JP6391923B2 - 移動型x線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、移動型X線診断装置に関する。
従来、病室などに移動させてX線画像を撮影する移動型X線診断装置が知られている。例えば、移動型X線診断装置は、X線を発生するX線管と、X線管が発生したX線の照射野を調節するX線可動絞りと、X線管及びX線可動絞りを支持する支持機構と、移動型X線診断装置の各種制御を実行する装置本体と、装置を移動するための車輪を備える。そして、移動型X線診断装置は、操作者によって病室まで移動され、病室内のベッド上にいて簡単に身動きできない患者(例えば、点滴中、寝たきり、両足負傷による歩行困難など)に対してX線画像の撮影を実行する。そして、移動型X線診断装置は、X線画像の撮影が終了すると、病室の外に移動させられる。しかしながら、上述した従来技術においては、移動時に操作者の視界が低下する場合があった。
特開2007−313252号公報 特開2011−125371号公報
本発明が解決しようとする課題は、移動時の操作者の視界を確保しやすくすることを可能にする移動型X線診断装置を提供することである。
実施の形態の移動型X線診断装置は、本体部と、2本の走行操作部とを備える。本体部は、X線管によるX線の発生を制御する。2本の走行操作部は、前記本体部の走行時に操作され、前記本体部において進行方向に対して直交する面の左右両側に、前記進行方向と略平行となる方向が長軸方向となるようにそれぞれ配置される。前記2本の走行操作部は、当該2本の走行操作部の内側に折り畳み可能に設けられた把持部をそれぞれ有する。
図1は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の全体構成の一例を示す図である。 図2は、従来技術に係る移動型X線診断装置の操作ハンドルの一例を示す図である。 図3Aは、従来技術に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図3Bは、従来技術に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図3Cは、従来技術に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図4Aは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの一例を示す図である。 図4Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの一例を示す図である。 図5Aは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの構成の一例を示す図である。 図5Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの構成の一例を示す図である。 図5Cは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの構成の一例を示す図である。 図6Aは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図6Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図6Cは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図6Dは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図6Eは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図6Fは、第1の実施形態に係る操作ハンドルの把持部の一例を示す図である。 図7Aは、第1の実施形態に係る操作ハンドルに備えられる圧力センサによる制御を説明するための図である。 図7Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドルに備えられる圧力センサによる制御を説明するための図である。 図8は、第1の実施形態に係る操作ハンドルの変形例を示す図である。 図9Aは、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図9Bは、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図9Cは、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る操作ハンドルの一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る操作ハンドルの連動について説明するための図である。 図12は、第3の実施形態に係る操作ハンドルの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、移動型X線診断装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、本願に係る移動型X線診断装置として、X線管を支持する支持機構に支柱とアームとが用いられる移動型X線診断装置を例に挙げて説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の全体構成の一例を説明する。図1は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の全体構成の一例を示す図である。図1においては、図1の(A)がX線管の収納時の状態を示し、図1の(B)がX線画像の撮影時の状態を示す。図1の(A)に示すように、移動型X線診断装置1は、支柱2と、アーム3と、X線管4と、X線可動絞り5と、前輪6と、後輪7と、装置本体8と、操作ハンドル9とを備える。
支柱2は、図1の(A)に示すように、移動型X線診断装置1の前側(前輪6側)に配置され、アーム3の一端が連結されることで、アーム3を支持する。アーム3は、一端が支柱2と連結され、他端にX線管4とX線可動絞り5とが配置される。ここで、アーム3は、支柱2によって上下に自在にスライドするように連結される。例えば、支柱2にレールが設置され、アーム3は一端がレールと連結されてレール上を移動することにより、上下にスライドする。また、アーム3は、支柱2の長軸に直交する方向に伸縮する。すなわち、アーム3は、X線管4の収納時には、収縮してX線管4が突き出ないように収納し、X線画像の撮影時には、X線管4をより遠くに到達させるように伸張する。
X線管4は、装置本体8に含まれる高電圧発生部(不図示)と接続され、高電圧発生部から供給される高電圧を用いて、X線を発生する。X線可動絞り5は、X線管4によって発生されたX線の照射野を調整する機構を有する。具体的には、X線可動絞り5は、2対の可動制限羽根を有し、各対における可動制限羽根が開閉することでX線の照射野を調整する。すなわち、X線可動絞り5は、X線管4によって円錐状に発せられたX線が所定の照射野に照射されるように可動制限羽根が開閉される。
前輪6は、旋回自在の車輪であり、例えば、一対のキャスターなどである。後輪7は、図示しないモータなどが連結された駆動輪であり、操作者による操作に応じて駆動する。一例を挙げると、後輪7は、後述する操作ハンドル9に備えられた圧力センサによって所定の圧力が検知されたり、操作ハンドル9付近に配置された駆動ボタンが押下されたりすることによりモータが駆動し、モータによる動力によって駆動する。
装置本体8は、移動型X線診断装置1の各部を制御する制御部、各種データを記憶する記憶部、外部から供給される電力を蓄電するバッテリ、種々の操作を受け付ける操作部、及び、種々の情報を表示する表示部などを有する。そして、装置本体8は、移動型X線診断装置1の移動に関する各種処理及びX線画像の撮影に関する各種処理の制御を実行する。例えば、装置本体8は、装置本体8の上面に配置された操作部から転送された操作者の指示に従って高電圧発生部を制御し、X線管4に供給する電圧を調整することで、患者に対して照射されるX線量やON/OFFを制御する。また、例えば、装置本体8は、操作者の指示に従ってX線可動絞り5を制御し、X線可動絞り5が有する可動制限羽根の開度を調整することで、患者に対して照射されるX線の照射野を制御する。
また、装置本体8は、操作者の指示に従って、画像データ生成処理や、画像処理、あるいは解析処理などを制御する。また、装置本体8は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや記憶部が記憶する画像などを、表示部のディスプレイに表示するように制御する。また、装置本体8は、操作ハンドル9に備えられた圧力センサによって検知された圧力や、押下ボタンによって受け付けられた操作に応じて、内蔵するモータを駆動させて、モータによる動力によって後輪7を駆動させる。
操作ハンドル9は、操作者が移動型X線診断装置1を移動させる際に操作されるハンドルである。ここで、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、移動時の操作者の視界を確保しやすくすることを可能にするように構成される。以下、移動型X線診断装置1を用いたX線画像の撮影の流れの一例について説明する。例えば、移動型X線診断装置1は、待機時には病院の各フロアの廊下などに置かれ、バッテリの蓄電容量に応じて充電される。そして、使用時には、移動型X線診断装置1は、専用の鍵などによりロックが解除され、操作者によって病室などに移動される。
そして、病室に移動すると、操作者は、図1の(B)に示すように、長手方向を軸に支柱2を旋回させて、X線管4及びX線可動絞り5を装置本体9の前方に向ける。そして、操作者は、アーム3を伸ばし、患者の撮影部位にX線が照射される位置にX線管4を配置する。ここで、操作者は、X線可動絞り5に備えられたスイッチやつまみなどを用いて、撮影部位が照射野に入るように調節する。そして、FPD(Flat Panel Detector)や、カセッテなどの画像記録媒体が患者の撮像部位とベッドとの間にセットされ、X線画像が撮影される。
このように、移動型X線診断装置1は、使用時に患者のいる病室に移動され、撮影部位に対してX線管4の位置及び照射野が調整されてX線画像が撮影される。しかしながら、従来の移動型X線診断装置の場合、移動時に操作者の視界が低下する場合があった。図2は、従来技術に係る移動型X線診断装置の操作ハンドルの一例を示す図である。例えば、従来技術に係る移動型X線診断装置においては、例えば、図2に示すように、移動型X線診断装置のリア側(後輪側)に操作ハンドル20が設けられたり、或いは、フロント側(前輪側)の支柱に操作ハンドル21が設けられたりする。
このような操作ハンドル20、或いは、操作ハンドル21が備えられている従来の移動型X線診断装置においては、操作者は、操作ハンドル20又は21を把持して、押したり、引いたりすることで、移動型X線診断装置を移動させる。例えば、操作ハンドル20を操作して、移動型X線診断装置を走行させる場合には、操作者は、操作ハンドル20側から移動型X線診断装置側を向いて(図2の左方向を向いて)操作ハンドル20を把持し、押したり、引いたりする。また、例えば、操作ハンドル21を操作して、移動型X線診断装置を走行させる場合には、操作者は、操作ハンドル21側から移動型X線診断装置側を向いて(図2の右方向を向いて)操作ハンドル21を把持し、押したり、引いたりする。
このように、従来の移動型X線診断装置においては、操作者は、移動型X線診断装置越しに前方を見たり、後ろを振り向きながら後方をみたりすることになり、移動時の操作者の視界が低下する場合がある。図3A〜図3Bは、従来技術に係る移動型X線診断装置の移動時の状況の一例を示す図である。例えば、従来技術に係る移動型X線診断装置の操作ハンドルを操作することで移動型X線診断装置を前方に走行させる場合には、図3Aに示すように、移動型X線診断装置によって操作者の前方が遮られることにより、操作者の視界が低下して、例えば、前方でしゃがんでいる子供の存在に気付くのが遅れる場合がある。
また、例えば、従来技術に係る移動型X線診断装置の操作ハンドルを操作することで移動型X線診断装置を前方に走行させる場合には、図3Bに示すように、操作者よりも移動型X線診断装置のほうが先に進んでおり、曲がり角の先の状況などに気付きにくく、患者がこちらに向かってきているなどの種々の状況に対して、予め状況に合わせた対応をとることが困難となる場合がある。
また、例えば、従来技術に係る移動型X線診断装置おいては、病室から退室する場合などに、操作ハンドルを操作することで移動型X線診断装置を後方に走行させる場合、図3Cに示すように、操作者が後ろ向きで進むこととなり、視界が低下するため、後方の状況に気付きにくく、廊下で看護師がこちらに向かってきているなどの種々の状況に対して、即座に対応をとることが困難となる場合がある。
そこで、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1においては、移動時の操作者の視界を容易に確保するように、操作ハンドル9が構成される。具体的には、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8の走行時に操作され、装置本体8において進行方向に対して直交する面の左右両側に、進行方向と略平行となる方向が長軸方向となるようにそれぞれ配置される。図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の一例を示す図である。
例えば、操作ハンドル9は、図4Aに示すように、装置本体8の進行方向に対して直交する面の左右両側それぞれから進行方向と略平行となる方向に突出するように形成される。すなわち、操作ハンドル9は、図4Aに示すように、装置本体8のリア側(後輪7側)の面の両側に突出するように棒状に形成される。ここで、操作ハンドル9は、装置本体8を走行させる操作者が当該装置本体8に対して背向の状態で操作可能となるように形成される。すなわち、操作ハンドル9は、操作者が装置本体8に背を向けた状態で引くこと(操作すること)が可能となるような長さで形成される。以下、操作者が移動型X線診断装置1を引くこと(操作すること)を牽引と記す場合がある。
さらに、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8における進行方向の前後の面それぞれにおける左右両側それぞれから進行方向と略平行となる方向に突出するように形成される。例えば、操作ハンドル9は、図4Bに示すように、装置本体8のフロント側(前輪6側)の面の両側に突出するように棒状に形成される。なお、図4Bに示すフロント側の操作ハンドル9においても、操作者が装置本体8に背を向けた状態で牽引することが可能となるような長さで形成される。
ここで、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の構成の一例について、図5A〜図5Cを用いて説明する。図5A〜図5Cは、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の構成の一例を示す図である。例えば、操作ハンドル9は、図5Aに示すように、ハンドル格納部9aと、フロントハンドル部9bと、リアハンドル部9cとを有し、長軸方向に伸縮自在となるように形成される。すなわち、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、図5Aに示すように、装置本体8を走行時に、フロントハンドル部9b又はリアハンドル部9cをハンドル格納部9aから伸張させて引き出される。そして、操作ハンドル9は、停止時に、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cが収縮されてハンドル格納部9aに格納される。
かかる場合には、例えば、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cは、図5B及び図5Cにそれぞれ示すような伸縮構造を有する。一例を挙げると、フロントハンドル部9bは、フロント側に支柱2などが備えられていることから、図5Bに示すように、2重の伸縮構造により段階的に伸張と収縮を行なうように構成される。すなわち、フロントハンドル部9bは、図5Bに示すように、中空の相似形の円柱としてハンドル格納部9aに格納されており、ハンドル格納部9aの両端の内側と、外側にあるフロントハンドル部9bの一端の外側とにそれぞれ返しが設けられ、伸張時及び収縮時にフロントハンドル部9bが抜けないように構成される。
内側にあるフロントハンドル部9bについても、同様に、一端の外側に返しが設けられる。そして、外側にあるフロントハンドル部9bの両端の内側に返しが設けられることで、内側にあるフロントハンドル部9bが、伸張時及び収縮時に抜けないように構成される。そして、内側にあるフロントハンドル部9bは、返しが設けられた端部とは逆の端部に操作者によって把持される把持部が設けられる。
また、例えば、リアハンドル部9cは、図5Cに示すように、フロントハンドル部9bと相似形の円柱として、フロントハンドル部9bの内側に格納される。そして、リアハンドル部9cは、一端の外側に返しが設けられ、外側にあるフロントハンドル部9bの両端の内側に返しが設けられることで、伸張時及び収縮時に抜けないように構成される。そして、リアハンドル部9cは、返しが設けられた端部とは逆の端部に操作者によって把持される把持部が設けられる。なお、図5A〜図5Cに示す構造を有する場合、フロントハンドル部9b又はリアハンドル部9cのどちらか一方が伸張される。
上述したように、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、フロント側及びリア側にいて、装置本体8の両側からフロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cが突出するように形成される。操作者は、装置本体8に対して背を向けて立ち、装置本体8の両側の側面からそれぞれ突出されたフロントハンドル部9b又はリアハンドル部9cの把持部をそれぞれ左右の手で把持して牽引することで、移動型X線診断装置1を走行させる。
ここで、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cの把持部は、操作者の操作性を向上させるために、種々の構造を有してもよい。図6A〜図6Cは、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の把持部の一例を示す図である。なお、図6A〜図6Cにおいては、フロントハンドル部9bを一例に挙げて説明するが、リアハンドル部9cについても、図6A〜図6Cと同様の構造を有してもよい。
例えば、操作ハンドル9の把持部は、図6Aに示すように、フロントハンドル部9bの先端側に配置され、ゴム11などによって滑り止めが施される。また、例えば、操作ハンドル9の把持部は、図6Bに示すように、フロントハンドル部9bの先端側に配置され、フロントハンドル部9bの先端にストッパー12が形成される。また、例えば、操作ハンドル9の把持部は、図6Cに示すように、フロントハンドル部9bの先端側に配置され、先端に向かって徐々に太くなっていくように形成される。
上述したように、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、進行方向に対して平行となるように形成される。従って、操作ハンドル9におけるフロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cの把持部も進行方向と平行になるため、操作者が把持して牽引した際に滑ってしまう場合もある。そこで、操作ハンドル9の把持部は、図6A〜図6Cに示すように、操作者の手と把持部との摩擦力を挙げて滑らないようにしたり、牽引している操作者の手が把持部から抜けてしまわないようにしたりするための構造を有する。なお、図6A〜図6Cに示す例はあくまでも一例であり、操作ハンドル9の把持部は、そのほか種々の構造を有することができる。また、図6A〜図6Cは、それぞれが適用されてもよく、或いは、図6Aの構造と図6Cの構造とを組み合わせて適用される場合であってもよい。
ここで、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の把持部は、図6A〜図6Cに示すように、装置本体8の進行方向と平行となるように形成される場合であってもよいが、装置本体8の進行方向に対して直交する方向となるように形成される場合であってもよい。以下、図6D〜図6Fを用いて、操作ハンドル9の把持部が装置本体8の進行方向に対して直交する方向となる場合の一例について説明する。図6D〜図6Fは、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の把持部の一例を示す図である。なお、図6D〜図6Fにおいては、フロントハンドル部9bを一例に挙げて説明するが、リアハンドル部9cについても、図6D〜図6Fと同様の構造を有してもよい。
例えば、フロントハンドル部9bは、図6Dの点線の円内に示すように、装置本体8側とは逆の端部がそれぞれ内側に屈曲して把持部が形成される。すなわち、操作者は、図6Dに示すフロントハンドル9bの間に入って把持部を把持し、押す力により移動型X線診断装置1を走行させることができる。ここで、図6Dに示すように、フロントハンドル部9bの把持部は、把持される程度の幅で形成され、把持部間の隙間からフロントハンドル9bの間に操作者が自由に出入り可能となるように形成される。
また、装置本体8の進行方向に対して直交する方向となるように形成される把持部としては、例えば、図6Eに示すように、フロントハンドル部9bに折りたたみ可能な関節機構を備えさせ、フロントハンドル部9bの内側に折りたたまれる部分を把持部として用いる場合であってもよい。すなわち、フロントハンドル部9bは、図6Eに示すような把持部が矢印31の向きに屈曲する関節機構、又は、把持部が矢印32の向きに屈曲する関節機構、或いは、矢印31及び矢印32の両方向に屈曲する関節機構と、把持部を屈曲した状態で固定させるためのロック機構とを備える。
また、装置本体8の進行方向に対して直交する方向となるように形成される把持部としては、例えば、図6Fに示すように、フロントハンドル部9bに軸回転可能な回転機構を備えさせ、長手方向を軸として回転するように形成される場合であってもよい。すなわち、フロントハンドル部9bは、図6Fに示すように、装置本体8側とは逆の端部がそれぞれ内側に屈曲した把持部が形成され、フロントハンドル部9bの長手方向を回転軸として、矢印38の両方向に回転するための回転機構を備える。
これにより、操作者は、移動型X線診断装置1を走行させる際に、フロントハンドル部9bの間に隙間を生じさせるように把持部を矢印31又は矢印32の方向に屈曲させて、フロントハンドル部9bの間に入り、把持部が進行方向と直交する方向となるように把持部を矢印31又は矢印32の方向に屈曲させる。その後、操作者は、ロック機構により把持部を進行方向と直交する方向に固定することで、把持部を把持して移動型X線診断装置1を走行させる。
このように、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8の進行方向に対して平行又は直交する方向で把持部を備えることができる。ここで、移動型X線診断装置1においては、上述したように、操作ハンドル9に備えられた圧力センサによって所定の圧力が検知されたり、操作ハンドル9付近に配置された駆動ボタンが押下されたりすることによりモータが駆動し、モータによる動力によって駆動する。すなわち、移動型X線診断装置1においては、容易に移動することができるように、後輪7によるアシスト機能が備わっている。
ここで、移動型X線診断装置1は、操作者の意思に反して装置が移動してしまわないように、操作者が移動させようとしている方向にアシスト機能が働くように圧力センサや、押下ボタンが設けられる。図7A及び図7Bは、第1の実施形態に係る操作ハンドル9に備えられる圧力センサによる制御を説明するための図である。なお、図7A及び図7Bにおいては、フロントハンドル部9bを一例に挙げて説明するが、リアハンドル部9cについても図7A又は図7Bと同様の構成を有してもよい。また、図7Aは、図6Aに示す把持部に圧力センサが備えられる場合について示す。また、図7Bは、図6Dに示す把持部に圧力センサが備えられる場合について示す。
例えば、図6Aに示す把持部(進行方向に対して平行となる方向で形成された把持部)においては、図7Aの(A)に示す矢印33の方向の圧力と、図7Aの(B)に示す矢印34の方向の圧力を検知する圧力センサが備えられる。すなわち、操作者がフロント側(例えば、図5Aの前輪6側)で装置本体8に対して背を向けた状態で立ち、図7Aの(A)に示す把持部を把持して前向きに押そうとした場合(装置をフロント側に移動させようとした場合)に加えられる矢印33の方向の圧力を検知する圧力センサが備えられる。また、操作者がフロント側に立ち、図7Aの(B)に示す把持部を把持して装置をリア側に移動させようとした場合に加えられる矢印34の方向の圧力を検知する圧力センサが備えられる。
そして、装置本体8は、把持部に備えられた圧力センサによって検知された圧力に応じて、内蔵するモータを駆動させ、モータの動力により後輪7を駆動させる。すなわち、圧力センサが矢印33の方向の圧力を検知した場合には、装置本体8は、移動型X線診断装置1をフロント側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。一方、圧力センサが矢印34の方向の圧力を検知した場合には、装置本体8は、移動型X線診断装置1をリア側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。
なお、操作者がリア側(例えば、図5Aの後輪7側)に立って、移動型X線診断装置1を移動させる場合には、リアハンドル部9cの把持部で検知される圧力の向きと、装置本体8の進行方向とが逆になる。すなわち、操作者がリア側で装置本体8に対して背を向けた状態で立ち、把持部を把持して前向きに押した場合には、把持部に対して矢印33と同じ向きの圧力が検知されるが、装置本体8は、移動型X線診断装置1をリア側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。一方、操作者がリア側に立って、リアハンドル部9cの把持部を把持して、矢印34と同じ向きの圧力を加えた場合には、装置本体8は、移動型X線診断装置1をフロント側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。これらのモータの駆動は、圧力が検知されたハンドル部に応じて(フロントハンドル部9bで検知されたか、或いは、リアハンドル部9cで検知されたか)制御される。
同様に、図6Dに示す把持部(進行方向に対して直交する方向で形成された把持部)においては、図7Bに示すように、矢印35の方向の圧力と、矢印36の方向の圧力を検知する圧力センサが備えられる。そして、圧力センサが矢印35の方向の圧力を検知した場合には(例えば、操作者がフロント側で装置本体8に対して背を向けた状態で把持部を把持して押した場合)、装置本体8は、移動型X線診断装置1をフロント側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。一方、圧力センサが矢印36の方向の圧力を検知した場合には(例えば、操作者がフロント側に立ち、矢印36の方向から把持部に圧力を加えた場合)、装置本体8は、移動型X線診断装置1をリア側に向かって移動させるようにモータを駆動させる。なお、図7Bに示す把持部の場合も、操作者がリア側に立って、移動型X線診断装置1を移動させる場合には、リアハンドル部9cの把持部で検知される圧力の向きと、装置本体8の進行方向とが逆になる。
ここで、装置本体8は、操作者の意思に反して装置を移動させないために、把持部に備えられた圧力センサによる圧力の検知が無くなった場合に、後輪7にブレーキをかけるように制御する。すなわち、装置本体8は、操作者が装置を移動させようとした場合にのみ、モータを駆動させてアシストするように制御する。なお、上述した例では、圧力センサによって操作者の操作を検知する場合について説明したが、押下ボタンが用いられる場合であってもよい。かかる場合には、例えば、把持部に圧力センサが備えられ、操作ハンドル9の把持部付近に押下ボタンが配置されて、圧力センサが圧力を検知し、かつ、押下ボタンが押下された場合に、装置本体8が後輪7を駆動させるように制御する。或いは、押下ボタンが装置本体8のハンドル格納部9a付近に備えられ、フロントハンドル部9b、或いは、リアハンドル部9cが格納された状態で把持部が把持され、押下ボタンが押下された場合に、装置本体8が後輪7を駆動させるように制御する。かかる場合には、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cがハンドル格納部9aに格納された場合でも把持部が外側に突出された状態となる。なお、押下ボタンが配置される場合には、押下ボタンの押下が止められた場合に、ブレーキがかかるように制御してもよい。
上述したように、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、長軸方向に伸縮自在となるように、フロントハンドル部9b、リアハンドル部9c及びハンドル格納部9aを有し、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cがハンドル格納部9aに格納されるように構成される。ここで、第1の実施形態に係る操作ハンドル9は、図4Aや、図5Aなどに示すように、フロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cが装置本体8の内部に格納される構成だけではなく、例えば、装置本体8の側面をスライドするような構成をとることも可能である。
図8は、第1の実施形態に係る操作ハンドル9の変形例を示す図である。例えば、第1の実施形態に係る操作ハンドル9においては、図8に示すように、装置本体8の側面にレール41が設けられ、レール41に沿って外側のフロントハンドル部9bが矢印37の方向にスライドする。ここで、レール41の両端の内側と、外側のフロントハンドル部9bの図面手前側の外側に返しが設けられ、外側のフロントハンドル部9bがレール41から抜けないように構成される。そして、外側のフロントハンドル部9bの内側にレール42が設けられ、レール42に沿って内側のフロントハンドル部9bが矢印37の方向にスライドする。ここで、レール42の両端の内側と、内側のフロントハンドル部9bの図面手前側の外側に返しが設けられ、内側のフロントハンドル部9bがレール42から抜けないように構成される。
そして、第1の実施形態に係る操作ハンドル9においては、図8に示すように、装置本体8の側面にレール43が設けられ、レール43に沿ってリアハンドル部9cが矢印38の方向にスライドする。ここで、レール43の両端の内側と、リアハンドル部9cの図面奥側の外側に返しが設けられ、リアハンドル部9cがレール43から抜けないように構成される。
このように、第1の実施形態に係る操作ハンドル9においては、装置本体8の側面をスライドするようにフロントハンドル部9b及びリアハンドル9cを構成することも可能である。なお、図8のように構成する場合、操作者の操作性が低下しないように、フロントハンドル部9b及びリアハンドル9cの先端に、例えば、円柱の把持部が設けられる。
上述したように、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1においては、操作者が装置本体8に対して背を向けた状態で、装置を牽引して移動させることができることから、移動時の操作者の視界を容易に確保することができる。図9A〜図9Cは、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の移動時の状況の一例を示す図である。例えば、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の操作ハンドル9を操作することで移動型X線診断装置1を走行させる場合には、図9Aに示すように、操作者の視界が十分に確保されるため、操作者は、例えば、前方でしゃがんでいる子供や、背丈の低い障害物などの存在に気付くことができ、安全に走行するように注意を払ったり、子供に声をかけて注意を促したりすることが可能となる。
また、例えば、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の操作ハンドル9を操作することで移動型X線診断装置1を走行させる場合には、図9Bに示すように、操作者は、曲がり角の先の状況などに素早く気付くことができ、患者がこちらに向かってきているなどの種々の状況に対して、例えば、患者が通り過ぎるまで一旦停止しておいたり、患者が通るスペースを確保したりすることが可能となる。
また、例えば、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1おいては、病室から退室する場合などでも、図9Cに示すように、操作者が前向きで進むことが可能であり、操作者は、十分な視界を確保することができるため、廊下で看護師がこちらに向かってきているなどの種々の状況に対して、好適で安全な対応をとることが可能となる。
上述したように、第1の実施形態によれば、装置本体8は、X線管4によるX線の発生を制御する。操作ハンドル9は、装置本体8の走行時に操作され、装置本体8において進行方向に対して直交する面の左右両側に、進行方向と平行となる方向が長軸方向となるようにそれぞれ配置される。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、装置の移動時に操作者に進行方向の前側で容易に操作させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、操作ハンドル9は、装置本体8を走行させる操作者が当該装置本体8に対して背向の状態で操作可能となるように形成される。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、進行方向を向いた状態で操作者に操作させることができ、移動時の操作者の視界をより容易に確保することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、操作ハンドル9は、装置本体8の左右両側それぞれから進行方向と平行となる方向に突出するように形成される。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、操作者に操作しやすい体勢で操作させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、操作ハンドル9は、装置本体8における進行方向の前後の面それぞれにおける左右両側それぞれから進行方向と平行となる方向に突出するように形成される。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、フロント側及びリア側のどちら側に向かって移動する場合であっても、操作者に前方を向かせた状態で操作させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、操作ハンドル9は、長軸方向に伸縮自在となるように形成される。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、移動時以外で操作ハンドル9が邪魔になるようなことを抑止することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、装置本体の走行を制御するための操作を受け付ける圧力センサ、或いは、押下ボタンが操作ハンドル9の近傍に設けられる。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、装置の移動を容易に行なうことを可能にする。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、操作ハンドル9が、長軸方向に伸縮する場合について説明した。第2の実施形態では、操作ハンドル9が、使う状況に応じてフロント側又はリア側にスライドされて用いられる場合について説明する。すなわち、第2の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8の左右両側それぞれにおいて、進行方向の前後に対する突出それぞれが連動して変化するように形成される。
図10は、第2の実施形態に係る操作ハンドル9の一例を示す図である。図10に示すように、第2の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8を貫通するように備えられ、フロント側及びリア側に向かってスライドさせることができる。例えば、操作者がフロント側(前輪6側)に立って装置を移動させようとした場合に、操作ハンドル9を図面の奥側に引くことによって、操作ハンドル9が奥側にスライドする。これにより、操作者は左右の操作ハンドル9の間に入って、装置本体に背を向けた状態で装置を牽引することができる。同様に、操作者がリア側(後輪7側)に立って装置を移動させようとした場合に、操作ハンドル9を図面の手前側に引くことによって、操作ハンドル9が手前側にスライドする。
このように、第2の実施形態に係る操作ハンドル9は、フロント側及びリア側にスライドすることができる。このような構成は、例えば、左右の操作ハンドル9を単一部材によってそれぞれ形成させて、装置本体8を貫通するように配置させることで、容易に実現可能である。
ここで、第2の実施形態に係る操作ハンドル9は、左右の操作ハンドルをさらに連動させて動かすことも可能である。すなわち、操作ハンドル9は、進行方向の前後に対する突出が連動して変化する際に、装置本体8の左右両側それぞれがさらに連動して変化するように形成される。図11は、第2の実施形態に係る操作ハンドル9の連動について説明するための図である。
例えば、図11に示すように、第2の実施形態に係る操作ハンドル9は、左右の操作ハンドル9の間に2つのギア9dが配置されることによって、左右の操作ハンドル9が連動してスライドするように形成される。なお、ギア9dは、装置本体に内蔵されるように形成される。例えば、第2の実施形態に係る操作ハンドル9においては、操作者が左右の操作ハンドル9のうちの一方を持って引くことにより、他方の操作ハンドル9も同一方向にスライドさせることが可能である。
上述したように、第2の実施形態によれば、操作ハンドル9は、装置本体8の左右両側それぞれにおいて、進行方向の前後に対する突出それぞれが連動して変化するように形成される。従って、第2の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、装置本体8の前後に操作ハンドルを突出させた移動方X線診断装置1を容易に実現することが可能である。
また、第2の実施形態によれば、操作ハンドル9は、進行方向の前後に対する突出が連動して変化する際に、装置本体8の左右両側それぞれがさらに連動して変化するように形成される。従って、第2の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、左右の操作ハンドル9のスライドにかかる操作の操作性を向上させることを可能にする。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、上述した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した第1及び第2の実施形態においては、装置本体8に対して操作者が背を向けた状態で牽引する場合の例を説明したが、本願にかかる移動型X線診断装置1は、操作者が装置本体8側を向いて押しながら移動させることも可能である。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、支柱2を有する移動型X線診断装置を一例に挙げて説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、支柱の有さない移動型X線診断装置に本願の操作ハンドル9などを適用する場合であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態において説明した構成はあくまでも一例であり、本願にかかる移動型X線診断装置1は、種々の構成を有することができる。例えば、図1に示す装置本体8や、X線管4、X線可動絞り5などの形状は、任意の形状であってよい。また、装置本体8に備えられるものとして説明した構成は、任意に配置を変えることができる。例えば、装置本体8に備えられるものとした高電圧発生部は、X線管4を含むボックス内に配置する場合であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態において説明した操作ハンドル9はあくまでも一例であり、任意の形状に変化させることができる。また、操作ハンドル9のフロントハンドル部9b及びリアハンドル9cは、任意の長さで固定することができる。これにより、例えば、操作者の歩幅や体格に最適な長さで操作することを可能にする。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、ハンドル格納部9aが装置本体8に内蔵される場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、装置本体8の外側にハンドル格納部9aが設けられる場合であってもよい。図12は、第3の実施形態に係る操作ハンドル9の一例を示す図である。図12に示すように、第3の実施形態に係る操作ハンドル9は、装置本体8の両側面に筒状のハンドル格納部9aが設けられ、それぞれからフロントハンドル部9b及びリアハンドル部9cが伸縮するように設計される。これにより、例えば、図12に示すように、収納器10をハンドル格納部9aにかけて、FPDや、カルテなどを収納させることができる。また、外側に設けられたハンドル格納部9aは、操作者が装置本体8の側面に立っている状態で、移動型X線診断装置1を移動させるためのハンドルとして利用することができる。
以上説明したとおり、第1、第2及び第3の実施形態によれば、本実施形態の移動型X線診断装置は、移動時の視界を確保しやすく、安全に搬送作業することを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 移動型X線診断装置
2 支柱
3 アーム
4 X線管
8 装置本体
9 操作ハンドル
9a ハンドル格納部
9b フロントハンドル部
9c リアハンドル部

Claims (8)

  1. X線管によるX線の発生を制御する本体部と、
    前記本体部の走行時に操作され、前記本体部において進行方向に対して直交する面の左右両側に、前記進行方向と略平行となる方向が長軸方向となるようにそれぞれ配置された2本の走行操作部と、
    を備え、
    前記2本の走行操作部は、当該2本の走行操作部の内側に折り畳み可能に設けられた把持部をそれぞれ有する、
    ことを特徴とする移動型X線診断装置。
  2. X線管によるX線の発生を制御する本体部と、
    前記本体部の走行時に操作され、前記本体部において進行方向に対して直交する面の左右両側に、前記進行方向と略平行となる方向が長軸方向となるようにそれぞれ配置された2本の走行操作部と、
    を備え、
    前記2本の走行操作部は、当該2本の走行操作部の内側に屈曲した把持部をそれぞれ有し、長軸方向を軸として回転する、
    ことを特徴とする移動型X線診断装置。
  3. 前記2本の走行操作部は、前記本体部における前記進行方向の前後の面それぞれにおける前記左右両側それぞれから前記進行方向と略平行となる方向に突出するように形成され、前記進行方向の前後に対する突出それぞれが連動して変化するように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の移動型X線診断装置。
  4. 前記2本の走行操作部は、前記本体部における前記進行方向の前後の面それぞれにおける前記左右両側それぞれから前記進行方向と略平行となる方向に突出するように形成され、前記本体部を走行させる操作者が当該本体部の前後の面に対して背向の状態で操作可能となるように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の移動型X線診断装置。
  5. 前記2本の走行操作部は、前記本体部の前記左右両側それぞれにおいて、前記進行方向の前後に対する突出それぞれが連動して変化するように形成されることを特徴とする請求項4に記載の移動型X線診断装置。
  6. 前記2本の走行操作部は、前記進行方向の前後に対する突出が連動して変化する際に、前記本体部の前記左右両側それぞれがさらに連動して変化するように形成されることを特徴とする請求項3または5に記載の移動型X線診断装置。
  7. 前記2本の走行操作部は、前記長軸方向に伸縮自在となるように形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の移動型X線診断装置。
  8. 前記本体部の走行を制御するための操作を受け付ける受付部を、前記2本の走行操作部の近傍に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の移動型X線診断装置。
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