JP2020091610A - 配送システム - Google Patents

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彩乃 鶴田
康洋 原
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康洋 原
淳也 渡辺
Junya Watanabe
淳也 渡辺
謙太 宮原
Kenta Miyahara
謙太 宮原
菜那 菊入
Nana Kikuiri
菜那 菊入
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Abstract

【課題】通信によらず移動体と配送場所との間の認証が可能で、かつ大きさや形状の違いによらず荷物を配送場所に正確に置くことが可能な配送システムを提供する。【解決手段】配送システム10は、特定のユーザC宛の荷物Pを収容した車両12と、車両12に搭載されたドローン50と、を備えている。車両12から荷物Pが移動されたドローン50は、カメラにより撮影された配送ボックス60の画像から認証情報を取得し、ドローン50から通知された認証情報と一致した場合に認証状態とする。また、ドローン50は、配送ボックス60の画像から特徴量を取得すると共に荷物Pの格納位置を特定し、当該格納位置に飛行して荷物Pを配送ボックス60に投下する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両及び移動体を使用して荷物を配送する配送システムに関する。
特許文献1には、移動体である無人飛行機による配送に対応した配達物無人自動受取装置が開示されている。当該受取装置は、荷物を受け入れるための開口部と、荷物を取り出すための取出口部とを有する受取容器とを備え、移動体との間で認証ができた場合に、移動体を所定の受取位置に誘導するための誘導信号が出力される。
特開2018−148992号公報
引用文献1の配達物無人自動受取装置は、移動体との間の通信が必須である上、誘導信号のみによる位置決めの場合、荷物の大きさや形状の違いにより受取位置に荷物を正確に置けない場合がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、通信によらず移動体と配送場所との間の認証が可能で、かつ大きさや形状の違いによらず荷物を配送場所に正確に置くことが可能な配送システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の配送システムは、特定のユーザ宛の荷物を収容した車両と、前記車両に搭載された移動体と、を備える配送システムであって、前記車両は、前記荷物の配送を許可する許可情報を受信した場合に前記荷物の配送地に設置された配送ボックスに係る認証情報と前記配送ボックスの位置情報とを前記移動体に通知し、前記荷物を前記移動体に移動させ、前記移動体は、前記認証情報が表示された前記配送ボックスを撮影する撮影装置と、撮影された前記配送ボックスの画像から前記認証情報を取得し、移動体から通知された前記認証情報と前記画像における前記認証情報とが一致した場合を認証状態とする認証部と、撮影された前記配送ボックスの画像から前記配送ボックスの特徴量を取得し、前記特徴量を基に前記配送ボックスにおける前記荷物の格納位置を特定する特定部と、前記認証状態において、前記移動体を前記格納位置と対向する位置に移動させると共に前記格納位置に前記荷物を格納させる制御を行う配送制御部と、を含んでいる。
請求項1に記載の配送システムは、特定のユーザ宛の荷物を車両及び移動体により配送場所である配送ボックスに配送するものである。荷物の配送が許可された場合、車両は移動体に対して配送ボックスに係る認証情報及び位置情報を通知すると共に、荷物を移動体に移動させる。一方、移動体では、撮影装置で撮影された画像から配送ボックスの認証が行われると共に、特徴量に基づいて配送ボックスにおける荷物の格納位置が特定される。そして、認証状態である場合、移動体は格納位置と対向する位置に移動する共に、格納位置に荷物を格納する。請求項1に記載の配送システムによれば、移動体は配送ボックスを撮影することで認証を行うことができる。すなわち、通信によらず移動体と配送場所との間の認証ができる。また、配送する荷物により撮影装置が遮蔽されるなどして、格納位置と対向する位置において配送ボックスが撮影できない場合であっても、予め撮影された配送ボックスの特徴量に基づいて、格納位置を特定することができる。すなわち、配送する荷物の大きさや形状の違いによらず荷物を配送場所に正確に置くことができる。
請求項2に記載の配送システムは、請求項1の配送システムにおいて、前記移動体は飛行移動体であり、前記格納位置は前記配送ボックスの上部に設けられ、前記配送制御部は、前記飛行移動体を前記格納位置の上空に飛行させると共に、前記格納位置に前記荷物を投下する。
請求項2に記載の配送システムによれば、車両が走行できない場所に配送地がある場合でも荷物を配送することができる。
請求項3に記載の配送システムは、請求項1又は2の配送システムにおいて、前記配送システムは、さらに処理サーバを備え、前記処理サーバは、前記ユーザが選択した前記荷物の配送方法を記憶する記憶部と、記憶された前記配送方法が前記移動体による配送である場合、前記許可情報を前記車両に送信する送信部と、を含んでいる。
請求項3に記載の配送システムにおいて、処理サーバは商品の購入時において予め指定された配送方法を記憶することができ、車両が当該処理サーバから許可情報を受信することで移動体が荷物を配送することができる。すなわち、請求項3に記載の配送システムによれば、配送地にユーザが不在の場合であっても、荷物の配送を完了させることができる。
請求項4に記載の配送システムは、請求項2を引用する請求項3の配送システムにおいて、前記処理サーバは、複数の前記飛行移動体の飛行計画を立案可能であって、前記飛行移動体は、前記処理サーバより前記配送地から前記車両に至る飛行計画を取得する。
請求項4に記載の配送システムにおいて、処理サーバは配送地の周辺に複数の飛行移動体がある場合であっても他の飛行移動体の位置を踏まえた飛行計画を立案することができる。すなわち、当該配送システムによれば、空中における飛行移動体同士のニアミスを抑制することができる。
請求項5に記載の配送システムは、請求項3又は4の配送システムにおいて、前記処理サーバは、前記配送地に接近した場合に前記ユーザの端末に対し前記荷物の到着を通知し、前記車両は、前記荷物の受け取りを前記ユーザが承諾した場合に前記処理サーバから送信される前記許可情報を受信する。
請求項5に記載の配送システムでは、処理サーバはユーザに対して荷物の受け取りに係る承諾を得るように構成されている。そのため、当該配送システムによれば、ユーザの指定により配送を中断させたり、他の配送地に荷物を転送させることができる。
請求項6に記載の配送システムは、請求項1から4のいずれか1項の配送システムにおいて、前記車両は、前記配送地に接近した場合に前記ユーザの端末に対し前記荷物の到着を通知し、前記ユーザが前記荷物の受け取りを承諾した場合に前記端末から送信される前記許可情報を受信する。
請求項6に記載の配送システムでは、車両はユーザに対して荷物の受け取りに係る承諾を得るように構成されている。そのため、当該配送システムによれば、ユーザの指定により配送を中断させたり、他の配送地に荷物を転送させることができる。
本発明によれば、通信によらず移動体と配送場所との間の認証が可能で、かつ大きさや形状の違いによらず荷物を配送場所に正確に置くことができる。
実施形態に係る配送システムの概略構成を示す図である。 実施形態における荷物が配送される流れを説明する図である。 配送ボックスの構造を説明する斜視図である。 車両の構造を説明する側方断面図である。 車両の制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 車両の制御装置におけるCPUの機能構成の例を示すブロック図である。 ドローンの構造を説明する側面図である。 ドローンの制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ドローンの制御装置におけるCPUの機能構成の例を示すブロック図である。 車両の制御装置で行われる確認処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ドローンの制御装置で行われる配送処理の流れの一例を示すフローチャートである。 処理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 処理サーバにおけるCPUの機能構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態である配送システムについて図面を用いて説明する。なお、図3において、矢印UPは配送ボックスの上方を示し、矢印Wは配送ボックスの幅方向を示している。また、図4において、矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示している。さらに、図7において、矢印UPは機体上方を示し、矢印Wは機体幅方向を示している。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る配送システム10の概略構成を示すブロック図である。
(概要)
図1に示されるように、本実施形態に係る配送システム10は、自動運転車両である車両12と、移動体(飛行移動体)であるドローン50と、処理サーバ14と、端末としてのスマートフォン16と、を備えている。本実施形態の車両12は、特定のユーザCの荷物Pが収容され、当該荷物Pを配送するドローン50を搭載することが可能である。
本実施形態において、車両12は制御装置200を備え、ドローン50は制御装置500を備えている。そして、配送システム10において、車両12の制御装置200、ドローン50の制御装置500、処理サーバ14、及びスマートフォン16は、ネットワークN1を介して相互に接続されている。また、制御装置200と制御装置500とは、ネットワークN1を介さずに通信可能に構成されている。
なお、図1において配送システム10は、一の処理サーバ14に対して、車両12、ドローン50及びスマートフォン16は1台ずつしか設けられていないが、この限りではない。実際には、一の処理サーバ14に対して、車両12、ドローン50及びスマートフォン16はそれぞれ複数台設けられている。
図2(A)〜(E)に本実施形態の配送システム10による荷物Pが配送される流れを示す。本実施形態の配送システム10は、特定のユーザCがインターネット等を通じて購入した商品をユーザCの居所まで配送するものである。具体的には、ユーザCが購入した商品は、荷物Pとし集配センタAから車両12に収容され(図2(A)参照)、車両12はユーザCの居所である配送地Dに向けて走行する(図2(B)参照)。配送地D付近に設定された目的地Bに達した車両12では、荷物Pがドローン50に移動され、当該荷物Pが収容されたドローン50は配送地Dまで飛行する(図2(C)参照)。そして、ドローン50は、配送場所である配送ボックス60に荷物Pを投下して収容する(図2(D)参照)。なお、配送ボックス60に収容することなく、所定の場所に荷物Pを平置きにしたり、ユーザCに対して荷物Pを直接渡したりしてもよい。
(配送ボックス)
図3は、本実施形態の配送ボックス60の構造を示す斜視図である。図3に示されるように、配送ボックス60は、上方側が開放された投入口64を有する箱体61と、投入口64を覆う蓋体66と、を備えている。箱体61の内部は荷物Pが収容される保管室62とされている。
蓋体66は、幅方向に並ぶ一対のパネル66Aで構成されており、各パネル66Aは配送ボックス60の幅方向の両辺部において回動可能に支持されている。各パネル66Aは、投入口64を閉塞するようにスプリング等により付勢されており、上方から押圧されることで幅方向中央側が下方に回動する。本実施形態では、配送ボックス60の上方においてドローン50から荷物Pが落下されると、荷物Pは蓋体66を押し広げながら投入口64を通過して保管室62に収容される。荷物Pが投入口64を通過すると蓋体66は閉塞して荷物Pが収容される前の状態に戻る。
また、蓋体66には認証情報としての二次元コード68が表示されている。この二次元コード68は、配送ボックス60に固有の情報をコード化したものであって、バーコード又はQRコード(登録商標)等とされている。
(車両)
図4は、本実施形態の車両12の構造を示す側方断面図である。図4に示されるように、車両12は、車両上下方向に3層となるキャビン21を有する略箱型の車体20を備えている。キャビン21の上段には複数の荷物Pを収容する荷室22が設けられている。また、キャビン21の中段の車両前方側には、荷物Pを仕分ける仕分け室24が設けられ、車両後方側には1機のドローン50を格納するドローン格納室34が設けられている。仕分け室24は車両12の全長の約3/4の範囲に設けられ、ドローン格納室34は全長の約1/4の範囲に設けられている。なお、仕分け室24の車両後方側であって、ドローン格納室34との隣接領域は、荷物Pをドローン50に収容する収容作業部24Aとして構成されている。
キャビン21の下段の車両前方側には、荷物Pが排出される排出部32が設けられ、車両後方側にはユニット室25が設けられている。排出部32は、仕分け室24の車両下方側に設けられている。また、ユニット室25は、ドローン格納室34の車両下方側に設けられている。このユニット室25には、車両12の駆動装置、自動運転に係る制御ユニット、及び荷物Pの配送に係る制御装置200が収容されている。車体20の上部にはGPS装置210が設けられ、車両前方及び車両後方には複数の環境センサ220が設けられている。
排出部32の車両前方側のドア開口部32Aには、車幅方向へのスライドにより開閉可能に支持されたスライドドア20Aが設けられている。また、排出部32のフロア33の車両前方端部から路面に向けて走行ロボット(図示省略)の走行が可能なスロープ23が設けられている。このスロープ23はフロア33の床下への収納が可能である。本実施形態では、スライドドア20Aが開放されると、走行ロボットはスロープ23を上り、ドア開口部32Aを通って排出部32に入ることが可能となる。スライドドア20Aは図示しない可動機構によって自動的に開閉し、スロープ23は当該可動機構によってスライドドア20Aの開閉動作に合わせて可動する。なお、スライドドア20Aに代えて、ドア開口部32Aに対して車両上方側が回動可能となるように車両下方側端部を支持したドアを設け、ドアの上端側を路面に接触するまで開放させ、ドアの内側の面をスロープとして使用してもよい。
また、ドローン格納室34の車両後方側のドア開口部34Aには、車両下方側が回動可能となるように車両上方側端部を支持したヒンジドア20Bが設けられている。本実施形態では、ヒンジドア20Bが開放されると、ドローン50はドア開口部34Aを通じて車外へ飛行が可能となる。また、ヒンジドア20Bが開放されている状態では、当該ヒンジドア20Bがドア開口部34Aの上方側の縁部から後方側へ突出して庇状の屋根を形成するようになっている。ヒンジドア20Bは図示しない開閉機構によって自動的に開閉する。なお、ヒンジドア20Bに代えて、ドア開口部34Aに対してスライドにより開閉可能に支持されたスライドドアを設けてもよい。また、ヒンジドア20Bの車幅方向及び車両上下方向の中央部には窓部20Cが形成されている。
荷室22は車幅方向中央に、車両前後方向及び車両上下方向に延びる通路(図示せず)が設けられ、通路の車幅方向両側には荷物Pを載置するラック22Aが設けられている。また、通路には、荷室22の荷物Pを上下前後に移動させると共に荷物Pを仕分け室24に移動させるためのスタッカクレーン26が設けられている。また、収容作業部24Aを含む仕分け室24からドローン格納室34にかけての床部には、荷物Pを前後に移動させるためのコンベア28が設けられている。さらに、収容作業部24Aから排出部32にかけてロボットアーム27が設けられている。
本実施形態において特定の荷物Pを配送する場合、まず、荷室22において、スタッカクレーン26により荷物Pがラック22Aから仕分け室24のコンベア28に載置される。仕分け室24では、複数の荷物Pの中から一の荷物Pがコンベア28により収容作業部24Aに移動される。そして、収容作業部24Aにおいて、荷物Pはドローン格納室34に移動される。ドローン格納室34に荷物Pが移動されると、荷物Pはコンベア28により後述するドローン50の収容室54に収容される。
図5は、本実施形態の車両12に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。車両12は、上述した制御装置200の他、車両12の現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)装置210と、車両12の周囲の環境を認識する環境センサ220と、車両12の加減速及び操舵を行うアクチュエータ230と、を備えている。ここで、環境センサ220は、所定範囲を撮像するカメラ、所定範囲に探査波を送信するミリ波レーダ、所定範囲をスキャンするライダ(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)を含んで構成されている。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、通信I/F(Inter Face)205及び入出力I/F206を含んで構成されている。CPU201、ROM202、RAM203、通信I/F205及び入出力I/F206は、バス208を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU201は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU201は、ROM202からプログラムを読み出し、RAM203を作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM202に実行プログラムが記憶されている。CPU201は、実行プログラムを実行することで、図6に示す通信部250、位置取得部251、環境認識部252、走行計画立案部254、自動運転制御部256、到着通知部258、情報通知部260及び荷物制御部262として機能する。
ROM202は、各種プログラム及び各種データを記憶している。RAM203は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
通信I/F205は、制御装置500及び処理サーバ14等と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力I/F206は、車両12に搭載される各装置と通信するためのインタフェースである。本実施形態の制御装置200には、入出力I/F206を介してGPS装置210、環境センサ220及びアクチュエータ230が接続されている。なお、GPS装置210、環境センサ220及びアクチュエータ230は、バス208に対して直接接続されていてもよい。
図6は、CPU201の機能構成の例を示すブロック図である。図6に示されるように、CPU201は、通信部250、位置取得部251、環境認識部252、走行計画立案部254、自動運転制御部256、到着通知部258、情報通知部260及び荷物制御部262を有している。各機能構成は、CPU201がROM202に記憶された実行プログラムを読み出し、これを実行することによって実現される。
通信部250は、通信I/F205を介して各種情報を送信したり受信したりする機能を有している。
位置取得部251は、車両12の現在位置を取得する機能を有している。位置取得部251は、入出力I/F206を介してGPS装置210から位置情報を取得する。
環境認識部252は、車両12の周囲の走行環境を認識する機能を有している。環境認識部252は、入出力I/F206を介して環境センサ220から車両12の走行環境を走行環境情報として取得する。「走行環境情報」には、車両12の周囲の天候、明るさ、走行路の幅、障害物等が含まれる。
走行計画立案部254は、集配センタAから一又は複数の目的地Bを経て再び集配センタAに至る車両12の走行計画を立案する機能を有している。
自動運転制御部256は、位置情報及び走行環境情報を考慮しつつ、立案された走行計画に沿ってアクチュエータ230を作動させることで、車両12を走行させる機能を有している。
到着通知部258は、ユーザCに対して荷物Pが到着する旨を通知する機能を有している。具体的に、到着通知部258は、車両12の走行計画において配送地D付近に設定された目的地Bに車両12が接近した場合に、通信I/F205を介してユーザCのスマートフォン16に向けて荷物Pが到着する旨を示す到着情報を送信する。
情報通知部260は、ドローン50に対して配送ボックス60に係る認証情報と配送ボックス60の位置情報とを通知する機能を有している。具体的に、情報通知部260は、通信I/F205を介して処理サーバ14又はスマートフォン16から荷物Pの配送を許可する旨の許可通知を受信した場合に、ドローン50に向けて配送地Dに設置された配送ボックス60に係る認証情報と配送ボックス60の位置情報とを送信する。
荷物制御部262は、荷物Pをドローン50に移動させ、ドローン50を発進させる機能を有している。まず、荷物制御部262は、荷室22の荷物Pをドローン50に移動させる。そして、荷物制御部262は、荷物Pが収容されたドローン50を発進させる際、ヒンジドア20Bを開放させる。
(ドローン)
本実施形態では、飛行移動体として無人のマルチコプターであるドローンが適用される。図7は、本実施形態のドローン50の構造を示す側面図である。図7に示されるように、ドローン50は、複数のプロペラ53を有するドローン本体52と、ドローン本体52から下方に延びるフレーム55と、フレーム55に支持されたアーム58と、フレーム55の下端に固定されたスキッド59と、を含んで構成されている。
ドローン本体52は、略箱型であって、上部52BにはGPS装置510が設けられ、少なくとも機体前方の側部52Cにはドローン50の周囲の環境を認識する環境センサ520が設けられている。また、機体前方の側部52Cには撮影装置としてのカメラ530も設けられている。また、ドローン本体52の内部には飛行制御部としての制御装置500が設けられている。
フレーム55は、ドローン本体52の底部52Aから機体幅方向外側に延出した後、機体下方に延びる一対の板状部材である。
アーム58は、フレーム55の機体幅方向内側において支持された複数の腕状部材である。このアーム58は、フレーム55において機体上下方向に移動することができると共に、フレーム55側の支持部を起点として機体下方側に回動可能とされている。複数のアーム58の上面には、荷物Pが載置される。
スキッド59は、フレーム55の機体下方側の端部に固定され、かつ機体前後方向に延在する棒状部材である。着陸及び駐機状態のドローン50は、スキッド59が地面(床面)に接している。
図8は、本実施形態のドローン50のハードウェア構成を示すブロック図である。ドローン50は、上述した制御装置500の他、ドローン50の現在位置を取得するGPS装置510と、ドローン50の周囲の環境を認識する環境センサ520と、ドローン50の周囲を撮影するカメラ530と、を備えている。ここで、環境センサ520は、超音波センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、コンパス等を含んで構成されている。
制御装置500は、CPU501、ROM502、RAM503、通信I/F505及び入出力I/F506を含んで構成されている。CPU501、ROM502、RAM503、通信I/F505及び入出力I/F506は、バス508を介して相互に通信可能に接続されている。CPU501、ROM502、RAM503、通信I/F505及び入出力I/F506の機能は、上述した制御装置200のCPU201、ROM202、RAM203、通信I/F205及び入出力I/F206と同じである。
CPU501は、ROM502からプログラムを読み出し、RAM503を作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM502に、実行プログラムが記憶されている。CPU501は、実行プログラムを実行することで、図9に示す通信部550、位置取得部551、飛行環境認識部552、飛行計画立案部554、画像取得部556、認証部558、特定部560及び飛行制御部562として機能する。
本実施形態の制御装置500には、入出力I/F506を介してGPS装置510、環境センサ520、カメラ530及び各プロペラ53が接続されている。なお、GPS装置510、環境センサ520、カメラ530及び各プロペラ53は、バス508に対して直接接続されていてもよい。
図9は、CPU501の機能構成の例を示すブロック図である。図9に示されるように、CPU501は、通信部550、位置取得部551、飛行環境認識部552、飛行計画立案部554、画像取得部556、認証部558、特定部560及び飛行制御部562を有している。各機能構成は、CPU501がROM502に記憶された実行プログラムを読み出し、これを実行することによって実現される。
通信部550は、通信I/F505を介して各種情報を送信したり受信したりする機能を有している。
位置取得部551は、ドローン50の現在位置を取得する機能を有している。位置取得部551は、入出力I/F506を介してGPS装置510から位置情報を取得する。
飛行環境認識部552は、ドローン50の周囲の飛行環境を認識する機能を有している。飛行環境認識部552は、入出力I/F506を介して環境センサ520からドローン50の飛行環境を飛行環境情報として取得する。ここで、「飛行環境情報」は、ドローン50の周囲の天候、明るさ、障害物等が含まれる。
飛行計画立案部554は、車両12からユーザCに係る配送地D(配送ボックス60)を経て再び車両12に至る飛行計画を立案する機能を有している。
画像取得部556は、入出力I/F506を介してカメラ530から撮影された画像を取得する機能を有している。本実施形態のカメラ530は、配送地Dに設置された配送ボックス60を撮影することができる。
認証部558は、特定の配送ボックス60が荷物Pを配送するユーザCに対応する配送ボックス60であるかの認証を行う機能を有している。本実施形態の認証部558は、画像取得部556において取得された配送ボックス60の画像から認証情報としての二次元コード68を取得する。そして、認証部558は、予め車両12などから取得している認証情報と二次元コード68に係る認証情報を比較し、両者が一致している場合、ユーザCに対応する配送ボックス60である認証状態とする。
特定部560は、配送ボックス60における格納位置を特定する機能を有している。本実施形態の特定部560は、画像取得部556において取得された配送ボックス60の画像から特徴量として配送ボックス60上部の4つの角部67を特定する。そして、角部67の位置から格納位置となる保管室62の位置を特定する。例えば、ドローン50の現在位置を基準として方向及び距離を特定することで保管室62の位置を特定することができる。
配送制御部としての飛行制御部562は、飛行環境を考慮しつつ、立案された飛行計画に沿って各プロペラ53を作動させることで、ドローン50を走行させる機能を有している。また、飛行制御部562は、アーム58を操作することで荷物Pを保持したり、アーム58を下方に開放することで荷物Pを投下する機能を有している。
(処理の流れ)
次に、図10及び図11のフローチャートを参照しつつ、本実施形態の配送システム10における処理の流れについて説明する。
図2(B)に示されるように、ユーザCに配送される荷物Pを収容した車両12は目的地Bに向けて走行する。
次に、車両12の制御装置200において、車両12の目的地Bへの接近に伴い実行される確認処理について説明する。
図10のステップS100において、CPU201は、車両12が目的地Bに接近したか否かを判定する。具体的に、CPU201は、GPS装置210から車両12の現在の位置情報を取得し、目的地Bに係る位置情報と対比する。ここで、目的地Bは、CPU201が予め設定した走行計画における走行経路上に設けられ、配送地Dからの直線距離が所定の距離以下の地点、又は配送地Dへのドローン50の飛行時間が所定の時間以下となる地点に対して設定することができる。CPU201は、車両12が目的地Bに接近したと判定した場合、ステップS101に進む。一方、CPU201は、車両12が目的地Bに接近していないと判定した場合、ステップS101を繰り返す。
ステップS101において、CPU201は、ユーザCに対して荷物Pが到着する旨を通知する。具体的に、CPU201は、ユーザCのスマートフォン16に向けて荷物Pが到着する旨を示す到着情報を送信する。また、CPU201は、これからドローン50により荷物Pを配送してよいかの確認通知を送信する。到着情報及び確認通知の送信が終了すると次のステップS102に進む。
ステップS102において、CPU201は、スマートフォン16からユーザCが荷物Pの受け取りを許可したことを示す許可情報を受信したか否かを判定する。CPU201は、許可情報を受信したと判定した場合、ステップS103に進む。一方、CPU201は、許可情報を受信していないと判定した場合、当該確認処理は終了する。
ステップS103において、CPU201は、ドローン50に向けて配送地Dに設置された配送ボックス60に係る認証情報を配送ボックス60の位置情報と共に送信する。そしてステップS104に進む。
ステップS104において、CPU201は、ドローン50に向けて配送を開始する旨の飛行指示と送信する。これにより、ドローン50は配送地Dに配置された配送ボックス60に向けて飛行を開始する。そして、当該確認処理は終了する。
なお、本実施形態ではドローン50の飛行に際し、車両12と配送地Dとの間を往復する飛行計画は車両12から取得される。
次に、ドローン50の制御装置500において、荷物Pの配送ボックス60への投下に際し実行される配送処理について説明する。なお、以下の処理はドローン50が飛行しながら実行される。
図11のステップS200において、CPU501は、カメラ530による配送ボックス60の撮影を行う。撮影は飛行中、常時行ってもよいし、配送ボックス60に接近してから行ってもよい。そして、ステップS201に進む。
ステップS201において、CPU501は、認証情報及び特徴量を取得する。つまり、撮影された画像から二次元コード68を取得すると共に、配送ボックス60の角部67を特定する。そして、ステップS202に進む。
ステップS202において、CPU501は、ステップS103において車両12から取得している認証情報と二次元コード68に係る認証情報が一致するか否か判定する。CPU501は、車両12から取得している認証情報と二次元コード68に係る認証情報が一致すると判定した場合(つまり、認証状態の場合)、ステップS203に進む。一方、CPU501は、車両12から取得している認証情報と二次元コード68に係る認証情報が一致しないと判定した場合、ステップS200に戻る。すなわち、認証が完了するまでカメラ530による撮影と判定を繰り返す。集合住宅等において複数の配送ボックス60が並んで配置されている場合、ドローン50は認証が完了するまで、複数の配送ボックス60を移動する。
ステップS203において、CPU501は、角部67の位置から投入口64の位置を特定する。具体的には、ドローン50の現在位置を基準として投入口64までの方向及び距離が特定される。これにより、CPU501は、ドローン50を投入口64の上空に飛行させる。そして、ステップS204に進む。
ステップS204において、CPU501は、ドローン50が投入口64の上空、すなわち、投入口64と対向する位置に到達したか否かを判定する。CPU501は、ドローン50が投入口64の上空に到達したと判定した場合、ステップS205に進む。一方、CPU501は、ドローン50が投入口64の上空に到達していないと判定した場合、ステップS204を繰り返す。
ステップS204において、CPU501は、アーム58に把持された荷物Pを開放して荷物Pを投入口64に向けて投下する。これにより、荷物Pは保管室62に収容される。そして、当該配送処理は終了する。
以上、本実施形態の配送システム10は、特定のユーザC宛の荷物を、車両12及びドローン50により配送地Dにある配送ボックス60に配送するものである。荷物Pの配送が許可された場合、車両12はドローン50に対して配送ボックス60に係る認証情報及び位置情報を通知すると共に、荷物Pをドローン50に移動させる。一方、ドローン50では、カメラ530で撮影された画像から配送ボックス60の認証が行われると共に、特徴量である配送ボックス60の角部67に基づいて荷物Pの投入口64の位置が特定される。そして、認証状態である場合、ドローン50は投入口64の上空に移動する共に、投入口64に向けて荷物Pを投下する。
本実施形態の配送システム10によれば、ドローン50が配送ボックス60を撮影することで配送ボックス60の認証を行うことができる。すなわち、通信によらずドローン50と配送ボックス60との間の認証を行うことができる。また、配送する荷物Pによりカメラ530が遮蔽される等して、配送ボックス60の上空において特徴量である角部67が撮影できない場合であっても、予め撮影された角部67に基づいて、投入口64の位置を特定することができる。すなわち、配送する荷物Pの大きさや形状の違いによらず荷物Pを配送ボックス60に正確に投入することができる。
また、本実施形態では、移動体として飛行移動体であるドローン50を適用している。そのため、本実施形態によれば、車両12が走行できない悪路の先に配送地Dがある場合、又は、集合住宅の上層階に配送ボックス60が設置された場合であっても荷物Pを配送することができる。本実施形態では、飛行移動体としてドローンを例示したが、これに限らず、ラジコン飛行機、ラジコンヘリコプター等を飛行移動体としてもよい。
さらに、本実施形態の配送システム10では、車両12はユーザCに対して荷物Pの受け取りに係る承諾を得るように構成されている。そのため、本実施形態によれば、ユーザCの指定により配送を中断させたり、他の配送地Dに荷物Pを転送させることができる。
また、本実施形態の配送ボックス60において、蓋体66は下方にのみ回動可能に構成されている。すなわち、投入口64において荷物Pは、上方から下方に向かう一方向のみの移動を可能としている。したがって、荷物Pが保管室62に収容された後、他のドローン50が蓋体66を開けて保管室62の中の荷物Pを持ち去ることがない。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では車両12が目的地Bに接近した場合、車両12が荷物Pの到着をユーザCに通知していたが、第2の実施形態は、処理サーバ14が荷物Pの到着をユーザCに通知するものである。以下、第1の実施形態との相違点について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成には同じ符号を付しており、説明は割愛する。
(処理サーバ)
図12に示されるように、処理サーバ14は、CPU701、ROM702、RAM703、ストレージ704及び通信I/F705を含んで構成されている。CPU701、ROM702、RAM703、ストレージ704及び通信I/F705は、バス708を介して相互に通信可能に接続されている。CPU701、ROM702、RAM703及び通信I/F705の機能は、上述した制御装置200のCPU201、ROM202、RAM203及び通信I/F205と同じである。
CPU701は、ROM702又はストレージ704からプログラムを読み出し、RAM703を作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ストレージ704に処理プログラムが記憶されている。CPU701は、処理プログラムを実行することで、図13に示す通信部750、位置情報取得部752、経路立案部754、到着通知部756及び要求処理部758として機能する。
記憶部としてのストレージ704は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを記憶している。
図13は、CPU701の機能構成の例を示すブロック図である。図13に示されるように、CPU701は、通信部750、位置情報取得部752、経路立案部754、到着通知部756及び要求処理部758を有している。各機能構成は、CPU701がストレージ704に記憶された処理プログラムを読み出し、これを実行することによって実現される。
送信部としての通信部750は、通信I/F705を介して各種情報を送信したり受信したりする機能を有している。
位置情報取得部752は、通信I/F705を介して車両12やドローン50の位置情報を取得する機能を有している。
経路立案部754は、車両12の走行計画を立案する機能を有している。なお、経路立案部754は、複数のドローン50の飛行計画を立案してもよい。この場合、ドローン50の飛行計画は、処理サーバ14からドローン50の制御装置500に対して直接、又は車両12の制御装置200を経由して送信される。
到着通知部756は、ユーザCに対して荷物Pが到着する旨を通知する機能を有している。具体的に、到着通知部756は、車両12の走行計画において配送地D付近に設定された目的地Bに車両12が接近した場合に、通信I/F705を介してユーザCのスマートフォン16に向けて荷物Pが到着する旨を示す到着情報を送信する。
要求処理部758は、車両12に対して、ユーザCが荷物Pの受け取りを許可したこと通知する機能を有している。具体的に、要求処理部758は、通信I/F705を介して車両12に対して、ユーザCが荷物Pの受け取りを許可したことを示す許可情報を送信する。
上記の構成による本実施形態では、処理サーバ14の制御装置700において、CPU701が図10のフローチャートにおける各処理を実行する。そのため、説明は省略する。なお、ステップS104において、CPU701は、ドローン50に向けて直接、飛行指示を送信してもよいし、車両12を経由して送信してもよい。
本実施形態の配送システム10では、処理サーバ14はユーザCに対して荷物Pの受け取りに係る承諾を得るように構成されている。そのため、本実施形態によれば、ユーザCの指定により配送を中断させたり、他の配送地Dに荷物Pを転送させることができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では車両12が目的地Bに接近した際に、ユーザCに荷物Pを配送するか否かの承諾を求めていたが、第3の実施形態は、予め指定された配送方法においてドローン50による配送の承諾が完了するように構成されている。なお、各部の構成は第2の実施形態と同じであり、説明は割愛する。
本実施形態の処理サーバ14では、ユーザCが商品を購入し、配送方法を選択すると、選択された配送方法が処理サーバ14に送信される。処理サーバ14は、ストレージ704においてユーザCの商品に係る荷物Pの配送方法を記憶する。そして、配送方法においてドローン50による配送が既に承諾されている場合、処理サーバ14では、CPU701はユーザCが荷物Pの受け取りを許可したことを示す許可情報を車両12に向けて送信する。
本実施形態の配送システム10において、処理サーバ14は、商品の購入時において予め指定された配送方法を記憶することができ、ドローン50は、処理サーバ14から許可情報を受信することで荷物Pを配送することができる。すなわち、本実施形態の配送システム10によれば、配送地DにユーザCが不在の場合であっても、荷物Pの配送を完了させることができる。
なお、ユーザCが不在の場合は、ドローン50が荷物Pを持って車両12に引き返してもよい。
また、本実施形態では、処理サーバ14のCPU701がドローン50の飛行計画を立案すると共に、ドローン50に送信する。この場合、配送ボックス60に係る認証情報及び位置情報と共に飛行計画を送信してもよいし(図10ステップS103参照)、飛行指示に変えて飛行計画を送信することができる(図10ステップS104参照)。
本実施形態の配送システム10において、処理サーバ14は、配送地Dの周辺に複数のドローン50がある場合であっても他のドローン50の位置を踏まえた飛行計画を立案することができる。処理サーバ14は、このような飛行計画を複数のドローン50毎に立案することができる。本実施形態によれば、空中におけるドローン50同士のニアミスを抑制することができる。
[第4の実施形態]
第1の実施形態の配送ボックス60では、蓋体66に予め印刷された二次元コード68が表示されているが、第4の実施形態の配送ボックス60は、二次元コード68に代えて二次元コードを表示可能な液晶モニタ等の表示器を備えている。すなわち、第4の実施形態の配送システム10は、車両12、ドローン50及び処理サーバ14に加えて、配送ボックス60を構成に含んでいる。
本実施形態の配送ボックスは、CPU、ROM及びRAMを含む制御装置を備えている。そして、CPUは、車両12の制御装置200及び処理サーバ14との通信を行い、二次元コードを取得し、表示器に対して取得した二次元コードを表示させることができる。
本実施形態によれは、車両12又は処理サーバ14から、ドローン50及び配送ボックス60の双方に向けて認証情報を送信することで、認証を行うことができる。また、本実施形態によれば、認証状態となったドローン50から所定の信号を受信することで、蓋体66を開放して荷物Pを受け取ることができる。
[備考]
上述した各実施形態では、車両12に搭載されたドローン50が荷物Pを配送ボックス60に配送している。しかしこれに限らず、予め配送地Dに配置されたドローンが車両12に飛行し、車両12の荷物Pを回収して配送ボックス60に投下するように構成してもよい。
各実施形態では、移動体として飛行移動体であるドローン50を適用したが、飛行移動体に限らず、無人の走行ロボット及びラジコンカー等の走行移動体に本発明を適用してもよい。
なお、上記実施形態でCPU201、501、701がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、位置解析処理、嗜好分析処理、画像抽出処理及び画像表示処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態において、各プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、車両12において実行プログラムはROM202に予め記憶され、ドローン50において実行プログラムはROM502に予め記憶されている。また例えば、処理サーバ14において制御プログラムはストレージ704に予め記憶されている。しかしこれに限らず、各プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
上記実施形態で説明した処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
その他、上記実施形態で説明した各制御装置、処理サーバ及びスマートフォンの各々の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
10 配送システム
12 車両
14 処理サーバ
16 スマートフォン(端末)
50 ドローン(移動体、飛行移動体)
60 配送ボックス
530 カメラ(撮影装置)
558 認証部
560 特定部
562 飛行制御部(配送制御部)
704 ストレージ(記憶部)
750 通信部(送信部)
C ユーザ
D 配送地
P 荷物

Claims (6)

  1. 特定のユーザ宛の荷物を収容した車両と、前記車両に搭載された移動体と、を備える配送システムであって、
    前記車両は、
    前記荷物の配送を許可する許可情報を受信した場合に前記荷物の配送地に設置された配送ボックスに係る認証情報と前記配送ボックスの位置情報とを前記移動体に通知し、
    前記荷物を前記移動体に移動させ、
    前記移動体は、
    前記認証情報が表示された前記配送ボックスを撮影する撮影装置と、
    撮影された前記配送ボックスの画像から前記認証情報を取得し、移動体から通知された前記認証情報と前記画像における前記認証情報とが一致した場合を認証状態とする認証部と、
    撮影された前記配送ボックスの画像から前記配送ボックスの特徴量を取得し、前記特徴量を基に前記配送ボックスにおける前記荷物の格納位置を特定する特定部と、
    前記認証状態において、前記移動体を前記格納位置と対向する位置に移動させると共に前記格納位置に前記荷物を格納させる制御を行う配送制御部と、を含む配送システム。
  2. 前記移動体は飛行移動体であり、
    前記格納位置は前記配送ボックスの上部に設けられ、
    前記配送制御部は、前記飛行移動体を前記格納位置の上空に飛行させると共に、前記格納位置に前記荷物を投下する請求項1に記載の配送システム。
  3. 前記配送システムは、さらに処理サーバを備え、
    前記処理サーバは、
    前記ユーザが選択した前記荷物の配送方法を記憶する記憶部と、
    記憶された前記配送方法が前記移動体による配送である場合、前記許可情報を前記車両に送信する送信部と、を含む請求項1又は2に記載の配送システム。
  4. 前記処理サーバは、複数の前記飛行移動体の飛行計画を立案可能であって、
    前記飛行移動体は、
    前記処理サーバより前記配送地から前記車両に至る飛行計画を取得する請求項2を引用する請求項3に記載の配送システム。
  5. 前記処理サーバは、
    前記配送地に接近した場合に前記ユーザの端末に対し前記荷物の到着を通知し、
    前記車両は、
    前記荷物の受け取りを前記ユーザが承諾した場合に前記処理サーバから送信される前記許可情報を受信する請求項3又は4に記載の配送システム。
  6. 前記車両は、
    前記配送地に接近した場合に前記ユーザの端末に対し前記荷物の到着を通知し、
    前記ユーザが前記荷物の受け取りを承諾した場合に前記端末から送信される前記許可情報を受信する請求項1〜4のいずれか1項に記載の配送システム。
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