JP2015075736A - 定着装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省エネ化やウォームアップ時間の短縮化を実現でき、異常昇温時に即座に通電を遮断して安全性を向上させ得る定着装置及びこれを備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転可能な定着ローラ(101)と、この定着ローラ(101)の内部に設置されるハロゲンランプ(105a)、(105b)と、定着ローラ(101)の表面近傍に設置され、定着ローラ(101)が異常昇温した場合にハロゲンランプ(105a)、(105b)に対する通電を遮断するサーモスタット(104a)、(104b)と、定着ローラ(101)の両端部を回転可能に保持する軸受(102)とを備えた定着装置であり、サーモスタット(104a)、(104b)の設置位置を、異常昇温時に定着ローラ(101)が撓んだ場合に定着ローラ(101)の表面と接触する位置とした。
【選択図】図3
【解決手段】回転可能な定着ローラ(101)と、この定着ローラ(101)の内部に設置されるハロゲンランプ(105a)、(105b)と、定着ローラ(101)の表面近傍に設置され、定着ローラ(101)が異常昇温した場合にハロゲンランプ(105a)、(105b)に対する通電を遮断するサーモスタット(104a)、(104b)と、定着ローラ(101)の両端部を回転可能に保持する軸受(102)とを備えた定着装置であり、サーモスタット(104a)、(104b)の設置位置を、異常昇温時に定着ローラ(101)が撓んだ場合に定着ローラ(101)の表面と接触する位置とした。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置において、記録紙上の未定着トナー像を接触加熱定着する定着装置に関するものである。
従来の定着装置としては、図示しないが、例えば定着ローラと加圧部材である加圧ローラとの間の圧接領域に未定着トナー像が通過することにより、未定着トナー像が定着するローラ対方式の装置が知られている。
係る定着装置の定着ローラは、例えばアルミニウム等からなる金属製の中空芯金に加熱源であるハロゲンランプが内蔵され、ローラの表面に、温度制御回路に信号を出力する温度センサ(サーミスタ)が設けられている。温度制御回路は、温度センサからの信号を入力すると、ハロゲンランプをON・OFF制御し、このON・OFF制御により、定着ローラの表面温度を一定に保つよう機能する。
加圧ローラは、例えば芯金上にシリコーンゴム等からなる耐熱性の弾性層が一体的に覆着されている。この弾性層は、定着ローラと加圧ローラとが圧接すると、弾性変形して定着ニップ部を区画形成し、この定着ニップ部に未定着トナー像が通過し、熱溶融することで未定着トナー像が定着する。
ところで、定着ローラの近傍には、サーモスタットからなる異常温度検知手段が非接触の状態で配置されている。この異常温度検知手段は、定着ローラ表面の温度が過昇温(制御温度以上に極端に温度上昇)した場合に、その異常を検知するための安全装置として機能する。具体的には、定着ローラの過昇温を検知すると、定着ローラのハロゲンランプへの通電を遮断する。
定着ローラの過昇温をより早く検知する手段は、例えば特開平8−63038号公報に記載されている(特許文献1参照)。この特開平8−63038号公報の場合、定着ローラを回転可能に軸支する軸受が所定温度を超えると溶融する材料で形成されるとともに、サーモスタットの設置位置が変更され、定着ローラの軸受が溶融した際、加圧ローラの加圧力により、定着ローラが移動してサーモスタットに接触するようになっている。
同公報の定着ローラの内部には、軸受の溶融で移動する付勢板が設置され、ハロゲンランプの両端部には、電源手段と接続するための電極部が接続されており、この電極部が付勢板の移動に伴い、ハロゲンランプから外れて通電が遮断されることにより、定着ローラの過昇温がいち早く検知され、安全性の向上が図られる。
しかしながら近年、定着装置の省エネ化やウォームアップ時間の短縮化を目的に定着ローラ自身の低熱容量化が要望され、この要望を実現する手段として、定着ローラの肉厚の薄肉化が図られてきている。また、ウォームアップ時間の短縮化により、昇温速度が速くなるため、異常昇温が起こったときに、即座に通電を停止する手段が求められている。
この点、特許文献1の場合には、軸受の溶融により定着ローラを単に移動させるに止まるので、即座に異常温度を検知して通電を停止することは容易ではない。また、ハロゲンランプの両端部には、電源手段との接続用の電極部が接続されているが、この電極部が容易に外れる構成は、安全性や均一な画像処理の観点から問題がある。例えば、ハロゲンランプには大電流が流れるので、通常時に接触不良等が生じると、スパークが生じ、安全性の点で問題がある。また、薄肉化で熱容量の小さくなった定着ローラの内面に付勢板を部分的に設置すると、定着ローラの軸方向の温度が不均一になるので、定着画像の均一化に支障を来すこととなる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、省エネ化やウォームアップ時間の短縮化を実現することができ、異常昇温時に即座に通電を遮断して安全性の向上を図ることのできる定着装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、回転可能な回転部材と、この回転部材の内部に設置される加熱源と、回転部材の表面近傍に設置され、回転部材が異常昇温した場合に加熱源に対する通電を遮断する異常温度検知手段と、回転部材を回転可能に保持する保持部材とを備えた定着装置において、
異常温度検知手段の設置位置を、異常昇温時に回転部材が撓んだ場合に回転部材の表面と接触する位置としたことを特徴としている。
異常温度検知手段の設置位置を、異常昇温時に回転部材が撓んだ場合に回転部材の表面と接触する位置としたことを特徴としている。
なお、異常温度検知手段の回転部材の軸方向に対する設置位置を、回転部材の両端部を保持する保持部材の回転部材軸方向における中央位置の近傍とすることが好ましい。
また、異常温度検知手段の回転部材の周方向に対する設置位置を、回転部材にかかる荷重方向の回転部材表面近傍とすることが好ましい。
また、異常温度検知手段の回転部材の周方向に対する設置位置を、回転部材にかかる荷重方向の回転部材表面近傍とすることが好ましい。
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1、2、又は3記載の定着装置を画像形成装置に備えたことを特徴としている。
本発明によれば、回転部材が撓む最大量以下の位置に異常温度検知手段を設置するので、異常昇温時に回転部材が高温になって撓んだ際、異常温度検知手段の設置位置にいち早く回転部材を接触させることができる。したがって、加熱源に対する通電停止までの時間を短縮し、他部材の熱損傷等による悪影響を回避することができるという効果がある。
請求項2又は3記載の発明によれば、周方向では荷重のかかる方向、そして軸方向では両端部の保持部材間の中央近傍が回転部材の撓みが最大となる位置なので、その位置に異常温度検知手段を設置すれば、いち早く回転部材と接触させることができる。したがって、加熱源に対する通電を停止するまでの時間を短縮することができ、他部材の熱損傷等からいち早く回避することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像形成装置のウォームアップ時間を短縮することができ、しかも、待機時の消費電力も必要ないので、低消費電力の画像形成装置を得ることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成システム1の構成を示す内部構成図である。画像形成システム1は、画像形成装置2を核に、各々周辺機器であるスキャナ3、自動原稿搬送装置4、後処理装置5、記録材供給装置6、中継搬送ユニット8、及び両面搬送装置10が接続されており、機能が拡張されている。このうち、画像形成装置2と後処理装置5とは、記録材供給装置6の上面に並んで載置され、これらの上方にスキャナ3が、その上部に配置された自動原稿搬送装置4と共に、システムラック7上に支持されることで配置されている。
画像形成装置2は、スキャナ3により読み込まれた画像の記録出力はもとより、外部接続機器としてパーソナルコンピュータ等の画像処理装置が接続されると、この外部接続機器からの画像データを記録出力するよう機能する。
画像形成装置2の略中央左側には、感光体(感光体ドラム)200を中心とした電子写真プロセス部(画像形成部)20が配置される。感光体200の周囲には、感光体200表面を均一に帯電させる帯電ローラ201、均一に帯電された感光体200上に光像を走査して静電潜像を書き込む光走査ユニット22、この光走査ユニット22により書き込まれた静電潜像を現像剤により再現する現像ユニット202、感光体200上に再現された画像を記録材上に転写する転写ユニット203、転写後の感光体200上に残留した現像剤を除去して感光体200上に新たな画像を記録することを可能にするクリーニングユニット204、及び感光体200表面の電荷を除去する除電ランプユニット(不図示)等が配置されている。
画像形成装置2の下部、すなわち記録材供給装置6側には、記録紙等の記録材を収容可能な記録材供給部21が配置されている。この記録材供給部21は、記録材を収容する記録材収容トレイ210と、この記録材収容トレイ210に収容された記録材を1枚ずつ分離給紙する分離供給手段211とから構成されている。この分離供給手段211により1枚ずつ分離給紙された記録材は、電子写真プロセス部20の感光体200と転写ユニット203との間に順次供給され、感光体200上に記録再現されたトナー画像が転写される。
なお、記録材供給部21への記録材の補給や記録材の交換等の作業は、画像形成装置2本体の正面側に記録材収容トレイ210を引き出すことにより行われる。
画像形成装置2本体の下面には、オプション配置されている記録材供給装置6から送られてくる記録材を受け入れ、電子写真プロセス部20の感光体200と転写ユニット203との間に向かって順次供給するための記録材受口27が設けられている。
電子写真プロセス部20の上方には定着装置23が配置されており、画像が転写された記録材を順次受け入れ、記録材上に転写された現像剤を加熱定着して定着装置23外へと記録材を送り出す。画像が記録された記録材は、画像形成装置2の排出ローラ28から画像形成装置2本体の上面の中継搬送ユニット8に受け渡される。このように画像形成装置2の用紙搬送パス(記録材搬送路)64は、下から上に向かって略縦型に構成されている。
電子写真プロセス部20の側方、つまり電子写真プロセス部20に対して用紙搬送パス64と略直行する方向に隣接する位置には、光走査ユニット22が配置されている。この光走査ユニット22の上下空間部には、電子写真プロセスをコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板と、装置外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板とを収容する装置制御部24、インターフェイス基板から受け入れられた画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査ユニット22により感光体200上に画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像制御部25、そして、これら各種基板、並びにユニットに対して電力を供給する電源ユニット26等が配置されている。
記録材供給装置6は、オプションにて付設された外付けの記録材供給装置であり、3つの記録材供給部61・62・63を有している。記録材供給部61・62・63では、記録材収容トレイ610・620・630に収容した記録材を、各々に備えられた分離給送手段611・621・631によってそれぞれ1枚ずつ分離し、記録材供給装置6上面に設けられ、画像形成装置2の記録材受口27に連通している記録材排出口65に向かって供給する。稼働時には、所望とするサイズの記録材を収容した記録材供給部61・62・63が選択的に動作する。記録材供給部61・62・63への記録材の補給は、該ユニット本体の正面側に記録材収容トレイ610・620・630を引出すことで行われる。
記録材供給装置6は、上部に画像形成装置2と後処理装置5とを載置するように構成されているが、この状態で移動してシステムラック7の間に固定して配置可能なように、下部に移動コロ69及び固定部68を備えている。移動時には、固定部68を回転させて上昇させておくことで固定部68を床面から離間させ、固定時には、固定部68を回転させて下降させることで固定部68を床面に接触させて記録材供給装置6を固定する。
なお、図1では、記録材供給装置6が3つの記録材供給部61・62・63を有する場合を例示しているが、これに限らず、記録材供給装置6は少なくとも1つの記録材供給部を有していれば良い。
後処理装置5は画像形成装置2、中継搬送ユニット8から排出される画像の記録された記録材を当該後処理装置5の上部に設けられた搬入ローラ50で導入し、記録材に対して後処理を施すよう機能する。
後処理としては、ステープル処理、パンチング処理、ソート処理等があるが、図1に例示している後処理装置5は、ステープル処理を行うものであり、後処理されたものは下段の排紙トレイ59に、後処理されないものは上段の排紙トレイ56に、切り換えゲート52によって選択的に排出される。
スキャナ3は、自動原稿搬送装置4により自動的に供給されるシート状の原稿を1枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る自動読み取りモードと、ユーザのマニュアル操作によりセットされるブック状の原稿、又は自動原稿搬送装置4による自動供給が不可能なシート状の原稿の原稿画像を読み取る手動読み取りモードとを備えている。そして、透明な原稿載置台30上にセットされた原稿の原稿画像を、相互に所定の速度関係で原稿載置台30に沿って移動する第1走査ユニット31、及び第2走査ユニット32で露光走査し、ミラーや結像レンズ33等の光学部品で導いて光電変換素子34上に結像させることで、原稿画像を電気的信号に変換した上で出力する。
自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ40上に載置された原稿を原稿載置台30上に向かって搬送し、走査後の原稿を原稿排出トレイ42上に排出する原稿搬送手段41を備えている。また、自動供給が不可能なシート状の原稿を原稿載置台30上に載置して読み取り走査可能なように、自動原稿搬送装置4が装置リア側を支点にして上方に回動し、装置の手前側が開放するように構成されている。
中継搬送ユニット8は、画像形成装置2頂部に設けられた排紙トレイ29の上部に装着され、画像形成装置2の排紙ローラ28から排出される画像が記録された記録材を、画像形成装置2の下流側に位置する後処理装置5に向かって導入するための搬送ユニットである。
中継搬送ユニット8の記録材搬送経路84の途中では、記録材を該ユニットの上面82と後処理装置5の上面54とで形成された排出トレイ9に導く別の記録材搬送経路83が分岐している。2つの排出先は、搬送路の分岐部に配置されたゲート81の切換により、変更可能になっている。
両面搬送装置10は、画像形成装置2の側面に装着され、記録材の両面に画像を形成する際に記録材を反転させるための搬送装置である。記録材を反転させる際には、排紙ローラ28が記録材を途中まで排出させた状態で停止し、逆転することにより記録材を両面搬送装置10側へ導く。この際、定着装置23の後に設けられたゲート85の切換により、記録材が定着装置23側へ戻らず両面搬送装置10に進入することとなる。両面搬送装置10を通過した記録材は、電子写真プロセス部20の手前から再度用紙搬送パス64に入って電子写真プロセス部20等を通過することで裏面に画像が形成される。
係る画像形成システム1では、記録材供給装置6の上に画像形成装置2と後処理装置5とが並んで載置される構造であり、画像形成装置2本体の幅寸法をL1、後処理装置5本体の幅寸法をL2とすると、記録材供給装置6の幅寸法Lは、L1+L2に略等しくなるよう設計されている。
この画像形成システム1のように各周辺機器を組み合わせてシステムを構成すれば、ユーザが所望する画像形成システムを容易に実現できるようになる。一方、このような画像形成システム1では、システム全体の温度や湿度等の調整を考慮する必要が生じる。これに対し、各周辺機器毎にヒータやファン等を設けると、システム全体として部品点数が増加し、画像形成システム1のコストアップ等の問題を招来する。
そこで、この画像形成システム1は、画像形成装置2と記録材供給装置6との間にヒータ(発熱体)300を設ける構成としている。
次に、定着装置23について、図2や図3を用いて詳細に説明する。
図2に定着装置23の断面図、図3に定着装置の定着ローラ101の軸方向から見た図を示す。この定着装置23は、回転可能な定着ローラ101と、この定着ローラ101の軸方向両端部に設置されて定着ローラ101を回転可能を保持する一対の軸受102とを備えて構成されている。定着ローラ101一端部には、図示しないギアが軸方向の端部に接続され、このギアに別途設置したモーターからの駆動力が伝達されることにより、定着ローラ101が回転駆動する。
図2に定着装置23の断面図、図3に定着装置の定着ローラ101の軸方向から見た図を示す。この定着装置23は、回転可能な定着ローラ101と、この定着ローラ101の軸方向両端部に設置されて定着ローラ101を回転可能を保持する一対の軸受102とを備えて構成されている。定着ローラ101一端部には、図示しないギアが軸方向の端部に接続され、このギアに別途設置したモーターからの駆動力が伝達されることにより、定着ローラ101が回転駆動する。
定着ローラ101の内面には、複数のハロゲンランプ105a、105bが、定着ローラ101の表面には、温度センサである複数のサーミスタ103a、103bが、定着ローラ101の表面近傍には、異常温度検知手段である複数のサーモスタット104a、104bがそれぞれ配設されている。また、定着ローラ101と対向した位置には加圧ローラ106が軸支され、この加圧ローラ106の軸端部には、加圧ローラ106を回転可能に保持する図示しないベアリングが設置されており、このベアリングは、定着ローラ101の表面へ加圧させるための加圧保持部107で支持されるとともに、この加圧保持部107には、圧縮ばね108により荷重が作用する。
先ず、定着ローラ101について説明する。定着ローラ101は、外径30mm、0.6mm、A3幅の紙を通紙しても十分な長さを確保する長さである全長346mmのアルミ芯金を備え、このアルミ芯金上に、記録材上のトナーがオフセットするのを防止するための離型層(PTFE)が形成されている。本実施例の離型層としては、厚さ7μmのプライマー層を介して、PFAとPTFEのブレンドしたものが厚さ15μmに塗布焼成して形成されている。
定着ローラ101の材質は、これに限定するものではなく、ステンレスや鉄等の金属を用いても良い。
定着ローラ101の材質は、これに限定するものではなく、ステンレスや鉄等の金属を用いても良い。
定着ローラ101の芯金厚みとしては、アルミ製の芯金であれば、外径30mmの場合、厚み0.6mmまで薄くすることでる。これは、0.6mm以上厚みを薄くすると、ローラに荷重を加えて定着ニップ部Nを形成しようとする際、撓みが発生して通紙中に紙にしわが生じたり、加圧ローラ106との適度なニップ幅が形成できなくなるからである。また、芯金の肉厚を厚くすると、定着器のウォームアップ時間が長くなり、目的としている定着器の省エネ性能が低下するからである。
また、離型層の材料としては、耐熱性、耐久性に優れ、トナーとの離型性が優れるものであれば良く、PFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)や、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系材料を使用してもよい。定着ローラ101は、定着ニップ部N直前位置にサーミスタ103a、103bが接触している。
加圧ローラ106は、芯金上に弾性層として、シリコーンスポンジゴムと、その表面に離型層としてPFAチューブが形成されている。芯金は、外径12mmの中実の鉄が使用されている。素材は、これに限るものでもなく、アルミ製の金属からなるものでも良い。弾性層は、厚さ5.5mmの耐熱性を有するシリコーンゴムが使用されている。離型層の材料としては、耐熱性や耐久性に優れ、トナーとの離型性が優れるものであれば良く、例えばPFAやPTFE等のフッ素系材料を使用しても良い。
離型層に用いるPFAチューブとしては、カーボン等の導電化剤を含有した導電性のPFAチューブを用いる方がより好ましい。この理由としては、絶縁性のPFAチューブを用いた場合、記録材や定着ローラ101との摩擦帯電により、加圧ローラ106はおおよそ−5kVに帯電し、その結果、定着ニップ部Nにおいて、同じマイナス極性のトナーを定着ローラ101側に反発させる電界が作用し、定着ローラ101に対する静電オフセット(静電気的にトナーが定着ローラ101に付着する現象のこと)の原因となるからである。そこで、本実施例では、導電性PFAチューブを使用することで、加圧ローラ106の帯電を防止し、静電オフセットの発生を抑制している。
なお、帯電防止効果を得るために、本実施例では体積抵抗105ΩcmのPFAチューブを用いている。
サーミスタ103a、103bは、定着ローラ101の表面に接触し、定着ローラ101の表面で検知した温度に基づいてハロゲンランプに対する電力供給を制御し、定着ローラ101表面を所定の温度に制御するよう機能する。
複数のハロゲンランプは、定着ローラ101の中央部を加熱するメインのハロゲンランプ105a、定着ローラ101の両端部を加熱するサブのハロゲンランプ105bを備え、ハロゲンランプ105aが接続したリード線109aでサーモスタット104aと接続されており、このサーモスタット104aを介して定着器の外側に設置した電源110と接続されている。
同様にハロゲンランプ105bは、接続したリード線109bでサーモスタット104bと接続され、このサーモスタット104bを介して定着器の外側に設置した電源110と接続されており、ハロゲンランプから電源までは、接触不良等が起きないように硬く接続されている。また、ハロゲンランプは、図示しないランプフォルダにより定着ローラ101内でローラの内面に接触しないように固定されている。
メインのハロゲンランプ105aは、図9(a)で示すような配光分布になっており、定着ローラ101の中央部分を主に加熱する。また、サブのハロゲンランプ105bは、図9(b)で示すような配光分布になっており、定着ローラ101の両端を主に加熱する。これは、紙幅サイズに応じてランプを1本だけ点灯するか、2本とも点灯させるか制御するためである。例えば、紙幅の広い紙は、2本共ランプを点灯させるが、はがき等の紙幅が狭い紙を通紙するときは、中央部だけを加熱するためにハロゲンランプ105aだけを点灯させる。
複数の軸受102は、定着ローラ101の軸方向の両端部に設置され、加圧ローラ106からの荷重により定着ローラ101が定位置を保つように定着ローラ101を保持するとともに、定着ローラ101の表面と内周面が摺動することで、定着ローラ101を回転させることが可能である。軸受102の材質としては、熱可塑性樹脂であるPPS(ポリフェニレンスルファイド:融点290℃)、PEI(ポリエーテルイミド:融点215℃)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:融点327℃)、PAI(ポリアミドイミド:融点300℃)を用いることができる。
軸受102の材質は、通常使用時、定着ローラ101の表面温度が最大240℃程度まで上昇することがあるので、この温度以上でも溶融しない樹脂を用いることが望ましい。本実施例では、PPSを軸受102として使用した。PPSを使用することにより、定着ローラ101が異常昇温した際に軸受102が溶けて荷重をかけた方向に定着ローラ101が移動しやすくなるため、定着ローラ101とサーモスタットが接触するので、サーモスタットの動作時間が短くなる。
サーモスタット104aは、サーミスタ103aが定着ローラ101の表面温度を正しく制御できなくなったり、何らかの不具合でランプをOFFする制御がきかなくなった場合、定着ローラ101の表面温度が過昇温し、その過昇温した温度を検知してハロゲンランプへの通電を強制的に遮断する構成となっている。
サーモスタット104aの軸方向の位置は定着ローラ101の軸方向に対して、一対の軸受102の両端からの距離が同一になる位置、すなわち軸受102間距離の中央近傍であり、サーモスタット104bは、両端部の加熱するハロゲンランプ105bの配光分布で最も高い位置に設置されている。
サーモスタット104a、104bの定着ローラ101周方向に対する位置は、定着ローラ101に荷重がかかった時の荷重方向、つまり荷重により定着ローラ101が撓む方向とされる。サーモスタット104a、104bは、定着ローラ101の表面から0.7mm離れた位置に設置されており、ハロゲンランプのリード線と固く接続されている。
サーモスタット104a、104bの設置位置が上記位置にあることで、定着ローラ101が加圧ローラ106により荷重をかけられる際、定着ローラ101が撓む方向であり、かつ撓み量が最大位置となる場所にサーモスタット104aを設置することができる。さらに、定着ローラ101の表面から0.7mm離れた位置は、図3の破線のように異常昇温時に、定着ローラ101が高温になり撓んだ際、サーモスタット104aが接触する距離なので、加熱源への通電を停止するまでの時間を短縮することができ、他部材の熱損傷等からいち早く回避することができる。
次に、図4に本実施例における異常昇温した際のサーモスタット104aの検知温度とその時の定着ローラの表面温度を従来例(比較例)と比較したものを示す。
定着装置を静止状態とし、ハロゲンランプに強制的に電力を供給し(異常昇温を想定しているので、この時サーミスタによる温度制御は行わない)、サーモスタット104aが作動して電力が遮断するまでの時間を比較した。本実施例に用いたサーモスタット104aは、200℃を検知すると電力を遮断する素子とした。
定着装置を静止状態とし、ハロゲンランプに強制的に電力を供給し(異常昇温を想定しているので、この時サーミスタによる温度制御は行わない)、サーモスタット104aが作動して電力が遮断するまでの時間を比較した。本実施例に用いたサーモスタット104aは、200℃を検知すると電力を遮断する素子とした。
比較例1では、サーモスタット104aの位置を図6に示すように、定着ローラの荷重方向に対して90度傾けた位置に設置し、それ以外は実施例と同じ条件の構成とした。また、比較例2では、サーモスタット104aの位置を図7に示すように、定着ローラの軸方向に対して中央部から端へずらした位置に設置し、それ以外は実施例と同じ条件で構成した。
本実施例で用いた定着ローラは、芯金の材質がアルミ(AL5056)、外径30mm、定着ローラを支持する両端の軸受間の距離が321mm、芯金の厚み0.6mm、加圧ローラは、外径23mm、定着ニップ部Nに加わる荷重は11kgf、ハロゲンランプへの投入電力1200Wの定着装置を用いた。
図4の実線で示した線が本実施例での定着ローラの表面温度であり、破線が本実施例のサーモスタットの温度である。また、一点破線が比較例1及び2の定着ローラの表面温度であり、2点破線が比較例1及び2のサーモスタット温度を示す。
実施例では、図4に破線で示されているように、時間経過とともにサーモスタット104aの検知温度の傾きが急になっているのがわかる。これは、定着ローラが撓み始めるとサーモスタット104aと距離が近づいてくるためである。サーモスタット104aの検知温度が200℃を超えると、サーモスタット104aが作動し電力を遮断する。本実施例では、通電開始から遮断するまで32秒で作動し、比較例1及び2(47秒)よりも早く作動した。
比較例1及び2では、サーモスタット104aが定着ローラに接触しない状態でサーモスタット104aが作動した。このように定着ローラが撓む方向でかつ撓み量が最大となる位置にサーモスタット104aを設置し、異常昇温時に、定着ローラが高温になり撓んだ際、サーモスタット104aに接触することでサーモスタット104a自身の温度が急激に上昇し加熱源への通電を停止するまでの時間を短縮することができるので、他部材の熱損傷等からいち早く回避することができる。
一方で、比較例1及び2でのサーモスタット104aの作動を早くするには、定着ローラの表面とサーモスタット104aのギャップを縮めることも考えられるが、通常定着装置を使用している場合、正常な制御で定着装置を動作させているときには、サーモスタット104aが作動しないように定着ローラの表面とサーモスタット104a表面との距離は適正に保つ必要がある。そこで、定着ローラの芯金t(mm)の厚みをさまざまなものを用意し、定着装置での通常制御によるサーモスタット104aの誤作動を防止するギャップA(mm)を調べた。
一方、Aのギャップ量において、通常温度制御で定着している際にサーモスタットが誤動作してハロゲンランプの電力供給を遮断する有無を図5のA’に示す。誤動作したものを×、誤動作しないものを○とした。
定着ローラの表面温度が200℃になるよう温度を制御して普通紙を1000枚通紙し、定着させる。ここで、温度制御は200℃であるが、実際の定着ローラの表面温度は、ハロゲンランプのON・OFF制御のタイミングにより、温度リップルが発生、例えば熱容量の小さい定着ローラを用いると、大きくなる傾向になり、場合によっては、210〜190℃の温度を行き来する。
さらに、異常昇温時に、定着ローラが撓むことにより、接触して電力供給を遮断できるギャップの関係を調べた(図5のBに示す。;接触して遮断した場合○、非接触で遮断した場合×で示す)。それと同時に、異常昇温時にサーモスタットと定着ローラとが接触してハロゲンランプの電力供給を遮断するために必要な定着ローラの室温での撓み量C(μm)を測定した。測定には、定着ローラの芯金の厚み、撓み量を測定し、実験した。その結果を図5にまとめた。
ギャップが0.6mm以下になると、通常の温度制御で定着ローラの表面温度を制御していても、誤作動が発生することが確認された。したがって、定着ローラの表面とサーモスタットのギャップは0.7mm以上が必要である。また、室温状態で、定着ローラがニップ部を形成するために加圧ローラから受ける荷重により撓む最大量が83μm以上あれば、サーモスタットと定着ローラの表面とが接触してサーモスタットが作動することが確認された。
これらの結果より、通常使用による誤動作が発生せず、かつ異常昇温時にサーモスタットが接触してハロゲンランプへの電力を遮断するよう動作する条件として、撓み量が83μm以上必要であることが確認された。これは本実施例の定着器構成での一例であり、定着ローラの外径や定着温度の設定によって、サーモスタットと定着ローラのギャップの下限値は変化する。要は、本実施例のように、通常の定着動作の場合にはサーモスタットが誤動作しないが、加熱ローラが異常昇温した場合には、ローラが撓むことにより、サーモスタットに接触してハロゲンランプへの通電が遮断できる構成であれば良い。
(実施例2)
本実施例では、一対の定着ローラと加圧ローラとからなる定着器において記載しているが、内部に加熱源を含んだ加熱ローラと、一又は複数のローラ等の張架部材によって張架したベルトと、加圧部材により構成されるベルト定着器においても適用される。
本実施例では、一対の定着ローラと加圧ローラとからなる定着器において記載しているが、内部に加熱源を含んだ加熱ローラと、一又は複数のローラ等の張架部材によって張架したベルトと、加圧部材により構成されるベルト定着器においても適用される。
具体的なベルト定着器の断面図を図8に示す。ベルト定着器は、加熱ローラ113、定着ローラ112、定着ベルト111、加圧ローラ106から構成されている。定着ベルト111は、内部にハロゲンランプを含む加熱ローラ113と加圧ローラ106との間でニップ部を形成する定着ローラ112の間を張架する。
加熱ローラ113の表面には、温度センサであるサーミスタ103a、103b、加熱ローラ113の表面近傍には、異常温度検知手段であるサーモスタット104a、104b、加圧ローラ106を回転可能にするベアリングを加圧ローラ106の軸端部に設置し、そのベアリングは、テンションローラ表面へ加圧させるための加圧保持部107で支えられ、さらに加圧保持部107へ荷重を付与するための圧縮ばね108で構成されている。
定着ベルト111には、耐熱性で屈曲性のある材料であるポリイミド、Niベルト、ステンレスベルトを用いることができる。また、定着ローラ112は、加圧ローラ106との間で広いニップ幅を確保するために金属製の芯金の表面にシリコーンスポンジ層を被覆している。加熱ローラ113の両端は、図2の定着ローラ101と同様の軸受102を備えている。
また、定着ベルト111は、加熱ローラ113と定着ローラ112の間をテンションのかかった状態に保つため、加熱ローラ113の軸受102を支える軸受支持部材114が定着フレーム115との間で引っ張りバネ116で軸受102を引っ張ってベルトにテンションが掛けられる。したがって、加熱ローラ113の中心付近は、定着ベルト111により、下方向に撓みやすい力が作用し、サーモスタット104a、104bの位置は、図8に示しているように、加熱ローラ113と定着ローラ112の間の位置で加熱ローラ113の軸方向中心近傍に設置する。さらに、加熱ローラ113が定着ベルト111からかけられる荷重方向に設置することで撓み量が最大位置となる場所にサーモスタットを設置することができる。
(実施例3)
一方、図2や図3に示した定着器の構成において、ハロゲンランプの位置を中心位置からずらすことで、より早くサーモスタットを作動させることができる。具体的には図10に示すように、ハロゲンランプの位置を中心位置に対してサーモスタットに近い位置に設置し、ハロゲンランプからの熱をより近くすることで、より早くサーモスタットを作動させることができる。
一方、図2や図3に示した定着器の構成において、ハロゲンランプの位置を中心位置からずらすことで、より早くサーモスタットを作動させることができる。具体的には図10に示すように、ハロゲンランプの位置を中心位置に対してサーモスタットに近い位置に設置し、ハロゲンランプからの熱をより近くすることで、より早くサーモスタットを作動させることができる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 スキャナ
4 自動原稿搬送装置
5 後処理装置
6 記録材供給装置
8 中継搬送ユニット
10 両面搬送装置
23 定着装置
101 定着ローラ(回転部材)
102 軸受(保持部材)
103a サーミスタ
103b サーミスタ
104a サーモスタット(異常温度検知手段)
104b サーモスタット(異常温度検知手段)
105a ハロゲンランプ(加熱源)
105b ハロゲンランプ(加熱源)
106 加圧ローラ
112 定着ローラ
2 画像形成装置
3 スキャナ
4 自動原稿搬送装置
5 後処理装置
6 記録材供給装置
8 中継搬送ユニット
10 両面搬送装置
23 定着装置
101 定着ローラ(回転部材)
102 軸受(保持部材)
103a サーミスタ
103b サーミスタ
104a サーモスタット(異常温度検知手段)
104b サーモスタット(異常温度検知手段)
105a ハロゲンランプ(加熱源)
105b ハロゲンランプ(加熱源)
106 加圧ローラ
112 定着ローラ
Claims (4)
- 回転可能な回転部材と、この回転部材の内部に設置される加熱源と、回転部材の表面近傍に設置され、回転部材が異常昇温した場合に加熱源に対する通電を遮断する異常温度検知手段と、回転部材を回転可能に保持する保持部材とを備えた定着装置において、
異常温度検知手段の設置位置を、異常昇温時に回転部材が撓んだ場合に回転部材の表面と接触する位置としたことを特徴とする定着装置。 - 異常温度検知手段の回転部材の軸方向に対する設置位置を、回転部材の両端部を保持する保持部材の回転部材軸方向における中央位置の近傍とした請求項1記載の定着装置。
- 異常温度検知手段の回転部材の周方向に対する設置位置を、回転部材にかかる荷重方向の回転部材表面近傍とした請求項1又は2記載の定着装置。
- 請求項1、2、又は3記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013213848A JP2015075736A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 定着装置及びこれを備える画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-10-11 JP JP2013213848A patent/JP2015075736A/ja active Pending
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