JP5317757B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線源から被写体に向けて放射線を照射し、そこを透過した放射線を放射線検出手段で検出するようにした放射線撮影装置に関するものであり、より詳しくは、放射線源あるいは放射線検出手段の位置決めに係る構成が改良された放射線撮影装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されているように、被写体に向けてX線等の放射線を照射する放射線源と、その被写体を透過した放射線を検出する放射線検出手段とを備えてなる放射線撮影装置が公知となっている。なお上記放射線検出手段としては、X線フィルム等の銀塩写真フィルムや、上記特許文献1にも示されている放射線変換パネル(蓄積性蛍光体シート)や放射線固体検出器等が知られている。
この種の放射線撮影装置においては、一例として特許文献2、3に示されているように、天井から吊り下げ保持された放射線源および放射線検出手段の双方あるいは一方を水平面内で2次元方向に移動自在とするとともに、それをさらに垂直方向に移動自在として、放射線撮影の作業性、能率を向上させることが提案されている。そのような放射線撮影装置は多くの場合基本的に、水平な一方向(Y方向)に延びる状態に天井に固定されたレールと、このレールに沿って移動するY軸走行部と、このY軸走行部にY方向と直角な水平方向(X方向)に延びる状態に固定されたレールと、このレールに沿って移動するX軸走行部と、このX軸走行部から下方向(Z方向)に延びてその長さが可変とされた伸縮部と、この伸縮部に搭載された放射線源あるいは放射線検出手段とから構成されている。
ところで、上記のようにして放射線源あるいは放射線検出手段を3次元方向に移動させて所定位置に位置決めするには、その3次元移動を制御するためのインターフェイスが必要になる。また特に精密な位置決めが求められる場合は、例えば特許文献4に示されるように、放射線源あるいは放射線検出手段を微小量ずつ移動させるための微動用インターフェイスが設けられることが多い。
特開2008−167948号公報 特開2002−065655号公報 特表2007−527763号公報 特開2002−045353号公報
従来、上記インターフェイスは、3次元方向の各移動を受け持つ駆動手段にそれぞれ対応させて3つ設けられるのが常であった。しかし実際の放射線撮影においては、特に精密位置決めの場合は、放射線源を放射線検出手段の検出面に沿って2次元方向に移動させるのがほとんどであり、そうであると3つ設けられているインターフェイスのうちどの2つを使用すればよいか放射線撮影技師が迷うような事態も起こり得る。
ここで、一般の放射線撮影装置は、放射線照射軸の向きを変えて立位撮影・臥位撮影の双方、さらにそれとは別の撮影にも対応可能とすることが多い。したがって、実際の各撮影においては放射線源を2次元方向にしか移動させなくても、放射線源の移動手段を3次元方向に移動可能としておくことは必要であるので、上記の事態を避けるためにインターフェイスを2つだけ設置とすることは従来なされていなかった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、放射線源あるいは放射線検出手段の向きを変えた複数の撮影方法に対応可能で、その一方、放射線源あるいは放射線検出手段の位置決めのための移動を制御するインターフェイスの数を少なく抑えて操作性を良くすることができる放射線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明による放射線撮影装置は、
被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
前記被写体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、
この放射線検出手段または前記放射線源を搭載した撮影要素搭載部と、
この撮影要素搭載部を相直交するX、Y、Z方向に移動可能に保持するガイド機構と、
このガイド機構に沿って前記撮影要素搭載部を、前記X、Y、Z方向の中の各方向に個別に移動させる第1、第2、第3の駆動部と、
前記ガイド機構に保持された前記撮影要素搭載部を、放射線曝射軸方向を変えるように複数の回転位置に切替設定可能な回転保持手段とを備えてなる放射線撮影装置において、
各々が前記第1〜3の駆動部のうちの1つまたは2つの駆動方向および駆動量を調節する第1、第2の操作部(インターフェイス)と、
前記撮影要素搭載部の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
この回転位置検出手段が検出した回転位置に応じて、前記第1〜3の駆動部の中から、前記第1、第2の操作部が各々駆動方向および駆動量を調節する操作対象駆動部を選択する制御手段とが設けられたことを特徴とするものである。
上記構成の放射線撮影装置においてより好ましくは、
前記Z方向を垂直方向として前記回転保持手段が前記撮影要素搭載部を、前記放射線曝射軸方向がZ方向となる第1回転位置および、該放射線曝射軸方向がY方向となる第2回転位置に設定するものとされ、
前記制御手段が、前記回転位置検出手段によって前記第1回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第2の駆動部の一方、他方を選択し、前記回転位置検出手段によって前記第2回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第3の駆動部の一方、他方を選択するものとされる。
あるいは、本発明の放射線撮影装置においては、
前記Z方向を垂直方向として前記回転保持手段が前記撮影要素搭載部を、前記放射線曝射軸方向がZ方向となる第1回転位置および、該放射線曝射軸方向がY方向とZ方向の中間方向となる第2回転位置に設定するものとされ、
前記制御手段が、前記回転位置検出手段によって前記第1回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第2の駆動部の一方、他方を選択し、前記回転位置検出手段によって前記第2回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1の駆動部、第2および第3の駆動部の一方、他方を選択するものとされてもよい。
そして上述のような各構成においては、
前記第1、第2の操作部として、少なくとも一部分において直線方向に動く可動部を各々持つものが用いられ、
それらの可動部が、前記撮影要素搭載部の回転と連動して姿勢を変化させて、前記直線方向の向きを変えるように構成され、
前記撮影要素搭載部が前記第1回転位置、第2回転位置のそれぞれにあるとき、第1、第2の操作部の前記可動部の動きの直線方向が、各操作部の操作対象駆動部による撮影要素搭載部の移動方向と整合するように該可動部が配設されていることが望ましい。
なお上記第1、第2の操作部は、前記可動部の動きの方向に応じて、操作対象駆動部の駆動方向を変えるように構成されることが望ましい。
また、上記第1、第2の操作部の各可動部は、中心軸の回りに回転する円板状部材からなるものであることが望ましい。そのような構成を採用する場合、前記第1、第2の操作部の円板状部材からなる可動部は、各々の中心軸を揃えてこの中心軸の方向に並べて配設されていることが望ましい。そしてそのように可動部が配設される場合は、該可動部が、前記撮影要素搭載部と一体化されたハンドルを構成する棒状部分に、該棒状部分の長軸と中心軸を揃えて取り付けられていることが特に望ましい。
また本発明の放射線撮影装置においては、前記第1、第2の操作部の各可動部と対応させて、各操作部の操作対象駆動部によって移動される撮影要素搭載部の移動方向を、前記撮影要素搭載部の回転位置切替に応じて切替表示する表示手段が設けられていることが望ましい。
上述のような表示手段としてより具体的には、前記撮影要素搭載部の移動方向を文字で示すものや、移動方向に応じて定められた固有の色で示すものを採用することができる。なお後者の構成の表示手段を採用する場合は、前記ガイド機構の近辺に、前記固有の色の各々に対応する撮影要素搭載部の移動方向を、その色と同色で示す移動方向ガイド表示が設けられることが好ましい。
他方、本発明の放射線撮影装置においては、前記制御手段が、前記第1、第2の操作部の一方が操作されているとき他方の操作部の機能を停止させ、前記一方の操作部の操作が終了したことを検出したとき他方の操作部の機能を復活させるように構成されていることが望ましい。そのような制御手段としてより具体的には、前記第1、第2の操作部の一方の操作が終了したことを、その操作が停止してから所定時間が経過したことによって検出するものが好適に用いられ得る。
また本発明の放射線撮影装置は、より詳しくは、前記撮影要素搭載部が前記放射線源を搭載していて、この撮影要素搭載部の回転位置が変えられることにより、前記放射線曝射軸方向である放射線源の照射軸方向が変化するように構成される。
あるいは本発明の放射線撮影装置は、前記撮影要素搭載部が前記放射線検出手段を搭載していて、この撮影要素搭載部の回転位置が変えられることにより、前記放射線曝射軸方向である放射線検出手段の検出面法線方向が変化するように構成されてもよい。
上記の通り本発明の放射線撮影装置は、各々が前記第1〜3の駆動部のうちの1つまたは2つの駆動方向および駆動量を調節する第1、第2の操作部(インターフェイス)と、前記撮影要素搭載部の回転位置を検出する回転位置検出手段と、この回転位置検出手段が検出した回転位置に応じて、前記第1〜3の駆動部の中から、前記第1、第2の操作部が各々駆動方向および駆動量を調節する操作対象駆動部を選択する制御手段とを備えてなるものであるので、放射線源あるいは放射線検出手段の2次元位置決めのための移動を制御するインターフェイスを最低の2つに抑えながら、放射線照射方向を変えた複数の撮影にも対応可能となっている。
放射線源あるいは放射線検出手段の2次元位置決めに対応させて、インターフェイスの数が2つになっていれば、放射線撮影に際して撮影技師がどのインターフェイスを用いればよいか迷うような事態も防止される。そうであれば、特に緊急の撮影が求められる救急患者の撮影などにおいても、操作性良く放射線源等の位置決めを行って、短時間内に多くの撮影を行うことが可能になる。
また、本発明の放射線撮影装置において特に、
前記第1、第2の操作部として、少なくとも一部分において直線方向に動く可動部を各々持つものが用いられ、
それらの可動部が、前記撮影要素搭載部の回転と連動して姿勢を変化させて、前記直線方向の向きを変えるように構成され、
前記撮影要素搭載部が前記第1回転位置、第2回転位置のそれぞれにあるとき、第1、第2の操作部の前記可動部の動きの直線方向が、各操作部の操作対象駆動部による撮影要素搭載部の移動方向と整合するように該可動部が配設されている場合は、
放射線源あるいは放射線検出手段をどの方向に動かすにはどの可動部を操作すればよいか、操作者が直感的に分かるようになるので、操作性がより優れたものとなる。
本発明の放射線撮影装置においてさらに、前記第1、第2の操作部の各可動部と対応させて、各操作部の操作対象駆動部によって移動される撮影要素搭載部の移動方向を、前記撮影要素搭載部の回転位置切替に応じて切替表示する表示手段が設けられている場合は、放射線源あるいは放射線検出手段をどの方向に動かすにはどの可動部を操作すればよいかが明示されるので、操作性がさらに優れたものとなる。
本発明の一実施形態による放射線撮影装置を示す全体斜視図 上記放射線撮影装置の一部を拡大して示す斜視図 上記放射線撮影装置の電気的構成を示すブロック図 上記放射線撮影装置における操作部を示す斜視図 上記放射線撮影装置における操作部を示す斜視図 上記放射線撮影装置の撮影時状態を示す側面図 図6の状態における操作部の様子を示す斜視図 上記放射線撮影装置の別の撮影時状態を示す側面図 図8の状態における操作部の様子を示す斜視図 上記放射線撮影装置のさらに別の撮影時状態を示す側面図 図10の状態における操作部の様子を示す斜視図 上記放射線撮影装置のさらに別の撮影時状態を示す側面図 図12の状態における操作部の様子を示す斜視図 上記放射線撮影装置における操作ブロックの回転状態を説明する図 上記実施形態における操作部の特性を示すグラフ 上記放射線撮影装置における位置決め処理の流れを示すフローチャート
1 放射線撮影装置
10 Y軸レール
11 X軸レール
12 走行台車
13 管球昇降部
14 操作ブロック
15 伸縮機構
16 X線管球
19 カラータッチパネル
20 コンピュータ
21 第1ダイヤル
22 第2ダイヤル
23 ハンドル
25 回転保持部
30 制御部
31 X軸制御部
32、42、52、62、72 ACサーボアンプ
33、43、53、63、73 サーボモータ
34、44、54、64、74、91、92 ポテンショメータ
35 X軸操作力センサ
41 Y軸制御部
45 Y軸操作力センサ
50 X線発生回路
51 Z軸制御部
55 Z軸操作力センサ
61 α軸制御部
71 β軸制御部
81、82 LEDユニット
95 台車傾斜センサ
96 Z軸傾斜センサ
97 管球スイッチ
100 走行ユニット
200 臥位撮影台
202、303、404 放射線固体検出器
300 立位撮影台
400 撮影台
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1および図2はそれぞれ、本発明の一実施形態による放射線撮影装置の全体構成、その中の要部を示す斜視図であり、また図3はこの放射線撮影装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示されるようにこの放射線撮影装置1は、天井走行ユニット100と、横になった状態の被写体を撮影するための臥位撮影台200と、立った状態の被写体を撮影するための立位撮影台300とから構成されている。
天井走行ユニット100は、一方向(Y方向)に延びる状態にして病院の天井等に水平に固定された1対のY軸レール10、10と、これらのY軸レール10、10と直交する水平方向(X方向)に延設された1対のX軸レール11、11と、これらのX軸レール11、11に沿って走行可能とされるとともに、各X軸レール11に取り付けられてY軸レール10に係合する車輪(図示せず)に駆動力を与え、それによりX軸レール11、11をY軸レール10、10沿って走行させる走行台車12と、この走行台車12から下方に延びる状態に取り付けられた管球昇降部13と、この管球昇降部13の下端近傍に取り付けられた撮影要素搭載部としての操作ブロック14とから構成されている。
上記管球昇降部13は、大きさが互いに異なる複数の筒状部材が同軸に組み合わされてなる伸縮機構15を備え、走行台車12内に配置された駆動機構により伸縮長つまり垂直方向の長さが変えられるようになっている。なお本実施形態では、この垂直方向をZ方向と規定する。
上記伸縮機構15の表面の一部は、上下方向に亘って赤色に塗装されている。その一方上記Y軸レール10、10は黄色に、またX軸レール11、11は緑色に塗装されている。
臥位撮影台200は、ベッド201と、このベッド201の下方において放射線検出面202aが上向きになるように水平に配置された放射線固体検出器202とを有している。なおこのように配置された放射線固体検出器202の放射線曝射軸方向、つまり放射線検出面202aの法線Gが延びる方向は垂直方向(Z方向)となる。
一方立位撮影台300は、ガイド部301と、このガイド部301に沿って上下方向に移動自在とされた昇降台302と、この昇降台302の内部において放射線検出面303aが横向きとなるように配置された放射線固体検出器303とを有している。なおこのように配置された放射線固体検出器303の放射線曝射軸方向、つまり放射線検出面303aの法線Hが延びる方向は水平方向(Y方向)となる。
次に図2を参照して、操作ブロック14について詳しく説明する。この操作ブロック14は、放射線の一例としてのX線を被写体に向けて発するX線管球16と、このX線管球16を保持する管球保持部17と、X線管球16から発せられたX線のビーム拡がり方向等を制御するコリメータ18と、表示手段および入/出力インターフェイスとしてのカラータッチパネル19を備えたコンピュータ20と、該操作ブロック14を移動させたり、向きを変える等の操作を行うための棒状部材からなるハンドル23と、このハンドル23の一部にその長軸と中心軸を揃えて取り付けられた円板状の第1ダイヤル21および第2ダイヤル22とを備えている。
上記第1ダイヤル21および第2ダイヤル22はそれぞれ、後述する駆動部の駆動方向および駆動量を調節する第1、第2の操作部の可動部となるものであり、その中心軸の回りに正逆回転可能として、該中心軸の方向に並べて配設されている。特に本実施形態ではこれら両ダイヤル21および22が、上記駆動量を微調節する微調ダイヤルとして機能するように操作部が構成されている。
このように第1ダイヤル21および第2ダイヤル22が配設されていると、図4および図5に示すように操作者がハンドル23を手で握りながら回転操作する際には、人間の手の構造から自然に、上側に有る第1ダイヤル21は親指Pを伸ばして手前側の周面部分(つまり図4の矢印A方向が接線方向となる部分)を左右直線方向に動かし、他方、下側に有る第2ダイヤル22は親指Pをやや倒して側方にある周面部分(つまり図5の矢印B方向が接線方向となる部分)を前後直線方向に動かすようになる。そして上記矢印A方向と矢印B方向は、互いに概ね直交する方向となる。
上記構成の操作ブロック14は図1に示すように、回転保持部25を介して管球昇降部13の下端に取り付けられている。この回転保持部25は操作ブロック14を管球昇降部13に対して、図1中のα方向並びにβ方向に回転自在に保持する。ここでβ方向は、Z方向に延びる軸を回転中心とする回転方向であり、α方向は水平方向に延びる軸(その向きは操作ブロック14のβ方向の回転位置によって異なる)を回転中心とする回転方向である。
次に図3を参照して、この放射線撮影装置1の電気的な構成について説明する。先に述べた走行台車12(図1参照)内には、この走行台車12をX軸レール11、11に沿って走行させる図示外の車輪を正逆回転駆動するサーボモータ33と、X軸レール11、11をY軸レール10、10に沿って走行させる図示外の車輪を正逆回転駆動するサーボモータ43と、伸縮機構15を伸縮動作させて管球昇降部13を昇降させるサーボモータ53とが配設されており、それらのサーボモータ33、43、53の駆動量および駆動方向は各々ACサーボアンプ32、42、52を介してX軸制御部31、Y軸制御部41、Z軸制御部51によって制御される。それらの制御部31、41、51の動作は、制御配線60を介して接続された制御部30によって制御される。
また、上記サーボモータ33、43、53の駆動量および駆動方向つまりは操作ブロック14のX、Y、Z方向についての移動量および移動方向を各々検出するポテンショメータ34、44、54が設けられ、それらの出力はそれぞれ上記X軸制御部31、Y軸制御部41、Z軸制御部51に入力されるとともに、制御部30に入力される。
なお本実施形態では上記X軸制御部31、ACサーボアンプ32およびサーボモータ33によって第1の駆動部が構成され、Y軸制御部41、ACサーボアンプ42およびサーボモータ43によって第2の駆動部が構成され、Z軸制御部51、ACサーボアンプ52およびサーボモータ53によって第3の駆動部が構成されている。
一方操作ブロック14(図1参照)内には、該操作ブロック14を図1のα方向に回転させるサーボモータ63と、該操作ブロック14を図1のβ方向に回転させるサーボモータ73とが配設されている。それらのサーボモータ63、73の駆動量および駆動方向は各々ACサーボアンプ62、72を介してα軸制御部61、β軸制御部71によって制御される。それらの制御部61、71の動作は、制御配線60を介して接続された前記制御部30によって制御される。
また、上記サーボモータ63、73の駆動量および駆動方向つまりは操作ブロック14のα、β方向についての回転量および回転方向を各々検出するポテンショメータ64、74が設けられ、それらの出力はそれぞれ上記α軸制御部61、β軸制御部71に入力されるとともに、制御部30に入力される。
前述したコンピュータ20(図1参照)は、制御配線60を介して制御部30と接続されている。そしてこのコンピュータ20には、図1に示したカラータッチパネル19と、音声による各種案内や警報を発するためのアンプ付きスピーカ29が接続されている。
また操作ブロック14は、後述するように自動的に移動する他、操作者がハンドル23を握ってX、Y、Z方向に動かすことにより、所望の位置に停止させることも可能となっている。操作ブロック14には、このようにして移動されるときのX、Y、Z方向に関する操作力を各々検出するX軸操作力センサ35、Y軸操作力センサ45、Z軸操作力センサ55が取り付けられており、それらの検出出力は各々可変LPF(ローパスフィルタ)36、46、56を介してモータ速度情報発生回路37、47、57に入力される。これらのモータ速度情報発生回路37、47、57が発生したモータ速度情報は、制御配線60を介して制御部30に入力される。
操作ブロック14の一部には、それが動かされたときに加わる加速度を検出する加速度センサ83が取り付けられており、その検出出力は上記可変LPF(ローパスフィルタ)36、46、56に入力されるようになっている。
図1に示したX線管球16はX線発生装置50により駆動されてX線を発生する。このX線発生装置50およびコリメータ18(図1参照)の動作は、制御配線60を介して制御部30によって制御される。また制御部30には制御配線60を介して管球スイッチ97が接続されており、この管球スイッチ97からX線発生装置50にX線管球16を発光させるトリガ信号が入力される。
操作ブロック14には、前述した第1ダイヤル21、第2ダイヤル22の回転量および回転方向をそれぞれ検出するポテンショメータ91、92が設けられており、それらの検出出力はそれぞれ制御配線60を介して制御部30に入力されるようになっている。本実施形態では、上記第1ダイヤル21、ポテンショメータ91および制御部30によって第1の操作部が構成され、第2ダイヤル22、ポテンショメータ92および制御部30によって第2の操作部が構成されている。
上記第1ダイヤル21および第2ダイヤル22は例えば半透明の部材から形成され、その内部にはそれぞれ、一例として緑色光を発するLED(発光ダイオード)および赤色光を発するLEDが組み合わされてなるLEDユニット81、82が設置されている。これらのLEDユニット81、82は、制御配線60を介して制御部30により点灯制御され、点灯するLEDが上記の中から選択されることにより、全体的に赤色、黄色、あるいは緑色で発光可能となっている。
また走行台車12にはそのX方向傾斜(X−Z面内の傾き)およびY方向傾斜(Y−Z面内の傾き)を検出する2軸傾斜センサである台車傾斜センサ95が取り付けられ、管球昇降部13の下端近傍にも、その長軸のX方向傾斜およびY方向傾斜を検出する2軸傾斜センサであるZ軸傾斜センサ96が取り付けられ、それらのセンサ95、96の検出出力はそれぞれ制御配線60を介して制御部30に入力されるようになっている。
なお制御配線60は図示外のメインコンピュータに接続され、そのメインコンピュータによって臥位撮影台200および立位撮影台300等と連係して天井走行ユニット100が制御されるようになっているが、その点は本発明と直接的な関連が無いので詳しい説明は省略する。
以下、上記の構成を有する本実施形態の放射線撮影装置1の作用について説明する。この放射線撮影装置1は基本的に、図6に示すように臥位撮影台200を使った撮影、図8に示すように立位撮影台300を使った撮影、および図10に示すように図8の場合とは逆向きに配置した立位撮影台300を使った撮影のいずれかを行うことができる。
図6に示す場合は、ベッド201の上に横たわった状態で被写体Fが載置され、操作ブロック14はX線管球16(図2参照)が下向きになる状態に配置され、この状態で管球スイッチ97を押すことによりX線管球16が駆動される。それにより、該X線管球16から発せられて被写体Fを透過した放射線が放射線固体検出器202によって検出され、該放射線固体検出器202から、被写体Fの透過放射線画像情報を担持する信号が得られる。
図8に示す場合は、昇降台302の前に位置するように立った状態に被写体Fが配置され、操作ブロック14はX線管球16(図2参照)が横向きになる状態に配置され、この状態で管球スイッチ97を押すことによりX線管球16が駆動される。それにより、該X線管球16から発せられて被写体Fを透過した放射線が放射線固体検出器303によって検出され、該放射線固体検出器303から、被写体Fの透過放射線画像情報を担持する信号が得られる。図10に示す場合もこれと同様である。
なお図6の状態から図8の状態に変えるときは操作ブロック14が、ハンドル23を握って行う手動操作、あるいはサーボモータ63の駆動により図1のα方向に回転される。このとき、操作ブロック14の回転と連動して第1ダイヤル21および第2ダイヤル22の姿勢が変化するので、第1ダイヤル21を操作する直線方向(図4の矢印A方向)および第2ダイヤル22を操作する直線方向(図5の矢印B方向)も変わることになる。
以上のような放射線撮影を行うに当たっては、X線管球16を放射線固体検出器202あるいは303に対して所定の位置に設定する必要がある。以下、そのためのX線管球16の移動について説明する。
X線管球16を保持している操作ブロック14は、前記サーボモータ33、43、53の駆動によってX、Y、Z方向に移動可能である。そのように操作ブロック14を移動させる場合は、例えばカラータッチパネル19を介してX線管球16の停止位置情報が入力され、その情報に基づいて制御部30がサーボモータ33、43、53の駆動量および駆動方向を決定し、その駆動量および駆動方向に関する情報をX軸制御部31、Y軸制御部41、Z軸制御部51に入力する。
X軸制御部31、Y軸制御部41、Z軸制御部51は入力された情報に基づいてサーボモータ33、43、53の駆動量および駆動方向を制御し、その結果操作ブロック14が、つまりはX線管球16が所望のX、Y、Z方向位置に設定される。こうして設定されるX線管球16のX、Y、Z方向位置は各々ポテンショメータ34、44、54によって検出され、検出された位置情報がカラータッチパネル19に表示される。したがって操作者はこの表示を確認しながら、所望の位置にX線管球16を静止させることができる。
以上のようなX線管球16の移動モードを、以下「粗動モード」と称する。なおX線管球16の位置は、例えばそれと対面する状態に配置されている放射線固体検出器202あるいは303の中心位置を原点とする2次元座標等によって規定される。また、X線管球16が放射線撮影のために駆動される前は、X線の照射口や前記コリメータ18から位置確認用のレーザビームを出射させ、それを照射臥位撮影台200のベッド201あるいは立位撮影台300の昇降台302に照射させ、そのレーザビームの照射位置を見ることによってX線管球16の位置を確認可能としてもよい。
またX線管球16は、以下「PA(パワーアシスト)モード」というモードで移動させることも可能である。このPAモードは、サーボモータ33、43、53の駆動力で操作ブロック14の動きを補助しながら、操作者が手操作で操作ブロック14を移動させるモードである。すなわちこの場合は操作者が片手でハンドル23(図2参照)を握り、操作ブロック14をX、Y、Z方向の任意の方向、またはそれらの合成方向に移動させる。
このとき、図3に示したX軸操作力センサ35、Y軸操作力センサ45、Z軸操作力センサ55がそれぞれX、Y、Z方向の操作力の向きおよび大きさを検出し、それらの検出出力が各々可変LPF36、46、56を介してモータ速度情報発生回路37、47、57に入力される。モータ速度情報発生回路37、47、57は基本的に、上記操作力が大きいほどより高速を指示するモータ速度情報を発する。制御部30はこのモータ速度情報を受けて、その速度に対応した回転速度で、かつ上記操作力の向きに対応した回転方向でサーボモータ33、43、53を回転させる指示信号をX軸制御部31、Y軸制御部41、Z軸制御部51に入力する。
以上の操作によりX線管球16が所望位置に来たことを、前述の粗動モードの場合と同様にして操作者が確認すると、操作者は操作ブロック14を移動させる操作を停止する。すると、モータ速度情報発生回路37、47、57が発するモータ速度情報は、速度0「ゼロ」を示すものとなり、操作ブロック14が停止する。なお、図3に示した加速度センサ83は、手動で移動される操作ブロック14の加速度を検出し、その検出された加速度に応じて可変LPF36、46、56の特性が変えられるようになっている。
以上説明した粗動モードやPAモードの操作のみで、X線管球16を放射線固体検出器202あるいは303に対して所望の位置に精度良く停止させることはかなり困難であって、例えば2mm程度の位置決め誤差が発生することが多い。例えばガン腫瘍の診断において、一定期間経過後の腫瘍サイズは重要な指標であり、そのため、期間経過前の画像と後の画像とを重ね合わせて、腫瘍サイズ変化を観察することが行われている。その場合、技師が意図した放射線照射位置から実際の照射位置が2mm程度もずれると、上記2つの画像間で撮像位置がずれてしまって、正確な腫瘍サイズ比較が不可能になる。
そこで本装置では、より高精度でX線管球16を位置決めすることができる「微調モード」を実行可能としている。以下、この微調モードについて説明する。図16はこの微調モードに入るときの制御部30が指示する処理の流れを示すものである。まずステップS1において処理が開始すると、次にステップS2において、上に説明した粗動モードあるいはPAモードでのX線管球16の位置決めがなされる。
そして次にステップS3において、第1ダイヤル21および第2ダイヤル22の回転角度がポテンショメータ91、92によって測定される。次にステップS4において、上記測定によりどちらか一方のダイヤルが回転しているかどうかが判定される。どちらのダイヤル21、22も回転していないと判定されたとき、処理の流れはステップS3に戻って同じ処理が繰り返される。
ステップS4において一方のダイヤルが回転している、つまり操作者が微調モードの利用に入っていると判定されると、次にステップS5において、それまでなされていた粗動モードあるいはPAモードの処理が禁止されるとともに、他方のダイヤルによる操作入力、つまりポテンショメータ91あるいは92からの出力信号を制御部30に受け入れることが禁止される。
次にステップS6において、その回転されているダイヤル21あるいは22の回転に応じて、サーボモータ33、43あるいは53が比較的低速で回転される。このとき、ダイヤル21あるいは22の回転方向および回転数(回転量)が各々ポテンショメータ91あるいは92によって検出され、その検出された回転方向に応じてサーボモータ33、43あるいは53の正逆回転方向つまりX線管球16の移動方向が定められ、また検出された回転数に比例させてサーボモータ33、43あるいは53の回転数つまりX線管球16の移動量が定められる。
こうしてサーボモータ33、43あるいは53が回転されると操作ブロック14が微速で移動するので、操作者はX線管球16を精度良く所望の位置に停止させることができる。なおこのとき操作されるダイヤル21あるいは22と、駆動されるサーボモータ33、43あるいは53との対応については、後に詳しく説明する。
次にステップS7において、上記一方のダイヤル21あるいは22の回転が継続しているかどうかが判定される。回転が継続している場合、処理の流れはステップS6に戻って同じ処理が繰り返される。
ステップS7において、上記一方のダイヤル21あるいは22の回転が停止している、つまりそのダイヤルによる微調整は既に終了したと判定されると、次にステップS8において、回転停止検出から所定時間が経過したかどうかが判定される。所定時間が経過していない場合、処理の流れはステップS6に戻るが、このとき上記一方のダイヤル21あるいは22は既に停止しているので、モータの回転は指令されない。
ステップS8において所定時間が経過したと判定されると、次にステップS9において、本ステップに処理の流れが来たのが1回目であるかどうかが判定される。1回目であると判定された場合は次にステップS10において、それまで操作されていた上記一方のダイヤル21あるいは22からの入力が禁止され、他方のダイヤル22あるいは21からの入力を受け入れるように切り替えがなされる。
次に処理の流れはステップS3に戻り、他方のダイヤル22あるいは21を回転させることにより、上述の場合と同様に操作ブロック14が、つまりはX線管球16が微速で移動される。なおこの2回目のX線管球16の移動は、後述する理由により、1回目のX線管球16の移動とは方向が異なるものとなる。
こうして2回目のX線管球16の微速移動がなされ、所望の位置でそれが停止されると、前回と同様にしてステップS9において、本ステップに処理の流れが来たのが1回目であるかどうかが判定される。このときは1回目ではないので、処理はステップS11に移り、そこで一連の処理が終了する。
次に、操作されるダイヤル21あるいは22と、駆動されるサーボモータ33、43あるいは53との対応について説明する。本例の場合、図6に示すように臥位撮影台200を用いる撮影と、図8に示すように立位撮影台300を用いる撮影とが選択的に行われる。図6の状態では回転保持部25が、X線管球16の放射線照射軸Rの方向がZ方向となる向きに操作ブロック14を保持し、図8の状態では回転保持部25が、上記放射線照射軸Rの方向がY方向となる向きに操作ブロック14を保持する。ここで、前者の場合における操作ブロック14の回転位置を第1回転位置とし、後者の場合における操作ブロック14の回転位置を第2回転位置とする。
操作ブロック14が上記第1回転位置、第2回転位置のいずれにあるかは、図3に示す回転位置検出手段としてのポテンショメータ64によって検出される。このとき第1回転位置、第2回転位置の判定は、例えば図14に示すようにX線管球16の放射線照射軸Rの回転角度を規定した上で、下記の条件から行えばよい。
(1)初期状態でこの回転角度が−90°〜90°にあれば、第1回転位置とする。
(2)この回転角度が−90°、90°より絶対値で大であれば、第2回転位置とする。
(3)この回転角度が0°を通過したなら、第2回転位置から第1回転位置に戻ったと判断する。
ポテンショメータ64は、上記回転位置を示す信号を制御配線60を介して制御部30に入力する。なお操作ブロック14は、操作者がハンドル23を掴んで手動操作することにより上記各回転位置に設定することもできるし、あるいは図3に示すサーボモータ63の駆動によって上記各回転位置に設定することもできる。
制御部30は、ポテンショメータ64から上記第1回転位置を示す信号が入力されているときは、第1ダイヤル21の回転を検出するポテンショメータ91の検出出力に基づいてY方向移動用サーボモータ43(図3参照)を駆動させ、第2ダイヤル22の回転を検出するポテンショメータ92の検出出力に基づいてX方向移動用サーボモータ33(図3参照)を駆動させる。そこで図7に示すように、第1ダイヤル21が概ねY方向(図4で説明したA方向)に操作されると、操作ブロック14つまりX線管球16は、その方向と略同じY方向に移動するようになる。また第2ダイヤル22が概ねX方向(図5で説明したB方向)に操作されると、操作ブロック14つまりX線管球16は、その方向と略同じX方向に移動するようになる。
一方制御部30は、ポテンショメータ64から前記第2回転位置を示す信号が入力されているときは、第1ダイヤル21の回転を検出するポテンショメータ91の検出出力に基づいてZ方向移動用サーボモータ53(図3参照)を駆動させ、第2ダイヤル22の回転を検出するポテンショメータ92の検出出力に基づいてX方向移動用サーボモータ33(図3)を駆動させる。そこで図9に示すように、第1ダイヤル21が概ねZ方向に操作されると、操作ブロック14つまりX線管球16は、その方向と略同じZ方向に移動するようになる。また第2ダイヤル22が概ねX方向に操作されると、操作ブロック14つまりX線管球16は、その方向と略同じX方向に移動するようになる。
以上のように第1ダイヤル21および第2ダイヤル22の操作方向と、X線管球16の移動方向とが概ね一致していれば、操作者はX線管球16を移動させる方向を間違うことなく、この微調モードによるX線管球16の移動を素早く行うことができる。
さらに本実施形態において制御部30は、ポテンショメータ64から上記第1回転位置を示す信号が入力されているとき、第1ダイヤル21内に配設された前記LEDユニット81を全体的に黄色に発光させ、第2ダイヤル22内に配設された前記LEDユニット82を全体的に緑色に発光させる。先に述べたようにY軸レール10、10は黄色に塗装され、X軸レール11、11は緑色に塗装されているので、操作者はこれらの色を見比べることにより、第1ダイヤル21を操作すればX線管球16をY軸レール10、10が延びるY方向に移動させることができ、第2ダイヤル22を操作すればX線管球16をX軸レール11、11が延びるX方向に移動させることができる、と直感的に理解可能となる。
なお、上述のように第1ダイヤル21および第2ダイヤル22を色分け表示する代わりに、各ダイヤルに対応させて液晶表示装置等の文字表示装置を配置しておき、各ダイヤルの機能切替に応じて例えば「Y方向移動用」、「X方向移動用」等の文字を表示させるようにしてもよい。
また制御部30は、ポテンショメータ64から上記第2回転位置を示す信号が入力されているとき、第1ダイヤル21内に配設された前記LEDユニット81を全体的に赤色に発光させ、第2ダイヤル22内に配設された前記LEDユニット82を全体的に緑色に発光させる。先に述べたように伸縮機構15の表面の一部は、上下方向に亘って赤色に塗装され、X軸レール11、11は緑色に塗装されているので、操作者はこれらの色を見比べることにより、第1ダイヤル21を操作すればX線管球16を伸縮機構15が延びるZ方向に移動させることができ、第2ダイヤル22を操作すればX線管球16をX軸レール11、11が延びるX方向に移動させることができる、と直感的に理解可能となる。
また、以上説明したように、X線管球16を移動させる方向が全部で3つ有っても、各撮影方法において移動が必要な2方向に各々対応する2つだけのダイヤル21、22を設けておくならば、余分なインターフェイスが有ることから誤操作をしたり、操作にまごつくといった問題が生じることを防止できる。これは、放射線撮影を素早く適切に行うことが求められる場合、例えば救急患者の放射線画像を撮影するような場合には、非常に有益な効果であると言える。
なお図15に、上記微調モード時のダイヤル21、22の回転数とX線管球16の移動量との関係の好ましい例を示す。放射線撮影の現場では、誤差2mm以内の精密位置決めを1秒程度で完了したいという要求がある。人間がダイヤルを回転する速度はおおよそ1回転/秒程度であるので、ダイヤル21、22が1回転(360°)したときにX線管球16の移動量が2mm程度となるのが望ましい。この関係は、ポテンショメータ91、92の角度検出信号に所定のゲインを与えてX線管球移動用のサーボモータ33、43、53の回転数を決定するに当たり、そのゲインを調整することによって、自然な操作感が得られる関係とすることができる。
本実施形態の放射線撮影装置1によれば、上記「微調モード」を利用することにより、X線管球16を放射線固体検出器202あるいは303に対して、誤差2mm未満の精度で位置決めすることができる。ガン等の腫瘍の診断において、腫瘍サイズの確認は診断の重要なポイントである。従来のパワーアシストでの精密位置決めのレベルは2mm程度であるが、上述の通り本放射線撮影装置1によればそれよりも高精度の位置決めが実現される。視認の難しい2mm以下の微小な腫瘍の診断に放射線撮影装置は大きく期待されている機器であるので、精密な位置に放射線を照射できることの臨床的意義は大きい。
次に、図6および図10のようにして撮影を行う場合について説明する。つまりこの場合は、図6の状態における操作ブロック14の回転位置を第1回転位置とし、図10の状態における操作ブロック14の回転位置を第2回転位置とする。
この例において、図6の状態で第1ダイヤル21、第2ダイヤル22に与える機能は、前述の場合と同じにすればよい。また図10のようにして放射線撮影を行う場合、第1ダイヤル21および第2ダイヤル22は図11のように操作され、これは図9に示すものと同様である。したがって図10のようにして撮影を行う場合、操作されるダイヤル21あるいは22と、駆動されるサーボモータ33、43あるいは53との対応は、図8のように撮影する場合と同じにすればよい。
次に、図6および図12のようにして撮影を行う場合について説明する。この場合は、図6の状態における操作ブロック14の回転位置を第1回転位置とし、図12の状態における操作ブロック14の回転位置を第2回転位置とする。図12の状態では、斜めに放射線固体検出器404を保持した撮影台400が用いられ、操作ブロック14は放射線照射軸RがY方向とZ方向の中間方向を向くようになる回転位置(第2回転位置)に設定される。
この例においても、図6の状態で第1ダイヤル21、第2ダイヤル22に与える機能は、前述の場合と同じにすればよい。一方図12のようにして放射線撮影を行う場合、第1ダイヤル21および第2ダイヤル22は図13のように操作されるが、このとき操作ブロック14つまりX線管球16の移動のさせ方には、一般に2通りのものがある。1つはX、Y、Z方向のうちの2方向に移動させるものであり、もう1つは放射線固体検出器404に沿って移動させるもの、つまりX方向とYZ方向(Y方向とZ方向とを含む面内の方向)に移動させるものである。
まず前者の場合について説明する。このときは相直交する2方向にX線管球16を移動させるのであるから、操作されるダイヤル21あるいは22と、駆動されるサーボモータ33、43あるいは53との対応は、既述の場合、例えば図8の場合と同じとすればよい。次に後者の場合について説明する。このときは、X線管球16の放射線照射軸Rの方向とZ方向とがなす角度をθとし、第1ダイヤル21、第2ダイヤル22による入力値をそれぞれD1、D2とすると、X移動量、Y移動量、Z移動量が下式の通りに与えられる。
Figure 0005317757
つまりこのときは、第1ダイヤル21による入力値D1にcosθを乗じた値に対応するY移動量、同入力値D1にsinθを乗じた値に対応するZ移動量となるので、それらの移動量が各々得られるように図3のY移動用サーボモータ43および、Z移動用サーボモータ53が駆動される。またX方向に関しては、第2ダイヤル22による入力値D2に対応するX移動量となり、その移動量が得られるように図3のX移動用サーボモータ33が駆動される。それによりX線管球16は、放射線固体検出器404に沿ってX方向およびYZ方向に移動することになる。
以上、X線管球16を撮影要素搭載部である操作ブロック14に搭載した構成を有する実施形態について説明したが、本発明は放射線固体検出器等の放射線検出手段を撮影要素搭載部に搭載して、この放射線検出手段の方を移動させる構成を有する放射線撮影装置に対しても適用可能である。例えば図1に示した放射線固体検出器202を撮影要素搭載部に搭載する場合は、上記実施形態においてX線管球16の向きを放射線照射軸Rの方向で規定していた代わりに、放射線固体検出器202の向きを検出面法線Gの方向で規定すればよい。
また放射線検出手段も放射線固体検出器に限らず、その他前述した蓄積性蛍光体シートや銀塩X線フィルム等を放射線検出手段として備える放射線撮影装置にも本発明は適用可能である。
また、ガイド機構および駆動部も、以上説明した実施形態における天井吊り下げ型ものに限られる訳ではなく、その他例えば、床上に設置したロボットアーム等からなるものを適用することも勿論可能である。
さらに、前述したサーボモータ33、43、53等の駆動部の駆動方向および駆動量を調節する操作部としては、前述した円板状ダイヤル21、22を可動部として備えるものの他に、ジョイスティックやマウス、ボールローラ等からなるものを用いることもできる。しかし、上述のような円板状ダイヤル21、22を可動部として備えたものは、構造が簡単である上に、2つとも同じ構成としても人間の手の構造と相俟って操作方向を両者間で変えることができるので、本発明の放射線撮影装置には特に適しているものである。
また上述のようなダイヤル21、22は他の入力手段より分解能が細かく、操作者の微妙な入力を位置決めに反映できるので、それらを用いれば高精度で再現性の良い位置決めが短時間で可能になり、能率の良い撮影が実現される。例えば、位置決めに要する時間を一被写体当たり20秒短縮できたとする。日本は撮影の頻度が高く、一日100人程度の撮像を行うことも少なくない。その場合には、一日当たり2000秒≒33分程度技師の勤務時間を短縮でき、その経済的効果は非常に大きい。
また、事故で病院に搬入され、撮像して即緊急手術という事態において、20秒短縮できるということは患者の生命を守る上で非常に効果的である。すなわち具体的な例を挙げると、心停止から240秒間脳が無酸素状態に陥ると不可逆的な損傷を被ることが多いが、20秒という時間はその8%に相当するものである。
さらに回転で精密位置決めを行うという感覚は、多くの技師にとってなじみ深いものであるので、この種の円板状ダイヤル21、22を利用すれば、より短期間で操作を習熟できるという効果も得られる。

Claims (16)

  1. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記被写体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、
    この放射線検出手段または前記放射線源を搭載した撮影要素搭載部と、
    この撮影要素搭載部を相直交するX、Y、Z方向に移動可能に保持するガイド機構と、
    このガイド機構に沿って前記撮影要素搭載部を、前記X、Y、Z方向の中の各方向に個別に移動させる第1、第2、第3の駆動部と、
    前記ガイド機構に保持された前記撮影要素搭載部を、放射線曝射軸方向を変えるように複数の回転位置に切替設定可能な回転保持手段とを備えてなる放射線撮影装置において、
    前記第1〜3の駆動部のうちの1つまたは2つの駆動方向および駆動量を調節する第1の操作部と、
    前記第1〜3の駆動部のうちの1つまたは2つの駆動方向および駆動量を調節する第2の操作部と、
    前記撮影要素搭載部の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    この回転位置検出手段が検出した回転位置に応じて、前記第1〜3の駆動部の中から、前記第1、第2の操作部が各々駆動方向および駆動量を調節する操作対象駆動部を選択する制御手段とが設けられたことを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記Z方向を垂直方向として前記回転保持手段が前記撮影要素搭載部を、前記放射線曝射軸方向がZ方向となる第1回転位置および、該放射線曝射軸方向がY方向となる第2回転位置に設定するものであり、
    前記制御手段が、前記回転位置検出手段によって前記第1回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第2の駆動部の一方、他方を選択し、前記回転位置検出手段によって前記第2回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第3の駆動部の一方、他方を選択するものとされていることを特徴とする請求項1記載の放射線撮影装置。
  3. 前記Z方向を垂直方向として前記回転保持手段が前記撮影要素搭載部を、前記放射線曝射軸方向がZ方向となる第1回転位置および、該放射線曝射軸方向がY方向とZ方向の中間方向となる第2回転位置に設定するものであり、
    前記制御手段が、前記回転位置検出手段によって前記第1回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1、第2の駆動部の一方、他方を選択し、前記回転位置検出手段によって前記第2回転位置が検出されたとき、前記第1、第2の操作部の各操作対象駆動部として前記第1の駆動部、第2および第3の駆動部の一方、他方を選択するものとされていることを特徴とする請求項1記載の放射線撮影装置。
  4. 前記第1、第2の操作部として、操作力が加えられる部分において直線方向に動く可動部を各々持つものが用いられ、
    それらの可動部が、前記撮影要素搭載部の回転と連動して姿勢を変化させて、前記直線方向の向きを変えるように構成され、
    前記撮影要素搭載部が前記第1回転位置、第2回転位置のそれぞれにあるとき、第1、第2の操作部の前記可動部の動きの直線方向が、各操作部の操作対象駆動部による撮影要素搭載部の移動方向と整合するように該可動部が配設されていることを特徴とする請求項2または3記載の放射線撮影装置。
  5. 前記第1、第2の操作部が、前記可動部の動きの方向に応じて、操作対象駆動部の駆動方向を変えるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の放射線撮影装置。
  6. 前記第1、第2の操作部の各可動部が、中心軸の回りに回転して、その周面に回転させるための操作力が加えられる円板状部材からなるものであることを特徴とする請求項4または5記載の放射線撮影装置。
  7. 前記第1、第2の操作部の円板状部材からなる可動部が、各々の中心軸を揃えてこの中心軸の方向に並べて配設されていることを特徴とする請求項6記載の放射線撮影装置。
  8. 前記可動部が、前記撮影要素搭載部と一体化されたハンドルを構成する棒状部分に、該棒状部分の長軸と中心軸を揃えて取り付けられていることを特徴とする請求項7記載の放射線撮影装置。
  9. 前記第1、第2の操作部の各可動部と対応させて、各操作部の操作対象駆動部によって移動される撮影要素搭載部の移動方向を、前記撮影要素搭載部の回転位置切替に応じて切替表示する表示手段が設けられていることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の放射線撮影装置。
  10. 前記表示手段が、前記撮影要素搭載部の移動方向を文字で示すものであることを特徴とする請求項9記載の放射線撮影装置。
  11. 前記表示手段が、前記撮影要素搭載部の移動方向を、移動方向に応じて定められた固有の色で示すものであることを特徴とする請求項9記載の放射線撮影装置。
  12. 前記ガイド機構の近辺に、前記固有の色の各々に対応する撮影要素搭載部の移動方向を、その色と同色で示す移動方向ガイド表示が設けられていることを特徴とする請求項11記載の放射線撮影装置。
  13. 前記制御手段が、前記第1、第2の操作部の一方が操作されているとき他方の操作部の機能を停止させ、前記一方の操作部の操作が終了したことを検出したとき他方の操作部の機能を復活させるように構成されていることを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載の放射線撮影装置。
  14. 前記制御手段が、前記第1、第2の操作部の一方の操作が終了したことを、その操作が停止してから所定時間が経過したことによって検出するものであることを特徴とする請求項13記載の放射線撮影装置。
  15. 前記撮影要素搭載部が前記放射線源を搭載しており、
    この撮影要素搭載部の回転位置が変えられることにより、前記放射線源の照射軸方向が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1から14いずれか1項記載の放射線撮影装置。
  16. 前記撮影要素搭載部が前記放射線検出手段を搭載しており、
    この撮影要素搭載部の回転位置が変えられることにより、前記放射線曝射軸方向である放射線検出手段の検出面法線方向が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1から14いずれか1項記載の放射線撮影装置。
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