JP6162528B2 - ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電気掃除機の本体部にホースを介して接続されたヘッド内に配設され、絨毯、畳、フローリング等の床面から塵埃を掻き上げるための電気掃除機用の回転ブラシや電子写真装置などに用いられるブラシに関する。
一般に、電気掃除機は本体部と当該本体部にホースを介して接続された吸込具とを備えている。そして、この吸込具を絨毯、フローリング、畳等の床面上を移動させながら該吸込具の底面に設けられた吸込口からエアを吸引することにより、本体部内に塵埃が吸い込まれるように構成されている。
そして、近年では、例えば絨毯等のようにエアの吸引だけでは塵埃を吸い込みにくい床面に対する集塵能力を向上させるため、吸込具内に回転ブラシを設けたものが数多く見られるようになってきた。こうした回転ブラシとしては、従来、2つの機能を持たせるべく、回転体に構成の異なる2種類のブラシを2つずつ取り付けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−216137号公報
ところで、特許文献1のような回転ブラシでは、2つの機能を持たせることができるものの、異なる機能を有するブラシを2種類用意しなければならないため、製造効率があまりよいものではなかった。このため、2つの機能を持たせるべく、例えば太さや材質の異なる2種類の糸を合糸した糸でブラシを製造すれば、用意するブラシは1種類になるが、合糸した2種類の糸同士が交じりあってしまうため、場合によっては合糸した2種類の糸のそれぞれの機能が十分に発揮されなくなるおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、複数の機能を十分に発揮することが可能なブラシを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するブラシは、複数の第1繊維によって構成されるとともに略U字状の第1ブラシ部を複数有した第1ブラシ体と、前記第1繊維とは異なる複数の第2繊維によって構成されるとともに前記第1ブラシ部と同じ方向に延びる略U字状の第2ブラシ部を複数有した第2ブラシ体と、前記第1ブラシ部及び前記第2ブラシ部が延びる方向と直交する直交方向に沿って前記複数の第1ブラシ部及び前記複数の第2ブラシ部が並列するとともに前記複数の第1ブラシ部と前記複数の第2ブラシ部とがそれぞれ少なくとも一部で重なるように前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とを層状をなすように重ねて配置した状態で前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とを前記複数の第1ブラシ部と前記複数の第2ブラシ部とが前記直交方向において交互に並列された状態で連結する連結繊維とを備えた。
この構成によれば、第1ブラシ体と第2ブラシ体とが連結繊維によって連結されるため、第1ブラシ体と第2ブラシ体とに異なる機能を持たせた場合でも、それぞれの機能を十分に発揮することが可能となる。すなわち、複数の機能を十分に発揮することが可能となる。
また、この構成によれば、第1ブラシ体と第2ブラシ体とに異なる機能を持たせることで、一面側と他面側とで異なる機能を発揮することが可能となる。
さらに、この構成によれば、第1ブラシ体の第1ブラシ部と第2ブラシ体の第2ブラシ部とがバランスよく配置されるので、第1ブラシ体と第2ブラシ体とに異なる機能を持たせた場合でも、それぞれの機能をバランスよく発揮することが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1繊維と前記第2繊維とは、径が異なることが好ましい。
えば、ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに用いる場合には、ブラシの繊維径が小さいほど塵埃などの拭き取りに対する機能性が高くなる一方、ブラシの繊維径が大きくなるほど塵埃などの掻き取りに対する機能性が高くなる。この点、この構成によれば、ブラシに対して繊維径に特化した複数の機能を持たせることが可能となる。

上記ブラシにおいて、前記第1繊維と前記第2繊維のうち、径が小さい方は導電性を有していることが好ましい。
例えば、ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに用いる場合、導電性を有する繊維には静電気が貯まりにくいので、ブラシで拭き取った塵埃などが静電気によってブラシに付着することが抑制される。この点、この構成によれば、例えば、ブラシで拭き取った塵埃などを電気掃除機で吸い込む際に、ブラシから塵埃などが容易にリリースされるようにすることが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1繊維と前記第2繊維のうち、径が大きい方はポリアミド製であることが好ましい。
この構成によれば、ポリアミド繊維は耐摩耗性及び復元性に優れているため、ブラシを被接触物に対して摺動させて使用する場合には、ブラシにポリアミド繊維以外の例えばポリプロピレン繊維やポリエステル繊維などの他の繊維を用いる場合に比べてブラシの寿命を長くすることが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とは、高さが異なることが好ましい。
この構成によれば、例えば、被接触物に対してブラシを軽く当てると第1ブラシ体及び第2ブラシ体のうちの高さが高い方のみが被接触物に接触し、被接触物に対してブラシを強く当てると第1ブラシ体及び第2ブラシ体の両方が被接触物に接触する。したがって、被接触物に対して、第1ブラシ体及び第2ブラシ体のうち、高さが高い方のみの機能を発揮させたり、両方の機能を発揮させたりすることが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1ブラシ体における前記直交方向で隣り合う前記第1ブラシ部同士は、当該隣り合う第1ブラシ部同士間にループ部を形成するようにそれぞれ連結され、前記第2ブラシ体における前記複数の第2ブラシ部同士は、互いに独立していることが好ましい。
この構成によれば、例えば、ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに用いる場合には、第1ブラシ体のループ部により塵埃などを効果的に掻き取るとともに、第2ブラシ体の直毛状の部分により塵埃などを拭き取ることが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1ブラシ体は、前記第2ブラシ体よりも高さが低いことが好ましい。
この構成によれば、例えば、ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに用いる場合には、ブラシが被清掃面対して軽く当てられると第2ブラシ体の直毛状の部分の機能が発揮される一方、ブラシが被清掃面対して強く当てられると特に第1ブラシ体のループ部の機能が発揮される。したがって、第1ブラシ体及び第2ブラシ体の両機能を効率的に発揮させることが可能となる。
上記ブラシにおいて、前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とは、複数の連結繊維によって連結されていることが好ましい。
この構成によれば、第1ブラシ体と第2ブラシ体とを1つの連結繊維によって連結する場合に比べてより一層強固に連結することが可能となる。
本発明によれば、複数の機能を十分に発揮することができる。
一実施形態の電気掃除機のヘッドを示す断面模式図。 同電気掃除機のヘッドの使用状態を示す断面模式図。 同電気掃除機の回転ブラシを示す模式斜視図。 図3の側面拡大模式図。 同回転ブラシに用いられるブラシに基材を縫着したときの状態を示す模式斜視図。 同ブラシの平面模式図。 同ブラシを第2ブラシ体側から見たときの拡大模式図。 同ブラシを第1ブラシ体側から見たときの拡大模式図。 同ブラシの製造過程を示す拡大模式図。 図6の10−10線矢視断面図。 変更例のブラシを示す拡大模式図。 変更例のブラシを示す拡大模式図。
以下、ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに用いる場合の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、床面F上の塵埃などを吸い込むための電気掃除機のヘッド11は、平面視略T字状のケース12を備えている。ケース12の後端部には接続パイプ13の一端側が該ケース12に対して回動可能に接続される一方、接続パイプ13の他端側は電気掃除機の本体部(図示略)に接続されている。ケース12の底壁における前端側の位置には、左右方向に長い矩形状の吸込口14が当該底壁を貫通するように形成されている。
ケース12の内底面上には、矩形枠状をなす仕切板15が吸込口14を囲むように立設されている。仕切板15を構成する後壁の中央部には、当該後壁を貫通するようにエア吸引口16が形成されている。ケース12の左内側面には、モータ軸受17が設けられている。モータ軸受17は、ケース12内における仕切板15の後方に設けられたモータ18から延びるモータ軸19の先端を回転可能に支持している。
仕切板15の左右両側壁には、それぞれ回転支持体20が設けられている。各回転支持体20は、ケース12の左右両内側面に設けられたブラシ軸受21によってそれぞれ回転可能に支持されている。仕切板15の内側には、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能な回転ブラシ22が収容されている。回転ブラシ22の両端部は、各回転支持体20によってそれぞれ支持されている。
また、左側の回転支持体20とモータ軸19に取着されたローラ19aとには、無端状のベルト23が巻き掛けられている。そして、モータ18の駆動により、モータ18の回転駆動力が、モータ軸19、ローラ19a、ベルト23、及び左側の回転支持体20を介して回転ブラシ22に伝達される。
次に、回転ブラシ22の構成について詳述する。
図3及び図4に示すように、回転ブラシ22は、断面視略X字状をなす略丸棒状の回転体31と、回転体31に取着された4つのブラシ部材32とを備えている。回転体31は、4つの断面視略T字状をなす突条31aの基端部同士をこれらの突条31aが回転体31の周方向に沿って等間隔に配置されるように一体に連結し、さらにその全体にわたって周方向に約180度捻ったような形状をなしている。
したがって、回転体31の周面には、回転体31の周方向に隣り合う突条31a同士の間に螺旋状をなす4本の凹溝33が形成される。これら4本の凹溝33は、回転体31の周方向へ等間隔の配置態様となるように回転体31の一方の端面から他方の端面にわたって延びている。そして、これらの凹溝33内にブラシ部材32が1つずつ装着される。なお、各凹溝33の開口部33aは、各突条31aの先端部に備えられた突片31bによってそれぞれ狭められている。
次に、ブラシ部材32の構成について詳述する。
図5に示すように、ブラシ部材32は、長尺状の基材40と、基材40に接合される帯状のブラシ41とを備えている。基材40は、熱可塑性の合成樹脂(本実施形態では、ポリアミド)を押出成形することによって形成されている。基材40は、回転体31の凹溝33(図4参照)に挿入して係止するための帯状をなす係止部42と、帯状のブラシ41の幅方向の一端部を挟持するために係止部42に設けられた挟持部43とを備えている。
挟持部43は、係止部42上に係止部42の幅方向において対向するように立設された一対の帯状をなす挟持片43aによって構成されている。両挟持片43aは、ブラシ41の幅方向の一端部を挟持した状態で、1本の縫製糸44によりブラシ41に縫着されている。なお、図4及び図5に示すように、基材40の幅方向における係止部42の幅は、回転体31の凹溝33の開口部33aの幅よりも大きくなっている。
そして、図4及び図5に示すように、回転体31にブラシ部材32を取り付ける場合には、ブラシ41が凹溝33の開口部33aから外側へ突出するように、回転体31の端部から各凹溝33内に基材40の係止部42をスライド挿入する。すると、基材40(ブラシ部材32)は、適度な剛性と弾性とを有しているため、各凹溝33に沿って螺旋状に捻れた状態で回転体31に容易に装着される。
図5及び図6に示すように、ブラシ41は、複数の略U字状の第1ブラシ部45を有した第1ブラシ体46と、第1ブラシ部45と同じ方向に延びる複数の略U字状の第2ブラシ部47を有した第2ブラシ体48と、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とを層状をなすように重ねて配置した状態で連結する複数の連結繊維49とを備えている。
第1ブラシ部45は、多数(複数)本のモノフィラメントである極太の第1繊維45aを束ねて略U字状にした繊維束によって構成されている。第2ブラシ部47は、多数(複数)本よりなるマルチフィラメントである極細の第2繊維47aを略U字状にした繊維束によって構成されている。第1ブラシ部45と第2ブラシ部47とは、同じ方向に延びている。また、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とは、各ブラシ部45,47が延びる方向を高さ方向とした場合の高さが同じになっている。
そして、図7及び図8に示すように、ブラシ41は、各ブラシ部45,47が延びる方向と直交する直交方向Xに沿って複数の第1ブラシ部45と複数の第2ブラシ部47とがそれぞれ重なりつつ交互に並列するように各ブラシ体46,48を配置した状態で各ブラシ体46,48を複数の連結繊維49によって連結した構成になっている。
図5及び図6に示すように、第1繊維45aとしては、ポリアミド繊維、レーヨン繊維、キュプラ繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維などを採用することができる。本実施形態における第1繊維45aには、繊維径が100マイクロメートルの白色のポリアミド繊維が採用されている。ポリアミド繊維は、耐摩耗性及び復元性に優れているため、本用途に好適である。
第2繊維47aとしては、炭素繊維、炭素を練り込んだ合成樹脂繊維などの導電性を有する繊維を採用することができる。本実施形態における第2繊維47aには、繊維径が6マイクロメートルの黒色の炭素繊維が採用されている。したがって、本実施形態では、導電性を有する第2繊維47aの繊維径は、導電性を有さない第1繊維45aの繊維径よりも小さくなっている。
また、連結繊維49は、各ブラシ体46,48において毛羽状の先端側とは反対側の基端側の複数位置(本実施形態では3位置)で各ブラシ体46,48に巻き付く複数(本実施形態では3本)の連結繊維49a,49b,49cによって構成されている。各連結繊維49a,49b,49cは、独立した経編み構造により各ブラシ体46,48をそれぞれ拘束しており、各々連続した1本の糸によって構成されている。
つまり、連結繊維49a,49b,49cは、ブラシ41の幅方向の基端部において、各ブラシ部45,47が延びる方向に順次隣接するように、ブラシ41の長手方向に沿って互いに平行となるように延びている。この場合、順次隣接するように配置された連結繊維49a,49b,49cによって、両挟持片43a(図5参照)と対向する壁が作られた状態となる。
各連結繊維49(49a,49b,49c)は、耐久性及び柔軟性が高い繊維により形成される。このような条件を満たす繊維としては、レーヨン繊維、キュプラ繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維などが挙げられる。本実施形態における連結繊維49には、ポリエステル繊維が採用されている。
図9に示すように、ブラシ41を製造する場合には、まず、長尺の各ブラシ体46,48を層状に重ねるようにして蛇行状に編み、それぞれの両側の各湾曲部分46a,48aよりも幅方向内側の複数位置を互いに平行に延びる複数(この場合は、6本)の連結繊維49でそれぞれ編む。その後、幅方向の中央を切断する(図9中の矢印に沿って切断する)ことによってブラシ41が同時に2つ形成される。
そして、このようにして形成されたブラシ41は、図示しない塗布装置を用いて、連結繊維49aが巻き付いた位置から湾曲部分46a,48aまでの一定幅領域に接着機能を有する合成樹脂材料50(図10参照)が塗布される。すなわち、ブラシ41の各ブラシ体46,48における両挟持片43a(図5参照)によって挟持される部分において各ブラシ体46,48を構成する多数(複数)の各繊維45a,47a同士の間に接着機能を有する合成樹脂材料50(図10参照)がそれぞれ含浸される。
すると、図10に示すように、合成樹脂材料50が各ブラシ体46,48を構成する多数の各繊維45a,47a同士の間にそれぞれ万遍なく浸透して固化することで、合成樹脂材料50の接着機能により、各ブラシ体46,48を構成する多数の各繊維45a,47aが集まって束ねられた状態に固められる。
なお、本実施形態における合成樹脂材料50としては、例えばアクリル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョンなどの水溶性の合成樹脂材料が好ましく、各ブラシ体46,48を構成する各繊維45a,47aとの相性などを考慮して適宜選択される。
そして、図5に示すように、ブラシ部材32を形成する場合には、まず、基材40の両挟持片43a間に、ブラシ41の幅方向における連結繊維49側の端部(基端部)を挿入する。すると、ブラシ41の連結繊維49が両挟持片43aによって挟持される。このとき、ブラシ41の連結繊維49(49a,49b,49c)は両挟持片43aと対向する壁を作っているため、連結繊維49と両挟持片43aとが安定して接触した状態となる。
この状態で、図示しない工業用ミシンを用いて、縫製糸44により、両挟持片43aと、連結繊維49及び各ブラシ体46,48の湾曲部分46a,48a側の端部(基端部)とを縫着する。すなわち、両挟持片43a(挟持部43)は、縫製糸44により、連結繊維49が位置する部分においてブラシ41に縫着(接合)される。これにより、図5に示すブラシ部材32が得られる。
次に、回転ブラシ22の作用について説明する。
さて、電気掃除機を使用するときには、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。この状態で電気掃除機を稼動させると、モータ18が駆動されるとともに、仕切板15の内側のエアがエア吸引口16を通り、接続パイプ13を介して電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。
このとき、モータ18の駆動に連動して回転ブラシ22が左側から見て反時計方向(図中の矢印で示す方向)に回転されるとともに、回転ブラシ22のブラシ41が床面Fに摺接される。このとき、回転ブラシ22における各ブラシ41は、繊維径が100マイクロメートルのポリアミド繊維によって形成された第1ブラシ体46と繊維径が6マイクロメートルの炭素繊維によって形成された第2ブラシ体48とが層状に重ねられた構成であり、床面Fに摺接して撓んだ際に床面Fに当たる側が第2ブラシ体48となるように配置されている。
このため、ブラシ41は、比較的細くて軟らかい第2繊維47aによって構成された第2ブラシ体48が床面Fに摺接して撓みながら床面F上の比較的細かい塵埃などを拭き取るとともに、比較的太くて硬い第1繊維45aによって構成された第1ブラシ体46が第2ブラシ体48を支えながら床面F上の比較的大きい塵埃などを掻き取る。すなわち、ブラシ41は、第2ブラシ体48による床面F上の塵埃などの拭き取り機能を発揮するとともに、第1ブラシ体46による床面F上の塵埃などの掻き取り機能を発揮する。そして、ブラシ41によって拭き取られたり掻き取られたりした床面F上の塵埃は、エアとともに電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。
このように、ブラシ41は、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とが層状に重ねられた構成であるため、第1ブラシ体46及び第2ブラシ体48のそれぞれの機能を個別に発揮することができる。すなわち、ブラシ41は、床面F上の塵埃などに対して拭き取る機能と掻き取る機能とを同時に十分に発揮することができる。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)ブラシ41は、比較的太くて硬い第1繊維45aによって構成されて床面F上の塵埃などの掻き取り機能を有する第1ブラシ体46と、比較的細くて軟らかい第2繊維47aによって構成されて床面F上の塵埃などの拭き取り機能を有する第2ブラシ体48とが連結繊維49によって連結された構成になっている。このため、第1ブラシ体46及び第2ブラシ体48のそれぞれの機能を同時に十分に発揮させることができる。すなわち、ブラシ41は、床面F上の塵埃などの掻き取り機能及び拭き取り機能の2つの機能を十分に発揮することができる。
(2)ブラシ41は、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とが層状をなすように重ねて配置されている。このため、第1ブラシ体46側の面で床面F上の塵埃などの掻き取り機能を発揮させることができるとともに、第2ブラシ体48側の面で床面F上の塵埃などの拭き取り機能を発揮させることができる。
(3)ブラシ41において、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とは、複数の第1ブラシ部45と複数の第2ブラシ部47とが直交方向Xにおいて交互に並列された状態で連結繊維49によって連結されている。このため、第1ブラシ体46の第1ブラシ部45と第2ブラシ体48の第2ブラシ部47とがバランスよく配置されるので、第1ブラシ体46による床面F上の塵埃などの掻き取り機能と、第2ブラシ体48による床面F上の塵埃などの拭き取り機能とをそれぞれバランスよく発揮させることができる。
(4)ブラシ41において、第1繊維45aと第2繊維47aとは径が異なっている。すなわち、第1ブラシ体46を構成する第1繊維45aは、第2ブラシ体48を構成する第2繊維47aよりも径が大きくなっている。このため、ブラシ41に対して繊維径に特化した2つの機能を持たせることができる。すなわち、ブラシ41において、第1ブラシ体46に床面F上の塵埃などの掻き取り機能を持たせることができるとともに、第2ブラシ体48に床面F上の塵埃などの拭き取り機能を持たせることができる。
(5)ブラシ41において、第1繊維45aに比べて径が小さい第2繊維47aは、導電性を有する炭素繊維によって構成されている。このため、第2繊維47aには静電気が貯まりにくいので、第2ブラシ体48で拭き取った塵埃などが静電気によって第2ブラシ体48に付着することを抑制できる。このため、第2ブラシ体48で拭き取った塵埃などを電気掃除機で吸い込む際に、第2ブラシ体48から塵埃などが容易にリリースされるようにすることができる。
(6)ブラシ41において、第2繊維47aに比べて径が大きい第1繊維45aは、耐摩耗性及び復元性に優れたポリアミド繊維によって構成されている。このため、ブラシ41を上記実施形態のように床面Fに対して摺動させて使用する場合には、第1繊維45aにポリアミド繊維以外の例えばポリプロピレン繊維やポリエステル繊維などの他の繊維を用いる場合に比べてブラシ41の寿命を長くすることができる。
(7)ブラシ41は、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とが3本の連結繊維49によって連結されている。このため、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とを1対の連結繊維49によって連結する場合に比べて、より一層強固に連結することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ブラシ41において、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とは、各ブラシ部45,47が延びる方向を高さ方向とした場合の高さが異なるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、第1ブラシ体46の高さを第2ブラシ体48の高さよりも低くなるようにしてもよい。あるいは、第1ブラシ体46の高さを第2ブラシ体48の高さよりも高くなるようにしてもよい。
このように、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48との高さを異ならせるようにすると、床面Fに対してブラシ41を軽く当てることで第1ブラシ体46及び第2ブラシ体48のうちの高さが高い方のみが床面Fに接触し、床面Fに対してブラシ41を強く当てることで第1ブラシ体46及び第2ブラシ体48の両方が床面Fに接触する。したがって、床面Fに対して、第1ブラシ体46及び第2ブラシ体48のうち、高さが高い方のみの機能を発揮させたり、両方の機能を発揮させたりすることができる。
・図12に示すように、ブラシ41において、第1ブラシ体46における直交方向Xで隣り合う第1ブラシ部45同士を当該隣り合う第1ブラシ部45同士間にループ部51を形成するようにそれぞれ連結し、第2ブラシ体48における複数の第2ブラシ部47同士は互いに連結させずに独立させるようにしてもよい。このようにすれば、第1ブラシ体46のループ部51により床面F上の塵埃などを効果的に掻き取ることができるとともに、第2ブラシ体48の直毛状の部分により床面F上の塵埃などを拭き取ることができる。
さらに、この場合、図12に示すブラシ41において、第1ブラシ体46の高さを第2ブラシ体48の高さよりも低くなるようにしてもよい。このようにすれば、ブラシ41を床面F対して軽く当てることで第2ブラシ体48の直毛状の部分により床面F上の塵埃などの拭き取り機能を発揮させることができるとともに、ブラシ41を床面F対して強く当てることで特に第1ブラシ体46のループ部51により床面F上の塵埃などの掻き取り機能を効果的に発揮させることができる。したがって、第1ブラシ体46のループ部51による床面F上の塵埃などの掻き取り機能及び第2ブラシ体48の直毛状の部分による床面F上の塵埃などの拭き取り機能の両機能を効率的に発揮させることができる。
・上記図12のブラシ41において、第1ブラシ体46の高さを第2ブラシ体48の高さよりも高くなるようにしてもよいし、第1ブラシ体46の高さと第2ブラシ体48の高さとを同じにしてもよい。
・ブラシ41において、各ブラシ体46,48にさらにブラシ体を積層することで、ブラシ体を3層以上の構成にしてもよい。この場合、各ブラシ体の高さは、適宜変更することができ、例えば、高さが互いに異なるようにしてもよいし、高さが互いに同じになるようにしてもよい。さらにこの場合、各ブラシ体における連結繊維49側とは反対側である先端側に、適宜ループ部を形成するようにしてもよい。
・連結繊維49の数は、3本に限らず適宜変更してもよい。例えば、連結繊維49の数を、1本や2本にしてもよいし、4本以上にしてもよい。
・連結繊維49(49a,49b,49c)同士は、接触するように配置してもよいし、離間するように配置してもよい。
・ブラシ41において、第2繊維47aに比べて径が大きい第1繊維45aは、必ずしもポリアミド繊維によって構成する必要はない。
・ブラシ41において、第1繊維45aに比べて径が小さい第2繊維47aは、必ずしも炭素繊維によって構成する必要はない。この場合、第2繊維47aは、必ずしも導電性を有する必要はない。
・ブラシ41において、第1繊維45aの径を第2繊維47aの径よりも小さくしてもよいし、第1繊維45aと第2繊維47aとの径を同じにしてもよい。
・ブラシ41において、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とは、複数の第1ブラシ部45と複数の第2ブラシ部47とが必ずしも直交方向Xにおいて交互に並列された状態で連結繊維49によって連結される必要はない。例えば、ブラシ41において、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とは、複数の第1ブラシ部45と複数の第2ブラシ部47とがそれぞれ全部が重なった状態で連結繊維49によって連結されるようにしてもよい。
・ブラシ41は、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とが必ずしも層状をなすように重ねて配置されている必要はない。例えば、第1ブラシ体46と第2ブラシ体48とが層状をなさずに部分的にずれた状態で重ねて配置されていてもよい。
・ブラシ41と基材40とは、必ずしも縫着によって接合する必要はなく、例えば、溶着、接着剤による接着、両面テープによる粘着などによって接合するようにしてもよい。
・ブラシ41と基材40とを複数本の縫製糸44によって縫着するようにしてもよい。
・ブラシ41は、エアコンや換気扇などのフィルタを清掃したり、画像形成装置内の感光ドラムに付着したトナーを掻き取ったりするためのクリーニングブラシとして用いてもよい。この場合、ブラシ41は、必ずしも回転させて使用する必要はなく、対象物に摺接させた状態で直線的に移動させて使用するようにしてもよい。
・ブラシ41は、画像形成装置内の感光ドラムを帯電させるための帯電ブラシや、同感光ドラムを除電するための除電ブラシとして用いてもよい。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)床面上の塵埃を吸い込むためのヘッド内に回転可能に収容された回転体と、前記回転体に取着されるブラシ部材とを備え、前記ヘッドが前記床面上を移動する際に、前記回転体を回転させながら前記ブラシ部材を前記床面に接触させるように構成された電気掃除機用の回転ブラシであって、前記ブラシ部材は、請求項1〜請求項10のうちいずれか一項に記載のブラシと、前記連結繊維を覆うように前記ブラシの一部を挟持した状態で前記ブラシに接合される挟持部を有するとともに前記回転体に取着可能な基材とによって構成されていることを特徴とする電気掃除機用の回転ブラシ。
41…ブラシ、45…第1ブラシ部、45a…第1繊維、46…第1ブラシ体、47…第2ブラシ部、47a…第2繊維、48…第2ブラシ体、49,49a,49b,49c…連結繊維、51…ループ部、X…直交方向。

Claims (8)

  1. 複数の第1繊維によって構成されるとともに略U字状の第1ブラシ部を複数有した第1ブラシ体と、
    前記第1繊維とは異なる複数の第2繊維によって構成されるとともに前記第1ブラシ部と同じ方向に延びる略U字状の第2ブラシ部を複数有した第2ブラシ体と、
    前記第1ブラシ部及び前記第2ブラシ部が延びる方向と直交する直交方向に沿って前記複数の第1ブラシ部及び前記複数の第2ブラシ部が並列するとともに前記複数の第1ブラシ部と前記複数の第2ブラシ部とがそれぞれ少なくとも一部で重なるように前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とを層状をなすように重ねて配置した状態で前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とを前記複数の第1ブラシ部と前記複数の第2ブラシ部とが前記直交方向において交互に並列された状態で連結する連結繊維とを備えたことを特徴とするブラシ。
  2. 前記第1繊維と前記第2繊維とは、径が異なることを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 前記第1繊維と前記第2繊維のうち、径が小さい方は導電性を有していることを特徴とする請求項2に記載のブラシ。
  4. 前記第1繊維と前記第2繊維のうち、径が大きい方はポリアミド製であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブラシ。
  5. 前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とは、高さが異なることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のブラシ。
  6. 前記第1ブラシ体における前記直交方向で隣り合う前記第1ブラシ部同士は、当該隣り合う第1ブラシ部同士間にループ部を形成するようにそれぞれ連結され、
    前記第2ブラシ体における前記複数の第2ブラシ部同士は、互いに独立していることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のブラシ。
  7. 前記第1ブラシ体は、前記第2ブラシ体よりも高さが低いことを特徴とする請求項6に記載のブラシ。
  8. 前記第1ブラシ体と前記第2ブラシ体とは、複数の連結繊維によって、連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のブラシ。
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