JP6372765B2 - 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法 - Google Patents

1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6372765B2
JP6372765B2 JP2016211755A JP2016211755A JP6372765B2 JP 6372765 B2 JP6372765 B2 JP 6372765B2 JP 2016211755 A JP2016211755 A JP 2016211755A JP 2016211755 A JP2016211755 A JP 2016211755A JP 6372765 B2 JP6372765 B2 JP 6372765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroxyethyl
bis
cyclohexanedicarboxylate
bhet
ruthenium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016211755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018070505A (ja
Inventor
伊藤 博
伊藤  博
弘 今中
弘 今中
稲田 修司
修司 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shintec Co Ltd
Original Assignee
Shintec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shintec Co Ltd filed Critical Shintec Co Ltd
Priority to JP2016211755A priority Critical patent/JP6372765B2/ja
Priority to EP17863714.6A priority patent/EP3533778A4/en
Priority to PCT/JP2017/025539 priority patent/WO2018078960A1/ja
Publication of JP2018070505A publication Critical patent/JP2018070505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6372765B2 publication Critical patent/JP6372765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/30Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/303Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by hydrogenation of unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/74Esters of carboxylic acids having an esterified carboxyl group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring
    • C07C69/75Esters of carboxylic acids having an esterified carboxyl group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring of acids with a six-membered ring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
    • B01J23/40Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals of the platinum group metals
    • B01J23/46Ruthenium, rhodium, osmium or iridium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B61/00Other general methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

本発明は、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法に関する。
ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と記載する。)製品の消費量は、年々増加しており、廃PET製品のリサイクル率を向上させることは地球規模で必要不可欠な命題となっている。廃PET製品のリサイクル方法としては、例えば、廃PET製品からテレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(以下、「BHET」と記載する。)を得て、PETの原材料としてリサイクルする方法が知られている。
このBHETは、PETの原材料としてリサイクルする以外にも、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(以下、「BHEC」と記載する。)の原料としても用いられている。BHECは、例えば、BHETを水素(水素ガス)と反応させて、BHETのベンゼン環を水素化(核水素化)することにより生成することができる。BHECを、ポリエステル樹脂の原料として用いることにより、生成されるポリエステル樹脂の耐熱性、透明性、耐候性および成形性を向上することができる。また、BHECは、ポリウレタン樹脂の鎖延長剤(ジオール成分)や、アクリル樹脂やエポキシ樹脂の原料として用いることもできる。BHETからBHECを得る方法としては、例えば、特許文献1に開示された方法がある。
特許文献1に開示された方法では、パラジウム担持触媒存在下で、BHETと水素ガスとを反応させて、BHETの核水素化を行うことによりBHECを生成する。しかしながら、上記の方法では、BHEC以外の副生成物が多量に生成してしまい、BHECの収率を高めることが難しかった。
中国特許出願公開第104003840号明細書
本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)を簡便に、かつ、高い収率で得ることができる1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(1) ルテニウム触媒として作用するルテニウム単体の存在下に、テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と水素ガスとを80〜150℃の温度で反応させて、前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)のベンゼン環を水素化することにより、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)を得ることを特徴とする1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(2) 前記水素化は、前記水素ガスの分圧が1〜10MPaの反応ガスを用いて行われる上記(1)に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(3) 前記水素化は、1.2〜3.4時間で行われる上記(1)または(2)に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(4) 前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と前記ルテニウム触媒との重量比率は、100:0.1〜100:10である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(5) 前記水素化は、前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と前記ルテニウム触媒とを、液状媒体に混合した状態で行われる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(6) 前記液状媒体は、ジオールおよび非プロトン性極性溶媒のうちの少なくとも1種を含む上記(5)に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(7) 前記液状媒体は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノンのうちの少なくとも1種を含む上記(6)に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(8) 前記水素化の際に、前記1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)以外の副生成物が、10wt%未満で生成する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(9) 前記ルテニウム触媒は、カーボン、アルミナ、シリカ、チタニア、マグネシアおよびジルコニアのうちの少なくとも1種を含む担体に、前記ルテニウム単体を担持してなる上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
(10) 前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)は、ポリエチレンテレフタレートを含む原料を解重合して得られる上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
本発明によれば、テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(BHET)から簡便に、かつ、高い収率で1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(BHEC)を得ることができる。また、廃ポリエチレンテレフタレート(PET)製品から得られたBHETを原料とすることにより、廃PET製品のリサイクル率を向上させることができる。
以下、本発明の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法の好適な実施形態について、詳細に説明する。
本発明の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(BHEC)の製造方法は、ルテニウム触媒存在下に、テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(BHET)と水素ガスとを反応させて、BHETのベンゼン環を水素化(核水素化)することにより、BHECを得る方法である。
なお、本明細書中では、特に言及しない限り、「ルテニウム触媒」とは、ルテニウム金属単体、ルテニウム酸化物またはルテニウム合金、あるいは、これらの金属、酸化物または合金が担体に担持されたルテニウム担持担体触媒を包含するものとする。
より具体的には、本実施形態のBHECの製造方法は、BHETを含む原料を準備する工程(原料準備工程)と、オートクレーブ内に上記原料とルテニウム触媒とを投入し、ルテニウム触媒存在下に、BHETと水素ガスとを反応させて、BHETの核水素化を行うことにより、BHECを得る工程(核水素化工程)とを有する。以下、各工程について順次説明する。
<原料準備工程>
まず、BHETを含む原料を準備する。
原料としては、市販のポリエチレンテレフタレート(PET)または廃PET製品から得られるBHET、市販のBHET、または、合成されたBHET等の各種方法で入手可能なBHETを用いることができる。この中でも、廃PET製品のリサイクル率を向上させる観点から、廃PET製品から得られたBHETを用いるのが好ましい。なお、廃PET製品としては、例えば、廃PETボトル、廃PETフィルム、廃PET繊維、廃PET産業用資材等が挙げられる。
廃PET製品からBHETを得る方法としては、例えば、PETをエチレングリコール(以下、「EG」と記載する。)中で解重合する方法が知られている(例えば、特開2000−53802号公報、特開2008−88096号公報)。かかる方法によれば、安価な廃PET製品から高純度のBHETを高い収率で得ることができる。また、かかる方法は、資源を有効利用するケミカルリサイクルであるため、地球環境保護に大きく貢献する技術でもある。
また、BHETを合成する方法としては、例えば、酸化エチレンをテレフタル酸へ付加する方法、ジメチルテレフタレート(DMT)とエチレングリコールとのエステル交換反応による方法等が挙げられる。
なお、原料中のBHETの含有率(BHETの純度)は、製造するBHECの収率を向上させる観点から十分に高いことが好ましい。具体的には、原料中のBHETの含有率は、90wt%以上が好ましく、92wt%以上がより好ましく、95wt%以上がさらに好ましい。BHETの純度が上記範囲内の原料を用いることにより、より高純度のBHECを収率良く得ることができる。
<核水素化工程>
次に、上記原料とルテニウム触媒とを、容器(反応器)に投入(供給)する。その後、反応器内に水素ガスを含む反応ガスを充填して、ルテニウム触媒存在下に、BHETと水素ガスとを反応させる。これにより、BHETのベンゼン環が水素化(核水素化、または核水添とも言う。)されて、BHECが得られる。
なお、反応器としては、例えば、攪拌機付きオートクレーブ等を用いることができる。
前述したように、BHETの核水素化によりBHECを生成する方法として、特許文献1に開示された方法が知られている。特許文献1に開示された方法では、パラジウム担持触媒存在下に、BHETと水素ガスとを反応させて、BHETの核水素化を行う。しかしながら、かかる方法では、BHETから、ベンゼン環が水素化されたBHECと、ベンゼン環およびエステル基(−COOCHCHOH)のいずれもが水素化された1,4-シクロヘキサンジメタノール(以下、「CHDM」と記載する。)とが生成される。特許文献1の方法では、エステル基の水素化によってCHDMが生成するのを制御することが困難である。そのため、BHEC以外の副生成物(例えば、CHDM)が多量に生成してしまい、BHECの収率を十分に高めることが難しい。
本発明者らは、上記プロセスを分析し、BHETのベンゼン環に対して選択的に水素添加を行って、純度の高いBHECを収率良く得る方法を検討した。その結果、ルテニウム触媒存在下で、BHETと水素ガスとを反応させることにより、ベンゼン環が選択的に水素化され、エステル基の水素化を抑えることができることを見出した。すなわち、ルテニウムの存在下では、BHETと水素ガスとの反応により、純度の高いBHECを収率良く得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
ルテニウム触媒は、BHETのベンゼン環を効率良く水素化するための触媒として作用する。本発明のBHECの製造方法では、ルテニウム金属をそのままで用いることもできるが、ルテニウムを担体に担持させたルテニウム担持担体触媒として用いることが好ましい。担体は、ルテニウムを吸着して、触媒として作用する点(触媒活性点)を担体の表面上に分散させる。これにより、触媒活性点とBHETとの接触面積を大きくすることができるため、BHETの核水素化の効率をより高めることができる。また、ルテニウムを担体に担持させることにより、触媒としての耐久性を高めることもできる。
さらに、ルテニウム触媒はルテニウム単独担持以外に、ルテニウム以外の金属を合金として担持することも可能である。その金属として、Rh、Pd、Os、Ir、Ptの白金族金属、Ni、Co、Fe、Zn、Cu、Mn、Pd、Cd、Cr、Ag、Au、Hg、Ga、In、Ge、Sn、Ti、Al、Si等の金属元素、Ca、Mg、Gr、Baのアルカリ土類金属元素、およびLi、Na、K、Rb、Csのアルカリ金属のうちの少なくとも1種の金属元素とルテニウムとの合金が挙げられる。
また、ルテニウムを担持させる担体としては、カーボン(活性炭)、アルミナ、シリカ、チタニア、マグネシア、ジルコニア、シリカアルミナ、ゼオライト、粘土、カオリン、タルクおよびベントナイトのうちの少なくとも1種を含む担体が好ましい。この中でも、カーボン、アルミナ、シリカ、チタニア、マグネシアおよびジルコニアのうちの少なくとも1種を含む担体がより好ましく、カーボンを含む担体が特に好ましい。
担体のルテニウムの担持量(含有量)は、特に限定されないが、0.1〜10wt%程度であることが好ましく、0.5〜10wt%程度であることがより好ましい。ルテニウム担持担体のルテニウムの担持量が上記範囲内であれば、高価なルテニウムの使用量を抑えながら、触媒活性点が担体表面に均一に分散したルテニウム担持担体触媒とすることができる。かかるルテニウム担持担体触媒を用いることにより、低コストで効率良くBHETを核水素化することができ、純度の高いBHECを収率良く得ることができる。また、このようなルテニウム担持担体触媒は、前述したように高い耐久性を有するため、分別して回収することにより、触媒として再利用することもできる。
また、ルテニウム触媒の触媒作用を向上させる観点から、ルテニウム触媒を、予め、水素、窒素、アルゴン、二酸化炭素等の各種ガス気流中で加熱する活性化処理を行ってもよい。その際の処理温度は、50〜700℃程度が好ましく、80〜600℃程度がより好ましい。例えば、ルテニウム担持担体触媒を用いる場合には、上記温度範囲内で加熱することにより、ルテニウムの触媒活性点が担体表面により均一に分散し、ルテニウム担持担体の触媒特性をより高めることができる。また、活性化処理の時間は、担体に担持したルテニウムの量や処理温度により適宜調製することができるが、例えば、0.1〜100時間程度とすることができる。
オートクレーブ(反応器)に投入するBHETおよびルテニウム触媒の仕込み比率は、特に限定されないが、BHETとルテニウム触媒との重量比率で、100:0.1〜100:10であることが好ましく、100:1〜100:5であることがより好ましい。これにより、より短時間で、効率良くBHETを核水素化することができ、BHETの核水素化反応以外の副反応(例えば、BHETのエステル基の水素化反応等)をより確実に抑えることができる。その結果、より純度の高いBHECを収率良く得ることができる。
なお、BHETの核水素化反応では、BHETと水素および/またはルテニウム触媒との接触の機会をできるだけ高めることが望ましい。ただし、BHETの融点は比較的高い(110℃程度)ため、加熱によりBHETの流動性を高めるためには大きな熱量を必要とする。そのため、BHETの流動性を向上させるために、BHETを液状媒体に溶解または分散することは有効である。また、液状媒体を用いることにより、反応熱が低減し、副反応をより確実に抑制することもできる。なお、本工程で液状媒体を用いる場合は、オートクレーブ内に、上記原料、ルテニウム触媒および液状媒体を投入し、オートクレーブの攪拌機により撹拌して、原料を液状媒体に溶解または分散させた状態で、BHETの核水素化を行うのが好ましい。
本工程で使用可能な液状媒体は、BHETの核水素化反応に悪影響を与えない限り、特に限定されないが、ジオールおよび非プロトン性極性溶媒のうちの少なくとも1種を含んでいることが好ましい。これらの液状媒体は、BHETに対して高い溶解性を有しているため、BHETの流動性を向上させることができる。また、BHETの核水素化反応の際に、重合などの副反応の発生を抑えることができる。そのため、かかる液状媒体を用いることにより、より純度の高いBHECを収率良く得ることができる。
ジオールは、特に限定されないが、エチレングリコール、プロピレングリコールおよびブタンジオール等のうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。また、非プロトン性極性溶媒は、特に限定されないが、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノンのうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。これらの液状媒体の中でも、BHETを構成するジオールであって、BHETの溶解性が高く、重合等の副反応の発生を抑制する効果が高いという観点から、エチレングリコールが特に好ましい。
オートクレーブに投入する液状媒体の量(使用量)は、特に限定されないが、BHETと液状媒体との重量比率で5:95〜90:10であることが好ましく、10:90〜70:30であることがより好ましい。液状媒体の使用量が上記範囲内であれば、BHETの核水素化反応が効率良く進行するとともに、副反応をより抑制することができる。その結果、BHECの生産性が向上するとともに、BHECの収率をより高めることができる。
原料とルテニウム触媒とを、攪拌機付きオートクレーブに投入した後、オートクレーブ内を真空脱気(減圧脱気)してから水素ガスを含む反応ガスを充填する、あるいは、オートクレーブ内の空気を、水素ガスを含む反応ガスに置換する。これにより、ルテニウムの存在下に、BHETと水素ガスとを反応させる。
なお、これらのガス置換の操作および真空脱気の操作は、組み合わせて行ってもよく、これらの操作を交互に繰り返して複数回行うようにしてもよい。また、オートクレーブ内に充填する反応ガスは、水素ガス単体でもよく、窒素、アルゴン、二酸化炭素のガスと水素ガスとの混合ガスであってもよい。
混合ガスを用いる場合、水素ガスの分圧(水素ガス単体を用いる場合、全圧)は、特に限定されないが、1〜10MPa程度であることが好ましく、2〜8MPa程度であることがより好ましく、3〜6MPa程度であることがさらに好ましい。水素ガスの分圧が上記範囲内であれば、水素ガスがより選択的にBHETのベンゼン環と反応して、BHETの核水素化がより速やかに進行する。その結果、効率良くBHECを得ることができる。さらに、かかる分圧では、オートクレーブへの負担が抑えられるため、長期間にわたって、同一設備で繰り返しBHECの製造を行うことができ、ランニングコストを抑えることができる。なお、BHETの核水素化の際に、オートクレーブ内の水素ガスの分圧が一定となるように、オートクレーブ内に水素ガスを連続的または断続的に供給することが好ましい。
BHETと水素ガスとを反応させる際の反応温度(オートクレーブ内の温度)は、80〜200℃程度であることが好ましく、85〜180℃程度であることがより好ましく、80〜170℃程度であることがさらに好ましい。反応温度が上記範囲内であれば、水素ガスがより選択的にBHETのベンゼン環と反応して、BHETの核水素化が速やかに進行する。また、反応温度が上記範囲内であれば、BHETの核水素化反応以外の副反応(BHETのエステル基の水素化反応等)をより確実に抑制することができる。その結果、純度の高いBHECをより高い収率で得ることができる。また、かかる反応温度では、オートクレーブへの負担が抑えられるため、ランニングコストを抑えることができる。
また、BHETと水素ガスとの反応時間は、使用するルテニウム触媒の種類、原料とルテニウムとの仕込み比率、反応ガスの圧力(水素ガスの分圧)、反応温度等により適宜調整され、特に限定されないが、例えば、2〜20時間程度とすることができる。
また、BHECを得る反応形式は、回分式(バッチ式)、連続式、または回分式と連続式とを組み合わせて行なうことができる。なお、回分式の水素化装置としては、攪拌機と全還流冷却器等の冷却器とを備えた反応器(オートクレーブ)を用いることができる。また。連続式の水素化装置としては、公知の連続固定床反応器を用いることができる。
上記のようにして、水素化反応を行った後、必要に応じて室温(20℃程度)まで冷却する。その後、オートクレーブ内の反応系からルテニウム触媒を分別することにより、粗BHECを得ることができる。かかる粗BHEC中のBHECの含有量は、好ましくは、90wt%以上である。本実施形態のBHECの製造方法によれば、副生成物の生成が抑えられ、高い純度のBHECを得ることができる。
また、得られた粗BHECは、蒸留や再結晶等の公知の分離精製方法を用いて、精製することができる。
なお、上記反応系から分別したルテニウム触媒は、繰り返し再利用することができる。すなわち、新たな原料と上記反応系から分別して回収したルテニウム触媒とをオートクレーブ内に投入し、上記と同様にして、BHETの核水素化を行い、BHECを得ることができる。このように、使用済みのルテニウム触媒を再利用した場合であっても、BHETを核水素化して、純度の高いBHECを高い収率で得ることができる。
以上、本発明の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、任意の目的の1または2以上の工程を追加するようにしてもよい。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
なお、以下に示す各実施例および各比較例で使用する、テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)(BHET)を含む原料は、ポリエチレンテレフタレート(PET)ボトルから、以下に示す方法(解重合)で得た。
1.BHETを含む原料の調製
まず、着色PETボトル10wt%を含む、使用済みPETボトルをカッターナイフ付き湿式粉砕機に投入、粉砕して、平均サイズ8mm角のフレークを得た。次に、フレークを取り出し、このフレーク50kgに対して、4wt%濃度のNaOH水溶液200kgを添加して、80〜85℃に加温して30分間攪拌洗浄した。その後、フレークを固液分離し、水洗してNaOH分を除いた。次いで、このフレークを純水で濯ぎ、遠心脱水した後、真空乾燥した。
次に、攪拌機および精留塔を備えたオートクレーブに、上記乾燥フレーク30kgと、エチレングリコール(以下、「EG」と記載する。)168kgと、触媒としてMg(OH)108gとを供給して混合液を得た。その後、窒素置換および減圧脱気を3回繰り返して行った後、EGよりも沸点の低い留分を精留塔々頂から系外に除去しつつ、常圧下で197〜200℃×1.5時間で、解重合反応を行った。反応終了後、攪拌しつつ混合液の温度を、45分間で97〜98℃まで冷却した。冷却後、平均細孔径60μmのステンレス製の金網フィルターを用いて、熱時粗大物を濾過し、さらに1μmの繊維フェルトバグフィルターで濾過して、混合液中の浮遊物および沈殿物を除去した。
次に、上記混合液を、攪拌機付きジャケット式縦型薄膜蒸発機(UIC社製、「RF−6型」)に供給し、ジャケット温度150℃、蒸発機本体の内部圧力533Paの条件で、混合液から低沸点成分を蒸発させて、1段目の濃縮液を得た。次いで、1段目の濃縮液を、再度、上記の攪拌機付きジャケット式縦型薄膜蒸発機(UIC社製、「RF−6型」)に供給し、ジャケット温度150℃、蒸発機本体の内部圧力133Paの条件で濃縮液中の残存低沸点成分を蒸発させて、2段目の濃縮液(高沸点成分)を得た。
次に、2段目の濃縮液(高沸点成分)を、攪拌機付きジャケット式縦型薄膜蒸発機(UIC社製、「RF−6型」)に供給し、BHET蒸発留分と蒸発残渣(釜残)との重量比が8:2となるように条件設定をした。なお、このときの設定条件は、ジャケット温度202℃、蒸発機本体の内部圧力13Paとした。
次に、得られた粗BHET27kgを、70℃の熱水108kgに溶解させた。その後、この水溶液を晶折槽に供給し、70℃から65℃まで急冷し、65℃から40℃までを5時間かけて徐冷し、40℃から20℃までを2時間かけて徐冷し、BHETの結晶を晶折、析出させた。次いで、水溶液を20℃に維持しながら、縦型の遠心分離機で固液分離を行い、遠心分離機内に得られた精製BHETを15℃の純水で洗浄した後、再度固液分離した。
上記のようにして分離された精製BHETは、ガスクロマトグラフィーを用いて分析したところ、純度は96.3wt%であった。また、精製BHETの酸価は、2.3mgKOH/gであり、融点は111℃であった。なお、本工程におけるガスクロマトグラフィー分析に用いたカラムおよび測定温度条件を以下に示す。
カラム:DB−1(Agient Technologies社製、30m×0.25mm、膜厚0.25μm)
温度条件:150℃から5℃/minで300℃まで昇温し、300℃で15分間保持
キャリアーガス:ヘリウム
2.BHETの核水素化
(実施例1)
容量0.5Lの電磁撹拌式オートクレーブに、上記で得られた精製BHET(BHETを含む原料)80gと、5wt%ルテニウム担持のカーボン担体触媒(5%Ru/C)2.4gと、溶媒(液状媒体)としてEG120gとを投入した。なお、BHETに対するルテニウム担持のカーボン担体触媒の重量比率は3.1wt%であり、BHETに対するEGの重量比率は155.8wt%であった。
次に、オートクレーブ内を減圧脱気した後、オートクレーブ内の水素ガスの分圧が3MPaを維持するように、水素ガスをオートクレーブ内に供給し続けながら、オートクレーブ内の温度を130℃にした。これにより、BHETの核水素化を行った。
本実施例の核水素化では、オートクレーブ内の温度が130℃になってから、2.1時間後に、BHETの水素吸収が停止した。
その後、オートクレーブ内を室温まで冷却し、反応混合物からルテニウム担持のカーボン担体触媒を濾別(分別)して、反応混合液を得た。当該反応混合液のガスクロマトグラフィー分析をした結果、EGを除くBHECの純度は95.3wt%であった。本実施例および後述する各実施例、各比較例の核水素化条件および反応混合液の組成を表1に示す。
(実施例2)
実施例1で反応混合物から濾別、回収したルテニウム担持のカーボン担体触媒4.5g(反応混合液を含む重量)を再使用して、前記実施例1と同様にして核水素化を行った。本実施例の核水素化では、オートクレーブ内の温度が130℃になってから、3.4時間後に、BHETの水素吸収が停止した。その後、実施例1と同様の後処理をして得られた反応混合液のガスクロマトグラフィー分析をした結果、EGを除くBHECの純度は96.2wt%であった。
(実施例3)
表1に示す反応系の組成および核水素化条件に変更した以外は、前記実施例1と同様にして核水素化を行った。本実施例の核水素化では、オートクレーブ内の温度が150℃になってから、1.2時間後に、BHETの水素吸収が停止した。その後、実施例1と同様の後処理をして得られた反応混合液のガスクロマトグラフィー分析をした結果、EGを除くBHECの純度は91.9wt%であった。
(比較例1)
表1に示す反応系の組成および核水素化条件に変更した以外は、前記実施例1と同様にして核水素化を行い、本比較例では、オートクレーブ内の温度が150℃になってから、4時間後に、BHETの水素吸収が停止した。その後、実施例1と同様の後処理をして得られた反応混合液のガスクロマトグラフィー分析をした結果、EGを除くBHECの純度は83.1wt%であった。
(比較例2)
表1に示す反応系の組成および核水素化条件に変更した以外は、前記実施例1と同様にして核水素化を行った。しかしながら、本比較例では、水素吸収が遅く、BHETの核水素化が十分に進行しなかったため、オートクレーブ内の温度が200℃になってから8時間経過した段階で反応を中断した。
反応を中断した後、実施例1と同様の後処理をして得られた反応混合液のガスクロマトグラフィー分析をした結果、EGを除くBHECの純度は55.0wt%であった。
各実施例および各比較例で得られた反応混合液のガスクロマトグラフィー分析の結果、得られた組成(EGを計算から除く。)を表1に示す。なお、表1中の各記号は以下の通りである。
5%Ru/C:ルテニウム担持量が5wt%のカーボン担体触媒
5%Pd/C:パラジウム担持量が5wt%のカーボン担体触媒
安定化Ni:安定化Ni触媒
Figure 0006372765
表1に示すように、実施例1〜3で得られた反応混合液のBHEC純度は、90wt%以上であり、BHETを含む原料から純度の高いBHECを得ることができた。これに対して、比較例1および2で得られた反応混合液のBHEC純度は低かった。また、比較例1で得られた粗BHEC中には、副生成物であるCHDMの含有量が多く、比較例2で得られた粗BHEC中には、未反応のBHETおよび低沸点物が多かった。比較例1や比較例2の反応混合液から純度の高いBHECを得るためには、精製工程に大きな負担がかかり、かつ収率が低くなる。したがって、実施例1〜3のBHECの製造方法は、比較例1および2に比べて、得られる反応混合液のBHEC純度が高く、工業的に有利である。

Claims (10)

  1. ルテニウム触媒として作用するルテニウム単体の存在下に、テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と水素ガスとを80〜150℃の温度で反応させて、前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)のベンゼン環を水素化することにより、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)を得ることを特徴とする1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  2. 前記水素化は、前記水素ガスの分圧が1〜10MPaの反応ガスを用いて行われる請求項1に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  3. 前記水素化は、1.2〜3.4時間で行われる請求項1または2に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  4. 前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と前記ルテニウム触媒との重量比率は、100:0.1〜100:10である請求項1ないし3のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  5. 前記水素化は、前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)と前記ルテニウム触媒とを、液状媒体に混合した状態で行われる請求項1ないし4のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  6. 前記液状媒体は、ジオールおよび非プロトン性極性溶媒のうちの少なくとも1種を含む請求項5に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  7. 前記液状媒体は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノンのうちの少なくとも1種を含む請求項6に記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  8. 前記水素化の際に、前記1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)以外の副生成物が、10wt%未満で生成する請求項1ないし7のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  9. 前記ルテニウム触媒は、カーボン、アルミナ、シリカ、チタニア、マグネシアおよびジルコニアのうちの少なくとも1種を含む担体に、前記ルテニウム単体を担持してなる請求項1ないし8のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
  10. 前記テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル)は、ポリエチレンテレフタレートを含む原料を解重合して得られる請求項1ないし9のいずれかに記載の1,4-シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)の製造方法。
JP2016211755A 2016-10-28 2016-10-28 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法 Active JP6372765B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211755A JP6372765B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法
EP17863714.6A EP3533778A4 (en) 2016-10-28 2017-07-13 METHOD FOR PRODUCING BIS (2-HYDROXYETHYL) 1,4-CYCLOHEXANDICARBOXYLATE
PCT/JP2017/025539 WO2018078960A1 (ja) 2016-10-28 2017-07-13 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211755A JP6372765B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018070505A JP2018070505A (ja) 2018-05-10
JP6372765B2 true JP6372765B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=62024557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016211755A Active JP6372765B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3533778A4 (ja)
JP (1) JP6372765B2 (ja)
WO (1) WO2018078960A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6405867A (ja) * 1963-05-29 1964-11-30
GB1134949A (en) * 1965-05-14 1968-11-27 Sumitomo Chemical Co Method for treating crude bis--ß-hydroxyethyl terephthalate
US3666791A (en) * 1970-02-24 1972-05-30 Teijin Ltd Process for the purification of crude bis-({62 -hydroxyethyl) terephthalate
JP2000053802A (ja) 1998-08-11 2000-02-22 Is:Kk ペットボトルのリサイクル方法
DE19927978A1 (de) * 1999-06-18 2000-12-21 Basf Ag Ausgewählte Cyclohexan-1,3- und 1,4-dicarbonsäureester
JP5189266B2 (ja) 2006-09-29 2013-04-24 株式会社ニスコ ビス−(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの製造方法およびポリエチレンテレフタレートの製造方法
CN104003840B (zh) * 2014-05-29 2016-06-22 中国科学院过程工程研究所 一种由废旧pet降解单体对苯二甲酸二乙二醇酯制备1,4-环己烷二甲醇的方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018078960A1 (ja) 2018-05-03
EP3533778A1 (en) 2019-09-04
JP2018070505A (ja) 2018-05-10
EP3533778A4 (en) 2020-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009057385A (ja) 水素化芳香族ポリカルボン酸の製造方法及び水素化芳香族ポリカルボン酸無水物の製造方法
KR20120005018A (ko) 1,6-헥산디올을 제조하기 위한 방법
CN111263745B (zh) 用于由对苯二甲酸生产1,4-环己烷二甲醇和1,4-环己烷二甲酸的系统和方法
WO2010109650A1 (ja) 3-メチル-シクロペンタデセノン類の製造方法、r/s-ムスコンの製造方法および光学活性ムスコンの製造方法
JP6372771B2 (ja) トランス‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシアルキル)の製造方法
JP2001181223A (ja) 1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法
JP4647572B2 (ja) 異性化反応および結晶化工程を含む2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
JP6372765B2 (ja) 1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシエチル)の製造方法
KR101639487B1 (ko) 공정 단순화를 위한 트랜스-1,4-사이클로헥산디메탄올 제조장치
JP5428161B2 (ja) 1,6−ヘキサンジオールの製造方法
JPWO2013153957A1 (ja) 水素化ビフェノールの製造方法
JPH08500360A (ja) フェニルテレフタル酸の製造方法
JP2010138169A (ja) シクロヘキセンの精製及び製造方法
US6491795B2 (en) Process for recovering benzyl benzoate
JP2009126854A (ja) トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチルの製造方法
WO2018078961A1 (ja) トランス‐シクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシアルキル)の製造方法およびシクロヘキサンジカルボン酸ビス(2‐ヒドロキシアルキル)
JP3210148B2 (ja) ナフタレンジカルボン酸ジアルキルエステルの水素化方法
CN107417526B (zh) 制备1,4-环已烷二甲酸双羟乙酯及其衍生物的方法
US20140121406A1 (en) Pure plant mother liquor solvent extraction system and method
JP3757989B2 (ja) ナフタレンジカルボン酸の精製方法
JP3826960B2 (ja) 高純度ナフタレンジカルボン酸の製造方法
JP2000178216A (ja) イソブチレングリコールの製造方法
JPH0971553A (ja) ナフタレンジカルボン酸の精製方法
JPH07165643A (ja) ジオール化合物の製造法
JP4256673B2 (ja) シス、シス−デカヒドロ−2−ナフトールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6372765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350