JP5560067B2 - ブラシ及び回転ブラシ - Google Patents

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本発明は、ブラシ及び該ブラシを備えた回転ブラシに関する。
一般に、電気掃除機は本体部と該本体部にホースを介して接続された吸込具とを備えている。そして、この吸込具を絨毯、フローリング、畳等の床面上で移動させながら該吸込具の底面に設けられた吸込口から空気を吸引することにより、本体部内に塵埃が吸い込まれるように構成されている。ところで、近年では、例えば絨毯等のように空気の吸引だけでは塵埃を吸い込みにくい床面に対する集塵能力を向上させるため、吸込具内に回転ブラシを設けたものが数多く見られるようになってきた(例えば、特許文献1)。
すなわち、特許文献1に記載の電気掃除機用吸込具の吸込本体ケースには、回転軸(回転体)にゴムブレードとパイル材(ブラシ)とを2つずつ該回転軸の周方向に沿って等間隔で交互に取着されてなる回転ブラシが回転自在に軸支されている。このパイル材は、基材と該基材上に立毛されたパイル糸の複合体であるパイル地(毛羽)とを備えており、さらにゴムブレードと同じような塵埃の掻き取り機能を該パイル材に付与すべく、基材上におけるパイル地の中であって該基材の幅方向の中間部位にU字状に折り曲げたフィルム(フィルム部材)が固着されている。
そして、このように構成されたパイル材は、回転軸の外周面に該回転軸の長手方向に沿って螺旋状に刻設された溝に基材をスライド挿入することによって回転軸に取着されるようになっている。
特開2001−120472号公報
しかしながら、特許文献1では、回転軸にパイル材を取着する際に、回転軸の螺旋状の溝にパイル材の基材をスライド挿入すると、基材が螺旋状に捻られてしまうが、該基材に固着されたフィルムは該基材の捻れに追従せずに倒れしまう。そして、フィルムが倒れると、フィルムよりも該フィルムが倒れる方向側に位置するパイル地が該フィルムとともに倒れるので、パイル地が開いた状態になり、この結果、パイル材が本来の塵埃の掻き取り機能を発揮することができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、基材が捻れた場合でもフィルム部材が倒れて各毛羽が開くことを抑制することが可能なブラシ及び回転ブラシを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、帯状の基材上に複数の毛羽と帯状のフィルム部材とが立設されたブラシにおいて、前記フィルム部材はその長手方向が前記基材の長手方向に沿って延びるように且つその短手方向が前記基材上からの立設方向となるように設けられ、前記基材からの前記フィルム部材の高さは、前記基材からの前記各毛羽の高さよりも低くなるように設定されており、前記フィルム部材と前記各毛羽とは、該各毛羽の立設方向における少なくとも中間部よりも先端側において溶着によって一体となるように接合されていることを要旨とする。
上記構成によれば、フィルム部材と各毛羽とがそれらの立設方向における少なくとも中間部よりも先端側において溶着によって一体となるように接合されているので、基材が捻れた場合でも該基材の捻れに追従してフィルム部材が各毛羽とともに捻れ易くなる。このため、基材が捻れた場合でもフィルム部材が倒れて各毛羽が開くことを抑制することが可能となる。また、前記基材からの前記フィルム部材の高さは、前記基材からの前記各毛羽の高さよりも低くなるように設定されているので、被摺接部に対して、各毛羽のみを摺接させたり、各毛羽及びフィルム部材の双方を摺接させたりすることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フィルム部材と前記各毛羽とは、該フィルム部材の長手方向の全体にわたって溶着によって接合されていることを要旨とする。
上記構成によれば、フィルム部材と各毛羽とをむらなく強固に接合することが可能となる。
求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記基材、前記各毛羽、及び前記フィルム部材は互いに同じ種類の合成樹脂材料で構成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、基材上に各毛羽及びフィルム部材を溶着する場合や、各毛羽とフィルム部材とを溶着する場合に都合がよい。
請求項に記載の発明は、回転体と、該回転体に取着されるブラシとを備え、前記回転体を回転させながら前記ブラシを被接触部に接触させるようにして使用される回転ブラシにおいて、前記ブラシは、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載のブラシによって構成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、例えば、回転体にブラシを螺旋状に取着する際に基材が捻れた場合でも、該基材の捻れに追従してフィルム部材が捻れ易くなるので、該フィルム部材が基材上で倒れて各毛羽が開くことを抑制することが可能となる。
本発明によれば、基材が捻れた場合でもフィルム部材が倒れて各毛羽が開くことを抑制することが可能なブラシ及び回転ブラシを提供することができる。
実施形態の電気掃除機のヘッドを示す平断面図。 実施形態の電気掃除機のヘッドの使用状態を示す側断面図。 実施形態において、(a)は、電気掃除機の回転ブラシを示す斜視図、(b)は、(a)の側面拡大図。 実施形態のブラシの側面図。 実施形態において、毛羽部とフィルム部材とを溶着するときの状態を示す側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。 変更例のブラシの側面図。
以下、本発明の回転ブラシを電気掃除機用の回転ブラシに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、回転ブラシが取着される電気掃除機のヘッドの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、電気掃除機のヘッド11は、平面視略T字状のケース12を備えている。ケース12の後端部には接続パイプ13の一端側が該ケース12に対して回動可能に接続されるとともに、該接続パイプ13の他端側は電気掃除機の本体部(図示略)に接続されている。ケース12の底壁における前寄りの位置には左右方向に長い矩形状の吸込口14が該底壁を貫通するように形成されている。
ケース12の内底面上には矩形枠状をなす仕切板15が吸込口14を囲むように立設されるとともに、該仕切板15を構成する後壁の中央部には該後壁を貫通するように空気吸引口16が形成されている。仕切板15の左右両側壁にはそれぞれ回転支持体20が設けられるとともに、該両回転支持体20はケース12の左右両内側面に設けられたブラシ軸受21によってそれぞれ回転可能に支持されている。仕切板15の内側には回転軸線が左右方向に延びる回転ブラシ22が配置されるとともに、該回転ブラシ22の両端部は両回転支持体20によってそれぞれ支持されている。
そして、電気掃除機の使用時には、仕切板15の内側の空気が空気吸引口16及び接続パイプ13を介して電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引されるとともに、該吸引によって発生する空気流を受けて回転ブラシ22が電気掃除機のヘッド11の前進を妨げない方向(図2では反時計方向)に回転される。これにより、被接触部としての床面F上の塵、埃、毛髪等の塵埃が回転ブラシ22によって掻き取られながら空気とともに吸込口14から吸い込まれる。
次に、回転ブラシ22の構成について詳述する。
図3(a)、(b)に示すように、回転ブラシ22は、断面視X字状をなす金属製または合成樹脂製の棒よりなる回転体31と、該回転体31に取着される4つのブラシ32とを備えている。回転体31は、4つの断面視T字状をなす突条31aの基端部同士を該各突条31aが回転体31の周方向に沿って等間隔に配置されるように一体に連結された状態で、その全体にわたって周方向に約180度捻ることで形成されている。したがって、回転体31の周面には、各突条31a間に螺旋状をなす4本の凹溝33が形成される。そして、各凹溝33の開口部33aは、各突条31aの先端部に備えられた突片31bにより狭められている。
次に、ブラシ32の構成について詳述する。
図4に示すように、ブラシ32は、帯状の基材40と、該基材40上に該基材40の長手方向に延びるように立設された多数の毛羽41aによって構成された毛羽部41と、該基材40上における毛羽部41内に立設された帯状の不織布からなるフィルム部材42とを備えている。不織布は適度な柔軟性と腰を有するため本用途に好適である。そして、ブラシ32を構成する基材40、毛羽部41(各毛羽41a)、及びフィルム部材42は、全て同じ合成樹脂材料であるポリアミドによって構成されている。
また、毛羽部41を構成する各毛羽41aは基材40上に超音波溶着によって接合されている。一方、フィルム部材42は、その長手方向が基材40の長手方向に沿って延びるように且つその短手方向が基材40上からの立設方向となるように、基材40上に立設されている。すなわち、フィルム部材42は、その短手方向の一端側部分が基材40上に各毛羽41aとともに超音波溶着によって接合されている。この場合、フィルム部材42は、毛羽部41を構成する各毛羽41aを基材40の短手方向においてほぼ2等分するように該毛羽部41内に配置されている。
基材40からのフィルム部材42の高さは、基材40からの毛羽部41(各毛羽41a)の高さよりも若干低くなるように設定されている。本実施形態では、基材40上において、フィルム部材42の高さを、毛羽部41の高さの9割程度となるように設定している。フィルム部材42と毛羽部41(各毛羽41a)とは、該毛羽部41の立設方向における中間部よりもやや先端側寄りの1箇所において超音波溶着によって一体に接合されている。この場合、ブラシ32におけるフィルム部材42と毛羽部41とが超音波溶着された部分は溶着部43とされるとともに、該溶着部43は基材40の長手方向に沿ってフィルム部材42及び毛羽部41の長手方向の全体にわたって連続的に延びている。
ここで、フィルム部材42と毛羽部41とを接合する場合には、図5に示すように、基材40の短手方向において毛羽部41の上からフィルム部材42を超音波ホーン50とアンビル51とで挟圧しながら超音波を付与する。すると、超音波による振動によって発生する摩擦熱によってフィルム部材42と毛羽部41とが溶着される。このようにして、超音波ホーン50とアンビル51とによって毛羽部41の上からフィルム部材42を挟圧する位置を基材40の長手方向に沿って少しずつずらしながら連続的にフィルム部材42と毛羽部41とを繰り返し超音波溶着することで、図4に示すブラシ32が得られる。
この場合、フィルム部材42は適度な腰を有するため、超音波ホーン50とアンビル51とで挟圧する際の加圧力が安定する。このため、フィルム部材42と毛羽部41とがむらなく強固に接合される。因みに、フィルム部材42が存在しない状態で毛羽部41のみを超音波ホーン50とアンビル51とで挟圧した場合には、該挟圧する際の加圧力が不安定になってしまうことから、部分的あるいは全体的に溶着不足などの溶着不良が発生するという問題がある。
また、図4に示すように、基材40の短手方向における該基材40上の毛羽部41の両側には、該毛羽部41を挟むように一対の凸条40aが該基材40の長手方向に沿って延設されている。両凸条40aは、基材40上に毛羽部41及びフィルム部材42を超音波溶着する際の位置決め手段として機能するようになっている。なお、図3(b)に示すように、基材40の幅は、該基材40を回転体31の凹溝33内にスライド挿入可能でかつ該基材40が凹溝33の開口部33aから脱落しない程度の値に設定されている。
次に、回転体31へのブラシ32の取り付け方法について説明する。
図3(a)、(b)に示すように、回転体31にブラシ32を取り付ける場合、毛羽部41が凹溝33の開口部33aから外側へ突出するように、回転体31の端部から各凹溝33内に基材40をそれぞれスライド挿入する。すると、基材40(ブラシ32)は、適度な剛性と弾性とを有しているため、各凹溝33に沿ってそれぞれ螺旋状に捻れた状態で回転体31に容易に装着される。
ここで、フィルム部材42と毛羽部41とが溶着されていない場合には、フィルム部材42が基材40の捻れに追従せずに倒れてしまうため、フィルム部材42が毛羽部41を構成する各毛羽41aの約半分を該フィルム部材42の倒れる方向へ倒すこととなる。この結果、毛羽部41(各毛羽41a)が開いてしまい、ブラシ32としての機能(塵埃の掃き取り機能や掻き取り機能など)が低下するおそれがあるという問題がある。
この問題を解決するために、フィルム部材42を伸縮性のある材料で構成して基材40の捻れに対する追従性を高めることが考えられるが、このようにすると、基材40からのフィルム部材42の高さが安定せず、フィルム部材42自体が基材40の捻れに追従することなく捻れたり丸まったりするという新たな問題が発生してしまう。加えて、ブラシ32に強い腰を持たせたい場合には、伸縮性を有するフィルム部材42では能力が不足するおそれもある。
この点、本実施形態では、フィルム部材42と毛羽部41(各毛羽41a)とが溶着されているため、基材40の捻れに追従して毛羽部41とともに柔軟に変形する。このため、フィルム部材42は、その伸縮性や柔軟性に拘わらず、捻れた基材40上において倒れ難くなるので、毛羽部41を倒すことがほとんどなくなる。この結果、毛羽部41(各毛羽41a)が開くことが効果的に抑制されるので、ブラシ32としての塵埃の掻き取り機能が維持される。
次に、回転ブラシ22の作用について説明する。
さて、電気掃除機を使用するときには、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。この状態で電気掃除機を稼動させると、吸込口14から吸い込まれる空気が空気吸引口16及び接続パイプ13を介して電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。そして、この吸引によって発生する空気流をブラシ32が受けることで回転ブラシ22が図2において反時計方向に回転されるとともに、該回転ブラシ22の毛羽部41及びフィルム部材42が床面Fに摺接される。このとき、ブラシ32の特にフィルム部材42は、回転ブラシ22を羽根車に見立てた場合の羽根として機能する。
すると、床面F上の塵埃が、毛羽部41によって掃き取られるとともに、フィルム部材42によって掻き取られて空気とともに電気掃除機の本体部(図示略)内に吸引される。特に、床面Fが畳や絨毯である場合には、フィルム部材42によって畳内や絨毯内の塵埃がたたき出されながら掻き取られるため、清掃効果が高くなる。さらにこの場合、フィルム部材42により、毛羽部41に毛髪やペットの毛などが絡まることが効果的に抑制される。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)ブラシ32のフィルム部材42と毛羽部41(各毛羽41a)とがそれらの立設方向における1箇所で一体となるように溶着されているので、回転体31にブラシ32を取着する際に基材40が捻れても、該基材40の捻れに追従してフィルム部材42が毛羽部41とともに柔軟に変形する。このため、基材40が捻れた場合でもフィルム部材42が基材40上で倒れることを抑制することができるので、該フィルム部材42が倒れて毛羽部41(各毛羽41a)が開くことを抑制することができる。この結果、ブラシ32(回転ブラシ22)としての機能(塵埃の掃き取り機能や掻き取り機能など)を維持することができる。
(2)基材40からのフィルム部材42の高さは、基材40からの毛羽部41(各毛羽41a)の高さよりも若干低くなるように設定されている。このため、床面Fがフローリングである場合には該フローリングに対して毛羽部41のみが摺接するように回転ブラシ22の位置を調整することで、フローリングに対する回転ブラシ22の摺動抵抗が抑えられるので、該フローリング上の塵埃を円滑に掃き取ることができる。一方、床面Fが絨毯である場合には該絨毯に対して毛羽部41及びフィルム部材42の双方が摺接するように回転ブラシ22の位置を調整することで、絨毯内の塵埃をフィルム部材42によってたたき出しながら掻き取ることができる。したがって、床面Fの種類に応じて回転ブラシ22の位置を調整することで、床面F上の塵埃を電気掃除機によって効果的に清掃することができる。
(3)ブラシ32においてフィルム部材42と毛羽部41とは、該毛羽部41の立設方向における中間部よりもやや先端側寄りの位置において溶着されているため、毛羽部41を構成する各毛羽41aが基材40の短手方向に広がることを効果的に抑制することができる。このため、回転ブラシ22において、回転体31の周方向における各ブラシ32間の間隔が狭くても該各ブラシ32同士が干渉することを抑制することができる。
(4)基材40、毛羽部41、及びフィルム部材42は、全て同じポリアミド製であるため、基材40上に毛羽部41及びフィルム部材42を強固かつ容易に超音波溶着(熱溶着)することができるとともに、毛羽部41とフィルム部材42とを強固かつ容易に超音波溶着することができる。このため、毛羽部41及びフィルム部材42が床面Fに対して摺動する際に、基材40からの毛羽部41(各毛羽41a)及びフィルム部材42の脱落を抑制することができるとともに、柔軟性の高いフィルム部材42を用いても、該フィルム部材42の形状を安定させることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図6に示すように、ブラシ32において、基材40からのフィルム部材42の高さは、基材40からの毛羽部41の高さと同じであってもよい。
・図7に示すように、ブラシ32において、基材40からのフィルム部材42の高さは、基材40からの毛羽部41の高さよりも高くてもよい。
・図8に示すように、ブラシ32において、基材40からのフィルム部材42の高さを基材40からの毛羽部41の高さの半分程度に設定するとともに、フィルム部材42と毛羽部41とを、該毛羽部41の立設方向における中間部よりも若干基端側の位置で溶着するようにしてもよい。
・図9に示すように、ブラシ32において、基材40の短手方向における片側から毛羽部41に接触するように、フィルム部材42を基材40上に設けるようにしてもよい。
・図10に示すように、ブラシ32において、基材40の短手方向における両側から毛羽部41に接触するように、2つのフィルム部材42を基材40上に設けるようにしてもよい。
・図11に示すように、ブラシ32において、毛羽部41及びフィルム部材42をそれらの立設方向における中間部で基材40の短手方向の一方側へ屈曲(毛羽部41及びフィルム部材42の立設方向に対して25度〜45度程度の角度で屈曲させることが好ましい)させてもよい。そして、毛羽部41及びフィルム部材42の屈曲部分に溶着部43が位置しているとともに、毛羽部41の先端とフィルム部材42の先端とが面一になっている。この場合、フィルム部材42の先端は、毛羽部41の先端から突出させるようにしてもよいし、毛羽部41の先端よりも基端側に位置するようにしてもよい。このようにすれば、回転ブラシ22において、回転体31の周方向における各凹溝33間の間隔が狭く、且つブラシ32を取着する凹溝33の隣の凹溝33に毛羽部のボリュームの大きいブラシが取着された場合に、該ブラシと反対側にブラシ32の毛羽部41及びフィルム部材42を屈曲させることで、ブラシ32の毛羽部41に隣のボリュームの大きいブラシの毛羽部が絡まることを抑制することができる。さらに、ブラシ32は、毛羽部41及びフィルム部材42の屈曲方向が回転ブラシ22の回転を妨げない方向(回転ブラシ22の回転方向と反対の方向)となるように設定することで、摺動抵抗を低減させることができる。このようにブラシ32を所望の方向に適宜屈曲させることは、本用途に限らず、摺動抵抗を低減したいという要求に対して有効である。
・図12に示すように、図11のブラシ32において、基材40の短手方向における毛羽部41を屈曲させた側の反対側から該毛羽部41に接触するように、フィルム部材42を基材40上に設けるようにしてもよい。このようにすれば、上記図11のブラシ32の効果をより一層高めることができる。
・ブラシ32において、毛羽部41を基材40の短手方向における両側のうち少なくとも一方から接触するようにフィルム部材42を基材40上に設けるとともに、上記実施形態と同様に毛羽部41内にもフィルム部材42を設けるようにしてもよい。
・ブラシ32において、フィルム部材42と毛羽部41とを、該毛羽部41の立設方向における2箇所以上(例えば、3箇所、4箇所、5箇所など)で一体となるように溶着するようにしてもよい。
・回転ブラシ22及びブラシ32は、エアコンや換気扇のフィルタの清掃用ブラシとして用いてもよいし、隙間を埋めるための建材として用いてもよいし、画像形成装置において感光ドラムを帯電させるための帯電ブラシや帯電された感光ドラムの除電を行うための除電ブラシとして用いてもよい。
・回転ブラシ22において、回転体31に取着するブラシ32の数や位置は任意に変更してもよい。例えば、回転体31に2つのブラシ32を該回転体31挟んだ両側に取着してもよい。
・回転ブラシ22において、回転体31に取着される4つのブラシ32のうちの1つ〜3つをゴムブレードに変更してもよい。
・基材40、毛羽部41、及びフィルム部材42の材料としては、ポリアミド以外に、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル樹脂及びウレタン樹脂等を用いてもよい。あるいは、基材40、毛羽部41、及びフィルム部材42は互いに異なる材料によって構成してもよい。この場合、基材40上に毛羽部41を溶着すること、あるいは毛羽部41とフィルム部材42とを溶着することが困難であれば、これらの材料に応じた接合方法(例えば、接着剤や両面粘着テープを用いる方法、あるいは縫製による方法など)を選択する必要がある。
・ブラシ32において、基材40上にフィルム部材42を、該基材40の長手方向に沿って断続的に延設するようにしてもよい。
・ブラシ32において、フィルム部材42は、プラスチックフィルム、紙、織物、編物等によって構成してもよい。
・回転ブラシ22は、モータなどの駆動手段によって回転駆動されるようにしてもよい。
22…回転ブラシ、31…回転体、32…ブラシ、40…基材、41a…毛羽、42…フィルム部材、F…被接触部としての床面。

Claims (4)

  1. 帯状の基材上に複数の毛羽と帯状のフィルム部材とが立設されたブラシにおいて、
    前記フィルム部材はその長手方向が前記基材の長手方向に沿って延びるように且つその短手方向が前記基材上からの立設方向となるように設けられ、前記基材からの前記フィルム部材の高さは、前記基材からの前記各毛羽の高さよりも低くなるように設定されており、
    前記フィルム部材と前記各毛羽とは、該各毛羽の立設方向における少なくとも中間部よりも先端側において溶着によって一体となるように接合されていることを特徴とするブラシ。
  2. 前記フィルム部材と前記各毛羽とは、該フィルム部材の長手方向の全体にわたって溶着によって接合されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 前記基材、前記各毛羽、及び前記フィルム部材は互いに同じ種類の合成樹脂材料で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラシ。
  4. 回転体と、該回転体に取着されるブラシとを備え、前記回転体を回転させながら前記ブラシを被接触部に接触させるようにして使用される回転ブラシにおいて、
    前記ブラシは、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のブラシによって構成されていることを特徴とする回転ブラシ。
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