JP6361823B2 - エレベータの乗場報知システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの乗場報知システムに関するものである。
下記特許文献1には、エレベータシステムが記載されている。当該エレベータシステムは、乗場操作盤に対する操作が行われると、割当かごを示す音を乗場操作盤から鳴動させる。当該エレベータシステムは、乗場操作盤から鳴動させた音と同じ音を割当かごに対応する乗場ドア付近のスピーカから鳴動させる。これにより、利用者は、割当かごに対応する乗場ドアの位置に誘導される。
日本特表2007−537962号公報
特許文献1に記載のエレベータシステムでは、複数のスピーカからの鳴動が重なった場合、利用者が音を聞き取りづらくなる。この場合、利用者は、割当かごに対応する乗場ドアを誤認識することがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、利用者が割当かごに対応する乗場ドアを誤認識することを防止できるエレベータの乗場報知システムを提供することである。
本発明に係るエレベータの乗場報知システムは、複数の昇降経路を昇降する複数のかごに対応する複数の乗場ドアが設けられた少なくとも1つの階の乗場において複数のかごに対応して配置された乗場スピーカと、乗場に設けられた乗場操作盤に対するかご呼び操作に応じて複数のかごの中から少なくとも1つのかごを割り当てるかご割当部と、かご割当部により割り当てられたかごに対応する乗場ドアの位置情報を当該かごに対応する乗場スピーカを用いて報知するかご位置報知部と、を備え、かご位置報知部は、第1のかご呼び操作により割り当てられた第1のかごに対応する第1の乗場スピーカが位置情報の報知をしている場合は、第2のかご呼び操作により割り当てられた第2のかごに対応する第1の乗場スピーカとは異なる第2の乗場スピーカでの位置情報の報知を第1の乗場スピーカでの報知が終了するまで行わないものである。
本発明に係るエレベータの乗場報知システムにおいて、かご位置報知部は、1つのかごについての報知が完了するまでは他のかごについての報知を開始せず、報知順記憶部に記憶されている順序に従って報知を行う。このため、本発明によれば、利用者が割当かごに対応する乗場ドアを誤認識することを防止できる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムが適用される建物に設けられた乗場の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知順決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの報知処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの報知可能判定処理を示すフローチャートである。 制御盤のハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムが適用される建物に設けられた乗場の一例を示す模式図である。エレベータの乗場報知システムは、複数の階を備えた図示しない建物に適用される。建物には、異なる昇降経路を移動する複数のかごが設けられている。昇降経路は、例えば、建物の各階を貫くように形成された昇降路である。エレベータの乗場は、例えば、建物の各階に設けられている。
図1に示すように、乗場には、複数のかごのそれぞれに対応する乗場ドア1が設けられている。図1は、乗場ドア1として、乗場ドア1a、乗場ドア1b及び乗場ドア1cが乗場に設けられている場合を例示している。乗場ドア1aの奥には、図示しない第1昇降経路が存在する。乗場ドア1bの奥には、図示しない第2昇降経路が存在する。乗場ドア1cの奥には、図示しない第3昇降経路が存在する。以下、第1昇降経路を移動するかごを「かごA」とも呼ぶ。第2昇降経路を移動するかごを「かごB」とも呼ぶ。第3昇降経路を移動するかごを「かごC」とも呼ぶ。
図1に示すように、乗場には、乗場操作盤2が設けられている。乗場操作盤2は、1つ又は複数の階に設置されている。乗場操作盤2は、1つの乗場につき、1つ又は複数設置されている。乗場操作盤2は、例えば、乗場の壁面等に配置されている。図1は、乗場操作盤2として、乗場操作盤2a、乗場操作盤2b及び乗場操作盤2cが設けられている場合を例示している。乗場操作盤2a、乗場操作盤2b及び乗場操作盤2cは、乗場の壁面に配置されている。
図1に示すように、乗場には、乗場スピーカ3が設けられている。乗場スピーカ3は、乗場において、乗場ドア1のそれぞれに対応して配置されている。つまり、乗場スピーカ3は、乗場において、複数のかごのそれぞれに対応して配置されている。乗場スピーカ3は、例えば、対応する乗場ドア1付近の壁面等に配置されている。図1は、乗場スピーカ3として、乗場スピーカ3a、乗場スピーカ3b及び乗場スピーカ3cが設けられている場合を例示している。乗場スピーカ3aは、かごAに対応して設けられている。乗場スピーカ3aは、乗場ドア1aの上側の壁面に配置されている。乗場スピーカ3bは、かごBに対応して設けられている。乗場スピーカ3bは、乗場ドア1bの上側の壁面に配置されている。乗場スピーカ3cは、かごCに対応して設けられている。乗場スピーカ3cは、乗場ドア1cの上側の壁面に配置されている。
図2は、実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。
図2に示すように、エレベータの乗場報知システムは、乗場操作盤2、乗場スピーカ3及び制御盤4を備えている。制御盤4は、複数のかごに対して1つ設けられている。制御盤4は、複数のかごの運行を管理する。
図2に示すように、乗場操作盤2には、階床入力部5及び操作盤スピーカ6が設けられている。階床入力部5は、例えば、エレベータの利用者等によって操作される。階床入力部5は、例えば、階床釦、タッチパネル及び音声入力を受け付けるマイク等である。階床入力部5は、行先階を示す情報等の入力を受け付ける。階床入力部5に行先階を示す情報が入力されると、当該階床入力部5が設けられた乗場操作盤2の設置階から当該行先階へ移動するための呼びが発生する。
図2に示すように、制御盤4は、かご割当部7、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13及び報知順決定部14を備えている。
かご割当部7は、階床入力部5に入力された情報に基づく呼びに対して、複数のかごのうち1つを割り当てる。以下、かご割当部7により呼びに対して割り当てられているかごを「割当かご」とも呼ぶ。
割当かご報知部8は、割当かごを示す情報を報知する。割当かご報知部8は、例えば、割当かごを示すかご名等を利用者に報知する。割当かご報知部8は、操作盤スピーカ6を用いて情報を報知する。割当かご報知部8による報知は、例えば、操作盤スピーカ6からアナウンスを放送すること等である。
かご位置報知部9は、割当かごに対応する乗場ドア1の位置を示す情報を報知する。かご位置報知部9は、乗場スピーカ3を用いて情報を報知する。かご位置報知部9による報知は、例えば、乗場スピーカ3からアナウンスを放送すること等である。
報知順記憶部10は、リストL1を記憶する。下記表1は、リストL1の一例を示している。表1に示すように、リストL1は、「かご名」、「報知開始期限時刻」及び「報知順」を含んでいる。リストL1における「かご名」は、現時点での割当かごを示す。「報知開始期限時刻」は、「かご名」が示す割当かごについてのかご位置報知部9による報知が開始されなければならない限界の時刻である。「報知順」は、「かご名」が示す割当かごについてのかご位置報知部9による報知が行われる順番である。つまり、リストL1は、現時点での割当かごのうち、どのかごに乗車するための乗場ドア1の位置を優先的に報知するかという順序を表す。
Figure 0006361823
報知情報記憶部11は、リストL2を記憶している。下記表2は、リストL2の一例を示している。表2に示すように、リストL2は、「かご名」、「使用スピーカ」及び「報知時間」を含んでいる。リストL2における「かご名」は、現時点での割当かごであるか否かに関係なく、例えば、制御盤4によって運行を管理されているかごを示す。「使用スピーカ」は、リストL2における「かご名」が示すかごについての報知に用いられる乗場スピーカ3を示す。「報知時間」は、リストL2における「かご名」が示すかごについての報知のために「使用スピーカ」から音が鳴動する時間を示す。つまり、リストL2は、かご位置報知部9による報知に要する時間及び当該報知に用いられる乗場スピーカ3をかご毎に表している。リストL2の内容は、例えば、予め設定されたものである。リストL2における「報知時間」の単位は、例えば、秒である。
Figure 0006361823
到着時刻取得部12は、かご割当部7により呼びに対してかごの割り当てが行われた場合に、当該かごの「到着時刻」を取得する。「到着時刻」は、行先階を示す情報を入力するために用いられた乗場操作盤2の設置階に当該かごが到着する時刻である。「到着時刻」は、例えば、当該かごの現在位置、当該かごがこれから停止する予定の階及び当該かごの移動速度等の情報に基づいて算出される。
移動時間取得部13は、リストL3を記憶している。移動時間取得部13は、かご割当部7により呼びに対してかごの割り当てが行われた場合に、利用者の「移動時間」をリストL3から取得する。「移動時間」は、行先階を示す情報を入力するために用いられた乗場操作盤2の位置から当該かごに対応する乗場ドア1の位置まで利用者が移動するのに要する時間である。
下記表3は、リストL3の一例を示している。表3に示すように、リストL3は、乗場操作盤2とかごの組み合わせ毎に「移動時間」を表すものである。「移動時間」の単位は、例えば、秒である。リストL3における「移動時間」は、例えば、予め算出されたものである。
Figure 0006361823
報知順決定部14は、かご割当部7により呼びに対してかごの割り当てが行われた場合に、「報知時間」、「到着時刻」及び「移動時間」に基づいて、「報知開始期限時刻」を算出する。「報知開始期限時刻」は、「報知時間」と「移動時間」とを合わせた時間だけ「到着時刻」から遡った時刻である。「報知開始期限時刻」は、下記の式により算出される。
「報知開始期限時刻」=「到着時刻」−「移動時間」−「報知時間」
かご位置報知部9による報知は、例えば、遅くとも「報知開始期限時刻」までに開始される。このため、利用者は、かごの位置を示す情報を最後まで聞き終わってから移動を開始した場合であっても、遅くとも当該かごが到着するまでに当該かごに対応する乗場ドア1の位置まで移動できる。
報知順決定部14は、「報知開始期限時刻」が早いほど「報知順」が上位になるように、全ての割当かごについての「報知順」を決定する。つまり、報知順決定部14は、「報知開始期限時刻」に基づいて、どの割当かごに乗車するための乗場ドア1の位置を優先的に報知するかという順序を決定する。報知順決定部14により決定された「報知順」は、報知順記憶部10が記憶するリストL1に反映される。つまり、新しく発生した呼びに対してかごが割り当てられると、報知順記憶部10に記憶される報知の順序が更新される。
図3は、実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。報知順更新処理は、乗場操作盤2に設けられた階床入力部5に行先階を示す情報が入力されるたびに開始される。つまり、報知順更新処理は、新たな呼びが発生するたびに行われる。
以下、図3を参照して、報知順更新処理の第1の具体例を説明する。第1の具体例では、かご位置報知部9による報知の予定がない状態で、図1に示す乗場に居る第1の利用者によって乗場操作盤2bが操作されるものとする。つまり、第1の具体例では、リストL1に何も情報が登録されていない状態で呼びが発生するものとする。また、第1の具体例では、呼びに対してかごAが割り当てられるものとする。
第1の利用者が乗場操作盤2bに設けられた階床入力部5に行先階を示す情報を入力すると、呼びが発生する。かご割当部7は、当該呼びに対してかごAを割り当てる(ステップS101)。到着時刻取得部12は、ステップS101で割り当てられたかごAの「到着時刻」を取得する(ステップS102)。ここでは、かごAの「到着時刻」が12:00:14であったとする。
移動時間取得部13は、ステップS101で割り当てられたかごAに対応する乗場ドア1aへの第1の利用者の「移動時間」を取得する(ステップS103)。ここでは、表3に示すリストL3より、乗場操作盤2bとかごAの組み合わせについての「移動時間」である4秒が取得される。
報知順決定部14は、ステップS101で割り当てられたかごAについての「報知時間」を取得する(ステップS104)。ここでは、表2に示すリストL2より、乗場スピーカ3aから音が鳴動する時間である3秒が取得される。
報知順決定部14は、ステップS102で取得した「到着時刻」、ステップS103で取得した「移動時間」及びステップS104で取得した「報知時間」に基づいて、「報知開始期限時刻」を算出する(ステップS105)。ここでは、下記の計算により、「報知開始期限時刻」は12:00:07となる。
12:00:14−4−3=12:00:07
報知順決定部14は、ステップS105で算出した「報知開始期限時刻」に基づいて「報知順」を決定し、リストL1に反映させる(ステップS106)。ここでは、事前にリストL1に何も情報が登録されていないため、リストL1の内容は表1に示すものとなる。
割当かご報知部8は、ステップS101で割り当てられたかごAを示す情報を乗場操作盤2bの操作盤スピーカ6を用いて報知する(ステップS107)。これにより、第1の利用者は、自身の乗るべき割当かごがかごAであることを把握する。
以下、図3を参照して、報知順更新処理の第2の具体例を説明する。第2の具体例では、第1の具体例における乗場操作盤2bの操作及びかごAの割り当てに続いて、図1に示す乗場に居る第2の利用者によって乗場操作盤2aが操作されるものとする。また、第2の具体例では、呼びに対してかごCが割り当てられるものとする。
第2の利用者が乗場操作盤2aに設けられた階床入力部5に行先階を示す情報を入力すると、呼びが発生する。ステップS101において、かご割当部7は、当該呼びに対してかごCを割り当てる。ステップS102において、到着時刻取得部12は、かごCの「到着時刻」を取得する。ここでは、かごCの「到着時刻」が12:00:15であったとする。
ステップS103において、移動時間取得部13は、かごCに対応する乗場ドア1cへの第2の利用者の「移動時間」を取得する。ここでは、表3に示すリストL3より、乗場操作盤2aとかごCの組み合わせについての「移動時間」である10秒が取得される。
ステップS104において、報知順決定部14は、かごCについての「報知時間」を取得する。ここでは、表2に示すリストL2より、乗場スピーカ3cから音が鳴動する時間である3秒が取得される。
ステップS105において、報知順決定部14は、「報知開始期限時刻」を算出する。ここでは、下記の計算により、「報知開始期限時刻」は12:00:02となる。
12:00:15−10−3=12:00:02
ステップS106において、報知順決定部14は、「報知開始期限時刻」に基づいて「報知順」を決定し、リストL1に反映させる。ここでは、リストL1の内容は、下記表4に示すものとなる。このように、「報知順」がリストL1に反映されることで、報知順記憶部10に記憶される報知の順序が更新される。つまり、新たな呼びに対してかごが割り当てられると、リストL1が更新される。
Figure 0006361823
ステップS107において、割当かご報知部8は、かごCを示す情報を乗場操作盤2aの操作盤スピーカ6を用いて報知する。これにより、第2の利用者は、自身の乗るべき割当かごがかごCであることを把握する。
図4は、実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知順決定処理を示すフローチャートである。報知順決定処理は、図3のステップS106で行われる処理の詳細を示すものである。以下の説明において、リストL1[i]は、リストL1のi番目に記憶されている情報を指す。また、Nは、リストL1の総要素数を示す。
以下、図4を参照して、報知順決定処理の第1の具体例を説明する。報知順決定処理の第1の具体例は、上述した報知順更新処理の第1の具体例における報知順決定処理である。
報知順決定部14は、ステップS101で新たな呼びに対して割り当てられたかごと同じかごについての情報が既にリストL1に登録されているか否かを判定する(ステップS201)。ここでは、ステップS101で割り当てられたかごAについての情報がリストL1に登録されているか否かが判定される。ステップS201において、同じかごについての情報が既にリストL1に登録されていると判定された場合、報知順決定部14は、ステップS202の処理を行う。
ステップS202では、報知順決定部14は、新たな「報知開始期限時刻」が登録済みの「報知開始期限時刻」よりも早いか否かを判定する。新たな「報知開始期限時刻」とは、ステップS105で算出された「報知開始期限時刻」を指す。つまり、ステップS202では、同じかごについて、既に登録されていた「報知開始期限時刻」と新たに算出された「報知開始期限時刻」との比較が行われる。
ステップS202において、新たな「報知開始期限時刻」が登録済みの「報知開始期限時刻」よりも早くないと判定された場合、報知順決定部14は、報知順決定処理を終了する。この場合、新たな「報知開始期限時刻」はリストL1に登録されない。これは、新たな呼びに対して割り当てられたかごについて、より早い「報知開始期限時刻」が既に登録済みであれば、新たな「報知開始期限時刻」よりも前に報知が行われることが決定しているためである。また、新たな「報知開始期限時刻」が登録済みの「報知開始期限時刻」と同一であれば、改めてリストL1に登録する必要がないためである。
ステップS202において、新たな「報知開始期限時刻」が登録済みの「報知開始期限時刻」よりも早いと判定された場合、報知順決定部14は、リストL1から登録済みの情報を削除する(ステップS203)。これは、新たな呼びに対して割り当てられたかごについて、既に登録されている「報知開始期限時刻」よりも早い時刻に報知を行う必要があるためである。
ステップS203に続いて、報知順決定部14は、ステップS204の処理を行う。また、ステップS201において、同じかごについての情報がリストL1に登録されていないと判定された場合、報知順決定部14は、ステップS204の処理を行う。ここでは、ステップS101で割り当てられたかごAについての情報がリストL1に登録されていないので、ステップS201に続いてステップS204の処理が行われる。
ステップS204において、報知順決定部14は、iに1を代入する。iは、リストL1の要素のインデックスである。ステップS204に続いて、報知順決定部14は、リストL1の総要素数をNに代入する(ステップS205)。ここでは、リストL1には何も要素が登録されていないため、N=0となる。
ステップS205に続いて、報知順決定部14は、iがNよりも大きいか否かを判定する(ステップS206)。iがNよりも大きいということは、リストL1にi番目の要素であるL1[i]が存在しないことを意味する。一方、iがNよりも大きくないということは、リストL1にL1[i]が存在することを意味する。ここでは、i=1、N=0よりN<iであるため、L1[1]は存在しない。
ステップS206において、iがNよりも大きいと判定された場合、報知順決定部14は、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての情報をL1[i]に挿入する(ステップS207)。ここでは、L1[1]に「かご名」としてAが、「報知開始期限時刻」として12:00:07が挿入される。これにより、リストL1の内容は表1に示すものとなる。ステップS207の処理の後、報知順決定部14は、報知順決定処理を終了する。
ステップS206において、iがNよりも大きくないと判定された場合、報知順決定部14は、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての「報知開始期限時刻」がL1[i]の「報知開始期限時刻」よりも早いか否かを判定する(ステップS208)。つまり、ステップS208では、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての「報知開始期限時刻」とリストL1のi番目の要素の「報知開始期限時刻」とが比較される。
ステップS208において、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての「報知開始期限時刻」がL1[i]の「報知開始期限時刻」よりも早いと判定された場合、報知順決定部14は、当該かごについての情報をL1[i]に挿入する(ステップS209)。ステップS209の処理が行われると、もともとL1[i]に保存されていた要素はL1[i+1]となる。もともとL1[i+1]以下に保存されていた要素も同様に、L1[i+2]以下となる。
ステップS208において、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての「報知開始期限時刻」がL1[i]の「報知開始期限時刻」よりも早くないと判定された場合、報知順決定部14は、iの値を1増加させる(ステップS210)。ステップS210の処理の後、報知順決定部14は、ステップS206での比較を再度行う。このようにして、リストL1の1番目の要素から順番に、新たな呼びに対して割り当てられたかごについての「報知開始期限時刻」と比較される。
以下、図4を参照して、報知順決定処理の第2の具体例を説明する。報知順決定処理の第2の具体例は、上述した報知順更新処理の第2の具体例における報知順決定処理である。
ステップS201において、報知順決定部14は、ステップS101で割り当てられたかごCについての情報がリストL1に登録されているか否かを判定する。ここでは、かごCについての情報がリストL1に登録されていないので、報知順決定部14は、ステップS201に続いてステップS204の処理を行う。
ステップS204において、報知順決定部14は、iに1を代入する。ステップS205において、報知順決定部14は、リストL1の総要素数をNに代入する。ここでは、リストL1に要素が1つ登録されているため、N=1となる。
ステップS206において、報知順決定部14は、iがNよりも大きいか否かを判定する。ここでは、i=1、N=1よりN<iではないため、報知順決定部14はステップS208の処理を行う。
ステップS208において、報知順決定部14は、かごCについての「報知開始期限時刻」である12:00:02とL1[1]の「報知開始期限時刻」である12:00:07とを比較する。ここでは、12:00:02<12:00:07であるため、報知順決定部14はステップS209の処理を行う。
ステップS209において、報知順決定部14は、かごCについての情報をL1[1]に挿入する。ここでは、L1[1]に「かご名」としてCが、「報知開始期限時刻」として12:00:02が挿入される。もともと登録されていたかごAについての情報は、L1[2]に繰り下がる。これにより、リストL1の内容は表4に示すものとなる。ステップS207の処理の後、報知順決定部14は、報知順決定処理を終了する。
図5は、実施の形態1におけるエレベータの乗場報知システムの報知処理を示すフローチャートである。報知処理は、行先階を示す情報の入力を階床入力部5が受付開始するとともに開始される。
以下、図5を参照して、報知処理の具体例を説明する。報知処理の具体例では、表4に示す順序でかご位置報知部9による報知が行われるものとする。また、報知処理の具体例では、かご位置報知部9による報知は乗場スピーカ3からアナウンスを鳴動することで行われるものとする。
かご位置報知部9は、リストL1のL1[1]に要素が格納されているか否かを判定する(ステップS301)。つまり、ステップS301では、乗場スピーカ3を用いて報知すべき情報があるか否かが判定される。ステップS301において、L1[1]に要素が格納されていると判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS302の処理を行う。ここでは、L1[1]にかごCについての情報が格納されているため、かご位置報知部9は、ステップS302の処理を行う。
ステップS302において、かご位置報知部9は、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3があるか否かを判定する。ステップS302において、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3があると判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS302の処理を繰り返す。つまり、かご位置報知部9は、乗場スピーカ3からのアナウンスの鳴動が完了するまで待機する。
ステップS302において、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3がないと判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS303の処理を行う。ここでは、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3がないため、かご位置報知部9は、ステップS303の処理を行う。
ステップS303において、かご位置報知部9は、リストL1のL1[1]に記憶されているかごを取得する。ここでは、かご位置報知部9は、表4におけるL1[1]に記憶されているかごCを取得する。
ステップS303に続いて、かご位置報知部9は、ステップS303で取得したかごに対応する乗場スピーカ3からアナウンスを鳴動させる(ステップS304)。ここでは、かご位置報知部9は、かごCに対応する乗場スピーカ3cを用いて、かごCに対応する乗場ドア1の位置を示す情報を報知する。なお、ステップS304において、かご位置報知部9は、ステップS303で取得したかごに対応する乗場スピーカ3を示す情報を報知情報記憶部11に記憶されたリストL2から取得している。
ステップS304に続いて、かご位置報知部9は、リストL1からL1[1]の要素を削除する(ステップS305)。ここでは、報知が完了したかごCについての情報がリストL1から削除される。また、ステップS305において、かご位置報知部9は、L1[2]の要素をL1[1]に配置し直す。ここでは、表4におけるL1[2]に格納されていたかごAについての情報が、L1[1]に繰り上がる。ステップS305の処理の後、かご位置報知部9は、ステップS301の処理を行う。
ステップS301において、かご位置報知部9は、リストL1のL1[1]に要素が格納されているか否かを判定する。ここでは、L1[1]にかごAについての情報が格納されているため、かご位置報知部9は、ステップS302の処理を行う。
ステップS302において、かご位置報知部9は、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3があるか否かを判定する。ここでは、乗場スピーカ3cからアナウンスが鳴動中であるため、かご位置報知部9は、当該アナウンスの鳴動が完了するまで待機する。その後、かご位置報知部9は、ステップS303の処理を行う。
ステップS303において、かご位置報知部9は、L1[1]に記憶されているかごAを取得する。ステップS304において、かご位置報知部9は、かごAに対応する乗場スピーカ3aを用いて、かごAに対応する乗場ドア1aの位置を示す情報を報知する。
ステップS305において、かご位置報知部9は、リストL1からL1[1]の要素を削除する。ここでは、報知が完了したかごAについての情報がリストL1から削除される。305の処理の後、かご位置報知部9は、ステップS301の処理を行う。
ステップS301において、かご位置報知部9は、リストL1のL1[1]に要素が格納されているか否かを判定する。ステップS301において、L1[1]に要素が格納されていないと判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS306の処理を行う。つまり、乗場スピーカ3を用いて報知すべき情報がない場合は、ステップS306の処理が行われる。ここでは、L1[1]に要素が格納されていないため、かご位置報知部9は、ステップS306の処理を行う。
ステップS306において、かご位置報知部9は、利用者による行先階を示す情報の入力を階床入力部5が受け付けているか否かを判定する。ステップS306において、階床入力部5が入力を受け付けていると判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS301の処理を行う。この場合、かご位置報知部9は、リストL1に新たに要素が格納されるまで待機する。
ステップS306において、階床入力部5が入力を受け付けていないと判定された場合、かご位置報知部9は、報知処理を終了する。これは、リストL1に今後新たに要素が追加されることがないためである。
実施の形態1において、かご位置報知部9は、かご割当部7により割り当てられたかごに対応する乗場ドア1の位置を示す情報を当該かごに対応する乗場スピーカ3を用いて報知する。報知順決定部14は、「報知時間」、「到着時刻」及び「移動時間」に基づいて、かご割当部7により割り当てられたかごについての報知を行う順序を決定する。報知順記憶部10は、報知順決定部14により決定された報知の順序を記憶する。かご位置報知部9は、報知順記憶部10に記憶されている順序に従って報知を行う。また、かご位置報知部9は、1つのかごについての報知が完了するまでは他のかごについての報知を開始しない。実施の形態1によれば、複数の乗場スピーカ3からの鳴動が重なることがない。このため、利用者が音を聞き取りづらくなることを防止できる。その結果、エレベータの乗場報知システムにおいて、利用者が割当かごに対応する乗場ドア1を誤認識することを防止できる。
実施の形態1において、報知順決定部14は、かご割当部7により割り当てられたかごのうち、報知情報記憶部11に記憶されている時間と移動時間取得部13により取得された時間とを合わせた時間だけ到着時刻取得部12により取得された時刻から遡った時刻がより早いものについての報知がより先に行われるように、報知を行う順序を決定する。つまり、報知順決定部14は、「報知開始期限時刻」がより早いものについての報知がより先に行われるように、報知を行う順序を決定する。このため、利用者が音を聞き取りづらくなることを防止しつつ、乗場操作盤2から乗場ドア1の位置まで利用者が移動する時間を確保することができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの乗場報知システムの構成を説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。以下の説明では、かご位置報知部9による報知は乗場スピーカ3からアナウンスを鳴動することで行われるものとする。また、割当かご報知部8による報知は操作盤スピーカ6からアナウンスを鳴動することで行われるものとする。
図6は、実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。図6に示すように、実施の形態2では、割当かご報知部8とかご位置報知部9との間で、報知状況を示す情報がやり取りされる。
図7は、実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。以下、図7を参照して、実施の形態2における報知順更新処理を説明する。
図7におけるステップS401からステップS406の処理は、図3におけるステップS101からステップS106の処理と同様である。
ステップS407において、割当かご報知部8は、かご位置報知部9から得た情報に基づいて、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3があるか否かを判定する。ステップS407において、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3があると判定された場合、割当かご報知部8は、ステップS407の処理を繰り返す。つまり、割当かご報知部8は、乗場スピーカ3からのアナウンスの鳴動が完了するまで待機する。
ステップS407において、アナウンスを鳴動中の乗場スピーカ3がないと判定された場合、割当かご報知部8は、ステップS408の処理を行う。ステップS408の処理は、図3におけるステップS107の処理と同様である。
図8は、実施の形態2におけるエレベータの乗場報知システムの報知処理を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、実施の形態2における報知処理を説明する。
図8におけるステップS501からステップS503の処理は、図5におけるステップS301からステップS303の処理と同様である。
ステップS504において、かご位置報知部9は、割当かご報知部8から得た情報に基づいて、アナウンスを鳴動中の操作盤スピーカ6があるか否かを判定する。ステップS504において、アナウンスを鳴動中の操作盤スピーカ6があると判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS504の処理を繰り返す。つまり、かご位置報知部9は、操作盤スピーカ6からのアナウンスの鳴動が完了するまで待機する。
ステップS504において、アナウンスを鳴動中の操作盤スピーカ6がないと判定された場合、かご位置報知部9は、ステップS505の処理を行う。図8におけるステップS505からステップS507の処理は、図5におけるステップS304からステップS306の処理と同様である。
実施の形態2において、かご位置報知部9は、割当かご報知部8による報知が行われている間は報知を行わない。また、割当かご報知部8は、かご位置報知部9による報知が行われている間は報知を行わない。実施の形態2によれば、乗場スピーカ3からの鳴動と操作盤スピーカ6からの鳴動とが重なることがない。このため、利用者が音をより聞き取りやすくすることができる。その結果、エレベータの乗場報知システムにおいて、利用者が割当かごに対応する乗場ドア1を誤認識することを防止できる。
実施の形態3.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの乗場報知システムの構成を説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
図9は、実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの構成図である。図9に示すように、制御盤4は、報知可能判定部15を備えている。
報知可能判定部15は、報知可能判定処理を行う。報知可能判定処理は、報知順記憶部10に記憶されている順序に従って報知を行うことが可能であるか否かを判定することである。具体的には、報知可能判定部15は、報知開始が「報知開始期限時刻」より遅れることなく且つ複数の乗場スピーカ3からの鳴動が重なることなく、リストL1に登録されている全てのかごについての報知を完了することが可能であるか否かを判定する。
報知可能判定部15は、報知順記憶部10の記憶内容に変更があった際に、報知順記憶部10の記憶内容及び報知情報記憶部11の記憶内容に基づいて報知可能判定処理を行う。つまり、報知可能判定部15は、新たな呼びに対してかごが割り当てられたことにより報知順記憶部10に記憶されている順序が更新された際に、報知可能判定処理を行う。かご割当部7は、報知可能判定部15による報知可能判定処理の結果が報知完了不可能を示すものである場合、当該新たな呼びに対して別のかごを割り当てる。
図10は、実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの報知順更新処理を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、実施の形態3における報知順更新処理を説明する。
図10におけるステップS601からステップS606の処理は、図3におけるステップS101からステップS106の処理と同様である。
ステップS607では、報知可能判定部15による報知可能判定処理が実施される。ステップS608では、報知可能判定処理の結果が報知完了不可能を示すものであるか否かが判定される。ステップS608において、報知可能判定処理の結果が報知完了不可能を示すものであると判定された場合、ステップS609の処理が行われる。ステップS609では、ステップS601でかごが割り当てられた呼びに対して別のかごが割り当てられる。ステップS609の後は、ステップS602の処理が行われる。
ステップS608において、報知可能判定処理の結果が報知完了可能を示すものであると判定された場合、ステップS610の処理が行われる。ステップS610の処理は、図3におけるステップS107の処理と同様である。
図11は、実施の形態3におけるエレベータの乗場報知システムの報知可能判定処理を示すフローチャートである。図11は、図10のステップS607で行われる処理の詳細を示すものである。
以下、図11を参照して、報知可能判定処理を説明する。以下の説明におけるT1、T2及びT3は、報知可能判定部15が記憶する変数である。T1には、リストL1に登録されている各かごについての報知開始時刻と想定される時刻が代入される。
報知可能判定処理が開始されると、報知可能判定部15は、現在時刻をT1に代入する(ステップS701)。ステップS701に続いて、報知可能判定部15は、iに1を代入する(ステップS702)。iは、リストL1の要素のインデックスである。ステップS702に続いて、報知可能判定部15は、リストL1の総要素数をNに代入する(ステップS703)。
ステップS703に続いて、報知可能判定部15は、iがNよりも大きいか否かを判定する(ステップS704)。ステップS704の処理は、リストL1にi番目の要素であるL1[i]が存在するか否かを判定するために行うものである。
ステップS704において、iがNよりも大きくないと判定された場合、報知可能判定部15は、L1[i]の「報知開始期限時刻」をT2に代入する(ステップS705)。ステップS705に続いて、報知可能判定部15は、T1がT2よりも早いか否かを判定する(ステップS706)。つまり、ステップS706では、L1[i]のかごについての報知開始時刻と当該かごについての「報知開始期限時刻」とが比較される。
ステップS706において、T1がT2よりも早いと判定された場合、報知可能判定部15は、L1[i]のかごについての「報知時間」をT3に代入する(ステップS707)。なお、ステップS707において、報知可能判定部15は、L1[i]のかごについての「報知時間」を報知情報記憶部11に記憶されたリストL2から取得している。
ステップS707に続いて、報知可能判定部15は、現在のT1にT3を加えた時刻を新たなT1とする(ステップS708)。つまり、ステップS708では、T1をL1[i+1]のかごについての報知開始時刻に更新する。ステップS708に続いて、報知可能判定部15は、iの値を1増加させる(ステップS709)。ステップS709の処理の後、報知可能判定部15は、ステップS704の処理を行う。これにより、リストL1の全ての要素について、ステップS706での判定が行われることとなる。
ステップS706において、T1がT2よりも早くないと判定された場合、報知可能判定部15は、報知完了不可能と判定する(ステップS710)。つまり、リストL1に登録されているかごの少なくとも1つについての報知開始時刻が当該1つについての「報知開始期限時刻」を過ぎると予想される場合、報知可能判定部15は、報知完了不可能と判定する。ステップS710の処理の後、報知可能判定部15は、報知可能判定処理を終了する。
ステップS704において、iがNよりも大きいと判定された場合、報知可能判定部15は、報知完了可能と判定する(ステップS711)。ステップS711の処理の後、報知可能判定部15は、報知可能判定処理を終了する。
実施の形態3において、報知可能判定部15は、新たな呼びに対してかごが割り当てられたことにより報知順記憶部10に記憶されている順序が更新された際に、かご位置報知部9が当該順序に従って報知を行うことが不可能であるか否かを判定する。かご割当部7は、報知可能判定部15によりかご位置報知部9が当該順序に従って報知を行うことが不可能であると判定された場合、当該新たな呼びに対して別のかごを割り当てる。実施の形態3によれば、全ての割当かごについての報知を完了することが不可能となるようなかごの割り当てが行われた場合には、再度かごの割り当てが行われる。このため、利用者へ報知するための時間及び利用者が移動するための時間を十分に確保することができる。その結果、エレベータの乗場報知システムにおいて、利用者が音を聞き取りづらくなること及び利用者が割当かごに乗り損なうことを防止することができる。
実施の形態1、2及び3において、割当かご報知部8は、例えば、操作盤スピーカ6からブザー音又はメロディー等の音を鳴動させることで報知を行ってもよい。かご位置報知部9は、例えば、乗場スピーカ3からブザー音又はメロディー等の音を鳴動させることで報知を行ってもよい。この場合、利用者が操作した乗場操作盤2の操作盤スピーカ6から鳴動する音と割当かごに対応する乗場スピーカ3から鳴動する音とを同じにすることで、当該割当かごに乗車するための乗場ドア1の位置を利用者に知らせることができる。
実施の形態1、2及び3において、移動時間取得部13は、複数の種類のリストL3を記憶していてもよい。複数の種類のリストL3が存在する場合に、制御盤4は、リストL3を切り換えて使用してもよい。制御盤4は、例えば、乗場の混雑度に応じてリストL3を切り換えてもよい。乗場の混雑度は、例えば、階床入力部5に対する入力頻度等に基づいて検出される。また、制御盤4は、例えば、利用者が健常者であるか障がい者であるかの判定に応じてリストL3を切り換えてもよい。当該判定は、例えば、階床入力部5に対する入力内容等に基づいて行われる。これらの場合、状況に応じて「移動時間」を変更することで、利用者が移動するための時間を十分に確保することができる。これにより、利用者がかごに乗り損なうことを防止できる。
図12は、制御盤のハードウェア構成図である。
制御盤4におけるかご割当部7、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13、報知順決定部14及び報知可能判定部15の各機能は、処理回路16により実現される。処理回路16は、プロセッサ17及びメモリ18を備えていてもよい。また、処理回路16は、専用のハードウェアであってもよい。
処理回路16が少なくとも1つのプロセッサ17及び少なくとも1つのメモリ18を備える場合、かご割当部7、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13、報知順決定部14及び報知可能判定部15の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ18に格納される。プロセッサ17は、メモリ18に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ17は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ18は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
処理回路16が少なくとも1つの専用のハードウェアである場合、処理回路16は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。かご割当部7、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13、報知順決定部14及び報知可能判定部15の各部の機能それぞれを処理回路16で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路16で実現してもよい。
なお、かご割当部7、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13、報知順決定部14及び報知可能判定部15の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、かご割当部7については専用のハードウェアとしての処理回路16でその機能を実現し、割当かご報知部8、かご位置報知部9、報知順記憶部10、報知情報記憶部11、到着時刻取得部12、移動時間取得部13、報知順決定部14及び報知可能判定部15についてはプロセッサ17がメモリ18に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路16は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
本発明に係るエレベータの乗場報知システムは、複数のかごが設けられた建物に適用できる。
1,1a,1b,1c 乗場ドア
2,2a,2b,2c 乗場操作盤
3,3a,3b,3c 乗場スピーカ
4 制御盤
5 階床入力部
6 操作盤スピーカ
7 かご割当部
8 割当かご報知部
9 かご位置報知部
10 報知順記憶部
11 報知情報記憶部
12 到着時刻取得部
13 移動時間取得部
14 報知順決定部
15 報知可能判定部
16 処理回路
17 プロセッサ
18 メモリ

Claims (7)

  1. 複数の昇降経路を昇降する複数のかごに対応する複数の乗場ドアが設けられた少なくとも1つの階の乗場において前記複数のかごに対応して配置された乗場スピーカと、
    前記乗場に設けられた乗場操作盤に対するかご呼び操作に応じて前記複数のかごの中から少なくとも1つのかごを割り当てるかご割当部と、
    前記かご割当部により割り当てられたかごに対応する乗場ドアの位置情報を当該かごに対応する乗場スピーカを用いて報知するかご位置報知部と、
    を備え、
    前記かご位置報知部は、第1のかご呼び操作により割り当てられた第1のかごに対応する第1の乗場スピーカが位置情報の報知をしている場合は、第2のかご呼び操作により割り当てられた第2のかごに対応する前記第1の乗場スピーカとは異なる第2の乗場スピーカでの位置情報の報知を前記第1の乗場スピーカでの報知が終了するまで行わないエレベータの乗場報知システム。
  2. 複数のかご呼び操作に応じて前記かご割当部により割り当てられた複数のかごに対応する乗場スピーカからの位置情報の報知順を決定する報知順決定部を備え、
    前記かご位置報知部は、前記報知順決定部により決定された報知順に従って報知を行う請求項1に記載のエレベータの乗場報知システム。
  3. 前記報知順決定部は、割り当てられたかごの乗場への到着時刻に基づいて報知順を決定する請求項2に記載のエレベータの乗場報知システム。
  4. 前記乗場の乗場操作盤に設けられ、行先階を示す情報の入力を受け付ける階床入力部と
    記かご位置報知部による報知に要する時間を記憶している報知情報記憶部と、
    前記かご割当部によりかごが割り当てられた場合に、前記乗場が設けられた階に当該かごが到着する時刻を取得する到着時刻取得部と、
    前記かご割当部によりかごが割り当てられた場合に、前記階床入力部が設けられた乗場操作盤の位置から当該かごに対応する乗場ドアの位置まで利用者が移動するのに要する時間を取得する移動時間取得部と
    記報知順決定部により決定された順序を記憶する報知順記憶部と、
    を備え、
    前記かご割当部は、前記階床入力部に入力された情報に基づく呼びに対して前記複数のかごのうち1つを割り当て、
    前記報知順決定部は、前記報知情報記憶部に記憶されている時間、前記到着時刻取得部により取得された時刻及び前記移動時間取得部により取得された時間に基づいて、前記かご割当部により割り当てられたかごについての報知を行う順序を決定し、
    前記かご位置報知部は、1つのかごについての報知が完了するまでは他のかごについての報知を開始せず、前記報知順記憶部に記憶されている順序に従って報知を行う請求項2又は3に記載のエレベータの乗場報知システム。
  5. 前記報知順決定部は、前記かご割当部により割り当てられたかごのうち、前記報知情報記憶部に記憶されている時間と前記移動時間取得部により取得された時間とを合わせた時間だけ前記到着時刻取得部により取得された時刻から遡った時刻がより早いものについての報知がより先に行われるように報知を行う順序を決定する請求項に記載のエレベータの乗場報知システム。
  6. 前記階床入力部が設けられた乗場操作盤に設けられた操作盤スピーカと、
    前記かご割当部により割り当てられたかごを示す情報を前記操作盤スピーカを用いて報知する割当かご報知部と、
    を備え、
    前記かご位置報知部は、前記割当かご報知部による報知が行われている間は報知を行わず、
    前記割当かご報知部は、前記かご位置報知部による報知が行われている間は報知を行わない請求項に記載のエレベータの乗場報知システム。
  7. 新たな呼びに対してかごが割り当てられたことにより前記報知順記憶部に記憶されている順序が更新された際に、前記かご位置報知部が当該順序に従って報知を行うことが不可能であるか否かを判定する報知可能判定部を備え、
    前記かご割当部は、前記報知可能判定部により前記かご位置報知部が当該順序に従って報知を行うことが不可能であると判定された場合、当該新たな呼びに対して別のかごを割り当てる請求項に記載のエレベータの乗場報知システム。
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