JP6394501B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は定着装置に関し、より詳細には赤外線ヒーターを備えた外部加熱方式の定着装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられれる定着装置において、定着ローラの内部に赤外線ヒーターを配置する内部加熱方式は、定着ローラの内周面が最初に加熱され、その熱が徐々に定着ローラ表面まで伝わるため、定着ローラ表面の昇温速度が遅く、ウォームアップ時間が長い傾向にある。これに対し、赤外線ヒーターを定着ローラの外部に配置する外部加熱方式は、定着ローラ表面を直接加熱するため、定着ローラ表面の昇温速度が速く、ウォームアップ時間が短縮される。
ここで、赤外線ヒーターが点灯し続けるいわゆる熱暴走が生じた場合、内部加熱方式では、定着ローラの外周面全体が等しく加熱されるので、定着ローラ表面に配置した温度センサーの検知温度が所定温度を超えることによって赤外線ヒーターへの電力供給が遮断され、定着ローラの発煙・発火が防止される。一方、外部加熱方式では、定着ローラが停止している状態では赤外線ヒーターからの赤外線照射領域のみが集中して加熱され、赤外線が照射されない温度検知領域は直接には加熱されないので、定着ローラ表面温度を検知する構成では熱暴走時に赤外線ヒーターへの電力供給が遮断されないおそれがある。
特許文献1には、外部加熱方式の定着装置であって、加熱源からの熱を受け、且つ、定着ローラに接触して伝熱する熱伝導部材と、この熱伝導部材の温度を検出する温度検出手段と、加熱源の加熱温度を制御する温度制御手段とを有し、温度検出手段が所定の設定温度よりも高い温度を検出すると、温度制御手段が加熱源への電力供給を遮断する定着装置が開示されている。
特開2002−72757号公報
先行文献1に開示の定着装置では、定着ローラ停止時の加熱源の熱暴走に対しては加熱源への電力供給を迅速に遮断することができるが、定着ローラ回転時の加熱源の熱暴走に対しては、熱伝導部材と定着ローラとの接触部温度が上がりにくくなり、加熱源への電力供給が遮断されるまでに時間がかかるか、あるいは遮断されないおそれがある。
また先行文献1に開示の定着装置では、熱伝導部材の接触部が用紙ジャム時に変形するなどして定着ローラからわずかに離間するだけでも温度検知感度が悪化するおそれがある。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着回転体の停止時及び回転時において加熱手段が熱暴走した場合に、加熱手段への電力供給を迅速に遮断して定着回転体の発煙・発火を防止することにある。
また本発明の他の目的は、用紙ジャム時に部材の変形が生じることがなく、定着回転体の表面などに傷が付くことがないようにすることにある。
前記目的を達成する本発明に係る定着装置は、定着回転体と、この定着回転体に圧接してニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体の外周に前記定着回転体とは非接触に設けられ前記定着回転体を加熱する加熱手段と、所定の設定温度よりも高い温度になると前記加熱手段への給電を遮断する電力遮断手段とを有する定着装置において、前記加熱手段は、赤外線ヒーターと、この赤外線ヒーターを覆い、前記定着回転体と対向する部分が開口とされた反射部材とを有し、前記反射部材の長手方向長さが、前記赤外線ヒーターの発光部の軸方向長さよりも長く、前記電力遮断手段の温度検知部が前記反射部材の外側に配置されていることを特徴とする。
前記構成としてより具体的には、前記反射部材が平面部を有し、前記温度検知部が前記平面部に接触して配置されている構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部が、前記赤外線ヒーターの鉛直上方に配置されている構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部に対向する、前記反射部材の内側面の領域が、他の内側面領域よりも放射率が高くなるよう処理された構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記反射部材の、前記温度検知部に対向する領域の厚さが他の部分よりも薄い構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記反射部材の、前記温度検知部に対向する外側面領域の形状が凹形状であり、且つ内側面領域は他の領域と同一面を形成している構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記反射部材の、前記温度検知部に対向する領域に貫通孔が形成されている構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記貫通孔の大きさが前記温度検知部よりも小さく、赤外線ヒーターからの光が前記貫通孔から前記反射部材から外に漏れ出ない構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、赤外線ヒーターによって前記反射部材が過加熱状態になると、前記温度検知部が赤外線ヒーターに近づくように、前記反射部材が変形する構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、長手方向の配光が紙幅に応じて互いに補完するように複数個の赤外線ヒーターが設けられ、前記温度検知部が、複数個の赤外線ヒーターの配光が重なる境界部分に対応する位置に設けられている構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、長手方向の配光が紙幅に応じて互いに補完するように複数個の赤外線ヒーターが設けられ、前記温度検知部が、それぞれの赤外線ヒーターから略等距離の位置に設けられている構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部は、温度検知が可能な温度検知位置と温度検知が不可能な退避位置とに移動可能で、通紙中の情報を取得している間、前記温度検知部は退避位置となる構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部の移動を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、画像形成指示信号が入力されたのち所定時間経過すると、前記温度検知部を温度検知位置から退避位置に移動させる信号を出力し、画像形成終了信号が入力されたのち所定時間経過すると、前記温度検知部を退避位置から温度検知位置に移動させる信号を出力する構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部と前記反射部材との間に位置し、前記反射部材から前記温度検知部への熱を遮断する遮熱位置と、前記温度検知部と前記反射部材との間から退避した退避位置とに移動可能な断熱手段をさらに有し、通紙中の情報を取得している間、前記断熱手段は遮熱位置となる構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記温度検知部の前記反射部材との接触部分又は隙間部分に空気を流す送風手段をさらに有し、通紙中の情報を取得している間、前記送風手段によって前記温度検知部の前記反射部材との接触部分又は隙間部分に空気を流す構成としてもよい。
また前記構成としてより具体的には、前記加熱手段への給電を遮断する設定温度として、第1設定温度と第1設定温度よりも高い第2設定温度とが設けられ、非通紙時は第1設定温度が用いられ、通紙中は第2設定温度が用いられる構成としてもよい。
また本発明によれば前記の何れかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の定着装置によれば、外部加熱方式の定着装置であっても赤外線ヒーターの熱暴走時において、定着回転体の回転及び停止の状態にかかわらず、確実に赤外線ヒーターへの電力供給を遮断でき、定着回転体の発煙・発火を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概説図である。 図1の画像形成装置に搭載されている定着装置の概説図である。 本発明に係る定着装置の第2実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第3実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第4実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第5実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第6実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第7実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第8実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第9実施形態を示す概説図である。 本発明に係る定着装置の第10実施形態を示す概説図である。
以下、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について図に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の画像形成装置及び定着装置の一実施形態を示す概説図である。図1の画像形成装置Dは所謂タンデム方式のカラープリンターである。もちろん、プリンターのほか、さらにスキャナーを有する複写機、ファクシミリ又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等にも本発明を適用することができる。また、画像形成方式としてはタンデム方式に限定されるものではなく、他の方式、例えば、回転軸の周囲に4つの現像装置を配置し、これらを順次静電潜像担持体に対向させてフルカラー画像を作成する所謂4サイクル方式、あるいは一つの現像装置でモノクロ画像を作成するモノクロ方式であっても構わない。
画像形成装置Dは、導電性を有する無端状の中間転写ベルト33を有する。中間転写ベルト33は、図の左右両側にそれぞれ配置された一対のローラ31,32に掛架されている。ローラ32は不図示のモーターに連結されており、モーターの駆動によってローラ32は反時計回りに回転し、これによって中間転写ベルト33とこれに接するローラ31は従動回転する。ローラ32に支持されているベルト部分の外側には、二次転写ローラ34が圧接している。この二次転写ローラ34と中間転写ベルト33とのニップ部(二次転写領域)において中間転写ベルト33上に形成されたトナー像が、搬送されてきた用紙Pに転写される。
また、ローラ31に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルト33の表面をクリーニングするクリーニング部材35が設けられている。このクリーニング部材35は中間転写ベルト33を介してローラ31に圧接しており、その接触部で未転写トナーを回収する。
ローラ31とローラ32とに掛架された中間転写ベルト33の下側には、中間転写ベルト33の回転方向上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの作像部2Y,2M,2C,2K(以下、「作像部2」と総称することがある)が配置されている。これらの作像部2では、各色の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー像が作成される。
作像部2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体20を有する。そして、感光体20の周囲には、その回転方向(時計回り方向)に沿って順に、帯電器21、現像装置23、一次転写ローラ24、および感光体クリーニング部材25が配置されている。一次転写ローラ24は中間転写ベルト33を挟んで感光体20に圧接し、ニップ部(一次転写領域)を形成している。また、作像部2の下方には露光装置22が配置されている。
この図に示す実施形態では、帯電器21としてローラ帯電方式のものを用いているが、帯電器21の種類は特に限定されるものでなく、コロナ放電方式の帯電チャージャー、ブレード状の帯電部材、ブラシ状の帯電部材等を用いてももちろん構わない。また、この実施形態では、感光体クリーニング部材25として板状ブレードを用い、その一端側を感光体20の外周面に接触させて、感光体20の表面に残留するトナーを回収除去しているが、感光体クリーニング部材25は板状ブレードに限られるものでなく、例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ、及びそれら複数の部材を組み合わせたものを使用することもできる。なお、感光体クリーニング部材25は必ずしも設ける必要はなく、感光体20上の未転写トナーの回収を現像装置23によって行うクリーナーレス方式を採用することもできる。
中間転写ベルト33の上方には、各色の現像装置23に補給するトナーを収容したホッパー4Y,4M,4C,4K(以下、「ホッパー4」と総称することがある)がそれぞれ配置されている。また、露光装置22の下部には、給紙装置として給紙カセット50が着脱可能に配置されている。給紙カセット50内に積載収容された用紙Pは、給紙カセット50の近傍に配置された給紙ローラ51の回転によって最上紙から順に1枚ずつ搬送路に送り出される。給紙カセット50から送り出された用紙Pは、レジストローラ対52に搬送され、ここで所定のタイミングで二次転写領域に送り出される。
画像形成装置Dは、1色のトナー(例えばブラック)を用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードと、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードとに切り替え可能となっている。
カラーモードにおける画像形成動作例について簡単に説明すると、まず、各作像部2において、所定の周速度で回転駆動される感光体20の外周面が帯電器21により帯電される。次に、帯電された感光体20の表面に、画像情報に応じた光が露光装置22から投射されて静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像は、現像装置23から供給される現像剤としてのトナーにより顕在化される。このようにして感光体20の表面に形成された各色のトナー像は、感光体20の回転によって一次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体20から中間転写ベルト33上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト33に転写されることなく感光体20上に残留した未転写トナーは、感光体クリーニング部材25で掻き取られ、感光体20の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト33によって二次転写領域に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、レジストローラ対52から二次転写領域に用紙Pが搬送される。そして、4色のトナー像が、二次転写領域において中間転写ベルト33から用紙Pに転写(二次転写)される。4色のトナー像が転写された用紙Pは、定着装置1へ搬送される。定着装置1において用紙Pは、定着ローラ(定着回転体)11と加圧ローラ(加圧回転体)12とのニップ部を通過する。この間に用紙Pは加熱・加圧され、用紙P上のトナー像は用紙Pに溶融定着する。なお、定着装置1の具体的な構成については後述する。トナー像が定着した用紙Pは排出ローラ対53によって排紙トレイ54に排出される。
一方、二次転写領域を通過した中間転写ベルト33は、クリーニングブレード35で清掃される。その後、各感光体20及び中間転写ベルト33の回転駆動が停止される。
(第1実施形態)
図2に、図1の画像形成装置Dに搭載されている定着装置1の概略構成図を示す。この定着装置1は、定着ローラ11と、定着ローラ11に圧接する加圧ローラ12とを有する。定着ローラ11は、回転駆動手段としてのモーター(不図示)によって反時計回りに回転し、これによって加圧ローラ12が従動して回転する。なお、モーターを定着ローラ11ではなく、加圧ローラ12に設けて駆動回転させ、定着ローラ11を従動回転させるようにしてもよい。
定着ローラ11は、円柱状に成形されてなる芯金111と、芯金111の外周に積層形成された弾性層112とを備える。芯金111の材質としては、快削鋼(SUM22)などの金属材料が好ましい。弾性層112としては、例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどが挙げられる。このような定着ローラ11の一形態として、直径19mmの快削鋼からなる芯金の表面に厚さ3mmのゴム層を設けたものが例示される。また、弾性層112の表面に、PFAやPTFE、ETFE等のフッ素系材料からなるチューブを被着する、あるいは前記フッ素系材料でコーティング層を形成して表層としてもよい。
加圧ローラ12は、円柱状の芯金121と、芯金121の外周に積層形成された弾性層122とを備える。また弾性層122の表面にフッ素系材料からなる表層をさらに設けてもよい。芯金121及び弾性層122、表層の好適態様は定着ローラ11の場合と同様である。このような加圧ローラ12の一形態として、直径25mmの快削鋼からなる芯金の表面に厚さ1mmのゴム層を設けたものが例示される。また、加圧ローラ12の定着ローラ11に対する圧接力としては、通常、数百N程度(例えば300N)である。
定着ローラ11の外周には、定着ローラ11とは非接触に加熱手段13が設けられている。加熱手段13は、定着ローラ11の回転軸に平行で且つ上下方向に設けられた2本の棒状の赤外線ヒーターH1,H2と、2本の赤外線ヒーターH1,H2を離隔した状態で覆い、定着ローラ11と対向する部分が開口とされ、長手方向の長さが赤外線ヒーターH1,H2の発光部の長手方向よりも長い反射部材15とを有する。そして、赤外線ヒーターH1,H2の鉛直上方で且つ反射部材15の外側にサーモスタット(電力遮断手段)14が設けられている。サーモスタット14は、温度検知部141と電力遮断部とが一体に構成されている。以下にそれぞれ説明する各実施形態では電力遮断手段としてサーモスタット14を使用するが、本発明で使用可能な電力遮断手段は、サーモスタット14に限定されるものではなく、温度検知部141と電力遮断部とが別体に構成されたものであっても勿論構わない。
反射部材15は、アルミニウムやステンレス鋼などの金属材料からなり、赤外線ヒーターH1,H2から放射された赤外線が反射するように内周面は鏡面とされている。また、反射部材15の内側面形状は、反射した赤外線が定着ローラ11表面の所定の加熱領域に集まる形状とされている。
赤外線ヒーターH1,H2から放射された赤外線(図2の破線矢印)は、赤外線ヒーターH1,H2から直接および反射部材15の内側面で反射して定着ローラ11の表面に照射され、定着ローラ11の表面を加熱する。
このような構成の定着装置1において、搬送されてきた用紙Pは、未定着のトナー像tが載った面が定着ローラ11側になるように、定着ローラ11と加圧ローラ12とによって形成されたニップ部Nを通過する。ニップ部Nを通過する間に、トナー像tに対して加熱及び加圧がなされ、トナー像tは溶融して用紙Pに定着する。その後、用紙Pは排紙トレイ54(図1に図示)へ排出される。
ここで、赤外線ヒーターH1,H2が熱暴走した場合、従来の定着装置では、定着ローラ11の表面温度を検知する温度センサーによって温度の異常上昇を検知し、赤外線ヒーターH1,H2への電力供給を遮断していた。このため、定着ローラ11の回転時における赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走には比較的迅速に対応できたものの、定着ローラ11が停止時の赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走に対しては、温度センサーによる検知領域と赤外線ヒーターH1,H2による加熱領域とが離れているために、検知領域の温度が上がるのに時間がかかり、赤外線ヒーターH1,H2への電力供給が遮断されるまでに時間がかかるか、あるいは遮断されないおそれがあった。
これに対し本発明では、反射部材15の外側にサーモスタット14の温度検知部141を設けたので、定着ローラ11の回転時の赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走のみならず停止時の赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走に対しても迅速に検知でき、赤外線ヒーターH1,H2への電力供給が迅速に遮断できる。
図2に示す第1の実施形態では、電力遮断手段として温度検知部141と電力遮断部とが一体に構成されたサーモスタット14を用いている。そして、サーモスタット14の温度検知部141が、赤外線ヒーターH1,H2の鉛直上方で且つ反射部材15の平面状の上板151に接触配置されている。このように、温度検知部141が反射部材15の外側に配置されていることによって、定着ローラ11の回転の有無にかかわらず赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走を迅速に検知できる。加えて、温度検知部141の配置位置が赤外線ヒーターH1,H2の鉛直上方であるので、赤外線ヒーターH1,H2によって暖められて上昇気流となった熱流が反射部材15の上板151と接触し、より迅速に赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走を検知できるようになる。
なお、図1及び図2に示す定着装置1では、加熱手段13は定着ローラ11の側方に設けられていていたが、加熱手段13の取付位置は定着ローラ11の外周であれば特に限定はなく、用紙の搬送方向や装置構成上の制約などから適宜決定すればよい。
(第2実施形態)
図3に、本発明に係る定着装置の第2実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図3に示す加熱手段13の反射部材15では、サーモスタット14の温度検知部141に対向する上板151の内側面の領域に、他の内側面部分よりも放射率が高くなるように黒色塗装部61が設けられている。黒色塗装部61以外の反射部材15の内側面では赤外線ヒーターH1,H2から照射された赤外線は反射されるが、黒色塗装部61では赤外線ヒーターH1,H2から照射された赤外線が吸収される。これにより、赤外線ヒーターH1,H2の熱暴走をより迅速に温度検知部141で検知できるようになる。なお、放射率を高くする手段としては黒色塗装の他、表面粗度を大きくするなど従来公知の手段をとることができる。
(第3実施形態)
図4に、本発明に係る定着装置の第3実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
所定の剛性を確保すると共に、加熱時の撓みによる変形が起きないように、反射部材15にはある程度の板厚が必要である。しかし反射部材15の板厚が厚いほど反射部材15の昇温が遅くなる。そこで、図4に示す加熱手段13の反射部材15では、上板151の外側の、サーモスタット14の温度検知部141に対向する領域に凹部62を形成すると共に、上板151の内側は他の領域と同一面としている。そして、サーモスタット14の温度検知部141を凹部62に嵌め入れている。このように、反射部材15の温度検知部分の厚みのみを薄くすることで、温度検知部分の昇温を速めて温度検知部141の検知感度を上げると同時に、反射部材15の所定の剛性を保持させている。また、凹部62が形成された上板151の内側は他の領域と同一面を形成しているので、赤外線の反射状態は変わらず反射ムラは生じない。
例えば、反射部材15の板厚T(図4の丸枠の拡大図に図示)が0.5mm〜1mmの範囲の場合、温度検知部141を取り付ける凹部62の厚みtは0.2mm程度まで薄くすることができる。なお、この実施形態では、サーモスタット14の温度検知部141を凹部62に嵌め入れているが、温度検知部141を凹部62に対して離隔対向するように配置しても構わない。ただし、温度上昇の検知感度を高める観点からは温度検知部141を凹部62内に取り付けるのが好ましい。
(第4実施形態)
図5に、本発明に係る定着装置の第4実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図5に示す加熱手段13の反射部材15では、上板151の、サーモスタット14の温度検知部141に対向する領域に貫通孔63が形成されている。貫通孔63の大きさd(図5の丸枠の拡大図に図示)は温度検知部141の大きさD(図5の丸枠の拡大図に図示)よりも小さく、温度検知部141が貫通孔63を完全に塞ぐようにサーモスタット14が上板151に取り付けられている。これにより、赤外線ヒーターH1,H2から放射された赤外線がサーモスタット14の温度検知部141に直接照射されるので、温度検知部141の温度検知感度が上がる。また、貫通孔63を温度検知部141で完全に塞ぐので、赤外線ヒーターH1,H2からの赤外線が反射部材15から外に漏れ出ることがない。なお、加工精度が要求されるが、サーモスタット14の温度検知部141と貫通孔63とを同一平面形状とし、赤外線が外部に漏れ出ないように温度検知部141を貫通孔63に完全に嵌め入れるようにしても構わない。
(第5実施形態)
図6に、本発明に係る定着装置の第5実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図6に示す定着装置では、サーモスタット14が取り付けられている反射部材15の上板151の剛性が温度によって変化する。具体的には、通常加熱の場合(例えば200℃以下)では、反射部材15の上板151はサーモスタット14の重量(赤外線ヒーター方向への圧力)に対して十分な剛性を有しており変形しない(図6(a))。一方、過加熱状態になると(例えば400℃以上)、上板151の剛性が低下しサーモスタット14の重量によって上板151が赤外線ヒーターの方向に撓む(図6(b))。この結果、温度検知部141が赤外線ヒーターH1,H2に近づき温度検知感度が上がる。一方、赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断されて上板151の温度が低下すると、上板151の剛性が回復してサーモスタット14の重量に抗して上板は元の状態に回復し、温度検知部141は赤外線ヒーターH1,H2から離れた元の位置となる。
なお、図6に示す実施形態ではサーモスタット14が赤外線ヒーターH1,H2の鉛直上方に設けられているので、上板151に対する赤外線ヒーター方向への圧力としてサーモスタット14の自重を利用したが、バネなどの付勢手段をさらに用いて赤外線ヒーター方向へ付勢してもよい。また、サーモスタット14が赤外線ヒーターの上方に配置されていない場合には、反射部材15を赤外線ヒーターの方向に変形させるためにはバネなどの付勢手段が必要となる。
(第6実施形態)
図7に、赤外線ヒータH1,H2の配光図を示す。図7の縦軸は光度であり、横軸は赤外線ヒーターH1,H2の長手方向に位置である。赤外線ヒーターH1(図7における実線)は長手方向中央部を加熱し、赤外線ヒーターH2(図7における破線)は長手方向両端部を加熱する。なお、用紙は、その大きさによらず幅方向中央が赤外線ヒーターの長手方向中央を通過するように搬送される。このような定着装置において、例えば、幅の狭い用紙が搬送されてきた場合は赤外線ヒーターH1のみが点灯し、赤外線ヒーターH2は点灯しない。一方、幅の広い用紙が搬送されてきた場合は赤外線ヒーターH1及びH2が共に点灯する。
このような定着装置において、サーモスタット14の温度検知感度が高くない場合には、図7(b)に示すように、赤外線ヒーターH1,H2のそれぞれの加熱領域にサーモスタット14a,14bを設ける必要がある。これに対して、温度検知感度の高いサーモスタット14を使用する場合には、図7(a)に示すように、赤外線ヒーターH1,H2の配光が重なる境界部分に対応する位置に設ければ足り、赤外線ヒーターH1,H2のいずれが熱暴走しても検知可能となる。なお、赤外線ヒーターを3本以上備えた定着装置においても同様に、赤外線ヒーターの配光が重なる境界部分に対応する位置にサーモスタット14を設ければよい。
(第7実施形態)
図8に、本発明に係る定着装置の第7実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図8に示す定着装置では、赤外線ヒーターH1,H2が上下方向で並んで且つ平行に配置されている。そして、この2本の赤外線ヒーターH1,H2から略等距離に位置する反射部材15の側板にサーモスタット14の温度検知部141が設けられている。このように、赤外線ヒーターH1,H2から略等距離の位置に温度検知部141を設けることによって、赤外線ヒーターH1,H2のいずれが熱暴走しても検知可能となる。なお、赤外線ヒーターを3本以上備えた定着装置についても同様に、それぞれの赤外線ヒーターから略等距離の位置に温度検知部141を設ければよい。
(第8実施形態)
赤外線ヒーターH1,H2が熱暴走していない通常時であっても大量に連続通紙を行う場合には、赤外線ヒーターH1,H2の点灯比率が高くなり、サーモスタット14の検知温度が所定の設定温度を超えて赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断されるおそれがある。そのような不具合への対策について以下の実施形態で説明する。
図9に、本発明に係る定着装置の第8実施形態を示す。定着ローラ11及び加圧ローラ12は第1実施形態と同じであるので、ここでは説明を省き、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図9に示す定着装置では、サーモスタット14が温度検知可能な温度検知位置と、温度検知が不可能な退避位置とに移動可能とされ、連続通紙中はサーモスタット14が退避位置に移動し、反射部材15の表面温度が設定温度を超えても赤外線ヒーターH1,H2
への給電が遮断されないようにしている。
サーモスタット14の移動機構について説明する。サーモスタット14は、不図示の付勢手段によって反射部材15から離れる方向に常に付勢されている。そして、サーモスタット14の一部には、軸71を中心として回転自在のカム72が接触しいている。カム72の回転は、制御部によるモーターMの回転制御によって行われる。軸71はカム72の中心から偏心しているため、サーモスタット14とカム72との接触点が軸71から最も遠い位置のとき、サーモスタット14の温度検知部141が付勢手段の付勢力に抗して反射部材15に接触する温度検知位置となる(図9(a))。次に、カム72が回転し、付勢手段による付勢力によってサーモスタット14とカム72との接触点が軸71から最も近い位置になったとき、サーモスタット14の温度検知部141と反射部材15とは最も隔たった退避位置となる(図9(b))。
サーモスタット14の温度検知位置と退避位置との間の移動制御は制御部が行う。具体的には、例えば、大量の連続した画像形成指示信号が入力されると、所定時間が経過した後、サーモスタット14を温度検知位置から退避位置に移動させる信号を制御部が出力してモーターMを回転させる。また、画像形成終了信号が入力されると、所定時間が経過した後、サーモスタット14を退避位置から温度検知位置に移動させる信号を制御部が出力してモーターMを回転させる。
このような構成の定着装置によれば、大量の連続通紙が行われた場合であっても、サーモスタット14の検知温度が所定の設定温度を超えることはなく、赤外線ヒーターへの給電が遮断されるおそれはなくなる。
なお、温度検知位置において、サーモスタット14の温度検知部141と反射部材とが非接触である場合も本発明に含まれる。
(第9実施形態)
図10に示す定着装置では、サーモスタット14の温度検知部141が反射部材15から離隔した位置に固定され、温度検知部141と反射部材15との隙間に板状の断熱部材(断熱手段)80が出入自在に設けられている。具体的には、断熱部材80は、不図示の付勢手段によって温度検知部141と反射部材15との隙間から離れる方向に常に付勢されている。そして、断熱部材80の前記隙間から離れた側の端部に、軸81を中心として回転自在のカム82が接触している。カム82の回転は、制御部によるモーターMの回転制御によって行われる。軸81はカム82の中心から偏心しているため、断熱部材80とカム82との接触点が軸81から最も近い位置のとき、断熱部材80は前記隙間から退避した位置となり、サーモスタット14による温度検知が可能になる(図10(a))。次に、カム82が軸81を中心として回転し、付勢手段の付勢力に抗して断熱部材80とカム82との接触点が軸81から最も遠い位置になったとき、前記隙間に断熱部材80が進入し反射部材15から温度検知部141への熱を遮断する位置となる(図10(b))。断熱部材80の退避位置と遮断位置との間の移動制御は制御部が行う。制御部は、通紙中の情報を取得している間、断熱部材80を遮断位置とする。
このような構成によっても、大量の連続通紙が行われた場合であっても、サーモスタット14の検知温度が所定の設定温度を超えることはなく、赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断されるおそれはなくなる。
(第10実施形態)
図11に示す定着装置では、サーモスタット14の温度検知部141が反射部材15から離隔した位置に固定され、送風ファン(送風手段)91によって温度検知部141と反射部材15との隙間に空気を流す構成である。送風ファン91の入切制御は、第8実施形態及び第9実施形態と同様に制御部が行う。制御部は、通紙中の情報を取得している間、送風ファン91を駆動させて前記隙間に空気を流す。これによって、大量の連続通紙が行われた場合であっても、サーモスタット14の検知温度が所定の設定温度を超えることはなく、赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断されるおそれはなくなる。なお、サーモスタット14の温度検知部141と反射部材15とが接触している形態であっても本実施形態の構成を適用することができる。
以上説明した大量に連続通紙を行う場合の、赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断される不具合防止対策は機構的対策であったが、制御部による加熱制御によって前記不具合を防止するようにしてもよい。
例えば、赤外線ヒーターH1,H2への給電を遮断する設定温度として、第1設定温度と、第1設定温度よりも高い第2設定温度を設け、非通紙時は第1設定温度を用い、通紙時は第2設定温度を用いる。このように赤外線ヒーターH1,H2への給電を遮断する設定温度を変えることによって、大量の連続通紙が行われた場合に、サーモスタット14の検知温度が第2設定温度を超える可能性が低くなり、赤外線ヒーターH1,H2への給電が遮断されるおそれがなくなる。
以上説明したすべての実施形態では温度検知部141と電力遮断部とが一体となったサーモスタット14を電力遮断手段として用いていたが、温度検知部141と電力遮断部とが別体で、温度検知部141で検知された検知温度信号が電力遮断部に送信され、電力遮断部における制御部で赤外線ヒーターH1,H2への給電を制御するようにしても構わない。
また、以上説明したすべての実施形態では、定着ローラ11と加圧ローラ12の一対のローラ機構であったが、定着回転体及び加圧回転体として無端状ベルトを用いた構成など従来公知の構成のものを用いてもよい。さらに、本発明の定着装置を適用し得る画像形成装置としては、モノクロ又はカラーの複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの機能を複数備えた複合機などいずれであっても構わない。
本発明の定着装置によれば、外部加熱方式の定着装置であっても赤外線ヒーターの熱暴走時において、定着回転体の回転及び停止の状態にかかわらず、確実に赤外線ヒーターへの電力供給を迅速に遮断でき有用である。
1 定着装置
H1,H2 赤外線ヒーター
11 定着ローラ(定着回転体)
12 加圧ローラ(加圧回転体)
13 加熱手段
14 サーモスタット(電力遮断手段)
15 反射部材
61 黒色塗装部
62 凹部
63 貫通孔
71 軸
72 カム
81 軸
82 カム
91 送風ファン(送風手段)
80 断熱部材
141 温度検知部

Claims (15)

  1. 定着回転体と、この定着回転体に圧接してニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体の外周に前記定着回転体とは非接触に設けられ前記定着回転体を加熱する加熱手段と、所定の設定温度よりも高い温度になると前記加熱手段への給電を遮断する電力遮断手段と、制御部とを有する定着装置において、
    前記加熱手段は、赤外線ヒーターと、この赤外線ヒーターを覆い、前記定着回転体と対向する部分が開口とされた反射部材とを有し、前記反射部材の長手方向長さが、前記赤外線ヒーターの発光部の軸方向長さよりも長く、
    前記電力遮断手段の温度検知部が前記反射部材の外側に配置され、
    前記温度検知部は、温度検知が可能な温度検知位置と温度検知が不可能な退避位置とに移動可能で、
    前記制御部は、所定枚数以上の連続通紙中、前記温度検知部を退避位置とする
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記温度検知部の移動を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、画像形成指示信号が入力されたのち所定時間経過すると、前記温度検知部を温度検知位置から退避位置に移動させる信号を出力し、画像形成終了信号が入力されたのち所定時間経過すると、前記温度検知部を退避位置から温度検知位置に移動させる信号を出力する請求項に記載の定着装置。
  3. 定着回転体と、この定着回転体に圧接してニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体の外周に前記定着回転体とは非接触に設けられ前記定着回転体を加熱する加熱手段と、所定の設定温度よりも高い温度になると前記加熱手段への給電を遮断する電力遮断手段と、制御部とを有する定着装置において、
    前記加熱手段は、赤外線ヒーターと、この赤外線ヒーターを覆い、前記定着回転体と対向する部分が開口とされた反射部材とを有し、前記反射部材の長手方向長さが、前記赤外線ヒーターの発光部の軸方向長さよりも長く、
    前記電力遮断手段の温度検知部が前記反射部材の外側に配置され、
    前記温度検知部と前記反射部材との間に位置し、前記反射部材から前記温度検知部への熱を遮断する遮熱位置と、前記温度検知部と前記反射部材との間から退避した退避位置とに移動可能な断熱手段をさらに有し、
    前記制御部は、所定枚数以上の連続通紙中、前記断熱手段を遮熱位置とする
    ことを特徴とする定着装置。
  4. 前記反射部材が平面部を有し、前記温度検知部が前記平面部に接触して配置されていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の定着装置。
  5. 前記温度検知部が、前記赤外線ヒーターの鉛直上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の定着装置。
  6. 前記反射部材の前記温度検知部に対向する内側面の領域が、他の内側面領域よりも放射率が高くなるよう処理された請求項1〜の何れかに記載の定着装置。
  7. 前記反射部材の、前記温度検知部に対向する領域の厚さが他の部分よりも薄いことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の定着装置。
  8. 前記反射部材の、前記温度検知部に対向する外側面領域の形状が凹形状であり、且つ内側面領域は他の領域と同一面を形成していることを特徴とする請求項記載の定着装置。
  9. 前記反射部材の、前記温度検知部に対向する領域に貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の定着装置。
  10. 前記貫通孔の大きさが前記温度検知部よりも小さく、赤外線ヒーターからの光が前記貫通孔から前記反射部材から外に漏れ出ないことを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  11. 長手方向の配光が紙幅に応じて互いに補完するように複数個の赤外線ヒーターが設けられ、
    前記温度検知部が、複数個の赤外線ヒーターの配光が重なる境界部分に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の定着装置。
  12. 長手方向の配光が紙幅に応じて互いに補完するように複数個の赤外線ヒーターが設けられ、
    前記温度検知部が、それぞれの赤外線ヒーターから略等距離の位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の定着装置。
  13. 前記温度検知部の前記反射部材との接触部分又は隙間部分に空気を流す送風手段をさらに有し、
    所定枚数以上の連続通紙中、前記送風手段によって前記温度検知部の前記反射部材との接触部分又は隙間部分に空気を流すことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の定着装置。
  14. 前記加熱手段への給電を遮断する設定温度として、第1設定温度と第1設定温度よりも高い第2設定温度とが設けられ、非通紙時は第1設定温度が用いられ、通紙中は第2設定温度が用いられることを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の定着装置。
  15. 請求項1〜14の何れかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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