリコーン処理黄酸化鉄 3.0 シリコーン処理黒酸化鉄 0.2 ステアリン酸亜鉛 0.1 1,2−オクタンジオール 1.0 ナイロンパウダー 2.0 ポリエチレン末 8.0 固形パラフィン 0.3 流動パラフィン 4.0 スクワラン 2.0 メチルポリシロキサン 4.0 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量香料 適量 合計 100.0重量%
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る粉末固
形状化粧料は、炭素数5〜8の1,2−アルカンジオー
ルと粉体とを含有するものであるから、使用時の化粧料
の伸び、付着性、さっぱり感が良好で、しかも使用後の
化粧もちに優れる粉末固形状化粧料を提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB322 AB432 AC022 AC111 AC112 AC122 AC242 AC352 AC422 AC442 AD022 AD072 AD152 AD512 BB11 BB21 BB47 CC11 CC12 CC14 DD17 DD21 EE06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数5〜8の1,2−アルカンジオー
    ルと、粉体とを含有することを特徴とする粉末固形状化
    粧料。
  2. 【請求項2】 前記1,2−アルカンジオールが、1,
    2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、及
    び1,2−オクタンジオールのうちから選ばれる1種以
    上であることを特徴とする請求項1に記載の粉末固形状
    化粧料。
  3. 【請求項3】 前記1,2−アルカンジオールが、1,
    2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオ
    ールであることを特徴とする請求項1に記載の粉末固形
    状化粧料。
  4. 【請求項4】 更に、油分を含有することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の粉末固形状化粧料。
JP2002071159A 2002-03-15 2002-03-15 粉末固形状化粧料 Expired - Lifetime JP3800411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071159A JP3800411B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 粉末固形状化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071159A JP3800411B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 粉末固形状化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267828A true JP2003267828A (ja) 2003-09-25
JP3800411B2 JP3800411B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=29201510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071159A Expired - Lifetime JP3800411B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 粉末固形状化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3800411B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265214A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kose Corp 粉体化粧料
JP2008056607A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mandom Corp 水性メイクアップ化粧料
JP2008056610A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mandom Corp 油性メイクアップ化粧料
JP2008063259A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mandom Corp 睫用油性化粧料
JP2008189618A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Mandom Corp 口唇用油性固形化粧料
FR2933865A1 (fr) * 2008-07-21 2010-01-22 Oreal Composition cosmetique coloree de longue tenue

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265214A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kose Corp 粉体化粧料
JP2008056607A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mandom Corp 水性メイクアップ化粧料
JP2008056610A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mandom Corp 油性メイクアップ化粧料
JP2008063259A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mandom Corp 睫用油性化粧料
JP2008189618A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Mandom Corp 口唇用油性固形化粧料
FR2933865A1 (fr) * 2008-07-21 2010-01-22 Oreal Composition cosmetique coloree de longue tenue
WO2010010295A2 (fr) * 2008-07-21 2010-01-28 L'oreal Composition cosmetique coloree de longue tenue
WO2010010295A3 (fr) * 2008-07-21 2010-04-08 L'oreal Composition cosmetique coloree de longue tenue

Also Published As

Publication number Publication date
JP3800411B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113371B2 (ja) シロキクラゲ由来水溶性多糖類の加水分解物、及びこれを含有する抗酸化剤並びに化粧料又は皮膚外用剤、食品
JPH1053510A (ja) 外用組成物
JP2021050337A (ja) 水溶性超分子複合体
KR19990063353A (ko) 화장품 조성물
JP2007137847A (ja) オリゴマーエステル及びこれらを含有する化粧料及び皮膚外用剤
JP2005330257A (ja) 化粧料
JP3672003B2 (ja) 化粧料
JPH0987126A (ja) 化粧料
EP3192493B1 (en) Moisturizer and cosmetic containing same
JP3800411B2 (ja) 粉末固形状化粧料
JP4695249B2 (ja) ゲル状化粧料
JP6472038B2 (ja) 化粧料用油剤及びそれを配合する化粧料
JPH0764704B2 (ja) 化粧料
JP3526426B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP2006225347A (ja) 皮膚外用組成物
JP2002128628A (ja) 粉体化粧料
JP7507604B2 (ja) 化粧料
JP2014221755A (ja) フルクトオリゴ糖脂肪酸エステル、および、化粧料
JP3859150B2 (ja) スクラブ剤及び該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤組成物
JP2002265342A (ja) 紫外線防御化粧料
JP2012197242A (ja) 油性化粧料
JP2000344697A (ja) 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤
JP3660537B2 (ja) 粉末化粧料
JPH11193212A (ja) 皮膚pH緩衝能維持強化用皮膚外用剤
JP2013023488A (ja) 化粧料用油剤及びそれを配合する化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060116

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3800411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150512

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term