JP3206282U - 緩衝機能付き包装用箱 - Google Patents

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ゆう 石田
ゆう 石田
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Abstract

【課題】箱本体とホルダーを一体型でワンタッチで組み立て可能な構造とし、緩衝効果をさらに高めることができる緩衝機能付き包装用箱を提供する。【解決手段】この包装用箱B1は、天面に蓋で開閉される開口を有し、複数のボトルを収容する箱本体b1と、箱本体b1内に一体に形成され、各ボトルの周囲を保持するための仕切り261−264を有するホルダーh1とを備え、各部の図示の構成により、箱本体b1とホルダーh1が一体型でワンタッチで組み立て可能に構成され、さらに、箱本体b1の底面を2重構造とし、箱本体b1内部の各仕切り261−264を底面まで延ばす。【選択図】図2

Description

本考案は、緩衝機能付き包装用箱に関し、特に、薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルや液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを収納するガラス製のビンなどの、ガラス製の容器を包装するのに使用する緩衝機能付き包装用箱に関する。
一般に、液状の薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルや液状の栄養補助食品、健康食品、美容食品などを収納するガラス製のビンなどは製造元で複数本ずつ1つの包装用箱に包装され、これがさらに数個ずつ段ボール製の大きな箱に収容されて販売先などに供給される。
従来、このようなガラス製のボトルを包装するのに使用する包装用箱は、天面に蓋で開閉される開口を有し、複数本のボトルを単列又は複列に並べて収容可能な大きさの箱本体と、箱本体内に設置され、各ボトルを各別に保持するための複数の仕切りを形成されたホルダーとを備えて構成され、各ボトルが箱本体内でホルダーの各仕切りにより保持されて、各ボトル同士が接触しても破損しないように保護されている。
この種の包装用箱が特許文献1により提案されている。
この包装用箱は、商品を収容する箱体の内側の片側に、箱体側面内側に隣接して形成され、この側面に平行な仕切板により区切られるポケットと、仕切板と直角な複数の仕切片により区切られる商品収容空間とを備える。
この包装用箱では、箱体は、箱体を形成する互いに平行な2側面の間に、板状の仕切板が2側面と直角な一側面に平行に取り付けられ、この一側面の上端に隣接して形成されこの側面に重ねられる折返片が設けられ、この折返片の底面側の端部から仕切板との間に、複数の板状の仕切片が所定間隔で互いに対面して設けられ、箱体を形成する互いに平行な2側面の下端には底を形成する底蓋片が各々設けられ、この底蓋片の端縁部には、箱体の組み立て状態で底蓋片が互いに係合する切り欠き部が形成される。
また、この包装用箱では、仕切片の下端に箱体の底面方向へ延出し、商品間の緩衝部となる突出部が形成される。この突出部は、仕切片の下端から箱体の底面方向へ延出する略三角形で、この略三角形の基端付近に、仕切片の下端の延長線上に、切込み線が断続して設けられる。
このようにしてこの包装用箱は簡単な溝造でワンタッチで組み立てられ、取り扱い説明書等を収容するポケットと複数の商品を個別に区切る仕切りが形成され、商品を整頓した状態で保護し収容できるようになっている。また、仕切りには底方向に向かった突出部が形成されており、収容物の緩衝効果を高いものにしてある。
特許第3881727号公報
しかしながら、上記従来の包装用箱では、箱本体それ自体が通常のワンタッチ組み立て構造で、底面の板紙が1枚になっている点、また、仕切りに底方向に向けて突出部が形成されて収容物の緩衝効果を高いものにしているものの、この突出部が底面まで達していない点で、緩衝効果をさらに高める余地が残されている。
本考案は、このような従来の問題を解決するもので、この種の緩衝機能付き包装用箱において、箱本体とホルダーが一体型でワンタッチで組み立て可能な構造とすることは勿論のこと、箱全体の緩衝効果をさらに高め、品質の向上を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案(B1)は、
天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含むガラス製の容器を収容する箱本体と、箱本体内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切りを有するホルダーとを備え、容器を箱本体内でホルダーの仕切りにより保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
(イ)箱本体(b1)は、展開した状態において、
組み立て時に箱本体(b1)の正面をなす正面板部(11)と、
正面板部(11)の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左右側面をなす一対の左右側面板部(12、13)と、
左側面板部(12)の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の背面をなす背面板部(14)と、
背面板部(14)の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部(13)の裏面に固定される接着部(141)と、
背面板部(14)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の天面を開閉する蓋をなす蓋板部(15)と、
正面板部(11)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の底面の略全面を封じる蓋をなす底面略全面蓋板部(16)、及び底面略全面蓋板部(16)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に底面略全面蓋板部(16)の裏側に重ねられて底面の略全面を封じる裏蓋をなす底面略全面裏蓋板部(17)と、
背面板部(14)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の底面の略半面を封じる蓋をなす底面略半面蓋板部(18)と、
左側面板部(12)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左側上フラップをなす左側上フラップ板部(19)と、
右側面板部(13)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の右側上フラップをなす右側上フラップ板部(20)と、
左側面板部(12)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左側下フラップをなす左側下フラップ板部(21)と、
右側面板部(13)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の右側下フラップをなす右側下フラップ板部(22)と、
左側下フラップ板部(21)に設けられ、組み立て時に当該左側下フラップ板部(21)及び底面略半面蓋板部(18)を連結するための左側連結タブ(23)と、
右側下フラップ板部(22)に設けられ、組み立て時に当該右側下フラップ板部(22)及び底面略全面蓋板部(16)を連結するための右側連結タブ(24)と、
を備え、
背面板部(14)の左側部に設けられた接着部(141)が右側面板部(13)の裏面に接着剤を介して結合され、底面略半面蓋板部(18)と左側下フラップ部(21)の左側連結タブ(23)が接着剤を介して結合されるとともに、底面略全面蓋板部(16)と右側下フラップ板部(22)の右側連結タブ(24)が接着剤を介して結合されて、
底面略全面裏蓋板部(17)が底面略全面蓋板部(16)の裏側に折り畳まれて、底面略全面蓋板部(16)は底面略全面裏蓋板部(17)とともに正面板部(11)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部(22)は右側面板部(13)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部(13)は折り曲げられた底面略全面蓋部(16)に重なるように折り曲げられ、底面略半面蓋板部(17)は背面板部(14)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部(21)は左側面板部(12)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部(12)が折り曲げられた底面略半面蓋部(18)に重なるように折り曲げられて、
箱本体(b1)は折り畳み構造体となし、
(ロ)ホルダー(h1)は、展開した状態において、
底面略全面裏蓋板部(17)の下側部(171)に連続して設けられ、
当該下側部(171)に正面板(11)の右端部又は左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M1)を設定され、各基準点(M1)から当該下側部(171)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L161−L164)を有し、
各縦方向折れ線(L161−L164)の右側に、当該下側部(171)に横方向折れ線(L171−L174)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部(11)の裏面下部側に接着される複数の下部支持板部(251−254)と、
各縦方向折れ線(L161−L164)の左側に、当該下側部(171)から当該下側部(171)上の切り込み線(C1−C4)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L181−L184)を付けられて対角線の上半部を傾動部(271−274)とし、組み立て時に背面板部(14)の裏面上部側から正面板部(11)の裏面下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部(261−264)と、
各仕切り板部(261−264)の左下端部の左側に折れ線(L191−L194)を介して形成されたつなぎ部(281−284)により接続され、各仕切り板部(262−264)の下部に各仕切り板部(262−264)の下部から切り込み線(C5−C7)により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部(14)の裏面上部側に接着される上部支持板部(29)と、
を備え、
ホルダー(h1)は下部支持板部(251−254)が箱本体(b1)の正面板部(11)の裏面下部に接着剤を介して接着され、上部支持板部(29)が箱本体(b1)の背面板部(14)の裏面上部に接着剤を介して接着され、ホルダー(h1)は全体が平面的に折り畳まれて箱本体(b1)の正面板部(11)と折り曲げられた底面略全面裏蓋板(17)との間に重ねられて、
ホルダー(h1)は折り畳み構造体となし、
(ハ)箱本体(b1)及びホルダー(h1)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b1)がホルダー(h1)の各仕切り板部(261−264)の傾動部(271−274)により各仕切り板部(261−264)が底面略全面蓋板部(16)及び底面略全面裏蓋板部(17)の引き起こしに干渉することなしに箱形に組み立てられ、箱本体(b1)の内部で正面板部(11)と背面板部(14)との間に各仕切り板部(261−264)が垂直に引き起こされて、箱本体(b1)内部に複数の容器収容部が区画形成され、
箱本体(b1)の底面を2重構造とし、
ホルダー(h1)の各仕切り板部(261−264)は下部を略四角形にして箱本体(b1)の底面まで延ばされる、
ことを要旨とする。
上記目的を達成するために、本考案(B2)は、
天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含むガラス製の容器を収容する箱本体(b2)と、箱本体(b2)内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切りを有するホルダー(h2)とを備え、容器を箱本体(b2)内でホルダー(h2)の仕切りにより保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
(イ)箱本体(b2)は、展開した状態において、
組み立て時の箱本体(b2)の正面をなす正面板部(31)と、
正面板部(31)の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左右側面をなす一対の左右側面板部(32、33)と、
左側面板部(32)の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の背面をなす背面板部(34)と、
背面板部(34)の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部(33)の裏面に固定される接着部(341)と、
背面板部(34)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の天面を開閉する蓋をなす蓋板部(35)と、
正面板部(31)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の底面の略右側半面の略前側半部を封じる右側半部(36R)、略左側半面の全部を封じる左側半部(36L)からなり、左側半部(36L)と右側半部(36R)との間に係止段部36Aを有する蓋をなす底面前側蓋板部(36)、及び底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)の下側部に連続して底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)と略対称的に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)の裏側に重ねられて箱本体(b2)の底面の略左側半面の全部を封じる裏蓋をなす底面前側裏蓋板部(37)と、
背面板部(34)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の底面の略右側半面の全部を封じる左側半部(38L)、略左側半面の略後側半部を封じる右側半部(38R)からなり、左側半部(38L)と右側半部(38R)との間に係止段部(18A)を有する蓋をなす底面後側蓋板部(38)、及び底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)の下側部に連続して底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)と略対称的に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)の裏側に重ねられて箱本体(b2)の底面の略右側半面の全部を封じる裏蓋をなす底面後側裏蓋板部(38S)と、
左側面板部(32)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左側上フラップをなす左側上フラップ板部(39)と、
右側面板部(33)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の右側上フラップをなす右側上フラップ板部(40)と、
左側面板部(32)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左側下フラップをなす左側下フラップ板部(41)と、
右側面板部(33)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の右側下フラップをなす右側下フラップ板部(42)と、
底面前側蓋板部(36)の右側半部(36R)の右端に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部(36)及び右側下フラップ板部(42)を連結する右側連結タブ(43)と、
底面後側蓋板部(38)の右側半部(38R)の右端に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部(38)及び左側下フラップ板部(41)を連結する右側連結タブ(44)と、
を備え、
背面板部(34)の左側部に設けられた接着部(341)が右側面板部(33)の裏面に重ねられて接着剤を介して結合され、底面前側蓋板部(36)の右側連結タブ(43)が右側下フラップ板部(42)の表面に重ねられて接着剤を介して結合されるとともに、底面後側蓋板部(38)の右側連結タブ(44)が左側下フラップ板部(41)の表面に重ねられて接着剤を介して結合され、
底面前側裏蓋板部(37)が底面前側蓋板部(36)の裏側に折り畳まれて、底面前側蓋板部(36)は底面前側裏蓋板部(37)とともに正面板部(31)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部(42)は右側面板部(33)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部(33)は折り曲げられた底面前側蓋板部(36)に重なるように折り曲げられ、底面後側裏蓋板部(38S)が底面後側蓋板部(38)の裏側に折り畳まれて、底面後側蓋板部(38)は底面後側裏蓋板部(38S)とともに背面板部(34)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部(41)は左側面板部(32)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部(32)は折り曲げられた底面後側蓋板部(38)に重なるように折り曲げられて、
箱本体(b2)は折り畳み構造体となし、
(ロ)ホルダー(h2)は、左側のホルダー(h2−1)と右側のホルダー(h2−2)とからなり、
左側のホルダー(h2−1)は、展開した状態において、
底面前側裏蓋板部(37)の下側部(371)に連続して設けられ、
当該下側部(371)に正面板部(31)の左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M2)を設定され、各基準点(M2)から当該下側部(371)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L371、L372)を有し、
各縦方向折れ線(L371、L372)の右側に、当該下側部(371)に対して横方向折れ線(L381、L382)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部(31)の裏面左側の下部側に接着される複数又は1つの下部支持板部(512)と、
各縦方向折れ線(L371、L372)の左側に、当該下側部(371)から当該下側部(371)上の切り込み線(C11、C12)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L391、L392)を付けられて対角線の上半部を傾動部(513、514)とし、組み立て時に背面板部(34)の裏面左側の上部側から正面板部(31)の裏面左側の下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部(515、516)と、
各仕切り板部(515、516)の左下端部の左側に折れ線(L401、L402)を介して形成されたつなぎ部(517、518)により接続され、仕切り板部(516)の下部に仕切り板部(516)の下部から切り込み線(C13)により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部(34)の裏面左側の上部側に接着される上部支持板部(519)と、
を備え、
右側のホルダー(h2−2)は、展開した状態において、
底面後側蓋板部(38S)の下側部(38S1)に連続して設けられ、
当該下側部(38S1)に背面板部(34)の左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M2)を設定され、各基準点(M2)から当該下側部(38S1)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L411、L412)を有し、
各縦方向折れ線(L411、L412)の右側に、当該下側部(38S1)に対して横方向折れ線(L421、L422)を介して連続して形成され、組み立て時に背面板部(34)の裏面右側の下部側に接着される複数又は1つの下部支持板(522)と、
各縦方向折れ線(L411、L412)の左側に、当該下側部(38S1)から当該下側部(38S1)上の切り込み線(C14、C15)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L431、L432)を付けられて対角線の上半部を傾動部(523、524)とし、組み立て時に正面板部(31)の裏面右側の上部側から背面板部(34)の裏面右側の下部側に斜めに架け渡される仕切りとなす複数の仕切り板部(525、526)と、
各仕切り板部(525、526)の左下端部の左側に折れ線(L441、L442)を介して形成されたつなぎ部(527、528)により接続され、仕切り板部(526)の下部に仕切り板部(526)の下部から切り込み線(C16)により切り離されて形成され、組み立て時に正面板部(31)の裏面右側の上部側に接着される上部支持板部(529)と、
を備え、
ホルダー(h2)は、左側のホルダー(h2−1)側の下部支持板部(512)が組み立て時の箱本体(b2)の正面板部(31)の裏面左側の下部側に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部(519)が組み立て時の箱本体(b2)の背面板部(34)の裏面左側の上部側に接着剤を介して接着され、右側のホルダー(h2−2)側の下部支持板部(522)が組み立て時の箱本体(b2)の背面板部(34)の裏面右側の下部側に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部(529)が組み立て時の箱本体(b2)の正面板部(31)の裏面右側の上部側に接着剤を介して接着され、
ホルダー(h2)は全体が平面的に折り畳まれて、底面前側裏蓋板部(37)側の各下部支持板部(511、512)、各仕切り板部(515、516)、上部支持板部(519)が箱本体(b2)の正面板部(31)と折り曲げられた底面前側裏蓋板部(37)との間に重ねられ、底面後側裏蓋板部(38S)側の各下部支持板部(521、522)、各仕切り板部(525、526)、上部支持板部(529)が箱本体(b2)の背面板部(34)と折り曲げられた底面後側裏蓋板部(38S)との間に重ねられて、
ホルダー(h2)は折り畳み構造体となし、
(ハ)箱本体(b2)及びホルダー(h2)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b2)がホルダー(h2)の各仕切り板部(515、516、525、526)の傾動部(513、514、523、524)により各仕切り板部(515、516、525、526)が底面前側蓋板部(36)及び底面後側蓋板部(38)の引き起こしに干渉することなしに箱形に組み立てられ、箱本体(b2)の内部で正面板部(31)と背面板部(34)との間に各仕切り板部(515、516、525、526)が垂直に引き起こされて、箱本体(b2)内部に複数の容器収容部が区画形成され、
箱本体(b2)の底面を2重構造とし、
ホルダー(h2)の各仕切り板部(515、516、525、526)は下部を略四角形にして箱本体(b2)の底面まで延ばされる、
ことを要旨とする。
本考案(B1)の緩衝機能付き包装用箱によれば、上記(イ)−(ハ)の構成により、箱本体(b1)を折り畳み構造体とし、ホルダー(h1)を折り畳み構造体とし、箱本体(b1)及びホルダー(h1)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b1)が、ホルダー(h1)の各仕切り板部(261−264)の傾動部(271−274)により各仕切り板部(261−264)が底面略全面蓋板部(16)及び底面略半面蓋板部(18)の引き起こしに干渉することなしに、箱形に組み立てられるとともに、箱本体(b1)内部の正面板部(11)と背面板部(14)との間に各仕切り板部(261−264)が垂直に引き起こされて、箱本体(b1)内部に複数の容器収容部が区画形成されるので、箱本体(b1)とホルダー(h1)を一体型でワンタッチで組み立て可能な構造とすることができ、また、箱本体(b1)の底面を2重構造とし、各仕切り板部(261−264)の下部は略四角形で箱本体(b1)の底面まで延ばされるので、箱全体の緩衝効果をさらに高め、品質の向上を図ることができる、という本考案独自の格別な効果を奏する。
本考案(B2)の緩衝機能付き包装用箱によれば、上記(イ)−(ハ)の構成により、箱本体(b2)を折り畳み構造体とし、ホルダー(h2)を折り畳み構造体とし、箱本体(b2)及びホルダー(h2)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b2)が、ホルダー(h2)の各仕切り板部(515、516、525、526)の傾動部(513、514、523、524)により各仕切り板部(515、516、525、526)が底面前側蓋板部(36)及び底面後側蓋板部(38)の引き起こしに干渉することなしに、箱形に組み立てられるとともに、箱本体(b2)内部の正面板部(31)と背面板部(34)との間に各仕切り板部(515、516、525、526)が垂直に引き起こされて、箱本体(b2)内部に複数の容器収容部が区画形成されるので、箱本体(b2)とホルダー(h2)を一体型でワンタッチで組み立て可能な構造とすることができ、また、箱本体(b2)の底面を2重構造とし、各仕切り板部(515、516、525、526)の下部は略四角形で箱本体(b2)の底面まで延ばされるので、箱全体の緩衝効果をさらに高め、品質の向上を図ることができる、という本考案独自の格別な効果を奏する。
本考案の第1の実施の形態における緩衝機能付き包装用箱の外部構成を示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の内部構成を箱本体の正面を破断して示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の底面の構成を示す底面図 同包装用箱を構成する紙基材の展開図 同包装用箱の折り畳まれた状態を示す底面側から見た図 同包装用箱の使用例を箱本体の正面を破断して示す正面側から見た斜視図 本考案の第2の実施の形態における緩衝機能付き包装用箱の外部構成を示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の内部構成を箱本体の正面を破断して示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の底面の構成を示す底面図 同包装用箱を構成する紙基材の展開図 同包装用箱の折り畳まれた状態を示す底面側から見た図 同包装用箱の使用例を箱本体の正面を破断して示す正面側から見た斜視図
次に、この考案を実施するための形態について図を用いて説明する。なお、ここで緩衝機能付き包装用箱B1、B2(以下、単に包装用箱B1、B2又は箱B1、B2という。)は薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルなどを包装する箱として例示してある。
図1、図2及び図3に第1の実施の形態を示している。
図1、図2に示すように、包装用箱B1は、ボール紙、クラフト紙のような比較的厚さがあり直立性のある紙材により形成され、天面に蓋15で開閉される開口を有し、複数のボトルを複数本単位(この場合、5本単位)で収容する箱本体b1と、箱本体b1内に一体に形成され、各ボトルを各別に縦置きに保持可能な複数本(この場合、5本)分の仕切り261−264を有するホルダーh1とを備え、複数のボトルを箱本体b1内でホルダーh1の各仕切り261−264により保持して収容するようになっている。
この包装用箱B1は、図4に示すように、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材P1からなり、この紙基材P1は箱本体b1をなす箱形成形状部P11とホルダーh1をなすホルダー形成形状部P12とを備える。なお、図4には、紙基材P1の表面が現れている。
箱形成形状部P11は、展開した状態において、
組み立て時に箱本体b1の正面をなす正面板部11と、
正面板部11の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の左右側面をなす一対の左右側面板部12,13と、
左側面板部12の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の背面をなす背面板部14と、
背面板部14の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部13の裏面に固定される接着部141と、
背面板部14の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1天面を開閉する蓋をなす蓋板部15と、
正面板部11の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の底面の略全面を封じる蓋をなす底面略全面蓋板部16、及び底面略全面蓋板部16の下側部に連続して設けられ、組み立て時に底面略全面蓋板部16の裏側に重ねられて底面の略全面を封じる裏蓋をなす底面略全面裏蓋板部17と、
背面板部14の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の底面の略半面を封じる蓋をなす底面略半面蓋板部18と、
左側面板部12の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の左側上フラップをなす左側上フラップ板部19と、
右側面板部13の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の右側上フラップをなす右側上フラップ板部20と、
左側面板部12の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の左側下フラップをなす左側下フラップ板部21と、
右側面板部13の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b1の右側下フラップをなす右側下フラップ板部22と、
左側下フラップ板部21に設けられ、組み立て時に左側下フラップ板部21及び底面略半面蓋板部18を連結するための左側連結タブ23と、
右側下フラップ板部22に設けられ、組み立て時に右側下フラップ板部22及び底面略全面蓋板部16を連結するための右側連結タブ24と、
を備える。
この場合、正面板部11は、横長の矩形状に形成される。左側面板部12は正面板部11と同じ高さ寸法を有する縦長の矩形状に形成される。正面板部11と左側面板部12は境界線に折れ線L1が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。右側面板部13は左側面板部12と略同じ大きさ、形状に形成される。正面板部11と右側面板部13は境界線に折れ線L2が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。背面板部14は正面板部11と略同じ大きさ、形状に形成される。背面板部14と左側面板部12は境界線に折れ線L3が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、背面板部14の左側の部分には接着部141が設けられる。接着部141は背面板部14に対して境界線に折れ線L4が付けられてこの部分で折り曲げ可能であり、この接着部141は各板部11、12、13、14が各境界線L1、L2、L3、L4で折り曲げられたときに右側面板部13の裏面に当接し、この当接部分に接着剤により固定される。
蓋板部15は、背面板部14の上側部に連続して設けられ、箱本体1の天面開口を閉塞可能に、横方向が背面板部14の横寸法と同じ寸法で、縦方向が左右の各側面板部12、13の横寸法と略同じ寸法の横長の矩形状に形成される。蓋板部15と背面板部14は境界線に折れ線L5を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、蓋板部15の上側部分にはこの蓋板部15を正面板部11の裏面上部に固定するための差し込み片151が設けられる。差し込み片151と蓋板部15は境界線に折れ線L6を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
底面略全面蓋板部16は箱本体b1の底面の略全面を閉塞可能に、下方へ向けて少し幅狭の略台形形状に形成される。正面板部11と底面略全面蓋板部16は境界線に折れ線L7を付けられて(なお、この折れ線L7には切り込み線が間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。
底面略全面裏蓋板部17は箱本体b1の底面の略全面を閉塞可能に、底面略全面蓋板部16の下側部に底面略全面蓋板部16と略対称的に形成されて、下方へ向けて少し幅広の略台形形状に形成される。底面略全面蓋板部16と底面略全面裏蓋板部17は境界線に折れ線L8を付けられて(なお、この折れ線L8には切り込み線を間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。
底面略半面蓋板部18は箱本体b1の底面の略後側半面を閉塞可能に、下方へ向けて少し幅狭の台形形状に形成される。背面板部14と底面略半面蓋板部18は境界線に折れ線L9を付けられて(なお、この折れ線L9には切り込み線を間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。
左側上フラップ板部19は箱本体b1の天面開口の左側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭の台形形状に形成される。左側上フラップ板部19と左側面板部12は境界線に折れ線L10を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
右側上フラップ板部20は箱本体b1の天面開口の右側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭の台形形状に形成される。右側上フラップ板部20と右側面板部13は境界線に折れ線L11を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
左側下フラップ板部21は箱本体b1の底面開口の左側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略三角形形状に形成される。左側下フラップ板部21と左側面板部12は境界線に折れ線L12を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、この左側下フラップ板部21には左側の斜めの縁部に左側連結タブ23が下方に向けて略四角形状に設けられる。
右側下フラップ板部22は箱本体b1の底面開口の右側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略三角形形状に形成される。右側下フラップ板部22と右側面板部13は境界線に折れ線L13を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、この右側下フラップ部22には左側の斜めの縁部に右側連結タブ24が略四角形状に設けられる。
なお、左側連結タブ23は底面略半面蓋板部18に結合された状態で折れ線L14(左側の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能であり、また、右側連結タブ24は底面略全面蓋板部16に結合された状態で折れ線L15(左側の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能である。
箱形成形状部P1はこのようにして構成され、図1、図2及び図3に示すように、背面板部14の左側部に設けられた接続部141が右側面板部13の裏面に接着剤を介して結合され、右側下フラップ板部22の右側連結タブ24が底面略全面蓋板部16の表面右端部に接着剤を介して結合されるとともに、左側下フラップ板部21の左側連結タブ23が底面略半面蓋板部18の表面右端部に接着剤を介して結合されて、図5に示すように、底面略全面裏蓋板部17が底面略全面蓋板部16の裏側に折り畳まれて、底面略全面蓋板部16は底面略全面裏蓋板部17とともに正面板部11の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部22は右側面板部13の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部13は折り曲げられた底面略全面蓋部16に重なるように折り曲げられ、底面略半面蓋板部18は背面板部14の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部21は左側面板部12の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部12が折り曲げられた底面略半面蓋部18に重なるように折り曲げられて、箱本体b1は折り畳み構造体となす。
ホルダー形成形状部P12は、展開した状態において、
底面略全面裏蓋板部17の下側部171に連続して設けられ、
当該下側部171に正面板部11の右端部又は左端部に対応する位置から収容するボトルの保持に必要な所定の間隔で複数の基準点M1を設定され、各基準点M1から当該下側部171に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線L161−L164を有し、
各縦方向折れ線L161−L164の右側に、当該下側部171に対して横方向折れ線L171−L174(なお、これらの折れ線L171−L174は両端に切り残し部を有する切り込み線からなる。)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部11の裏面下部側に接着される複数の下部支持板部251−254と、
各縦方向折れ線L161−L164の左側に、当該下側部171から当該下側部171上に沿って切られた切り込み線C1−C4により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線L181−L184(なお、これらの折れ線L181−L184は両端に切り残し部を有する切り込み線からなる。)を付けられてこの対角線の上半部を傾動部271−274とし、組み立て時に背面板部14の裏面上部側から正面板部11の裏面下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部261−264と、
各仕切り板部261−264の左下端部の左側に折れ線L191−L194を介して形成されたつなぎ部281−284により接続され、各仕切り板部262−264の下部に各仕切り板部262−264の下部に沿って切られた切り込み線C5−C7により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部14の裏面上部側に接着される上部支持板部29と、
を備える。
下部支持板部251−254は各縦方向折れ線L161−L164の右側に下方に向けて漸次幅狭の略台形形状に形成される。
各仕切り板部261−264のうち、左端の仕切り板部264を除く各仕切り板部261−263は、底面略全面裏蓋板部17の下側部171に切られた各切り込み線C1−C3の左端から順次当該下側部171に対して下方直角方向の切り込み線C8、下方左斜めの切り込み線C9、左に隣る各縦方向折れ線L162−L164の下端部近傍を横切る水平方向の切り込み線C10、下方左斜めの切り込み線C11が形成され、各仕切り板部262−264の下部となる水平方向の切り込み線C5−C7につなげられて、底面略全面裏蓋板部17側の上部が各縦方向折れ線L161−L163の左側で略四角形を呈し、上下方向中間部が各縦方向折れ線L161−L163の左側で漸次幅広の略台形を呈し、下部が右辺を各縦方向折れ線L161−L163に対して左側に少しずれた位置とし、つなぎ部281−283を含めて略平行四辺形を呈する、上から順に略四角形、略台形、略平行四辺形を合わせた複合形状に形成される。また、左端の仕切り板部264は、底面略全面裏蓋板部17の下側部171に切られた各切り込み線C4の下部で縦方向折れ線L164の左側に、各仕切り板部261−263と同様の形状に形成される。
上部支持板部29はつなぎ部281−283が各仕切り板部261−264の間に略台形に形成され、つなぎ部284が仕切り板部264の左側に略四角形に形成されて、各つなぎ部の281−284の下部が各仕切り板部261−264の下部で横長の略長方形に形成される。
ホルダー形成形状部P12はこのようにして構成され、図2に示すように、下部支持板部251−254が箱本体b1の正面板部11の裏面下部に接着剤を介して接着され、上部支持板部29が箱本体b1の背面板部14の裏面上部に接着剤を介して接着され、ホルダーh1は全体が平面的に折り畳まれて、図5に示す箱本体b1の正面板部11と折り曲げられた底面略全面裏蓋板17との間に重ねられて、ホルダーh1は折り畳み構造体となす。
かくして包装用箱B1は、図5に示すように、箱本体b1が折り畳み構造体となし、ホルダーh1が折り畳み構造体となし、この箱本体b1及びホルダーh1の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作により、図2、図3に示すように、箱本体b1が、ホルダーh1の各仕切り板部261−264の傾動部271−274により各仕切り板部261−264が底面全面蓋板部16及び底面全面裏蓋板部17の引き起こしに干渉することなしに、箱形に組み立てられ、箱本体b1の内部で正面板部11と背面板部14との間に各仕切り板部261−264が垂直に引き起こされて、箱本体b1内部に複数の、この場合、5つの容器収容部が区画形成される。また、箱本体b1の底面は底面略全面蓋板部16と底面略全面裏蓋板部17とにより2重構造をなし、ホルダーh1の各仕切り板部261−264は下部が略四角形で箱本体b1の底面まで延ばされる。
このように組み立てられた箱B1には、図6に示すように、薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルがこの箱本体b1内の5つの容器収容部に縦置きにして収容され、箱本体b1の蓋(蓋板部)15を閉めて包装される。これにより、各ボトルはその底を箱本体b1の2重底により保持され、その周囲を箱本体b1の底面まで延びる各仕切り(各仕切り板部)261−264により保持されて、外部の衝撃から保護される。なお、この包装用箱B1は、蓋(蓋板部)15を上方に引き上げることにより、箱本体b1の天面開口を開放し、ボトルに入った薬剤を1本ずつ取り出すことができる。
以上説明したように、この包装用箱B1によれば、箱本体b1とホルダーh1を一体型に形成して、ワンタッチで組み立てることができる。
また、この包装用箱B1では、特に、箱本体b1が2重底で、箱本体b1内部の各仕切り261−264が底面まで延ばされるので、箱本体b1全体の緩衝効果を従来に比べて一層高めて、箱本体b1内の各ボトルを保護することができ、箱B1の品質を大幅に向上させることができる。
さらに、この包装用箱B1では、箱本体b1がホルダーh1とともに一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材P1から構成されるので、箱本体b1及びホルダーh1の各部の組み立て及び接着を自動貼り機を用いて自動的に行うことができる。
図7、図8及び図9に第2の実施の形態を示している。
図7、図8及び図9に示すように、包装用箱B2は、ボール紙、クラフト紙のような比較的厚さがあり直立性のある紙材により形成され、天面に蓋35で開閉される開口を有し、複数のボトルを複数本単位(この場合、5本単位)で収容する箱本体b2と、箱本体b2内に一体に形成され、各ボトルを各別に縦置きに保持可能な複数本(この場合、5本)分の仕切り515、516、525、526を有するホルダーh2とを備え、複数のボトルを箱本体b2内でホルダーh2の各仕切り515、516、525、526により保持して収容するようになっている。
この包装用箱B2は、図10に示すように、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成される一枚の紙基材P2からなり、この紙基材P2は箱本体b2をなす箱形成形状部P21とホルダーh2をなすホルダー形成形状部P22とを備える。なお、図10には、紙基材P2の表面が現れている。
箱形成形状部P21は、展開した状態において、
組み立て時の箱本体b2の正面をなす正面板部31と、
正面板部31の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の左右側面をなす一対の左右側面板部32、33と、
左側面板部32の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の背面をなす背面板部34と、
背面板部34の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部33の裏面に固定される接着部341と、
背面板部34の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の天面を開閉する蓋をなす蓋板部35と、
正面板部31の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の底面の略右側半面の略前側半部を封じる右側半部36R、略左側半面全部を封じる左側半部36Lからなり、右側半部36Rと左側半部36Lとの間に係止段部36Aを有する蓋をなす底面前側蓋板部36、及び底面前側蓋板部36の左側半部36Lの下側部に連続して底面前側蓋板部36の左側半部36Lと略対称的に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部36の左側半部36Lの裏側に重ねられて箱本体b2の底面の略左側半面全部を封じる裏蓋をなす底面前側裏蓋板部37と、
背面板部34の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の底面の略右側半面全部を封じる左側半部38L、略左側半面の略後側半部を封じる右側半部38Rからなり、右側半部38Rと左側半部38Lとの間に係止段部38Aを有する蓋をなす底面後側蓋板部38、及び底面後側蓋板部38の左側半部38Lの下側部に連続し底面後側蓋板部38の左側半部38Lと略対称的に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部38の左側半部38Lの裏側に重ねられて箱本体b2の底面の略右側半面全部を封じる裏蓋をなす底面後側裏蓋板部38Sと、
左側面板部32の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の左側上フラップをなす左側上フラップ板部39と、
右側面板部33の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の右側上フラップをなす右側上フラップ板部40と、
左側面板部32の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の左側下フラップをなす左側下フラップ板部41と、
右側面板部33の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体b2の右側下フラップをなす右側下フラップ板部42と、
底面前側蓋板部36の右側半部36Rの右端に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部36及び右側下フラップ板部42を連結する右側連結タブ43と、
底面後側蓋板部38の右側半部38Rの右端に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部38及び左側下フラップ板部41を連結する右側連結タブ44と、
を備える。
この場合、正面板部31は、横長の矩形状に形成される。左側面板部32は正面板部31と同じ高さ寸法を有する縦長の矩形状に形成される。正面板部31と左側面板部32は境界線に折れ線L21が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。右側面板部33は左側面板部32と略同じ大きさ、形状に形成される。正面板部31と右側面板部33は境界線に折れ線L22が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。背面板部34は正面板部31と略同じ大きさ、形状に形成される。背面板部34と左側面板部32は境界線に折れ線L23が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、背面板部34の左側の部分には接着部341が設けられる。接着部341は背面板部34に対して境界線に折れ線L24が付けられてこの部分で折り曲げ可能であり、この接着部341は各板部31,32,33,34が各境界線L21、L22、L23、L24で折り曲げられたときに右側面板部33の裏面に当接し、この当接部分に接着剤により固定される。
蓋板部35は、背面板部34の上側部に連続して設けられ、箱本体b2の天面開口を閉塞可能に、横方向が背面板部34の横寸法と同じ寸法で、縦方向が左右の各側面板部32、33の横寸法と略同じ寸法の横長の矩形状に形成される。蓋板部35と背面板部34は境界線に折れ線L25を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。また、蓋板部35の上側部分にはこの蓋板部35を正面板部31の裏面上部に固定するための差し込み片351が設けられる。差し込み片351は蓋板部35に対して境界線に折れ線L26が付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
底面前側蓋板部36は左側半部36Lが、組み立て時の箱本体b2の底面の略左半面全部を閉塞可能に、下方へ向けて少し幅狭の略台形形状に形成され、右側半部36Rが箱本体b2の底面の略右半面の前側半部を閉塞可能に、横長の略長方形に形成されその右端部が逆三角形状に少し突出される。正面板部31と底面前側蓋板部36は境界線に折れ線L27を付けられて(なお、この折れ線L27には切り込み線が間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。
底面後側蓋板部38は左側半部38Lが、組み立て時の箱本体b2の底面の略右側半面全部を閉塞可能に、下方へ向けて少し幅狭の略台形形状に形成され、右側半部38Rが、組み立て時の箱本体b2の底面の略左半面の後側半部を閉塞可能に、横長の略長方形に形成されその右端部が逆三角形状に少し突出される。背面板部34と底面後側蓋板部38は境界線に折れ線L28を付けられて(なお、この折れ線L28には切り込み線が間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。
このようにして底面前側蓋板部36、底面後側蓋板部38は、組み立て時に、箱本体b2の底面が略中央(仮想の前後方向略中央ライン)で前後に2分割された形状で、かつ底面の略中央(仮想の前後方向略中央ライン)で、底面前側蓋板部36の左半部36Lの縁部がその略中央(仮想の前後方向略中央ライン)から略台形状に突出する凸状部361と、右半部36Rの縁部がその略中央(仮想の前後方向略中央ライン)に一致する凹状部362でその右端部が略中央(仮想の前後方向略中央ライン)から略三角形状に突出する凸状部363となし、底面後側蓋板部38は左右が反転し、左半部38Lが右半部となってこの右半部の縁部がその略中央(仮想の前後方向略中央ライン)から略台形状に突出する凸状部381と、右半部38Rが左半部となってこの左半部の縁部がその略中央(仮想の前後方向略中央ライン)に一致する凹状部382でその左端部が略中央(仮想の前後方向略中央ライン)から略三角形状に突出する凸状部383となす。
底面前側裏蓋板部37は、組み立て時の箱本体b2の底面の略左半面全部を閉塞可能に、底面前側蓋板部36の下側部に底面前側蓋板部36と略対称的に形成され、下方へ向けて少し幅広の略台形形状に形成される。底面前側蓋板部36と底面前側裏蓋板部37は境界線に折れ線L29を付けられて(なお、この折れ線L29には切り込み線を間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。底面前側裏蓋板部37は、組み立て時に、折れ線L29で折り畳まれて、底面前側蓋板部36の左半部36Lに重ね合わされる。
底面後側裏蓋板部38Sは、組み立て時の箱本体b2の底面の略右左面全部を閉塞可能に、底面後側蓋板部38の下側部に底面後側蓋板部38と略対称的に形成され、下方へ向けて少し幅広の略台形形状に形成される。底面後側蓋板部38と底面後側裏蓋板部38Sは境界線に折れ線L30を付けられて(なお、この折れ線L30には切り込み線を間欠的に入れられて、)この部分で折り曲げ可能である。底面後側裏蓋板部38Sは、組み立て時に左右が反転し、折れ線L30で折り畳まれて、底面後側蓋板部38の左半部38Lに重ね合わされる。
左側上フラップ板部39は箱本体b2の天面開口の左側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭の台形形状に形成される。左側上フラップ板部39と左側面板部32は境界線に折れ線L31を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
右側上フラップ板部40は箱本体b2の天面開口の右側の一部を閉塞可能に、上方へ向けて少し幅狭の台形形状に形成される。右側上フラップ板部40と右側面板部33は境界線に折れ線L32を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
左側下フラップ板部41は箱本体b2の底面開口の左側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略台形形状に形成される。左側下フラップ板部41と左側面板部32は境界線に折れ線L33を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
右側下フラップ板部42は箱本体b2の底面開口の右側の一部を閉塞可能に、下方へ向けて幅狭の略台形形状に形成される。右側下フラップ板部42と右側面板部33は境界線に折れ線L34を付けられてこの部分で折り曲げ可能である。
底面前側蓋板部36側の右側連結タブ43は底面前側蓋板部36の右端部の斜めの縁部に略三角形状に形成され、右側下フラップ板部42に結合された状態で折れ線L35(右端部の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能であり、また、底面後側蓋板部38側の右側連結タブ44は底面後側蓋板部38の右端部の斜めの縁部に略三角形状に形成され、左側下フラップ板部41に結合された状態で折れ線L36(右側の斜めの縁部)の部分で折り曲げ可能である。
箱形成形状部P21はこのようにして構成され、図7、図8及び図9に示すように、背面板部34の左側部に設けられた接着部341が右側面板部33の裏面に重ねられて接着剤を介して結合され、底面前側蓋板部36の右側連結タブ43が右側下フラップ部42の表面に重ねられて接着剤を介して結合されるとともに、底面後側蓋板部38の右側連結タブ44が左側下フラップ板部41の表面に重ねられて接着剤を介して結合され、図11に示すように、底面前側裏蓋板部37が底面前側蓋板部36の裏側に折り畳まれて、底面前側蓋板部36は底面前側裏蓋板部37とともに正面板部31の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部42は右側面板部33の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部33は折り曲げられた底面前側蓋板部36に重なるように折り曲げられ、底面後側裏蓋板部38Sが底面後側蓋板部38の裏側に折り畳まれて、底面後側蓋板部38は底面後側裏蓋板部38Sとともに背面板部34の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部41は左側面板部32の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部32は折り曲げられた底面後側蓋板部38に重なるように折り曲げられて、箱本体b2は折り畳み構造体となす。
ホルダー形成形状部P22は、左側のホルダーh2−1をなす左側のホルダー形成形状部P22−1と右側のホルダーh2−2をなす右側のホルダー形成形状部P22−2とからなる。
左側のホルダー形成形状部P22−1は、展開した状態において、
底面前側裏蓋板部37の下側部371に連続して設けられ、
当該下側部371に正面板部31の左端部に対応する位置から収容するボトルの保持に必要な所定の間隔で複数の基準点M2を設定され、各基準点M2から当該下側部371に対して下方直角に延びる複数の、この場合、2本の縦方向折れ線L371、L372 (なお、これらの折れ線L371、L372は両端及び中間に切り残し部を有する切り込み線が入れられて形成される。)を有し、
各縦方向折れ線L371、L372の右側に、当該下側部371に対して横方向折れ線L381、L382(なお、これらの折れ線L381、L382は両端に切り残し部を有する切り込み線が入れられて形成される。)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部31の裏面下部側に接着される複数又は1つの、この場合、1つの下部支持板部512と、
各縦方向折れ線L371、L372の左側に、当該下側部371から当該下側部371上に沿って切られた切り込み線C11、C12により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線L391、L392を付けられてこの対角線の上半部を傾動部513、514とし、組み立て時に背面板部34の裏面上部側から正面板部31の裏面下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の、この場合、2つの仕切り板部515、516と、
各仕切り板部515、516の左下端部の左側に折れ線L401、L402を介して形成されたつなぎ部517、518により接続され、仕切り板部516の下部に仕切り板部516の下部に沿って切られた切り込み線C13により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部34の裏面上部側に接着される上部支持板部519と、
を備える。
右側のホルダー形成形状部P22−2は、展開した状態において、
底面後側蓋板部38Sの下側部38S1に連続して設けられ、
当該下側部38S1に背面板部34の左端部に対応する位置から収容するボトルの保持に必要な所定の間隔で複数の基準点M2を設定され、各基準点M2から当該下側部38S1に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線L411、L412(なお、これらの折れ線L 411、L412は両端及び中間に切り残し部を有する切り込み線が入れられて形成される。)を有し、
各縦方向折れ線L411、L412の右側に、当該下側部38S1に対して横方向折れ線L421、L422(なお、これらの折れ線L421、L422は両端に切り残し部を有する切り込み線が入れられて形成される。)を介して連続して形成され、組み立て時に背面板部34の裏面上部側に接着される複数又は1つの、この場合、1つの下部支持板部522と、
各縦方向折れ線L411、L412の左側に、当該下側部38S1から当該下側部38S1上に沿って切られた切り込み線C14、C15により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線L431、L432を付けられてこの対角線の上半部を傾動部523、524とし、組み立て時に正面板部31の裏面上部側から背面板部34の裏面下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部525、526と、
各仕切り板部525、526の左下端部の左側に折れ線L441、L442を介して形成されたつなぎ部527、528により接続され、仕切り板部526の下部に仕切り板部526の下部に沿って切られた切り込み線C16により切り離されて形成され、組み立て時に正面板部31の裏面上部側に接着される上部支持板部529と、
を備える。
この場合、左側のホルダー形成形状部P22−1側の下部支持板部511、512はそれぞれ、各縦方向折れ線L371、L372の右側に下方に向けて漸次幅狭の略台形形状に形成される。
各仕切り板部515、516のうち、一方の仕切り板部515は、底面前側裏蓋板部37の下側部371に切られた切り込み線C11の左端から順次当該下側部371に対して下方直角方向の切り込み線C111、下方左斜めの切り込み線C112、左に隣る縦方向折れ線L372の下端部近傍を横切る水平方向の切り込み線C113、下方左斜めの切り込み線C114が形成され、他方の仕切り板部516の下部となる水平方向の切り込み線C13につながれて、底面前側裏蓋板部37側の上部が縦方向折れ線L371の左側で略四角形を呈し、上下方向中間部が縦方向折れ線L371の左側で漸次幅広の略台形を呈し、下部が右辺を縦方向折れ線L371に対して左側に少しずれた位置とし、つなぎ部517を含めて略平行四辺形を呈する、略四角形、略台形、略平行四辺形を合わせた複合形状に形成される。また、他方の仕切り板部516は、底面前側裏蓋板部37の下側部371に切られた切り込み線C12の下部で縦方向折れ線L372の左側に、一方の仕切り板部515と同様の形状に形成される。
上部支持板部519はつなぎ部517が各仕切り板部515、516の間に略台形に形成され、つなぎ部518が仕切り板部516の左側に略四角形に形成されて、各つなぎ部の517、518の下部が他方の仕切り板部516の下部で横長の略長方形に形成される。
また、右側のホルダー形成形状部P22−2側の下部支持板部521、522はそれぞれ、各縦方向折れ線L411、L412の右側に下方に向けて漸次幅狭の略台形形状に形成される。
各仕切り板部525、526のうち、一方の仕切り板部525は、底面後側裏蓋板部38Sの下側部38S1に切られた切り込み線C14の左端から順次当該下側部38S1に対して下方直角方向の切り込み線C141、下方左斜めの切り込み線C142、左に隣る縦方向折れ線L412の下端部近傍を横切る水平方向の切り込み線C143、下方左斜めの切り込み線C144が形成され、仕切り板部526の下部となる水平方向の切り取り線C16につながれて、底面後側裏蓋板部38S側の上部が縦方向折れ線L411の左側で略四角形を呈し、上下方向中間部が縦方向折れ線L411の左側で漸次幅広の略台形を呈し、下部が右辺を縦方向折れ線L411に対して左側に少しずれた位置とし、つなぎ部527を含めて略平行四辺形を呈する、略四角形、略台形、略平行四辺形を合わせた複合形状に形成される。また、他方の仕切り板部526は、底面前側裏蓋板部38Sの下側部38S1に切られた切り込み線C15の下部で縦方向折れ線L412の左側に、一方の仕切り板部525と同様の形状に形成される。
上部支持板部529はつなぎ部527が各仕切り板部525、526の間に略台形に形成され、つなぎ部528が仕切り板部526の左側に略四角形に形成されて、各つなぎ部の527、528の下部が他方の仕切り板部526の下部で横長の略長方形に形成される。
ホルダー形成形状部P22はこのようにして構成され、図8に示すように、ホルダーh2は、左側のホルダー形成形状部P22−1側の下部支持板部512が組み立て時の箱本体b2の正面板部31の裏面左側下部に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部519が組み立て時の箱本体b2の背面板部34の裏面左側上部に接着剤を介して接着され、右側のホルダー形成形状部P22−2側の下部支持板部522が組み立て時の箱本体b2の背面板部34の裏面右側下部に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部529が組み立て時の箱本体b2の正面板部31の裏面右側上部に接着剤を介して接着され、ホルダーh2は全体が平面的に折り畳まれて、底面前側裏蓋板部37側の各下部支持板部511、512、各仕切り板部515、516、上部支持板部519が、図11に示す箱本体b2の正面板部31と折り曲げられた底面前側裏蓋板部37との間に重ねられ、底面後側裏蓋板部38S側の各下部支持板部521、522、各仕切り板部525、526、上部支持板部529が、図11に示す箱本体b2の背面板部34と折り曲げられた底面後側裏蓋板部38Sとの間に重ねられて、ホルダーh2は折り畳み構造体となす。なお、このホルダーh2では、下部支持板部511が正面板部31に接着されてもよいが、接着されていなくても、ホルダーh2としての機能は十分である。他面で、下部支持板部511が正面板部31に接着されないことで、機械貼りの難度が下がり、好ましい。
かくして包装用箱B2は、図11に示すように、箱本体b2が折り畳み構造体となし、ホルダーh2が折り畳み構造体となし、この箱本体b2及びホルダーh2の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作により、図8、図9に示すように、箱本体b2がホルダーh2の各仕切り板部515、516、525、526の傾動部513、514、523、524により各仕切り板部515、516、525、526が底面前側蓋板部36及び底面後側蓋板部38の引き起こしに干渉することなしに箱形に組み立てられるとともに、箱本体b2の内部で正面板部31と背面板部34との間に各仕切り板部515、516、525、526が垂直に引き起こされて、箱本体b2内部に複数の、この場合、5つの容器収容部が区画形成される。なお、この場合、箱本体b2の4側面を起こすと、図9に示すように、正面板部31と右側面板部33との間から底面前側蓋板部36が一方の対角線上の折り畳み線を介して曲げ戻されるとともに、背面板部34と左側面板部32との間から底面後側蓋板部38が一方の対角線上の折り畳み線を介して曲げ戻されて、底面前側蓋板部36、底面後側蓋板部38の対向する縁部が底面の中央で合わせられるとともに、底面前側蓋板部36の縁部の凸状部361が底面後側蓋板部38の縁部の凹状部382、凸状部383から底面後側蓋板部38の左側に反転された右側半部38Rの内側に差し込まれ、底面後側蓋板部38の縁部の右側に反転された凸状部381が底面前側蓋板部36の縁部の凹状部362、凸状部363から底面前側蓋板部36の右側半部36Rの内側に差し込まれた状態の略四角形状に戻されて底面が形成され、これが底面前側蓋板部36、底面後側蓋板部38双方の係止段部36A、38Aの係合により保持されて、箱b2の底面開口が封じられる。そして、図8に示すように、箱本体b2の底面は底面前側蓋板部36と底面前側裏蓋板部37とにより、底面後側蓋板部38と底面後側裏蓋板部38Sとにより、2重構造をなし、ホルダーb2の各仕切り板515、516、525、526は下部が略四角形で箱本体b2の底面まで延ばされる。
このように組み立てられた箱B2には、図12に示すように、薬剤を収納するバイアルその他のガラス製のボトルが箱本体b2内部の5つの容器収容部に縦置きにして収容され、箱本体b2の蓋(蓋板部35)を閉めて包装される。これにより、各ボトルはその底を箱本体b2の2重底により保持され、その周囲を箱本体b2の底面まで延びる各仕切り515、516、525、526により保持されて、外部の衝撃から保護される。なお、この包装用箱B2は、蓋(蓋板部35)を上方に引き上げることにより、箱本体b2の天面開口が開放され、ボトルに入った薬剤を1本ずつ取り出すことができる。
以上説明したように、この包装用箱B2によれば、箱本体b2とホルダーh2を一体型に形成し、ワンタッチで組み立てることができる。
また、この包装用箱B2では、特に、箱本体b2が2重底で、箱本体b2内部の各仕切り515、516、525、526が底面まで延ばされるので、箱本体b2全体の緩衝効果を従来に比べて一層高めて、箱本体b2内の各ボトルを保護することができ、箱B2の品質を大幅に向上させることができる。
B1 緩衝機能付き包装用箱
b1 箱本体
h1 ホルダー
P1 紙基材
P11 箱形成形状部
P12 ホルダー形成形状部
11 正面板部
12 左側面板部
13 右側面板部
14 背面板部
141 接着部
15 蓋板部(蓋)
151 差し込み片
16 底面略全面蓋板部(蓋)
17 底面略全面裏蓋板部(蓋)
171 下側部
18 底面略半面蓋板部(蓋)
19 左側上フラップ板部
20 右側上フラップ板部
21 左側下フラップ板部
22 右側下フラップ板部
23 左側連結タブ
24 右側連結タブ
251−254 下部支持板部
261−264 仕切り板部(仕切り)
271−274 傾動部
281−284 つなぎ部
29 上部支持板部
C1−C4 切り込み線
C5−C7 切り込み線
L1−L194 折れ線
B2 緩衝機能付き包装用箱
b2 箱本体
h2 ホルダー
h2−1 左側のホルダー
h2−2 右側のホルダー
P2 紙基材
P21 箱形成形状部
P22 ホルダー形成形状部
P22−1 左側のホルダー形成形状部
P22−2 右側のホルダー形成形状部
31 正面板部
32 左側面板部
33 右側面板部
34 背面板部
341 接着部
35 蓋板部(蓋)
351 差し込み片
36 底面前側蓋板部(蓋)
36R 右側半部
36L 左側半部
36A 係止段部
361 凸状部
362 凹状部
363 凸状部
37 底面前側裏蓋板部(蓋)
371 下側部
38 底面後側蓋板部(蓋)
38R 右側半部
38L 左側半部
38A 係止段部
381 凸状部
382 凹状部
383 凸状部
38S 底面後側裏蓋板部(蓋)
38S1 下側部
39 左側上フラップ板部
40 右側上フラップ板部
41 左側下フラップ板部
42 右側下フラップ板部
43 右側連結タブ
44 右側連結タブ
511、512 下部支持板部
513、514 傾動部
515、516 仕切り板部(仕切り)
517、518 つなぎ部
519 上部支持板部
521、522 下部支持板部
523、524 傾動部
525、526 仕切り板部(仕切り)
527、528 つなぎ部
529 上部支持板部
C11−C13 切り込み線
C111−C114 切り込み線
C14−C16 切り込み線
C141−C144 切り込み線
L21−L442 折れ線

Claims (2)

  1. 天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含むガラス製の容器を収容する箱本体と、箱本体内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切りを有するホルダーとを備え、容器を箱本体内でホルダーの仕切りにより保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
    (イ)箱本体(b1)は、展開した状態において、
    組み立て時に箱本体(b1)の正面をなす正面板部(11)と、
    正面板部(11)の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左右側面をなす一対の左右側面板部(12、13)と、
    左側面板部(12)の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の背面をなす背面板部(14)と、
    背面板部(14)の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部(13)の裏面に固定される接着部(141)と、
    背面板部(14)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の天面を開閉する蓋をなす蓋板部(15)と、
    正面板部(11)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の底面の略全面を封じる蓋をなす底面略全面蓋板部(16)、及び底面略全面蓋板部(16)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に底面略全面蓋板部(16)の裏側に重ねられて底面の略全面を封じる裏蓋をなす底面略全面裏蓋板部(17)と、
    背面板部(14)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の底面の略半面を封じる蓋をなす底面略半面蓋板部(18)と、
    左側面板部(12)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左側上フラップをなす左側上フラップ板部(19)と、
    右側面板部(13)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の右側上フラップをなす右側上フラップ板部(20)と、
    左側面板部(12)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の左側下フラップをなす左側下フラップ板部(21)と、
    右側面板部(13)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b1)の右側下フラップをなす右側下フラップ板部(22)と、
    左側下フラップ板部(21)に設けられ、組み立て時に当該左側下フラップ板部(21)及び底面略半面蓋板部(18)を連結するための左側連結タブ(23)と、
    右側下フラップ板部(22)に設けられ、組み立て時に当該右側下フラップ板部(22)及び底面略全面蓋板部(16)を連結するための右側連結タブ(24)と、
    を備え、
    背面板部(14)の左側部に設けられた接着部(141)が右側面板部(13)の裏面に接着剤を介して結合され、底面略半面蓋板部(18)と左側下フラップ部(21)の左側連結タブ(23)が接着剤を介して結合されるとともに、底面略全面蓋板部(16)と右側下フラップ板部(22)の右側連結タブ(24)が接着剤を介して結合されて、
    底面略全面裏蓋板部(17)が底面略全面蓋板部(16)の裏側に折り畳まれて、底面略全面蓋板部(16)は底面略全面裏蓋板部(17)とともに正面板部(11)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部(22)は右側面板部(13)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部(13)は折り曲げられた底面略全面蓋部(16)に重なるように折り曲げられ、底面略半面蓋板部(17)は背面板部(14)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部(21)は左側面板部(12)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部(12)が折り曲げられた底面略半面蓋部(18)に重なるように折り曲げられて、
    箱本体(b1)は折り畳み構造体となし、
    (ロ)ホルダー(h1)は、展開した状態において、
    底面略全面裏蓋板部(17)の下側部(171)に連続して設けられ、
    当該下側部(171)に正面板(11)の右端部又は左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M1)を設定され、各基準点(M1)から当該下側部(171)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L161−L164)を有し、
    各縦方向折れ線(L161−L164)の右側に、当該下側部(171)に横方向折れ線(L171−L174)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部(11)の裏面下部側に接着される複数の下部支持板部(251−254)と、
    各縦方向折れ線(L161−L164)の左側に、当該下側部(171)から当該下側部(171)上の切り込み線(C1−C4)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L181−L184)を付けられて対角線の上半部を傾動部(271−274)とし、組み立て時に背面板部(14)の裏面上部側から正面板部(11)の裏面下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部(261−264)と、
    各仕切り板部(261−264)の左下端部の左側に折れ線(L191−L194)を介して形成されたつなぎ部(281−284)により接続され、各仕切り板部(262−264)の下部に各仕切り板部(262−264)の下部から切り込み線(C5−C7)により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部(14)の裏面上部側に接着される上部支持板部(29)と、
    を備え、
    ホルダー(h1)は下部支持板部(251−254)が箱本体(b1)の正面板部(11)の裏面下部に接着剤を介して接着され、上部支持板部(29)が箱本体(b1)の背面板部(14)の裏面上部に接着剤を介して接着され、ホルダー(h1)は全体が平面的に折り畳まれて箱本体(b1)の正面板部(11)と折り曲げられた底面略全面裏蓋板(17)との間に重ねられて、
    ホルダー(h1)は折り畳み構造体となし、
    (ハ)箱本体(b1)及びホルダー(h1)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b1)がホルダー(h1)の各仕切り板部(261−264)の傾動部(271−274)により各仕切り板部(261−264)が底面略全面蓋板部(16)及び底面略全面裏蓋板部(17)の引き起こしに干渉することなしに箱形に組み立てられ、箱本体(b1)の内部で正面板部(11)と背面板部(14)との間に各仕切り板部(261−264)が垂直に引き起こされて、箱本体(b1)内部に複数の容器収容部が区画形成され、
    箱本体(b1)の底面を2重構造とし、
    ホルダー(h1)の各仕切り板部(261−264)は下部を略四角形にして箱本体(b1)の底面まで延ばされる、
    ことを特徴とする緩衝機能付き包装用箱。
  2. 天面に蓋で開閉される開口を有し、ガラス製のビンやボトルを含むガラス製の容器を収容する箱本体(b2)と、箱本体(b2)内に一体に形成され、各容器の周囲を保持するための仕切りを有するホルダー(h2)とを備え、容器を箱本体(b2)内でホルダー(h2)の仕切りにより保持して収容する緩衝機能付き包装用箱において、
    (イ)箱本体(b2)は、展開した状態において、
    組み立て時の箱本体(b2)の正面をなす正面板部(31)と、
    正面板部(31)の左右側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左右側面をなす一対の左右側面板部(32、33)と、
    左側面板部(32)の左側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の背面をなす背面板部(34)と、
    背面板部(34)の左側部に設けられ、組み立て時に右側面板部(33)の裏面に固定される接着部(341)と、
    背面板部(34)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の天面を開閉する蓋をなす蓋板部(35)と、
    正面板部(31)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の底面の略右側半面の略前側半部を封じる右側半部(36R)、略左側半面の全部を封じる左側半部(36L)からなり、左側半部(36L)と右側半部(36R)との間に係止段部36Aを有する蓋をなす底面前側蓋板部(36)、及び底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)の下側部に連続して底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)と略対称的に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部(36)の左側半部(36L)の裏側に重ねられて箱本体(b2)の底面の略左側半面の全部を封じる裏蓋をなす底面前側裏蓋板部(37)と、
    背面板部(34)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の底面の略右側半面の全部を封じる左側半部(38L)、略左側半面の略後側半部を封じる右側半部(38R)からなり、左側半部(38L)と右側半部(38R)との間に係止段部(18A)を有する蓋をなす底面後側蓋板部(38)、及び底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)の下側部に連続して底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)と略対称的に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部(38)の左側半部(38L)の裏側に重ねられて箱本体(b2)の底面の略右側半面の全部を封じる裏蓋をなす底面後側裏蓋板部(38S)と、
    左側面板部(32)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左側上フラップをなす左側上フラップ板部(39)と、
    右側面板部(33)の上側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の右側上フラップをなす右側上フラップ板部(40)と、
    左側面板部(32)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の左側下フラップをなす左側下フラップ板部(41)と、
    右側面板部(33)の下側部に連続して設けられ、組み立て時に箱本体(b2)の右側下フラップをなす右側下フラップ板部(42)と、
    底面前側蓋板部(36)の右側半部(36R)の右端に設けられ、組み立て時に底面前側蓋板部(36)及び右側下フラップ板部(42)を連結する右側連結タブ(43)と、
    底面後側蓋板部(38)の右側半部(38R)の右端に設けられ、組み立て時に底面後側蓋板部(38)及び左側下フラップ板部(41)を連結する右側連結タブ(44)と、
    を備え、
    背面板部(34)の左側部に設けられた接着部(341)が右側面板部(33)の裏面に重ねられて接着剤を介して結合され、底面前側蓋板部(36)の右側連結タブ(43)が右側下フラップ板部(42)の表面に重ねられて接着剤を介して結合されるとともに、底面後側蓋板部(38)の右側連結タブ(44)が左側下フラップ板部(41)の表面に重ねられて接着剤を介して結合され、
    底面前側裏蓋板部(37)が底面前側蓋板部(36)の裏側に折り畳まれて、底面前側蓋板部(36)は底面前側裏蓋板部(37)とともに正面板部(31)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、右側下フラップ板部(42)は右側面板部(33)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ右側面板部(33)は折り曲げられた底面前側蓋板部(36)に重なるように折り曲げられ、底面後側裏蓋板部(38S)が底面後側蓋板部(38)の裏側に折り畳まれて、底面後側蓋板部(38)は底面後側裏蓋板部(38S)とともに背面板部(34)の裏側に重なるように折り曲げられるとともに、左側下フラップ板部(41)は左側面板部(32)の裏側に重なるように折り曲げられ、かつ左側面板部(32)は折り曲げられた底面後側蓋板部(38)に重なるように折り曲げられて、
    箱本体(b2)は折り畳み構造体となし、
    (ロ)ホルダー(h2)は、左側のホルダー(h2−1)と右側のホルダー(h2−2)とからなり、
    左側のホルダー(h2−1)は、展開した状態において、
    底面前側裏蓋板部(37)の下側部(371)に連続して設けられ、
    当該下側部(371)に正面板部(31)の左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M2)を設定され、各基準点(M2)から当該下側部(371)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L371、L372)を有し、
    各縦方向折れ線(L371、L372)の右側に、当該下側部(371)に対して横方向折れ線(L381、L382)を介して連続して形成され、組み立て時に正面板部(31)の裏面左側の下部側に接着される複数又は1つの下部支持板部(512)と、
    各縦方向折れ線(L371、L372)の左側に、当該下側部(371)から当該下側部(371)上の切り込み線(C11、C12)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L391、L392)を付けられて対角線の上半部を傾動部(513、514)とし、組み立て時に背面板部(34)の裏面左側の上部側から正面板部(31)の裏面左側の下部側に斜めに架け渡される仕切りをなす複数の仕切り板部(515、516)と、
    各仕切り板部(515、516)の左下端部の左側に折れ線(L401、L402)を介して形成されたつなぎ部(517、518)により接続され、仕切り板部(516)の下部に仕切り板部(516)の下部から切り込み線(C13)により切り離されて形成され、組み立て時に背面板部(34)の裏面左側の上部側に接着される上部支持板部(519)と、
    を備え、
    右側のホルダー(h2−2)は、展開した状態において、
    底面後側蓋板部(38S)の下側部(38S1)に連続して設けられ、
    当該下側部(38S1)に背面板部(34)の左端部に対応する位置から収容する容器の保持に必要な所定の間隔で複数の基準点(M2)を設定され、各基準点(M2)から当該下側部(38S1)に対して下方直角に延びる複数の縦方向折れ線(L411、L412)を有し、
    各縦方向折れ線(L411、L412)の右側に、当該下側部(38S1)に対して横方向折れ線(L421、L422)を介して連続して形成され、組み立て時に背面板部(34)の裏面右側の下部側に接着される複数又は1つの下部支持板(522)と、
    各縦方向折れ線(L411、L412)の左側に、当該下側部(38S1)から当該下側部(38S1)上の切り込み線(C14、C15)により切り離されて左下斜めに延び、少なくとも上部を略四角形に形成されてその右上角から左下角に向けた一方の対角線上に折れ線(L431、L432)を付けられて対角線の上半部を傾動部(523、524)とし、組み立て時に正面板部(31)の裏面右側の上部側から背面板部(34)の裏面右側の下部側に斜めに架け渡される仕切りとなす複数の仕切り板部(525、526)と、
    各仕切り板部(525、526)の左下端部の左側に折れ線(L441、L442)を介して形成されたつなぎ部(527、528)により接続され、仕切り板部(526)の下部に仕切り板部(526)の下部から切り込み線(C16)により切り離されて形成され、組み立て時に正面板部(31)の裏面右側の上部側に接着される上部支持板部(529)と、
    を備え、
    ホルダー(h2)は、左側のホルダー(h2−1)側の下部支持板部(512)が組み立て時の箱本体(b2)の正面板部(31)の裏面左側の下部側に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部(519)が組み立て時の箱本体(b2)の背面板部(34)の裏面左側の上部側に接着剤を介して接着され、右側のホルダー(h2−2)側の下部支持板部(522)が組み立て時の箱本体(b2)の背面板部(34)の裏面右側の下部側に接着剤を介して接着されるとともに、上部支持板部(529)が組み立て時の箱本体(b2)の正面板部(31)の裏面右側の上部側に接着剤を介して接着され、
    ホルダー(h2)は全体が平面的に折り畳まれて、底面前側裏蓋板部(37)側の各下部支持板部(511、512)、各仕切り板部(515、516)、上部支持板部(519)が箱本体(b2)の正面板部(31)と折り曲げられた底面前側裏蓋板部(37)との間に重ねられ、底面後側裏蓋板部(38S)側の各下部支持板部(521、522)、各仕切り板部(525、526)、上部支持板部(529)が箱本体(b2)の背面板部(34)と折り曲げられた底面後側裏蓋板部(38S)との間に重ねられて、
    ホルダー(h2)は折り畳み構造体となし、
    (ハ)箱本体(b2)及びホルダー(h2)の折り畳み構造体を左右側方から横方向中心へ向けて押圧するワンタッチ操作で、箱本体(b2)がホルダー(h2)の各仕切り板部(515、516、525、526)の傾動部(513、514、523、524)により各仕切り板部(515、516、525、526)が底面前側蓋板部(36)及び底面後側蓋板部(38)の引き起こしに干渉することなしに箱形に組み立てられ、箱本体(b2)の内部で正面板部(31)と背面板部(34)との間に各仕切り板部(515、516、525、526)が垂直に引き起こされて、箱本体(b2)内部に複数の容器収容部が区画形成され、
    箱本体(b2)の底面を2重構造とし、
    ホルダー(h2)の各仕切り板部(515、516、525、526)は下部を略四角形にして箱本体(b2)の底面まで延ばされる、
    ことを特徴とする緩衝機能付き包装用箱。
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