JP6360623B2 - 車両用サスペンションアーム - Google Patents

車両用サスペンションアーム Download PDF

Info

Publication number
JP6360623B2
JP6360623B2 JP2017512269A JP2017512269A JP6360623B2 JP 6360623 B2 JP6360623 B2 JP 6360623B2 JP 2017512269 A JP2017512269 A JP 2017512269A JP 2017512269 A JP2017512269 A JP 2017512269A JP 6360623 B2 JP6360623 B2 JP 6360623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
vehicle body
vertical wall
flange
suspension arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017512269A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016167151A1 (ja
Inventor
陽平 監物
陽平 監物
泰隆 太田
泰隆 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FTECH CO., LTD.
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
FTECH CO., LTD.
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FTECH CO., LTD., Honda Motor Co Ltd filed Critical FTECH CO., LTD.
Publication of JPWO2016167151A1 publication Critical patent/JPWO2016167151A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6360623B2 publication Critical patent/JP6360623B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/008Attaching arms to unsprung part of vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/001Suspension arms, e.g. constructional features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/122Constructional features of arms the arm having L-shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/80Manufacturing procedures
    • B60G2206/81Shaping
    • B60G2206/8103Shaping by folding or bending

Description

本発明は、車両用サスペンションアームに関し、特に、自動車等の車両に装着される車両用サスペンションアームに関するものである。
近年、自動車等の車両に装着されるサスペンションアームにおいては、車両の軽量化やコスト低減のために1枚の鋼板をプレス成形して構成することが多くなっている。
かかる状況下で、特許文献1は、自動車のサスペンションアームに関し、部品点数やコストを増加させることなくカラー溶接部への応力集中を防止するために、フロント取付部とリヤ取付部との間を繋ぐ縦壁部分に切欠部を形成する構成を開示している。
特開2003−300405
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1においては、縦壁部分に切欠部を形成することにより、カラー溶接部の応力集中を回避することができるが、切欠部を形成することにより、却って縦壁部分の強度や剛性が低下する傾向も考えられ、サスペンションアームとして必要な強度や剛性を確保する観点からは改善の余地がある。
更に、本発明者の検討によれば、必要な生産性を確保しながら、強度や剛性を増強することができる新規な構成のサスペンションアームが強く求められた状況にある。
本発明は、以上の検討を経てなされたもので、簡便な構成で、必要な生産性を確保しながら強度や剛性を増強することができる車両用サスペンションアームを提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明の第1の局面における車両用サスペンションアームは、車輪が取り付けられる車輪取付部と、前記車輪取付部に対する車体の幅方向の内側の位置に設けられる第1車体取付部と、前記第1車体取付部に対する前記車体の前後方向の後ろ側の位置に設けられる第2車体取付部と、前記車輪取付部及び前記第1車体取付部間を接続して延在する第1縦壁と、前記車輪取付部及び前記第2車体取付部間を接続して延在する第2縦壁と、前記第1車体取付部及び前記第2車体取付部間を接続して延在する第3縦壁と、前記第1縦壁の上端部、前記第2縦壁の上端部及び第3縦壁の上端部間を接続して延在する上壁と、前記第1縦壁、前記第2縦壁、前記第3縦壁、及び前記上壁により画成されると共に前記車体の上下方向の下側に開いた内凹部と、前記第1車体取付部及び前記第2車体取付部間において前記第3縦壁を前記内凹部側に向かって陥設された凹壁部と、前記第2縦壁の前記第2車体取付部側の下端部を前記内凹部側に折り曲げた第1内向きフランジと、前記第3縦壁の前記第2車体取付部側の下端部を前記内凹部側に折り曲げた第2内向きフランジと、前記第3縦壁の前記第1車体取付部側の下端部を前記内凹部とは反対側に折り曲げた外向きフランジと、を備え、前記第2内向きフランジは、少なくとも前記第2車体取付部と前記凹壁部との間で延在し、前記外向きフランジは、前記第1車体取付部及び前記凹壁部にわたって延在し、前記第2内向きフランジ及び前記外向きフランジ間には、前記凹壁部の下端部を折り曲げないで前記下側に垂下させた部分に対応して、前記第2内向きフランジ及び前記外向きフランジが互いに切り換わるフランジ切り換わり部が設けられる構成を有する。
また、本発明は、かかる第1の局面に加え、前記フランジ切り換わり部は、前記第1車体取付部側に位置する第1平坦壁及び前記第2車体取付部側に位置する第2平坦壁間を連絡する湾曲壁に設けられることを第2の面とする。
また、本発明は、かかる第1又は第2の局面に加え、前記第2内向きフランジは、前記第2車体取付部及び前記凹壁部にわたって延在することを第3の面とする。
また、本発明は、かかる第1から第3のいずれかの局面に加え、前記第2内向きフランジと前記フランジ切り換わり部との接続部位における前記第3縦壁は、前記下側に突設されることを第4の面とする。
また、本発明は、かかる第1から第4のいずれかの局面に加え、前記外向きフランジは、その先端部において平坦部を有することを第5の面とする。
また、本発明は、かかる第1から第5のいずれかの局面に加え、前記第1車体取付部は、前記第1縦壁の一部である前壁、及び前記第3縦壁の一部であると共に前記前壁に対して前記前後方向で対向する後壁から成ることを第6の面とする。
また、本発明は、かかる第1から第6のいずれかの局面に加え、前記第2車体取付部は、前記第2縦壁の一部である外壁、前記第3縦壁の一部である内壁、前記上壁の一部である後上壁、前記第1内向きフランジの一部である第1底壁、及び前記第2内向きフランジの一部である第2底壁から成ることを第7の面とする。
また、本発明は、かかる第1から第6のいずれかの局面に加え、前記第2車体取付部は、前記第2縦壁の一部である外壁、前記第3縦壁の一部である内壁、前記上壁の一部である後上壁、及び前記後上壁を貫通する後取付孔から成ることを第8の面とする。
本発明の第1の局面における構成によれば、少なくとも第2車体取付部と凹壁部との間で延在する第2内向きフランジと、第1車体取付部及び凹壁部にわたって延在する外向きフランジと、の間に、凹壁部の下端部を折り曲げないで下側に垂下させた部分に対応して、第2内向きフランジ及び外向きフランジが互いに切り換わるフランジ切り換わり部が設けられることにより、簡便な構成で、第2内向きフランジ及び外向きフランジを含むサスペンションアームの必要な生産性を確保しながら、第1車体取付部や第2車体取付部への応力集中を低減してサスペンションアームの強度や剛性を増強することができる。
また、本発明の第2の局面における構成によれば、フランジ切り換わり部が、第1車体取付部側に位置する第1平坦壁及び第2車体取付部側に位置する第2平坦壁間を連絡する湾曲壁に設けられることにより、第1車体取付部への応力集中を一層低減しながら、プレス成形時に凹壁部の形状凍結性を向上して湾曲壁を精度よく形成することができ、かかる湾曲壁に設けられたフランジ切り換わり部がプレス成形時の母材の材料流れを適切に確保して、第2内向きフランジ及び外向きフランジを精度よく形成することができる。
また、本発明の第3の局面における構成によれば、第2内向きフランジが、第2車体取付部及び凹壁部にわたって延在することにより、第2車体取付部のサイズの設定自由度を増すことができると共に、第2車体取付部の強度や剛性を増強することができる。
また、本発明の第4の局面における構成によれば、第2内向きフランジとフランジ切り換わり部との接続部位における第3縦壁が、下側に突設されることにより、応力集中し易い傾向にあるかかる接続部位における第3縦壁の壁長を増大することができ、その応力集中の度合いを緩和することができる。
また、本発明の第5の局面における構成によれば、外向きフランジが、その先端部において平坦部を有することにより、凹壁部及び外フランジを精度よく形成することができる。
また、本発明の第6の局面における構成によれば、第1車体取付部が、第1縦壁の一部である前壁、及び第3縦壁の一部であると共に前壁に対して前後方向で対向する後壁から成ることにより、筒状のサスペンションブッシュを収容するカラー部材を溶接等により装着することができる。
また、本発明の第7の局面における構成によれば、第2車体取付部が、第2縦壁の一部である外壁、第3縦壁の一部である内壁、上壁の一部である後上壁、第1内向きフランジの一部である第1底壁、及び第2内向きフランジの一部である第2底壁から成ることにより、前後方向に装着するタイプのサスペンションブッシュに適合した構成を実現することができる。
また、本発明の第8の局面における構成によれば、第2車体取付部が、第2縦壁の一部である外壁、第3縦壁の一部である内壁、上壁の一部である後上壁、及び後上壁を貫通する後取付孔から成ることにより、上下方向に装着するタイプのサスペンションブッシュに適合した構成を実現することができる。
本発明の実施形態における車両用サスペンションアームの上面図である。 本実施形態における車両用サスペンションアームの下面図である。 本実施形態における車両用サスペンションアームの右側面図である。 図1のA−A断面図である。 本実施形態の変形例における車両用サスペンションアームの上面図である。 本実施形態の変形例における車両用サスペンションアームの下面図である。
以下、図1から図4を適宜参照して、本発明の実施形態における車両用サスペンションアームにつき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成す。また、x軸の正方向が車体の左方向であり、y軸の正方向が車体の前方向であり、かつ、z軸の正方向が車体の上方向である。また、x軸の方向を幅方向と呼ぶことがあり、y軸の方向を前後方向と呼ぶことがある。
図1は、本実施形態における車両用サスペンションアームの上面図であり、図2は、本実施形態における車両用サスペンションアームの下面図である。また、図3は、本実施形態における車両用サスペンションアームの右側面図であり、図4は、図1のA−A断面図である。
図1から図4に示すように、本実施形態におけるサスペンションアーム1は、自動車等の車両の左側のロアアームに適用され、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して得られるものであり、いずれも図示を省略する弾性部材を介してサブフレーム等の車体側部材に装着されるものである。なお、右側のロアアームは、典型的には左側のロアアームの構成を左右反転させた構成を有する。
具体的には、サスペンションアーム1は、基本的に上方に凸の形状を呈した板部材であり、上壁10、上壁10の前端部から垂下すると共に実質的に幅方向に延在する第1縦壁60、上壁10の後端部から垂下すると共に左前側と右後ろ側との間を実質的に斜行して延在する第2縦壁70、及び上壁10の右端部から垂下すると共に実質的に前後方向に延在する第3縦壁80を備える。かかる上壁10、第1縦壁60、第2縦壁70、及び第3縦壁80により、サスペンションアーム1の内側の凹部である内凹部120が画成される。
上壁10は、上壁10の左端部を上下方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前後方向で互いに並置された前後の取付孔21、21、及び前後の取付孔21、21の右側において上壁10を上下方向に貫通するように穿孔して形成された右取付孔22が各々設けられた平坦部20を有する。
また、上壁10は、その中央部の全体にわたって下方に陥設されると共に、それを上下方向に貫通するように穿孔して形成された工具孔31を有する窪み部30を有する。併せて、上壁10は、窪み部30の右前部から右側に延在する前上壁40、及び窪み部30の右後部から後ろ側に延在する後上壁50と、を各々有する。
第1縦壁60は、その右端部において前上壁40の前端部から垂下する前壁41を成し、第3縦壁80は、その前端部において前上壁40の後端部から垂下すると共に、前壁41に対して前後方向で対向する後壁42を成す。かかる前壁41及び後壁42間には、カラー部材110が固設される。なお、第1縦壁60の下端部には、そのプレス成形時の工程の煩雑さが許容される場合に、必要に応じ、かかる下端部を内凹部120側に近づけるようにその側に折り曲げて形成されたフランジを設けてもよい。
第2縦壁70は、その左端部以外におけるその下端部を内凹部120側に近づけるようにその側に折り曲げて形成されると共に典型的にはx−y平面と平行な第1内向きフランジ71を有する。かかる第2縦壁70は、その後端部において後上壁50の左端部から垂下する外壁51を成す。また、かかる第1内向きフランジ71は、その後端部において外壁51の下端部を内凹部120側に近づけるようにその側に折り曲げて形成されると共に典型的にはx−y平面と平行な第1底壁52を成す。
第3縦壁80は、その後端部におけるその下端部を内凹部120側に近づけるようにその側に折り曲げて形成されると共に典型的にはx−y平面と平行な第2内向きフランジ82を有する。かかる第3縦壁80は、その後端部において後上壁50の右端部から垂下する内壁53を成す。また、かかる第2内向きフランジ82は、その後端部において内壁53の下端部を内凹部120側に近づけるようにその側に折り曲げて形成されると共に典型的にはx−y平面と平行な第2底壁54を成す。
また、第3縦壁80は、後壁42及び第2内向きフランジ82間において内凹部120側に向かってそれが陥設された凹壁部81を成すと共に、凹壁部81及び後壁42の左部分において連続的にそれらの各々の下端部を内凹部120から遠ざかるように内凹部120と反対側に折り曲げて形成された外向きフランジ90を有する。このように外向きフランジ90を凹壁部81及び後壁42にわたって延在するように設けるのは、凹壁部81における第3縦壁80や車体取付部の構成要素である後壁42の各々の強度や剛性を増大し得ることを考慮したものである。また、凹壁部81に対する外向きフランジ90の開き角は、外向きフランジ90のプレス成形性を考慮すれば鈍角であることが好ましい。なお、第2内向きフランジ82は、少なくとも内壁53と凹壁部81との間で延在し、サスペンションアーム1の強度や剛性を向上する観点からは、その内壁53から前方に延在して凹壁部81に掛かるように、つまり内壁53及び凹壁部81にわたって延在するように設けられることが好ましい。
ここで、第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90間における凹壁部81の範囲内に対応して、第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90を互いに切り換えるべく、凹壁部81の下端部を折り曲げないで垂下させた部分であるフランジ切り換わり部100が設けられる。このように、フランジ切り換わり部100が凹壁部81に限定的に設けられるのは、特にプレス成形時に、母材の材料流れを適切に確保して、凹壁部81に設けられる第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90の形状を精度よく形成し得ることを考慮したものである。また、フランジ切り換わり部100を設けることにより、第2内向きフランジ82、外向きフランジ90及びフランジ切り換わり部100の各々の延在長さを相対的に調整することが可能となり、第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90をプレス成形する際の工程数を減少することができる。
なお、第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90の各々の前後方向の端部には、それらと第3縦壁80との接続部位に残存する角R等に起因して、微小なフランジ形状が存在する場合があるが、そのような部分以外において凹壁部81の下端部をそのまま垂下させた部分が、フランジ切り換わり部100に相当する。
また、フランジ切り換わり部100の前側における第3縦壁80には、その下端部が外向きフランジ90に接続される第1平坦壁83がその一部として設けられると共に、フランジ切り換わり部100の後ろ側における第3縦壁80には、その下端部が第2内向きフランジ82に接続される第2平坦壁84がその一部として設けられ、かつ、第1平坦壁83及び第2平坦壁84間の凹壁部81における第3縦壁80には、内凹部120側に向かってそれが陥設された湾曲壁85が設けられて、フランジ切り換わり部100が、かかる湾曲壁85に対応して設けられることが好ましい。このように、第1平坦壁83及び第2平坦壁84を設けると共にそれらの間に設けられる湾曲壁85に対応してフランジ切り換わり部100が設けられるのは、特にプレス成形時における第1平坦壁83及び第2平坦壁84が凹壁部81の形状凍結性を向上して、正確な形状が得られにくい傾向のある湾曲壁85の形状をより精度よく形成し得ると共に、湾曲壁85に設けられたフランジ切り換わり部100が、プレス成形時の母材の材料流れをより適切に確保して、第2内向きフランジ82及び外向きフランジ90の形状をより精度よく形成し得ることを考慮したものである。また、第1平坦壁83及び第2平坦壁84は、プレス成形時の形状凍結性をより増大する観点からは、対応する第3縦壁80の上下方向の全域を占める壁長を各々有していることが好ましい。なお、外向きフランジ90と第1平坦壁83とは必ずしも接続されていなくてもよく、第2内向きフランジ82と第2平坦壁84とは必ずしも接続されていなくてもよいが、サスペンションアーム1のプレス成形性や強度等を考慮すれば、これらは対応して互いに接続されていることが好ましい。
また、第2内向きフランジ82とフランジ切り換わり部100との接続部位86における第3縦壁80は、下方に突出した突出部を成していることが好ましい。このように接続部位86における第3縦壁80を下方に突出させるのは、応力の集中する傾向にある第2内向きフランジ82とフランジ切り換わり部100との接続部位86における第3縦壁80の壁長を増大させて、接続部位86における応力集中の度合いを緩和し得ることを考慮したものである。なお、接続部位86の突出部と第2内向きフランジ82とは、緩やかなR形状で接続されることが、応力集中の度合いをより緩和する観点からはより好ましい。
また、外向きフランジ90は、その先端部が平坦部91に形成されることが、凹壁部81及び外向きフランジ90の形状をより精度よく形成する観点からは好ましく、更に、プレス成形時の工程の煩雑さが許容される場合には、その先端部が湾曲形状を呈するように形成されていてもよい。
以上の構成を有するサスペンションアーム1は、典型的にはフロントサスペンションのL型ロアアームであり、車体側部材に装着される部位として、前方側の取付部である第1車体取付部A1及び後方側の取付部である第2車体取付部A2の2箇所が設定されると共に、車輪部材を取り付ける部位として、車輪取付部Wが設定されている。車輪取付部W及び第1車体取付部A1間は、上壁10及び第1縦壁60で接続され、車輪取付部W及び第2車体取付部A2間は、上壁10及び第2縦壁70で接続され、かつ、第1車体取付部A1及び第2車体取付部A2間は、上壁10及び第3縦壁80で接続される。
詳しくは、第1車体取付部A1は、前壁41及び後壁42間に固設されたカラー部材110に対応して配置される。かかる第1車体取付部A1においては、図示を省略する円筒状のゴムブッシュがカラー部材110の内部に圧入された後に、かかるゴムブッシュの貫通孔及び車体側の取付け部材に図示を省略するボルト等の締結部材が挿通され、かかる締結部材を介してゴムブッシュが図示を省略する車体側部材に締結されることにより、第1車体取付部A1がかかる車体側部材に装着される。なお、プレス成形時の工程の煩雑さが許容される場合には、前壁41及び後壁42にバーリング成形された筒状部を各々成形して、ゴムブッシュの保持部を構成してもよい。
第2車体取付部A2は、後上壁50、外壁51、内壁53、第1底壁52、及び第2底壁54に対応して配置される。かかる第2車体取付部A2においては、図示を省略する円筒状のゴムブッシュがその貫通孔を介して後上壁50、外壁51、内壁53、第1底壁52、及び第2底壁54から構成される筒状部に圧入された後に図示を省略するブラケットでその下方から覆われ、かかる状態のブラケットがいずれも図示を省略するボルト等の締結部材を介して車体側部材に締結されることにより、第2車体取付部A2がかかる車体側部材に装着される。
車輪取付部Wは、平坦部20に設けられた前後の取付孔21、21及び右取付孔22に対応して配置される。かかる車輪取付部Wにおいては、いずれも図示を省略するナックル部材がその下方から平坦部20で支持された状態で、ボルト等の締結部材が取付孔21、21及び右取付孔22に挿通された後に、かかる締結部材がこれらに対応するナックル部材の締結孔に締結されることにより、ナックル部材がサスペンションアーム1に装着される。
さて、以上の本実施形態の構成においては、種々の変形例、特に第2車体取付部A2に関する変形例が考えられるため、以下、更に図5及び図6をも参照して、かかる変形例につき詳細に説明する。
図5は、本実施形態の変形例における車両用サスペンションアームの上面図である。また、図6は、本実施形態の変形例における車両用サスペンションアームの下面図である。
図5及び図6に示すように、本変形例の第2車体取付部A2’においては、後上壁50、外壁51、内壁53、第1底壁52、及び第2底壁54から構成される筒状部の代わりに、後上壁50を上下方向に貫通するように穿孔して形成された後取付孔130が設けられる。つまり、第2車体取付部A2’は、後上壁50、外壁51及び内壁53に加えて、後取付孔130に対応して配置される。
詳しくは、後取付孔130は、外壁51及び内壁53で左右が囲われた後上壁50に形成されているため、後取付孔130の周囲の強度や剛性が増強されている。かかる構成の第2車体取付部A2’においては、図示を省略する円環状のゴムブッシュが後取付孔130に圧入された後に、かかるゴムブッシュの貫通孔及び車体側の取付け部材に図示を省略するボルト等の締結部材が挿通され、かかる締結部材を介してゴムブッシュが図示を省略する車体側部材に締結されることにより、第2車体取付部A2’がかかる車体側部材に装着される。なお、プレス成形時の工程の煩雑さが許容される場合には、後取付孔130の周囲にバーリング成形された筒状部を成形して、ゴムブッシュの保持部を構成してもよい。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、簡便な構成で、必要な生産性を確保しながら強度や剛性を増強することができる車両用サスペンションアームを提供することができるものであるため、その汎用普遍的な性格から広範に車両等の移動体のサスペンションアームの分野に適用され得るものと期待される。

Claims (8)

  1. 車輪が取り付けられる車輪取付部と、
    前記車輪取付部に対する車体の幅方向の内側の位置に設けられる第1車体取付部と、
    前記第1車体取付部に対する前記車体の前後方向の後ろ側の位置に設けられる第2車体取付部と、
    前記車輪取付部及び前記第1車体取付部間を接続して延在する第1縦壁と、
    前記車輪取付部及び前記第2車体取付部間を接続して延在する第2縦壁と、
    前記第1車体取付部及び前記第2車体取付部間を接続して延在する第3縦壁と、
    前記第1縦壁の上端部、前記第2縦壁の上端部及び第3縦壁の上端部間を接続して延在する上壁と、
    前記第1縦壁、前記第2縦壁、前記第3縦壁、及び前記上壁により画成されると共に前記車体の上下方向の下側に開いた内凹部と、
    前記第1車体取付部及び前記第2車体取付部間において前記第3縦壁を前記内凹部側に向かって陥設された凹壁部と、
    前記第2縦壁の前記第2車体取付部側の下端部を前記内凹部側に折り曲げた第1内向きフランジと、
    前記第3縦壁の前記第2車体取付部側の下端部を前記内凹部側に折り曲げた第2内向きフランジと、
    前記第3縦壁の前記第1車体取付部側の下端部を前記内凹部とは反対側に折り曲げた外向きフランジと、
    を備え、
    前記第2内向きフランジは、少なくとも前記第2車体取付部と前記凹壁部との間で延在し、
    前記外向きフランジは、前記第1車体取付部及び前記凹壁部にわたって延在し、
    前記第2内向きフランジ及び前記外向きフランジ間には、前記凹壁部の下端部を折り曲げないで前記下側に垂下させた部分に対応して、前記第2内向きフランジ及び前記外向きフランジが互いに切り換わるフランジ切り換わり部が設けられる車両用サスペンションアーム。
  2. 前記フランジ切り換わり部は、前記第1車体取付部側に位置する第1平坦壁及び前記第2車体取付部側に位置する第2平坦壁間を連絡する湾曲壁に設けられる請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  3. 前記第2内向きフランジは、前記第2車体取付部及び前記凹壁部にわたって延在する請求項1又は2に記載の車両用サスペンションアーム。
  4. 前記第2内向きフランジと前記フランジ切り換わり部との接続部位における前記第3縦壁は、前記下側に突設される請求項1から3のいずれかに記載の車両用サスペンションアーム。
  5. 前記外向きフランジは、その先端部において平坦部を有する請求項1から4のいずれかに記載の車両用サスペンションアーム。
  6. 前記第1車体取付部は、前記第1縦壁の一部である前壁、及び前記第3縦壁の一部であると共に前記前壁に対して前記前後方向で対向する後壁から成る請求項1から5のいずれかに記載の車両用サスペンションアーム。
  7. 前記第2車体取付部は、前記第2縦壁の一部である外壁、前記第3縦壁の一部である内壁、前記上壁の一部である後上壁、前記第1内向きフランジの一部である第1底壁、及び前記第2内向きフランジの一部である第2底壁から成る請求項1から6のいずれかに記載の車両用サスペンションアーム。
  8. 前記第2車体取付部は、前記第2縦壁の一部である外壁、前記第3縦壁の一部である内壁、前記上壁の一部である後上壁、及び前記後上壁を貫通する後取付孔から成る請求項1から6のいずれかに記載の車両用サスペンションアーム。
JP2017512269A 2015-04-13 2016-04-04 車両用サスペンションアーム Active JP6360623B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015081750 2015-04-13
JP2015081750 2015-04-13
PCT/JP2016/061015 WO2016167151A1 (ja) 2015-04-13 2016-04-04 車両用サスペンションアーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016167151A1 JPWO2016167151A1 (ja) 2018-02-01
JP6360623B2 true JP6360623B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=57126145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017512269A Active JP6360623B2 (ja) 2015-04-13 2016-04-04 車両用サスペンションアーム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10286741B2 (ja)
JP (1) JP6360623B2 (ja)
CN (1) CN107428216B (ja)
DE (1) DE112016001710T5 (ja)
WO (1) WO2016167151A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6784172B2 (ja) * 2016-12-28 2020-11-11 三菱自動車エンジニアリング株式会社 サスペンションアーム
DE112020004207T5 (de) * 2019-09-05 2022-05-25 Multimatic Inc. Nahtloser Fahrzeugaufhängungsquerlenker

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2222119B (en) * 1988-07-29 1992-07-15 Suzuki Motor Co Suspension apparatus for vehicles
JP3191654B2 (ja) * 1995-08-30 2001-07-23 トヨタ自動車株式会社 サスペンションアーム
JP3725031B2 (ja) 2001-01-12 2005-12-07 本田技研工業株式会社 サスペンションアーム
JP2003300405A (ja) 2002-04-10 2003-10-21 Suzuki Motor Corp サスペンションアーム
BR0310109A (pt) * 2003-07-07 2005-08-23 Zf Ansa Lemfoerder S L Braço de suspensão para um veìculo motorizado
DE102004009722A1 (de) * 2004-02-25 2005-09-22 Zf Friedrichshafen Ag Radführungslenker
DE102005004917B4 (de) * 2005-02-02 2013-02-28 Benteler Automobiltechnik Gmbh Lenkerbauteil für Radaufhängungen von Kraftfahrzeugen und Verfahren zu seiner Herstellung
CN2880561Y (zh) * 2006-02-10 2007-03-21 上海汇众汽车制造有限公司 汽车前下控制臂
BRPI0913995A2 (pt) 2008-07-10 2015-10-20 Honda Motor Co Ltd braço de suspensão para veículo
IT1398384B1 (it) * 2009-02-05 2013-02-22 Sistemi Sospensioni Spa Braccio oscillante per sospensione di veicolo e procedimento per la sua realizzazione
DE112010001366T5 (de) * 2009-03-20 2012-10-11 Magna International Inc. Radaufhängungsarm/-strebe für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Herstellen desselben/derselben
CN201432560Y (zh) * 2009-06-29 2010-03-31 上海华普汽车有限公司 后弹性铰接和三角臂总成
CN201511770U (zh) * 2009-09-10 2010-06-23 比亚迪股份有限公司 一种悬架臂
DE102010031891A1 (de) * 2010-07-21 2012-01-26 Benteler Automobiltechnik Gmbh Querlenker
JP2012158200A (ja) 2011-01-28 2012-08-23 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の懸架装置
JP2012188076A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Yorozu Corp 車両用のアーム部品とその製造方法
BR112014015255B1 (pt) * 2011-12-21 2022-02-01 F-Tech Inc. Estrutura de montagem de braço de suspensão
JP6131750B2 (ja) * 2013-07-22 2017-05-24 スズキ株式会社 トレーリングアーム
DE102013221893A1 (de) * 2013-10-29 2015-04-30 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren zur Herstellung eines Lenkers und Mehr-Punkt-Lenker für ein Kraftfahrzeug
EP2918430B1 (de) * 2014-03-12 2017-05-03 Autotech Engineering Deutschland GmbH Fahrwerkslenker für ein Kraftfahrzeug
EP2927029B1 (de) * 2014-04-02 2018-06-13 Autotech Engineering Deutschland GmbH Verfahren zum Herstellen eines Fahrwerklenkers
US9937764B2 (en) * 2014-04-11 2018-04-10 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Method for producing press-formed product and automobile lower arm
JP6488598B2 (ja) * 2014-09-05 2019-03-27 スズキ株式会社 サスペンションフレーム構造
KR101732063B1 (ko) * 2015-04-29 2017-05-08 주식회사 일진 볼 조인트 일체형 자동차용 하이브리드 암 및 그 제조 방법
DE102015212766A1 (de) * 2015-07-08 2017-01-12 Ford Global Technologies, Llc Querlenker für ein Kraftfahrzeug
WO2017115932A1 (ko) * 2015-12-30 2017-07-06 주식회사 일진 차량용 하이브리드 현가암 및 그 제조방법
DE102016220165A1 (de) * 2016-10-14 2018-04-19 Ford Global Technologies, Llc Lenker in Schalenbauweise für eine Radaufhängung eines Fahrzeugs
DE102017108982B4 (de) * 2017-04-26 2024-02-15 Benteler Automobiltechnik Gmbh Radlenker mit einem Kugelgelenk

Also Published As

Publication number Publication date
CN107428216A (zh) 2017-12-01
WO2016167151A1 (ja) 2016-10-20
DE112016001710T5 (de) 2018-01-04
US20180065437A1 (en) 2018-03-08
JPWO2016167151A1 (ja) 2018-02-01
CN107428216B (zh) 2020-03-17
US10286741B2 (en) 2019-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3020618B1 (en) Subframe for vehicle
WO2016143625A1 (ja) トーションビーム式サスペンション
CN106184369B (zh) 车辆用副车架
US9931902B2 (en) Stabilizer bushing and stabilizer-bar mounting device
US10518835B2 (en) Drop-out structure for wheel alignment
US10272730B2 (en) Structural component for a motor vehicle
JP6600228B2 (ja) 車両用サブフレーム
JP5946996B2 (ja) サスペンションフレーム構造
JP6360623B2 (ja) 車両用サスペンションアーム
WO2015111754A1 (ja) 車両用サブフレーム
JP2016094128A (ja) 車両の車体前部構造
KR101587820B1 (ko) 자동차용 로워암 제조방법
CN208730733U (zh) 减振器转向支架
JP5879415B1 (ja) サスペンション部材用エンドプレート
KR101553811B1 (ko) 프론트 로워암장치
CN106627790B (zh) 车辆地板及车辆
CN109693501A (zh) 汽车及其悬架支架
KR102607438B1 (ko) 차량용 현가암
WO2020168442A1 (en) Multi-piece rear trunk lid
JP6035316B2 (ja) サスペンション用トーションビーム
JP2014201191A (ja) サスペンションアーム取付構造
JP6516588B2 (ja) サスペンションアーム及びその製造方法
RU153116U1 (ru) Подрамник с рычагами передней подвески в сборе
CN113352837A (zh) 扭力梁式悬架

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6360623

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250