JP5340675B2 - 電気掃除機用の回転ブラシ装置及びブラシ - Google Patents
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請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記取着ループパイル部と前記機能ループパイル部とは材質が異なることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、床面上の塵埃を吸い込むためのヘッド内に回転可能に収容された回転体と、該回転体に取着されるブラシとを備え、前記ヘッドが床面上を移動する際に、前記回転体を回転させながら前記ブラシを床面に接触させるように構成された電気掃除機用の回転ブラシ装置であって、前記ブラシは、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のブラシによって構成されていることを要旨とする。
まず、回転ブラシ装置が配設される電気掃除機のヘッドの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、電気掃除機のヘッド11は、平面視略T字状のケース12を備えている。ケース12の後端部には接続パイプ13の一端側が該ケース12に対して回動可能に接続されており、接続パイプ13の他端側は図示しない電気掃除機の本体部に接続されている。ケース12の底壁における前端部には、長孔状の吸込口14が左右方向に延びるように設けられている。
図3及び図4に示すように、回転ブラシ装置22は、断面視略X字状をなす棒状の金属よりなる回転体31と、該回転体31に取着される複数(本実施形態では4つ)のブラシ32とを備えている。回転体31は、4つの断面視略T字状をなす突条31aの基端部同士を、該各突条31aが互いに回転体31の周方向に等間隔に配置されるように、互いに一体に連結し、さらにその全体にわたって周方向に約180度捻ることで形成されている。したがって、回転体31の周面には各突条31a間に螺旋状をなす4本の凹溝33が形成されており、該各凹溝33に各ブラシ32がそれぞれ取着されるようになっている。そして、各凹溝33の開口部33aは、各突条31aの先端部に備えられた突片31bにより狭められている。
図5及び図6に示すように、ブラシ32は、合成樹脂(本実施形態ではポリプロピレン)の成形品により構成された長尺帯状の基材40と、該基材40の長手方向に沿って延びるように該基材40上に熱溶着された側面視略U字状をなす毛羽部41とを備えている。毛羽部41は、糸を複数のループ42が連続して形成されるように帯状に編んでなるループパイル部43を複数(本実施形態では3つ)並列に一体形成した編物を該各ループパイル部43の並列方向と直交する方向に沿ってU字状に二つ折りにしてなるものである。この場合、各ループパイル部43を構成するそれぞれの糸は互いに独立している。
図3及び図4に示すように、回転体31へブラシ32を取り付ける場合、毛羽部41が凹溝33の開口部33aから外側へ突出するように、回転体31の端部から各凹溝33内に各ブラシ32の基材40をそれぞれスライド挿入する。すると、基材40は、適度な剛性と可撓性とを有しているため、各凹溝33に沿ってそれぞれ螺旋状に捻れた状態で回転体31に容易に挿着される。このとき、基材40は、突片31bによって強く係止されるため、凹溝33の開口部33aからのブラシ32の脱落が抑制される。
図7に示すように、ブラシ32を製造する場合には、まず、直線状に延びる、第1保持糸51、第2保持糸52、第3保持糸53、及び第4保持糸54を、所定間隔を置いて互いに平行となるように順次配置する。第2保持糸52及び第3保持糸53には、繊度が78デシテックス/17フィラメントのポリアミド製の糸と、繊度が335デシテックス/24フィラメントで熱溶融性を有するポリアミド製の糸(熱溶融糸)とを撚ってなる撚糸
が用いられている。一方、第1保持糸51及び第4保持糸54には、熱溶融性を有さないポリアミド製の糸が用いられている。また、第1保持糸51及び第2保持糸52の間隔と、第3保持糸53及び第4保持糸54の間隔とは同じになるように設定されており、第2保持糸52及び第3保持糸53の間隔は第1保持糸51及び第2保持糸52の間隔よりも若干広くなるように設定されている。
さて、電気掃除機を使用するときには、図2に示すように、まず、ヘッド11を床面F上に載せる。この状態で電気掃除機を稼動させると、モータ18が駆動されるとともに、仕切板15の内側のエアがエア吸引口16を通り、接続パイプ13を介して図示しない電気掃除機の本体部内に吸引される。このとき、モータ18の駆動に連動して回転ブラシ装置22が左側から見て反時計回り(図2の矢印で示す方向)に回転されるとともに、該回転ブラシ装置22のブラシ32における各毛羽部41の各機能ループパイル部45が床面Fに摺接される。この各機能ループパイル部45の床面Fへの摺接により、該床面F上の塵埃が掻き取られてエアとともに図示しない電気掃除機の本体部内に吸引される。このとき、各機能ループパイル部45を構成する糸は多数のループ42を形成しているため、床面Fをソフトに拭き取る。
(1)毛羽部41が糸を複数のループ42が連続して形成されるように帯状に編んでなる3つのループパイル部43を複数並列に一体形成してなるため、各ループパイル部43を、縫製を行うことなく形成することができる。加えて、各ループパイル部43を構成するそれぞれの糸は互いに独立しているため、各ループパイル部43間で糸の材質やループ42の大きさを自由に異ならせることができる。したがって、複数のループパイル部43を有するブラシ32を、設計の自由度を高めつつ容易に製造することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・毛羽部41の取着ループパイル部44を構成する糸と基材40とは必ずしも同じ合成樹脂材料で構成する必要はない。例えば、基材40をポリアミド製のものにしてもよい。
・毛羽部41は、図15に示すように、取着ループパイル部44を各ループパイル部43の並列方向における端部に配置して折り曲げることなく該取着ループパイル部44を基材40上に熱溶着してもよい。
・毛羽部41は、短手方向の中央から少しずれた位置で取着ループパイル部44を折り曲げた状態で基材40上に熱溶着してもよい。このようにすれば、取着ループパイル部44を挟む2つの機能ループパイル部45の基材40からの高さが異なるブラシ32を得ることができる。すなわち、取着ループパイル部44を挟む2つの機能ループパイル部45間に段差を設けることができる。
・取着ループパイル部44を構成する糸及び両機能ループパイル部45を構成する糸は、色を適宜変更してもよい。例えば、取着ループパイル部44を構成する糸を黒色にするとともに、両機能ループパイル部45を構成する糸を青色にしてもよい。このようにすれば、ブラシ32の意匠性を向上させることができる。
・ブラシ32は、電気掃除機の回転ブラシ装置22以外の用途、例えば、テレビや棚などの埃を払うためのブラシ、あるいはモップとして使用してもよい。
Claims (5)
- 基材上に毛羽部を設けてなる電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシにおいて、
前記毛羽部は糸を複数のループが連続して形成されるように帯状に編んでなるループパイル部を複数並列に一体形成してなり、
前記各ループパイル部のうち、前記基材に取着されるものは取着ループパイル部とされるとともに、ブラシとして機能するものは機能ループパイル部とされ、
前記各ループパイル部を構成するそれぞれの糸は互いに独立しているとともに、前記取着ループと前記機能ループとは保持糸により連結されていることを特徴とする電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシ。 - 前記毛羽部は、前記各ループパイル部の並列方向における前記取着ループパイル部の両側に少なくとも1つずつの機能ループパイル部が配置されるとともに、前記取着ループパイル部が前記並列方向と交差する方向に沿って折り曲げられた状態で前記基材上に取着されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシ。
- 前記取着ループパイル部と前記機能ループパイル部とは材質が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシ。
- 前記基材と前記取着ループパイル部とが同じ種類の合成樹脂材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシ。
- 床面上の塵埃を吸い込むためのヘッド内に回転可能に収容された回転体と、該回転体に取着されるブラシとを備え、前記ヘッドが床面上を移動する際に、前記回転体を回転させながら前記ブラシを床面に接触させるように構成された電気掃除機用の回転ブラシ装置であって、
前記ブラシは、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電気掃除機の回転ブラシ装置用のブラシによって構成されていることを特徴とする電気掃除機用の回転ブラシ装置。
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