JP6396086B2 - ブラシ及び回転ブラシ - Google Patents
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Description
上記課題を解決するブラシは、複数の繊維束と、前記繊維束を構成する複数の繊維が延びる方向と直交する方向へ前記複数の繊維束を並列させた状態で前記複数の繊維束をそれぞれ束状に保持しつつ連結する連結繊維とを有するブラシ体と、前記ブラシ体の少なくとも一部と重なるように配置されて前記ブラシ体を補強する補強部とを備えた。
図1及び図2に示すように、被接触部の一例としての床面F上の塵埃などを吸い込むための電気掃除機のヘッド11は、平面視略T字状のケース12を備えている。ケース12の後端部には接続パイプ13の一端側がケース12に対して回動可能に接続される一方、接続パイプ13の他端側は電気掃除機の本体部(図示略)に接続されている。ケース12の底壁における前端側の位置には、左右方向に長い矩形状の吸込口14が当該底壁を貫通するように形成されている。
図3及び図4に示すように、回転ブラシ22は、断面視略X字状をなす略丸棒状の回転体31と、回転体31に取着された4つのブラシ部材32とを備えている。回転体31は、4つの断面視略T字状をなす突条31aの基端部同士をこれらの突条31aが回転体31の周方向に沿って等間隔に配置されるように一体に連結し、さらにその全体にわたって周方向に約180度捻ったような形状をなしている。
図5に示すように、ブラシ部材32は、長尺状の基材40と、基材40に接合される帯状のブラシ41とを備えている。基材40は、熱可塑性の合成樹脂(本実施形態では、オレフィン系エラストマー)を押出成形することによって形成されている。基材40は、回転体31の凹溝33(図4参照)に挿入して係止するための帯状をなす係止部42と、帯状のブラシ41の幅方向の一端部を挟持するために係止部42に設けられた挟持部43とを備えている。
図8に示すように、ブラシ41を製造する場合には、まず、長尺の第1繊維束45及び第2繊維束47を、図8における紙面と直交する方向に重なるように引き揃えた状態で蛇行状に引き回す。そして、第1繊維束45及び第2繊維束47のそれぞれの両側の湾曲部分45b,47bよりも幅方向の若干内側となる複数位置を互いに平行に延びる複数(ここでは6本)の連結繊維49でそれぞれ編む。その後、幅方向の中央を切断する(図8中の矢印に沿って切断する)ことによってブラシ41が同時に2つ形成される。
さて、電気掃除機を使用するときには、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。この状態で電気掃除機を稼動させると、モータ18が駆動されるとともに、仕切板15の内側のエアがエア吸引口16を通り、接続パイプ13を介して電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。このとき、モータ18の駆動により、ブラシ41が床面Fに摺接(接触)した状態で回転ブラシ22が左側から見て反時計方向(図2の矢印で示す方向)に回転される。
(1)ブラシ41は、ブラシ体46を補強する補強部48を備えている。このため、ブラシ体46に負荷がかかった場合に、補強部48がブラシ体46を支えて補強する。したがって、ブラシ体46を構成する複数の繊維45aを極細の炭素繊維で構成してもブラシ体46の耐久性が低下することを抑制することができ、ひいてはブラシ41の耐久性が低下することを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ブラシ部材32のブラシ41において、ブラシ体46と補強部48とは、第1繊維束45及び第2繊維束47が延びる方向を高さ方向とした場合の高さが異なるようにしてもよい。例えば、図10に示すように、ブラシ体46の高さを補強部48の高さよりも高くなるようにしてもよい。このようにすれば、ブラシ体46の機能(床面Fに対する拭き取り機能)を損なうことなく、補強部48によってブラシ体46を構成する複数の繊維45a(炭素繊維)の特に負荷がかかって折れやすい基端部(根元部分)を効果的に支持して補強することができる。加えて、ブラシ体46を構成する複数の繊維45a(炭素繊維)を完全に露出した状態とすることができるので、導電性を有した繊維45aによる静電気を貯まりにくくする効果をより一層高めることができる。
・図11(a)に示すように、ブラシ部材32のブラシ41において、ブラシ体46を構成する複数の第1繊維束45と、補強部48を構成する複数の第2繊維束47とを、それぞれ別々に連結繊維49によって束状に保持しつつ連結するようにしてもよい。すなわち、ブラシ体46と補強部48とを、互いに独立した編み物によって構成してもよい。この場合、ブラシ体46と補強部48との高さは、図11(a)に示すように互いに同じであってもよいし、図11(b)に示すように互いに異なっていてもよい。
・連結繊維49(49a,49b,49c)同士は、接触するように配置してもよいし、離間するように配置してもよい。
・ブラシ41及び回転ブラシ22は、エアコンや換気扇などのフィルタを清掃したり、画像形成装置内の感光ドラムに付着したトナーを掻き取ったりするためのクリーニングブラシとして用いてもよい。この場合、ブラシ41は、必ずしも回転させて使用する必要はなく、対象物に摺接させた状態で直線的に移動させて使用するようにしてもよい。
・ブラシ41及び回転ブラシ22は、画像形成装置内の感光ドラムを帯電させるための帯電ブラシや、同感光ドラムを除電するための除電ブラシとして用いてもよい。
(イ)床面上の塵埃を吸い込むためのヘッド内に回転可能に収容された回転体と、前記回転体に取着されるブラシとを備え、前記ヘッドが前記床面上を移動する際に、前記回転体を回転させながら前記ブラシを前記床面に接触させるように構成された電気掃除機用の回転ブラシであって、前記ブラシは、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のブラシによって構成されていることを特徴とする電気掃除機用の回転ブラシ。
Claims (4)
- 複数の第1繊維束を有するブラシ体と、前記第1繊維束よりも硬い複数の第2繊維束を有し、前記ブラシ体を補強する補強部とを備え、
前記複数の第1繊維束は、前記第1繊維束を構成する複数の繊維が延びる方向と直交する方向へ並列され、前記複数の第2繊維束は、前記複数の第1繊維束と基端同士が揃った状態で重なるように配置されており、
前記複数の第1繊維束と前記複数の第2繊維束とは基端側で、連結繊維によって一緒にそれぞれ束状に保持されつつ連結されていることを特徴とするブラシ。 - 前記第2繊維束を構成する複数の繊維の径は、前記第1繊維束を構成する複数の繊維の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
- 前記第2繊維束の基端から先端までの長さは、前記第1繊維束の基端から先端までの長さ以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラシ。
- 回転体と、前記回転体に取着されるブラシ部材とを備え、前記回転体を回転させながら前記ブラシ部材を被接触部に接触させるようにして使用される回転ブラシにおいて、
前記ブラシ部材は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のブラシによって構成され、前記回転体を回転させた際に前記第2繊維束側が前記被接触部に接触するように前記回転体に取着されていることを特徴とする回転ブラシ。
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