JP2004331196A - 組立紙器及びその組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】矩形な底面部2の一方の対向する2辺に外側面部3と内側面部5とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部8と内端面部10とが重合して端面部が構成され、外端面部8の上縁左右から延在する補強部12の側端に設けた差込部13を、第1組立工程において補強部10に対して垂直に折曲し、前記外側面部3と内側面部5とにより側面部を、及び外端面部8と内端面部10とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部12を側面部の端部上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部13を側面上縁部に設けた係合溝14に挿着してなる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内部に苺を詰めたパックを4個収納する組立紙器及びその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数個のパックを収納する組立紙器として、矩形の底面部の対向する一方の1対の辺に内側面部と外側面部とを重合させて側面部を形成し、他方の1対の辺に連設した端面部を直立させるとともに、補強用の端面部を水平に折曲して左右の端部の差込部を前記側面部の溝に差し込むようにした構成が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−128055
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の組立紙器は、補強用の端面部が紙器の開口部左右に、一部が閉塞するように位置しているので、パックを収納する場合に補強用の端面部を直立させて前記開口部を十分に開放しなければならない。したがって、パック収納後に補強用の端面部を倒して差込部を溝に差し込むことになるので手動であり、機械的手段によって高速で迅速に処理するのが不可能である。即ち、厚紙、段ボール紙などからシート材を機械的手段によって紙器に組み立てる場合、雌型である固定下型の上面に展開状態のシート材を載せて、雄型である上下可動の上型を下降させ、下型の保持部分に上型のロッドを押圧させながら側面部や端面部を順に折曲させて組み立てるのである。したがって、差込部を最終処理過程で横に折り、折った差込部を溝に装着することを雌型と雄型との作動により処理することが不可能である。
したがって本発明は、厚紙、段ボール紙などのシート材から紙器を組み立てる工程において、最初の第1組立工程において補強部から連設する差込部を垂直に折曲し、差込部を折曲したままで側面部、端面部を順に折曲して周辺部を組み立て、最終的に前記差込部を側面部上縁に設けた係合溝に挿着することにより、機械的手段によって、連続的に、高速で組み立てることができるようにしたことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次のような構成である。即ち、請求項1に記載された発明は、矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成され、外端面部の上縁左右から延在する補強部の側端に設けた差込部を、第1組立工程において補強部に対して垂直に折曲し、前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の端部上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着してなることを特徴とする組立紙器に関するものである。
【0006】
そして請求項2に記載された発明は、矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成されて組み立てられる組立紙器の組立方法において、第1組立工程として、内端面部の左右に延在する補強部の側端に設けた差込部を、補強部に対して垂直に折曲し、その後前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び前記外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の側面上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着してなることを特徴とする組立紙器の組立方法に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施の態様に基づいて説明する。
図1は本発明の組立紙器の斜視図、図2はシート材の展開状態の平面図、図3は差込部を直立するように折曲したシート材の展開状態の斜視図、図4は左右一対の側面部の折曲状態の斜視図、図5は一方で1対の側面部と他方で1対の端面部とを組み立てている状態の斜視図、図6は内側面部を外側面部の内側に折り込んでいる状態の斜視図、図7は内端面部を外端面部の内側に折り込んでいる状態の斜視図、図8は補強部を側面部の側面上縁部に向かって折り込むとともに差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着している状態の斜視図、図9は本発明の組立紙器を組み立てる装置の概略斜視図、図10は雌下型の上に雄上型が位置している状態の概略正面図、図11は概略側面図、図12は一部の平面図、図13は雌下型の一部を示す平面図、図14は一部を拡大した斜視図である。
【0008】
本発明の組立紙器Sは、厚紙、段ボール紙などからなるシート材1を組み立ててなるものである。
前記シート材1には、矩形の底面部2が中央に形成してあり、前記底面部2の一方の対向する2つの辺に外側面部3、側面上縁部4及び内側面部5がその順で外方向に連設され、各外側面部3の左右の端縁には外折込部6が、内側面部5の左右の端縁には内折込部7がそれぞれ連設されている。
【0009】
そして、前記底面部2の他方の対向する2つの辺には、外端面部8、端面上縁部9及び内端面部10がその順で外方向に連設され、各外端面部8の上縁左右には、端面上縁部9並びに内端面部10にわたって4分の1円弧状の切断線11を設けることによって4分の1円弧状の補強部12を連設するように形成し、前記補強部12の自由端には差込部13を突設してある。
【0010】
また、前記1対の側面上縁部4の左右の端部近傍には、前記差込部13が挿着される係合溝14を開設してあり、また内端面部10の左右の側端先端には短尺な係止部15を延設してある。
【0011】
前記シート材1によって本発明の紙器Sを組み立てるには、最初の第1組立工程において、図3で示すように、各差込部13を各補強部12に対して垂直に、直立するように折曲する。
この差込部13を折曲させるには、固定している雌下型の上方にシート材1を載置し、前記雌下型に設けた縦方向のガイド材の上端で差込部13の基端の折曲部分下面を支持し、底面部2を上から押圧するため上下動可能な雄上型に設けてある矩形枠状の押圧部から延長する腕杆の先端に設けた爪部を、差込部13の折曲部分上面の内側に当接させて雄上型を下降させるのであって、前記差込部13の基端折曲部分が下降する腕杆の先端爪部と、雌下型のガイド材の上端との間で挟圧されるので、差込部13だけが補強部12に対して垂直に、直立するように折曲することになる。
【0012】
前記第1組立工程が終了した後の第2組立工程は、前記雄上型をさらに下降させることにより、図4で示すように、各外側面部3に対して左右の外折込片6を内側に折曲させながら、1対の外側面部3を底面部2に対して直立するように折曲させる。
【0013】
そして、第3組立工程として、底面部2に対して1対の外側面部3が直立する前に若しくは直立後に、図5で示すように外端面部8を底面部2に対して直立するように折曲させ、外端面部が直立した状態で外折込片6を外端面部8の内面側に沿わせる。
【0014】
前記第2組立工程、第3組立工程は、いずれも固定している雌下型に上下動する雄上型を上から下降させて押圧するだけで、下型に設けた受けガイド材と上型に設けた押圧ロッドとにより処理することができる。
【0015】
前記した第3組立工程が終了した状態では、図6で示すように、底面部2に対して1対の外側面部3と内側面部5、及び1対の外端面部8と内端面部10とが垂直に直立するので、第4組立工程として、雌下型の外側に設けた旋回動する折込機構によって図6の矢印で示すように、対向する両内側面部5を外側面部3の内側に重合するように折り込む。
【0016】
この第4組立工程においては、内折込部7が内側面部5の左右方向に延在しているが、直立している差込部12や内端面部10に接触するので、内側面部4の外側に向いて垂直に滑りながら折れ曲がることになり、内側面部4が外側面部3の内側に密接するように折れると、外折込部6の内側に重合することになる。
【0017】
また、内折込部7の折り込み途中で、第1組立工程において既に折曲された差込部13が補強部12の内側に向かって折り曲げられるが、内折込部7が瞬間的にしか通過しないので、差込部13はシート材1の復元力によって補強部12に対し垂直状態に戻る。そして、幅狭な側面上縁部4は、内側面部5の折り込みに追従して折れ曲がる。
【0018】
したがって、第4組立工程が終了した状態では、図7で示すように外側面部3の内側に内側面部5が密接状に重合し、また外端面部8の内側左右に外折込部6と内折込部7とが密接して重合した状態になり、側面上縁部4が上端に位置する側面部が構成される。
【0019】
前記した第4組立工程が終了すると、次の第5組立工程では図7の矢印で示すように、直立している内端面部10を外端面部8の内側に向かって折曲させる。この工程では、切断線11によって補強部12は折曲されないし、また前記差込部13は補強部12に対して垂直になったままである。
【0020】
したがって、第5組立工程において内端面部10を内側に折曲させると、係止部15が内側面部5の内面を滑りながら折れ曲がり、内端面部10が外端面部8の内面に密接すると端面上縁部9が上端に位置して内端面部10と外端面部8とが重合する端面部が構成される。
【0021】
前記した端面部は、左右の係止部15が内側面部5の内面に圧接しているのでシート材1の復元性により戻ることがないし、また各側面部の左右の外折込部6と内折込部7とが外端面部8と内端面部10との間に挟持されているので戻ることがない。
【0022】
前記した第5組立工程の途中で、若しくは第5組立工程の終了後に、第6組立工程として端面部の上端から直立している各補強部12を側面部の上縁部に向かって倒すように折り、その途中で差込部13を側面上縁部4に開設してある係合溝14に上から挿着し、補強部12を強固に止着する。
【0023】
したがって、前記第1組立工程から第6組立工程により組み立てられた紙器Sは、対向する1対の側面部及び端面部が強固に組み立てられているし、また4つの隅部の上面に補強部12が掛け渡された状態になるので、著しく強度の高いものとなる。そして、第1組立工程において折曲した差込部が補強部の折り込みによって係合溝14に差し込まれるので、機械的手段によってきわめて簡単に、また高速で組み立てることができる。
【0024】
図9から図14は本発明の組立紙器を組み立てるための組立装置を示すもので、組立装置101は、図9で示すようにレバー102の手動操作により上下動する雄上型111と、前記シート材1を上面に載置する固定の雌下型211とからな利、雄上型111及び雌下型はフレームFに設けられている。
【0025】
前記レバー102は、後端近傍がフレームFに設けてあるポール103の上端に枢着されて回動可能で、前記ポール103と先端の操作部104との間に設けた吊持杆105で前記雄上型111を上下動自在に吊り下げて支持するとともに、後端部にウエイト106を設けて雄上型111とのバランスを保たせることにより、操作部104の手動によりレバー102が操作しやすい様にしている。
【0026】
前記雄上型111は、吊持杆105の下端に設けた矩形枠状の押圧部112の上面に、前後左右に4本のガイドポール113を直立させ、前記ガイドポール113にスライダー114を上下動可能に取り付け、前記スライダー114の下面に左右方向に延長する4本の腕杆115を設け、各腕杆115の先端に下向きの爪部116を設けてある。
【0027】
そして、前記下型211の上端位置の左右には、断面がL字状のガイドレール107を左右に対向するように設けてあり、前記ガイドレール107にシート材1を載置する。
【0028】
前記固定の雌下型211には、前後、左右にガイド材212を設けてあり、前記ガイド材212は雄上型111の爪部116に対応する位置にある。
【0029】
そして、前記雌下型211には、左右の外折込片6を内側に折曲する第1受けロッド213、外側面部3を折曲する第2受けロッド214を対向する側部に直立状に設けてあり、また外端面部8を折曲する板状のガイド215を対向する2つの端部に直立状に設けてある。また、内側面部5を外側面部3の内側に折り込む第1の旋回バー216と、内端面部10を外端面部8の内側に折り込む第2の旋回バー217をそれぞれ側部、端部に設けてある。さらに、前記旋回バー217の回転軸に並列して随伴回転する他の回転軸には、前記補強片12を最終的に折曲させる回動折込部218を設けてある。
【0030】
前記第1の旋回バー216は雌下型211の下部に設けた第1のペダル219の操作によって往復回動し、また第2の旋回バー217及び回動折込部218は第1のペダル219に並ぶようにして設けた第2のペダル220の操作によって往復回動することができる。
【0031】
したがって、シート材1をガイドレール107に載せて雌下型211の上方に位置させ、操作部104を手動で下降操作すると、吊持杆105を介して雄上型111が下降する。したがって、押圧部112は、シート材1の底面部2を上から押圧しながら下降し、爪部116が差込部13の基端の折曲部分に上から当接するとともにガイド材212が前記折曲部分を下から受け止めるために、差込部13が直立するように折曲する。
【0032】
なお、差込部13が直立するように折曲すると、雄上型111が下降してもスライダー114はガイドポール113に沿っているので、下降しないでシート材1とともに直立する差込部13がガイド材212の内面に沿い下降するだけである。
【0033】
そして、雄上型111がさらに下降すると、押圧部112はシート材1の底面部2をさらに下方に押圧するので、対向する各外側面部3の左右の外折込部6が第1受けロッド213に当接して次第に内側に折曲するとともに、各外側面部3が左右の第2受けロッド214に当接して、外側面部3、側面上縁部4及び内側面部5が次第に直立するように折曲する。
【0034】
雄上型111の継続的下降によって押圧部112がさらに下降すると、底面部2に対して外側面部3等が直立する直前に若しくは直立した後に、対向する外端面部8の下面に板状のガイド215が当接するので、外端面部8、端面上縁部9及び内端面部10が底面部2に対し直立するように折曲する。
【0035】
そして、雄上型111が最下降して押圧部112が下死点にまで下降すると、底面部2に対して外側面部3、側面上縁部4及び内側面部5が対向するように直立するし、また外端面部8、端面上縁部9及び内端面部10が対向するように直立する。したがって、底面部2に対して四辺に側面部、端面部が対向上に直立しているし、予め内側に折曲している外折込部6が外端面部8の内面に沿うように位置する。
【0036】
この状態において、第1のペダル219を踏み込んで操作すると、各第1の旋回バー216が雌下型211の外側から内側に向かって旋回動するので、図6の矢印で示すように直立している内側面部5を外側面部3の内側に向かって回動させる。このとき、内側面部5の左右の内折込部7は、直立している内端面部10によって後方に折り曲がり、差込部13が内折込部7の通過により内端面部10の内側に向かって折れたり内端面部5が外方に倒れるように折れるが、内折込部7が瞬間的に通過するし、通過後には差込部13及び内端面部10の復元力によって戻ることになる。
【0037】
前記第1の旋回バー216の作動により内側面部5が外側面部3の内面に密着状になるまで折り曲がると、図7で示すように各内折込部7は外折込部6の内面に密着して、外端面部8の左右端部が3重になる。
【0038】
この状態において第2のペダル220を踏み込むと、第2の旋回バー217と回動折込部218とが90度の角度差で雌下型211の外側から内側に向かって同時に旋回動し、第2の旋回バー217が図7の矢印で示すように内端面部10を外端面部8の内面に向かって回動させる。そして、第2の旋回バー217が十分に旋回動して内端面部10が外端面部8の内面に密着すると、左右の係止部15が内側面部5の内面に圧着するので内端面部10が戻り回動しない。
したがって、外折込部6及び内折込部7は外側面部3と内側面部5との間に挟持されているので、対向している各側面部、端面部によって組立紙器は強固に組み立てられる。
【0039】
また前記第2の旋回バー217とともに旋回動する4つの隅角部の回動折込片218は、第2の旋回バー217が旋回動している途中で各補強部12に当接し、図8の矢印で示すように直立状態の補強部12を水平方向に折曲させる。そして、差込部13は第1工程で補強部12に対して垂直に折曲されているので、補強部12が十分に折り込まれると差込部13が係合溝14にそのまま挿着する。したがって、補強部12は組み立てられた紙器Sの開口部の4隅角部に、側面部と端面部との間に斜めに架けられているので、紙器を補強するとともに、紙器を上下に積み上げた場合の受け止め部にもなるし、また紙器の内部に収納する物を支持することにもなる。
なお、係合溝14は細くて差込部13が挿着できないことがあるので、雌下型211の対応する位置に、差込部13を係合溝14にガイドする板バネ状のガイド片を設けるとよい。
【0040】
以上本発明を図面に示す実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上要するに、本発明は矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成され、外端面部の上縁左右から延在する補強部の側端に設けた差込部を、第1組立工程において補強部に対して垂直に折曲し、前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の端部上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着してなることを特徴とする。
【0042】
したがって、著しく強度の高い紙器を組み立てることができるし、紙器を上下に積層しても潰れたり破壊することがなく、例えば苺を収納した複数のパック以外でも、どのような内容物にでも対応することができる。
【0043】
そして、矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成されて組み立てられる組立紙器の組立方法において、第1組立工程として、内端面部の左右に延在する補強部の側端に設けた差込部を、補強部に対して垂直に折曲し、その後前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び前記外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の側面上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着することにより、電源が不要で、簡単な構造の機械によって高速で、確実に組み立てることができる。
したがって、苺パックを収納する組立紙器として利用する場合、苺の農家に本発明に関わる装置を設置すると、手動により著しく簡単に、短時間で多数を組み立てることができるので、一般需要者にそのまま供することができ、実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す組立紙器の斜視図である。
【図2】シート材の展開状態の平面図である。
【図3】差込部を直立するように折曲したシート材の展開状態の斜視図である。
【図4】シート材において、左右一対の側面部の折曲状態の斜視図である。
【図5】シート材において、1対の側面部と1対の端面部とを組み立てている状態の斜視図である。
【図6】シート材において、内側面部を外側面部の内側に折り込んでいる状態の斜視図である。
【図7】シート材において、内端面部を外端面部の内側に折り込んでいる状態の斜視図である。
【図8】シート材において、補強部を側面部の側面上縁部に向かって折り込むとともに差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着している状態の斜視図である。
【図9】本発明の組立紙器を組み立てる装置の概略斜視図である。
【図10】雌下型の上に雄上型が位置している状態の概略正面図である。
【図11】図10の概略側面図である。
【図12】一部の平面図である。
【図13】雌下型の一部を示す平面図である。
【図14】一部を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 シート材
2 底面部
3 外側面部
4 側面上縁部
5 内側面部
6 外折込部
7 内折込部
8 外端面部
9 端面上縁部
10 内端面部
11 切断線
12 補強部
13 差込部
14 係合溝
15 係止部
101 組立装置
102 レバー
103 ポール
104 操作部
105 吊持杆
106 ウエイト
107 ガイドレール
111 雄上型
112 押圧部
113 ガイドポール
114 スライダー
115 腕杆
116 爪部
211 雌下型
212 ガイド材
213 第1受けロッド
214 第2受けロッド
215 ガイド
216 第1の旋回バー
217 第2の旋回バー
218 回動折込部
219 第1のペダル
220 第2のペダル
Claims (2)
- 矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成され、外端面部の上縁左右から延在する補強部の側端に設けた差込部を、第1組立工程において補強部に対して垂直に折曲し、前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の端部上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着してなることを特徴とする組立紙器。
- 矩形な底面部の一方の対向する2辺に外側面部と内側面部とが重合して側面部が構成され、他方の対向する2辺に外端面部と内端面部とが重合して端面部が構成されて組み立てられる組立紙器の組立方法において、
第1組立工程として、内端面部の左右に延在する補強部の側端に設けた差込部を、補強部に対して垂直に折曲し、その後前記外側面部と内側面部とにより側面部を、及び前記外端面部と内端面部とにより端面部を順次組み立てた後、最終組立工程において前記補強部を側面部の側面上縁部に向かって折り込むとともに、前記差込部を側面上縁部に設けた係合溝に挿着してなることを特徴とする組立紙器の組立方法。
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-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003132641A patent/JP2004331196A/ja active Pending
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