JP6390836B2 - 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体 - Google Patents

振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP6390836B2
JP6390836B2 JP2014157159A JP2014157159A JP6390836B2 JP 6390836 B2 JP6390836 B2 JP 6390836B2 JP 2014157159 A JP2014157159 A JP 2014157159A JP 2014157159 A JP2014157159 A JP 2014157159A JP 6390836 B2 JP6390836 B2 JP 6390836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
resonator element
vibration
vibrating
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014157159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016034122A (ja
Inventor
山下 剛
剛 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014157159A priority Critical patent/JP6390836B2/ja
Priority to CN201510440956.8A priority patent/CN105322911B/zh
Priority to US14/813,528 priority patent/US9431995B2/en
Publication of JP2016034122A publication Critical patent/JP2016034122A/ja
Priority to US15/224,919 priority patent/US9716484B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6390836B2 publication Critical patent/JP6390836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02007Details of bulk acoustic wave devices
    • H03H9/02086Means for compensation or elimination of undesirable effects
    • H03H9/02102Means for compensation or elimination of undesirable effects of temperature influence
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02007Details of bulk acoustic wave devices
    • H03H9/02015Characteristics of piezoelectric layers, e.g. cutting angles
    • H03H9/02023Characteristics of piezoelectric layers, e.g. cutting angles consisting of quartz
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02007Details of bulk acoustic wave devices
    • H03H9/02157Dimensional parameters, e.g. ratio between two dimension parameters, length, width or thickness
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0547Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement
    • H03H9/0552Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement the device and the other elements being mounted on opposite sides of a common substrate
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1014Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • H03H9/19Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator consisting of quartz
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/08Holders with means for regulating temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

本発明は、振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体に関する。
従来から、水晶を用いた振動片が知られている。このような振動片は、周波数温度特性が優れていることより、種々の電子機器の基準周波数源や発振源などとして広く用いられている。特に、ATカットと呼ばれるカット角で切り出された水晶基板を用いた振動片は、周波数温度特性が3次曲線を呈するため、携帯電話等の移動体通信機器などにも広く利用されている。
例えば、特許文献1には、多段型のメサ構造を有するATカット水晶振動片において、メサ部である振動部は、第1部分と、前記第1部分よりも厚さが薄く、平面視で前記第1部分の周辺に一体化されている第2部分と、を有し、ATカット基板のZ´軸に沿った方向の寸法をZとし、前記振動部のZ´軸に沿った方向の寸法をMzとし、振動部の前記第1部分の厚さをtとすると、8≦Z/t≦11、かつ、0.6≦Mz/Z≦0.8の関係を満たすことにより、等価直列抵抗、所謂CI(Crystal Impedance)値の低減を図ることができることが記載されている。
また、特許文献2には、メサ状の振動部を構成する前記第1部分および第2部分のX軸に沿った方向に延びている各々の側面が1つの面内にある、多段型のメサ構造を有するATカット水晶振動片において、8≦Z/t≦11、かつ、0.6≦Mz/Z≦0.8の関係を満たすことにより、等価直列抵抗の値の低減を図ることができることが記載されている。
特開2012−114496号公報 特開2012−114495号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の振動片では、例えば、周波数が24MHzのとき等価直列抵抗が58Ωとなる場合があり、さらなる等価直列抵抗の低減が望まれている。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、等価直列抵抗の低減を図ることができる振動片を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記の振動片を備える、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る振動片は、
水晶の結晶軸である、電気軸としてのX軸と、機械軸としてのY軸と、光学軸としてのZ軸と、からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ´軸とし、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY´軸とし、前記X軸および前記Z´軸を含む面を主面とし、前記Y´軸に沿った方向を厚さとする水晶基板を含み、
前記水晶基板は、
前記X軸に沿う辺と、前記Z´軸に沿う辺とを含む振動部と、
前記振動部よりも厚さが薄く、前記振動部の外縁に沿って設けられている周辺部と、
を含み、
前記振動部は、
第1部分と、
前記第1部分よりも厚さが薄く、前記第1部分の外縁のうち少なくとも前記X軸の+X側の外縁および−X側の外縁に設けられている第2部分と、
を含み、
前記水晶基板の前記Z´軸に沿った長さをZ、前記第1部分の厚さをtとしたとき、
11<Z/t≦53の関係を満たしている。
このような振動片では、等価直列抵抗の低減を図ることができる(詳細は後述)。
[適用例2]
本適用例に係る振動片において、
13≦Z/t≦34の関係を満たしていてもよい。
このような振動片では、よりいっそう、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例3]
本適用例に係る振動片において、
前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたとき、
0.43mm<Mz≦0.8mmの関係を満たしていてもよい。
このような振動片では、より確実に、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例4]
本適用例に係る振動片において、
0.47mm<Mz<0.8mmの関係を満たしていてもよい。
このような振動片では、振動部の小型化を図りつつ、さらによりいっそう等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例5]
本適用例に係る振動片において、
前記振動部は、前記周辺部よりも前記Y´軸の+Y´方向に突出している凸部を含み、
前記凸部の、前記Z´軸と交差している側面は、前記X軸および前記Z´軸を含む面に対して、傾斜した面または垂直な面であり、
平面視で、前記側面の、前記Z´軸に沿った長さをSz、前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたときと、
0≦Sz/Mz≦0.05の関係を満たしていてもよい。
このような振動片では、不要モードを低減することができる。
[適用例6]
本適用例に係る振動片において、
前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたとき、
40μm≦(Z−Mz)/2≦400μmの関係を満たしていてもよい。
このような振動片では、振動部の振動が周辺部に伝わること(振動漏れ)を低減することができる。
[適用例7]
本適用例に係る振動片において、
前記水晶基板の互いに表裏の関係にある第1の主面及び第2の主面には、平面視で重なるように設けられている励振電極を含み、
平面視で、前記振動部は、前記励振電極の外縁の内側に設けられていてもよい。
このような振動片では、Y´軸方向からの平面視で、振動部の広い部分に電圧を印加することができる。
[適用例8]
本適用例に係る振動子は、
本適用例に係る振動片と、
前記振動片が収容されているパッケージと、
を備えている。
このような振動子は、本適用例に係る振動片を備えるため、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例9]
本適用例に係る振動デバイスは、
本適用例に係る振動片と、
電子素子と、
を備えている。
このような振動デバイスは、本適用例に係る振動片を備えるため、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例10]
本適用例に係る振動デバイスにおいて、
前記電子素子は、感温素子であってもよい。
このような振動デバイスは、本適用例に係る振動片を備えるため、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
[適用例11]
本適用例に係る発振器は、
本適用例に係る振動片と、
前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、
を備えている。
このような発振器は、本適用例に係る振動片を備えるため、消費電力の低減を図ることができる。
[適用例12]
本適用例に係る電子機器は、
本適用例に係る振動片を備えている。
このような電子機器は、本適用例に係る振動片を備えるため、消費電力の低減を図ることができる振動片を備えることができる。
[適用例13]
本適用例に係る移動体は、
本適用例に係る振動片を備えている。
このような移動体は、本適用例に係る振動片を備えるため、消費電力の低減を図ることができる振動片を備えることができる。
本実施形態に係る振動片を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る振動片を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る振動片を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る振動片を模式的に示す断面図。 ATカット水晶基板を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る振動片を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態に係る振動片の製造工程を模式的に示す図。 本実施形態の第1変形例に係る振動片を模式的に示す平面図。 本実施形態の第1変形例に係る振動片を模式的に示す断面図。 本実施形態の第2変形例に係る振動片を模式的に示す斜視図。 本実施形態の第2変形例に係る振動片を模式的に示す平面図。 本実施形態の第2変形例に係る振動片を模式的に示す断面図。 本実施形態の第3変形例に係る振動片を模式的に示す平面図。 本実施形態の第4変形例に係る振動片を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る振動子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る振動子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る振動デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態の第1変形例に係る振動デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態の第2変形例に係る振動デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る発振器を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る発振器を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る移動体を模式的に示す斜視図。 振動片の各寸法およびCI値を示した表。 Z/tに対するCI値を示したグラフ。 Mzに対するCI値を示したグラフ。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 振動片
まず、本実施形態に係る振動片について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る振動片100を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る振動片100を模式的に示す平面図である。図3は、本実施形態に係る振動片100を模式的に示す図2のIII−III線断面図である。図4は、本実施形態に係る振動片100を模式的に示す図2のIV−IV線断面図である。
振動片100は、図1〜図4に示すように、水晶基板10と、励振電極20a,20bと、を含む。
水晶基板10は、ATカット水晶基板からなる。ここで、図5は、ATカット水晶基板101を模式的に示す斜視図である。
水晶等の圧電材料は、一般的に三方晶系であり、図5に示すような結晶軸(X,Y,Z)を有する。X軸は電気軸であり、Y軸は機械軸であり、Z軸は光学軸である。水晶基板101は、XZ平面(X軸およびZ軸を含む平面)を、X軸周りに角度θだけ回転させた平面に沿って、圧電材料(例えば、人工水晶)から切り出された、所謂回転Yカット水晶基板の平板である。なお、Y軸およびZ軸もX軸周りにθ回転させて、それぞれY´軸およびZ´軸とする。水晶基板101は、X軸とZ´軸とを含む平面を主面とし、Y´軸に沿った方向を厚さとする基板である。ここで、θ=35°15′としたとき、水晶基板101はATカット水晶基板となる。したがって、ATカット水晶基板101は、Y´軸に直交するXZ´面(X軸およびZ´軸を含む面)が主面(振動部の主面)となり、厚み滑り振動を主振動として振動することができる。このATカット水晶基板101を加工して、水晶基板10を得ることができる。
水晶板10は、図5に示すように水晶の結晶軸である、電気軸としてのX軸と、機械軸としてのY軸と、光学軸としてのZ軸と、からなる直交座標系のX軸を回転軸として、Z軸をY軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ´軸とし、Y軸をZ軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY´軸とし、X軸およびZ´軸を含む面を主面とし、Y´軸に沿った方向を厚さとするATカット水晶基板からなる。図1〜図4および以下に示す図6〜図20には、互いに直交する、X軸、Y´軸、およびZ´軸を図示している。
水晶基板10は、例えば、図2に示すように、Y´軸に沿った方向(以下、「Y´軸方向」ともいう)を厚さ方向とし、Y´軸方向からの平面視で、X軸に沿った方向(以下、「X軸方向」ともいう)を長辺とし、Z´軸に沿った方向(以下、「Z´軸方向」ともいう)を短辺とする矩形の形状を有している。水晶基板10は、周辺部12と、振動部14と、を有している。
周辺部12は、図2に示すように、振動部14の周辺に設けられている。周辺部12は、振動部14の外縁に沿って設けられている。周辺部12は、振動部14より小さい厚さを有している(振動部14よりも厚さが薄い)。
図2に示すように、Y´軸方向からの平面視で、振動部14は、周辺部12に囲まれており、周辺部12よりも厚さが大きい。振動部14は、X軸に沿う辺と、Z´軸に沿う辺とを含む。具体的には、振動部14は、Y´軸方向からの平面視で、X軸方向を長辺とし、Z´軸方向を短辺とする矩形の形状を有している。Y´軸方向からの平面視で、水晶基板10の中心と振動部14の中心とは、重なっていない。Y´軸方向からの平面視で、水晶基板10の中心と振動部14の中心との間の距離は、例えば、0.1mm程度である。振動部14は、第1部分15と、第2部分16と、を有している。
第1部分15は、第2部分16よりも厚さが大きい。図3および図4に示す例では、第1部分15は、厚さtを有する部分である。第1部分15は、Y´軸方向からの平面視で、四角形の形状を有している。
第2部分16は、第1部分よりも厚さが小さい。図示の例では、第2部分16は、厚さt2を有する部分である。第2部分16は、第1部分15のX軸の+X方向(以下、単に「+X方向」ともいう)およびX軸の−X方向(以下、単に「−X方向」ともいう)に設けられている。すなわち、第1部分15は、X軸方向において第2部分16に挟まれている。第2部分16は、第1部分15の外縁のうちX軸の+X側の外縁および−X側の外縁に設けられている。上記のように、振動部14は、厚さの異なる2種類の部分15,16を有しており、振動片100は、2段型のメサ構造を有しているといえる。
振動部14は、厚みすべり振動を主振動として振動することができる。振動部14が2段型のメサ構造であることによって、振動片100は、エネルギー閉じ込め効果を有することができる。
振動部14は、図3および図4に示すように、周辺部12よりもY´軸の+Y´方向(以下、単に「+Y´方向」ともいう)に突出している第1凸部17と、周辺部12よりもY´軸の−Y´方向(以下、単に「−Y´方向」ともいう)に突出している第2凸部18と、を有している。例えば、凸部17,18の形状は、同じであり、凸部17,18の大きさは、同じである。
第1凸部17は、第1部分15によって形成される第1平面170を有している。第2凸部18は、第1部分15によって形成される第2平面180を有している。図示の例では、平面170,180は、X軸およびZ´軸を含む平面に沿っている。
第1凸部17の+X方向の側面17aおよび−X方向の側面17bには、例えば、図4に示すように、第1部分15の厚さと第2部分16の厚さとの差や第2部分16の厚さと周辺部12との厚さとの差によって、2つの段差が設けられている。第2凸部18の+X方向の側面18aおよび−X方向の側面18bには、例えば、第1部分15の厚さと第2部分16の厚さとの差や第2部分16の厚さと周辺部12との厚さとの差によって、2つの段差が設けられている。図示の例では、側面17a,17b,18a,18bは、Y´軸およびZ´軸を含む平面に沿った第1側面と第2側面、および前記第1側面と前記第2側面との間に配置されたX軸およびZ´軸を含む平面に沿った面、によって構成されている。側面17a,17b,18a,18bは、Z´軸と交差している面(例えば直交している面)である。
第1凸部17のZ´軸の+Z´方向(以下、単に「+Z´方向」ともいう)の側面17cは、例えば、図3に示すように、X軸およびZ´軸を含む面に対して垂直な面である。言い換えると、側面17cは、第1平面170に対して、垂直な面である。第1凸部17のZ´軸の−Z´方向(以下、単に「−Z´方向」ともいう)の側面17dは、例えば、
X軸およびZ´軸を含む平面に対して、傾斜した面である。言い換えると、側面17dは、第1平面170に対して、傾斜した面である。
第2凸部18の+Z´方向の側面18cは、例えば、図3に示すように、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、傾斜した面である。言い換えると、側面18cは、第2平面180に対して、傾斜した面である。第2凸部18の−Z´方向の側面18dは、X軸およびZ´軸を含む面に対して垂直な面である。言い換えると、側面18dは、第2平面180に対して、垂直な面である。
第1凸部17の側面17dおよび第2凸部18の側面18cは、例えば、フッ酸を含む溶液をエッチング液としてATカット水晶基板をエッチング加工した場合に、水晶結晶のm面が露出することによって、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、傾斜した面となる。なお、図示はしないが、水晶基板10の、側面17d,18c以外の−Z´方向の側面についても、水晶結晶のm面が露出することによって、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、傾斜した面となっていてもよい。
また、図6に示すように、側面17d,18cは、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、垂直な面であってもよい。例えば、レーザーによってATカット水晶基板を加工したり、ドライエッチングによってATカット水晶基板をエッチング加工することにより、側面17dおよび側面18cを、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、垂直な面とすることができる。なお、便宜上、図1では、側面17d,18cは、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、垂直な面である場合を図示している。
第1励振電極20aおよび第2励振電極20bは、水晶基板10の振動領域(振動部14)に平面視で重なるように設けられている。励振電極20a,20bは、水晶基板10の互いに表裏の関係にある第1主面および第2主面(例えば平面170,180)に、平面視で重なるように設けられている。図示の例では、第1励振電極20aは、水晶基板10の+Y´方向に設けられ、第2励振電極20bは、水晶基板10の−Y´方向に設けられている。励振電極20a,20bは、振動部14を挟んで設けられている。図示の例では、励振電極20a,20bの平面視形状(Y´軸方向からみた形状)は、矩形である。Y´軸方向からの平面視で、振動部14は、励振電極20a,20bの外縁の内側に設けられている。励振電極20は、振動部14に電圧を印加するための電極である。
第1励振電極20aは、第1引出電極22aを介して、第1パッド24aと接続されている。第2励振電極20bは、第2引出電極22bを介して、第2パッド24bと接続されている。パッド24a,24bは、例えば、振動片100を駆動するためのICチップ(図示せず)と電気的に接続されている。励振電極20a,20b、引出電極22a,22b、およびパッド24a,24bとしては、例えば、水晶基板10側から、クロム、金をこの順で積層したものを用いる。
ここで、振動片100では、水晶板10のZ´軸に平行な方向の寸法(Z´軸に沿った長さ)をZとし、振動部14の第1部分15の厚さをtとしたとき、下記式(1)の関係を満たしている。
11<Z/t≦53 ・・・ (1)
さらに、下記式(2)の関係を満たしていることが好ましい。
13≦Z/t≦34 ・・・ (2)
振動片100では、振動部14の短辺の寸法(Z´軸に沿った長さ)をMzとすると、下記式(3)の関係を満たすことが好ましい。
0.43mm<Mz≦0.8mm ・・・ (3)
さらに、下記式(4)の関係を満たすことが好ましい。
0.47mm<Mz<0.8mm ・・・ (4)
なお、振動部14の短辺の寸法(Mz)とは、振動部14の平坦な部分のZ´軸方向の大きさであり、具体的には、第1平面170のZ´軸方向の大きさ、または、第2平面180のZ´軸方向の大きさのことである。
振動片100では、図2に示すように、Y´軸方向からの平面視で、側面17d,18cのZ´軸方向の寸法(Z´軸に沿った長さ)をSzとしたとき、下記式(5)の関係を満たしていることが好ましい。Szは、例えば、Y´軸方向からの平面視で、第1凸部17の平面170と側面17dとの境界線と、周辺部12の+Z´方向を向く面121と側面17dとの境界線と、の間の、Z´軸方向における距離である(図3参照)。
0≦Sz/Mz≦0.05 ・・・ (5)
なお、Sz/Mz=0の場合は、図7に示すように、側面17d,18cが、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、垂直な場合である。
振動片100では、例えば、図2に示すように、水晶基板10の+Z´方向の端と、振動部14の第1部分15の+Z´方向の端と、間の距離L1は、(Z−Mz)/2である。水晶基板10の−Z´方向の端と、振動部14の第1部分15の−Z´方向の端と、間の距離L2は、(Z−Mz)/2である。(Z−Mz)/2は、下記式(6)を満たしていることが好ましい。
40μm≦(Z−Mz)/2≦400μm ・・・ (6)
振動片100では、水晶基板10のX軸方向の寸法をXとすると、下記式(7)の関係を満たしていることが好ましい。
16≦X/t≦54 ・・・ (7)
または、下記式(8)の関係を満たしていることが好ましい。
20≦X/t≦67 ・・・ (8)
振動片100では、水晶基板10のX軸方向の寸法Xは、例えば、0.7mm以上1.5mm以下である。水晶基板10のZ´軸方向の寸法Zは、例えば、0.55mm以上1.1mm以下である。振動部14のX軸方向の寸法Mxは、例えば、0.45mm以上0.9mm以下である。振動部14のZ´軸方向の寸法Mzは、例えば、0.3mm以上0.9mm以下である。Y´軸方向からみた、側面17d,18cのZ´軸方向の寸法Szは、例えば、0mm以上0.015mm以下である。振動部14の凸部17,18の厚さMd/2(図3および図4参照)は、例えば、0.005mm以上0.015mm以下である。励振電極20a,20bのX軸方向の寸法Exは、例えば、0.3mm以上1mm以下である。励振電極20a,20bのY軸方向の寸法Ezは、例えば、0.3mm以上
1mm以下である。振動片100の振動周波数は、例えば、24MHz以上80MHz以下である。Y´軸方向からの平面視で、振動部14の第1部分15の面積と第2部分16の面積の和に対する、第1部分15の面積の比は、例えば、1.09〜1.5である。
なお、上記では、振動部14が厚さの異なる2種類の部分15,16を有する2段型のメサ構造の振動片100について説明したが、本発明に係る振動片は、メサの段数(例えば側面17aの段差の数)は、2段以上であれば、特に限定されない。
振動片100は、例えば、以下の特徴を有する。
振動片100では、第1部分15と、第1部分15よりも厚さが薄く、第1部分15の外縁のうち少なくとも+X側の外縁および−X側の外縁に設けられている第2部分16と、を含み、水晶基板10のZ´軸に沿った長さをZ、第1部分15の厚さをtとしたとき、11<Z/t≦53の関係を満たしている。そのため、振動片100では、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。具体的には、振動片100では、11<Z/tなので、例えば厚みすべり振動と輪郭振動等の不要モードとの結合を低減することができ、等価直列抵抗(CI値)を45Ω以下にすることができる(詳細は後述する実験例参照)。
さらに、振動片100では、振動周波数は例えば24MHz以上80MHz以下であり、80MHzの場合にt=21μmとなって、水晶基板10のZ´軸方向の寸法Zが最大となる。したがって、振動片100では、Z/t≦53なので、振動周波数80MHzの場合でも、Zを1.1mm以下とすることができる。このように、振動片100では、小型化を図ることができる。その結果、振動片100を収容するパッケージの小型化を図ることができる。
振動片100では、13≦Z/t≦34の関係を満たしている。そのため、振動片100では、よりいっそう、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。具体的には、等価直列抵抗を40Ω以下にすることができる(詳細は後述する実験例参照)。
さらに、振動片100では、振動周波数は例えば24MHz以上80MHz以下であり、80MHzの場合にt=21μmとなって、水晶基板10のZ´軸方向の寸法Zが最大となる。したがって、振動片100では、Z/t≦34なので、振動周波数80MHzの場合でも、Zを0.7mm以下とすることができる。このように、振動片100では、よりいっそう、小型化を図ることができる。その結果、よりいっそう、振動片100を収容するパッケージの小型化を図ることができる。
振動片100では、振動部14の短辺の寸法をMzとすると、0.43mm<Mz≦0.8mmの関係を満たしている。これにより、より確実に、等価直列抵抗の低減を図ることができる。具体的には、等価直列抵抗を45Ω以下にすることができる(詳細は後述する実験例参照)。
振動片100では、0.47mm<Mz<0.8mmの関係を満たしている。そのため、振動片100では、振動部14の小型化を図りつつ、さらによりいっそう等価直列抵抗の低減を図ることができる。具体的は、等価直列抵抗を30Ω以下にすることができる。
振動片100では、振動部14は、周辺部12よりも+Y´方向に突出した第1凸部17を含み、第1凸部17の、Z´軸と交差している側面17dは、X軸およびZ´軸を含む面に対して、傾斜した面または垂直な面であり、平面視で、側面17dの、Z´軸に沿
った長さをSzとしたとき、0≦Sz/Mz≦0.05の関係を満たしている。これにより、振動片100では、輪郭振動等の不要モードを低減することができる。さらに、振動片100では、第2凸部18の側面18cの、Z´軸方向の寸法は、側17dと同じSzである。これにより、振動片100では、よりいっそう、輪郭振動等の不要モードを低減することができる。
振動片100では、40μm≦(Z−Mz)/2≦400μmの関係を満たしている。そのため、振動片100では、振動部14の振動が周辺部12に伝わること(振動漏れ)を低減することができる。
振動片100では、水晶基板10のX軸方向の寸法をXとすると、16≦X/t≦68の関係を満たしている。これにより、振動片100では、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
振動片100では、20≦X/t≦54の関係を満たすことが好ましい。
振動片100では、平面視で、振動部14は、励振電極20a,20bの外延の内側に設けられている。そのため、振動片100では、Y´軸方向からの平面視で、振動部14の広い部分に電圧を印加することができる。
2. 振動片の製造方法
次に、本実施形態に係る振動片の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図7〜図13は、本実施形態に係る振動片100の製造工程を模式的に示す図である。なお、図7〜図13において、(a)は平面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図であり、(c)は(a)のC−C線断面図である。
図7に示すように、ATカット水晶振動基板101の表裏主面(X軸およびZ´軸を含む面)に耐蝕膜30を形成する。耐蝕膜30は、例えば、スパッタ法や真空蒸着法などにより、クロムおよび金をこの順で積層した後、該クロムおよび金をパターニングすることによって形成される。パターニングは、例えば、フォトリソグラフー技術およびエッチング技術によって行われる。耐蝕膜30は、ATカット水晶基板101を加工する際に、エッチング液となるフッ酸を含む溶液に対して耐蝕性を有する。
図8に示すように、ポジ型のフォトレジスト膜を塗布した後、該フォトレジスト膜を露光および現像して、所定の形状を有するレジスト膜40を形成する。レジスト膜40は、耐蝕膜30の一部を覆うように形成される。
図9に示すように、マスクMを用いて、再度レジスト膜40の一部を露光して、感光部42を形成する。マスクMは、図9(a)に示すようにY´軸方向から見て、レジスト膜40に対して交差するように配置する。すなわち、マスクMのX軸方向の寸法は、レジスト膜40のX軸方向の寸法より小さく、マスクMのZ´軸方向の寸法は、レジスト膜40のZ´軸方向の寸法より大きい。このようなマスクMを用いて露光することにより、図9(c)に示すようにZ´軸方向から見て、レジスト膜40の両側に感光部42を形成することができる。
図10に示すように、耐蝕膜30をマスクとして、ATカット水晶基板101をエッチングする。エッチングは、例えば、フッ化水素酸(フッ酸)とフッ化アンモニウムとの混合液をエッチング液として行われる。これにより、水晶基板10の外形(Y´軸方向から見たときの形状)が形成される。
図11に示すように、レジスト膜40をマスクとして、所定のエッチング液で耐蝕膜30エッチングした後、さらに、上述の混合液をエッチング液として、ATカット水晶基板101を所定の深さまでハーフエッチングする。
図12に示すように、レジスト膜40の感光部42を現像して除去する。これにより、耐蝕膜30の一部が露出する。なお、感光部42を現像する前に、例えば、真空または減圧雰囲気下で放電により作られた酸素プラズマによって、レジスト膜40の表面に形成された変質層(図示せず)をアッシングする。これにより、確実に感光部42を現像して除去することができる。
図13に示すように、レジスト膜40をマスクとして、所定のエッチング液で耐蝕膜30をエッチングした後、さらに、上述の混合液をエッチング液として、ATカット水晶基板101を所定の深さまでハーフエッチングする。
以上の工程により、周辺部12および振動部14を有する水晶基板10を形成することができる。
図2〜図4に示すように、レジスト膜40および耐蝕膜30を除去した後、水晶基板10に、励振電極20a,20b、引出電極22a,22b、およびパッド24a,24bを形成する。励振電極20a,20b、引出電極22a,22b、およびパッド24a,24bは、例えば、スパッタ法や真空蒸着法などにより、クロムおよび金をこの順で積層した後、該クロムおよび金をパターニングすることによって形成される。
以上の工程により、振動片100を製造することができる。
3. 振動片の変形例
3.1. 第1変形例
次に、本実施形態の第1変形例に係る振動片について、図面を参照しながら説明する。図14は、本施形態の第1変形例に係る振動片200を模式的に示す平面図である。図15は、本実施形態の第1変形例に係る振動片200を模式的に示す図14のXV−XV線断面図である。
以下、本実施形態の第1変形例に係る振動片200において、上述した振動片100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。このことは、以下に示す本実施形態の第2変形例に係る振動片、第3変形例に係る振動片、および第4変形例に係る振動片についても同様である。
振動片200では、図14および図15に示すように、突起部19を有している点において、上述した振動片100と異なる。突起部19の材質は、例えば、水晶基板10の材質と同じである。突起部19は、水晶基板10と一体的に形成されていてもよい。図15に示す例では、突起部19は、周辺部12から+Y´方向および−Y´方向に突出している。突起部19の周辺部12から突出した部分の厚さ(高さ)は、例えば、凸部17,18の周辺部12から突出した部分の厚さ(高さ)と同じである。突起部19は、例えば、周辺部12の、パッド24a,24bが設けられる側とは反対側の角部に設けられている。周辺部12の平面視形状は、特に限定されないが、図14に示す例では、四角形である。突起部19は、振動部14と同じ工程で形成されてもよい。
また、突起部19の周辺部12からの突出した部分の厚さ(高さ)は凸部17,18の周辺部12からの突出した部分の厚さと同じとしたが、これに限定されず第2部分16の周辺部12からの突出した部分の厚さ(高さ)と同じにしてもよい。
振動片200では、例えば、振動部14がパッケージ(振動片200を収容するパッケージ)に衝突する前に、突起部19がパッケージに衝突するので、振動部14が破損することを防ぐことができる。
3.2. 第2変形例
次に、本実施形態の第2変形例に係る振動片について、図面を参照しながら説明する。図16は、本実施形態の第2変形例に係る振動片300を模式的に示す斜視図である。図17は、本実施形態の第2変形例に係る振動片300を模式的に示す平面図である。図18は、本実施形態の第2変形例に係る振動片300を模式的に示す図17のXVIII−XVIII線断面図である。
上述した振動片100では、図1〜図4に示すように、振動部14の第2部分16は、第1部分15の+X方向および−X方向に設けられていた。
これに対し、振動片300では、図16〜図18に示すように、振動部14の第2部分16は、第1部分15の+Z´方向および−Z´方向にも設けられている。具体的には、第2部分16は、第1部分15の周辺に設けられている。第1凸部17の側面17c,17d、および第2凸部18の側面18c,18dには、第1部分15の厚さと第2部分16の厚さとの差によって、段差が設けられている。
振動片300は、振動片100の製造方法で説明したマスクM(図9参照)を、Y´軸方向から見て、レジスト膜40の外縁の内側に配置して露光を行うより製造される。このこと以外は、振動片300の製造方法は、振動片100の製造方法と基本的に同じである。
なお、図示はしないが、振動片300では、振動片200のように(図14および図15参照)、突起部19が設けられていてもよい。
3.3. 第3変形例
次に、本実施形態の第3変形例に係る振動片について、図面を参照しながら説明する。図19は、本実施形態の第3変形例に係る振動片400を模式的に示す平面図である。
上述した振動片100では、図2に示すように、Y´軸方向からの平面視で、振動部14は、励振電極20a,20bの外縁の内側に設けられていた。
これに対し、振動片300では、図19に示すように、Y´軸方向からの平面視で、励振電極20a,20bは、振動部14の外縁の内側に設けられている。図示の例では、励振電極20a,20bは、Y´軸方向からの平面視で、振動部14の第1部分15の外縁の内側に設けられている。
なお、図示はしないが、振動片400では、振動片200のように(図14および図15参照)、突起部19が設けられていてもよい。また、振動片400では、振動片300のように(図16〜図18参照)、第2部分16は、第1部分15の周辺に設けられていてもよい。
3.4. 第4変形例
次に、本実施形態の第4変形例に係る振動片について、図面を参照しながら説明する。図20は、本実施形態の第4変形例に係る振動片500を模式的に示す平面図である。
上述した振動片100では、水晶基板10は、図2に示すように、Y´軸方向からの平面視で、矩形の形状を有していた。
これに対し、振動片500では、水晶基板10は、図20に示すように、Y´軸方向からの平面視で、矩形の角部が切りかけられた形状を有している。言い換えると、水晶基板10は、矩形の角部が面取りされた形状を有している。
振動片500では、水晶基板10が矩形の角部が面取りされた形状を有していることにより、エッチングによって水晶基板10を形成する際に、バリ(例えばエッチング残渣)が発生することを低減することができる。さらに、振動片500をパッケージに搭載する際に、水晶基板10の角部がパッケージに接触して破損することを防ぐことができる。
なお、図示はしないが、振動片500では、振動片200のように(図14および図15参照)、突起部19が設けられていてもよい。また、振動片500では、振動片300のように(図16〜図18参照)、第2部分16は、第1部分15の周辺に設けられていてもよい。また、振動片500では、振動片400のように(図19参照)、Y´軸方向からの平面視で、励振電極20a,20bは、振動部14の外縁の内側に設けられていてもよい。
4. 振動子
次に、本実施形態に係る振動子について、図面を参照しながら説明する。図21は、本実施形態に係る振動子700を模式的に示す平面図である。図22は、本実施形態に係る振動子700を模式的に示す図21のXXII−XXII線断面図である。なお、便宜上、図21では、シールリング713およびリッド714を省略して図示している。
振動子700は、本発明に係る振動片を備える。以下では、本発明に係る振動片として、振動片200を備える振動子700について説明する。振動子700は、図21および図22に示すように、振動片200と、パッケージ710と、を備える。
パッケージ710は、上面に開放する凹部711を有する箱状のベース712と、凹部711の開口を塞ぐようにベース712に接合されている板状のリッド714と、を有している。このようなパッケージ710は、凹部711がリッド714にて塞がれることにより形成された収納空間を有しており、該収納空間に、振動片200が気密的に収納、設置されている。すなわち、パッケージ710には、振動片200が収容されている。
なお、振動片200が収容される収納空間(凹部711)内は、例えば、減圧(好ましくは真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動片200の振動特性が向上する。
ベース712の材質は、例えば、酸化アルミニウム等の各種セラミックスである。リッド714の材質は、例えば、ベース712の材質と線膨張係数が近似する材質である。具体的には、ベース712の材質がセラミックスである場合には、リッド714の材質は、コバール等の合金である。
ベース712とリッド714の接合は、ベース712上にシールリング713を設け、シールリング713上にリッド714を載置して、例えば抵抗溶接機を用いて、ベース712にシールリング713を溶接することによって行われる。なお、ベース712とリッド714の接合は、特に限定されず、接着剤を用いて行われてもよいし、シーム溶接によって行われてもよい。
パッケージ710の凹部711の底面には、枕部720が設けられている。図示の例では、枕部720は、振動片200の突起部19(凹部711の底面側に突出する突起部19)に接して設けられている。枕部720の材質は、例えば、ベース712の材質と同じである。枕部720は、ベース712と一体的に設けられていてもよい。例えば振動子700に外部から衝撃が加わっても、枕部720と突起部19とが接していることにより、振動片200の振動部14がパッケージ710の凹部711に衝突して破損することを防ぐことができる。さらに、例えば、振動部14がリッド714に衝突する前に、突起部19(リッド714側に突出する突起部19)がリッド714に衝突するので、振動部14が破損することを低減することができる。
パッケージ710の凹部711の底面には、第1接続端子730および第2接続端子732が設けられている。第1接続端子730は、振動片200のパッド24aと対向して設けられている。第2接続端子732は、振動片200のパッド24bと対向して設けられている。接続端子730,732は、導電性固定部材734を介して、それぞれパッド24a,24bと電気的に接続されている。
パッケージ710の底面(ベース712の底面)には、第1外部端子740および第2外部端子742が設けられている。第1外部端子740は、例えば、平面視において(Y´軸方向からみて)、第1接続端子730と重なる位置に設けられている。第2外部端子742は、例えば、平面視において、第2接続端子732と重なる位置に設けられている。第1外部端子740は、図示しないビアを介して、第1接続端子730と電気的に接続されている。第2外部端子742は、図示しないビアを介して、第2接続端子732と電気的に接続されている。
接続端子730,732および外部端子740,742としては、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜を用いる。導電性固定部材734としては、例えば、半田、銀ペースト、導電性接着剤(樹脂材料中に金属粒子などの導電性フィラーを分散させた接着剤)などを用いる。
振動子700では、振動片200を備えるので、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
5. 振動デバイス
次に、本実施形態に係る振動デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図23は、本実施形態に係る振動デバイス800を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態に係る振動デバイス800において、上述した振動子700の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
振動デバイス800は、本発明に係る振動片を備える。以下では、本発明に係る振動片として、振動片200を備える振動デバイス800について説明する。振動デバイス800は、図23に示すように、振動片200と、パッケージ710と、感温素子(電子素子)810と、を備える。
パッケージ710は、感温素子810を収納する収納部812を有している。収納部812は、例えば、枠状の部材814をベース712の底面側に設けることにより形成することができる。
感温素子810は、例えば、温度変化に応じて物理量、例えば電気抵抗が変わるサーミ
スターである。そして、サーミスターの電気抵抗を外部回路で検出し、サーミスターの検出温度が測定できる。
なお、パッケージ710の収納空間(凹部711)には、他の電子部品が収納されていてもよい。このような電子部品としては、振動片200の駆動を制御するICチップ等が挙げられる。
振動デバイス800では、振動片200を備えるので、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
6. 振動デバイスの変形例
6.1. 第1変形例
次に、本実施形態の第1変形例に係る振動デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図24は、本実施形態の第1変形例に係る振動デバイス900を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態の第1変形例に係る振動デバイス900において、上述した振動デバイス800の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述した振動デバイス800では、図23に示すように、枠状の部材814をベース712の底面側に設けることにより、感温素子810を収納する収納部812を形成していた。
これに対し、振動デバイス900では、図24に示すように、パッケージ710の底面に(ベース712の底面に)凹部912を形成し、凹部912に感温素子810を収納している。図示の例では、凹部912の底面に第3接続端子930が設けられ、第3接続端子930の下に、金属バンプ等を介して感温素子810が設けられている。図示の例では、第3接続端子930は、ベース712に設けられた配線932と接続されており、配線932によって、第3接続端子930は、第1外部端子740および第1接続端子730と電気的に接続されている。第3接続端子930の材質は、例えば、接続端子730,732の材質と同じである。配線932の材質は、導電性であれば、特に限定されない。
振動デバイス900では、振動片200を備えるので、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
6.2. 第2変形例
次に、本実施形態の変形例に係る振動デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図25は、本実施形態の第2変形例に係る振動デバイス1000を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態の第2変形例に係る振動デバイス1000において、上述した振動デバイス800,900の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
振動デバイス800では、図23に示すように、感温素子810は、枠状の部材814をベース712の底面側に設けることにより、感温素子810を収納する収納部812を形成していた。
これに対し、振動デバイス1000では、図25に示すように、凹部711の底面に(
ベース712の上面に)凹部912を形成し、凹部912に感温素子810を収納している。感温素子810は、第3接続端子930上に設けられている。
振動デバイス1000では、振動片200を備えているので、小型化を図りつつ、等価直列抵抗の低減を図ることができる。
7. 発振器
次に、本実施形態に係る発振器について、図面を参照しながら説明する。図26は、本実施形態に係る発振器1100を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態に係る発振器1100において、上述した振動子700の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発振器1100は、本発明に係る振動片を備える。以下では、本発明に係る振動片として、振動片200を備える発振器1100について説明する。発振器1100は、図26に示すように、振動片200と、パッケージ710と、ICチップ(チップ部品)1110と、を含む。
発振器1100では、凹部711は、ベース712の上面に設けられた第1凹部711aと、第1凹部711aの底面の中央部に設けられた第2凹部711bと、第2凹部711bの底面中央部に設けられた第3凹部711cと、を有している。
第1凹部711aの底面には、第1接続端子730および第2接続端子732が設けられている。第3凹部711cの底面には、ICチップ1110が設けられている。ICチップ1110は、振動片200の駆動を制御するための駆動回路(発振回路)を有している。ICチップ1110によって振動片200を駆動すると、所定の周波数の振動を取り出すことができる。ICチップ1100は、平面視において(Y´軸方向からみて)、振動片200と重なっている。なお、図26に示すように、第1凹部711aの底面は、振動片200の突起部19と接する枕部720として機能していてもよい。
第2凹部711bの底面には、ワイヤー1112を介してICチップ1110と電気的に接続された複数の内部端子1120が設けられている。例えば、複数の内部端子1120のうちの一の内部端子1120は、図示せぬ配線を介して、第1接続端子730と電気的に接続されている。複数の内部端子1120のうちの他の内部端子1120は、図示せぬ配線を介して、第2接続端子732と電気的に接続されている。したがって、ICチップ1110は、振動片200と電気的に接続されている。なお、内部端子1120は、ベース712に形成された図示しないビアを介して外部端子740と電気的に接続されていてもよい。
振動デバイス1100では、等価直列抵抗の低減した振動片200を備えるので、消費電力の低減を図ることができる。
8. 発振器の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る発振器について、図面を参照しながら説明する。図27は、本実施形態の変形例に係る発振器1200を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態の変形例に係る発振器1200において、上述した発振器1100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述した発振器1100では、図26に示すように、ICチップ1100は、平面視において、振動片200と重なっていた。
これに対し、発振器1200では、図27に示すように、ICチップ1100は、平面視において、振動片200と重なっていない。ICチップ1100は、振動片200の側方に設けられている。
発振器1200では、板状のベース712と凸状のリッド714とによってパッケージ710が構成されている。リッド714は、ベース712の周辺部に設けられたメタライズ1210を溶融させることにより気密封止される。このとき、封止工程を真空中で行うことにより内部を真空にすることができる。なお、封止の手段として、リッド714を、レーザー光等を用いて溶融して溶着する手段を用いてもよい。
図示の例では、第1接続端子730は、ベース712に形成されたビア1220を介して、第1外部端子740と電気的に接続されている。また、内部端子1120は、ベース712に形成されたビア1220を介して、第1外部端子740と電気的に接続されている。また、内部端子1120は、図示せぬ配線を介して、第1接続端子730と電気的に接続されている。ICチップ1100は、内部端子1120上に、金属バンプ等を介して設けられている。
発振器1200では、等価直列抵抗の低減した振動片200を備えるので、消費電力の低減を図ることができる。
9. 電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る電子機器は、本発明に係る振動片を備える。以下では、本発明に係る振動片として、振動片200を備える電子機器について、説明する。
図28は、本実施形態に係る電子機器として、スマートフォン1300を模式的に示す平面図である。スマートフォン1300は、図28に示すように、振動片200を有する発振器1100を備える。
スマートフォン1300は、発振器1100を、例えば、基準クロック発振源などのタイミングデバイスとして用いる。スマートフォン1300は、さらに、表示部(液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等)1310、操作部1320、および音出力部1330(マイクロフォン等)を有することができる。スマートフォン1300は、表示部1310に対する接触検出機構を設けることで表示部1310を操作部として兼用してもよい。
なお、スマートフォン1300に代表される電子機器は、振動片200を駆動する発振回路と、振動片200の温度変化に伴う周波数変動を補正する温度補償回路と、を備えていることが好ましい。
これによれば、スマートフォン1300に代表される電子機器は、振動片200を駆動する発振回路と共に、振動片200の温度変化に伴う周波数変動を補正する温度補償回路を備えていることから、発振回路が発振する共振周波数を温度補償することができ、温度特性に優れた電子機器を提供することができる。
図29は、本実施形態に係る電子機器として、モバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1400を模式的に示す斜視図である。パーソナルコンピューター1
400は、図29に示すように、キーボード1402を備えた本体部1404と、表示部1405を備えた表示ユニット1406と、により構成され、表示ユニット1406は、本体部1404に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1400には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動片200が内蔵されている。
図30は、本実施形態に係る電子機器として、携帯電話機(PHSも含む)1500を模式的に示す斜視図である。携帯電話機1500は、複数の操作ボタン1502、受話口1504および送話口1506を備え、操作ボタン1502と受話口1504との間には、表示部1508が配置されている。このような携帯電話機1500には、フィルター、共振器等として機能する振動片200が内蔵されている。
図31は、本実施形態に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ1600を模式的に示す斜視図である。なお、図31には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチルカメラ1600は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチルカメラ1600におけるケース(ボディー)1602の背面には、表示部1603が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1603は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1602の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1604が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1606を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1608に転送・格納される。また、デジタルスチルカメラ1600においては、ケース1602の側面に、ビデオ信号出力端子1612と、データ通信用の入出力端子1614とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1612にはテレビモニター1630が、データ通信用の入出力端子1614にはパーソナルコンピューター1640が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1608に格納された撮像信号が、テレビモニター1630や、パーソナルコンピューター1640に出力される構成になっている。このようなデジタルスチルカメラ1600には、フィルター、共振器等として機能する振動片200が内蔵されている。
本実施形態に係る電子機器1300,1400,1500,1600は、等価直列抵抗の低減を図ることができる振動片200を備えているので、消費電力を低減することができる。
なお、本発明の振動片を備える電子機器は、上記の例に限定されず、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
10. 移動体
次に、本実施形態に係る移動体について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る移動体は、本発明に係る振動片を備える。以下では、本発明に係る振動片として、振動片200を備える移動体について、説明する。
図32は、本実施形態に係る移動体として、自動車1700を模式的に示す斜視図である。例えば、図32に示すように、自動車1700には、振動片200を内蔵してタイヤ1709などを制御する電子制御ユニット1708が車体1707に搭載されている。また、振動片200は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
本実施形態に係る移動体1700は、等価直列抵抗の低減を図ることができる振動片200を備えているので、消費電力を低減することができる。
11. 実験例
以下に実験例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実験例によってなんら限定されるものではない。
実験例として、振動片を製造してCI値を測定した。具体的には、フッ酸を含む溶液によるウェットエッチングによりATカット水晶板を加工し、周辺部12および振動部14を有する水晶基板(圧電基板)10を形成した。振動片は、2段型のメサ構造を有し、図3に示すように、第1凸部17の側面17dおよび第2凸部18の側面18cは、水晶結晶のm面が露出することによって、X軸およびZ´軸を含む平面に対して、傾斜した面となった。
実験例に用いた振動片の各寸法Mz、X、Z、X/t、Z/t、Ez(例えば上述の図2〜図4参照)、およびCI値を示した表を図33に示す。各寸法Mz、X、Z、X/t、Z/t、Ezは、例えば寸法測定器で得たものである。CI値は、ネットワークアナライザーを用いて測定した。
図34は、Z/tに対するCI値を示したグラフである。図35は、Mzに対するCI値を示したグラフである。
図33および図34により、11<Z/tの範囲で、CI値を45Ω以下にすることができることがわかった。一方、Z/t=9.05では、CI値は58Ωであった。さらに、13≦Z/tの範囲で、CI値を40Ω以下にすることができることがわかった。
図33および図35により、0.43μm<Mz≦0.8μmの範囲で、CI値を45Ω以下にすることができることがわかった。さらに、0.47μm<Mz≦0.8μmの範囲で、CI値を30Ω以下にすることができることがわかった。
以上の実験例は、図3に示したような側面17d,18cがX軸およびZ´軸を含む平面に対して傾斜した面となる振動片について行ったが、本実験例の結果は、図18に示したような側面17d,18cが第1部分15の厚さと第2部分16の厚さとの差によって、段差を有する振動片に付いても適用することができるし、図6に示したような側面17d,18cがX軸およびZ´軸を含む平面に対して垂直な面となる振動片にも適用することができる。
また、本実験例は、例えば図1〜図4に示したような2段型のメサ構造を有する振動片について行ったが、本実験の結果は、例えば3段型以上の多段型のメサ構造を有する圧電振動片にも適用することができる。
また、本実験例の結果は、平面視において(Y´軸方向からみて)、振動部14が励振電極20a,20bの外縁の内側に設けられている振動片(例えば図1〜図4参照)にも適用することができるし、振動部14の外縁の内側に励振電極20a,20bが設けられている振動片(図20参照)にも適用することができる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…水晶基板、12…周辺部、14…振動部、15…第1部分、16…第2部分、17…第1凸部、17a,17b,17c,17d…側面、18…第2凸部、18a,18b,18c,18d…側面、19…突起部、20a…第1励振電極、20b…第2励振電極、22a…第1引出電極、22b…第2引出電極、24a…第1パッド、24b…第2パッド、30…耐蝕膜、40…レジスト膜、42…感光部、100…振動片、101…ATカット水晶基板、121…面、170…第1平面、180…第2平面、200,300,400,500…振動片、700…振動子、710…パッケージ、711…凹部、711a…第1凹部、711b…第2凹部、711c…第3凹部、712…ベース、713…シールリング、714…リッド、720…枕部、730…第1接続端子、732…第2接続端子、734…導電性固定部材、740…第1外部端子、742…第2外部端子、800…振動デバイス、810…感温素子、812…収納部、814…枠状の部材、900…振動デバイス、912…凹部、930…第3接続端子、932…配線、1000…振動デバイス、1100…発振器、1110…ICチップ、1112…ワイヤー、1120…内部端子、1200…発振器、1210…メタライズ、1220…ビア、1300…スマートフォン、1310…表示部、1320…操作部、1330…音出力部、1400…パーソナルコンピューター、1402…キーボード、1404…本体部、1405…表示部、1406…表示ユニット、1500…携帯電話機、1502…操作ボタン、1504…受話口、1506…送話口、1508…表示部、1600…デジタルスチルカメラ、1602…ケース、1603…表示部、1604…受光ユニット、1606…シャッターボタン、1608…メモリー、1612…ビデオ信号出力端子、1614…入出力端子、1630…テレビモニター、1640…パーソナルコンピューター、1700…自動車、1707…車体、1708…電子制御ユニット、1709…タイヤ

Claims (13)

  1. 水晶の結晶軸である、電気軸としてのX軸と、機械軸としてのY軸と、光学軸としてのZ軸と、からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ´軸とし、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY´軸とし、前記X軸および前記Z´軸を含む面を主面とし、前記Y´軸に沿った方向を厚さとする水晶基板を含み、
    前記水晶基板は、
    前記X軸に沿う辺と、前記Z´軸に沿う辺とを含む振動部と、
    前記振動部よりも厚さが薄く、前記振動部の外縁に沿って設けられている周辺部と、
    を含み、
    前記振動部は、
    第1部分と、
    前記第1部分よりも厚さが薄く、前記第1部分の外縁のうち少なくとも前記X軸の一方側の外縁および他方の外縁に、段差を介して設けられている第2部分と、
    を含み、
    前記水晶基板の前記Z´軸に沿った長さをZ、前記第1部分の厚さをtとしたとき、
    11<Z/t≦53の関係を満たしている、振動片。
  2. 請求項1において、
    13≦Z/t≦34の関係を満たしている、振動片。
  3. 請求項1または2において、
    前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたとき、
    0.43mm<Mz≦0.8mmの関係を満たしている、振動片。
  4. 請求項3において、
    0.47mm<Mz<0.8mmの関係を満たしている、振動片。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記振動部は、前記周辺部よりも前記Y´軸の一方側に突出している凸部を含み、
    前記凸部の、前記Z´軸と交差している側面は、前記X軸および前記Z´軸を含む面に対して、傾斜した面または垂直な面であり、
    平面視で、前記側面の、前記Z´軸に沿った長さをSz、前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたとき、
    0≦Sz/Mz≦0.05の関係を満たしている、振動片。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記振動部の前記Z´軸に沿った長さをMzとしたとき、
    40μm≦(Z−Mz)/2≦400μmの関係を満たしている、振動片。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記水晶基板の互いに表裏の関係にある第1の主面および第2の主面には、平面視で重なるように設けられている励振電極を含み、
    平面視で、前記振動部は、前記励振電極の外縁の内側に設けられている、振動片。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動片と、
    前記振動片が収容されているパッケージと、
    を備えている、振動子。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動片と、
    電子素子と、
    を備えている、振動デバイス。
  10. 請求項9において、
    前記電子素子は、感温素子である、振動デバイス。
  11. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動片と、
    前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、
    を備えている、発振器。
  12. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動片を備えている、電子機器。
  13. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動片を備えている、移動体。
JP2014157159A 2014-07-31 2014-07-31 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体 Active JP6390836B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014157159A JP6390836B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
CN201510440956.8A CN105322911B (zh) 2014-07-31 2015-07-24 振动片、振子、振动器件、振荡器、电子设备以及移动体
US14/813,528 US9431995B2 (en) 2014-07-31 2015-07-30 Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic device, and mobile object
US15/224,919 US9716484B2 (en) 2014-07-31 2016-08-01 Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic device, and mobile object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014157159A JP6390836B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016034122A JP2016034122A (ja) 2016-03-10
JP6390836B2 true JP6390836B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=55181086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014157159A Active JP6390836B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9431995B2 (ja)
JP (1) JP6390836B2 (ja)
CN (1) CN105322911B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN202535316U (zh) 2011-03-09 2012-11-14 精工爱普生株式会社 振动元件、振子、振荡器以及电子设备
JP5708089B2 (ja) * 2011-03-18 2015-04-30 セイコーエプソン株式会社 圧電振動素子、圧電振動子、圧電発振器及び電子デバイス
JP6338367B2 (ja) * 2013-12-24 2018-06-06 日本電波工業株式会社 水晶振動子
JP5918454B1 (ja) * 2014-05-17 2016-05-18 京セラ株式会社 圧電部品
US9503048B2 (en) * 2014-11-21 2016-11-22 Sii Crystal Technology Inc. Piezoelectric vibrating reed and piezoelectric vibrator
JP2016174301A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP6613482B2 (ja) * 2015-09-03 2019-12-04 日本電波工業株式会社 水晶振動子
JP2017139682A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動片の製造方法、発振器、電子機器、移動体、および基地局
JP2018207214A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 京セラ株式会社 水晶素子および水晶デバイス
CN107332537A (zh) * 2017-08-18 2017-11-07 杨小木 新型结构smd石英晶体谐振器
JP6998795B2 (ja) * 2018-02-28 2022-01-18 京セラ株式会社 水晶振動素子及び水晶デバイス
JP7200705B2 (ja) * 2019-01-31 2023-01-10 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、振動モジュール、電子機器および移動体
JP7375331B2 (ja) * 2019-04-26 2023-11-08 セイコーエプソン株式会社 振動デバイスおよび電子機器
TWI776661B (zh) * 2021-08-31 2022-09-01 國立陽明交通大學 晶體振盪器及其製作方法

Family Cites Families (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845205B2 (ja) 1974-08-23 1983-10-07 セイコーエプソン株式会社 メサ型水晶振動子の製造方法
JPS5845205A (ja) 1981-09-10 1983-03-16 Idemitsu Kosan Co Ltd ポリオレフインの製造方法
JPS5847316A (ja) 1981-09-16 1983-03-19 Seikosha Co Ltd 厚みすべり圧電振動子およびその製法
JPH0257009A (ja) 1988-08-23 1990-02-26 Yokogawa Electric Corp 圧電共振器
JPH0652230U (ja) 1992-12-11 1994-07-15 シチズン時計株式会社 圧電振動子
JPH10308645A (ja) 1997-05-08 1998-11-17 Toyo Commun Equip Co Ltd Atカット水晶振動子及びその製造方法
JP3731348B2 (ja) 1998-06-09 2006-01-05 松下電器産業株式会社 圧電振動子
JP2000252786A (ja) 1999-03-01 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電振動素子
JP3702723B2 (ja) 1999-09-01 2005-10-05 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片の製造方法
JP2001230654A (ja) 2000-02-16 2001-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電振動素子およびその製造方法
JP4665282B2 (ja) * 2000-02-18 2011-04-06 エプソントヨコム株式会社 Atカット水晶振動子
JP2003163567A (ja) 2001-11-22 2003-06-06 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
JP2004180274A (ja) 2002-11-15 2004-06-24 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
JP2004200777A (ja) 2002-12-16 2004-07-15 Toyo Commun Equip Co Ltd メサ構造の圧電基板、圧電振動素子、圧電振動子、及び圧電発振器
JP4506135B2 (ja) 2003-09-18 2010-07-21 エプソントヨコム株式会社 圧電振動子
JP2005159717A (ja) 2003-11-26 2005-06-16 Toyo Commun Equip Co Ltd 圧電振動子とその製造方法
JP2005318477A (ja) 2004-04-30 2005-11-10 Seiko Epson Corp 圧電振動片、その電極形成方法、及び圧電デバイス
JP4075893B2 (ja) 2004-05-21 2008-04-16 セイコーエプソン株式会社 水晶振動子の製造方法、その装置及び水晶振動子
JP4558433B2 (ja) 2004-10-01 2010-10-06 日本電波工業株式会社 水晶振動子
US7388454B2 (en) 2004-10-01 2008-06-17 Avago Technologies Wireless Ip Pte Ltd Acoustic resonator performance enhancement using alternating frame structure
JP4341583B2 (ja) 2005-06-02 2009-10-07 エプソントヨコム株式会社 メサ型水晶振動子
JP4857886B2 (ja) 2005-06-24 2012-01-18 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエータの耐衝撃装置、これを備えた電子機器
JP4572807B2 (ja) 2005-10-31 2010-11-04 エプソントヨコム株式会社 メサ型圧電振動片
KR100904621B1 (ko) 2005-11-04 2009-06-25 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 압전 박막 공진자
JP2007181185A (ja) 2005-12-01 2007-07-12 Sony Corp 音響共振器およびその製造方法
JP2007189492A (ja) 2006-01-13 2007-07-26 Epson Toyocom Corp 圧電基板の製造方法、圧電基板、圧電振動子、及び圧電発振器
US7608986B2 (en) 2006-10-02 2009-10-27 Seiko Epson Corporation Quartz crystal resonator
JP4341671B2 (ja) 2006-11-30 2009-10-07 エプソントヨコム株式会社 メサ型水晶振動子
JP2008236439A (ja) 2007-03-21 2008-10-02 Epson Toyocom Corp 水晶振動片
JP2008263387A (ja) 2007-04-11 2008-10-30 Epson Toyocom Corp メサ型圧電振動片
JP4936221B2 (ja) 2007-06-08 2012-05-23 セイコーエプソン株式会社 メサ型圧電振動片、メサ型圧電振動デバイス、発振器、及び電子機器
JP5046012B2 (ja) 2007-09-04 2012-10-10 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動デバイス、発振器及び電子機器
JP5088686B2 (ja) 2007-11-21 2012-12-05 セイコーエプソン株式会社 振動片および振動デバイス
JP5035750B2 (ja) 2007-11-22 2012-09-26 セイコーエプソン株式会社 水晶振動片、水晶振動子、及び水晶発振器
JP5151823B2 (ja) * 2008-09-02 2013-02-27 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片、圧電振動子及び発振器
JP5239748B2 (ja) 2008-10-29 2013-07-17 セイコーエプソン株式会社 水晶振動片
JP5245731B2 (ja) 2008-11-06 2013-07-24 セイコーエプソン株式会社 圧電素子製造方法
JP4737726B2 (ja) 2009-05-01 2011-08-03 セイコーエプソン株式会社 振動子、振動子アレイ、及び電子機器
JP5319491B2 (ja) 2009-10-22 2013-10-16 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振子
JP5471303B2 (ja) 2009-10-27 2014-04-16 セイコーエプソン株式会社 振動片及び振動子
JP2011166364A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Daishinku Corp 厚み系水晶振動子
JP5059897B2 (ja) 2010-02-24 2012-10-31 日本電波工業株式会社 圧電振動片の製造方法
CN102386871A (zh) 2010-09-02 2012-03-21 日本电波工业株式会社 台面型at切割水晶振动片及水晶装置
JP5624410B2 (ja) 2010-09-02 2014-11-12 日本電波工業株式会社 メサ型のatカット水晶振動片及び水晶デバイス
JP5505647B2 (ja) 2010-11-19 2014-05-28 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片および圧電振動子
JP5589167B2 (ja) * 2010-11-19 2014-09-17 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片および圧電振動子
CN202535316U (zh) * 2011-03-09 2012-11-14 精工爱普生株式会社 振动元件、振子、振荡器以及电子设备
JP5772081B2 (ja) * 2011-03-09 2015-09-02 セイコーエプソン株式会社 圧電振動素子、圧電振動子、圧電発振器及び電子デバイス
JP5708089B2 (ja) * 2011-03-18 2015-04-30 セイコーエプソン株式会社 圧電振動素子、圧電振動子、圧電発振器及び電子デバイス
KR101219106B1 (ko) 2011-08-01 2013-01-11 삼성전자주식회사 발광소자 패키지 및 그 제조방법
JP2013062578A (ja) 2011-09-12 2013-04-04 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動片及び水晶デバイス
JP2013098813A (ja) 2011-11-02 2013-05-20 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片及び圧電デバイス
US9035538B2 (en) 2011-11-02 2015-05-19 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Piezoelectric vibrating piece and piezoelectric device
JP2013098814A (ja) 2011-11-02 2013-05-20 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片及び圧電デバイス
JP5883665B2 (ja) 2012-01-31 2016-03-15 日本電波工業株式会社 水晶振動片及び水晶デバイス
JP5982898B2 (ja) 2012-03-14 2016-08-31 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、電子デバイス、発振器、及び電子機器
JP5943186B2 (ja) 2012-03-19 2016-06-29 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動子、電子デバイス、および電子機器
JP5957997B2 (ja) 2012-03-21 2016-07-27 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、電子デバイス、発振器、及び電子機器
JP5943187B2 (ja) 2012-03-21 2016-06-29 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、電子デバイス、および電子機器
JP6175743B2 (ja) 2012-06-06 2017-08-09 セイコーエプソン株式会社 振動素子の製造方法
JP2014044151A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 N D R Kk 欠陥検出装置
JP5569616B2 (ja) 2013-03-29 2014-08-13 セイコーエプソン株式会社 振動素子の製造方法
JP5782536B1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-24 エスアイアイ・クリスタルテクノロジー株式会社 圧電振動片および圧電振動子
JP5741876B2 (ja) 2014-03-19 2015-07-01 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片および圧電振動子
JP5796667B2 (ja) 2014-06-19 2015-10-21 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動デバイス及び振動素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9431995B2 (en) 2016-08-30
US20160344366A1 (en) 2016-11-24
US9716484B2 (en) 2017-07-25
JP2016034122A (ja) 2016-03-10
US20160036413A1 (en) 2016-02-04
CN105322911B (zh) 2020-05-01
CN105322911A (zh) 2016-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6390836B2 (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP6592906B2 (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
US9705471B2 (en) Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP6167520B2 (ja) 素子の製造方法
JP6107330B2 (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
CN105987690B (zh) 振动片、振子、振动装置、振荡器、电子设备以及移动体
US9712138B2 (en) Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP2014209719A (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP6179104B2 (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2016174202A (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
US9577574B2 (en) Resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP6575071B2 (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP6179131B2 (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2016152607A (ja) 振動片、振動子、発振器、電子機器、および移動体
JP6498379B2 (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2016178500A (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP2016146597A (ja) 振動片の製造方法、振動片、振動子、発振器、リアルタイムクロック、電子機器、および移動体
JP2015179933A (ja) 振動素子、ジャイロセンサー素子、電子デバイス、電子機器および移動体
JP2016174201A (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP2014171150A (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2014171062A (ja) 振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2014171152A (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2014171151A (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
JP2019154079A (ja) 振動片、振動子、発振器、リアルタイムクロック、電子機器、および移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6390836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150