JP6548451B2 - 移動型x線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、移動型X線診断装置に関する。
従来、病室などに移動させてX線画像を撮影する移動型X線診断装置が知られている。例えば、移動型X線診断装置は、X線を発生するX線管と、X線管が発生したX線の照射野を調節するX線可動絞りと、X線管及びX線可動絞りを支持する支持機構と、移動型X線診断装置の各種制御を実行する装置本体と、装置を移動するための車輪を備える。そして、移動型X線診断装置は、操作者によって病室まで移動され、病室内のベッド上にいて簡単に身動きできない患者(例えば、点滴中、寝たきり、両足負傷による歩行困難など)に対してX線画像の撮影を実行する。そして、移動型X線診断装置は、X線画像の撮影が終了すると、病室の外に移動させられる。
実開平5−9512号公報 特開2004−350833号公報 特開2002−45353号公報
本発明が解決しようとする課題は、移動にかかる操作性を向上させることを可能にする移動型X線診断装置を提供することである。
実施の形態の移動型X線診断装置は、X線発生部と、保持部と、本体部と、支柱部と、操作部とを備える。X線発生部は、X線を発生させる。保持部は、前記X線発生部を一端で保持する。本体部は、車輪を有する。支柱部は、鉛直方向を軸として旋回可能に前記本体部に軸支され、前記保持部の他端を支持する。少なくとも2つの操作部は、前記支柱部において前記鉛直方向の高さが異なるようにそれぞれ設けられ、前記本体部の走行を制御する。
図1は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の全体構成の一例を示す図である。 図2は、従来技術に係る移動型X線診断装置を用いたX線画像の撮影フローの一例を示す図である。 図3Aは、フロント側の操作スイッチの課題を説明するための図である。 図3Bは、フロント側の操作スイッチの課題を説明するための図である。 図4Aは、第1の実施形態に係る操作部の概要を説明するための図である。 図4Bは、第1の実施形態に係る操作部の概要を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る第2の操作ハンドル及び操作部の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の利用例を説明するための図である。 図7Aは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図7Bは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図7Cは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図7Dは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図7Eは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図7Fは、第1の実施形態に係る操作部の変形例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。 図9は、第3の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。 図11Aは、第3の実施形態に係る移動型X線診断装置の全体構成の一例を示す図である。 図11Bは、第3の実施形態に係る移動型X線診断装置の操作部の一例を示す図である。 図12は、第3の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置の全体構成の一例を説明する。図1は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の全体構成の一例を示す図である。図1においては、図1の(A)がX線管の収納時の状態を示し、図1の(B)がX線画像の撮影時の状態を示す。図1の(A)に示すように、移動型X線診断装置1は、支柱2と、アーム3と、X線管4と、X線可動絞り5と、前輪6と、後輪7と、第1の操作ハンドル8と、装置本体9と、第2の操作ハンドル10とを備える。
支柱2は、鉛直方向を軸として旋回可能に軸支され、アーム3の他端を支持する。例えば、支柱2は、図1の(A)に示すように、移動型X線診断装置1の前側(前輪側)に配置され、アーム3の一端が連結されることで、アーム3を支持する。ここで、支柱2は、長手方向が鉛直方向と平行になるように移動型X線診断装置1上に配置される。そして、支柱2は、例えば、長手方向に沿ってレールが配置され、配置されたレールにアーム3の一端が連結される。アーム3は、X線発生部を一端で保持する。具体的には、アーム3は、一端が支柱2と連結され、他端にX線管4とX線可動絞り5とが配置される。ここで、アーム3は、支柱2によって上下に自在にスライドするように連結される。例えば、支柱2にレールが設置され、アーム3は一端がレールと連結されてレール上を移動することにより、上下にスライドする。また、アーム3は、支柱2の長軸に直交する方向に伸縮する。すなわち、アーム3は、X線管4の収納時には、収縮してX線管4が突き出ないように収納し、X線画像の撮影時には、X線管4をより遠くに到達させるように伸張する。なお、アーム3は、保持部とも呼ばれる。
X線管4は、装置本体9に含まれる高電圧発生部(不図示)と接続され、高電圧発生部から供給される高電圧を用いて、X線を発生する。なお、X線管4は、X線発生部とも呼ばれる。また、X線発生部として、X線管4に加えて、高電圧発生部及びX線可動絞り5のうち少なくとも一方を含む場合もある。X線可動絞り5は、例えば2対の可動制限羽根を有し、各対における可動制限羽根が開閉することでX線の照射野を調整する。すなわち、X線可動絞り5は、X線管4によって円錐状に発せられたX線が所定の照射野に照射されるように可動制限羽根が開閉される。なお、X線可動絞り5においては、可動制限羽根によって調整されたX線の照射野を照光する照光ランプが備えられてもよい。すなわち、操作者は、照光ランプを点灯させた状態で可動制限羽根を調節する2つのつまみを回転させることで、視覚的に照射野を確認しながら、可動制限羽根の開度を調節することができる。
前輪6は、旋回自在の車輪であり、例えば、一対のキャスターなどである。後輪7は、図示しないモータなどが連結された駆動輪であり、操作者による操作に応じて駆動する。一例を挙げると、後輪7は、第1の操作ハンドル8に備えられた圧力センサによって所定の圧力が検知されたり、第1の操作ハンドル8付近に配置された操作スイッチが押下されたりすることによりモータが駆動され、モータによる動力によって駆動する。また、後輪7は、第2の操作ハンドル10付近に配置された操作スイッチによっても駆動が制御される。なお、第2の操作ハンドル10付近に配置された操作スイッチと、後輪7に対する駆動の制御の詳細については後述する。
また、図1に示す移動型X線診断装置1では、駆動輪が後輪7のみの場合を一例に挙げて説明するが、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、前輪6も駆動輪である場合であってもよい。或いは、前輪6が駆動輪で、後輪7が旋回自在の車輪である場合であってもよい。すなわち、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10付近に配置された各操作スイッチによって前輪6及び後輪7が駆動されたり、前輪6のみが駆動されたりする場合であってもよい。また、移動型X線診断装置1が有する車輪の位置は任意の位置であってもよく、前輪6及び後輪7という区別がない場合であってもよい。かかる場合には、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10付近に配置された各操作スイッチによって移動型X線診断装置1を移動させる車輪が駆動される。
第1の操作ハンドル8は、操作者が移動型X線診断装置1を移動させる際に操作されるハンドルである。例えば、操作者は、第1の操作ハンドル8を握った状態で操作スイッチを押下することで、移動型X線診断装置1を前進させたり、後進させたりすることができる。或いは、第1の操作ハンドル8が圧力センサを備え、操作者によって操作される方向(例えば、操作者が装置本体9のリア側(後輪7側)に立ち、フロント側を向いて第1の操作ハンドル8を把持して、第1の操作ハンドル8を押している場合に前進、第1の操作ハンドル8を引いている場合に後進など)を検知して、モータを所望の方向に駆動させることも可能である。なお、移動型X線診断装置1は、上記した操作スイッチの押下が止められたり、或いは、圧力センサによる検知が無くなったりすると、ブレーキがかかるように制御される。
第2の操作ハンドル10は、操作者が移動型X線診断装置1を移動させる際に操作されるハンドルである。例えば、操作者は、第2の操作ハンドル8を握った状態で操作スイッチを押下することで、移動型X線診断装置1を前進させたり、後進させたりすることができる。なお、第2の操作ハンドル10を用いた移動型X線診断装置1の移動については、後述する。
装置本体9は、移動型X線診断装置1の各部を制御する制御部、各種データを記憶する記憶部、外部から供給される電力を蓄電するバッテリ、種々の操作を受け付ける入力部、及び、種々の情報を表示する表示部などを有する。そして、装置本体9は、移動型X線診断装置1の移動に関する各種処理及びX線画像の撮影に関する各種処理の制御を実行する。例えば、装置本体9は、装置本体9の上面に配置された入力部から転送された操作者の指示に従って高電圧発生部を制御し、X線管4に供給する電圧を調整することで、患者に対して照射されるX線量やON/OFFを制御する。また、例えば、装置本体9は、操作者の指示に従ってX線可動絞り5を制御し、X線可動絞り5が有する可動制限羽根の開度を調整することで、患者に対して照射されるX線の照射野を制御する。また、装置本体9は、第1の操作ハンドル8に備えられた圧力センサによって検知された圧力や、操作スイッチによって受け付けられた操作に応じて、内蔵するモータを駆動させて、モータによる動力によって後輪7を駆動させる。また、装置本体9は、第2の操作ハンドル10付近に配置された操作スイッチによって受け付けられた操作に応じて、内蔵するモータを駆動させて、モータによる動力によって後輪7を駆動させる。なお、装置本体9、前輪6及び後輪7をまとめて本体部とも呼ぶ。
なお、上述した例では、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10に配置された各操作スイッチによって受け付けられた操作に応じて、後輪7を駆動させる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10に配置された各操作スイッチによって受け付けられた操作に応じて前輪6を駆動させる場合であってもよい。かかる場合には、装置本体9は、前輪6を駆動させるモータを有し、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10に配置された各操作スイッチによって受け付けられた操作に応じてモータを駆動させて前輪6を駆動させる。或いは、装置本体9は、第1の操作ハンドル8及び第2の操作ハンドル10に配置された各操作スイッチによって受け付けられた操作に応じてモータを駆動させることにより、移動型X線診断装置1を移動させる車輪を駆動させる。
また、装置本体9は、操作者の指示に従って、画像データ生成処理や、画像処理、あるいは解析処理などを制御する。また、装置本体9は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや記憶部が記憶する画像などを、表示部のディスプレイに表示するように制御する。以下、移動型X線診断装置1を用いたX線画像の撮影の流れの一例を説明する。例えば、移動型X線診断装置1は、待機時には病院の各フロアの廊下などに置かれ、バッテリの蓄電容量に応じて充電される。そして、使用時には、移動型X線診断装置1は、専用の鍵などによりロックが解除され、操作者が第1の操作ハンドル8を操作するとともに、駆動ボタン(或いは、圧力センサなど)により後輪7を駆動させることで病室などに移動される。
そして、病室に移動すると、操作者は、図1の(B)に示すように、長手方向を軸に支柱2を旋回させて、X線管4及びX線可動絞り5を装置本体9の前方に向ける。そして、操作者は、アーム3を伸ばし、患者の撮影部位にX線が照射される位置にX線管4を配置する。ここで、操作者は、X線可動絞り5に備えられたスイッチやつまみなどを用いて、撮影部位が照射野に入るように調節する。そして、FPD(Flat Panel Detector)や、カセッテなどの画像記録媒体が患者の撮像部位とベッドとの間にセットされ、X線画像が撮影される。
このように、移動型X線診断装置1は、使用時に患者のいる病室に移動され、患者の撮影部位とベッドとの間にFPDやカセッテなどがセットされ、撮影部位に対してX線管4の位置及び照射野が調整されてX線画像が撮影されるが、かかる撮影に際して、操作者が装置のフロント側とリア側とを何度も行き来する場合が生じ、手間がかかるという問題が従来から挙げられていた。図2は、従来技術に係る移動型X線診断装置を用いたX線画像の撮影フローの一例を示す図である。ここで、図2の(A)は、装置を中心とした操作者のフロント側及びリア側への行き来を示す。また、図2の(B)は、図2の(A)の各番号に対応する処理を示す。ここで、図2に示すフロント側とは、X線管を支持するアームや支柱などの支持機構が設けられた側を示し、リア側とは、装置を走行させる操作ハンドル(第1の操作ハンドル8に対応)が設けられた側を示す。
例えば、操作者は、移動型X線診断装置によってX線画像を撮影する際に、図2の(A)に示すように、フロント側とリア側とを8回行き来する。すなわち、図2の(B)に示すように、操作者は、まず、リア側の操作ハンドル(第1の操作ハンドル8)を操作しながら病室まで装置を移動させる。そして、病室に移動すると、操作者は、X線照射位置の設定(例えば、X線管/照射野絞りのポジショニング)を行なうために、フロント側へ移動する(図2の「1」)。
そして、操作者は、X線照射位置の設定を終えると、リア側に移動してリア側に収納されているFPDを取り出し(図2の「2」)、フロントにまわってFPDをセッティングする(図2の「3」)。そののち、操作者は、リア側に移動してX線画像を撮影して(図2の「4」)、撮影後のFPDを回収するためにフロント側に移動する(図2の「5」)。
FPDを回収すると、操作者は、リア側に移動して、回収したFPDを収納スペースに収納する(図2の「6」)。その後、操作者は、フロント側に移動して、X線管を収納したり、撮影制御系の電源をOFFしたりした後(図2の「7」)、リア側に移動して、操作ハンドルを持って病室から退避する(図2の「8」)。このように、従来の移動型X線診断装置においては、X線画像を撮影する際に操作者がフロント側とリア側とを行き来することとなり、手間がかかる。
そこで、このような問題に対して、フロント側とリア側との行き来を少なくするために、フロント側の操作ハンドル(本願の第2の操作ハンドルに対応)が支柱に配置されて使用するような移動型X線診断装置が考えられる。これにより、例えば、操作者は、撮影フローの「8」でわざわざリア側に移動することなく、病室から装置を退避することが可能である。
しかしながら、上述したフロント側の操作ハンドル付近に操作スイッチを配置する際に、配置の仕方によっては操作性が低下するおそれがある。具体的には、移動型X線診断装置を前進させたり、後進させたりする複数の操作スイッチが、水平方向(支柱の回転軸の方向に対して垂直となる方向)にずれて配置されると、支柱の旋回に伴って見た目の位置関係が変化することとなり、操作感が直感的に分かりにくく、操作性が低下するおそれがある。以下、図3A及び図3Bを用いて、フロント側の操作スイッチの課題を説明する。図3A及び図3Bは、フロント側の操作スイッチの課題を説明するための図である。
例えば、フロント側の操作ハンドル(第2の操作ハンドル10)は、図3Aに示すように、支柱2に設けられ、リア側の操作ハンドル(第1の操作ハンドル8)と同様に、操作者によって把持される把持部分を有する。ここで、フロント側の操作部20に含まれる操作スイッチが、図3Aに示すように、水平面31上でずれて配置されると、支柱2が旋回した際に、操作スイッチの見た目の位置関係が変化してしまい、操作感が直観的に分かりにくくなってしまう。例えば、図3Aに示すように、操作部20が前進用と後進用の2つの操作スイッチを含み、それらが床面からの距離が同一で、一方がフロント側、他方がリア側にずれて配置されると、支柱2が旋回した際に、見た目の位置関係が変化してしまう。
以下、図3Bを用いて一例を説明する。図3Bにおいては、図3Aに示す移動型X線診断装置の支柱2が旋回した際の操作部20を上から見た場合の図を示す。また、図3Bにおける操作部20においては、「FRONT」と記す操作スイッチ20aが前進(フロント側に走行)用の操作スイッチを示し、「BACK」と記す操作スイッチ20bが後進(リア側に走行)用の操作スイッチを示す。すなわち、操作者は、移動型X線診断装置をフロント側に走行させたい場合に、フロント側の操作ハンドルを操作しながら操作スイッチ20aを押下する。一方、移動型X線診断装置をリア側に走行させたい場合に、操作者は、フロント側の操作ハンドルを操作しながら操作スイッチ20bを押下する。
ここで、アーム3が収納状態(図3Aに示す状態)では、図3Bの左側の操作部20に示すように、操作スイッチ20aがフロント側、操作スイッチ20bがリア側となる。例えば、操作者がフロント側に立って操作する場合には、手前側が操作スイッチ20aとなり、奥側が操作スイッチ20bとなる。一方、支柱2が180度旋回すると、図3Bの右側の操作部20に示すように、操作スイッチ20aがリア側、操作スイッチ20bがフロント側となる。すなわち、操作者がフロント側に立って操作する場合には、手前側が操作スイッチ20bとなり、奥側が操作スイッチ20aとなる。また、図3Bの上側の操作部20と下側の操作部20に示すように、支柱2の旋回した状態に応じて操作スイッチ20aと操作スイッチbの見た目の位置関係が変化する。このような支柱2の旋回に伴う操作スイッチの見た目の位置関係の変化は、操作スイッチがフロント側とリア側にずれた場合に限らず、複数の操作スイッチがそれぞれ装置の右側と左側にずれた場合も同様に生じることとなる。
上述したように、移動型X線診断装置の利用に際して、移動にかかる操作性が低下するおそれがある。そこで、本願にかかる移動型X線診断装置1は、支柱2の旋回状態にかかわらず、どのような場所からも容易に装置を走行させることを可能にする操作スイッチを含む操作部を設けることで、移動にかかる操作性を向上させることを可能にする。以下、第1の実施形態に係る操作部の概要について、図4A及び図4Bを用いて説明する。図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係る操作部の概要を説明するための図である。
具体的には、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、複数の操作スイッチが鉛直方向(支柱の回転軸の方向と平行な方向)にずれて配置された操作部を有する。例えば、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、図4Aに示す垂直面32上で、上下方向にずれて配置された操作スイッチを有する。一例を挙げると、図4Bに示すように、第1の移動型X線診断装置1は、垂直面32上の上側に操作スイッチ101が配置され、操作スイッチ101と比較して下側に操作スイッチ102が配置された操作部100を有する。
このように、複数の操作スイッチを鉛直方向(垂直方向)にずれて配置させることにより、支柱2が旋回したとしても、操作スイッチの見た目の位置関係に変化がなく、操作感が直感的に分かり、移動にかかる操作性を向上させることができる。例えば、移動型X線診断装置1は、図4Bの左側の図に示すように、支柱2の回転軸の方向と平行な方向で上側に操作スイッチ101を備え、下側に操作スイッチ102を備える。これにより支柱2がどのような旋回状態であっても、操作スイッチ101が上側になり、操作スイッチ102が下側になる。一例を挙げると、図4Bの右側の図に示すように、支柱2が90°旋回したとしても操作スイッチ101が上側になり、操作スイッチ102が下側になる。ここで、さらに、上下に配置する操作スイッチについて、移動型X線診断装置1を前進させるための操作スイッチを上側に配置し、移動型X線診断装置1を後進させるための操作スイッチを下側に配置することで、意味的優劣が対応することとなり、操作感がより直観的にわかるようになる。すなわち、「前後」と「上下」の意味的優劣を考えた場合、「前」及び「上」には「優(Positive)」のイメージがあり、「後」及び「下」には「劣(Negative)」のイメージがある。従って、これらを対応付けて配置することにより、操作者は操作感がより直観的にわかるようになる。
上述したように、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、鉛直方向にずれて配置されることで、移動にかかる操作性を向上させる。かかる構成についてより具体的に説明すると、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、支柱2の回転軸に沿って設けられる。そして、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、床面からの距離が支柱2の旋回状態に依らず、それぞれ一定となるように設けられる。
ここで、第1の実施形態に係る第2の操作ハンドル及び操作部100は、操作者が第2の操作ハンドル10を把持して走行に関する操作をしながら操作スイッチ101及び操作スイッチ102を操作することができるように設けられる。図5は、第1の実施形態に係る第2の操作ハンドル10及び操作部100の一例を示す図である。図5においては、支柱2の側面において、アーム3が支持された側面に対向する側面に操作部100などが設けられる場合について示す。
例えば、操作スイッチ101と操作スイッチ102とを有する操作部を含む接合部が支柱2の側面に接合される。操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、接合部が接合された支柱2の側面と平行な面に配置され、第2の操作ハンドル10は、接合部の2つの側面にそれぞれ配置される。すなわち、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、側面が床面に対して略垂直である支柱の側面に設けられる。ここで、操作スイッチ101と操作スイッチ102は、図5に示すように、鉛直方向にずれた位置にそれぞれ配置される。例えば、操作スイッチ101(鉛直方向の上側の操作スイッチ)として、移動型X線診断装置1をフロント側に走行させる前進用の操作スイッチが配置され、操作スイッチ102(鉛直方向の下側の操作スイッチ)として、移動型X線診断装置1をリア側に走行させる後進用の操作スイッチが配置される。
このように、操作スイッチを配置することにより、支柱2の旋回状態にかかわらず、操作感が直観的にわかるようになると共に、操作ハンドルを把持しながらの操作スイッチの操作を容易に行うことができる。図6は、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1の利用例を説明するための図である。移動型X線診断装置は、狭い病室内で使用されることも多く、病室内での操作の仕方が限られる場合も多々発生する。例えば、患者が寝ているベッドの脇の狭いスペースで移動型X線診断装置を操作せざるを得ない場合もある。このような場合、操作者は、周囲を確認しながら、移動型X線診断装置を安全に移動させ、X線画像を撮影することが求められる。
このような場合であっても、例えば、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1においては、図6の(A)に示すように、操作者が、周囲を確認しながら、第2の操作ハンドル10を把持して操作スイッチ101を押下することで装置を矢印41の方向(フロント側)に走行させて、ベッドの脇の狭いスペースに装置を移動させることができる。このとき、移動型X線診断装置1においては、図6の(A)の右側の図に示すように、操作者が第2の操作ハンドル10をしっかりと把持して操作スイッチ101を押下することができるように構成される。
さらに、操作者は、図6の(B)に示すように、アーム3が患者側にくるように支柱2を旋回させて、装置のフロント側で患者の様子を見ながら、操作スイッチ101や操作スイッチ102を押下することで、装置を矢印42や矢印43の方向に移動させながら撮影部位まで装置を走行させることができる。ここで、移動型X線診断装置1においては、図6の(B)の右側の図に示すように、操作部に含まれる操作スイッチ101及び操作スイッチ102が支柱2の旋回状態に依らず位置関係が常に一定であることから、操作者は手元を見て操作スイッチの走行方向を確認することなく、操作スイッチ101及び操作スイッチ102を操作することができる。これにより、操作者は、常に患者に注意を払いながら移動型X線診断装置1を操作することができる。
以上、操作スイッチ101及び操作スイッチ102を含む操作部100の一例について説明した。しかしながら、操作部100に含まれる操作スイッチは、上述した例(例えば、図5に示す操作スイッチ)に限られない。すなわち、移動型X線診断装置1が備える操作部100は、複数の操作スイッチが鉛直方向にずれて設けられていれば種々の形体を有することができる。以下、図7A〜図7Fを用いて、操作部100の変形例を説明する。図7A〜図7Fは、第1の実施形態に係る操作部100の変形例を示す図である。
例えば、操作部100は、図7Aに示すように、横長に形成された操作スイッチ101及び操作スイッチ102を含む場合であってもよい。すなわち、図7Aに示す操作部100は、支柱2に接合する接合部を大きくして側面に配置された第2の操作ハンドル10の間隔を広げることで両手での操作をしやすくした場合でも、第2の操作ハンドル10を把持しながら操作スイッチ101及び操作スイッチ102を容易に操作することができる。
また、操作部100は、各操作スイッチがそれぞれ複数に分割される場合であってもよい。例えば、図7Bに示すように、操作スイッチ101及び操作スイッチ102がそれぞれ2つに分割され、分割された各操作スイッチが、支柱2に接合される接合部の両側にそれぞれ配置された第2の操作ハンドル10の付近に配置される。
また、操作部100においては、例えば、図7Cに示すように、操作スイッチ101と操作スイッチ102とが鉛直方向にずれるとともに、水平方向にもずれるように形成されてもよい。このように形成された場合であっても、操作スイッチ101と操作スイッチ102との鉛直方向での位置関係は、支柱2の旋回状態に依らず一定であるため、操作感を直観的に把握することができる。
また、操作部100は、単純な押下ボタンを含む場合に限られず、種々のスイッチを有する場合であってもよい。例えば、図7Dに示すように、操作部100は、上側に前進用の操作スイッチ101が配置され、下側に後進用の操作スイッチ102が配置されたシーソースイッチを含む場合であってもよい。
また、操作部100は、ボタンやスイッチに限られず、タッチパネルを有する場合であってもよい。例えば、図7Eに示すように、操作部100は、鉛直方向にずれた2つのタッチパネルを有し、上側のタッチパネルが操作スイッチ101と同様の前進用の操作を受け付け、下側のタッチパネルが操作スイッチ102と同様の後進用の操作を受け付ける。すなわち、操作者は、第2の操作ハンドル10を把持しながら、上側のタッチパネルをタッチすることで装置をフロント側に走行させ、下側のタッチパネルをタッチすることで装置をリア側に走行させることができる。
上述した各例では、操作部100を有する接合部が支柱2に接合される場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、操作部100が支柱2に配置される場合であってもよい。具体的には、操作部100は、側面が床面に対して略垂直である支柱2の側面に設けられる。すなわち、操作部100は、支柱2において水平方向に面を有する少なくとも1つの側面に設けられる。例えば、図7Fに示すように、支柱2においてアーム3が支持された側面に対向する側面に操作スイッチ101及び操作スイッチ102が鉛直方向にずれて配置される。そして、各操作スイッチが配置された側面に直交する両側の側面に第2の操作ハンドル10がそれぞれ配置される。これにより、フロント側をよりコンパクトにすることができる。
上述したように、第1の実施形態によれば、X線発生部(例えば、X線管4など)は、X線を発生させる。アーム3は、X線発生部を一端で保持する。装置本体9は、車輪(例えば、前輪6及び後輪7)を有する。支柱2は、鉛直方向を軸として旋回可能に軸支され、アーム3の他端を支持する。少なくとも2つの操作スイッチ101及び102は、支柱2に対して鉛直方向にずれるように設けられ、装置本体9の走行を制御する。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、支柱2が旋回したとしても、複数の操作スイッチの位置関係が変化せず、操作者に操作方向を直感的に把握させることができ、移動にかかる操作性を向上させることを可能にする。
このように、第1の実施形態に係る操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、支柱2の回転軸方向(鉛直方向)に常に並んで設けられることで、どのような状況であっても、操作者は操作スイッチの操作感を感覚的に把握することができる。なお、このような鉛直方向にスイッチが設けられる従来技術としては、X線可動絞りに微動スイッチを設ける技術がある。しかしながら、X線可動絞りは、アームの長軸方向を回転軸として任意に回転するため、複数の操作スイッチが鉛直方向に常に並んでいるわけではない。そのため、上述の微動スイッチにおいては、操作感が感覚的に把握できなくなる場合がある。
また、第1の実施形態によれば、操作部100である少なくとも2つの操作スイッチは、床面からの距離が支柱2の旋回状態に依らず一定となるように設けられる。従って、第1の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、複数の操作スイッチの位置関係が変化しないようにすることを可能にする。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、操作部100が複数の操作スイッチ(前進用の操作スイッチ101と後進用の操作スイッチ102)或いは、複数のタッチパネルを有する場合について説明した。第2の実施形態では、単一のタッチパネルによって装置の走行を制御する場合について説明する。
具体的には、第2の実施形態における操作部100は、支柱2に設けられ、鉛直方向における上側への操作と下側への操作を受け付けることにより、装置本体9の異なる方向への走行を制御する。図8は、第2の実施形態に係る操作部100の一例を示す図である。例えば、第2の実施形態に係る操作部100は、図8に示すように、支柱2に接合される接合部に備えられた単一のタッチパネルである。そして、操作部100としてのタッチパネルは、操作者から所定の操作を受け付けることで、装置本体9を前進させるように制御したり、後進させるように制御したりする。
例えば、操作部100は、図8の(A)に示すように、タッチパネルにおいて鉛直方向で上側の領域R1と下側の領域R2とを有し、それぞれの領域に対する操作を受け付けることで装置の走行を制御する。例えば、操作部100は、領域R1へのタッチ操作を受け付けることにより、装置の前進を制御し、領域R2へのタッチ操作を受け付けることにより、装置の後進を制御する。すなわち、操作者は、第2の操作ハンドル10を把持しながら、操作部100のタッチパネルにおける領域R1にタッチすることで装置をフロント側に走行させ、領域R2にタッチすることで、装置をリア側に走行させる。
また、操作部100は、図8の(B)に示すように、タッチパネル上でのスワイプ操作の向きに応じて、走行方向を制御する。例えば、操作部100は、鉛直方向で上側(例えば、図8の(B)の矢印52の向き)へのスワイプ操作を受け付けることにより、装置の前進を制御し、鉛直方向で下側(例えば、図8の(B)の矢印51の向き)へのスワイプ操作を受け付けることにより、装置の後進を制御する。すなわち、操作者は、第2の操作ハンドル10を把持しながら、操作部100のタッチパネルに対して矢印52の方向でスワイプ操作することで装置をフロント側に走行させ、矢印51の方向でスワイプ操作することで装置をリア側に走行させる。なお、上述した例では、各矢印で示した方向へのスワイプ操作によって走行を制御する場合について説明したが、フリック操作であってもよい。
上述したように、第2の実施形態によれば、X線発生部(例えば、X線管4など)は、X線を発生させる。アーム3は、X線発生部を一端で保持する。装置本体9は、車輪(例えば、前輪6及び後輪7)を有する。支柱2は、鉛直方向を軸として旋回可能に軸支され、アーム3の他端を支持する。操作部100は、支柱2に設けられ、鉛直方向における上側への操作と下側への操作を受け付けることにより、装置本体9の異なる方向への走行を制御する。従って、第2の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、支柱2が旋回したとしても、操作する位置や、操作方向が変化せず、操作者に操作方向を直感的に把握させることができ、移動にかかる操作性を向上させることを可能にする。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、上述した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した第1の実施形態においては、操作部100は2つの操作スイッチを有する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、操作部100が3つ以上の操作スイッチを有する場合であってもよい。かかる場合には、3つ以上の操作スイッチが鉛直方向にそれぞれずれて配置される。
また、上述した第1の実施形態においては、操作部100が支柱2の1つの側面に備わる場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、操作部100が支柱2の複数の側面に備わる場合であってもよい。その場合、例えば、支柱2においてアーム3を支持する側面以外の3つの側面に、複数の操作スイッチが鉛直方向にそれぞれずれて配置される。
また、第1及び第2の実施形態においては、操作スイッチ或いはタッチパネルによって走行を操作する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、操作部として種々の機器を用いることができる。図9は、第3の実施形態に係る操作部100の一例を示す図である。例えば、操作部100は、図9に示すように、スライドボリュームにより走行を制御する。例えば、操作部100は、スライドボリュームにおいて鉛直方向で上側(例えば、図9の矢印53の向き)のスライド操作を受け付けることにより、装置の前進を制御し、鉛直方向で下側(例えば、図9の矢印54の向き)のスライド操作を受け付けることにより、装置の後進を制御する。すなわち、操作者は、第2の操作ハンドル10を把持しながら、操作部100のスライドボリュームに対して矢印53の方向でスライド操作することで装置をフロント側に走行させ、矢印54の方向でスライド操作することで装置をリア側に走行させる。
ここで、スライドさせる距離によって装置の走行速度を制御することも可能である。例えば、操作部100は、スライドボリュームが中央の位置にある場合に装置を停止させるように制御する。そして、操作部100は、矢印53の方向でスライド操作を受け付け、上側にスライドされるほど装置を高速で前進させるように制御する。一方、操作部100は、矢印54の方向でスライド操作を受け付け、下側にスライドされるほど装置を高速で後進させるように制御する。
また、上述した第1の実施形態においては、操作スイッチ101及び操作スイッチ102が接合部における支柱2の側面と平行の面に配置される場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、接合部における支柱2の側面に対して直交する面に操作スイッチが配置される場合であってもよい。図7Aを用いて一例を説明すると、例えば、第2の操作ハンドル10が配置された接合部の上面に操作スイッチ101が配置され、下面に操作スイッチ102が配置される場合であってもよい。このように、複数の操作スイッチが鉛直方向でずれ、かつ、異なる平面に配置されることで、誤操作を抑止することを可能にする。
また、上述した第1及び第2の実施形態においては、所定の長さを有する支柱2に操作部100や第2の操作ハンドル10が設置される場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、段階的に高さ調節が可能な支柱2に操作部100や第2の操作ハンドル10が設置される場合であってもよい。一例を挙げると、移動時と撮影時などの状況に応じて支柱が収納され、高さが変化する支柱2に操作部100や第2の操作ハンドル10が設置される場合であってもよい。
かかる場合の例について、図10を用いて説明する。図10は、第3の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。なお、図10においては、高さが変化する支柱2に操作部100が配置される場合を示す。例えば、図10に示すように、移動型X線診断装置1は、基部側の第1の支柱21と先端側の第2の支柱22とを有し、第2の支柱22が第1の支柱21の内部に格納される支柱を有する。かかる移動型X線診断装置1では、例えば、移動時には図10の左側の図に示すように、第2の支柱22が第1の支柱21の内部に収納されて支柱の高さが低くなる。一方、撮影時には、移動型X線診断装置1は、図10の右側の図に示すように、第2の支柱22が第1の支柱21の内部から上側に出ることによって、支柱の高さが高くなる。
ここで、操作部100は、例えば図10に示すように、第1の支柱21の側面に配置される。すなわち、第1の支柱21において鉛直方向の上側に操作スイッチ101が配置され、第1の支柱21において鉛直方向の下側に操作スイッチ102が配置される。また、操作部100は、図10の右側の図に示すように、第2の支柱に配置される場合であってもよい。係る場合には、例えば、図10の右側の図に示すように、第1の支柱21の内部に収納される第2の支柱の側面において、鉛直方向の上側に操作スイッチ101が配置され、下側に操作スイッチ102が配置される。ここで、操作スイッチ101及び操作スイッチ102が凸型で形成された場合、第2の支柱22が第1の支柱21に収納される際に引っかかるため、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は凹型、或いは、第2の支柱22の側面から突き出ないように形成される。例えば、第2の支柱22の側面に第2の支柱の中心に向かって凹んだ部分が設けられ、設けられた部分に操作スイッチ101及び操作スイッチ102が配置される。或いは、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、第2の支柱22の側面に埋め込まれるように配置される。なお、図10においては、第1の支柱21及び第2の支柱22のみが示されているが、実際には、第2の支柱22の上部にアーム3が連結される。また、図10においては、第2の操作ハンドル10が配置されていない場合を例に示しているが、第2の操作ハンドル10が第1の支柱21に配置される場合であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、移動型X線診断装置1が支柱2を有する場合を例に挙げて説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、支柱2を有さない移動型X線診断装置1に適用される場合であってもよい。図11Aは、第3の実施形態に係る移動型X線診断装置1の全体構成の一例を示す図である。なお、図11Aにおいては、図1と同一の参照符号を付した部分は同様のものであるとして、重複する説明を適宜省略する。例えば、第3の実施形態に係る移動型X線診断装置1は、図11Aに示すように、第1のアーム31と第2のアーム32とを有する。
第1のアーム31は、X線発生部を一端で保持する。具体的には、第1のアーム31は、一端が第2のアーム32と接合され、他端にX線管4とX線可動絞り5とが配置される。ここで、第1のアーム31は、第2のアーム32との接合部分を支点として、X線管4及びX線可動絞り5が上下に動くように第2のアーム32に接合される。例えば、第1のアーム31は、図11Aの矢印62に示すように、第2のアーム32と接合された端部側を支点として、反対側の端部が上下に動くように接合される。
第2のアーム32は、鉛直方向を軸として旋回可能に軸支され、第1のアーム31と接合される。具体的には、第2のアーム32は、図11Aに示すように、一端が装置本体9に接合され、他端が第1のアーム31と接続される。そして、第2のアーム32は、図11Aの矢印61に示すように、鉛直方向を回転軸として旋回可能に軸支される。ここで、第2のアーム32は、装置本体9との接合部分を支点として、装置本体9の前後方向に傾くように装置本体9と接合される。例えば、図11Aの矢印63に示すように、第2のアーム32は、装置本体9と接合された端部側を支点として、反対側の端部が前後に動くように接合される。そして、第2のアーム32は、図11Aに示すように、側面に操作部100を有する。なお、アーム32は、長手方向を回転軸として旋回可能に軸支される場合であってもよい。
図11Bは、第3の実施形態に係る移動型X線診断装置1の操作部100の一例を示す図である。例えば、操作部100は、第2のアーム32の側面に配置される。ここで、操作部100においては、図11Bに示すように、操作スイッチ101及び操作スイッチ102が、第2のアーム32において鉛直方向の高さが異なるようにそれぞれ設けられる。例えば、図11Bに示すように、操作スイッチ101が第2のアーム32の側面における上側に配置され、操作スイッチ102が側面における下側に配置される。上述したように、第2のアーム32は、装置本体9と接合された端部側を支点として、反対側の端部が前後に動くように接合されるが、操作スイッチ101及び操作スイッチ102の上下関係が逆転することはない。従って、第2のアーム32に操作スイッチ101及び操作スイッチ102が設けられた場合でも、移動にかかる操作性を向上させることができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態においては、操作部100(例えば、操作スイッチ101及び操作スイッチ102)が、支柱2との接合部、支柱2の側面、或いは、第2のアーム32の側面に配置される場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、操作部100が第2の操作ハンドル10に配置される場合であってもよい。図12は、第3の実施形態に係る操作部の一例を示す図である。例えば、図12に示すように、第2の操作ハンドル10が、把持部分の長手方向が鉛直方向と平行になるように支柱2の側面に配置される。そして、操作スイッチ101及び操作スイッチ102が、第2の操作ハンドル10の把持部分に、長手方向に沿って上下に配置される。すなわち、操作スイッチ101及び操作スイッチ102は、鉛直方向において異なる高さで第2の操作ハンドル10に配置される。例えば、図12に示すように、操作スイッチ101が鉛直方向の上側に配置され、操作スイッチ102が鉛直方向の下側に配置される。これにより、片手で容易に操作できるとともに、操作スイッチと装置の走行方向との関係を容易に把握させることができ、移動にかかる操作性をより向上させることを可能にする。
なお、上述した図10〜図12においては、操作部100が操作スイッチ101及び操作スイッチ102である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、図10〜図12に示す操作部100が、第1或いは第2の実施形態で説明したタッチパネルや、ボタン、シーソースイッチ、スライドボリュームである場合であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、支柱2において第2の操作ハンドル10が所定の高さの位置に固定される場合を例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、操作部100及び第2の操作ハンドル10の支柱2における高さを任意に変更することができるように設置される場合であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態において、説明した構成はあくまでも一例であり、本願にかかる移動型X線診断装置1は、種々の構成を有することができる。例えば、図1に示す装置本体9や、X線管4、X線可動絞り5などの形状は、任意の形状であってよい。また、装置本体9に備えられるものとして説明した構成は、任意に配置を変えることができる。例えば、装置本体9に備えられるものとした高電圧発生部は、X線管4を含むボックス内に配置する場合であってもよい。
以上説明したとおり、第1、第2及び第3の実施形態によれば、本実施形態の移動型X線診断装置は、移動にかかる操作性を向上させることを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 移動型X線診断装置
2 支柱
3 アーム
4 X線管
9 装置本体
100 操作部
101、102 操作スイッチ

Claims (12)

  1. X線を発生させるX線発生部と、
    前記X線発生部を一端で保持する保持部と、
    車輪を有する本体部と、
    鉛直方向を軸として旋回可能に前記本体部に軸支され、前記保持部の他端を支持する支柱部と、
    前記支柱部において前記鉛直方向の高さが異なるようにそれぞれ設けられ、前記本体部の走行を制御する少なくとも2つの操作部と、
    を備える、移動型X線診断装置。
  2. 前記操作部であるスイッチは、床面からの距離が前記支柱部の旋回状態に依らず一定となるように設けられる、請求項1記載の移動型X線診断装置。
  3. 前記操作部であるスイッチは、前記支柱部の回転軸に沿って設けられる、請求項1又は2記載の移動型X線診断装置。
  4. 前記本体部に設けられ、前記支柱部と対する位置に前記車輪を制御するための走行ハンドルを更に有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の移動型X線診断装置。
  5. 前記操作部は、側面が床面に対して略垂直である前記支柱部の側面に設けられる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動型X線診断装置。
  6. 前記支柱部に設けられ、操作者によって把持され、前記操作部の近傍に設けられる把持部を更に有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の移動型X線診断装置。
  7. 前記支柱部に設けられ、操作者によって把持され、前記操作部が設けられる把持部を更に有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の移動型X線診断装置。
  8. X線を発生させるX線発生部と、
    前記X線発生部を一端で保持する保持部と、
    車輪を有する本体部と、
    鉛直方向を軸として旋回可能に前記本体部に軸支され、前記保持部の他端を支持する支柱部と、
    前記支柱部に設けられたタッチパネルであり、前記鉛直方向における上方向への動作に基づく入力操作を受け付けた場合と下方向への動作に基づく入力操作を受け付けた場合とで、前記本体部をそれぞれ異なる方向へ走するように制御する、又は、前記支柱部に設けられたスライドボリュームであり、前記鉛直方向における上方向へのスライドを受け付けた場合と下方向へのスライドを受け付けた場合とで、前記本体部をそれぞれ異なる方向へ走行するように制御する操作部と、
    を備える、移動型X線診断装置。
  9. X線を発生させるX線発生部と、
    前記X線発生部を一端で保持する第1の保持部と、
    車輪を有する本体部と、
    鉛直方向又は長手方向を軸として旋回可能に前記本体部に軸支され、前記第1の保持部の他端を支持する第2の保持部と、
    前記第2の保持部において前記鉛直方向の高さが異なるようにそれぞれ設けられ、前記本体部の走行を制御する少なくとも2つの操作部と、
    を備える、移動型X線診断装置。
  10. 前記操作部であるスイッチは、位置の上下関係が前記第2の保持部の旋回状態に依らず一定となるように設けられる、請求項9記載の移動型X線診断装置。
  11. 前記本体部に設けられ、前記第2の保持部と対する位置に前記車輪を制御するための走行ハンドルを更に有する、請求項9又は10記載の移動型X線診断装置。
  12. 前記第2の保持部に設けられ、操作者によって把持され、前記操作部が設けられる把持部を更に有する、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の移動型X線診断装置。
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