JP6210413B2 - 中仕切り - Google Patents

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Description

本発明は、包装用箱に使用される中仕切りに関するものであって、特に食品、飲料、医薬品等を収納した比較的長さ寸法の大きい長尺状物品を収容する中仕切りに関するものである。
従来より、破損しやすい物品を外部から与えられる衝撃から守るために、緩衝機能を備えた中仕切りが使用される。例えば、食品、飲料、医薬品等を収納した長尺状物品を収容する中仕切りとして、いわゆるロンドレーションと呼ばれるものがある。当該ロンドレーションは、波状の形状によって物品を挟んで収納するものである。
例えば、ベースシートと、山部と谷部とが交互に連続して成形されるとともに、所定間隔を有する複数列をなしてベースシート上に固定され、収容される物品の複数部位を抱持する成形シートからなるロンドレーション容器が公知である(特許文献1参照)。
特開2012−116548号
しかしながら、上記構造では、左右方向からの衝撃は波状の構造により緩和できるものであるが、これに対して上下方向からの衝撃には弱いものであり、特に、成形シートと長尺状物品が当接する下方からの衝撃においては、直接長尺状物品に伝わってしまうため、破損してしまう虞がある。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、食品、飲料、医薬品等を収納した比較的長さ寸法の大きい長尺状物品における上下、前後、左右の全方向に対して高い緩衝機能を備える中仕切りを提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の中仕切りは、4枚の外周壁を構成する第1側板から第4側板及び糊代片を折線を介して横一方向に順次連接し、前記第1側板の下端には、折線を介して第1糊代付き仕切り板を設け、前記第1糊代付き仕切り板の左右端のいずれか一方には、前記第1側板との間に間隔を有するとともに、切断線を介して第2糊代付き仕切り板18を設け、折線にしたがって前記第1糊代付き仕切り板を内折りし、第1側板糊代を前記第1側板に貼着し、折線にしたがって前記第1糊代付き仕切り板と前記第1側板を左折り又は右折りして、前記第1側板に対向する第3側板の上に重ねて、少なくとも前記第2糊代付き仕切り板18の第3側板糊代を前記第3側板に貼着し、折線にしたがって前記第4側板を右折り又は左折りして、前記糊代片の上に重ねて貼着し、表裏に逆向きの力を加え引き起こすことで、前記第1糊代付き仕切り板と前記第2糊代付き仕切り板18に形成される切断線に沿ってそれぞれ分離させ、上方から下方に向かう凹状の保持部を有する複数の仕切り板を形成するとともに、前記仕切り板の下端部が前記第1側板の下端部より上方に位置する中仕切りであって、前記第1糊代付き仕切り7板は、糊代部P1と第1仕切り前板構成区画8と第1仕切り後板構成区画9とに3つに区画され、前記第1仕切り前板構成区画8を第1仕切り前板10と前側板前糊代11とに分離する切断線fが設けられ、当該切断線fによって、第1仕切り前板10の下端部が構成され、また第1仕切り前板10の上端には、上方から下方に向かう凹状の第1前保持部12が設けられ、前記第1仕切り後板構成区画9を第1後側板糊代13と前側板後糊代15を含む第1仕切り後板14とに分離する切断線gが設けられ、当該切断線gによって、上方に凸状となる突部16を形成し、後に下方へ凹状の第1後保持部17を形成して、第1仕切り後板14の上端部が構成され、前記第2糊代付き仕切り板18は、第2仕切り板構成区画19と糊代部P2とに区画され、前記第1仕切り後板14と前側板後糊代15とに分離する切断線iが設けられ、当該切断線iによって、第1仕切り後板14の下端部が構成され、そして切断線iに連続して第2仕切り板構成区画19を第2後側板糊代20と第2仕切り板21とに分離する切断線jが設けられ、当該切断線jによって、上方に凸状となる突部22を形成し、後に下方へ凹状の第2保持部23を形成して、第2仕切り板21の上端部が構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の中仕切りは、請求項1に記載の中仕切りにおいて、前記第1側板糊代は前記第1側板の少なくとも下端部に貼着され、前記第3側板糊代は前記第1側板糊代が貼着される前記下端部よりも上方の前記第3側板に貼着されるものである。
また、本発明の請求項3に記載の中仕切りは、請求項1又は請求項2に記載の中仕切りにおいて、前記仕切り板には、前記保持部と前記第1側板又は前記第3側板との間に収容空間25が形成されるものである。
本発明の包装用箱では、食品、飲料、医薬品等を収納した比較的長さ寸法の大きい長尺状物品を複数の仕切り板の各保持部で保持することで、当該長尺状物品の上下、前後、左右のいずれの方向からの外部振動に対しても安定した状態となり、高い緩衝機能を備えることができる。
また、折線にしたがって各構成板を折曲し、表裏に逆向きの力を加え引き起こすことでそれぞれの仕切り板を形成することができるので、自動製函機(サックマシン)で作製できるものとなり、量産化がし易いものとなる。
本発明の実施例1における中仕切りを展開した状態の表面図である。 本発明の実施例1における中仕切りを展開した状態の要部拡大表面図である。 本発明の実施例1における中仕切りを展開した状態の折り畳み状態図である。 本発明の実施例1における中仕切りを組み立てた状態の斜視図である。 本発明の実施例1における中仕切りを組み立てた状態にてプレフィルドシリンジを収容した平面図である。 本発明の実施例2における中仕切りを展開した状態の第1、第2糊代付き仕切り板周辺の拡大表面図である。 本発明の実施例3における中仕切りを展開した状態の第1、第2糊代付き仕切り板周辺の拡大表面図である。 本発明の実施例4における中仕切りを展開した状態の第1、第2糊代付き仕切り板周辺の拡大表面図である。 本発明の別実施例における中仕切りを展開した状態の表面図である。
以下、本発明の実施の形態における中仕切りを図面に基づいて説明する。当該中仕切りにおいては、食品、飲料、医薬品等を収納した比較的長さ寸法の大きい長尺状物品を収容するものであって、1個又は複数個の中仕切りが一般的な包装用箱(図示しない)に収容されるものである。実施例では、長尺状物品として、予め薬剤が充填された注射器(以下、プレフィルドシリンジという。)を例に説明するが、これに限られるものではない。
また、中仕切りを収容する包装用箱を基準として、上方蓋が設けられる側を当該中仕切りの上方とし、下方蓋が設けられる側を当該中仕切りの下方とする。また、展開図において、上下方向を縦とし、左右方向を横とする。
また、折り方については、中仕切りを形成する台紙の裏面を基準として、横方向に連接する側板の裏面に対して、上下方向においては、基準面に近づく折り方を内折りとし、離れる折り方を外折りとする。また、左右方向においては、右側を左側の上に重ねる折り方を右折りとし、左側を右側の上に重ねる折り方を左折りとする。
本発明に係る中仕切りは、予め所定の形状に形成された1枚の台紙を折線にしたがって予め折り曲げるとともに、所定箇所を貼着し、扁平状態から当該台紙を表裏に逆向きの力を加え引き起こすことで、方形状の中仕切りとして起立させることができ、中仕切りの内部に複数の仕切り板を形成するものである。
このように、中仕切りを組み立てるまでは扁平状態としておくことができるので、運搬、保管等に便利である。また、当該扁平状態から表裏に逆向きの力を加え引き起こすだけの簡易な操作で組み立てることができるので、組立操作性にも優れたものとなる。
また、中仕切りの内部には、凹状の保持部を有する複数の仕切り板を当該中仕切りの長手方向に沿って、所定間隔を有して連続して形成することで、長尺状物品における長手方向の各部位を保持部により保持し、長尺状物品における上下、前後、左右の全方向に対する緩衝能力を向上させることができる。更に、保持部の形状は、長尺状物品における長手方向の各部位に対応するよう適宜形成されるため、保持能力も向上させることができる。
本発明に係る中仕切りは、一枚の台紙から形成されており、図1に示すような展開図からなるものである。図1は、当該中仕切りを展開した状態の表面図である。図2は、図1の要部拡大表面図である。中仕切りは展開した状態において、4枚の外周壁を構成する第1側板から第4側板を折線a、b、cを介して横一方向に順次連接している。また、糊代片5は、横一方向に折線dを介して第1側板に連接される。尚、本実施例においては、前側板1、左側板2、後側板3、右側板4を折線a、b、cを介して横一方向に順次連設し、糊代片5を折線dを介して第1側板の横一方向に連接してなる。
中仕切りは、比較的長さ寸法の大きい長尺状物品であるプレフィルドシリンジSを収容することから、前側板1と後側板3の横寸法は、左側板2と右側板4の横寸法より大きくなるよう設定される。糊代片5は、前側板1側を下底とした略台形状に形成され、糊代片5の横寸法は、右側板4における横寸法の略1/2とされる。また、図1に示すように、糊代片5の表面部は、糊等が塗布される糊代部とされる。また、前側板1の下端には、包装用箱の開封時に開封片が当接するのを回避するために切欠部6を設けることもできる。
同図に示すように、前側板1の上端には、折線eを介して第1糊代付き仕切り板7が設けられる。当該第1糊代付き仕切り板7は、組み立て時における中仕切りの切断線の働きで、糊代部と仕切り板に分離させることによって、当該中仕切りの前側板1から後側板3にかけて仕切り板を形成するものである。
より詳細には、図1及び図2に示すように、本実施例における第1糊代付き仕切り板7は、2個の仕切り板からなる第1仕切り板を形成するものである。第1糊代付き仕切り板7は、前側板1における横寸法の略2/3程度であって、同程度の縦寸法に設定され、前側板1における上端の左端から右端に向けて設けられる。
そして、第1糊代付き仕切り板7の左端近傍に縦方向に設けられる切断線aと、略中央部近傍に縦方向に分断して設けられる切断線b、cと、右端に縦方向に分断して設けられる切断線d、eとにより、第1糊代付き仕切り板7は縦方向に区画される。具体的には、裏面部に糊等が塗布される糊代部P1と第1仕切り前板構成区画8と第1仕切り後板構成区画9とに3つに区画される。当該第1仕切り前板構成区画8と第1仕切り後板構成区画9とにより、後述する2個の仕切り板を構成するものである。
更には、折線eから間隔t1を有した上方であって、切断線aの下端近傍から切断線bと切断線cの間を通り、第1仕切り前板構成区画8を第1仕切り前板10と前側板前糊代11とに分離する切断線fが設けられる。本実施例においては、切断線fは折線eに平行な直線部と、その後に右上方側へと延びる曲線部とから形成される。当該切断線fによって、第1仕切り前板10の下端部が構成される。また、第1仕切り前板10の上端には、上方から下方に向かう凹状の第1前保持部12が設けられる。
そして、切断線fに連続して切断線dの上端近傍に至るまで、第1仕切り後板構成区画9を第1後側板糊代13と後述の前側板後糊代15を含む第1仕切り後板14とに分離する切断線gが設けられる。本実施例においては、当該切断線gは、切断線bと切断線cの間を通って右上方側に向かうとともに、切断線bから横方向に所定の間隙d1を有した箇所にて、上方に凸状となる突部16を形成し、後に下方へ凹状の第1後保持部17を形成するようにして設けられる。当該切断線gによって、第1仕切り後板14の上端部が構成される。また、第1後保持部17は、第1仕切り後板構成区画9における横寸法の略中央部近傍であって、縦寸法の略中央部上方に設けることが望ましい。
また、同図に示すように、第1糊代付き仕切り板7の右端には、切断線d、eを介して第2糊代付き仕切り板18が設けられる。当該第2糊代付き仕切り板18は、組み立て時における中仕切りの切断線の働きで、糊代部と仕切り板に分離させることによって、当該中仕切りの前側板1から後側板3にかけて仕切り板を形成するものである。この点において、第1糊代付き仕切り板7と同様である。
より詳細には、本実施例における第2糊代付き仕切り板18は、1個の第2仕切り板を形成するものである。第2糊代付き仕切り板18は、第1糊代付き仕切り板7における横寸法の略3/4程度に設定され、前側板1における上端から間隔t2を有した上方に連接される。そして、第2糊代付き仕切り板18の略中央部近傍に縦方向に設けられる切断線hにより、第2糊代付き仕切り板18は縦方向に2つに区画される。具体的には、第2仕切り板構成区画19と表面部に糊等が塗布される糊代部P2とに区画される。当該第2仕切り板構成区画19により、後述する1個の仕切り板を構成するものである。
更に、第1仕切り後板構成区画9から第2仕切り板構成区画19にかけて、切断線f、gと同様にして、切断線i、jが設けられる。具体的には、折線eから間隔t3を有した上方であって、切断線cの下端近傍から切断線dと切断線eの間を通り、第1仕切り後板14と前側板後糊代15とに分離する切断線iが設けられる。本実施例においては、切断線fと同様にして、切断線iは折線eに平行な直線部と、その後に右上方側へと延びる曲線部とから形成される。当該切断線iによって、第1仕切り後板14の下端部が構成される。
そして、切断線iに連続して切断線hの上端近傍に至るまで、第2仕切り板構成区画19を第2後側板糊代20と第2仕切り板21とに分離する切断線jが設けられる。当該切断線jは、切断線dと切断線eの間を通って右上方側に向かうとともに、切断線dから横方向に所定の間隙d2を有した箇所にて、上方に凸状となる突部22を形成し、後に下方へ凹状の第2保持部23を形成するようにして設けられる。当該切断線jによって、第2仕切り板21の上端部が構成される。また、第2保持部23は、第2仕切り板構成区画19における横寸法の略中央部近傍であって、縦寸法の略中央部上方に設けることが望ましい。
このようにして、切断線f、gと同様の切断線i、jが第1糊代付き仕切り板7と第2糊代付き仕切り板18にそれぞれ形成される。また、切断線f、gと切断線i、jをそれぞれ相違する形状とすることができるのは勿論である。すなわち、第1前保持部12と第1後保持部17と第2保持部23は、同一の形状とすることもできるし、それぞれ相違する形状とすることもできる。
換言すると、第1糊代付き仕切り板7又は第2糊代付き仕切り板18における切断線の設定位置、その形状等により、プレフィルドシリンジSを保持する箇所を適宜変更することができるものである。また、各保持部における形状の寸法誤差に対応させるために、各保持部の縁部から所定の補助切断線24を設けることもできる。
そして、第1糊代付き仕切り板7においては、糊代部P1と前側板前糊代11と前側板後糊代15により、前側板糊代(第1側板糊代)が構成される。また、第2糊代付き仕切り板18においては、第1後側板糊代13と第2後側板糊代20と糊代部P2により、後側板糊代(第3側板糊代)が構成される。
このようにして、展開図が形成される中仕切りは、図3に示すようにして各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。図3は、当該展開図の折り畳み状態図である。図4は、中仕切りを組み立てた状態の斜視図である。図5は、中仕切りを組み立てた状態にてプレフィルドシリンジを収容した平面図である。
具体的には、図3(a)に示すように、第1糊代付き仕切り板7を折線eに沿って内折りし、前側板糊代(糊代部P1、前側板前糊代11、前側板後糊代15)における裏面部の適宜箇所を前側板1に貼着する。次に、同図(b)から(c)に示すように、前側板1と第1糊代付き仕切り板7を折線aに沿って右折りし、後側板糊代(第1後側板糊代13、第2後側板糊代20、糊代部P2)における表面部の適宜箇所を後側板3に貼着する。後に、同図(d)に示すように、右側板4を折線cに沿って左折りし、糊代片5における表面の適宜箇所に貼着する。これにより、中仕切りの展開図が扁平に折り畳まれた状態となる。
そして、当該扁平に折り畳まれた状態から、表裏に夫々逆向きの力を加え引き起こすことで、図4に示すように、第1糊代付き仕切り板7と第2糊代付き仕切り板18をそれぞれ切断線f、g、i、jに沿って分離させ、第1仕切り前板10、第1仕切り後板14及び第2仕切り板21を形成する。
より詳細には、切断線a、b、fを介して第1仕切り前板10を、切断線c、d、g、iを介して第1仕切り後板14を、切断線e、h、jを介して第2仕切り板21をそれぞれ中仕切りの内側方向へと引き起こして、それぞれの仕切り板を形成する。このとき、前側板前糊代11、前側板後糊代15は、折線eの近傍に設けられることから、前側板1の下端近傍に貼着される。また、第1後側板糊代13、第2後側板糊代20は、後側板3の上端近傍に貼着される。
そして、それぞれの仕切り板に形成される第1前保持部12、第1後保持部17、第2保持部23が中仕切りの長手方向に沿って、所定の間隔を有して順に配列されることとなる。それぞれの保持部は、中仕切りの上方から下方に向かう凹状に形成されることから、プレフィルドシリンジSの着脱を容易に行うことができるとともに、プレフィルドシリンジSの各部位に対応して形成されるので、隙間、緩み等がない状態で確実に保持することができる。すなわち、プレフィルドシリンジSは、それぞれの仕切り板により、左右からの衝撃を受けにくい状態となる。
本実施例においては、図5に示すように、第1前保持部12によりプレフィルドシリンジSの先端部S1が保持され、第1後保持部17によりプレフィルドシリンジSの中央部S2が保持され、第2保持部23によりプレフィルドシリンジSの後端部S3が保持される。
そして、第1仕切り前板10は、切断線fによって折線eと間隔t1を有し、第1仕切り後板14は、切断線iによって折線eと間隔t3を有し、第2仕切り板21は、前側板1と間隔t2を有して設けられることから、組み立てられた際、それぞれの仕切り板は中仕切りの下端部からそれぞれの間隔t1、t3、t2を有して浮き上がった状態となる。これにより、プレフィルドシリンジSは、下方からの衝撃を受けにくい状態となる。
更に、第1仕切り後板14においては、第1後保持部17の一部外形を形成する突部16が前側板1との間に所定間隙d1の空間を有して形成される。また、第2仕切り板21においては、第2保持部23の一部外形を形成する突部22が前側板1との間に所定間隙d2の空間を有して形成される。前側板1と突部16、22との間の空間は、収容空間25とされる。これにより、第1仕切り後板14と第2仕切り板21においては、当該収容空間25にプレフィルドシリンジSの内容物等を記載した説明書等の添付書類(図示しない)を収納することができる。
以上、説明した本発明に係る中仕切りによれば、食品、飲料、医薬品等を収納した比較的長さ寸法の大きい長尺状物品を複数の仕切り板の各保持部で保持することで、当該長尺状物品の上下、前後、左右のいずれの方向からの外部振動に対しても安定した状態となり、高い緩衝機能を備えることができる。
更に、上述した組み立て順序により、折線aからeにしたがって各構成板を折曲し、表裏に逆向きの力を加え引き起こすことでそれぞれの仕切り板を形成することができるので、自動製函機(サックマシン)で作製できるものとなり、量産化がし易いものとなる。
本発明の実施例2に係る中仕切りについて、図6に基づいて説明する。本実施例2における中仕切りは、実施例1における構造と略同様であるが、第1糊代付き仕切り板7の構造が実施例1と相違するものである。詳細につき、以下に第1糊代付き仕切り板7aについてのみ説明する。
実施例1における第1糊代付き仕切り板7は、2個の仕切り板を形成するものであったが、本実施例における第1糊代付き仕切り板7aは、1個の仕切り板を形成するものである。すなわち、第1糊代付き仕切り板7aは実施例1における第1仕切り後板構成区画9を有さない構造であって、実施例1における第2糊代付き仕切り板18をそのままの状態で左横方向にスライドさせた構造となる。
詳細には、第1糊代付き仕切り板7aは、前側板1における横寸法の略1/3程度であって、同程度の縦寸法に設定され、前側板1における上端の左端から所定寸法を有した中央部側にかけて設けられる。これにより、各仕切り板を中仕切りの略中央部に寄せて形成することができる。
そして、第1糊代付き仕切り板7aの左端近傍に縦方向に設けられる切断線aと、右端に縦方向に設けられる切断線d、eとにより、第1糊代付き仕切り板7aは縦方向に区画される。具体的には、裏面部に糊等が塗布される糊代部P1と第1仕切り板構成区画8aとに2つに区画される。
更には、折線eから間隔t3を有した上方であって、切断線aの下端近傍から切断線dと切断線eの間を通り、第1仕切り板構成区画8aを第1仕切り板10aと前側板糊代11aとに分離する切断線iが設けられる。当該切断線iによって、第1仕切り板10aの下端部が構成される。また、第1仕切り板10aの上端には、上方に凸状となる突部26が設けられ、後に下方へ凹状の第1保持部12aが設けられる。
また、同図に示すように、第1糊代付き仕切り板7aの右端には、切断線d、eを介して第2糊代付き仕切り板18aが設けられる。当該第2糊代付き仕切り板18aは、中仕切りの組み立て時に切断線の働きで、糊代部と仕切り板に分離させることによって、当該中仕切りの前側板1から後側板3にかけて仕切り板を形成するものである。この点において、実施例1における第2糊代付き仕切り板18と同様である。
そして、切断線iに連続して、第2糊代付き仕切り板18aの切断線hの上端近傍に至るまで、第2仕切り板構成区画19aを第2後側板糊代20aと第2仕切り板21aとに分離する切断線jが設けられる。当該切断線jは、切断線dと切断線eの間を通って上方側に向かうとともに、切断線dから横方向に所定の間隙d2を有した箇所にて突部22aを形成し、後に凹状の第2保持部23aを形成するようにして設けられる。当該切断線jによって、第2仕切り板21aの上端部が構成される。また、第2保持部23aは、第2仕切り板構成区画19aにおける横寸法の略中央部近傍であって、縦寸法の略中央部上方に設けることが望ましい。これらの点においても、実施例1における第2糊代付き仕切り板18と同様である。
このようにして、展開図が形成される中仕切りは、実施例1と同様にして、各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。そして、組み立てられた実施例2の中仕切りにおいては、前側板1における長手方向の中央部寄りに、第1仕切り板10aと第2仕切り板21aとの2つの仕切り板が形成される。その他の作用、効果等については、実施例1と同様である。
本発明の実施例3に係る中仕切りについて、図7に基づいて説明する。本実施例3における中仕切りは、実施例1及び実施例2における構造と略同様であるが、仕切り板に設けられる突部の構造が実施例1及び実施例2と相違するものである。詳細につき、以下に説明する。
実施例2における第1糊代付き仕切り板7a、第2糊代付き仕切り板18aは、突部26、突部22aをそれぞれ設ける構造であったが、本実施例においては突部を設けない構造とすることもできる。すなわち、切断線jを切断線iと連結させることなく、切断線jの一端部を切断線dに連結させて設けることもできる。
このようにして、展開図が形成される中仕切りは、実施例1及び実施例2と同様にして、各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。そして、組み立てられた実施例3の中仕切りにおいては、前側板1における長手方向の一端部よりに、第1仕切り板10aと第2仕切り板21aとの2つの仕切り板が形成される。本実施例の中仕切りでは、第2仕切り板21aに突部が形成されないので、上述の添付書類を収容することが不要な場合には、当該仕切り板の強度を向上させることができるので望ましいものとなる。その他の作用、効果等については、実施例1及び実施例2と同様である。
本発明の実施例4に係る中仕切りについて、図8に基づいて説明する。本実施例4における中仕切りは、実施例2及び実施例3における構造と略同様であるが、前側板糊代の構造が相違するものである。詳細につき、以下に説明する。
実施例2及び実施例3における凹状の第1保持部12aは、第1糊代付き仕切り板7aに予め形成されるものであったが、本実施例における第1保持部12bは、第1糊代付き仕切り板7bの切断線による分離によって形成するものである。
詳細には、第1糊代付き仕切り板7bにおける切断線aの上端近傍から横方向に延びるとともに、後に下方へ凹状の第1保持部12bを形成して、第1糊代付き仕切り板7bの上端まで延びる切断線kが設けられる。これにより、第1糊代付き仕切り板7bは、上下方向に前側板糊代11bを有し、左方向に糊代部P3とを有してなり、略コ字状の前側板糊代が形成される。
このようにして、展開図が形成される中仕切りは、実施例2及び実施例3と同様にして、各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。そして、組み立てられた実施例4の中仕切りにおいては、第1糊代付き仕切り板7bにおける切断線i、kにより分離されて、第1仕切り板10bが形成される。これにより、前側板1への貼着面積を増加することができるので望ましいものとなる。その他の作用、効果等については、実施例1から実施例3と同様である。
上述した実施例1から実施例4において、第1糊代付き仕切り板、第2糊代付き仕切り板、これらに形成される各切断線による各仕切り板、前側板糊代、後側板糊代の形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。また、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
例えば、第1糊代付き仕切り板においては、中仕切りに収容可能な範囲において、仕切り板の個数を増やすことができるし、第1糊代付き仕切り板により形成される仕切り板の全てに突部を設けた構造とすることもできる。また、切断線の形状により仕切り板の全てに突部を設けない構造とすることもできる。
また、収容空間25においては、各仕切り板と前側板1(第1側板)との間に形成されるものであったが、これに限られることなく、各仕切り板と後側板3(第3側板)との間に形成することもできる。
また、図9に示すように、実施例1における台紙と対称となるように形成することもできる。詳細には、第1糊代付き仕切り板7を前側板1における上端の右端から左端にかけて設け、第1糊代付き仕切り板7の左端に、切断線d、eを介して第2糊代付き仕切り板18を設けることもできる。その他、折り方等については、実施例1と左右対称に組み立てられるものである。
1 前側板
2 左側板
3 後側板
4 右側板
5 糊代片
6 切欠部
7 第1糊代付仕切り板
8 第1仕切り前板構成区画
9 第1仕切り後板構成区画
10 第1仕切り前板
11 前側板前糊代
12 第1前保持部
13 第1後側板糊代
14 第1仕切り後板
15 前側板後糊代
16 突部
17 第1後保持部
18 第2糊代付き仕切り板
19 第2仕切り板構成区画
20 第2後側板糊代
21 第2仕切り板
22 突部
23 第2保持部
24 補助切断線
25 収容空間

Claims (3)

  1. 4枚の外周壁を構成する第1側板(1)から第4側板(4)及び糊代片(5)を折線を介して横一方向に順次連接し、
    前記第1側板(1)の下端には、折線を介して第1糊代付き仕切り板(7)を設け、
    前記第1糊代付き仕切り板(7)の左右端のいずれか一方には、前記第1側板(1)との間に間隔を有するとともに、切断線を介して第2糊代付き仕切り板(18)を設け、
    折線にしたがって前記第1糊代付き仕切り板(7)を内折りし、第1側板糊代を前記第1側板(1)に貼着し、
    折線にしたがって前記第1糊代付き仕切り板(7)と前記第1側板(1)を左折り又は右折りして、前記第1側板(1)に対向する第3側板(3)の上に重ねて、少なくとも前記第2糊代付き仕切り板(18)の第3側板糊代を前記第3側板(3)に貼着し、
    折線にしたがって前記第4側板(4)を右折り又は左折りして、前記糊代片(5)の上に重ねて貼着し、
    表裏に逆向きの力を加え引き起こすことで、前記第1糊代付き仕切り板(7)と前記第2糊代付き仕切り板(18)に形成される切断線に沿ってそれぞれ分離させ、上方から下方に向かう凹状の保持部を有する複数の仕切り板を形成するとともに、前記仕切り板の下端部が前記第1側板(1)の下端部より上方に位置する中仕切りであって、
    前記第1糊代付き仕切り(7)板は、糊代部(P1)と第1仕切り前板構成区画(8)と第1仕切り後板構成区画(9)とに3つに区画され、
    前記第1仕切り前板構成区画(8)を第1仕切り前板(10)と前側板前糊代(11)とに分離する切断線(f)が設けられ、当該切断線(f)によって、第1仕切り前板(10)の下端部が構成され、また第1仕切り前板(10)の上端には、上方から下方に向かう凹状の第1前保持部(12)が設けられ、
    前記第1仕切り後板構成区画(9)を第1後側板糊代(13)と前側板後糊代(15)を含む第1仕切り後板(14)とに分離する切断線(g)が設けられ、当該切断線(g)によって、上方に凸状となる突部(16)を形成し、後に下方へ凹状の第1後保持部(17)を形成して、第1仕切り後板(14)の上端部が構成され、
    前記第2糊代付き仕切り板(18)は、第2仕切り板構成区画(19)と糊代部(P2)とに区画され、
    前記第1仕切り後板(14)と前側板後糊代(15)とに分離する切断線(i)が設けられ、当該切断線(i)によって、第1仕切り後板(14)の下端部が構成され、そして切断線(i)に連続して第2仕切り板構成区画(19)を第2後側板糊代(20)と第2仕切り板(21)とに分離する切断線(j)が設けられ、当該切断線(j)によって、上方に凸状となる突部(22)を形成し、後に下方へ凹状の第2保持部(23)を形成して、第2仕切り板(21)の上端部が構成される
    ことを特徴とする中仕切り。
  2. 前記第1側板糊代は前記第1側板(1)の少なくとも下端部に貼着され、前記第3側板糊代は前記第1側板糊代が貼着される前記下端部よりも上方の前記第3側板(3)に貼着される請求項1に記載の中仕切り。
  3. 前記仕切り板には、前記保持部と前記第1側板(1)又は前記第3側板(3)との間に収容空間(25)が形成される請求項1又は請求項2に記載の中仕切り。
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