JP6361557B2 - 箱およびそのブランクシートならびに製函機 - Google Patents

箱およびそのブランクシートならびに製函機 Download PDF

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Description

本発明は、小型の箱およびそのブランクシートならびにこのブランクシートから箱を自動的に組み立てるための製函機に関する。
農家が野菜などの生産物を小分け状態で出荷し、そのまま小売り店舗などにて積み重ねた状態で展示販売することができる簡便な小型の箱に対する需要が高まっている。例えば、トマトなどを4個程度収納することができる段ボール箱が特許文献1や特許文献2などで提案されている。
実用新案登録第3094845号公報 特開2015−16875号公報
引用文献1にて提案された箱は、側壁部分が二重構造のため、箱としての強度が充分あるものの、ブランクシートからの組み立てが面倒でそのための時間が嵩んでしまう欠点を有する。また、引用文献2にて提案された箱も、一対の側壁部分が二重構造のため、ブランクシートからの組み立てが面倒でそのための時間が嵩んでしまう欠点を有する。
そこで、ブランクシートの縦横寸法が引用文献1や引用文献2よりも小さくても、箱としての強度が比較的高く、組み立てが容易であって一般家庭用の100V交流電源でも利用可能な簡便な製函機にて組み立てることができる小型の箱に対する要求がある。
本発明の目的は、箱としての強度を維持しつつブランクシートの縦横寸法を小さくすることができる箱を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上述した箱を製造するためのブランクシートを提供することにある。
本発明の第3の目的はこのようなブランクシートから上述した箱を容易に組み立てることができる小型の製函機を提供することにある。
本発明の第1の形態は、相互に平行な一対の第1縁辺およびこれら第1縁辺と直交する相互に平行な一対の第2縁辺によって仕切られる矩形の底壁部と、前記一対の第1縁辺から前記底壁部に対してそれぞれ直角に立ち上がる一対の第1側壁部と、これら一対の第1側壁部から前記第1縁辺と平行な第3縁辺を介してそれぞれ前記底壁部と平行に延在する少なくとも一対の桟受け部と、前記第3縁辺に沿って当該第3縁辺の一部を含むように形成された差し込み溝孔と、前記一対の第2縁辺から前記底壁部に対してそれぞれ直角に立ち上がる一対の第2側壁部と、これら一対の第2側壁部から前記第2縁辺と平行な第4縁辺を介してそれぞれ前記底壁部と平行に延在し、両側端部が前記一対の桟受け部の少なくとも一部に重ね合わされる一対の補強桟部と、これら補強桟部の両側端から第5縁辺を介してそれぞれ前記第1側壁部と平行に延在し、前記差し込み溝孔にそれぞれ差し込まれる二対の差し込みタブとを具えたことを特徴とする箱にある。
本発明の第1の形態による箱において、一対の第1側壁部から第6縁辺を介してそれぞれ第2側壁部と平行に延在し、第2側壁部に重ね合わされる一対の側壁補強部をさらに具えることができる。
一対の桟受け部を第1側壁部の両側端領域にのみそれぞれ形成してもよい。この場合、第1側壁部から桟受け部が形成されていない第3縁辺の領域を越えて突出する位置決め突起部と、第1縁辺を含み、上下に重ね合わせた場合に下の箱の位置決め突起部が係止するように第1縁辺に沿って形成された位置決め係止穴とをさらに具えることができる。
本発明の第2の形態は、本発明の第1の形態による箱のブランクシートであって、相互に平行な一対の第1折り曲げ線およびこれら第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第2折り曲げ線によって仕切られる矩形の底壁部と、前記底壁部から前記一対の第1折り曲げ線を介してそれぞれ延在する一対の第1側壁部と、これら一対の第1側壁部から前記第1折り曲げ線と平行な第3折り曲げ線を介してそれぞれ延在する少なくとも一対の桟受け部と、前記第3折り曲げ線に沿って当該第3折り曲げ線の一部を含むように形成された差し込み溝孔と、前記底壁部から前記一対の第2折り曲げ線を介して延在する一対の第2側壁部と、これら一対の第2側壁部から前記第2折り曲げ線と平行な第4折り曲げ線を介してそれぞれ延在する一対の補強桟部と、これら補強桟部の両側端から前記第1折り曲げ線と平行な第5折り曲げ線を介してそれぞれ延在し、箱の組立時に前記差し込み溝孔に差し込まれる差し込みタブとを具えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の形態による箱のブランクシートにおいて、一対の第1側壁部から第2折り曲げ線と平行な第6折り曲げ線を介してそれぞれ延在し、箱の組立時に第2側壁部と重なり合う一対の側壁補強部をさらに具えることができる。
一対の桟受け部を第1側壁部の両側端領域にのみそれぞれ形成することができる。この場合、第1側壁部から桟受け部が形成されていない第3折り曲げ線の領域を越えて突出する位置決め突起部と、第1折り曲げ線を含み、組み立てた箱の状態にて上下に重ね合わせた場合に下の箱の位置決め突起部が係合するように第1折り曲げ線に沿って形成された位置決め係止穴とをさらに具えることができる。
箱のブランクシートが一枚の段ボールシートからなり、第1折り曲げ線が横罫線であって、第2折り曲げ線が縦罫線であってよい。
本発明の第3の形態は、本発明の第2の形態によるブランクシートから本発明の第1の形態による箱を組み立てるための製函機であって、ブランクシートの一対の補強桟部が載置されて前記ブランクシートを位置決め状態で保持するシート保持部と、ブランクシートの底壁部に押し当たる支持板が取り付けられ、この支持板が前記シート保持部に保持されたブランクシートよりも下方に位置する第1の位置と前記シート保持部よりも上方で箱を組み立てるための第2の位置との間で前記支持板を往復動させる第1の電動アクチュエーターと、前記第1の電動アクチュエーターの支持板が前記第1の位置から前記シート保持部に載置されたブランクシートを持ち上げて第2の位置へと移動中に、ブランクシートの側壁補強部および第1側壁部および第2側壁部にそれぞれ当接し、側壁補強部が第1側壁部に対して第6折り曲げ線から折れ曲がるように壁補強部を付勢し、第1側壁部が底壁部に対して第1折り曲げ線から折れ曲がるように第1側壁部を付勢し、第2側壁部が底壁部に対して第2折り曲げ線から折れ曲がるように第2側壁部を付勢する複数の折り曲げ付勢部材と、第1保持部と第2保持部とを有する保持部材が取り付けられ、前記第2の位置にて前記第1保持部によって桟受け部が底壁部と平行に保持されると共に前記第2保持部によって差し込みタブが第1側壁部と平行に保持される保持位置とブランクシートに当接しない退避位置との間で前記保持部材を往復動させる第2の電動アクチュエーターであって、前記退避位置から前記保持位置への移動中に前記第1保持部が桟受け部に当接して桟受け部が第1側壁部に対して第3折り曲げ線から折れ曲がるように付勢すると共に前記第2保持部が差し込みタブに当接して差し込みタブが補強桟部に対して第5縁辺から折れ曲がるように付勢する第2の電動アクチュエーターと、補強桟部に当接し得る押圧部材が取り付けられ、前記第2の位置にて前記補強桟部が第2側壁部に対して底壁部と平行に折り曲げられる係合位置と前記押圧部材が補強桟部に当接しない後退位置との間で前記押圧部材を往復動させる第3の電動アクチュエーターであって、前記後退位置から前記係合位置への移動中に前記押圧部材が補強桟部に押し当たってこの補強桟部を第2側壁部に対して第4折り曲げ線から折り曲げると同時に差し込みタブを差し込み溝孔に差し込む第3の電動アクチュエーターとを具えたことを特徴とするものである。
本発明の第3の形態による製函機において、第1側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材は、側壁補強部を付勢する折り曲げ付勢部材の当接開始位置よりも第2の位置に近い位置にて第1側壁部に当接し、第2側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材は、第1側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材の当接開始位置と同じか、これよりも第2の位置に近い位置にて第2側壁部に当接することが好ましい。
シート保持部の下方に配され、組み立てられた箱の補強桟部が載置される箱受け部をさらに具え、第1の電動アクチュエーターの支持板の第1の位置が箱受け部に保持された箱よりも下方に位置していることが好ましい。
第2の位置にある第1の電動アクチュエーターの支持板によって底壁部が押し当てられる受け板をさらに具えることができる。
保持部材は、保持位置にて第1側壁部に当接してこれを位置決めする位置規制板をさらに有することができる。
退避位置と保持位置との間の保持部材の往復動が第1の電動アクチュエーターによる支持板の往復動方向に沿った軸線回りの旋回運動であってよい。
本発明の箱によると、箱の四隅で箱の開口部分の一部を覆う補強桟部の両端部分と桟受け部とが係合状態となっているため、側壁部が二重構造でなくても箱の変形を充分に抑制することができる。
桟受け部を第1側壁部の側端領域にのみ形成した場合、ブランクシートの縦横寸法を増大することなく、箱の積み重ね時に利用される位置決め突起部を第1側壁部の中央部分に形成することが可能となる。
本発明の箱のブランクシートによると、本発明による箱を歩留まり良く製造することができる。
第1側壁部から延在して第2側壁部と重なり合う一対の側壁補強部をさらに具えた場合、ブランクシートの縦横寸法を増大することなく、第2側壁部を実質的に二重構造にすることが可能となり、箱の剛性をさらに高めることができる。
箱のブランクシートを一枚の段ボールシートから形成し、第1折り曲げ線を横罫線とし、第2折り曲げ線を縦罫線とした場合、箱の剛性としてより好ましい特性を持たせることができる。
本発明の製函機によると、本発明の第2の形態によるブランクシートから本発明の第1の形態による箱を家庭用の100V交流電源を用いて低コストにて簡便に組み立てることができる。
第1側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材を、側壁補強部を付勢する折り曲げ付勢部材の当接開始位置よりも第2の位置に近い位置にて第1側壁部に当接させた場合、側壁補強部を第2側壁部の内側へと折り込ませることができる。また、第2側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材を、第1側壁部を付勢する折り曲げ付勢部材の当接開始位置と同じか、これよりも第2の位置に近い位置にて第2側壁部に当接させた場合、側壁補強部をさらに確実に第2側壁部の内側に折り込ませることができる。
組み立てられた箱が載置される箱受け部をさらに具え、第1の電動アクチュエーターの支持板の第1の位置を箱受け部に載置された箱よりも下方に位置させた場合、組み立てられた箱を容易に取り出すことができる。また、第1の電動アクチュエーターの支持板の第1の位置を箱受け部に保持された箱よりも下方に位置させた場合、組み立てられた箱を引き出す際に支持板との干渉を考慮する必要がなくなり、その作業性を高めることができる。
第2の位置にある第1の電動アクチュエーターの支持板によって底壁部が押し当てられる受け板をさらに具えた場合、ブランクシートの底壁部を確実に固定した状態で組み立て作業を安定して行うことができる。
保持部材が保持位置にて第1側壁部に当接してこれを位置決めする位置規制板をさらに有する場合、差し込みタブと差し込み溝孔との相対位置をより正確に規定することができ、差し込み溝孔に対して差し込みタブを確実に差し込むことができる。
退避位置と保持位置との間の保持部材の往復動が第1の電動アクチュエーターによる支持板の往復動方向に沿った軸線回りの旋回運動の場合、桟受け部および差し込みタブの折り曲げを第2の電動アクチュエーターによって同時に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態による箱の外観を表す立体投影図である。 図1に示した箱を積み重ねた状態の外観を表す立体投影図である。 図1に示した箱のブランクシートの外観を表す立体投影図である。 図5〜図8と共に図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てる際の手順を模式的に表す立体投影図である。 図4,図6〜図8と共に図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てる際の手順を模式的に表す立体投影図である。 図4,図5,図7,図8と共に図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てる際の手順を模式的に表す立体投影図である。 図4〜図6,図8と共に図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てる際の手順を模式的に表す立体投影図である。 図4〜図7と共に図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てる際の手順を模式的に表す立体投影図である。 図3に示したブランクシートから図1に示した箱を組み立てるための本発明による製函機の一実施形態の外観を表す立体投影図である。 図9に示した製函機の開口部分を抽出拡大した正面図である。 図9に示した製函機の主要部の内部構造を抽出拡大した正面図である。 図10中のXII−XII矢視に沿った断面図である。 図11中のXIII−XIII矢視に沿った断面図であり、ブランクシートと折り曲げ付勢部材との相対位置を模式的に示している。 図11中のXIV−XIV矢視に沿った断面図であり、箱の底壁部と折り曲げ付勢部材との相対位置を模式的に示している。 図10中のXV−XV矢視に沿った断面図であり、第2の位置にある箱と第2の電動アクチュエーターとの関係を示している。 図9に示した製函機の第2の電動アクチュエーターの部分を抽出した外観を表す立体投影図であり、退避位置にある状態を示している。 図15と同様に図9に示した製函機の第2の電動アクチュエーターの部分を抽出した外観を表す立体投影図であり、折り曲げ位置にある状態を示している。
本発明の一実施形態について、図1〜図17を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこのような実施形態のみに限らず、要求される特性や機能などに応じてその構成を適宜変更することが可能である。
本発明の一実施形態による箱の外観を図1に示し、これを積み重ねた状態の外観を図2に示し、この箱のブランクシートの外観を図3に示す。すなわち、図2中の二点鎖線で示すトマトなどの商品Bを例えば4個程度収容するための本実施形態における箱10は、シングルフルートの両面段ボール原紙から得られる図3に示すようなブランクシートを用いて組み立てられる。しかしながら、このような箱10を構成する材料として、複数回に亙って反復使用可能なプラスチックなどの材料を用いたもので構成することも可能であり、本実施形態の如き段ボール原紙に限定されない。この箱10は、矩形の底壁部11と、一対の第1側壁部12と、一対の第2側壁部13と、一対の側壁補強部14と、二対の桟受け部15と、一対の補強桟部16とを有する。
底壁部11は、相互に平行な一対の第1縁辺、すなわち第1折り曲げ線L1と、これら第1折り曲げ線L1と直交する相互に平行な一対の第2縁辺、すなわち第2折り曲げ線L2とで仕切られている。一対の第1側壁部12および一対の第2側壁部13は、底壁部11からそれぞれ直角に立ち上がり、底壁部11を取り囲んだ状態となっている。本実施形態におけるブランクシート10Bは、底壁部11と第1側壁部12との境界を画成する第1折り曲げ線L1が段ボールの横罫線となり、底壁部11と第2側壁部13との境界を画成する第2折り曲げ線L2が段ボールの縦罫線となるように設定されている。これにより、箱10を構成する各部の第2折り曲げ線L2に沿った曲げ剛性を少なくともブランクシート10B自体の剛性によって確保することができる。しかしながら、これに限定されない。
側壁補強部14は、一対の第1側壁部12から第6縁辺、すなわち第6折り曲げ線L6を介してそれぞれ第2側壁部13と平行に延在し、第2側壁部13に重ね合わされた状態となっている。
桟受け部15は、第1側壁部12から第1折り曲げ線L1と平行な第3縁辺、すなわち第3折り曲げ線L3を介してそれぞれ底壁部11と平行に延在し、これら一対の桟受け部15は、第1側壁部12の両側端領域にのみそれぞれ形成されている。
補強桟部16は、第2側壁部13から第2折り曲げ線L2と平行な第4縁辺、すなわち第4折り曲げ線L4を介して底壁部11と平行に延在し、両側端部が桟受け部15の一部に重ね合わされた状態となっている。
本実施形態における箱10は、桟受け部15と補強桟部16とを連結するための差し込み溝孔17および差し込みタブ18を有する。差し込み溝孔17は、第3折り曲げ線L3に沿って当該第3折り曲げ線L3の一部を含むように形成され、これらの第1側壁部12の長手方向中央部側の端部から第1側壁部12の長手方向中央部側に向けて延在するスリット部17aをそれぞれ有する。差し込みタブ18は、差し込み溝孔17に差し込まれて補強桟部16の両側端から第5縁辺、すなわち第5折り曲げ線L5を介してそれぞれ第1側壁部12と平行に延在し、補強桟部16が底壁部11と平行となるように桟受け部15と補強桟部16とを連結する。この差し込みタブ18には、先のスリット部17aを通り抜けてこれに係止し得る係止部18aがそれぞれ形成されており、差し込むタブ18が差し込み溝穴7から抜け外れにくくなるように配慮している。なお、このような差し込みタブ18の係止構造の詳細に関しては、特許文献1などで周知である。
このようにして、第1側壁部12と第2側壁部13とが相互に重ね合わされる桟受け部15の差し込み溝孔17と補強桟部16の差し込みタブ18とを介して連結されるため、箱10の四隅の剛性を大幅に高めることができる。また、商品Bを収容した状態においても、その形崩れを阻止することが可能である。さらに、補強桟部16が第2側壁部13の第4縁辺に沿った箱10の開口端縁と、桟受け部15と共に第1側壁部12の第3側縁に沿った箱10の開口端縁の一部とを覆っているため、箱10に収容された商品Bが開口10oから飛び出すような不具合を抑制できる。本実施形態では、箱10に商品Bを直接収容するようにしたが、プラスチック製パックなどの図示しない収容トレーにあらかじめ収容した状態で、この収容トレーと共に箱10に収容するようにしてもよい。
また、本実施形態における箱10は、これを積み重ねる際の位置ずれを防止するための位置決め突起部12pと位置決め係止穴19とをさらに有する。位置決め突起部12pは、第1側壁部12から桟受け部15が形成されていない第3折り曲げ線L3の領域を越えて突出した状態となっている。位置決め係止穴19は、第1折り曲げ線L1を含み、上下に重ね合わせた場合に下の箱10の位置決め突起部12pが係止するように第1折り曲げ線L1に沿って形成されている。
従って、下側に位置する箱10の位置決め突起部12pが上側に積み重ねられる箱10の位置決め係止穴19に係止するように、下側の箱10に対して箱10を積み重ねることにより、この積み重ね状態が崩れてしまうような危険性を抑制することができる。また、桟受け部15を第1側壁部12の両側端領域にのみ形成することにより、ブランクシート10Bの縦横寸法を全く増大させることなく、位置決め突起部12pを第3折り曲げ線L3の中央領域に形成することができる。
図3に示すブランクシート10Bから図1に示す箱10を組み立てるための本実施形態における製函機の外観を図9に示し、その開口部分の正面形状を抽出拡大して図10に示し、その内部構造を図11に示す。また、図10のXII−XII矢視に沿った断面構造を図12に示し、図11中のXIII−XIII矢視およびXIV−XIV矢視にそれぞれ沿った断面形状を図13および図14に示す。以下では製函機20に関連する方向を表現するため、この製函機20の正面に対して上下(図11中、上下方向),左右(図11中、左右方向),前後(図11の紙面に対して垂直な方向)という表現を便宜的に用いる。製函機20を構成する各部材は、基本的に左右対称に配されているが、図面での理解を容易にするために左右何れか片側の構成要素を便宜的に省略している場合があることに注意されたい。
本実施形態における製函機20は、ブランクシート10Bを挿入すると共に組み立てられた箱10を取り出すための開口21と、その直下に配されて製函機20の作動を電気的に制御するための操作盤22とを除き、全体が壁パネル23にて覆われている。また、この製函機20は、シート保持部24と、箱受け部25と、第1の電動アクチュエーター26と、受け板27と、複数の折り曲げ付勢部材28〜30cと、第2の電動アクチュエーター31と、第3の電動アクチュエーター32とを具えている。
電源スイッチ22aや作動スイッチ22bなどが設けられた操作盤22には、第1〜第3の電動アクチュエーター26,31,32の作動をあらかじめ設定した所定の手順に従って駆動させるための図示しないコントローラーが組み込まれている。上述した作動スイッチ22bを操作する度に箱10の組み立て動作が1回ずつ行われる。また、第1〜第3の電動アクチュエーター26,31,32は、すべて一般家庭用の100V交流電源にて駆動可能であり、本実施形態における製函機20は小型簡便なものとして極めて有用である。なお、上述した作動スイッチ22bを相互に離して2つ設け、作業者が両手でこれら2つの作動スイッチ22bを同時に操作している間だけ、電動アクチュエーター26,31,32が作動するように設定しておくことも可能である。これにより、作業者が誤って手や腕を作動中の電動アクチュエーター26,31,32に触れてしまうようなことを回避することができ、安全上、極めて有用である。
シート保持部24は、壁パネル23で囲まれた製函機20の開口21から作業者によって挿入されるブランクシート10Bを位置決め状態で保持するためのものである。本実施形態におけるシート保持部24は、左右一対のレール24aと、これら左右一対のレール24aから上方に延在する左右一対の側板24bと、開口21の反対側に配される左右一対のストッパー24cとを有する。ブランクシート10Bの一対の補強桟部16が載置される左右一対のレール24aは、その前端が製函機20の開口21に位置し、製函機20の前後方向に水平に延在している。左右一対の側板24bの間隔は、第1折り曲げ線L1に沿ったブランクシート10Bの最大幅に対応して設定されている。ストッパー24cは、開口21から挿入した場合にブランクシート10Bの奥側となる一対の桟受け部15の端縁に当接するようにフレーム20aに固定されている。これにより、開口21からシート保持部24に挿入されるブランクシート10Bを製函機20に対して常に同じ位置に送り込むことができる。
左右一対の箱受け部25は、シート保持部24の下方に配されてフレーム20bから片持ち状態でブラケット25hを介して水平に開口21側へと延在し、組み立てられた箱10の補強桟部16が載置されるようになっている。左右一対の箱受け部25の間隔は、後述する第1の電動アクチュエーター26の支持板26aの通過を許容し得る間隔に設定されている。
操作盤22の後方で製函機20の中央部に垂直に配される第1の電動アクチュエーター26には、ブランクシート10Bの底壁部11に押し当たる支持板26aが取り付けられている。この支持板26aは、製函機20にて組み立てた状態の箱10に対して支持板26aが干渉せずに開口10oを通過することができるように、開口10oの輪郭形状よりも小さな輪郭形状を有する。第1の電動アクチュエーター26は、その支持板26aが箱受け部25に載置された箱10よりも下方の第1の位置(図10中、二点鎖線で示す)と、シート保持部24よりも上方で箱10を組み立てるための第2の位置との間で支持板26aを上下に往復動させる。
従って、作業者は開口21からブランクシート10Bをシート保持部24に差し込み、組み立てられた箱10を箱受け部25から取り出すことができる。
フレーム20cの上端部には、底壁部11とほぼ同じ輪郭形状を有する平坦な受け板27が吊り金具27aを介して水平に吊り下げられている。この受け板27は、第2の位置に達した第1の電動アクチュエーター26の支持板26aによってブランクシート10Bの底壁部11が押し当てられる。これにより、支持板26aと受け板27とで底壁部11が挾持された状態となり、ブランクシート10Bの組み立て作業をより円滑に行うことができる。
複数の折り曲げ付勢部材28〜30cは、第1の電動アクチュエーター26の支持板26aがブランクシート10Bを持ち上げて第2の位置へと移動中に、その側壁補強部14および第1側壁部12および第2側壁部13にそれぞれ当接するように配されている。
回転軸線が前後方向となるローラーを用いた本実施形態における第1の折り曲げ付勢部材28は、それぞれブラケット28hを介してフレーム20dに取り付けられている。そして、側壁補強部14が第1側壁部12に対して第6折り曲げ線L6から折れ曲がるように側壁補強部14にそれぞれ当接してこれを付勢し、ブランクシート10Bを図3に示す状態から図4に示す状態へと変形させるようになっている。この回転するローラーの代わりに自由回転するボールを使用することも有効である。
回転軸線が左右方向となるローラーをそれぞれ用いた複数組(本実施形態では4組)の第2の折り曲げ付勢部材29a〜29dは、それぞれブラケット29hを介してフレーム20d,20a,20eに前後対称に取り付けられている。そして、第1側壁部12が底壁部11に対して第1折り曲げ線L1から折れ曲がるように第1側壁部12をそれぞれ付勢することができる。これら複数組の第2の折り曲げ付勢部材29a〜29dは、第1の折り曲げ付勢部材28よりも上方かつ受け板27よりも下方に配されている。最も下側に配される組の第2の折り曲げ付勢部材29aは、側壁補強部14に対する第1の折り曲げ付勢部材28の当接開始位置よりも第2の位置に近い位置にて第1側壁部12に当接するように、第1の折り曲げ付勢部材28に対する相対位置が設定されている。また、最も下側に配される組の第2の折り曲げ付勢部材29aの前後方向に沿った対向間隔が最も広く、これよりも上側に位置する組の第2の折り曲げ付勢部材29b〜29dの前後方向に沿った対向間隔ほど狭くなっている。そして、最も上側に位置する組の第2の折り曲げ付勢部材29dの前後方向に沿った対向間隔が第2側壁部13の前後方向の長さにほぼ対応した間隔に設定されている。従って、ブランクシート10Bは図4に示す状態から、第2の折り曲げ付勢部材29a〜29dにより図5に示す状態を経て底壁部11に対しほぼ直交する状態へと折り曲げられる。
回転軸線が左右方向となるローラーをそれぞれ用いた複数組(本実施形態では3組)の第3の折り曲げ付勢部材30a〜30cは、第2側壁部13が補強桟部16と共に底壁部11に対して第2折り曲げ線L2から折れ曲がるように補強桟部16および第2側壁部13を付勢することができる。これら複数組の第3の折り曲げ付勢部材30a〜30cは、最も下側に位置する第2の折り曲げ付勢部材29aよりも上方かつ最も上側に位置する第2の折り曲げ付勢部材29dよりも下方に配されている。最も下側に配される組の第3の折り曲げ付勢部材30aは、第1側壁部12に対する最も下側に配される第2の折り曲げ付勢部材29aの当接開始位置と同じか、これよりも第2の位置に近い位置にて補強桟部16に当接するように、最も下側の組の第2の折り曲げ付勢部材29aに対する上下方向に沿った相対位置が設定されている。また、最も下側に配される組の第3の折り曲げ付勢部材30aの左右方向に沿った対向間隔が最も広く、これよりも上側に位置する組の第3の折り曲げ付勢部材30b,30cの左右方向に沿った対向間隔ほど狭くなっている。そして、最も上側に位置する組の第3の折り曲げ付勢部材30cの左右方向に沿った対向間隔が第1側壁部12の左右方向の長さにほぼ対応した間隔となるように設定されている。従って、ブランクシート10Bは図5に示す状態から、最も下側に位置する組の第3の折り曲げ付勢部材30aにより図6に示す状態を経て底壁部11に対しほぼ直交する状態へと折り曲げられる。
本実施形態では、最も下側および最も上側に配される組の第3の折り曲げ付勢部材30a,30cは、それぞれブラケット30hを介してフレーム20f,20cに左右対称に取り付けられている。また、これらの中間に位置する組の第3の折り曲げ付勢部材30bは、後述する左右一対の第3の電動アクチュエーター32の押圧部材としての機能を併せ持っており、この第3の折り曲げ付勢部材30bとしての位置は、押圧部材の後退位置に対応している。
図10中のXV−XV矢視に沿った断面形状を図15に示し、退避位置および保持位置にある第2の電動アクチュエーター31の部分の外観を抽出して図16および図17に示す。なお、図16および図17においては、第2の電動アクチュエーター31をそのスライダー31aのみを抽出して示してあるが、外部に露出するのはその一部のみである。製函機20のフレーム20gには、回転軸線が上下方向に延在するように旋回軸33がブラケット33hおよび軸受部材34を介して回転自在に取り付けられている。この旋回軸33の下端部には、桟受け部15に当接する第1保持部35aと、差し込みタブ18に当接する第2保持部35bと、第1側壁部12に当接する位置規制板35cとを有する保持部材35が一体的に取り付けられている。第2の電動アクチュエーター31の保持部材35の位置規制板35cは、その保持位置にて第1側壁部12に当接してこれを位置決めし、差し込みタブ18に対する差し込み溝孔17の相対位置を規定する。また、この旋回軸33の上端部にはレバー36の基端部が一体的に固定され、その先端部にはローラー37がその回転軸線を旋回軸33の回転軸線と平行となるようにして回転自在に取り付けられている。このローラー37を前後方向に移動可能に保持する案内ブロック38は、第2の電動アクチュエーター31のスライダー31aに連結アーム39を介して一体的に取り付けられている。これら旋回軸33,保持部材35,レバー36,案内ブロック38,連結アーム39などは、左右一対の第2の電動アクチュエーター31に関してそれぞれ前後対称に配されている。
左右一対の第2の電動アクチュエーター31は、第1の電動アクチュエーター26の支持板26aが第2の位置にある状態において、保持部材35を保持位置と退避位置との間で往復動させる。本実施形態では、退避位置と保持位置との間の保持部材35の往復動が旋回軸33を中心とする旋回運動となる。すなわち、保持部材35がブランクシート10Bに当接しない図16に示す退避位置から図17に示す保持位置への旋回中に、第1保持部35aが桟受け部15に当接し、桟受け部15は第1側壁部12に対して第3折り曲げ線L3から折れ曲がるように付勢される。これと同時に、第2保持部35bが差し込みタブ18に当接し、差し込みタブ18は補強桟部16に対して第5折り曲げ線L5から折れ曲がるように付勢される。そして、保持部材35が保持位置に達すると、第1保持部35aによって桟受け部15が底壁部11と平行に保持されると共に第2保持部35bと位置規制板35cとによって差し込みタブ18と第1側壁部12とが平行に保持された状態となる。
このように、第2の電動アクチュエーター31の保持部材35によって、異なる位置にある桟受け部15と差し込みタブ18とを同時に異なる向きに折り曲げることができる。
左右一対の第3の電動アクチュエーター32には、補強桟部16に当接し得る複数のローラーを用いた押圧部材30bがそれぞれ取り付けられている。第3の電動アクチュエーター32は、第1の電動アクチュエーター26の支持板26aが第2の位置にある状態において、押圧部材30bを係合位置と後退位置との間で上下に傾斜した状態で左右方向に往復動させる。先にも述べたように、退避位置にある押圧部材30bは、第2の位置へと上昇途中にあるブランクシート10Bの第2側壁部13に当接する前述した第3の折り曲げ付勢部材を兼ねている。この退避位置から係合位置へと押圧部材30bの移動中に、押圧部材30bが補強桟部16に押し当たり、この補強桟部16を第2側壁部13に対して第4折り曲げ線L4から折り曲げると同時に、差し込みタブ18を差し込み溝孔17に差し込むようになっている。この場合、第2の電動アクチュエーター31の保持部材35は保持位置に留まり、差し込み溝孔17と差し込みタブ18との相対位置がずれないように保持しており、差し込みタブ18を確実に差し込み溝孔17に差し込むことが可能である。押圧部材30bが最終的に係合位置に達すると、補強桟部16は第2側壁部13に対して底壁部11と平行に折り曲げられた状態となり、箱10の組み立てが完了する。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のない構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 箱
10B ブランクシート
10o 開口
11 底壁部
12 第1側壁部
12p 位置決め突起部
13 第2側壁部
14 側壁補強部
15 桟受け部
16 補強桟部
17 差し込み溝孔
17a スリット部
18 差し込みタブ
18a 係止部
19 位置決め係止穴
20 製函機
20a〜20g フレーム
21 開口
22 操作盤
22a 電源スイッチ
22b 作動スイッチ
23 壁パネル
24 シート保持部
24a レール
24b 側板
24c ストッパー
25 箱受け部
25h ブラケット
26 第1の電動アクチュエーター
26a 支持板
27 受け板
27a 吊り金具
28 第1の折り曲げ付勢部材
28h ブラケット
29a〜29d 第2の折り曲げ付勢部材
29h ブラケット
30a〜30c 第3の折り曲げ付勢部材
30b 押圧部材
30h ブラケット
31 第2の電動アクチュエーター
31a スライダー
32 第3の電動アクチュエーター
33 旋回軸
33h ブラケット
34 軸受部材
35 保持部材
35a 第1保持部
35b 第2保持部
35c 位置規制板
36 レバー
37 ローラー
38 案内ブロック
39 連結アーム
B 商品
L1 第1折り曲げ線(第1縁辺)
L2 第2折り曲げ線(第2縁辺)
L3 第3折り曲げ線(第3縁辺)
L4 第4折り曲げ線(第4縁辺)
L5 第5折り曲げ線(第5縁辺)
L6 第6折り曲げ線(第6縁辺)

Claims (6)

  1. 相互に平行な一対の第1折り曲げ線およびこれら第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第2折り曲げ線によって仕切られる矩形の底壁部と、
    この底壁部から前記一対の第1折り曲げ線を介してそれぞれ延在する一対の第1側壁部と、
    これら一対の第1側壁部から前記第1折り曲げ線と平行な第3折り曲げ線を介してそれぞれ延在し、前記第1側壁部の両側端領域にのみ形成される二対の桟受け部と、
    前記第3折り曲げ線に沿って当該第3折り曲げ線の一部を含むように形成された差し込み溝孔と、
    前記底壁部から前記一対の第2折り曲げ線を介して延在する一対の第2側壁部と、
    これら一対の第2側壁部から前記第2折り曲げ線と平行な第4折り曲げ線を介してそれぞれ延在する一対の補強桟部と、
    これら補強桟部の両側端から前記第1折り曲げ線と平行な第5折り曲げ線を介してそれぞれ延在し、箱の組立時に前記差し込み溝孔に差し込まれる差し込みタブと、
    前記第1側壁部から前記桟受け部が形成されていない前記第3折り曲げ線の領域を越えて突出する位置決め突起部と、
    前記第1折り曲げ線を含み、組み立てた箱の状態にて上下に重ね合わせた場合に下の箱の前記位置決め突起部が係止するように前記第1折り曲げ線に沿って形成された位置決め係止穴と
    を具えたブランクシートから箱を組み立てるための製函機であって、
    ブランクシートの一対の補強桟部が載置されて前記ブランクシートを位置決め状態で保持するシート保持部と、
    ブランクシートの底壁部に押し当たる支持板が取り付けられ、この支持板が前記シート保持部に保持されたブランクシートよりも下方に位置する第1の位置と前記シート保持部よりも上方で箱を組み立てるための第2の位置との間で前記支持板を往復動させる第1の電動アクチュエーターと、
    前記第1の電動アクチュエーターの支持板が前記第1の位置から前記シート保持部に載置されたブランクシートを持ち上げて第2の位置へと移動中に、ブランクシートの側壁補強部および第1側壁部および第2側壁部にそれぞれ当接し、側壁補強部が第1側壁部に対して第6折り曲げ線から折れ曲がるように側壁補強部を付勢し、第1側壁部が底壁部に対して第1折り曲げ線から折れ曲がるように第1側壁部を付勢し、第2側壁部が底壁部に対して第2折り曲げ線から折れ曲がるように第2側壁部を付勢する複数の折り曲げ付勢部材と、
    第1保持部と第2保持部とを有する保持部材が取り付けられ、前記第2の位置にて前記第1保持部によって桟受け部が底壁部と平行に保持されると共に前記第2保持部によって差し込みタブが第1側壁部と平行に保持される保持位置と、ブランクシートに当接しない退避位置との間で前記保持部材を往復動させる第2の電動アクチュエーターであって、前記退避位置から前記保持位置への移動中に前記第1保持部が桟受け部に当接して桟受け部が第1側壁部に対して第3折り曲げ線から折れ曲がるように付勢すると共に前記第2保持部が差し込みタブに当接して差し込みタブが補強桟部に対して第5縁辺から折れ曲がるように付勢する第2の電動アクチュエーターと、
    補強桟部に当接し得る押圧部材が取り付けられ、前記第2の位置にて前記補強桟部が第2側壁部に対して底壁部と平行に折り曲げられる係合位置と前記押圧部材が補強桟部に当接しない後退位置との間で前記押圧部材を往復動させる第3の電動アクチュエーターであって、前記後退位置から前記係合位置への移動中に前記押圧部材が補強桟部に押し当たってこの補強桟部を第2側壁部に対して第4折り曲げ線から折り曲げると同時に差し込みタブを差し込み溝孔に差し込む第3の電動アクチュエーターと
    を具えたことを特徴とする製函機。
  2. 第1側壁部を付勢する前記折り曲げ付勢部材は、側壁補強部を付勢する前記折り曲げ付勢部材の当接開始位置よりも前記第2の位置に近い位置にて第1側壁部に当接し、
    第2側壁部を付勢する前記折り曲げ付勢部材は、第1側壁部を付勢する前記折り曲げ付勢部材の当接開始位置と同じか、これよりも前記第2の位置に近い位置にて第2側壁部に当接することを特徴とする請求項に記載の製函機。
  3. 前記シート保持部の下方に配され、組み立てられた箱の補強桟部が載置される箱受け部をさらに具え、前記第1の電動アクチュエーターの支持板の第1の位置が前記箱受け部に載置された箱よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1または請求項に記載の製函機。
  4. 前記第2の位置にある前記第1の電動アクチュエーターの支持板によって底壁部が押し当てられる受け板をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の製函機。
  5. 前記保持部材の第2保持部は、前記保持位置にて第1側壁部に当接してこれを位置決めする位置規制板を有することを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の製函機。
  6. 前記退避位置と前記保持位置との間の前記保持部材の往復動が前記第1の電動アクチュエーターによる前記支持板の往復動方向に沿った軸線回りの旋回運動であることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の製函機。
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