JP6357593B2 - 物流システム、荷物配送方法、及びプログラム - Google Patents

物流システム、荷物配送方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、物流システム、荷物配送方法、及びプログラムに関する。
従来、無人航空機を利用して荷物を配送する技術が知られている。例えば、特許文献1には、荷物の集荷先まで無人航空機を飛行させ、集荷先で昇降部を利用して荷物を集荷し、配送先に荷物を配送する方法が記載されている。
特開2005−263112号公報
無人航空機が荷物を配送する場合、飛行場のような電力や燃料の補給地点を経由するわけではないので、電池や燃料が無くなりそうになっても途中で補給することができない。もし仮に、配送経路上に補給地点があったとしても、有人航空機のようにパイロットの判断で臨機応変に行き先を変更して補給地点に立ち寄ることは困難である。更に、無人航空機が補給地点に立ち寄れたとしても、補給地点に協力者がいなければ電力や燃料を補給することができず、補給地点で荷物が盗難にあう恐れもある。このため、無人航空機の電池や燃料が途中で無くなってしまい、無人航空機が配送を完了できない可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、無人航空機による配送完了の確実性を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明に係る物流システムは、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る荷物配送方法は、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報ステップと、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、前記検索ステップにより検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段、としてコンピュータを機能させる。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
また、本発明の一態様では、前記集荷先及び前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、前記検索手段は、各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分と、前記配送先から前記待機場所に飛行する分と、の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所であり、前記検索手段は、各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先である前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を、前記配送先である前記待機場所に戻ることによって配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、各無人航空機の重量に関する航空機重量情報を取得する航空機重量情報取得手段と、前記荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する荷物重量情報取得手段と、を更に含み、前記第1消費量取得手段は、各無人航空機の前記航空機重量情報に基づいて、当該無人航空機の第1消費量情報を取得し、前記第2消費量取得手段は、各無人航空機の前記航空機重量情報と前記荷物重量情報とに基づいて、前記第2消費量情報を取得する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、飛行中の前記無人航空機の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、他の荷物の配送が完了して前記待機場所に戻る途中の前記無人航空機がいる場合、当該無人航空機の前記現在位置情報に基づいて、前記現在位置から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、風向及び風速の少なくとも一方に関する風情報を取得する風情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、前記風情報に基づいて定まる風の中で前記荷物を配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記指示手段は、前記検索手段により複数の無人航空機が検索された場合、前記待機場所から前記集荷先への飛行距離又は飛行時間が最も短い無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、前記検索手段により複数の無人航空機が検索された場合、前記荷物の配送を終えた際の電池又は燃料の予想残量が最も多い無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、前記検索手段により検索された無人航空機のリストを、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に提示する提示手段と、前記提示手段により提示された前記リストの中から前記依頼主による選択を受け付ける選択受付手段と、を更に含み、前記指示手段は、前記依頼主により選択された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、各無人航空機は、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に対して、当該無人航空機の所有者が貸すものであり、前記待機場所情報取得手段は、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記物流システムは、各無人航空機の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する時間情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、各無人航空機の前記時間情報が示す時間内に前記荷物を配送可能な無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
本発明によれば、無人航空機による配送完了の確実性を高めることが可能になる。
物流システムのハードウェア構成を示す図である。 物流システムの処理の概要を示す図である。 依頼主が荷物の配送を申し込むための申込画面の一例を示す図である。 依頼主が荷物の配送を申し込むための申込画面の一例を示す図である。 物流システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。 配送データベースのデータ格納例を示す図である。 消費量データベースのデータ格納例を示す図である。 物流システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 物流システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 変形例の機能ブロック図である。 変形例(1)における無人航空機の移動を示す図である。 帰還中の無人航空機が次の荷物の配送をする様子を説明する図である。
[1.物流システムのハードウェア構成]
以下、本発明に関わる物流システムの実施形態の例を説明する。本実施形態では、無人航空機の所有者が所有する無人航空機を、依頼主がレンタルして荷物が配送される場面を例に挙げて物流システムの処理を説明する。
図1は、物流システムのハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、物流システム1は、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及び依頼主端末40を含む。サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及び依頼主端末40は、それぞれネットワークを介してデータ送受信可能に接続される。
サーバ10は、サーバコンピュータである。サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、例えば、一又は複数のマイクロプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムやデータに従って処理を実行する。記憶部12は、主記憶部及び補助記憶部を含む。例えば、主記憶部はRAMなどの揮発性メモリであり、補助記憶部は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。通信部13は、有線通信又は無線通信用のネットワークカードを含む。通信部13は、ネットワークを介してデータ通信を行う。
無人航空機20は、人が搭乗しない航空機であり、例えば、バッテリーで駆動する無人航空機(いわゆるドローン)やエンジンで駆動する無人航空機である。無人航空機20は、制御部21、記憶部22、通信部23、センサ部24、及び残量検出部25を含む。なお、無人航空機20は、プロペラ・モーター・バッテリーなどの一般的なハードウェアも含むが、ここでは省略している。また、制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であるので説明を省略する。
本実施形態では、無人航空機20は、荷物を格納する格納部を有する。格納部は、荷物を格納できる空間を有するものであればよく、無人航空機20の筐体と一体であってもよいし、別体であってもよい。格納部が無人航空機20の筐体と一体である場合、例えば、無人航空機20の筐体の内部に備えられた荷室(トランク)が格納部に相当する。格納部が無人航空機20の筐体と別体である場合、例えば、紐・ワイヤ・鎖・吊り具などによって無人航空機20に吊るされたコンテナが格納部に相当してもよいし、接着剤・磁石などにより無人航空機20の筐体に接続されたコンテナが格納部に相当してもよい。また、格納部は、任意の格納部材であってよく、例えば、上記のような荷室やコンテナ以外にも、箱・袋・ネット・鞄・容器(ケース)であってもよい。
センサ部24は、GPSセンサ、イメージセンサ(カメラ)、音声センサ(マイク)、風向風速センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び赤外線センサの少なくとも1つを含む。なお、無人航空機20には、任意のセンサが搭載されてよく、センサ部24は、地磁気センサ、高度センサ、変位センサ、又は温度センサ等を含んでもよい。
残量検出部25は、電池残量計又は燃料計であり、無人航空機20の電池又は燃料の残量情報を検出する。残量情報は、電池や燃料の残量の多さを示し、数値で表される。なお、残量情報の取得方法自体は、公知の種々の手法を適用可能である。例えば、クーロン・カウンタ方式、セル・モデリング方式、又はインピーダンス・トラック方式を利用して電池残量が検出されるようにすればよい。また例えば、機械式や電気式の燃料計を利用して燃料残量が検出されるようにすればよい。
所有者端末30は、無人航空機20の所有者が操作するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、又は携帯電話機(スマートフォンを含む)等である。所有者端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であるので説明を省略する。
操作部34は、プレイヤが操作を行うための入力デバイスであり、例えば、タッチパネルやマウス等のポインティングデバイスやキーボード等である。操作部34は、プレイヤによる操作内容を制御部31に伝達する。表示部35は、例えば、液晶表示部又は有機EL表示部等である。表示部35は、制御部31の指示に従って画面を表示する。
依頼主端末40は、配送の依頼主が操作するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、又は携帯電話機(スマートフォンを含む)等である。依頼主端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を含む。制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部34、及び表示部35と同様であるので説明を省略する。
なお、記憶部12,22,32,42に記憶されるものとして説明するプログラム及びデータは、ネットワークを介してこれらに供給されるようにしてもよい。また、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及び依頼主端末40のハードウェア構成は、上記の例に限られず、種々のコンピュータのハードウェアを適用可能である。例えば、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及び依頼主端末40の各々は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)を含んでもよい。この場合、情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータが読取部を介して、各コンピュータに供給されるようにしてもよい。
[2.物流システムの処理の概要]
図2は、物流システムの処理の概要を示す図であり、図3及び図4は、依頼主が荷物の配送を申し込むための申込画面の一例を示す図である。申込画面は、依頼主端末40の表示部45に表示される。図2の例では、3台の無人航空機20A〜20Cがレンタルの対象としてサーバ10に登録されているものとする。無人航空機20A〜20Cは、それぞれの所有者の自宅などの待機場所で待機しており、自身の電池又は燃料の残量情報を定期的にサーバ10に送信する。このため、サーバ10は、無人航空機20A〜20Cの各々の現在の残量情報を特定できるようになっている。
図3に示すように、依頼主は、申込画面50から荷物の集荷先・配送先・重量を入力フォーム51から入力する。例えば、自宅の鍵を忘れて外出した家族に依頼主の鍵を配送したい場合、集荷先は依頼主がいる場所であり、配送先は家族がいる場所であり、荷物の重量は鍵の重量となる。依頼主が入力フォーム51にこれらの情報を入力して検索ボタン52を選択すると、荷物の配送を完了するのに必要な電池又は燃料の残量を有する無人航空機20が検索され、図4に示すリスト53に表示される。
図4に示すように、ここでは、無人航空機20Aは十分な残量がないためリスト53には表示されず、無人航空機20B及び20Cは十分な残量があるためリスト53に表示される。なお、無人航空機20B及び20Cは、待機場所が異なるので、集荷や配送の時刻が異なる。また、配送に必要な飛行距離に応じて配送料金が決まるようにしてもよい。例えば、依頼主が、リスト53から無人航空機20Cを選択して申込ボタン54を選択すると、無人航空機20Cに荷物の集荷及び配送を依頼することができる。このように、物流システム1では、電池又は燃料の残量が十分にある無人航空機20に集荷及び配送を依頼することで、配送完了の確実性を高めるようになっている。以降、当該技術の詳細について説明する。
[3.物流システムにおいて実現される機能]
図5は、物流システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、本実施形態では、データ記憶部60、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、荷物情報取得部63、航空機重量情報取得部64、荷物重量情報取得部65、検索部66、提示部67、選択受付部68、及び指示部69が、サーバ10で実現される場合を説明する。
[3−1.データ記憶部]
データ記憶部60は、記憶部12を主として実現される。データ記憶部60は、無人航空機20に荷物を配送させるためのデータを記憶する。ここでは、データ記憶部60が記憶するデータとして、無人航空機データベース、配送データベース、及び消費量データベースを説明する。
図6は、無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。無人航空機データベースには、レンタル対象として登録された無人航空機20に関するデータが格納される。図6に示すように、例えば、無人航空機データベースには、無人航空機20を一意に識別する無人航空機ID、所有者を一意に識別する所有者ID、無人航空機20の待機場所情報、電池又は燃料の残量情報、無人航空機20の重量に関する航空機重量情報、及び無人航空機20の現在の状態が格納される。
待機場所情報は、無人航空機20が配送指示の受信を待機している場所を識別する情報である。本実施形態では、待機場所情報が、所有者が入力した住所情報である場合を説明するが、待機場所情報は、地球上の位置を特定可能な情報であればよく、緯度経度情報であってもよい。待機場所情報として緯度経度情報を用いる場合には、所有者が緯度経度情報を入力してもよいし、無人航空機20から受信した緯度経度情報が格納されてもよい。無人航空機20から受信した緯度経度情報を用いる場合には、待機場所情報は、無人航空機20の現在の位置を示すように、定期的に更新されるようにしてよい。なお、緯度経度情報は、地球上の南北方向の位置及び東西方向の位置を特定する情報であり、例えば、度・分・秒の各数値により示される。
残量情報は、無人航空機20から受信した残量情報である。航空機重量情報は、無人航空機20の重量を示す数値である。現在の状態は、レンタルの可否を特定するために用いられ、例えば、待機中・集荷中・配送中・帰還中の何れかをとる。本実施形態では、待機中がレンタル可能状態であり、集荷中・配送中・帰還中はレンタル不可能状態である場合を説明する。
図7は、配送データベースのデータ格納例を示す図である。図7に示すように、配送データベースには、配送依頼を受け付けた荷物に関するデータが格納される。図7に示すように、例えば、配送データベースには、配送を一意に識別する配送ID、依頼者を一意に識別する依頼主ID、荷物の集荷先及び配送先を示す荷物情報、荷物の重量に関する荷物重量情報、及び無人航空機IDが格納される。
集荷先は、無人航空機20が荷物の受け取る場所である。配送先は、無人航空機20が荷物を送り届ける場所である。荷物情報は、集荷先の場所と配送先の場所を識別する情報であればよく、緯度経度情報であってもよいが、ここでは、建物内の部屋まで特定可能な住所情報である場合を説明する。荷物重量情報は、荷物の重量を示す数値である。荷物情報及び荷物重量情報には、依頼主が入力フォーム51に入力した内容が格納されることになる。無人航空機IDは、配送を担当する無人航空機20の無人航空機IDである。
図8は、消費量データベースのデータ格納例を示す図である。図8に示すように、消費量データベースには、無人航空機20が飛行する場合の電池又は燃料の消費量に関するデータが格納される。例えば、消費量データベースには、重量と、標準的な消費量である基本消費量と、の関係が格納される。基本消費量は、所定距離(例えば、1km)あたりの電池又は燃料の消費量である。図8に示すように、重量が多いほど基本消費量が多くなり、重量が少ないほど基本消費量が少なくなる。なお、本重量と基本消費量との関係は、図8のようなテーブル形式ではなく、数式形式で定めてもよい。
なお、データ記憶部60に記憶されるデータは上記の例に限られない。例えば、無人航空機データベースには、無人航空機20に指示を送信するための宛先情報(例えば、メールアドレスやIPアドレスなど)や無人航空機20の機種情報や性能情報が格納されていてもよい。また例えば、データ記憶部60は、住所情報と緯度経度情報との関係や地図データを記憶してもよい。他にも例えば、データ記憶部60は、所有者や依頼主に関する基本情報を格納するデータベースを記憶してもよい。
[3−2.待機場所情報取得部]
待機場所情報取得部61は、制御部11を主として実現される。待機場所情報取得部61は、複数の無人航空機20の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する。待機場所情報取得部61は、無人航空機データベースに格納された待機場所情報を取得することになる。本実施形態では、各無人航空機20は、荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に対して、当該無人航空機20の所有者が貸すものなので、待機場所情報取得部61は、各無人航空機20の所有者により指定された待機場所を示す待機場所情報を取得する。このため、無人航空機データベースに格納された待機場所情報は、所有者が所有者端末30の操作部34から入力した場所を示すことになる。
[3−3.残量情報取得部]
残量情報取得部62は、制御部11を主として実現される。残量情報取得部62は、各無人航空機20の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する。残量情報取得部62は、無人航空機データベースに格納された残量情報を取得することになる。先述したように、各無人航空機20は、定期的に自身の残量情報をサーバ10に送信しているので、無人航空機データベースの残量情報は定期的に更新されている。
[3−4.荷物情報取得部]
荷物情報取得部63は、制御部11を主として実現される。荷物情報取得部63は、荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する。荷物情報取得部63は、配送データベースに格納された荷物情報を取得してもよいし、依頼主端末40から荷物情報を受信してもよい。なお、集荷先と配送先は任意の場所が指定されてよく、例えば、集荷先又は配送先の何れか一方は無人航空機20の待機場所が指定されてもよいが、本実施形態では、集荷先及び配送先は、待機場所とは異なる場所である場合を説明する。
[3−5.航空機重量情報取得部]
航空機重量情報取得部64は、制御部11を主として実現される。航空機重量情報取得部64は、各無人航空機20の重量に関する航空機重量情報を取得する。航空機重量情報取得部64は、無人航空機データベースに格納された航空機重量情報を取得することになる。なお、航空機重量情報は、所有者が無人航空機20を登録する際に入力した重量を用いてもよいし、所有者が登録した無人航空機20の機種情報から特定してもよい。無人航空機20の機種情報に基づいて航空機重量情報を特定する場合には、機種情報と航空機重量情報との関係を示すデータは、データ記憶部60に予め記憶させておけばよい。
[3−6.荷物重量情報取得部]
荷物重量情報取得部65は、制御部11を主として実現される。荷物重量情報取得部65は、荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する。荷物重量情報取得部65は、配送データベースに格納された荷物重量情報を取得するようにしてもよいし、依頼主端末40から荷物重量情報を受信してもよい。
[3−7.検索部]
検索部66は、制御部11を主として実現される。検索部66は、各無人航空機20の待機場所情報及び残量情報と、荷物情報と、に基づいて、集荷先で集荷した荷物を配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。検索部66は、各無人航空機20が配送を完了するまでの電池又は燃料の消費量を計算し、残量情報が当該計算した消費量以上の無人航空機20を検索することになる。本実施形態では、集荷先及び配送先が何れも無人航空機20の待機場所とは異なるので、無人航空機20が配送を完了するまでの消費量は、待機場所を出発して集荷先で荷物を集荷し、配送先に荷物を配送して待機場所に戻るまでの消費量である。
例えば、検索部66は、各無人航空機20の待機場所情報と荷物情報に基づいて、荷物の配送を完了するまでの飛行距離を計算し、当該飛行距離に基づいて消費量を取得する。飛行距離と消費量との関係を示すデータは、予めデータ記憶部60に記憶させておけばよい。この関係は、数式形式又はテーブル形式で定義すればよく、飛行距離が長いほど消費量が多くなり、飛行距離が短いほど消費量が少なくなるように定められている。
本実施形態では、検索部66は、第1消費量取得部66Aと第2消費量取得部66Bを含む場合を説明する。第1消費量取得部66Aは、各無人航空機20が荷物を載せない状態で、待機場所から集荷先に飛行する分と、配送先から待機場所に飛行する分と、の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する。
例えば、第1消費量取得部66Aは、各無人航空機20が荷物を載せずに飛行する場合の所定距離当たりの電池又は燃料の第1基本消費量を取得する。そして、第1消費量取得部66Aは、待機場所情報と荷物情報とに基づいて、待機場所から集荷先までの飛行距離L(図2参照)と配送先から待機場所までの飛行距離Lとを計算する。第1消費量取得部66Aは、飛行距離L及び飛行距離Lの合計距離と第1基本消費量とを乗算することで第1消費量情報を取得する。
なお、第1基本消費量は、各無人航空機20のメーカーが公表している値を用いてもよいし、所有者が入力した値を用いてもよいが、本実施形態では、航空機重量情報に基づいて定まる場合を説明する。例えば、第1消費量取得部66Aは、各無人航空機20の航空機重量情報に基づいて、当該無人航空機20の第1消費量情報を取得する。第1消費量取得部66Aは、消費量データベースを参照し、航空機重量情報に関連付けられた消費量を第1基本消費量として取得し、当該取得した第1基本消費量を上記合計距離に乗算することになる。
一方、第2消費量取得部66Bは、各無人航空機20が荷物を載せた状態で、集荷先から配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する。
例えば、第2消費量取得部66Bは、各無人航空機20が荷物を載せて飛行する場合の所定距離当たりの電池又は燃料の第2基本消費量を取得する。そして、第2消費量取得部66Bは、荷物情報に基づいて、集荷先から配送先までの飛行距離L(図2参照)を計算する。第2消費量取得部66Bは、飛行距離Lと第2基本消費量とを乗算することで第2消費量情報を取得する。
なお、第2基本消費量は、第1基本消費量と同様、各無人航空機20のメーカーが公表している値を用いてもよいし、所有者が入力した値を用いてもよいが、本実施形態では、航空機重量情報と荷物重量情報に基づいて定まる場合を説明する。例えば、第2消費量取得部66Bは、各無人航空機20の航空機重量情報と荷物重量情報とに基づいて、当該無人航空機20の第2消費量情報を取得する。第2消費量取得部66Bは、消費量データベースを参照し、各無人航空機20の航空機重量情報と荷物重量情報との合計重量に関連付けられた消費量を第2基本消費量情報として取得し、当該取得した第2基本消費量を上記飛行距離に乗算することになる。
上記のようにして、検索部66は、各無人航空機20の第1消費量情報及び第2消費量情報に基づいて、待機場所から集荷先に飛行して集荷した荷物を配送先に配送して待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。検索部66は、無人航空機データベースを参照して、レンタル可能状態の無人航空機20のうち、第1消費量情報及び第2消費量情報の合計消費量以上の残量情報を有する無人航空機20を検索することになる。
[3−8.提示部]
提示部67は、制御部11を主として実現される。提示部67は、検索部66により検索された無人航空機20のリスト53を、荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に提示する。本実施形態では、提示部67がサーバ10で実現される場合を説明するので、提示部67は、リスト53の表示データを生成して依頼主端末40に送信することによって、リスト53を依頼主に提示する。提示部67は、無人航空機データベースを参照して、リスト53の表示内容を決定する。即ち、提示部67は、検索部66により検索された無人航空機20の基本情報を無人航空機データベースから取得して、検索された無人航空機20を識別する情報を含むリスト53を生成する。この情報は、無人航空機20を識別可能な情報であればよく、例えば、無人航空機20の無人航空機ID、無人航空機20の名称、又は所有者名などである。
[3−9.選択受付部]
選択受付部68は、制御部11を主として実現される。選択受付部68は、提示部67により提示されたリスト53の中から依頼主による選択を受け付ける。選択受付部68は、リスト53に表示された1以上の無人航空機20の中から何れかの選択を受け付けることになる。本実施形態では、選択受付部68がサーバ10で実現される場合を説明するので、選択受付部68は、依頼主端末40の操作部44を用いて依頼主が選択した無人航空機20を識別する情報を受信することによって、選択を受け付けることになる。
[3−10.指示部]
指示部69は、制御部11を主として実現される。指示部69は、検索部66により検索された無人航空機20に、荷物の集荷及び配送を指示する。本実施形態では、この指示を配送指示という。検索部66により検索された無人航空機20が1台だけである場合には、指示部69は、依頼主が選択することなく、自動的に当該無人航空機20に指示をしてもよい。更に、検索部66により検索された無人航空機20が複数台ある場合には、指示部69は、所定の決定方法により1台を自動的に選択してもよいが、本実施形態では依頼主に選択させる場合を説明する。このため、指示部69は、依頼主により選択された無人航空機20に、荷物の集荷及び配送を指示することになる。
指示部69は、無人航空機20に所定形式のデータを送信することによって配送指示を行う。配送指示には、集荷先及び配送先の住所情報又は緯度経度情報が含まれているものとする。配送指示に住所情報が含まれる場合には、無人航空機20が住所情報と緯度経度情報との関係を記憶しており、無人航空機20が住所情報を緯度経度情報に変換するものとする。なお、配送指示に緯度経度情報が含まれる場合には、緯度経度情報は2次元的な情報であるので、指示部69は、緯度経度情報に加えて高度情報を含む3次元的な情報を指示してもよい。更に、指示部69の指示は、他の情報を含んでいてもよく、例えば、依頼主を識別する情報を含んでもよい。
[4.物流システムにおいて実行される処理]
図9及び図10は、物流システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。図9及び図10に示す処理は、制御部11,21,31,41が、それぞれ記憶部12,22,32,42に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理は、図5に示す機能ブロックにより実行される処理の一例である。
図9に示すように、まず、依頼主端末40において、制御部41は、申込画面50において入力された荷物情報及び荷物重量情報をサーバ10に送信する(S1)。なお、ここでは、記憶部42に依頼主IDが記憶されており、S1においては、制御部41は、依頼主IDも送信する。
サーバ10においては、入力内容を受信すると、制御部11は、各無人航空機20の航空機重量情報と荷物情報とに基づいて、荷物を載せない飛行経路における第1消費量情報を取得する(S2)。S2においては、制御部11は、無人航空機データベースを参照してレンタル可能状態(本実施形態では待機中)の無人航空機20を特定し、当該特定した無人航空機20の待機場所と航空機重量情報を取得する。制御部11は、消費量データベースを参照し、各無人航空機20の航空機重量情報に関連付けられた第1基本消費量と、当該無人航空機20の待機場所から集荷先までの飛行距離L及び配送先から待機場所までの飛行距離Lの合計距離と、を乗算することで第1消費量情報を取得する。
制御部11は、各無人航空機20の航空機重量情報と、荷物情報及び荷物重量情報と、に基づいて、荷物を載せる飛行経路における第2消費量情報を取得する(S3)。S3においては、制御部11は、消費量データベースを参照し、レンタル可能状態の無人航空機20の航空機重量情報と荷物の重量である荷物重量情報との合計重量に関連付けられた第2基本消費量を取得する。制御部11は、各無人航空機20の第2基本消費量と、集荷先から配送先までの飛行距離Lと、を乗算することで第2消費量情報を取得する。
制御部11は、無人航空機データベースに格納された各無人航空機20の残量情報に基づいて、S2で取得した第1消費量情報と、S3で取得した第2消費量情報と、の合計値以上の残量情報を有する無人航空機20を検索する(S4)。制御部11は、S4で検索された無人航空機20があるかを判定する(S5)。無人航空機20が検索されなかった場合(S5;N)、本処理は終了する。この場合、制御部11は、利用可能な無人航空機20が存在しない旨を示すエラーメッセージを依頼主端末40に送信するようにしてもよい。
一方、無人航空機20が検索された場合(S5;Y)、制御部11は、制御部11は、無人航空機データベースに基づいて、S4で検索した無人航空機20を識別する情報を含むリスト53を生成して依頼主端末40に送信する(S6)。S6においては、制御部11は、リスト53の表示データを生成して依頼主端末40に送信する。ここでは、制御部11は、リスト53で選択可能な無人航空機20の無人航空機IDも送信するものとする。なお、無人航空機20が1台だけ検索された場合には、この無人航空機20が既に選択された状態のリスト53が送信されるようにしてもよいし、S6〜S9の処理を省略して後述するS10に移行するようにしてもよい。
依頼主端末40においては、リスト53の表示データを受信すると、制御部41は、リスト53を表示部45に表示させる(S7)。制御部41は、操作部44からの信号に基づいて、依頼主がリスト53から選択した無人航空機20を識別する情報をサーバ10に送信する(S8)。S8においては、制御部41は、ユーザがリスト53から無人航空機20を選択した状態で申込ボタン54を選択すると、当該選択された無人航空機20の無人航空機IDをサーバ10に送信する。
サーバ10においては、情報を受信すると、制御部11は、依頼主の配送依頼を受け付けて配送データベースを更新する(S9)。S9においては、制御部11は、配送IDを新たに発行して、S2で受信した依頼主ID、荷物情報、荷物重量情報、及びS9で受信した無人航空機IDとともに配送データベースに格納する。なお、S2で受信した荷物情報は住所情報であるので、S9では、制御部11は、住所情報を緯度経度情報に変換した荷物情報を配送データベースに格納してもよい。
図10に移り、制御部11は、無人航空機データベースに基づいて、依頼主が選択した無人航空機20に対して配送指示を行う(S10)。S10においては、制御部11は、荷物情報と依頼主情報とを含む配送指示を無人航空機20に送信することになる。また、制御部11は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を集荷中に変更する。
無人航空機20においては、配送指示を受信すると、制御部21は、荷物情報に基づいて、集荷先への飛行を開始する(S11)。無人航空機20が指定された場所に飛行する方法自体は、公知の自動操縦方法で行われるようにすればよい。例えば、無人航空機20は、センサ部24のGPSセンサから得られた緯度経度情報を現在地とし、S11で受信した集荷先の緯度経度情報を目的地に設定して自動飛行をすればよい。そして、無人航空機20は、現在値から目的地に向けた方向が進行方向となるように、プロペラの制御を行えばよい。なお、進行方向は、センサ部24の地磁気センサから得られた方角を利用して決定されるようにすればよい。
制御部21は、集荷先に到着したかを判定する(S12)。S12においては、制御部21は、現在地の緯度経度情報と、目的地の緯度経度情報と、が一致したかを判定する。集荷先に到着したと判定された場合(S12;Y)、制御部21は、荷物を集荷する処理を実行する(S13)。荷物の集荷は、予め定められた手順に沿って実行されるようにすればよい。例えば、無人航空機20は、集荷先に到着すると、依頼主の手が届く高さまで高度を下げる。依頼主は、無人航空機20が近づいた場合、格納部の内部に荷物を格納する。なお、依頼主は、無人航空機20に対して合図をするために、依頼主端末40に所定の画像を表示させてもよい。この場合、無人航空機20は、集荷先において、センサ部24のカメラを利用して、所定の画像を検知した方向に近づくようにすればよい。所定の画像は、予め無人航空機20に記憶させておけばよく、テンプレートマッチングで検出すればよい。
制御部21は、荷物の集荷が完了したかを判定する(S14)。集荷の完了は、依頼主の操作によって判定されるようにしてもよいし、無人航空機20がセンサ部24の検出結果に基づいて判定するようにしてもよい。依頼主の操作を利用する場合は、依頼主が依頼主端末40から所定の操作をすると、集荷を完了した旨を示すデータが無人航空機20に送信される。無人航空機20は、当該データを受信したことをもって、集荷が完了したと判定する。一方、無人航空機20が判定する場合には、センサ部24の重量センサが検出した重量が増加したかを判定するようにすればよい。
集荷が完了したと判定された場合(S14;Y)、制御部21は、集荷が完了した旨を示す集荷完了通知をサーバ10に送信して配送先への飛行を開始する(S15)。配送先への飛行を開始する処理は、S11と同様であってよく、制御部21は、目的地を配送先に設定して飛行を開始する。なお、サーバ10においては、集荷完了通知を受信すると、制御部11は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を配送中に変更する(S16)。
制御部21は、配送先に到着したかを判定する(S17)。S17においては、制御部21は、現在地の緯度経度情報と、目的地の緯度経度情報と、が一致したかを判定する。配送先に到着したと判定された場合(S17;Y)、制御部21は、荷物を配送する処理を実行する(S18)。荷物の配送は、予め定められた手順に沿って実行されるようにすればよい。例えば、無人航空機20は、配送先に到着すると、受取人の手が届く高さまで高度を下げる。受取人は、無人航空機20の荷物格納部を開けて内部の荷物を受け取る。なお、集荷時と同様、無人航空機20に対して合図をするために、受取人は、スマートフォンなどの端末に所定の画像を表示させてもよい。
制御部21は、荷物の配送が完了したかを判定する(S19)。配送の完了は、受取人の操作によって判定されるようにしてもよいし、無人航空機20がセンサ部24の検出結果に基づいて判定するようにしてもよい。受取人の操作を利用する場合は、受取人が自分の端末から所定の操作をすると、荷物の受け取りを完了した旨を示すデータが無人航空機20に送信される。無人航空機20は、当該データを受信したことをもって、配送が完了したと判定する。一方、無人航空機20が判定する場合には、センサ部24の重量センサが検出した重量が減少したかを判定するようにすればよい。
配送が完了したと判定された場合(S19;Y)、制御部21は、配送が完了した旨を示す配送完了通知をサーバ10に送信して待機場所への飛行を開始する(S20)。待機場所への飛行を開始する処理は、S11と同様であってよく、制御部21は、目的地を自身の待機場所に設定して飛行を開始する。なお、待機場所の緯度経度情報は、予め記憶部22に記憶させておけばよい。また、サーバ10においては、配送完了通知を受信すると、制御部11は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を帰還中に変更する(S21)。
制御部21は、待機場所に到着したかを判定する(S22)。S22においては、制御部21は、現在地の緯度経度情報と、目的地の緯度経度情報と、が一致したかを判定する。待機場所に到着したと判定された場合(S22;Y)、制御部21は、待機場所に帰還した旨を示す帰還完了通知をサーバ10に送信し、サーバ10においては、帰還完了通知を受信すると、制御部11は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を待機中に変更して(S23)、本処理は終了する。
以上説明した物流システム1によれば、荷物を配送するのに十分な残量情報を有する無人航空機20を検索して荷物の配送指示を行うので、途中で電池や燃料の残量がなくなってしまい、荷物を配送できなかったり、待機場所に戻れなかったりすることを防止できるので、無人航空機20が荷物の配送を完了する確実性を高めることができる。
また、無人航空機20が荷物を載せて飛行する場合は、荷物を載せずに飛行する場合よりも電池又は燃料の消費量が多くなるので、荷物を載せて飛行する経路と、荷物を載せずに飛行する経路と、のそれぞれで消費量情報を取得することによって、より正確に消費量情報を取得することができる。消費量情報の正確性を向上させることで、配送を完了するのに十分な残量情報を有する無人航空機20が検索される正確性も向上するので、より確実に荷物の配送を完了することができる。
また、無人航空機20が荷物を載せて飛行する経路の消費量情報を荷物の重量情報に基づいて取得することで、荷物に応じた消費量情報を取得することができるので、消費量情報の正確性をより向上させることができる。その結果、荷物の配送完了の確実性も向上させることができる。
また、リスト53の中からユーザが選択した無人航空機20に荷物を配送させることで、ユーザが自分の好みに応じた無人航空機20に配送を依頼することができる。例えば、各無人航空機20が集荷先に到着する予想時刻や配送料金をリスト53に表示させるようにすれば、ユーザは、集荷先に到着する時間が早い無人航空機20を選択したり、配送料金が安価な無人航空機20を選択したりすることができる。また例えば、ユーザは、インターネット上の口コミから信頼性のある無人航空機20を判断し、その無人航空機20を選択することもできる。
また、各無人航空機20の待機場所は所有者により指定された場所なので、所有者が無人航空機20を貸す場合に待機場所を自分で登録することができる。
[5.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図11は、変形例の機能ブロック図である。図11に示すように、下記に説明する変形例では、実施形態の機能に加えて、現在位置情報取得部70、風情報取得部71、及び時間情報取得部72が実現される。ここでは、これら各機能がサーバ10で実現される場合を説明する。
(1)例えば、実施形態では、各無人航空機20の待機場所と配送先とが異なり、受取人のもとまで無人航空機20が荷物を配送する場合を説明したが、無人航空機20が自身の待機場所まで荷物を持ち帰って、受取人が当該待機場所まで荷物を取りに行くようにしてもよい。
図12は、変形例(1)における無人航空機20の移動を示す図である。図12に示すように、変形例(1)では、集荷先は各無人航空機20の待機場所とは異なる場所であるが、配送先が各無人航空機20の待機場所である場合を説明する。この場合、各無人航空機20が配送を完了するまでの電池又は燃料の消費量の計算方法は、実施形態の計算方法と異なる。
第1消費量取得部66Aは、各無人航空機20が荷物を載せない状態で、待機場所から集荷先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する。まず、第1消費量取得部66Aは、実施形態と同様にして第1基本消費量を取得する。そして、第1消費量取得部66Aは、待機場所情報及び荷物情報に基づいて、待機場所から集荷先までの飛行距離Lを計算する。第1消費量取得部66Aは、飛行距離Lを第1基本消費量に乗算することによって、第1消費量情報を取得する。変形例(1)では無人航空機20は荷物を載せた状態で待機場所に戻るので、第1消費量情報を計算するにあたり、待機場所に戻る経路分(図2の飛行距離L)の消費量を考慮しない点で実施形態とは異なることになる。
第2消費量取得部66Bは、各無人航空機20が荷物を載せた状態で、集荷先から配送先である待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する。まず、第2消費量取得部66Bは、実施形態と同様にして第2基本消費量を取得する。そして、第2消費量取得部66Bは、集荷先から待機場所(即ち、配送先)までの飛行距離Lを計算する。飛行距離Lと飛行距離Lは、同じであってもよいが、往路と復路で飛行経路を異ならせる場合には、これらは互いに異なる値となる。第2消費量取得部66Bは、飛行距離Lを第2基本消費量に乗算することによって、第2消費量情報を取得する。
検索部66は、各無人航空機20の第1消費量情報と第2消費量情報とに基づいて、待機場所から集荷先に飛行して集荷した荷物を、配送先である待機場所に戻ることによって配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。検索部66は、無人航空機データベースを参照して、レンタル可能状態の無人航空機20のうち、第1消費量情報及び第2消費量情報の合計消費量以上の残量情報を有する無人航空機20を検索することになる。
変形例(1)によれば、配送先が無人航空機20の待機場所であったとしても、その配送先に応じた消費量を計算することによって、荷物を配送するのに十分な残量情報を有する無人航空機20を検索して荷物の配送指示を行うことができる。
(2)また例えば、実施形態では、待機場所で待機中の無人航空機20のみをレンタル可能状態としたが、帰還中の無人航空機20もレンタル可能状態にしてもよい。即ち、前の荷物の配送が完了して待機場所に戻る途中の無人航空機20がそのまま次の荷物の集荷先に向かうようにしてもよい。
図13は、帰還中の無人航空機20が次の荷物の配送をする様子を説明する図である。図13に示すように、無人航空機20Aが、待機場所P1に向けて前の荷物の配送先P2から戻る途中であっても、電池又は燃料の残量に余裕があったり、次の荷物の集荷先P3や配送先P4が近かったりすれば、そのまま次の荷物の集荷及び配送に向かうことが可能である。このため、帰還中の無人航空機20も検索対象に含めてもよい。ただし、帰還中の無人航空機20は、待機場所にいるわけではないので、無人航空機20の現在の位置P5を基準にして、電池又は燃料の消費量が計算される。
変形例(2)のサーバ10は、現在位置情報取得部70を含む。現在位置情報取得部70は、制御部11を主として実現される。現在位置情報取得部70は、飛行中の無人航空機20の現在位置に関する現在位置情報を取得する。現在位置情報取得部70は、無人航空機20の通信部23の通信結果やセンサ部24の検出結果に基づいて現在位置情報を取得する。現在位置情報は、無人航空機20がいる場所を特定可能な情報であればよく、例えば、通信部23が無線通信をする基地局情報(例えば、無線LANのアクセスポイント)であってもよいし、センサ部24のGPSセンサが検出した緯度経度情報であってもよい。現在位置情報の取得方法自体は、これに限られず、公知の種々の手法を適用可能である。
検索部66は、他の荷物の配送が完了して待機場所に戻る途中の無人航空機20(即ち、「帰還中」の状態の無人航空機20)がいる場合、当該無人航空機20の現在位置情報に基づいて、現在位置から集荷先に飛行して集荷した荷物を配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。この場合、検索部66は、実施形態及び変形例(1)で説明した方法を、無人航空機20の出発地点を「待機場所」から「現在位置」に読み替えることで実現される検索方法で検索すればよい。即ち、第1消費量取得部66Aは、現在位置P5から集荷先P3までの飛行距離Lと、配送先P4から待機場所P1までの飛行距離Lと、に基づいて第1消費量情報を取得すればよい。第2消費量取得部66Bは、集荷先P3から配送先P4までの飛行距離Lに基づいて第2消費量情報を取得すればよい。なお、無人航空機20は、飛行中であっても自身の残量情報を定期的にサーバ10に送信しているものとする。
変形例(2)によれば、帰還中の無人航空機20もレンタル可能状態とすることができる。その結果、帰還途中の経路上又はその付近に、次の荷物の集荷先や配送先があれば、帰還中の無人航空機20がそのまま次の荷物の集荷に訪れることができるので、無人航空機20の無駄な移動を省くことができる。
(3)また例えば、実際に無人航空機20が飛行する上空は風の影響が強く、風に応じて電池又は燃料の消費量が異なるので、風の影響を考慮して荷物の配送を完了するまでの消費量を計算してもよい。
変形例(3)のサーバ10は、風情報取得部71を含む。風情報取得部71は、風向及び風速の少なくとも一方に関する風情報を取得する。風情報取得部71は、風向及び風速の両方を取得してもよいし、何れか一方のみを取得してもよい。風情報取得部71は、風向や風速を計測するセンサや計測器の検出結果に基づいて風情報を取得する。これらセンサや計測器は、地上の固定地点に設置されていてもよいし、無人航空機20や他のコンピュータに備えられていてもよい。
検索部66は、風情報に基づいて定まる風の中で荷物を配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する。例えば、検索部66は、風情報に基づいて荷物の配送を完了するまでの電池又は燃料の消費量を計算する。風と消費量との関係は、データ記憶部60に予め定めておけばよい。また、この関係は、消費量データベースに定めておいてもよい。この関係は、数式形式又はテーブル形式であってよく、例えば、無人航空機20の移動方向と風向きとのずれが大きく風速が速いほど(逆風が強いほど)、消費量が多くなり、無人航空機20の移動方向と風向きとのずれが小さく風速が速いほど(順風が強いほど)、消費量が少なくなるように定められている。
検索部66は、無人航空機20の待機場所情報と荷物情報とに基づいて、各経路の移動方向を取得し、当該取得した移動方向と風情報と上記関係とに基づいて消費量を計算することになる。例えば、検索部66は、無人航空機20の移動方向と、風情報が示す風向と、を比較して順風か逆風かを特定する。そして、検索部66は、当該特定した順風又は逆風の環境下で、風情報が示す風速で飛行する場合の消費量を取得することになる。以降の処理は、実施形態や変形例(1)で説明した方法と同様である。
変形例(3)によれば、風の影響を考慮して配送完了までの消費量が計算されるので、現在の配送経路の状況に応じた消費量に基づいて無人航空機20が検索されるので、配送を完了する確実性をより高めることができる。
(4)また例えば、実施形態では、ユーザがリスト53から無人航空機20を選択する場合を説明したが、複数の無人航空機20が検索された場合、ユーザに選択させることなく、集荷先まで早く行くことができる無人航空機20を自動的に選択してもよい。
指示部69は、検索部66により複数の無人航空機20が検索された場合、待機場所から集荷先への飛行距離又は飛行時間が最も短い無人航空機に、荷物の集荷及び配送を指示する。指示部69は、各無人航空機20の待機場所情報と荷物情報に基づいて、待機場所から集荷先への飛行距離を計算する。また、指示部69は、当該飛行距離を各無人航空機20の飛行速度で割ることによって飛行時間を計算する。飛行速度は、無人航空機20ごとに異なる値を用いてもよいし、同じ値を用いてもよい。無人航空機20ごとに異なる飛行速度を用いる場合には、機種や重量に応じて定まる飛行速度を用いればよい。
変形例(4)によれば、集荷先まで早く行くことができる無人航空機20に荷物を配送させることができるので、依頼主の利便性を向上させることができる。
(5)また例えば、集荷先まで早く行く無人航空機20ではなく、より確実に配送を完了させるために、残量に最も余裕がある無人航空機20を自動的に選択してもよい。変形例(5)の指示部69は、検索部66により複数の無人航空機20が検索された場合、荷物の配送を終えた際の電池又は燃料の予想残量が最も多い無人航空機20に、荷物の集荷及び配送を指示する。指示部69は、各無人航空機20の残量情報から消費量を引くことによって、配送を終えた際の予想残量を計算する。
変形例(5)によれば、電池残量に最も余裕のある無人航空機20に荷物を配送させることができるので、配送完了の確実性をより向上させることができる。
(6)また例えば、所有者によっては、自分が無人航空機20を使用することがあるため、予めレンタル可能な時間を登録しておくようにしてもよい。変形例(6)のサーバ10は、時間情報取得部72を含む。時間情報取得部72は、各無人航空機20の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する。時間情報取得部72は、所有者端末30において操作部34から所有者が入力した時間情報を取得する。
検索部66は、各無人航空機20の時間情報が示す時間内に荷物を配送可能な無人航空機20を検索する。検索部66は、待機場所の出発時間と帰還時間を計算する。出発時間及び帰還時間の各々は、日時を示してもよいし、時刻のみを示してもよい。出発時間は、現時点であってもよいし、依頼主が指定した時点であってもよい。検索部66は、各無人航空機20が配送を完了するための総飛行距離を計算して、帰還時間を取得すればよい。例えば、検索部66は、出発時間から、総飛行距離を所定の速度で割った時間だけ後の時間を帰還時間としてもよいし、荷物の集荷や受け渡しに要する時間を加味してもよい。検索部66は、出発時間から帰還時間までの期間が全てレンタル可能期間に含まれる無人航空機20を検索することになる。
変形例(6)によれば、所有者が使用しない時間に無人航空機20を依頼主に対して貸すことができるので、所有者の利便性を向上させることができる。
(7)また例えば、変形例(1)〜(6)の2つ以上を組み合わせてもよい。
また例えば、集荷先が無人航空機20の待機場所であってもよい。この場合、例えば、コンビニエンスストアなどの店舗で無人航空機20が待機しており、依頼主が配送対象の荷物を店舗に持ち込むことで配送が行われる。この場合、検索部66は、集荷先である待機場所で集荷した荷物を配送先に配送して待機場所に戻るための残量を有する無人航空機20を検索することになる。
また例えば、消費量情報は、所定距離あたりの消費量を示すものとして説明したが、逆に電力又は燃料の所定量あたりの飛行距離を示してもよい。消費量情報は、無人航空機20が飛行するときに消費量を特定可能な情報であればよい。検索部66は、空気抵抗などの他の要素を加味して消費量を計算するようにしてもよい。また、荷物重量情報及び航空機重量情報は、数値ではなく、重さのレベル又はランクを示す記号で示されてもよい。
また例えば、所有者が自身の無人航空機20を貸す場合を例に挙げて説明したが、無人航空機20は所有者が貸すものでなくてもよい。例えば、配送業者やインターネットショッピングモールの運営者が所有する無人航空機20を利用して自社の配送サービスを行ってもよい。
また例えば、サーバ10で各機能が実現される場合を説明したが、検索部66以外の機能については、無人航空機20で実現されるようにしてもよい。この場合、例えば、検索部66の検索結果を示すデータが無人航空機20に送信され、無人航空機20は、受信した当該データに基づいて処理を実行することで、提示部67や指示部69などの機能を実現すればよい。また例えば、無人航空機20において、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、及び荷物情報取得部63が実現される場合、無人航空機20が取得した待機場所情報、残量情報、及び荷物情報がサーバ10に送信されることで、サーバ10の検索部66が無人航空機20の検索を行うようにすればよい。また例えば、物流システム1の複数のコンピュータで各機能が分担されるようにしてもよい。更に、上記説明した各機能のうち、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、荷物情報取得部63、検索部66、及び指示部69以外の機能は省略してもよい。

Claims (19)

  1. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段と、
    を含み、
    前記集荷先及び前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分と、前記配送先から前記待機場所に飛行する分と、の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする物流システム。
  2. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段と、
    を含み、
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先である前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を、前記配送先である前記待機場所に戻ることによって配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする物流システム。
  3. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段と、
    を含み、
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所と同じであり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先である前記待機場所から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記集荷先である前記待機場所で集荷した前記荷物を、前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする物流システム。
  4. 前記物流システムは、
    各無人航空機の重量に関する航空機重量情報を取得する航空機重量情報取得手段と、
    前記荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する荷物重量情報取得手段と、
    を更に含み、
    前記第1消費量取得手段は、各無人航空機の前記航空機重量情報に基づいて、当該無人航空機の第1消費量情報を取得し、
    前記第2消費量取得手段は、各無人航空機の前記航空機重量情報と前記荷物重量情報とに基づいて、前記第2消費量情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の物流システム。
  5. 前記物流システムは、飛行中の前記無人航空機の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、他の荷物の配送が完了して前記待機場所に戻る途中の前記無人航空機がいる場合、当該無人航空機の前記現在位置情報に基づいて、前記現在位置から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の物流システム。
  6. 前記物流システムは、風向及び風速の少なくとも一方に関する風情報を取得する風情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、前記風情報に基づいて定まる風の中で前記荷物を配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の物流システム。
  7. 前記指示手段は、前記検索手段により複数の無人航空機が検索された場合、前記待機場所から前記集荷先への飛行距離又は飛行時間が最も短い無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の物流システム。
  8. 前記物流システムは、前記検索手段により複数の無人航空機が検索された場合、前記荷物の配送を終えた際の電池又は燃料の予想残量が最も多い無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の物流システム。
  9. 前記物流システムは、
    前記検索手段により検索された無人航空機のリストを、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に提示する提示手段と、
    前記提示手段により提示された前記リストの中から前記依頼主による選択を受け付ける選択受付手段と、
    を更に含み、
    前記指示手段は、前記依頼主により選択された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の物流システム。
  10. 無人航空機は、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に対して、当該無人航空機の所有者が貸すものであり、
    前記待機場所情報取得手段は、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに物流システム。
  11. 前記物流システムは、各無人航空機の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する時間情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、各無人航空機の前記時間情報が示す時間内に前記荷物を配送可能な無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の物流システム。
  12. コンピュータが、
    複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得ステップと、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにより検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示ステップと、
    実行し
    前記集荷先及び前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索ステップは、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分と、前記配送先から前記待機場所に飛行する分と、の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得ステップと、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得ステップと、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする荷物配送方法。
  13. コンピュータが、
    複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得ステップと、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにより検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示ステップと、
    実行し
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所であり、
    前記検索ステップは、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得ステップと、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先である前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得ステップと、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を、前記配送先である前記待機場所に戻ることによって配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする荷物配送方法。
  14. コンピュータが、
    複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得ステップと、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにより検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示ステップと、
    実行し
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所と同じであり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索ステップは、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得ステップと、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先である前記待機場所から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得ステップと、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記集荷先である前記待機場所で集荷した前記荷物を、前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする荷物配送方法。
  15. 無人航空機は、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に対して、当該無人航空機の所有者が貸すものであり、
    前記待機場所情報取得ステップは、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項12〜14の何れかに記載の荷物配送方法。
  16. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記集荷先及び前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分と、前記配送先から前記待機場所に飛行する分と、の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    プログラム。
  17. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記待機場所から前記集荷先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先である前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記待機場所から前記集荷先に飛行して集荷した前記荷物を、前記配送先である前記待機場所に戻ることによって配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    プログラム。
  18. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、
    荷物の集荷先及び配送先に関する荷物情報を取得する荷物情報取得手段、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記荷物情報と、に基づいて、前記集荷先で集荷した前記荷物を前記配送先に配送するための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記荷物の集荷及び配送を指示する指示手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記集荷先は、各無人航空機の前記待機場所と同じであり、
    前記配送先は、各無人航空機の前記待機場所とは異なる場所であり、
    前記検索手段は、
    各無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記待機場所に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第1消費量情報を取得する第1消費量取得手段と、
    各無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先である前記待機場所から前記配送先に飛行する分の電池又は燃料の消費量に関する第2消費量情報を取得する第2消費量取得手段と、
    を更に含み、各無人航空機の前記第1消費量情報及び前記第2消費量情報に基づいて、前記集荷先である前記待機場所で集荷した前記荷物を、前記配送先に配送して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    プログラム。
  19. 無人航空機は、前記荷物の集荷及び配送を依頼する依頼主に対して、当該無人航空機の所有者が貸すものであり、
    前記待機場所情報取得手段は、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項16〜18の何れかに記載のプログラム。
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