JP4801516B2 - 電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を用いた電気掃除機 - Google Patents
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18の傾斜に沿いながら複数個のガイドリブ18を移動し、吸気口8まで移動した後この吸気口8から集塵室7に捕集される。特許文献1では、塵埃掻き揚げ体17を毛からなるブラシあるいはリップ等からなる帯状体で構成することが開示されているが、特に塵埃掻き揚げ体17を毛からなるブラシで構成した場合、糸や髪の毛といった塵埃を吸い込むと、糸や髪の毛がブラシの毛の間に入り込んでブラシの毛の根元まで達し、糸や髪の毛が回転清掃体13に絡み付くといった欠点があった。
103は吸口本体の後方に取り付けられ、内部に空気の流路が形成された吸口継手である。吸口継手103には回動軸103aが形成されており、この回動軸103aを後述する電動機カバー109を介して下ケース101と上ケース102とで挟み込んで取り付けることにより、吸口継手103が吸口本体に対して上下方向に回動可能となる。また、下ケース101と上ケース102との間には、吸口本体内の気密を保持するとともに、吸口体206が家具等に衝突したとき、家具への傷付きと吸口体206への衝撃を吸収するためのバンパー104が設けられている。このバンパー104はゴム等の弾性体で構成されている。下ケース101には下面(掃除面)に開口した開口部105が形成され、この開口部105の後方には吸口継手103の内部流路に連通する吸込口106が形成されている。107は開口部105に望むように配置された回転清掃体、108は回転清掃体107を回転駆動する駆動手段としての電動機、109は電動機108の駆動力を回転清掃体
107へ伝達する伝達手段としてのベルトである。なお、駆動手段は電動機108に限らず、電動送風機の吸引力で回転力を得るエアータービンでも良く、必要に応じて適宜選択すれば良い。
112は吸口本体の下面側に設けられた後車輪である。113は掃除面との接触した場合に電動機108への通電を行い、掃除面から離れた場合に電動機への通電を遮断する掃除面検知手段である。
106側に傾斜させて配置させている。図3において、下ケース101の回転清掃体107が配置される部分の上面には、下ケース上面開口部301が形成されている。この下ケース上面開口部301は、吸口体206を上面から見て、上ケース102の上面開口部102a及び窓板114と重なる位置に形成されている。そして、使用者は窓板114と下ケース上面開口部301を通して、吸口体206の内部に配置された回転清掃体107の状態を目視することができる。また開口部301の前後には、吸口本体の左右に渡って前側梁
302と、後側梁303とが形成されている。そして、リブ120a,120bは、下ケース上面開口部301を跨ぎ、前側梁302と後側梁303とを接続するように設けられている。
302と後側梁303とを接続するリブ120a,120bを設けるようにしているので、前側梁302の強度を補強し、前側梁302の破損を防止することができる。しかもリブ120a,120bは傾斜して配置されているので、吸口体206の前側から強い衝撃力が加わった場合、リブ120a,120bが撓んで衝撃力を吸収する働きをし、前側梁302の破損を防止することができる。
120bが設けられているので、吸い込まれた糸屑150は回転清掃体107に巻き付く前にリブ120a,120bの側面に当たり、向きが変更される。このリブ120a,
120bは吸込口106に向かって傾斜しているので、糸屑150も吸込口106に向かうようになる。さらに、このリブ120a,120bは複数並んで設けられているので、並んで設けられたリブに沿って糸屑105が吸込口106の位置まで搬送される。そして、吸込口106から掃除機本体201の集塵部へと搬送される。隣り合うリブ120a,120bの間隔は、例えば図1に示すように、吸口体206を上面から見て回転清掃体
107の軸方向と直交する方向において隣り合うリブが重なるように配置すると良い。すなわち、図1において、回転清掃体107の軸方向と直交する垂線C上に隣り合うリブ
120bの一部が重なるような間隔にリブ120bを配置する。リブ120aも同様である。また、リブ120a,120bの取り付け角度は、回転清掃体107の軸方向に対して略45°程度とするのが良い。回転清掃体107の軸方向に対する角度が45°より小さくなると、回転清掃体107との接触抵抗が増え、回転清掃体107の回転力が弱まる。逆に回転清掃体107の軸方向に対する角度が45°より大きくなると、回転清掃体
107に巻き付こうとする糸屑等の向きを変更させる角度が小さくなり、リブの効果が弱くなり、回転清掃体107に糸屑等が巻き付きやすくなる。よって、回転清掃体107の軸方向に対する角度は略45°程度とするのが好ましい。
107の外周側へと移動する。回転清掃体107の外周側へと移動した糸屑や髪の毛等はリブ120a,120bと接触し、上述したようにも吸込口106へと導かれる。
131は倒れる動作と起き上がる動作を交互に繰り返す。この連続動作が刷毛に巻き付いた糸屑や髪の毛等を吸込口106へと押し出す。つまり、糸屑や髪の毛が刷毛内部に入り込んで直接リブ120a,120bに接触できなくても、吸込口106へ導くことが出来る。吸込口106の近傍(回転清掃体107の中央部)は吸引風速が早いため、髪の毛や糸ごみは回転清掃体107から引き剥がされ、吸込口106から掃除機本体201の集塵部へと搬送される。
132はリブ120a,120bと接触しない位置としている。ブレード132とリブ
120a,120bが接触すると接触抵抗が大きいので、回転清掃体107の回転力が低下し、回転清掃体107により塵埃の掻き揚げ性能が低下してしまう。本実施例では、回転清掃体107の清掃部材として、刷毛部材131とブレード132とを用いるようにし、さらに刷毛部材131のみリブ120a,120bと接触するようにしているので、回転清掃体への糸屑等の巻き付きと防止すると共に、回転清掃体107の回転力低下を防止し、回転清掃体107による塵埃の掻き揚げ性能を向上することができる。
Claims (8)
- 下面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成した吸口本体と、該吸口本体の内部に形成された吸込口と、前記吸口本体に取り付けられ前記吸込口と連通する吸口継手と、前記吸口本体内に配置された回転清掃体と、該回転清掃体を駆動する駆動手段を有する電気掃除機の吸口体において、
前記吸口本体内には、前記回転清掃体の回転方向に対して前方側が前記吸込口側に向かって傾斜したリブを設け、
前記下ケースは、前記下ケースの前記回転清掃体が配置される部分の上面に形成された上面開口部を境に、前側梁と後側梁とから構成され、
該リブは、前記前側梁と前記後側梁とを接続するように設けられ、かつ、前記回転清掃体の回転時、該回転清掃体の外周に設けた刷毛部材の前記リブと接触した部分の刷毛が倒れて刷毛と刷毛との間に隙間ができる程度に前記刷毛部材と接することを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 請求項1において、
前記リブは、前記回転清掃体の軸方向と直交する垂線上で、隣り合うリブ同士の一部が重なる間隔で配置されることを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 電動送風機を収容する掃除機本体と、該掃除機本体に接続されたホースと、該ホースに接続された手元操作部と、該手元操作部に接続された延長管と、該延長管に接続された吸口体とを備えた電気掃除機において、
前記吸口体は、
下面に開口部を有する下ケースに上ケースを被着して形成した吸口本体と、該吸口本体の内部に形成された吸込口と、前記吸口本体に取り付けられ前記吸込口と連通する吸口継手と、前記吸口本体内に配置された回転清掃体と、該回転清掃体を駆動する駆動手段を有し、
前記吸口本体内には、前記回転清掃体の回転方向に対して前方側が前記吸込口側に向かって傾斜したリブを設け、
前記下ケースは、前記下ケースの前記回転清掃体が配置される部分の上面に形成された上面開口部を境に、前側梁と後側梁とから構成され、
該リブは、前記前側梁と前記後側梁とを接続するように設けられ、かつ、前記回転清掃体の回転時、該回転清掃体の外周に設けた刷毛部材の前記リブと接触した部分の刷毛が倒れて刷毛と刷毛との間に隙間ができる程度に前記刷毛部材と接することを特徴とする電気掃除機。 - 請求項3において、
前記リブは、前記回転清掃体の軸方向と直交する垂線上で、隣り合うリブ同士の一部が重なる間隔で配置されることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1または請求項2において、
前記リブの角度は、前記回転清掃体の軸方向に対して略45度であることを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 請求項1または請求項2または請求項5において、
前記回転清掃体は、回転方向に隣り合う前記刷毛部材間にブレードを備え、
前記ブレードの最外周回転軌跡は、前記刷毛部材の最外周回転軌跡より小さく、
前記ブレードは、前記リブに接触しないことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 請求項3または請求項4において、
前記リブの角度は、前記回転清掃体の軸方向に対して略45度であることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項3または請求項4または請求項7において、
前記回転清掃体は、回転方向に隣り合う前記刷毛部材間にブレードを備え、
前記ブレードの最外周回転軌跡は、前記刷毛部材の最外周回転軌跡より小さく、
前記ブレードは、前記リブに接触しないことを特徴とする電気掃除機。
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