JP2014042581A - 回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】絨毯やマット上の繊維状ゴミを十分に捕獲できると共に、巻き付いた繊維状ゴミを容易に除去することができる回転清掃体を提供すること。
【解決手段】回転軸部と、該回転軸部の長手方向に設けられた清掃部とを備え、
前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなることを特徴とする回転清掃体。
【選択図】図5
【解決手段】回転軸部と、該回転軸部の長手方向に設けられた清掃部とを備え、
前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなることを特徴とする回転清掃体。
【選択図】図5
Description
本発明は、回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機において、絨毯やマット上のゴミ取れ性を向上させるために、集塵開口部に回転可能に回転清掃体が設けられた吸込口体が広く用いられている。
従来の回転清掃体としては、回転軸部と、この回転軸部に螺旋方向に取り付けられたブレード、第1ブラシおよび第2ブラシとを備え、ブレード、第1ストレートブラシおよび第2ストレートブラシはそれぞれ中心角度180°の対向位置に一対配置されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の回転清掃体として、回転軸部と、この回転軸部に螺旋方向に取り付けられたブレードおよびストレートブラシとを備え、ブレードおよびストレートブラシはそれぞれ中心角度180°の対向位置に一対配置され、ストレートブラシの先端が糸材にて縛られているものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1の回転清掃体の場合、第1および第2ストレートブラシに絨毯やマット上の髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミが絡みついて回転清掃体にて巻き取られる。この際、繊維状ゴミが第1および第2ストレートブラシの根元まで入り込んで強く巻き付くため、回転清掃体から巻き付いた繊維状ゴミを除去し難いという問題がある。
特許文献2の回転清掃体の場合、ストレートブラシの先端が糸材にて縛られているため、ストレートブラシの根元まで繊維状ゴミが入り込み難く、そのため、回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミを除去することは容易となる。しかしながら、ストレートブラシのコシが固くなり過ぎるため、回転清掃体にて絨毯やマット上から繊維状ゴミを捕獲し難くなる(ゴミ取り性能が低下する)という問題や、ストレートブラシの製造コストが上昇するという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、絨毯やマット上の繊維状ゴミを十分に捕獲できると共に、巻き付いた繊維状ゴミを容易に除去することができる回転清掃体を提供することを主たる目的とする。また、本発明は、この回転清掃体を備えた吸込口体および電気掃除機を提供することをもう一つの目的とする。
かくして、本発明によれば、回転軸部と、該回転軸部の長手方向に設けられた清掃部とを備え、
前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなる回転清掃体が提供される。
前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなる回転清掃体が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、この掃除機本体と接続された吸込口体とを備え、
前記吸込口体は、床面に対向する集塵開口部を有する本体部と、前記集塵開口部に回転可能に取り付けられた前記回転清掃体とを有する電気掃除機が提供される。
前記吸込口体は、床面に対向する集塵開口部を有する本体部と、前記集塵開口部に回転可能に取り付けられた前記回転清掃体とを有する電気掃除機が提供される。
本発明の回転清掃体において、前記清掃部は、回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなる。この場合、清掃部材としては、例えば、ストレートブラシ、捲縮ブラシ、ブレード、ブラシ付きブレード等の種類の異なる清掃部材を組み合わせて用いることができる。
これら複数の異なる清掃部材を用いて、回転清掃体の回転方向の上流側と下流側に径方向突出寸法の大きな清掃部材を配置し、かつそれらの間に突出寸法の小さな清掃部材を配置することにより、清掃部の前記断面形状を凹形とすることができる。この場合、例えば、髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミのゴミ取り性に優れたストレートブラシを少なくとも上流側または下流側に配置することにより、繊維状ゴミがストレートブラシの根元まで入り込み難くなり、繊維状ゴミが回転清掃体に強く巻き付くことを抑制することができる。
あるいは、これら複数の異なる清掃部材を用いて、回転清掃体の回転方向の上流側と下流側に径方向突出寸法の小さな清掃部材を配置し、かつそれらの間に突出寸法の大きな清掃部材を配置することにより、清掃部の前記断面形状を凸形とすることができる。この場合、例えば、繊維状ゴミのゴミ取り性に優れたストレートブラシを上流側と下流側の間に配置することにより、繊維状ゴミがストレートブラシの根元まで入り込み難くなり、繊維状ゴミが回転清掃体に強く巻き付くことを抑制することができる。
この結果、回転清掃体のメンテナンスの際に、回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミを容易に除去することができ、回転清掃体のゴミ取り性を維持し易くなる。
本発明の回転清掃体は、回転軸部と、該回転軸部の長手方向に設けられた清掃部とを備える。
そして、前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなる。
本発明の回転清掃体は次のように構成されてもよい。
そして、前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなる。
本発明の回転清掃体は次のように構成されてもよい。
前記複数の清掃部材が、ストレートブラシと、ブレードおよび捲縮ブラシの少なくとも一方とを含むようにしてもよい。
このようにすれば、髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミの捕獲に優れたストレートブラシが、清掃部を構成する清掃部材として必ず含まれるため、絨毯やマット上の繊維状ゴミを十分に捕獲できる回転清掃体を得ることができる。
なお、本発明の回転清掃体において、ストレートブラシの代わりに、ブラシ付きブレードまたはループブラシ等の繊維状ゴミの捕獲に優れた清掃部材を用いてもよいが、コスト面からストレートブラシが好ましい。
このようにすれば、髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミの捕獲に優れたストレートブラシが、清掃部を構成する清掃部材として必ず含まれるため、絨毯やマット上の繊維状ゴミを十分に捕獲できる回転清掃体を得ることができる。
なお、本発明の回転清掃体において、ストレートブラシの代わりに、ブラシ付きブレードまたはループブラシ等の繊維状ゴミの捕獲に優れた清掃部材を用いてもよいが、コスト面からストレートブラシが好ましい。
前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形となるように、前記捲縮ブラシが、一対の前記ストレートブラシ、または前記ブレードと前記ストレートブラシにて挟まれるように配置されてもよい。
このようにすれば、回転清掃体の回転方向の上流側または下流側にストレートブラシが配置された凹形の断面形状を有する清掃部を容易に得ることができる。この断面凹形の清掃部によれば、繊維状ゴミのゴミ取り性および回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミの除去容易性の両方がより向上する。
このようにすれば、回転清掃体の回転方向の上流側または下流側にストレートブラシが配置された凹形の断面形状を有する清掃部を容易に得ることができる。この断面凹形の清掃部によれば、繊維状ゴミのゴミ取り性および回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミの除去容易性の両方がより向上する。
前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凸形となるように、前記ストレートブラシが、一対の前記ブレード、または一対の前記捲縮ブラシ、または前記ブレードと前記捲縮ブラシにて挟まれるように配置されてもよい。
このようにすれば、回転清掃体の回転方向の上流側と下流側の間にストレートブラシが配置された凸形の断面形状を有する清掃部を容易に得ることができる。この断面凸形の清掃部によれば、繊維状ゴミのゴミ取り性および回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミの除去容易性の両方がより向上する。
このようにすれば、回転清掃体の回転方向の上流側と下流側の間にストレートブラシが配置された凸形の断面形状を有する清掃部を容易に得ることができる。この断面凸形の清掃部によれば、繊維状ゴミのゴミ取り性および回転清掃体に巻き付いた繊維状ゴミの除去容易性の両方がより向上する。
また、前記清掃部は、前記回転軸部に螺旋方向に取り付けられてもよい。
以下、図面を参照しながら本発明の回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機の実施形態について詳説する。
(実施形態1)
図1は本発明における電気掃除機の実施形態1を示す概略斜視図であり、図2は実施形態1の電気掃除機に用いられる吸込口体を示す斜視図であり、図3は図2の吸込口体の右側断面図である。
この電気掃除機1は、集塵部および電動送風機等を有する掃除機本体2と、ホース3および延長パイプ4を介して掃除機本体2と接続された吸込口体5とを備える。なお、ホース3のハンドル3aには図示しない操作部が設けられている。
図1は本発明における電気掃除機の実施形態1を示す概略斜視図であり、図2は実施形態1の電気掃除機に用いられる吸込口体を示す斜視図であり、図3は図2の吸込口体の右側断面図である。
この電気掃除機1は、集塵部および電動送風機等を有する掃除機本体2と、ホース3および延長パイプ4を介して掃除機本体2と接続された吸込口体5とを備える。なお、ホース3のハンドル3aには図示しない操作部が設けられている。
本発明の特徴は、吸込口体5に設けられた後述する回転清掃体60(図4参照)にあり、その他の構成は特に限定されないため、主として回転清掃体およびそれを備えた吸込口体5について説明する。
吸込口体5は、全体の形状がT字形であり、床面Fに対向する集塵開口部51xを有する本体部(ヘッド部)51と、本体部51の前端51aを覆うように設けられたバンパー52と、本体部51の後端51bにおける長手方向の中間位置に揺動可能に連結されて延長パイプ4と接続されるネック部53とを有する。
本体部51は、複数の樹脂製フレーム部材から構成されており、その前端51a側の下部には前記集塵開口部51xが形成されると共に、集塵開口部51x内に前記回転清掃体60が回転可能に設けられている。なお、本体部51は樹脂製に限定されない。また、本体部51の下部には車輪51z1およびローラ51z2が設けられると共に、本体部51の後端51bにはネック部53の先端が嵌め込まれる略球形の連結凹部51dが設けられている。
さらに、本体部51の集塵開口部51xの左右両側には、回転清掃体の後述する左右軸端部61b1、61b2の角形端部と係脱可能に係合する角形凹部を有する左右一対の係合軸部(図示省略)が回転可能に設けられている。また、本体部51における右の係合軸部の近傍には、回転清掃体の後述する右軸端部61b2のギア部と噛合する図示しないギアおよびこれを回転駆動するモータが設けられている。
図4は実施形態1の吸込口体に設けられた回転清掃体を示す斜視図である。また、図5(A)は図4の回転清掃体の右側断面図であり、図5(B)は図4の回転清掃体の概略右側断面図であり、図5(C)は図4の回転清掃体における回転軸部の概略右側断面図である。
回転清掃体60は、回転軸部61と、回転軸部61の長手方向に設けられた一対の清掃部62とを備えてなる。
回転清掃体60は、回転軸部61と、回転軸部61の長手方向に設けられた一対の清掃部62とを備えてなる。
回転軸部61は、円筒形の軸本体61aと、軸本体61aの左右両端の開口部に嵌め込まれて固定される左軸端部61b1および右軸端部61b2とを有する。
軸本体61aは、その外周面に複数の凸条壁が螺旋方向に形成されることにより、隣接する2つの凸条壁の間に蟻溝が形成されている。実施形態1の場合、軸本体61aの軸心に対して中心角度45°の間隔で第1〜第8の蟻溝61a1〜61a8が配置されている。また、中心角度0°と180°に位置する第1と第5の蟻溝61a1、61a5、第2と第6の蟻溝61a2、61a6、第3と第7の蟻溝61a3、61a7、第4と第8の蟻溝61a4、61a8は同じ形状に形成されている。
左軸端部61b1および右軸端部61b2は、軸本体61aの左右開口部に嵌め込まれる円筒部と、円筒部の外周面に設けられて軸本体61aの左右端面に当接する外鍔部と、円筒部の外端に設けられた角形端部とを有している。さらに、右軸端部61b2は、角形端部と外鍔部との間にギア部が設けられている。
このように構成された回転軸部61の左右軸端部61b1、61b2は本体部51の集塵開口部51xの前記左右一対の係合軸部に係合すると共に、回転軸部61のギア部は集塵開口部51xの近傍の前記ギアと噛合する。このギアが前記モータにて回転することにより、回転軸部61が回転する。なお、図3、図5(A)および図5(B)において、矢印Aは回転清掃体60の回転方向を表している。
清掃部62は、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されている。実施形態1の場合、複数の清掃部材が、ブレード62aと、捲縮ブラシ62bと、ストレートブラシ62cとの3種類からなる。
ブレード62aは、ゴム、軟質塩化ビニール、熱可塑性ポリウレタンエラストマー等の弾性材料にて形成された帯形の清掃部材である。このブレード62aの基端縁には、回転軸部61の第1および第5の蟻溝61a1、61a5と同等の断面形状を有する係止辺部が一体状に設けられており、この係止辺部が第1および第5の蟻溝61a1、61a5に挿入されることにより、ブレード62aが回転軸部61に取り付けられている。
ブレード62aは、ゴム、軟質塩化ビニール、熱可塑性ポリウレタンエラストマー等の弾性材料にて形成された帯形の清掃部材である。このブレード62aの基端縁には、回転軸部61の第1および第5の蟻溝61a1、61a5と同等の断面形状を有する係止辺部が一体状に設けられており、この係止辺部が第1および第5の蟻溝61a1、61a5に挿入されることにより、ブレード62aが回転軸部61に取り付けられている。
捲縮ブラシ62bは、ストレートブラシ62cよりも細くかつ縮れた捲縮糸がストレートブラシ62cよりも高密度で基布に植設された断面扇形の清掃部材である。この捲縮ブラシ62bの基布には、回転軸部61の第2および第6の蟻溝61a2、61a6と同等の断面形状を有する係止辺部が一体状に設けられており、この係止辺部が第2および第6の蟻溝61a2、61a6に挿入されることにより、捲縮ブラシ62bが回転軸部61に取り付けられている。
ストレートブラシ62cは、捲縮ブラシ62bの捲縮糸よりも太くかつ剛性の大きいストレートなブラシ毛が基布に植設された清掃部材である。このストレートブラシ62cの基布には、回転軸部61の第3および第7の蟻溝61a3、61a7と同等の断面形状を有する係止辺部が一体状に設けられており、この係止辺部が第3および第7の蟻溝61a3、61a7に挿入されることにより、ストレートブラシ62cが回転軸部61に取り付けられている。
このように構成された実施形態1の清掃部62において、捲縮ブラシ62bが、ブレード62aとストレートブラシ62cにて挟まれるように配置されている。この状態において、図5(A)および(B)に示すように、捲縮ブラシ62bの径方向突出寸法は、ブレード62aおよびストレートブラシ62cの径方向突出寸法よりも短いため、実施形態1の清掃部62の軸方向から見た断面形状は凹形である。
このように構成された実施形態1の回転清掃体60において、清掃部62は、回転軸部61の軸心に対して中心角度90°の範囲内に配置されていると共に、中心角度0°と180°の位置に一対配置されている。よって、一対の清掃部62の間隔は中心角度90°である。なお、清掃部62が設けられる範囲としての中心角度θは90°に限定されない。中心角度80°〜100°の範囲内が好ましい。そして、清掃部62が2ヶ所の場合を図示しているが、清掃部62が3ヶ所の場合には、中心角度60°でも可能となる。
実施形態1の吸込口体5を備えた電気掃除機1による床面Fの清掃時、図3、図5(A)および図5(B)に示すように、回転清掃体60は矢印A方向に回転し、清掃部62におけるブレード62a、捲縮ブラシ62bおよびストレートブラシ62aがこの順に床面Fに接触する。
床面Fがフローリングである場合、ブレード62aにてフローリング上の塵埃を掻き上げることができると共に、ストレートブラシ62cにて髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミを掻き上げることができ、これらのゴミは集塵開口部51x内へ吸い込まれる。
床面Fが絨毯やマットである場合、ブレード62aにて床面F付近の塵埃を浮き上がらせることができる。また、捲縮ブラシ62bおよびストレートブラシ62cにて、塵埃を掻き出すと共に、繊維状ゴミを絡め取ることができる。このとき、繊維状ゴミの一部は集塵開口部51xへ吸い込まれずに回転清掃体60に巻き付くことがある。なお、回転する捲縮ブラシ62bは、絨毯やマット等の床面Fに接触して吸込口体5に自走性を持たせることができる。
床面Fが絨毯やマットである場合、ブレード62aにて床面F付近の塵埃を浮き上がらせることができる。また、捲縮ブラシ62bおよびストレートブラシ62cにて、塵埃を掻き出すと共に、繊維状ゴミを絡め取ることができる。このとき、繊維状ゴミの一部は集塵開口部51xへ吸い込まれずに回転清掃体60に巻き付くことがある。なお、回転する捲縮ブラシ62bは、絨毯やマット等の床面Fに接触して吸込口体5に自走性を持たせることができる。
図5(B)において、二点鎖線は回転清掃体60に巻き付いた繊維状ゴミDを表している。1つの清掃部62において、ブレード62aは繊維状ゴミDの回転軸部61への巻き付き防止に有効であり、捲縮ブラシ62bはその根元に繊維状ゴミDを入り込み難くさせる。ブレード62aおよび捲縮ブラシ62bがストレートブラシ62cの回転方向上流側に、かつ周方向に広い範囲で配置されることにより、回転清掃体60に巻き付いた繊維状ゴミDはストレートブラシ62cの根元まで入り込み難くなる。また、清掃部62に隙間Sが形成される。なお、回転清掃体60に巻き付いた繊維状ゴミDが絡みついて取れにくくなった場合には、隙間Sにはさみなどの先端を挿入して切断をすることで容易に取ることができる。
また、一方の清掃部62のブレード62aと他方の清掃部62の捲縮ブラシ62bによって、回転清掃体60に巻き付いた繊維状ゴミDは回転軸部61に直接接し難くなる。これにより、回転軸部61と繊維状ゴミDとの間に隙間Sが形成され、このことによっても繊維状ゴミDがストレートブラシ62cの根元まで入り込み難くなる。
これらの結果、繊維状ゴミDの回転軸部61への巻き付き力が緩和され、繊維状ゴミDの除去が容易となる。
これらの結果、繊維状ゴミDの回転軸部61への巻き付き力が緩和され、繊維状ゴミDの除去が容易となる。
なお、実施形態1(図1)では、集塵部に紙パックおよびフィルターを有する旧式の掃除機本体2を備えた電気掃除機を例示したが、掃除機本体はサイクロン方式でもよい。あるいは、ハンドルを有する掃除機本体をユーザーが持ち上げて掃除できるタイプの電気掃除機にも本発明の吸込口体を適用してもよい。
本発明において、回転清掃体60の清掃部62は、実施形態1に限定されず、以下の図6〜図11に示す実施形態2〜7のように構成されてもよい。実施形態2〜7のように清掃部を構成しても、繊維状ゴミが回転軸部に強く巻き付き難い回転清掃体を得ることができる。なお、実施形態2〜7において、その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態2)
図6は清掃部の変形例1(実施形態2)を示す概略右側断面図である。図6において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図6は清掃部の変形例1(実施形態2)を示す概略右側断面図である。図6において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態2の回転清掃体160の場合、清掃部162は、回転軸部61の回転方向の上流側からストレートブラシ62c、捲縮ブラシ62bおよびブレード62aがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凹形に形成されている。
(実施形態3)
図7は清掃部の変形例2(実施形態3)を示す概略右側断面図である。なお、図7において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の回転清掃体260の場合、清掃部262は、回転軸部61の回転方向の上流側からストレートブラシ62c、捲縮ブラシ62bおよびストレートブラシ62cがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凹形に形成されている。
図7は清掃部の変形例2(実施形態3)を示す概略右側断面図である。なお、図7において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の回転清掃体260の場合、清掃部262は、回転軸部61の回転方向の上流側からストレートブラシ62c、捲縮ブラシ62bおよびストレートブラシ62cがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凹形に形成されている。
(実施形態4)
図8は清掃部の変形例3(実施形態4)を示す概略右側断面図である。なお、図8において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4の回転清掃体360の場合、清掃部362は、回転軸部61の回転方向の上流側から捲縮ブラシ62b、ストレートブラシ62cおよびブレード62aがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
図8は清掃部の変形例3(実施形態4)を示す概略右側断面図である。なお、図8において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4の回転清掃体360の場合、清掃部362は、回転軸部61の回転方向の上流側から捲縮ブラシ62b、ストレートブラシ62cおよびブレード62aがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
(実施形態5)
図9は清掃部の変形例4(実施形態5)を示す概略右側断面図である。なお、図9において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態5の回転清掃体460の場合、清掃部462は、回転軸部61の回転方向の上流側からブレード62a、ストレートブラシ62cおよび捲縮ブラシ62bがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
図9は清掃部の変形例4(実施形態5)を示す概略右側断面図である。なお、図9において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態5の回転清掃体460の場合、清掃部462は、回転軸部61の回転方向の上流側からブレード62a、ストレートブラシ62cおよび捲縮ブラシ62bがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
(実施形態6)
図10は清掃部の変形例5(実施形態6)を示す概略右側断面図である。なお、図10において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態6の回転清掃体560の場合、清掃部562は、回転軸部61の回転方向の上流側から捲縮ブラシ62b、ストレートブラシ62cおよび捲縮ブラシ62bがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
図10は清掃部の変形例5(実施形態6)を示す概略右側断面図である。なお、図10において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態6の回転清掃体560の場合、清掃部562は、回転軸部61の回転方向の上流側から捲縮ブラシ62b、ストレートブラシ62cおよび捲縮ブラシ62bがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
(実施形態7)
図11は清掃部の変形例6(実施形態7)を示す概略右側断面図である。なお、図11において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態7の回転清掃体660の場合、清掃部662は、回転軸部61の回転方向の上流側からブレード62a、ストレートブラシ62cおよびブレード62aがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
図11は清掃部の変形例6(実施形態7)を示す概略右側断面図である。なお、図11において、図5(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態7の回転清掃体660の場合、清掃部662は、回転軸部61の回転方向の上流側からブレード62a、ストレートブラシ62cおよびブレード62aがこの順で配置されることにより、軸方向から見て断面形状が凸形に形成されている。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
51 本体部
51a 前端
51x 集塵開口部
52 バンパー
60、160、260、360、460、560、660 回転清掃体
61 回転軸部
62、162、262、362、462、562、662 清掃部
62a ブレード(清掃部材)
62b 捲縮ブラシ(清掃部材)
62c ストレートブラシ(清掃部材)
D 繊維状ゴミ
F 床面
S 隙間
θ 中心角度
2 掃除機本体
3 ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
51 本体部
51a 前端
51x 集塵開口部
52 バンパー
60、160、260、360、460、560、660 回転清掃体
61 回転軸部
62、162、262、362、462、562、662 清掃部
62a ブレード(清掃部材)
62b 捲縮ブラシ(清掃部材)
62c ストレートブラシ(清掃部材)
D 繊維状ゴミ
F 床面
S 隙間
θ 中心角度
Claims (6)
- 回転軸部と、該回転軸部の長手方向に設けられた清掃部とを備え、
前記清掃部は、前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形または凸形となるように、複数の異なる清掃部材を組み合わせて構成されてなることを特徴とする回転清掃体。 - 前記複数の清掃部材が、ストレートブラシと、ブレードおよび捲縮ブラシの少なくとも一方とを含む請求項1に記載の回転清掃体。
- 前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凹形となるように、前記捲縮ブラシが、一対の前記ストレートブラシ、または前記ブレードと前記ストレートブラシにて挟まれるように配置されている請求項2に記載の回転清掃体。
- 前記回転軸部の軸心方向から見た断面形状が凸形となるように、前記ストレートブラシが、一対の前記ブレード、一対の前記捲縮ブラシ、または前記ブレードと前記捲縮ブラシにて挟まれるように配置されている請求項2に記載の回転清掃体。
- 前記清掃部は、前記回転軸部に螺旋方向に取り付けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の回転清掃体。
- 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、この掃除機本体と接続された吸込口体とを備え、
前記吸込口体は、床面に対向する集塵開口部を有する本体部と、前記集塵開口部に回転可能に取り付けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の回転清掃体とを有する電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012185528A JP2014042581A (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012185528A JP2014042581A (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機 |
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JP2014042581A true JP2014042581A (ja) | 2014-03-13 |
Family
ID=50394330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012185528A Pending JP2014042581A (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 回転清掃体、それを備えた電気掃除機用の吸込口体および電気掃除機 |
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JP (1) | JP2014042581A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016158779A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 槌屋ティスコ株式会社 | 回転ブラシ |
JP2019201872A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | シャープ株式会社 | 回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機の吸込口体 |
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2012
- 2012-08-24 JP JP2012185528A patent/JP2014042581A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016158779A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 槌屋ティスコ株式会社 | 回転ブラシ |
JP2019201872A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | シャープ株式会社 | 回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機の吸込口体 |
JP7045927B2 (ja) | 2018-05-23 | 2022-04-01 | シャープ株式会社 | 回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機の吸込口体 |
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