JP2015209221A - 緩衝機能付き包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】、箱本体とホルダーが一体型で、ワンタッチで組み立てできる構造でありながら、蓋に連続する面又は蓋に連続する面に対向配置される面のいずれの面を使用上の正面(化粧面)とする場合でも、使用上の正面に箱本体の貼り合わせ位置が現れないようにする。【解決手段】この包装用箱Bは、天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製の容器を収容する箱本体1と、箱本体1内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切り20を有するホルダー2とを備え、ホルダー2に図示の構成を採り、蓋板部15が正面板部1又は背面板部14のいずれかに連接して形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、緩衝機能付き包装用箱に関し、特に、液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを収納するガラス製のビンや薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルなどを包装するのに使用する緩衝機能付き包装用箱に関する。
一般に、液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを収納するガラス製のビンや液状の薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルは製造元で複数本ずつ1つの包装用箱に包装され、これがさらに数個ずつ段ボール製の大きな箱に収容されて販売先などに供給される。
従来、複数本のガラス製のビンなどを包装するのに使用する包装用箱は、天面に蓋で開閉される開口を有し、各ビンを単列又は複列に並べて収容可能な大きさの箱本体と、箱本体内に設置され、各ビンを各別に保持するための複数の仕切りを形成されたホルダーとを備えて構成され、各ビンが箱本体内でホルダーの各仕切りにより保持されて、各ビン同士が接触しても破損しないように保護されている。
本願出願人は、従前、この種の包装用箱を特許文献1により提案している。この包装用箱6は、図3に示すように、天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルなどのガラス容器を収容する箱本体6Aと、箱本体6A内に一体に形成され、各ガラス容器の周囲を保持するための仕切り60を有するホルダー6Bとを備え、ガラス容器を箱本体6A内でホルダー6Bの仕切り60により保持して収容する緩衝機能付きの箱になっている。
この箱6の箱本体6Aは、図4に示すように、展開した状態において、箱本体6Aの正面を形成する矩形状の正面板部61と、正面板部61の左右側方に連続して設けられ、箱本体6Aの左右側面を形成する一対の矩形状の左右側面板部62、63と、左側面板部62に連続して設けられ、箱本体6Aの背面を形成する矩形状の背面板部64と、背面板部64の上側方に連続して設けられ、箱本体6Aの蓋を形成する蓋板部65と、正面板部61の下側方に連続して設けられ、箱本体6Aの前側底板を形成する前側底板部66と、背面板部64の下側方に連続して設けられ、箱本体6Aの後側底板を形成する後側底板部67と、左側面板部62の上側方に連続して設けられ、箱本体6Aの左側上フラップを形成する左側上フラップ部68と、右側面板部63の上側方に連続して設けられ、箱本体6Aの右側上フラップを形成する右側上フラップ部69と、左側面板部62の下側方に連続して設けられ、箱本体6Aの左側下フラップを形成する左側下フラップ部70と、右側面板部63の下側方に連続して設けられ、箱本体6Aの右側下フラップを形成する右側下フラップ部71と、前側底板部66に設けられ、この前側底板部66及び右側下フラップ部71を連結する右側連結タブ72と、後側底板部67に設けられ、この後側底板部67及び左側下フラップ部70を連結する左側連結タブ73と、背面板部64の左側方部分に設けられ、右側面板部63の裏面に固定される右側面結合部74とを備え、前側底板部66は正面板部61の裏側に重なるように折り曲げられる一方、右側下フラップ部71は右側面板部63の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部63は折り曲げられた前側底板部66に重なるように折り曲げられてこれら前側底板部66と右側下フラップ部71は右側連結タブ72を介して結合され、後側底板部67は背面板部64の裏側に重なるように折り曲げられる一方、左側下フラップ部70は左側面板部62の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ折り曲げられた後側底板部67は、背面板部64とともに折り曲げられた左側下フラップ部76に重なるように折り曲げられてこれら後側底板部64と左側下フラップ部70は左側連結タブ73を介して結合され、さらに背面板部64の左側方部分に設けられた右側面結合部74が右側面板部63の裏面に結合される。このようにして箱本体6Aは折り畳み構造体となす。
また、この箱6のホルダー6Bは、図4に示すように、展開した状態において、前側底板部66の下側方に連続しかつ前側底板部66に対して折り曲げ可能に設けられ、箱本体6Aの前側の仕切り60を形成する前側中仕切板部75と、後側底板部67の下側方に連続しかつ後側底板部67に対して折り曲げ可能に設けられ、箱本体6Aの後側の仕切り60を形成する後側中仕切板部76と、正面板部61の上側方に連続して設けられ、正面板部61の裏側に重ねられて正面裏板を形成する矩形状の正面裏板部77と、正面裏板部77の上側方に連続して設けられ、箱本体6Aの前側の仕切り60を形成する前側仕切板部78と、背面板部64の左側方に連続して設けられ、箱本体6Aの後側の仕切り60を形成する後側仕切板部79とを備える。
この場合、前側仕切板部78は、正面裏板部77との境界線近辺において横方向に延びる下部水平切込部80と、下部切込部80とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる上部水平切込部81と、下部水平切込部80から上部水平切込部81まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部82とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第1の切込み線83、及び第1の切込み線83の下部水平切込部80の端末部と、上部水平切込部81の端末部と、傾斜切込部82の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第2の切込み線84(84a−84g)を有する。
後側仕切板部79は、後側仕切板部79の下縁近辺において横方向に延びる下部水平切込部85と、下部水平切込部85とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる上部水平切込部86と、下部水平切込部85から上部水平切込部86まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部87とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第3の切込み線88、及び第3の切込み線88の下部水平切込部85の端末部と、上部水平切込部86の端末部と、傾斜切込部87の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第4の切込み線89(89a−89g)を有し、また背面板部64に隣接した部分に右側面板部63の裏面に固定される右側面結合部74を有する。
そして、正面裏板部77は正面板部61の裏側に重なるように折り曲げられて正面板部61の後面に結合され、さらに前側仕切板部78は正面裏板部77の後側に重なるように折り返され、また正面裏板部77との境界線近辺でかつ第1、第2の切込み線83、84によって切り離されていない下部領域において正面裏板部77の対接面に結合され、後側仕切板部79は背面板部64の後側に重なるように折り曲げられ、また後側仕切板部79の下縁近辺でかつ第3、第4の切込み線88、89によって切り離されていない下部領域において背面板部64裏面の対接面に結合され、前側仕切板部78と後側仕切板部79は、前側中仕切板部75と後側中仕切板部76とを間に挟んだ状態で上部領域における対接面が結合され、後側仕切板部79に設けられた右側面結合部74が右側面板部63の裏面に結合される。このようにしてホルダー6Bは折り畳み構造体となす。
包装用箱6はかかる構成を備え、箱本体6A及びホルダー6Bの折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向かって押圧するワンタッチ操作で、箱本体6Aが箱形に組み立てられるとともに、箱本体6Aの内部で正面板部61と背面板部64との中間部に前側、後側の各底板部66、67から前側、後側の各中仕切板部75、76が垂直に立ち上げられて、箱本体6A内部が2室に区切られるとともに、正面板部61と前側中仕切板部75との間及び背面板部64と後側中仕切板部76との間にそれぞれ、前側、後側の各仕切板部78、79が引き起こされて、箱本体6A内部の2室にそれぞれ複数の容器収容部が区画形成される。
このようにこの包装用箱6では、箱本体6A及びホルダー6Bをそれぞれ折り畳み構造体としたので、この折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向かって押圧するワンタッチ操作で、ホルダー6Bを含む箱全体を簡易に組み立てることができる。そして、箱本体6A内部の各容器収容部にガラス容器を個別に収容し、各ガラス容器を相互の接触によって破損しないように保護することができる。
特開2011−126555公報
ところで、この種の包装用箱は一般に蓋に連続する面(の外面)又は蓋に連続する面に対向配置される面(の外面)のいずれか一方を箱の使用上の正面(化粧面)として、正面用のデザインが施される。例えば、化粧品メーカーから供給される液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを包装する箱の場合、蓋に連続する面を使用上の正面としてデザイン化することが好まれ、製薬メーカーから供給される薬剤を収納するバイアルなどを包装する箱の場合、蓋に連続する面に対向配置される面を使用上の正面としてデザイン化することが一般的である。このため、蓋に連続する面を使用上の正面とする場合は、箱本体の貼り合わせ位置が使用上の正面に現れないように、蓋に連続する面に対向配置される面の側にあることが求められ、反対に、蓋に連続する面に対向配置される面を使用上の正面とする場合は、箱本体の貼り合わせ位置が正面に現れないように、蓋に連続する面の側にあることが求められる。
しかしながら、上記従来(特許文献1)の包装用箱の場合、箱の折り畳み構造上、箱本体の貼り合わせ位置が蓋に連続する面の側となり、蓋に連続する面を使用上の正面とするという要望に対応することができない。この場合、蓋を背面板部から正面板部に変更するだけで対応できればよいが、この箱は仕切り一体型のワンタッチ組み立て式ケースで、機械貼りを考慮されて設計されているため、蓋を背面板部から正面板部に変更すると、折り畳み構造体同士が干渉し合ってワンタッチ組み立てができなくなるため、箱本体の貼り合わせ位置を変更することは極めて難しい。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の緩衝機能付き包装用箱において、箱本体とホルダーが一体型に形成され、ワンタッチで組み立てできる構造でありながら、蓋に連続する面又は蓋に連続する面に対向配置される面のいずれの面を使用上の正面とする場合でも、使用上の正面に箱本体の貼り合わせ位置が現れないようにすること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の緩衝機能付き包装用箱は、
天面に蓋(10)で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含む容器を収容する箱本体(1)と、箱本体(1)内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切り(20)を有するホルダー(2)とを備え、容器を箱本体(1)内でホルダー(2)の仕切り(20)により保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
(イ)箱本体(1)は、展開した状態において、
箱本体(1)の正面を形成する正面板部(11)と、
正面板部(11)の左右側方に連続して設けられ、箱本体(1)の左右側面を形成する一対の左右側面板部(12,13)と、
左側面板部(12)の左側方に連続して設けられ、箱本体(1)の背面を形成する背面板部(14)と、
正面板部(11)又は背面板部(14)の上側方に連続して設けられ、箱本体(1)の蓋を形成する蓋板部(15)と、
正面板部(11)の下側方に連続して設けられ、箱本体(1)の前側底面を形成する前側底板部(16)と、
背面板部(14)の下側方に連続して設けられ、箱本体(1)の後側底面を形成する後側底板部(17)と、
左側面板部(12)の上側方に連続して設けられ、箱本体(1)の左側上フラップを形成する左側上フラップ部(18)と、
右側面板部(13)の上側方に連続して設けられ、箱本体(1)の右側上フラップを形成する右側上フラップ部(19)と、
左側面板部(12)の下側方に連続して設けられ、箱本体(1)の左側下フラップを形成する左側下フラップ部(20)と、
右側面板部(13)の下側方に連続して設けられ、箱本体(1)の右側下フラップを形成する右側下フラップ部(21)と、
左側下フラップ部(20)に設けられ、当該左側下フラップ部(20)及び後側底板部(17)を連結する左側連結タブ(22)と、
右側下フラップ部(21)に設けられ、当該右側下フラップ部(21)及び前側底板部(16)を連結する右側連結タブ(23)と、
背面板部(14)の左側方部分に設けられ、右側面板部(13)の裏面に固定される右側面結合部(24)と、
を備え、
前側底板部(16)と右側下フラップ部(21)は右側連結タブ(23)を介して結合されるとともに、後側底板部(17)と左側下フラップ部(20)は左側連結タブ(22)を介して結合され、そして、背面板部(14)の左側方部分に設けられた右側面結合部(24)が右側面板部(13)の裏面に結合されて、
前側底板部(16)は正面板部(11)の裏側に重なるように折り曲げられる一方、右側下フラップ部(21)は右側面板部(13)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部(13)は折り曲げられた前側底板部(16)に重なるように折り曲げられ、後側底板部(17)は背面板部(14)の裏側に重なるように折り曲げられる一方、左側下フラップ部(20)は左側面板部(12)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ折り曲げられた後側底板部(17)は、背面板部(14)とともに折り曲げられた左側下フラップ部(20)に重なるように折り曲げられて、
箱本体(1)は折り畳み構造体となし、
(ロ)ホルダー(2)は、展開した状態において、
前側底板部(16)の下側方に連続して設けられ、前側底板部(16)の裏側に重ねられて前側底裏板を形成する前側底裏板部(25)と、
前側底裏板部(25)の前側底板部(16)側の端部に沿って横長に前側底板部(16)と前側底裏板部(25)との境界線を繋ぎ部分として切り起こしにより形成されて、箱本体(1)の前側の中仕切りを形成する前側中仕切板部(26)と、
後側底板部(17)の下側方に連続しかつ当該後側底板部(17)に対して折り曲げ可能に設けられ、さらに左側面板部(12)側の側部に切り欠き(27)が設けられて、箱本体(1)の後側の中仕切りを形成する後側中仕切板部(28)と、
前側中仕切板部(26)の下側方に連続して設けられ、箱本体(1)の前側の仕切りを形成する前側仕切板部(29)と、
背面板部(14)の左側方の右側面結合部(24)に連続して設けられ、箱本体(1)の後側の仕切りを形成する後側仕切板部(30)と、
を備え、
前側仕切板部(29)は、当該前側仕切板部(29)の下縁近辺において横方向に延びる下部水平切込部(31)と、下部水平切込部(31)とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる上部切込部(32)と、下部水平切込部(31)から上部切込部(32)まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部(33)とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第1の切込み線(34)、及び第1の切込み線(34)の下部水平切込部(31)の端末部と、上部切込部(32)の端末部と、傾斜切込部(33)の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第2の切込み線(35)を有し、また後側中仕切板部(28)側の端部に後側中仕切板部(28)の切り欠き(27)に対応する延長部(36)を有し、
後側仕切板部(30)は、当該後側仕切板部(30)の上縁近辺において横方向に延びる上部水平切込部(37)と、上部水平切込部(37)とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる下部切込部(38)と、上部水平切込部(37)から下部切込部(38)まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部(39)とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第3の切込み線(40)、及び第3の切込み線(40)の上部水平切込部(37)の端末部と、下部切込部(38)の端末部と、傾斜切込部(39)の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第4の切込み線(41)を有し、
前側底裏板部(25)は前側底板部(16)の裏側に重なるように折り曲げられて前側底板部(16)の裏面に結合され、さらに前側仕切板部(29)は正面板部(11)の後側に重なるように折り返され、また前側底裏板部(25)との境界線近辺でかつ第1、第2の切込み線(34,35)によって切り離されていない上部領域(291)において正面板部(11)の対接面に結合され、
後側仕切板部(30)は背面板部(14)の後側に重なるように折り曲げられ、また後側仕切板部(30)の下縁近辺でかつ第3、第4の切込み線(40,41)によって切り離されていない下部領域(301)において背面板部(14)裏面の対接面に結合され、
前側仕切板部(29)と後側仕切板部(30)は、前側中仕切板部(26)と後側中仕切板部(28)とを間に挟んだ状態にして、前側仕切板部(29)は右側面板部(13)側の端部が右側面板部(13)の裏側に重ねられて右側面板部(13)の裏面に結合され、左側面板部(12)側の端部が左側面板部(12)の裏側に重ねられて左側面板部(12)の裏面に結合され、また、後側仕切板部(30)は右側面板部(13)側を右側面結合部(24)により右側面板部(13)に結合されており、左側面板部(12)側の端部が左側面板部(12)の裏側に重ねられ左側面板部(12)の裏面に結合されて、
ホルダー(2)は折り畳み構造体となし、
(ハ)箱本体(1)及びホルダー(2)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(1)が箱形に組み立てられるとともに、箱本体(1)の内部で正面板部(11)と背面板部(14)との中間部に前側、後側の各底板部(16,17)から前側、後側の各中仕切板部(26,28)が垂直に立ち上げられて、箱本体(1)内部が2室に区切られるとともに、正面板部(11)と前側中仕切板部(26)との間及び背面板部(14)と後側中仕切板部(28)との間にそれぞれ、前側、後側の各仕切板部(29、30)が引き起こされて、箱本体(1)内部の2室にそれぞれ複数の容器収容部が区画形成され、
(ニ)蓋(10)に連続する面を使用上の正面とする場合は、蓋板部(15)が正面板部(11)の上側方に設けられ、蓋(10)に連続する面に対向される面を使用上の正面とする場合は、蓋板部(15)が背面板部(14)の上側方に設けられる、
ことを要旨とする。
また、この包装用箱(B)は、
(ホ)前側中仕切板部(26)の一部に前側底板部(16)と前側底裏板部(25)との境界線を繋ぎ部分として切り抜き形成され、前側底板部(16)の端部から突出されるロック爪(44)と、当該ロック爪(44)に対応して後側中仕切板部(28)の一部に後側底板部(17)と後側中仕切板部(28)との境界線に沿って形成され、前側底板部(16)のロック爪(44)に係合可能なロック穴(45)とを有する、
ことが好ましい。
本発明の緩衝機能付き包装用箱(B)は、上記(イ)−(ニ)の構成により、箱本体(1)を折り畳み構造体とし、ホルダー(2)を折り畳み構造体とし、箱本体(1)及びホルダー(2)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作により、箱本体(1)を箱形に組み立てるとともに、箱本体(1)の内部で正面板部(11)と背面板部(14)との中間部に前側、後側の各底板部(16,17)から前側、後側の各中仕切板部(26,28)を垂直に立ち上げて、箱本体(1)内部を2室に区切るとともに、正面板部(11)と前側中仕切板部(26)との間及び背面板部(14)と後側中仕切板部(28)との間にそれぞれ、前側、後側の各仕切板部(29、30)を引き起こして、箱本体(1)内部の2室にそれぞれ複数の容器収容部を区画形成するようにして、蓋(10)に連続する面を使用上の正面とする場合は、蓋板部(15)を正面板部(11)の上側方に設け、蓋(10)に連続する面に対向される面を使用上の正面とする場合は、蓋板部(15)を背面板部(14)の上側方に設けるようにしたので、箱本体(1)とホルダー(2)が一体型に形成され、ワンタッチで組み立てできる構造でありながら、蓋(蓋板部15)に連続する面又は蓋(蓋板部15)に連続する面に対向配置される面のいずれの面を使用上の正面(化粧面)とする場合でも、箱本体(1)の正面に箱本体(1)の貼り合わせ位置を現れないようにすることができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態における緩衝機能付き包装用箱の構成を箱本体の背面を破断して示す背面側から見た斜視図 同包装用箱を構成する紙基材の展開図 従来の緩衝機能付き包装用箱の構成を示す斜視図 同包装用箱を構成する紙基材の展開図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1及び図2に緩衝機能付き包装用箱(以下、単に包装用箱B又は箱Bという。)を示している。なお、ここで包装用箱Bは液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを包装する箱として例示してある。
図1は包装用箱の背面側から見た構成を背面を破断して示している。
図1に示すように、包装用箱Bは、ボール紙、クラフト紙のような比較的厚さがあり直立性のある紙材により形成され、天面に蓋10で開閉される開口を有し、複数のガラス製のビンやボトルなどのガラス容器を複数本単位(この場合、10本単位)で収容する箱本体1と、箱本体1内に一体に形成され、各ガラス容器を各別に縦置きに保持可能な複数本(この場合、10本)分の仕切り20を有するホルダー2とを備え、複数のガラス容器を箱本体1内でホルダー2の各仕切り20により保持して収容するようになっている。
この包装用箱Bは、図2に示すように、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材Pからなり、この紙基材Pは箱本体1をなす箱形成形状部P1とホルダー2をなすホルダー形成形状部P2とを備える。
箱形成形状部P1は、展開した状態において、箱本体1の正面を形成する正面板部11と、正面板部11の左右側方に連続して設けられ、箱本体1の左右側面を形成する一対の左右側面板部12、13と、左側面板部12に連続して設けられ、箱本体1の背面を形成する背面板部14と、正面板部11又は背面板部14の上側方に連続して設けられ、箱本体1の蓋を形成する蓋板部15と、正面板部11の下側方に連続して設けられ、箱本体1の前側の底板を形成する前側底板部16と、背面板部14の下側方に連続して設けられ、箱本体1の後側の底板を形成する後側底板部17と、左側面板部12の上側方に連続して設けられ、箱本体1の左側上フラップを形成する左側上フラップ部18と、右側面板部13の上側方に連続して設けられ、箱本体1の右側上フラップを形成する右側上フラップ部19と、左側面板部12の下側方に連続して設けられ、箱本体1の左側下フラップを形成する左側下フラップ部20と、右側面板部13の下側方に連続して設けられ、箱本体1の右側下フラップを形成する右側下フラップ部21と、左側下フラップ部20に設けられ、この左側下フラップ部20及び後側底板部17を連結するための左側連結タブ22と、右側下フラップ部21に設けられ、この右側下フラップ部21及び前側底板部16を連結する右側連結タブ23と、背面板部14の左側方部分に設けられ、右側面板部13の裏面に固定される右側面結合部24とを備える。
この場合、正面板部11は、横長の矩形状に形成される。左側面板部12は正面板部11と同じ高さ寸法を有する縦長の矩形状に形成される。正面板部11と左側面板部12は境界線L1の部分で折り曲げ可能である。右側面板部13は左側面板部12と同じ大きさ、形状に形成される。正面板部11と右側面板部13は境界線L2の部分で折り曲げ可能である。背面板部14は正面板部11と同じ大きさ、形状に形成される。背面板部14と左側面板部12は境界線L3の部分で折り曲げ可能である。また、背面板部14の左側の部分には右側面結合部24が設けられる。この右側面結合部24は背面板部14に対して境界線L4の部分で折り曲げ可能であり、各板部11,12,13,14が各境界線L1、L2、L3、L4で折り曲げられたときに右側面板部13の裏面に当接し、この当接部分に固定される。
蓋板部15は、この場合、正面板部11の上側方に連続して設けられ、箱本体1の天面開口を閉塞可能に、横方向が正面板部11の横寸法と同じ寸法で、縦方向が左右の各側面板部12、13の横寸法と略同じ寸法の横長の矩形状に形成される。蓋板部15と正面板部11は境界線L5の部分で折り曲げ可能である。また、蓋板部15の上側部分にはこの蓋板部15を正面板部11の裏面上部に固定するための差し込み片151が設けられる。
前側底板部16は箱本体1の底面の前側半面をなし、下方へ向けて少し幅狭になった台形形状に形成される。正面板部11と前側底板部16は境界線L6の部分で折り曲げ可能である。
後側底板部17は箱本体1の底面の後側半面をなし、下方へ向けて少し幅狭になった台形形状に形成される。背面板部14と後側底板部17は境界線L7の部分で折り曲げ可能である。
左側上フラップ部18は箱本体1の天面開口の左側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭になった台形形状に形成される。左側上フラップ部18と左側面板部12は境界線L8の部分で折り曲げ可能である。
右側上フラップ部19は箱本体1の天面開口の右側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭になった台形形状に形成される。右側上フラップ部19と右側面板部13は境界線L9の部分で折り曲げ可能である。
左側下フラップ部20は箱本体1の底面開口の左側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略三角形形状に形成される。左側下フラップ部20と左側面板部12は境界線L10の部分で折り曲げ可能である。また、この左側下フラップ部20には左側の斜めの縁部に左側連結タブ22が略台形状に設けられる。
右側下フラップ部21は箱本体1の底面開口の右側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略三角形形状に形成される。右側下フラップ部21と右側面板部13は境界線L11の部分で折り曲げ可能である。また、この右側下フラップ部21には左側の斜めの縁部に右側連結タブ23が略台形状に設けられる。
なお、左側連結タブ22は後側底板部17に結合された状態で境界線L12(左側の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能であり、また、右側連結タブ23は前側底板部16に結合された状態で境界線L13(左側の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能である。
箱形成形状部P1はこのようにして構成され、前側底板部16と右側下フラップ部21が右側連結タブ23を介して結合されるとともに、後側底板部17と左側下フラップ部20が左側連結タブ22を介して結合され、そして、背面板部14の左側方部分に設けられた右側面結合部24が右側面板部13の裏面に結合されて、前側底板部16が正面板部11の裏側に重なるように折り曲げられる一方、右側下フラップ部21は右側面板部13の裏側に重なるように折り曲げられ、かつこの右側面板部13は折り曲げられた前側底板部16に重なるように折り曲げられ、後側底板部17は背面板部14の裏側に重なるように折り曲げられる一方、左側下フラップ部20は左側面板部12の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ折り曲げられた後側底板部17は背面板部14とともに折り曲げられた左側下フラップ部20に重なるように折り曲げられて、箱形成形状部P1は折り畳み構造体となす。
ホルダー形成形状部P2は、展開した状態において、前側底板部16の下側方に連続して設けられ、前側底板部16の裏側に重ねられて前側底板の裏板を形成する前側底裏板部25と、前側底裏板部25の前側底板部16側の端部に沿って横長に前側底板部16と前側底裏板部25との境界線L14を繋ぎ部分として切り起こしにより形成され、箱本体1の前側の中仕切りをなす前側中仕切板部26と、後側底板部17の下側方に連続しかつ後側底板部17に対して折り曲げ可能に設けられ、さらに左側面板部13側の側部に切り欠き27が設けられて、箱本体1の後側の中仕切りをなす後側中仕切板部28と、前側中仕切板部26の下側方に連続して設けられ、箱本体1の前側の仕切り20を形成するための前側仕切板部29と、背面板部14の左側方の右側面結合部24に連続して設けられ、箱本体1の後側の仕切り20を形成するための後側仕切板部30とを備える。
前側底裏板部25は横方向が前側底板部16の横方向の寸法よりも少し小さく縦方向が前側底板部16の縦方向の寸法と略同じ全体が矩形状に形成される。前側底裏板部25と前側底板部16は境界線L14の部分で折り曲げ可能である。この前側底裏板部25の主たる役割は前側仕切板部29を支持することにある。
前側中仕切板部26は前側底裏板部25の前側底板部16側の端部に沿って、前側底板部16と前側底裏板部25との境界線L14を繋ぎ部分として横長の略長方形に切り起こし形成される。また、この前側中仕切板部26には横方向中央よりも少し後側底板部17側に、前側底板部16と前側底裏板部25との境界線L14を繋ぎ部分としてロック爪44が切り抜き形成され、前側底板部16の端部から突出可能に設けられる。
前側仕切板部29は、横方向が正面板部11の横方向寸法よりも少し大きく縦方向が正面板部11の縦寸法よりも少し小さい略矩形状に形成され、右側縁部の中央及び上縁部の中央よりも少し左側に略V字形の切り欠き294、295が形成され、矩形状の面内に第1、第2の切込み線34、35が形成されてなる。第1の切込み線34は、前側仕切板部29の下縁近辺において横方向に延びる下部水平切込部31と、下部切込部31とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる上部切込部32と、下部水平切込部31から上部切込部32まで両者を繋ぐように略斜めに延びる傾斜切込部33とからなり、これが横方向に所定の間隔をおいて複数形成される。この第1の切込み線34は前側仕切板部29を構成する板材を表側から裏側へ突き抜けて形成された抜き穴である。この実施の形態では、第1の切込み線34が合計で3本形成される。第2の切込み線35は各第1の切込み線34の下部水平切込部31の端末部と、上部切込部32の端末部と、傾斜切込部33の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる切込みになっている。これらの第2の切込み線35もまた抜き穴からできている。第1の切込み線34と第2の切込み線35は、互いに交わらないように両切込み線34、35の交差点手前で終端となっており、間にごく小さな陸部である極小陸部296が複数個所に形成される。第2の切込み線35は包装用箱Bが立体的に組み立てられるときの折れ線に沿っており、その末端近辺に設けられた極小陸部296は、包装用箱Bを折り畳み状態から立体状態に組み立てるときの折り曲げ部となる。また、この前側仕切板部29の後側中仕切板部28側の端部は後側中仕切板部28の切り欠き27に対応する延長部36をなす。
後側中仕切板部28は、横方向が後側底板部17の横方向の寸法よりも少し小さく縦方向が後側底板部17の縦方向の寸法よりも大きい全体が略矩形状に形成され、左側面板部12側の側部が略逆L字形に切り欠かれて、切り欠き27が設けられる。後側中仕切板部28と後側底板部17は境界線L15の部分で折り曲げ可能である。
後側仕切板部30は、横方向が背面板部14の横方向寸法よりも少し大きく縦方向が背面板部14の縦寸法よりも少し小さい略矩形状に形成され、左側縁部の略中央及び下縁部の右端部側に略V字形の切り欠き304、305が形成され、矩形状の面内に第3、第4の切込み線40、41が形成されてなる。第3の切込み線40は後側仕切板部30の上縁近辺において横方向に延びる上部水平切込部37と、上部水平切込部37とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる下部切込部38と、上部水平切込部37から下部切込部38まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部39とからなり、これが横方向に所定の間隔をおいて複数形成される。第3の切込み線40もまた抜き穴である。この実施の形態では、第3の切込み線40は合計で3本形成される。第4の切込み線41は各第3の切込み線40の上部水平切込部37の端末部と、下部切込部38の端末部と、傾斜切込部39の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる切込みになっている。これらの第4の切込み線41もまた抜き穴からできている。第3の切込み線40と第4の切込み線41は、互いに交わらないように両切込み線40、41の交差点手前で終端となっており、間に極小陸部306が複数個所に形成される。第4の切込み線41は包装用箱Bが立体的に組み立てられるときの折れ線に沿っており、その末端近辺に設けられたこれらの極小陸部306もまた、包装用箱Bを折り畳み状態から立体状態に組み立てるときの折り曲げ部となる。
ホルダー形成形状部P2はこのようにして構成され、前側底裏板部25が前側底板部16の裏側に重なるように折り曲げられて前側底板部16の後面に結合され、さらに前側仕切板部29は正面板部11の後側に重なるように折り返され、また前側底裏板部25との境界線近辺でかつ第1、第2の切込み線34、35によって切り離されていない上部領域291において正面板部11の対接面に結合され、後側仕切板部30が背面板部14の後側に重なるように折り曲げられ、また後側仕切板部30の下縁近辺でかつ第3、第4の切込み線40、41によって切り離されていない下部領域301において背面板部14裏面の対接面に結合され、前側仕切板部29と後側仕切板部30は、前側中仕切板部26と後側中仕切板部28とを間に挟んだ状態にして、前側仕切板部29は右側面板部13側の端部が右側面板部13の裏側に重ねられて右側面板部13の裏面に結合され、左側面板部12側の端部が左側面板部12の裏側に重ねられて左側面板部12の裏面に結合され、また、後側仕切板部30は右側面板部13側が右側面結合部24により右側面板部13に結合されており、左側面板部12側の端部が左側面板部12の裏側に重ねられ左側面板部12の裏面に結合されて、ホルダー(2)は折り畳み構造体となす。
この包装用箱Bをワンタッチで組み立て可能な折り畳み状態とするための各部の折り曲げ状態及び接着部についてさらに詳しく説明する。
なお、以下の説明では、図2に表れている面を表面とする。したがって、折り曲げ操作は、基本的には表面が常に外側に来るように、図1の紙面に対して裏側方向へ折り曲げる(これを「外折り」と称する)ものとし、反対方向に折る場合は「内折り」または「逆折り」という。
展開状態の箱本体形状部P1をワンタッチで組み立て可能な折り畳み状態とするには、前側底板部16が境界線L6において正面板部11の裏側に重なるように折り曲げられる。このとき右側連結タブ23は境界線L13において内折りされる。また、右側下フラップ部21は境界線L11において右側面板部13の裏側に重なるように折り曲げられる。右側面板部13は境界線L2において正面板部11の裏面方向に、且つ、折り曲げられた前側底板部16の上に重なるように折り曲げられる。これにより、前側底板部16と右側下フラップ部21は右側連結タブ23を挟んで対面するから、この右側連結タブ23と前側底板部16の右端部が結合される。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。
後側底板部17は境界線L7において背面板部14の裏側に重なるように折り曲げられる。また、左側連結タブ22が境界線L12において内折りされ、左側下フラップ部20が境界線L10において左側面板部12の裏側に重なるように折り曲げられる。この左側面板部12は境界線L3において背面板部14の裏面方向に、且つ、折り曲げられた後側底板部17の上に重なるように折り曲げられる。これにより、後側底板部17と左側下フラップ部20は左側連結タブ22を挟んで対面するから、この左側連結タブ22と後側底板部17の左端部が結合される。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。この段階までで、正面板部11、左側面板部12、右側面板部13、背面板部14(これらの板部により箱本体1の4側面が構成される)の間では境界線L3、L2のみで折り曲げられているから、全体としてはボックス構造ではなく、重ね合わせ構造となっている。また、上述のように左側面板部12は境界線L3において背面板部14の裏面方向に折り曲げられることにより、背面板部14の左側方部分に設けられた右側面結合部24は右側面板部12の裏面に対面し、この部分で結合される。ここが箱本体1の貼り合わせ位置となる。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。これにより包装用箱Bは箱本体1が折り畳み構造体として完成する。
展開状態のホルダー形状部P2をワンタッチで組み立て可能な折り畳み状態とするには、前側底裏板部25が前側底板部16の裏側に重なるように折り曲げられてこの前側底板部16の裏面に結合される。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。また、このとき、前側中仕切板部26は境界線L4において前側底裏板部25に対して垂直に立ち上げられ、ロック爪44は前側底板部16の端部から水平方向に突出される。さらに前側仕切板部29は正面板部11の裏側に重なるように折り返され(内折り)、また前側底裏板部25との境界線L16近辺で且つ第1及び第2の切込み線34,35によって切り離されていない領域(ここを「下部領域291」とする)において正面板部11の対接面に結合される。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。
後側仕切板部30は境界線L17において背面板部14の裏側に重なるように折り曲げられ、またこの後側仕切板部30の下縁近辺で且つ第3及び第4の切込み線40、41によって切り離されていない領域(ここを「下部領域301」とする)において背面板部14の裏側の対接面に結合される。この結合はのり付けその他の接着手段により行われる。また、このとき、後側中仕切板部28は境界線L15において後側底板部17に対して垂直に立ち上げられる。そして、上述のように後側仕切板部30を背面板部14の裏側に重ならせた状態で背面板部14を境界線L3で折り曲げると、前側仕切板部29と後側仕切板部30は、間に前側中仕切板部26と後側中仕切板部28を介在させた状態で前後位置関係にほぼ整合した状態(つまり、相互に重なり合う状態)になる。
この整合状態にある前側仕切板部29は右側面板部13側の端部(結合部292)が右側面板部13の裏側に重なり、この右側面板部13の裏面(幅方向中央から前側)に結合され、左側面板部12側の端部(結合部293)が左側面板部12の裏側に重なり、この左側面板部12の裏面(幅方向中央から後側)に結合される。これらの結合はのり付けその他の接着手段により行われる。また、後側仕切板部30は右側面板部13側が既に右側面結合部24により右側面板部13に結合されており(上述したように、後側仕切板部30を背面板部14の裏側に重ならせた状態で背面板部14を境界線L3で折り曲げたときに、後側仕切板部30と背面板部14との間に設けられた右側面結合部24は右側面板部13の裏面に対面し、この右側面結合部24と右側面板部13が結合される。)、また、左側面板部12側の端部(結合部302)が左側面板部12の裏側で前側仕切板部29の左側面板部12側の端部(結合部293)の上に重ねられ、この左側面板部12の端部(結合部293)上に結合される。
前側仕切板部29及び後側仕切板部30はその両端部又は一端部の結合部以外の部分では結合されておらず、長手方向中間部分には隙間が形成される。その隙間内に前側中仕切板部26と後側中仕切板部28が介在される。
これにより、前側仕切板部29と後側仕切板部30は相互に重なり合い、左右の端部が左右の各側面板部12、13に結合された構成となる。また、この場合、右側面結合部24の幅寸法は右側面板部13の幅寸法のおおよそ半分になっていて、前側仕切板部29と後側仕切板部30は右側面板部13の幅寸法のおおよそ半分の位置、すなわち、包装用箱Bの前後方向ほぼ中心位置に配置される。以上で包装用箱Bは全体が折り畳み構造体として完成する。
この折り畳まれた状態の包装用箱Bを組み立てるためには、この折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向かって押圧すると、正面板部11、左側面板部12、右側面板部13、背面板部14の間では境界線L3と境界線L2の部分で折り畳み状態から起き上がり動作が行われる一方、境界線L1と境界線L4の部分では外折り方向へ折り曲げ作用が生じ、ボックス構造が形成される。このとき、箱本体1の貼り合わせ位置は右側面板部13と背面板部14との間で、蓋10(蓋板部15)に連続する面とは反対側にある。また、底板部分では、前側底板部16と右側下フラップ部21が結合され、また後側底板部17と左側下フラップ部20が結合されていることにより、それぞれにおいて折り畳み状態から起き上がり動作が行われて、各底板部16、21、17、20が下方へ引き下げられるとともに水平面状態となって正規の位置を取り、さらに、前側底板部16の端部から突出されるロック爪44が後側中仕切板部28の端部のロック穴45に係合されて、この状態がロック(保持)される。
また、この折り畳み構造を左右側方から横方向中心へ向かって押圧する外力をF1、F2とすると、F1とF2の大きさは
F1 = F2
であり、外力が加わる方向は、F1については左から右、F2については右から左の方向である。この外力の作用により、前側仕切板部29の正面板部11に固定の下部領域、後側仕切板部30の背面板部14に固定の下部領域及び一体的に重なり合う前側仕切板部29と後側仕切板部30の上部領域の3つの部位の間では次の運動が生じる。すなわち、前側仕切板部29の下部領域は外力F2と同じ右から左の方向へ相対的に移動する。他方、後側仕切板部30の下部領域は外力F1と同じ左から右の方向へ相対的に移動する。さらに、一体的に重なり合う前側仕切板部29と後側仕切板部30の上部領域は左右方向へ移動しない。
したがって、前側仕切板部29についてみると、その下部領域と上部領域との間で相対的な移動が起こり、下部領域が上部領域の前側へせり出すようにして中間領域にある複数の仕切り20が起き上がる。仕切り20の起き上がりは、第2の切込み線35に沿って、かつ極小陸部296が折れ曲がりながら行われ、第2の切込み線35bが第2の切込み線35aの前方位置に来るように移動し、以下同様に、第2の切込み線35c、35d、35eがそれぞれ第2の切込み線35f、35g、35hの前方位置に来るように移動する。これにより、組み立てられた包装用箱Bの内部には前側半分のスペースに前側仕切板部29によって仕切り20(4枚ある)により画成された5個の物品収容部が形成される。
後側仕切板部30についても同様で、その下部領域と上部領域との間で相対的な移動が起こり、下部領域が上部領域の後側へ回り込むようにして中間領域にある複数の仕切り20が起き上がる。仕切り20の起き上がりは、第4の切込み線41に沿って、且つ極小陸部306が折れ曲がりながら行われ、第4の切込み線41bが第4の切込み線41aの後方位置に来るように移動し、以下同様に、第4の切込み線41c、41d、41eがそれぞれ第4の切込み線41f、41g、41hの後方位置に来るように移動する。これにより、組み立てられた包装用箱Bの内部には後側半分のスペースに後側仕切板部30によって仕切り20(4枚ある)により画成された5個の物品収容部が形成される。
また、この場合、箱本体1の組み立て動作により、底板部分では、前側底板部16と右側下フラップ部21が結合され、また後側底板部17と左側下フラップ部20が結合されていることにより、それぞれにおいて折り畳み状態から起き上がり動作が行われて、各底板部16、21、17、20が下方へ引き下げられるとともに水平面状態となって正規の位置を取り、さらに、前側底板部16の端部から突出されるロック爪44が後側中仕切板部28の端部のロック穴45に係合されて、この状態がロック(保持)される。このとき、後側中仕切板部28は後側底板部17に連続して設けられているからこの後側底板部17と共に下方へ移動しつつ左から右へ移動するが、移動の最終段階では、後側底板部17は上記組立て動作において水平面状態となるのに対して後側中仕切板部28は前側仕切板部29と後側仕切板部30の間に挟まれて垂直状態を維持しようとする。そのため、後側中仕切板部28と後側底板部17との間では、境界線L15の部分において折れ曲がり作用が働き、後側中仕切板部28は包装用箱Bの前後方向中心部で収容空間を前後に区分けする仕切りとなる。前側中仕切板部26についても動作が反対になるだけで同様である。但し、前側中仕切板部26は後側中仕切板部28よりも高さが低いので、後側中仕切板部28が主たる仕切りとなる。またこのとき、後側中仕切板部28の左側端部に切り欠き27が現れるが、この切り欠き27の箇所に対応する前側仕切板部29の左側が延長部36になっているので、切り欠き27はこの延長部36により塞がれて、これら後側中仕切板部28と前側仕切板部29の延長部36により前側仕切板部29及び後側仕切板部30の相互に対向する面に開口された部分はすべて塞がれる。
このようにして包装用箱Bの紙基材Pから、図1に示すように、箱本体1が、蓋10(蓋板部15)に連続する面を正面とし、箱本体1の貼り合わせ位置が背面と右側面との間にある箱に組み立てられ、この箱本体1の内部に前列及び後列に長手方向に一定の間隔を開けられた仕切り20が平行に並んで10個の物品収容部が形成される。液状の食品を収納されたガラス容器はこの箱本体1の物品収容部に縦置きにして収容され、箱本体1の蓋(蓋板部15)を閉めて包装される。これにより、各ガラス容器はその周面を各仕切り20により保持されて、外部の衝撃から保護される。なお、この包装用箱Bは、蓋(蓋板部15)を上方に引き上げることにより、箱本体1の天面開口が開放され、ガラス容器に入った液状の食品を1本ずつ取り出すことができる。
以上説明したように、この包装用箱Bでは、箱本体1が正面、左右両側面及び背面の4側面と、前後の底面と、蓋とを備え、前後の底面と正面及び背面がそれぞれ内側面を合せて折り畳み可能に構成され、ホルダー2が箱本体1に連接して、箱本体1の内部に折り畳み可能に構成されるので、箱本体1とホルダー2を一体型に形成し、ワンタッチで組み立てることができる。
また、ホルダー2は10本のガラス容器を各別に収容可能な仕切り20を備え、各ガラス容器を箱本体1内でホルダー2の仕切り20内に入れて、各ガラス容器の周面を保持するようにしたので、箱本体1内のホルダー2の中で各ガラス容器の安定性を確保し、各ガラス容器の緩衝効果の向上を図ることができる。
さらに、この包装用箱Bは箱本体1がホルダー2とともに一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材Pから構成されるので、箱本体1及びホルダー2の各部の組み立て及び接着を自動貼り機を用いて自動的に行うことができる。
そして、この包装用箱Bにあっては、特に、箱本体1及びホルダー2の構成から、箱本体1とホルダー2が一体型に形成され、ワンタッチで組み立てできる構造でありながら、蓋(蓋板部15)に連続する面又は蓋(蓋板部15)に連続する面に対向配置される面のいずれの面を使用上の正面とする場合でも、箱本体1の使用上の正面(つまり、化粧面)に箱本体1の貼り合わせ位置が現れないようにすることができる。
すなわち、この実施の形態では、蓋(蓋板部15)に連続する面を使用上の正面とした箱の場合を例示したが、この場合、箱本体1の貼り合わせ位置を右側面板部13と背面板部14との間にして、箱本体1の使用上の正面に箱本体1の貼り合わせ位置が現れないようにすることができ、箱本体1の貼り合わせ位置が現れない使用上の正面にデザインを施すことができ、かかる形式が好まれる例えば化粧品メーカーなどで用いられる液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを包装する箱として提供することができる。
また、この箱Bの用途を変え、蓋(蓋板部15)に連続する面に対向する面を使用上の正面とする場合は、蓋(蓋板部15)を正面板部11に代えて背面板部14に連接して形成するだけで(ホルダー2の仕切り構造はまったく変えることなく)、箱本体1の貼り合わせ位置を右側面板部12と背面板部14との間にして、箱本体1の使用上の正面に箱本体1の貼り合わせ位置が現れないようにすることができ、箱本体1の貼り合わせ位置が現れない使用上の正面にデザインを施すことができ、かかる形式が一般的な例えば製薬メーカーで使用される薬剤を収納するバイアルなどを包装する箱として提供することができる。
B 緩衝機能付き包装用箱
1 箱本体
10 蓋
2 ホルダー
20 仕切り
P 紙基材
P1 箱形成形状部
P2 ホルダー形成形状部
11 正面板部
12 右側面板部
13 左側面板部
14 背面板部
15 蓋板部
151 差し込み片
16 前側底板部
17 後側底板部
18 左側面蓋板部
19 右側面蓋板部
20 左側下フラップ部
21 右側下フラップ部
22 左側連結タブ
23 右側連結タブ
24 右側面結合部
25 前側底裏板部
26 前側中仕切板部
27 切り欠き
28 後側中仕切板部
29 前側仕切板部
291 上部領域
292 結合部
293 結合部
294 切り欠き
295 切り欠き
296 極小陸部
30 後側仕切板部
301 下部領域
302 結合部
304 切り欠き
305 切り欠き
306 極小陸部
31 下部水平切込部
32 上部切込部
33 傾斜切込部
34 第1の切込み線
35 第2の切込み線
36 延長部
37 上部水平切込部
38 下部切込部
39 傾斜切込部
431、432 下部領域
40 第3の切込み線
41 第4の切込み線
421、422 上部領域
44 ロック爪
45 ロック穴
L1−L16 境界線

Claims (2)

  1. 天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含む容器を収容する箱本体と、前記箱本体内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切りを有するホルダーとを備え、容器を前記箱本体内で前記ホルダーの仕切りにより保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
    前記箱本体は、展開した状態において、
    前記箱本体の正面を形成する正面板部と、
    前記正面板部の左右側方に連続して設けられ、前記箱本体の左右側面を形成する一対の左右側面板部と、
    前記左側面板部の左側方に連続して設けられ、前記箱本体の背面を形成する背面板部と、
    前記正面板部又は前記背面板部の上側方に連続して設けられ、前記箱本体の蓋を形成する蓋板部と、
    前記正面板部の下側方に連続して設けられ、前記箱本体の前側底面を形成する前側底板部と、
    前記背面板部の下側方に連続して設けられ、前記箱本体の後側底面を形成する後側底板部と、
    前記左側面板部の上側方に連続して設けられ、前記箱本体の左側上フラップを形成する左側上フラップ部と、
    前記右側面板部の上側方に連続して設けられ、前記箱本体の右側上フラップを形成する右側上フラップ部と、
    前記左側面板部の下側方に連続して設けられ、前記箱本体の左側面下フラップを形成する左側下フラップ部と、
    前記右側面板部の下側方に連続して設けられ、前記箱本体の右側下フラップを形成する右側下フラップ部と、
    前記左側下フラップ部に設けられ、当該左側下フラップ部及び前記後側底板部を連結する左側連結タブと、
    前記右側下フラップ部に設けられ、当該右側下フラップ部及び前記前側底板部を連結する右側連結タブと、
    前記背面板部の左側方部分に設けられ、前記右側面板部の裏面に固定される右側面結合部と、
    を備え、
    前記前側底板部と前記右側下フラップ部は前記右側連結タブを介して結合されるとともに、前記後側底板部と左側下フラップ部は前記左側連結タブを介して結合され、そして、前記背面板部の左側方部分に設けられた前記右側面結合部が前記右側面板部の裏面に結合されて、
    前記前側底板部は前記正面板部の裏側に重なるように折り曲げられる一方、前記右側下フラップ部は前記右側面板部の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ前記右側面板部は折り曲げられた前記前側底板部に重なるように折り曲げられ、前記後側底板部は前記背面板部の裏側に重なるように折り曲げられる一方、前記左側下フラップ部は前記左側面板部の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ折り曲げられた前記後側底板部は、前記背面板部とともに折り曲げられた前記左側下フラップ部に重なるように折り曲げられて、
    前記箱本体は折り畳み構造体となし、
    前記ホルダーは、展開した状態において、
    前記前側底板部の下側方に連続して設けられ、前記前側底板部の裏側に重ねられて前側底裏板を形成する前側底裏板部と、
    前記前側底裏板部の前記前側底板部側の端部に沿って横長に前記前側底板部と前記前側底裏板部との境界線を繋ぎ部分として切り起こしにより形成されて、前記箱本体の前側の中仕切りを形成する前側中仕切板部と、
    前記後側底板部の下側方に連続しかつ当該後側底板部に対して折り曲げ可能に設けられ、さらに左側面板部側の側部に切り欠きが設けられて、前記箱本体の後側の中仕切りを形成する後側中仕切板部と、
    前記前側中仕切板部の下側方に連続して設けられ、前記箱本体の前側の仕切りを形成する前側仕切板部と、
    前記背面板部の左側方の前記右側面結合部に連続して設けられ、前記箱本体の後側の仕切りを形成する後側仕切板部と、
    を備え、
    前記前側仕切板部は、当該前側仕切板部の下縁近辺において横方向に延びる下部水平切込部と、前記下部水平切込部とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる上部切込部と、前記下部水平切込部から前記上部切込部まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第1の切込み線、及び前記第1の切込み線の前記下部水平切込部の端末部と、前記上部切込部の端末部と、前記傾斜切込部の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第2の切込み線を有し、また前記後側中仕切板部側の端部に前記後側中仕切板部の切り欠きに対応する延長部を有し、
    前記後側仕切板部は、当該後側仕切板部の上縁近辺において横方向に延びる上部水平切込部と、前記上部水平切込部とは横方向及び縦方向にずれた位置に形成され横方向に延びる下部切込部と、前記上部水平切込部から前記下部切込部まで両者を繋ぐように斜めに延びる傾斜切込部とからなり、かつ横方向に所定の間隔をおいて形成された複数の第3の切込み線、及び前記第3の切込み線の前記上部水平切込部の端末部と、前記下部切込部の端末部と、前記傾斜切込部の中間部に対応するそれぞれの部位に縦方向に伸びる第4の切込み線を有し、
    前記前側底裏板部は前記前側底板部の裏側に重なるように折り曲げられて前記前側底板部の裏面に結合され、さらに前記前側仕切板部は前記正面板部の後側に重なるように折り返され、また前記前側底裏板部との境界線近辺でかつ前記第1、第2の切込み線によって切り離されていない上部領域において前記正面板部の対接面に結合され、
    前記後側仕切板部は前記背面板部の後側に重なるように折り曲げられ、また前記後側仕切板部の下縁近辺でかつ前記第3、第4の切込み線によって切り離されていない下部領域において前記背面板部裏面の対接面に結合され、
    前記前側仕切板部と前記後側仕切板部は、前記前側中仕切板部と前記後側中仕切板部とを間に挟んだ状態にして、前記前側仕切板部は前記右側面板部側の端部が前記右側面板部の裏側に重ねられて前記右側面板部の裏面に結合され、前記左側面板部側の端部が前記左側面板部の裏側に重ねられて前記左側面板部の裏面に結合され、また、前記後側仕切板部は前記右側面板部側を前記右側面結合部により前記右側面板部に結合されており、前記左側面板部側の端部が前記左側面板部の裏側に重ねられ前記左側面板部の裏面に結合されて、
    前記ホルダーは折り畳み構造体となし、
    前記箱本体及び前記ホルダーの折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、前記箱本体が箱形に組み立てられるとともに、前記箱本体の内部で前記正面板部と前記背面板部との中間部に前記前側、後側の各底板部から前記前側、後側の各中仕切板部が垂直に立ち上げられて、前記箱本体内部が2室に区切られるとともに、前記正面板部と前記前側中仕切板部との間及び前記背面板部と前記後側中仕切板部との間にそれぞれ、前記前側、後側の各仕切板部が引き起こされて、前記箱本体内部の2室にそれぞれ複数の容器収容部が区画形成され、
    前記蓋に連続する面を使用上の正面とする場合は、前記蓋板部が前記正面板部の上側方に設けられ、前記蓋に連続する面に対向される面を使用上の正面とする場合は、前記蓋板部が前記背面板部の上側方に設けられる、
    ことを特徴とする緩衝機能付き包装用箱。
  2. 前側中仕切板部の一部に前側底板部と前側底裏板部との境界線を繋ぎ部分として切り抜き形成され、前記前側底板部の端部から突出されるロック爪と、当該ロック爪に対応して後側中仕切板部32の一部に後側底板部と前記後側中仕切板部との境界線に沿って形成され、前記前側底板部の前記ロック爪に係合可能なロック孔とを有する請求項1に記載の緩衝機能付き包装用箱。
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