JP6401959B2 - コンクリート柱部材の型枠システム、および、コンクリート柱部材の製造方法 - Google Patents

コンクリート柱部材の型枠システム、および、コンクリート柱部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート柱部材を製造するための型枠システム、および、この型枠システムを用いたプレキャストコンクリート柱部材の製造方法に関する。
従来より、鉄筋コンクリート造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造の建物を構築する場合、この建物の柱や梁をプレキャストコンクリート化することが行われている。具体的には、現場内の所定の場所にて、型枠を建て込んで、この型枠内に配筋してコンクリートを打設することで柱部材や梁部材などのプレキャストコンクリート部材(以下、PCa部材と呼ぶ)を製造する。
ところで、柱部材をプレキャストコンクリート化した場合には、このPCa柱部材は、寝かせた状態で製造されるため、相吊りにより建て起こすことが多い。ここで、相吊りとは、2台の揚重機械を用意し、1台の揚重機械によりPCa部材の一端側を吊り下げ支持するとともに、残る1台の揚重機械によりPCa部材の他端側を吊り上げる方法である(特許文献1参照)。
特開2013−160033号公報の図2
しかしながら、2台の揚重機械により相吊りする場合には、揚重作業における施工手順が複雑となり、揚重作業に手間がかかり、施工費が高くなる、という問題があった。
本発明は、施工費を抑制できる、コンクリート柱部材の型枠システム、および、コンクリート柱部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、建設現場でのプレキャスト鉄筋コンクリート柱部材の製造、および楊重方法として、柱型枠の一方の柱端部側のみに回転支持装置を備えた型枠構造を利用することで、型枠脱型後に鉄筋コンクリート部材を移動させる場合にあっては2台の楊重機械を用いて相吊りしなくても、回転支持装置を取り付けていない鉄筋コンクリート柱部材の他方端側のみに吊りワイヤーを取り付けて建て起こしていくと、回転支持装置側はピン支持状態となり、吊り上げ移動できることに着眼し、コンクリート柱部材の型枠システムおよび製造方法を発明するに至った。
本発明のコンクリート柱部材の型枠システム(例えば、後述の型枠システム1、1A)は、コンクリート柱部材(例えば、後述のPCa柱部材2)を製造するための型枠システムであって、上面が開放された箱状の型枠(例えば、後述の型枠10)と、床面(例えば、後述の床面5)に固定されて前記型枠の一端側の端側面を回転可能に支持する回転支持装置(例えば、後述の回転支持装置4)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、型枠の一端側の端側面に回転支持装置を設けて、この型枠を用いて柱部材を製造する。よって、脱型後に柱部材を建て起こす際、1台の揚重機械により、柱部材の他端側つまり回転支持装置が設けられていない側を吊り上げることで、柱部材の一端側が回転支持装置で支持されることになり、所定の位置まで移動させることができる。したがって、従来のように揚重作業における施工手順が複雑にならないから、揚重作業が容易となり、施工費を抑制できる。
本発明の型枠システム(例えば、後述の型枠システム1)は、前記回転支持装置は、台座(例えば、後述の台座30)と、当該台座に回転可能に設けられた係合部材(例えば、後述の係合部材50)と、を有しており、当該係合部材には、前記型枠の内壁面から突出する突出部(例えば、後述の突出部52)が設けられることを特徴とする。
この発明によれば、柱主筋の一端側に機械式継手を接合しておき、係合部材の突出部をこの機械式継手に接合することで、柱部材の柱主筋が所定の配筋位置からずれるのを防止できる。
また、柱主筋と回転支持装置の係合部材とは、突出部を介して接続されているので、型枠脱型後に柱部材を建て起こす際に、柱部材の一端側の移動を拘束でき、さらに、柱部材の一端側を回転支持装置で支持できる。
さらに、本発明のコンクリート柱部材の製造方法は、上述の型枠システムを用いて、前記型枠内に配筋してコンクリートを打設して、前記コンクリート柱部材を製造成型する工程(例えば、後述のステップS1、S2)と、前記型枠の一端側に前記回転支持装置を取り付けたまま、前記コンクリート柱部材を前記箱状の型枠から脱型する工程(例えば、後述のステップS3)と、前記回転支持装置が取り付けられていない前記コンクリート柱部材の他端側を吊り上げて、当該コンクリート柱部材を建て起こす工程(例えば、後述のステップS4)と、前記コンクリート柱部材の他端側をさらに吊り上げて、当該コンクリート柱部材を前記回転支持装置から取り外す工程(例えば、後述のステップS5)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、コンクリート柱部材の他端側を吊り上げて、コンクリート柱部材の一端側を回転支持装置で支持しながら建て起こす。この状態では、コンクリート柱部材の一端側には、回転支持装置の突出部が係止しているので、コンクリート柱部材が回転支持装置から脱落するのを防止できる。
また、1台の揚重機械でコンクリート柱部材を吊り上げることができるので、従来のように揚重作業における施工手順が複雑にならないから、揚重作業が容易となり、工期を短縮できる。よって、施工費を抑制できる。
また、柱部材の一端側を回転支持装置で支持した状態で、柱部材の他端側のみを吊り上げることで柱部材を建て起こすので、柱部材にねじり応力や曲げ応力が発生するのを防止できる。
本発明によれば、1台の揚重機械でPCa部材を吊り上げることができるので、従来のように揚重作業における施工手順が複雑にならないから、揚重作業が容易となり、施工費を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る型枠システムの側面図である。 図1のA−A断面図である。 前記実施形態に係る型枠システムの回転支持装置の断面図である。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順を説明するための図(その1)である。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順を説明するための図(その2)である。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順を説明するための図(その3)である。 本発明の第2実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順を説明するための図(その1)である。 前記実施形態に係る型枠システムを用いてPCa部材を製造して搬送する手順を説明するための図(その2)である。
本発明では、プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材を楊重する際に、2台の揚重機械を用いて相吊りしなくても、一方の柱端部側に回転支持装置を備えた柱型枠を用いて柱部材を製造し、型枠脱型後に柱部材の他方側のみを吊り上げる際は、柱部材の一方端側を回転支持装置で支持し、略ピン支持状態となすことで柱部材内にねじり応力や曲げ応力の発生を防止する柱部材の型枠システムとその型枠システムを用いた柱部材の製造方法である。
本実施形態では、柱部材の建て起しは、型枠システムの端側板を分離した後、柱部材の一方端側のみに係合部材と回転支持装置を備えた状態で行われる。
回転支持装置は、柱部材の一方端部のみを吊り上げて、柱部材を建て起こす際は、柱部材と接合しており、略柱部材を鉛直方向に吊り上げられた状態で分離されるものである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る型枠システム1の側面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
型枠システム1は、長尺状のコンクリート柱部材であるPCa柱部材2を製造して揚重するためのものである。
型枠システム1は、型枠ユニット3と、この型枠ユニット3の一端側の側面つまり端側面を回転可能に支持する回転支持装置4と、を備える。
型枠ユニット3は、上面が開放されて所定方向に延びる箱状の型枠10と、この型枠10の下面および側面を支持するフレーム20と、を備える。
型枠10は、矩形平板状の底板11と、この底板11の四辺に沿って立設された端側板12A、12B、12Cと、を備える。
端側板12Aは、底板11の一端側つまり回転支持装置4側の辺に沿って設けられており、端側板12Cは、底板11の他端側つまり回転支持装置4とは反対側の辺に沿って設けられている。端側板12Bは、底板11の長さ方向に沿って一対設けられている。
フレーム20は、底板11の表面に設けられた複数本の底板ビーム21と、端側板12Bの表面に設けられた複数本の側板ビーム22と、底板ビーム21を外側から押さえる底板フレーム23と、側板ビーム22を外側から押さえる側板フレーム24と、底板フレーム23と側板フレーム24とを連結する支持フレーム25と、底板フレーム23の下面に設けられた補強ビーム26と、を備える。
底板ビーム21は、底板11の幅方向に所定間隔おきに設けられる。
側板ビーム22は、端側板12Bの高さ方向に所定間隔おきに設けられる。
底板フレーム23は、底板11の長さ方向の所定位置に設けられる。
側板フレーム24は、底板フレーム23に回転可能に支持されている。
支持フレーム25は、長さを調整可能であり、この支持フレーム25の長さを調整することで、側板フレーム24の底板フレーム23に対する角度を調整可能である。
補強ビーム26は、底板11の長さ方向に延びている。
図3は、回転支持装置4の断面図である。
回転支持装置4は、床面5に固定された台座30と、この台座30の設置面30Aに固定された山留部材である回転機構40と、この回転機構40の上面に取り付けられた係合部材50と、を備える。
台座30の設置面30Aは、略45°傾斜しており、型枠ユニット3側に向かうに従って下方に位置する形状である。
よって、型枠システム1は、床面5上に載置された型枠ユニット3と、この型枠ユニット3の一端側に略45°傾斜した状態で取り付けられる回転支持装置4と、を備えている。
回転機構40は、台座30の設置面30Aに固定される支持部41と、この支持部41に回転軸42で回転可能に支持されて型枠ユニット3の一端側に固定された回転部43と、を備える。この回転部43は、支持部41に対して、略90°の範囲で回転可能となっている。
また、回転機構を蝶番形状とし、支持部41を、直接、型枠10の端側板12Aに回転可能に連結してもよい。このようにすれば、係合部材を用いることなく、簡単な構成で、型枠10を回転可能に支持できる。
係合部材50は、回転部43の上に溶接固定された鋼製で板状の本体51と、この本体51から略垂直に延びる棒状の突出部52と、本体51の下端縁からこの本体51に略垂直に延びる板状の支持部53と、を備える。
係合部材50の本体51は、端側板12Aであり、支持部53は、底板11の一部となっている。よって、突出部52は、型枠10の一端側の内壁面から内側に突出していることになる。この突出部52は、外側から本体51を貫通して内側に突出し、後述の機械式継手部6に接合される。または、突出部52を、本体51に溶接接合してもよい。
以上の型枠システム1を用いて、長尺状の柱部材であるPCa柱部材2を製造して搬送する手順について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、型枠10の内部に配筋する。このとき、PCa柱部材2の柱主筋9の係合部材50の本体51側の端部には、筒状の機械式継手を接続して機械式継手部6とし、この機械式継手部6に係合部材50の突出部52を挿入しておく(図3参照)。
ステップS2では、型枠10の内部にコンクリートを打設して、所定の期間、コンクリートを養生する。これにより、プレキャストコンクリート造のPCa柱部材2を製造成型する。このPCa柱部材2には、柱主筋9および機械式継手部6が打ち込まれることになる。
なお、養生期間の間、型枠10を上からシートで覆うとともに、このシート内に蒸気配管を配置し、この蒸気配管からシート内に蒸気を放出して、コンクリートを湿潤養生してもよい。
ステップS3では、型枠10からPCa柱部材2を脱型する。具体的には、図5に示すように、支持フレーム25の長さを調整して短くすることで、側板フレーム24を外側に向かって図5中矢印方向に回転させて、型枠10の上端側を外側に向かって開く。この状態では、型枠10の一端側に回転支持装置4を取り付けた状態である。
ステップS4では、図6に示すように、クレーンによりワイヤ7を介してPCa柱部材2の他端側つまり回転支持装置4が取り付けられていないPCa柱部材2の他端側を吊り上げることで、PCa柱部材2の一端側を回転支持装置4でピン支持しながら、PCa柱部材2を建て起こす。
このとき、PCa柱部材2は、型枠10から脱型されているが、PCa柱部材2の一端側が回転支持装置4の係合部材50に係合しており、回転支持装置4に支持されながら回転する。
このようにPCa柱部材2の一端側が回転しても、係合部材50の突出部52がPCa柱部材2の機械式継手部6に挿入されており、かつ、支持部53がPCa柱部材の下面を支持しているので、PCa柱部材2の一端側が係合部材50から位置ずれすることはない。
なお、このステップS4において、PCa柱部材2をある程度建て起こしたところで、PCa柱部材2を仮受け架台60に一旦仮置きして、PCa柱部材2に打ち込めなかった鉄骨梁部材や仮設足場などの突起物70を取り付けてもよい。
ステップS5では、図7に示すように、クレーンにより、PCa柱部材2の他端側をさらに上方に吊り上げる。すると、回転支持装置4の突出部52がPCa柱部材2の機械式継手部6から抜けるとともに、支持部53もPCa部材2の下面から離間し、PCa部材2が回転支持装置4から取り外される。
その後、このPCa部材2の建方を行ってもよいし、このPCa柱部材2を建て起こした状態のまま別のストックヤードに一時的に保管してもよい。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)脱型後にPCa柱部材2を建て起こす際、1台の揚重機械により、PCa柱部材2の他端側つまり回転支持装置4が設けられていない側を吊り上げることで、PCa柱部材2の一端側が回転支持装置4で支持されることになり、所定の位置まで移動させることができる。したがって、従来のように揚重作業における施工手順が複雑にならないから、揚重作業が容易となり、施工費を抑制できる。
柱主筋9の一端側に機械式継手を接合しておき、係合部材50の突出部52をこの機械式継手部6に接合することで、PCa柱部材2の柱主筋9が所定の配筋位置からずれるのを防止できる。
また、柱主筋9と回転支持装置4の係合部材50とは、突出部52を介して接続されているので、型枠10の脱型後にPCa柱部材2を建て起こす際に、PCa柱部材2の一端側の移動を拘束して脱落するのを防止でき、さらに、PCa柱部材2の一端側を回転支持装置4で支持できる。
また、PCa柱部材2の一端側を回転支持装置4で支持した状態で、PCa柱部材2の他端側のみを吊り上げることでPCa柱部材2を建て起こすので、PCa柱部材2にねじり応力や曲げ応力が発生するのを防止できる。
(2)PCa柱部材2は、建て起こしの途中段階にて、PCa柱部材2を仮受け架台60で支持させた状態で、鉄骨梁部材や仮設足場などの突起物70を取り付けることができる。よって、PCa柱部材2を所定位置に据え付けた後に、突起物を取り付ける場合に比べて、工期を短縮して、作業効率を向上できる。
(3)鉄骨梁部材等を取り付けたPCa柱部材2を、建て起こした状態で保管すれば、PCa柱部材2の仮置きヤードを狭くできる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、柱部材の建て起しは、柱部材の強度発現を確認した後であっても、柱部材と端側板を分離することなく、柱本体を端側板と回転支持装置が接合された型枠システムで覆った状態で、柱部材の一方端側のみを吊り上げていき、柱部材が略鉛直状態に近い状態に至った段階で、柱部材の型枠システムを分離させるものである。
本実施形態では、第1実施形態の係合部材50が設けられておらず、型枠10の端側板12Aが回転機構40の回転部43に固定されている点が、第1実施形態と異なる(図9参照)。
本実施形態の型枠システム1Aを用いて、長尺状の柱部材であるPCa柱部材2を製造して搬送する手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11、S12については、第1実施形態のステップS1、S2と同様である。
ステップS13では、図9に示すように、クレーンによりワイヤ7を介してPCa柱部材2の他端側および型枠ユニット3を吊り上げることで、型枠ユニット3の一端側を回転支持装置4でピン支持しながら、PCa柱部材2をある程度建て起こす。
このように型枠ユニット3の一端側が回転しても、この型枠ユニット3の剛性は、補強ビーム26により確保されている。
ステップS14では、型枠ユニット3が略鉛直に近くなったら、この型枠ユニット3を大型サポート8で床面5から支持する。
ステップS15では、ステップS3と同様に、型枠10からPCa柱部材2を脱型する。
ステップS16では、図10に示すように、クレーンによりPCa柱部材2の他端側を上方に吊り上げて、PCa柱部材2を完全に建て起こし、PCa柱部材2を略鉛直とする。続いて、PCa柱部材2の他端側をさらに上方に吊り上げると、PCa柱部材2が型枠10から離れる。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(4)型枠10を吊り上げてPCa柱部材2を建て起こすので、PCa柱部材2を型枠10から分離させてPCa柱部材2のみを吊り上げる場合に比べて、さらに、PCa柱部材2にねじり応力や曲げ応力が発生するのを防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の各実施形態では、ステップS1、S11において、型枠10内に配筋したが、これに限らず、工場にて鉄筋籠を予め製作しておき、この鉄筋籠を現場にて型枠10内に落とし込んでもよい。
また、上述の各実施形態では、PCa柱部材2を鉄筋コンクリート造の部材としたが、これに限らず、型枠内に鉄骨を配置して、鉄骨鉄筋コンクリート造の部材としてもよい。
1、1A…型枠システム
2…PCa柱部材(コンクリート柱部材)
3…型枠ユニット
4…回転支持装置
5…床面
6…機械式継手部
7…ワイヤ
8…大型サポート
9…柱主筋
10…型枠
11…底板
12A、12B、12C…端側板
20…フレーム
21…底板ビーム 22…側板ビーム 23…底板フレーム
24…側板フレーム 25…支持フレーム 26…補強ビーム
30…台座
30A…設置面
40…回転機構
41…支持部 42…回転軸 43…回転部
50…係合部材
51…本体 52…突出部 53…支持部
60…仮受け架台
70…突起物(鉄骨梁受け用金物または仮設足場)

Claims (3)

  1. コンクリート柱部材を製造するための型枠システムであって、
    上面が開放された箱状の型枠と、
    床面に固定されて前記型枠の一端側の端側面を回転可能に支持する回転支持装置と、を備え
    前記回転支持装置は、床面に固定された台座と、当該台座に回転可能に設けられた係合部材と、を有しており、
    当該係合部材は、板状の本体と、当該本体から略垂直に延びる棒状の突出部と、前記本体の下端縁から当該本体に略垂直に延びる板状の支持部と、を備え、
    前記本体は、前記型枠の端側板であり、
    前記支持部は、前記型枠の底板の一部であり、
    前記突出部は、前記コンクリート柱部材に打ち込まれる機械式継手の位置に配置されることを特徴とするコンクリート柱部材の型枠システム。
  2. 上面が開放された箱状の型枠と、床面に固定されて前記型枠の一端側の端側面を回転可能に支持する回転支持装置と、を備えるコンクリート柱部材の型枠システムを用いて、
    前記型枠内に配筋してコンクリートを打設して、前記コンクリート柱部材を製造成型する工程と、
    当該コンクリート柱部材の一端側に前記回転支持装置を取り付けたまま、当該コンクリート柱部材を前記箱状の型枠から脱型する工程と、
    前記回転支持装置が取り付けられていない前記コンクリート柱部材の他端側を吊り上げて、当該コンクリート柱部材を建て起こす工程と、
    当該コンクリート柱部材を仮受け架台で仮支持する工程と、
    前記コンクリート柱部材の他端側をさらに吊り上げて、当該コンクリート柱部材を前記回転支持装置から取り外す工程と、を備えることを特徴とするコンクリート柱部材の製造方法。
  3. 上面が開放された箱状の型枠と、床面に固定されて前記型枠の一端側の端側面を回転可能に支持する回転支持装置と、を備えるコンクリート柱部材の型枠システムを用いて、
    前記型枠内に配筋してコンクリートを打設して、前記コンクリート柱部材を製造成型する工程と、
    前記回転支持装置が取り付けられていない前記コンクリート柱部材の他端側を吊り上げて、前記型枠とともに当該コンクリート柱部材を建て起こす工程と、
    前記型枠を大型サポートで支持する工程と、
    前記コンクリート柱部材の他端側をさらに吊り上げて、当該コンクリート柱部材を前記箱状の型枠から脱型するとともに前記回転支持装置から取り外す工程と、を備えることを特徴とするコンクリート柱部材の製造方法。
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