JP2017150947A - ナビゲーション装置およびナビゲーション方法 - Google Patents

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崇之 小西
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Abstract

【課題】ユーザに対し任意の対象物を所望の景観で観るのに適した場所を案内すること。【解決手段】実施形態に係るナビゲーション装置は、表示制御部と、取得部とを備える。表示制御部は、観賞対象となる対象物をユーザが任意の方向から眺めて所望の景観を指定可能な仮想画像を表示部へ表示させる。取得部は、仮想画像に基づいて指定された所望の景観を探索条件として探索される対象物の景観画像を含む探索結果を取得する。また、表示制御部は、取得部によって取得された探索結果に含まれる景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを表示部へ表示させる。【選択図】図3A

Description

開示の実施形態は、ナビゲーション装置およびナビゲーション方法に関する。
従来、車両に搭載され、GPS(Global Positioning System)を利用した車両のナビゲーションを行う車載用ナビゲーション装置が知られている。かかる車載用ナビゲーション装置は、目的地までの経路探索を行う経路探索機能や、地図情報上に現在の自車位置や進行方向を重畳表示しつつ、探索された経路に沿って自車を案内する経路案内機能を有するのが一般的である(たとえば、特許文献1参照)。
特開平08−254433公報
しかしながら、従来のナビゲーション装置では、任意の場所を目的地としたかかる目的地自体への経路探索は行えるものの、ユーザが任意の場所の対象物を所望の景観で観賞したい場合に、かかる観賞に適した場所を探索することについては考慮されていなかった。このように、従来のナビゲーション装置には、ユーザに対し、任意の対象物を所望の景観で観るのに適した場所を案内するうえで更なる改善の余地がある。
なお、かかる課題は、車載用に限らず、PND(Portable Navigation Device)や、ナビゲーション機能を実行可能な携帯情報端末といった携帯型のナビゲーション装置にも共通する課題である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに対し、任意の対象物を所望の景観で観るのに適した場所を案内することができるナビゲーション装置およびナビゲーション方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るナビゲーション装置は、表示制御部と、取得部とを備える。前記表示制御部は、観賞対象となる対象物をユーザが任意の方向から眺めて所望の景観を指定可能な仮想画像を表示部へ表示させる。前記取得部は、前記仮想画像に基づいて指定された前記所望の景観を探索条件として探索される前記対象物の景観画像を含む探索結果を取得する。また、前記表示制御部は、前記取得部によって取得された前記探索結果に含まれる前記景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを前記表示部へ表示させる。
実施形態の一態様によれば、ユーザに対し、任意の対象物を所望の景観で観るのに適した場所を案内することができる。
図1Aは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その2)である。 図1Cは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その3)である。 図1Dは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その4)である。 図1Eは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その5)である。 図1Fは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その6)である。 図1Gは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その7)である。 図1Hは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その8)である。 図1Iは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その9)である。 図2は、実施形態に係るナビゲーションシステムのネットワーク図である。 図3Aは、実施形態に係るナビゲーション装置のブロック図である。 図3Bは、実施形態に係るサーバ装置のブロック図である。 図4Aは、候補地がない場合の類似探索の一例を示す図(その1)である。 図4Bは、候補地がない場合の類似探索の一例を示す図(その2)である。 図5Aは、探索結果の表示例を示す図(その1)である。 図5Bは、探索結果の表示例を示す図(その2)である。 図6Aは、その他の利用例を示す図(その1)である。 図6Bは、その他の利用例を示す図(その2)である。 図6Cは、その他の利用例を示す図(その3)である。 図7は、実施形態に係る車載装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る車載装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するナビゲーション装置およびナビゲーション方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、本実施形態では、ナビゲーション装置が車載装置10であり、したがってこれを含むナビゲーションシステム1は車載用のシステムである場合を例に挙げて説明するが、車載用に限らなくともよい。
また、以下では、本実施形態に係るナビゲーション方法の概要について図1A〜図1Iを用いて説明した後に、車載装置10およびこれを含むナビゲーションシステム1について、図2〜図8を用いて説明することとする。
また、以下では、ユーザの観賞対象となる対象物を「ランドマーク」と記載する。「ランドマーク」は一般に、目印となる地理学上の特徴物を指すが、本実施形態では、ナビゲーション用の電子地図において「ランドマーク」として取り扱われる、著名な山や建築物等を指すものとする。
<1.ナビゲーション方法の概要>
まず、本実施形態に係るナビゲーション方法の概要について、図1A〜図1Iを用いて説明する。図1A〜図1Iは、実施形態に係るナビゲーション方法の概要を示す図(その1)〜(その9)である。
図1Aに示すように、車載装置10は、表示部40を備える。表示部40は、たとえば静電容量方式の情報入力機能を有する操作部30(図3A参照)が組み合わされたタッチパネル等として構成され、図1Aに示すように地図情報を表示する。ここで、ユーザがたとえば地図情報上の所定地点を目的地指定する所定の操作を行うと、車載装置10は、ユーザが指定した地点を目的地G(図示略)に設定し、現在位置CPから目的地Gまでの経路設定を行って、かかる経路に沿った自車のナビゲーションを行う。
ところで、このように、ユーザが指定した任意の場所、たとえばランドマークLを目的地Gとした経路設定は公知のものであるが、ユーザが任意のランドマークLを所望の景観で観賞したい場合に、かかる観賞に適した好適地を探索することについてはこれまで行われてこなかった。
言い換えれば、ユーザが任意のランドマークLを好みの景観で観賞したいと考えても、そもそも目的地Gとしたい好適地がどこなのか、ユーザには分かりにくかった。
そこで、本実施形態に係るナビゲーション方法では、任意のランドマークLの指定を受けた場合に、まずランドマークLを任意の方向から眺めてユーザが所望の景観を指定可能となる3Dモデル画像を表示部40へ表示することとした。3Dモデル画像は、仮想3次元空間におけるランドマークLについての3次元画像である。
そして、指定された景観に少なくとも類似する景観の候補地を探索して、探索結果を表示部40へ表示し、探索された候補地の景観をユーザに確認させることとした。そのうえで、探索された候補地のうちの一つがユーザにより目的地Gとして指定されたならば、かかる候補地を目的地Gとした経路設定を行うこととした。
具体的には、図1Aに示すように、本実施形態に係るナビゲーション方法では、まずユーザによる任意のランドマークLの指定を受け付ける(ステップS1)。ここでは、ランドマークLとして富士山を例に挙げる。
なお、図1Aでは、ランドマークLを示すアイコンが地図情報上に表示されており、ユーザはかかるアイコンをタッチすることによってランドマークLを指定する操作の例を挙げているが、あくまで一例であって、操作の態様を限定するものではない。
そして、ランドマークLが指定されたならば、本実施形態に係るナビゲーション方法では、つづいて図1Bに示すように、ランドマークLを任意の方向から眺めてユーザが所望の景観を指定可能となる3Dモデル画像を表示部40へ表示する(ステップS2)。このような3Dモデル画像は、たとえば国土地理院が公開している地理院地図の3D版等に基づいて生成し、表示することができる。
そして、3Dモデル画像が表示されたならば、本実施形態に係るナビゲーション方法では、つづいて図1Cに示すように、3Dモデル画像を介して、ユーザの所望の景観の探索条件の指定を受け付ける(ステップS3)。
具体的に探索条件は、たとえば視点方向および視点距離の指定を受け付ける(ステップS3−1)。かかる指定は、たとえば視点方向であれば、3Dモデル画像とともに表示されている操作部品OP1,OP2によって左右方向に、操作部品OP3,OP4によって上下方向に、またこれらの組み合わせによって全周方向に、3Dモデル画像を回転させることによって行うことができる。また、たとえば視点距離であれば、操作部品OP5,OP6によって拡大または縮小させることによって行うことができる。
また、たとえばオプション条件の指定を受け付けることができる(ステップS3−2)。オプション条件は、たとえばユーザが所望の景観の中に含みたい対象物である。たとえばユーザは、図1Dに示すように、「海」の操作ボタンOP7および「湖」の操作ボタンOP8のうち、操作ボタンOP8の方を選択して、3Dモデル画像中で湖があってほしい任意の位置をタッチ操作等により指定することができる。
すると、図1Eに示すように、3Dモデル画像中の指定された位置へ湖を示すたとえば3Dオブジェクトが表示される。かかる3Dオブジェクトは、ユーザが指でタッチしつつスライド操作等を行うことによって任意の位置へ移動させることができる。
同じく別の対象物(たとえば太陽)をオプション条件として受け付けることができる(ステップS3−3)。かかる場合も、「湖」のときと同様の手順で指定することができる。
すなわち、図1Eに示すように、ユーザは、「太陽」を示す操作ボタンOP9および「月」を示す操作ボタンOP10のうち、操作ボタンOP9の方を選択して、3Dモデル画像中で太陽があってほしい任意の位置をタッチ操作等により指定することができる。
すると、図1Gに示すように、3Dモデル画像中の指定された位置へ太陽を示す3Dオブジェクトが表示される。このようにユーザの所望の景観の探索条件の指定がなされた後、ユーザによる、たとえば「探索」ボタンOP11へのタッチ操作を受け付けることによって、類似する景観を探索する(ステップS4)。
そして、図1Hに示すように、本実施形態に係るナビゲーション方法では、探索結果を表示部40へ表示し(ステップS5)、探索された候補地の景観をユーザに確認させる。探索結果には、たとえばその候補地から観た場合の景観画像I1や、かかる候補地の名称および地図情報上におけるかかる候補地の地点情報等が含まれる。
ユーザは、かかる候補地に関する探索結果を確認後、好みに適えば、「目的地にする」ボタンOP12に対するユーザのタッチ操作等を行うことによって、探索結果として表示中の候補地を目的地設定する(ステップS6)。また、ユーザは、表示中の候補地が好みに適わないならば、「前候補」ボタンや「次候補」ボタンに対する操作によって他の候補地を表示させ、その内容を確認する。
そして、候補地が目的地指定されたならば、本実施形態に係るナビゲーション方法では、つづいて図1Iに示すように、指定された候補地を目的地Gとした経路設定を行う(ステップS7)。
すなわち、図1Iに示すように、図1Hにて指定された「田貫湖」に対応する位置を目的地Gとした現在位置CPからの経路R1が探索されて経路設定され、かかる経路R1が表示部40へ表示される。
これにより、ユーザは、観たいランドマークLを好みの景観で観ることができる候補地を容易に知り、そのいずれかを目的地Gとして経路設定することを簡単な操作で行うことができる。したがって、ユーザに対し、任意のランドマークLを所望の景観で観るのに適した場所を、ユーザビリティ高く案内することができる。
また、ユーザへは、たとえばランドマークLの「観え方」から新たな観賞好適地を知る機会を与えることができ、また実際にそこへ案内し、好みの景観でランドマークLを観賞してもらうことで、ユーザへ新鮮な体験を提供することができる。
なお、表示部40へ表示させる景観画像は、任意の時刻、たとえば到着予想時刻や、現在時刻等に応じたものであることが好ましい。また、さらに、現地の天候等の気象情報や、月齢や天体の運行等の天体情報等を反映させたものであることが好ましい。また、表示されている景観画像の参考情報(たとえば、いつの時刻に対応するものかといった情報等)を併せて表示してもよい。こうした点の具体的な内容については、図5Aおよび図5Bを用いた説明で説明する。
以下、上述したナビゲーション方法を適用した車載装置10およびサーバ装置20を含むナビゲーションシステム1についてさらに具体的に説明する。
<2.ナビゲーションシステム>
図2は、本実施形態にかかるナビゲーションシステム1のネットワーク図である。図2に示すように、ナビゲーションシステム1は、車両に搭載される車載装置10と、かかる車載装置10とネットワークNを介して通信するサーバ装置20とを含んでいる。
また、車載装置10は、GPS衛星STと通信可能に設けられている。車載装置10は、たとえばGPS衛星STからの電波に基づいて現在位置を取得する。
また、ネットワークNには、施設B1,B2が接続され、車載装置10およびサーバ装置20は、これら施設B1,B2との通信も可能である。ネットワークNへの接続形態は、無線または有線を問わない。
施設B1は、ランドマークLを観賞することができる候補地に対応する施設であって、たとえばかかる施設B1から観たランドマークLの景観画像を適宜撮像する。景観画像は、ライブビューカメラのような、常時ランドマークLを撮像するものであってもよい。
なお、ユーザの利便性等を考慮すれば、施設B1は、図中の「P」マークに示すように、車両が進入可能な経路を伝って到達することができ、かつ、駐車に適した施設、すなわちユーザが車両で行くことができ、車両を駐車してランドマークLを観賞しやすい施設であることが好ましい。
施設B2は、たとえばランドマークLを観賞できない場所にあるものの、気象情報や天体情報、3Dモデル画像を含む3Dモデル情報、イベント情報等、ランドマークLを観賞することができる候補地に関わる情報を提供可能な施設である。たとえば施設B2は、気象台や、天文台、国土地理院、イベントを広報する会社等に相当する。
そして、たとえばサーバ装置20は、ネットワークNを介し、施設B1からは、施設B1に関する施設情報や、撮像された景観画像等を適宜収集する。また、サーバ装置20は、施設B2からは、施設B2に関する施設情報や、気象情報、天体情報、3Dモデル情報、イベント情報等を適宜収集する。
また、サーバ装置20は、車載装置10からの要求に応じ、施設B1,B2から収集した各種情報に基づいて車載装置10側から受け付けたランドマークLに対応する3Dモデル情報の送信や、車載装置10側から受け付けた探索条件に適う候補地を探索して探索結果を車載装置10へ向けて送信する。
<2.1.車載装置>
次に、車載装置10の構成について説明する。図3Aは、実施形態に係る車載装置10のブロック図である。なお、図3Aでは、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図3Aに図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。この点は、後に図3Bに示す、サーバ装置20のブロック図についても同様である。
図3Aに示すように、車載装置10は、操作部30と、表示部40と、GPS部50と、方位センサ60と、速度センサ70と接続する。
操作部30は、ランドマークLの指定操作や、3Dモデル画像を介したユーザの所望の景観の探索条件指定操作、候補地の目的地指定操作等、ユーザが行う所定の各種操作を受け付ける。操作部30は、たとえばタッチパネルやタッチパッド等を備え、ユーザがかかるタッチパネルやタッチパッドをタッチした位置を検出する。操作部30は、ユーザのタッチ位置に応じたユーザの所定の操作を検出し、検出結果を車載装置10へ出力する。
表示部40は、たとえば液晶ディスプレイ等を備え、車載装置10の表示制御部11fの制御に基づき、表示制御部11fから渡される表示画像を表示する。なお、表示部40がタッチパネルディスプレイである場合、操作部30の機能を兼ねることができる。
GPS部50は、GPS衛星から受信した電波に基づいて車載装置10の位置、すなわち、自装置の現在位置を取得する処理を行うデバイスである。なお、このGPS部50は、取得した現在位置を制御部11の経路設定部11gへ渡す処理を併せて行う。
方位センサ60は、たとえばヨー方向の運動、すなわち、車両の走行方向を検出する処理を行う。なお、この方位センサ60は、検出した走行方向を制御部11の経路設定部11gへ渡す処理を併せて行う。
速度センサ70は、車載装置10が搭載される車両の走行速度を検出する処理を行う。なお、この速度センサ70は、検出した走行速度を制御部11の経路設定部11gへ渡す処理を併せて行う。
車載装置10は、操作部30が受け付けたユーザによる所定の各種操作に応じて、サーバ装置20と通信を行い、表示部40へ表示する表示画像の表示制御や、経路設定等を行う。車載装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを備える。
制御部11は、車載装置10の全体制御を行う。制御部11は、ランドマーク指定部11aと、3Dモデル情報取得部11bと、探索条件指定部11cと、探索結果取得部11dと、候補地指定部11eと、表示制御部11fと、経路設定部11gとをさらに備える。
ランドマーク指定部11aは、ユーザの操作に基づいて指定されたランドマークLを操作部30から受け付ける処理を行う。また、ランドマーク指定部11aは、指定されたランドマークLに対応する3Dモデル情報の取得要求を通信部13経由でサーバ装置20へ送信する処理を行う。
3Dモデル情報取得部11bは、指定されたランドマークLを任意の方向から眺めてユーザが所望の景観を指定可能となる3Dモデル画像を含む3Dモデル情報を、通信部13経由でサーバ装置20から取得する処理を行う。また、3Dモデル情報取得部11bは、取得した3Dモデル情報を表示制御部11fへ渡す処理を併せて行う。
探索条件指定部11cは、3Dモデル画像を介したユーザの所望の景観の探索条件の指定を受け付ける処理を行う。また、探索条件指定部11cは、受け付けた探索条件に適う候補地の探索要求を通信部13経由でサーバ装置20へ送信する処理を併せて行う。
探索結果取得部11dは、探索条件指定部11cによりサーバ装置20へ向けて送信された探索要求に対する探索結果を、通信部13経由でサーバ装置20から取得する処理を行う。また、探索結果取得部11dは、取得した探索結果を表示制御部11fへ渡す処理を併せて行う。
候補地指定部11eは、ユーザによる候補地の目的地指定操作を受け付けた場合に、目的地指定された候補地の地点情報を経路設定部11gへ渡す処理を行う。
表示制御部11fは、表示部40への表示画像を生成し、生成した表示画像を表示部40へ表示させる処理を行う。たとえば表示制御部11fは、記憶部12の地図情報12aに基づき、ナビゲーション用の地図情報を表示部40へ表示させる処理を行う。
また、たとえば表示制御部11fは、3Dモデル情報取得部11bから受け取った3Dモデル情報および記憶部12のオプション条件情報12bに基づき、3Dモデル画像やこれを操作可能とする操作部品等を表示部40へ表示する表示画像を生成し、表示部40へ表示させる処理を行う。
オプション条件情報12bは、3Dモデル画像に対しさらに含めたい背景物データ等を含む情報であり、背景物データは、たとえば前述の「湖」や「太陽」を示す3Dオブジェクトに相当する。なお、背景物データとしては、開催されるイベントに係るたとえば「花火」といったものや、「紅葉」のように季節に応じて色合いが変化するものであってもよい。これにより、実際の景観に近い3Dモデル画像を指定することができる。
また、たとえば表示制御部11fは、探索結果取得部11dから受け取った探索結果に基づき、かかる探索結果を含む表示画像を生成し、表示部40へ表示させる処理を行う。
また、たとえば表示制御部11fは、経路設定部11gにより設定された経路を地図情報12a等とともに表示部40へ表示する表示画像を生成し、表示部40へ表示させる処理を行う。
経路設定部11gは、候補地指定部11eから渡された、目的地指定された候補地の地点情報と、GPS部50、方位センサ60および速度センサ70それぞれの検出結果とに基づき、現在位置から目的地Gまでの経路探索を行い、経路設定する処理を行う。
また、経路設定部11gは、経路設定した経路を表示制御部11fへ通知し、表示制御部11fに経路の表示部40への表示を行わせる処理を併せて行う。
記憶部12は、たとえばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等で構成された記憶デバイスであり、地図情報12aと、オプション条件情報12bとを記憶する。地図情報12aは、ナビゲーション用の電子地図データを含む情報である。なお、地図情報12aは、全体をサーバ装置20が保有することとし、表示部40への表示が必要な分を車載装置10側が都度受け取ることとしてもよい。
通信部13は、無線通信デバイスであり、車載装置10とサーバ装置20との間のデータ送受信を行う。
<2.2.サーバ装置>
次に、サーバ装置20の構成について説明する。図3Bは、実施形態に係るサーバ装置20のブロック図である。
図3Bに示すように、サーバ装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21は、サーバ装置20の全体制御を行う。制御部21は、収集部21aと、ランドマーク受付部21bと、3Dモデル情報抽出部21cと、3Dモデル情報通知部21dと、探索条件受付部21eと、候補地探索部21fと、探索結果通知部21gとをさらに備える。
収集部21aは、施設B1,B2(図2参照)やウェブサーバ(図示略)等から通信部23経由で、3Dモデル情報の抽出や候補地の探索に用いるための各種情報を適宜収集する処理を行う。なお、収集する処理は、車載装置10から要求のある都度行われてもよいし、随時行われてもよい。また、収集部21aは、収集した各種情報を記憶部22に記憶する。
収集部21aが収集する情報には、たとえば施設B1において撮像された撮像画像を含む画像情報22aや、施設B1に関する施設情報22b、撮像画像が撮像されたときの日時、天候等の気象情報22c、月齢や天体の運行および変化に関する天体情報22d、花火大会等のイベントに関するイベント情報22e、全国各所の3Dモデル画像に関する3Dモデル情報22f等が含まれる。
なお、収集部21aが収集する情報は、施設B1,B2やウェブサーバから取得した情報に限られない。たとえばユーザ自身の撮像画像等をサーバ装置20へ投稿することで、収集部21aがかかる画像を画像情報22aに含めるように収集してもよい。
ランドマーク受付部21bは、車載装置10から通信部23経由でランドマークLに対応する3Dモデル情報の取得要求を受信した場合に、かかる取得要求を3Dモデル情報抽出部21cへ渡す処理を行う。
3Dモデル情報抽出部21cは、車載装置10からの取得要求に応じ、記憶部22に記憶された3Dモデル情報22fに基づいて対象のランドマークLに関する3Dモデル情報を抽出する処理を行う。また、3Dモデル情報抽出部21cは、抽出した3Dモデル情報を、3Dモデル情報通知部21dおよび通信部23経由で車載装置10へ送信する処理を併せて行う。
3Dモデル情報通知部21dは、3Dモデル情報抽出部21cから受け取った3Dモデル情報を、通信部23経由で車載装置10へ送信する処理を行う。
探索条件受付部21eは、車載装置10から通信部23経由で探索条件に適う候補地の探索要求を受信した場合に、かかる探索要求を候補地探索部21fへ渡す処理を行う。
候補地探索部21fは、車載装置10からの探索要求に応じ、記憶部22に記憶された各種情報に基づいて探索条件に適う候補地を探索する処理を行う。かかる探索処理においては、類似探索が好ましく、たとえば指定された探索条件を指定値よりも緩めたり、公知の類似画像探索アルゴリズム等を用いたりすることができる。
ここで、候補地がない場合の類似検索の一例を説明しておく。図4Aおよび図4Bは、候補地がない場合の類似探索の一例を示す図(その1)および(その2)である。たとえば、図4Aに示すように、ユーザの指定する視点位置E1が上空であり、「候補地なし」となるような場合、探索条件を、たとえば視点位置E1を鉛直方向につき投影させた地点PXの視点位置E2からの景観を示すものに変更してもよい。
さらに、図4Bに示すように、たとえば鉛直方向の投影地点については海上となってしまうような場合、かかる海上の投影地点からランドマークLの方向で最も近い上陸地点を前述の地点PXとし、かかる地点PXの視点位置E3からの景観を示すものに探索条件を変更してもよい。また、ユーザの視点位置が、上空や海上といった、車や徒歩等の通常の陸上移動手段では到達できない位置には指定できないように、3Dモデル画像の可動範囲を限定的にしてもよい。また、上空や海上等であっても、航路が通っている等、ユーザが実際にその位置に到達可能である場合には、候補地として探索が可能となるように、その位置を視点位置として指定可能にしてもよい。
図3Bの説明に戻る。また、候補地探索部21fは、探索結果を、探索結果通知部21gおよび通信部23経由で車載装置10へ送信する処理を併せて行う。
探索結果通知部21gは、候補地探索部21fから受け取った探索結果を、通信部23経由で車載装置10へ送信する処理を行う。
記憶部22は、たとえばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等で構成された記憶デバイスであり、たとえば画像情報22aと、施設情報22bと、気象情報22cと、天体情報22dと、イベント情報22eと、3Dモデル情報22fとを記憶する。
通信部23は、通信デバイスであり、ネットワークNを介し、車載装置10、施設B1,B2、ウェブサーバ、画像の投稿を行うユーザ端末(図示略)との間のデータ送受信を行う。
<3.探索結果の表示例>
次に、探索結果のさらなる表示例について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aおよび図5Bは、探索結果の表示例を示す図(その1)および(その2)である。
まず図5Aは、既に示した図1Hに対応している。ただし、図1Hでは、ユーザの指定した探索条件に適った景観画像I1が表示された場合を示したが、図5Aでは、太陽につき、ユーザの指定した探索条件を満たさない景観画像I1’が表示されている点が異なる。
かかる場合、図5Aに示すように、たとえば探索結果を参考情報付きにて表示することができる(ステップS5’)。参考情報は、たとえば景観画像I1’についてのコメントである。図5Aには、たとえば、経路設定部11gにより演算されるこれから出発した場合の到着予想時刻においては、現地で観ることのできるその景観は、ユーザの指定した探索条件と一部不一致である旨を伝える例を示している。このような場合、図5Aに示すように、参考情報にはさらに推奨到着時刻や推奨出発時刻等を表示するとよい。
このような参考情報の表示により、ユーザは、自身の所望する景観の候補地を知ることができるだけでなく、適切な到着時刻や出発時刻までも知ることができるので、ユーザに目的地指定をさせやすくすることができる。すなわち、ユーザに対し、任意のランドマークLを所望の景観で観るのに適した場所を、ユーザビリティ高く案内することができる。
また、探索結果の表示においては、別の例として、図5Bに示すように、候補地における時間変化画像を表示することができる(ステップS5’’−1)。図5Bには、同一候補地における所定時刻ごとの景観画像I0〜I2を一度に表示した例を示しているが、スライドショー形式や動画により表示してもよいし、サムネイルでもよい。
そして、かかる景観画像I0〜I2からユーザにいずれかを選択させ(ステップS5’’−2)、選択された景観画像につき、推奨観賞時刻や推奨出発時刻を知らせる参考情報を表示するようにしてもよい(ステップS5’’−3)。
この図5Bに示す例によっても、ユーザは、自身の所望する景観の候補地を知ることができるだけでなく、適切な観賞時刻や出発時刻までも知ることができる。また、自身の所望した景観よりもより好みに近いものがあった場合に、そちらをユーザに選択させることができる。すなわち、ユーザに対する選択肢の幅を広げ、任意のランドマークLをより好みの景観で観るのに適した場所を、ユーザビリティ高く案内することができる。
<4.その他の利用例>
ところで、これまでは、ユーザに対し、任意のランドマークLを所望の景観で観るのに適した場所を案内する場合について説明したが、逆に、実際に今観ている景観を3Dモデル画像上に指定して、これを探索することによって現在地を特定してもよい。かかる利用例は、たとえばナビゲーション装置が携帯型であるような場合に特に有用である。
図6A〜図6Cは、その他の利用例を示す図(その1)〜(その3)である。図6Aに示すように、たとえば山道を歩く登山者Cが道に迷ったものとする。登山者Cは、ナビゲーション装置10’を携帯している。
かかる場合、登山者Cは、図6Bに示すように、たとえば遠方のA山の稜線の観え方と太陽の位置で現在地を探索することができる。具体的には、登山者Cは、ナビゲーション装置10’においてランドマークLとしてA山を指定し、かかるA山の3Dモデル画像を表示部40へ表示させる。
そして、登山者Cは、A山の3Dモデル画像および太陽の3Dオブジェクトの配置関係等を指定し、それを探索条件にして適合する候補地を探索させることとなる。
これにより、たとえば候補地としてB地点が表示され、登山者Cは、それが実際に今観ている景観とほぼ合致することが確認できれば、図6Cに示すように、現在地がB地点であると推測することができる。
このようなケースは、やはり山道のように、道はあっても天候や草木の成長によって判別しづらく、地図にも載っていない場合等に、遠方のランドマークLの景観や太陽等の配置関係に基づいて現在地を推測可能であるので、たとえば山での遭難防止等に有用な利用法である。
<5.車載装置が実行する処理手順>
次に、車載装置10が実行する処理手順について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態に係る車載装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、車載装置10は、まずランドマーク指定部11aが、ランドマークLの指定があるか否かを判定する(ステップS101)。ここで、ランドマークLの指定がある場合(ステップS101,Yes)、3Dモデル情報取得部11bが、指定されたランドマークLに対応する3Dモデル情報を取得し、表示制御部11fが、3Dモデル情報に含まれる3Dモデル画像を表示部40へ表示させる(ステップS102)。
そして、探索条件指定部11cが、3Dモデル画像を介したユーザの所望の景観の探索条件の指定を受け付ける(ステップS103)。そして、探索条件指定部11cは、類似する景観の探索をサーバ装置20へ要求し(ステップS104)、探索結果取得部11dが探索結果を取得して、かかる探索結果を表示制御部11fが表示部40へ表示させる(ステップS105)。
つづいて、候補地指定部11eが、表示された探索結果の候補地のうちから目的地指定があるか否かを判定する(ステップS106)。ここで、候補地の目的地指定がある場合(ステップS106,Yes)、経路設定部11gが、指定された候補地を目的地とした経路設定を行い(ステップS107)、処理を終了する。
また、候補地の目的地指定がない場合(ステップS106,No)、表示制御部11fが、操作に対応する候補地および景観画像を表示する(ステップS108)。その後、ステップS106からの処理を繰り返す。
なお、ステップS101においてランドマークLの指定がない場合、(ステップS101,No)、車載装置10は、他の操作に対応する処理を実行し(ステップS109)、処理を終了する。
<6.ハードウェア構成>
本実施形態に係る車載装置10は、図8に一例として示す構成のコンピュータ600で実現することができる。図8は、実施形態に係る車載装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ600は、CPU(Central Processing Unit)610と、ROM(Read Only Memory)620と、RAM(Random Access Memory)630と、HDD(Hard Disk Drive)640とを備える。また、コンピュータ600は、メディアインターフェイス(I/F)650と、通信インターフェイス(I/F)660と、入出力インターフェイス(I/F)670とを備える。
なお、コンピュータ600は、SSD(Solid State Drive)を備え、かかるSSDがHDD640の一部または全ての機能を実行するようにしてもよい。また、HDD640に代えてSSDを設けることとしてもよい。
CPU610は、ROM620およびHDD640の少なくとも一方に格納されるプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM620は、コンピュータ600の起動時にCPU610によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ600のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。HDD640は、CPU610によって実行されるプログラムおよびかかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。
メディアI/F650は、記憶媒体680に格納されたプログラムやデータを読み取り、RAM630を介してCPU610に提供する。CPU610は、かかるプログラムを、メディアI/F650を介して記憶媒体680からRAM630上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。あるいは、CPU610は、かかるデータを用いてプログラムを実行する。記憶媒体680は、たとえばDVD(Digital Versatile Disc)などの光磁気記録媒体やSDカード、USBメモリなどである。
通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からデータを受信してCPU610に送り、CPU610が生成したデータを、ネットワーク690を介して他の機器へ送信する。あるいは、通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からプログラムを受信してCPU610に送り、CPU610がかかるプログラムを実行する。
CPU610は、入出力I/F670を介して、ディスプレイ等の表示部40等の出力部、キーボードやマウス、ボタン、操作部30等の入力部を制御する。CPU610は、入出力I/F670を介して、入力部からデータを取得する。また、CPU610は、生成したデータを入出力I/F670を介して表示部40等の出力部に出力する。
たとえば、コンピュータ600が車載装置10として機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、RAM630上にロードされたプログラムを実行することにより、ランドマーク指定部11aと、3Dモデル情報取得部11bと、探索条件指定部11cと、探索結果取得部11dと、候補地指定部11eと、表示制御部11fと、経路設定部11gとを含む制御部11の各機能を実現する。
コンピュータ600のCPU610は、たとえばこれらのプログラムを記憶媒体680から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク690を介してこれらのプログラムを取得してもよい。また、HDD640は、記憶部12が記憶する情報を記憶することができる。
上述してきたように、実施形態に係る車載装置(「ナビゲーション装置」の一例に相当)は、表示制御部と、探索結果取得部(「取得部」の一例に相当)とを備える。表示制御部は、ランドマークL(「観賞対象となる対象物」の一例に相当)をユーザが任意の方向から眺めて所望の景観を指定可能な仮想画像を表示部へ表示させる。探索結果取得部は、仮想画像に基づいて指定された所望の景観を探索条件として探索されるランドマークLの景観画像を含む探索結果を取得する。また、表示制御部は、探索結果取得部によって取得された探索結果に含まれる景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを表示部へ表示させる。
したがって、実施形態に係る車載装置によれば、ユーザに対し、任意の対象物を所望の景観で観るのに適した場所を案内することができる。
なお、上述した実施形態では、サーバ装置側で候補地に関する情報の収集等を行う場合を例に挙げたが、これらの処理の一切を車載装置側で行ってもよい。一方、車載装置側において行われる経路探索や経路設定の処理をサーバ装置側で行い、車載装置側では専ら情報の表示のみを行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ナビゲーション装置が車載装置である場合を例に挙げたが、既に述べたように、ナビゲーション装置は、車載用に限らなくともよい。すなわち、ナビゲーション装置が、PNDや携帯情報端末等の携帯型であってもよく、移動手段も車に限らず、たとえば飛行機や電車、船舶、徒歩等であってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ナビゲーションシステム
10 車載装置
10’ ナビゲーション装置
11 制御部
11a ランドマーク指定部
11b 3Dモデル情報取得部
11c 探索条件指定部
11d 探索結果取得部
11e 候補地指定部
11f 表示制御部
11g 経路設定部
12 記憶部
12a 地図情報
12b オプション条件情報
13 通信部
20 サーバ装置
21 制御部
21a 収集部
21b ランドマーク受付部
21c 3Dモデル情報抽出部
21d 3Dモデル情報通知部
21e 探索条件受付部
21f 候補地探索部
21g 探索結果通知部
22 記憶部
22a 画像情報
22b 施設情報
22c 気象情報
22d 天体情報
22e イベント情報
22f 3Dモデル情報
23 通信部
30 操作部
40 表示部
50 GPS部
60 方位センサ
70 速度センサ
B1,B2 施設
C 登山者
CP 現在位置
G 目的地
E1〜E3 視点位置
I0〜I2,I1’ 景観画像
L ランドマーク
N ネットワーク

Claims (9)

  1. 観賞対象となる対象物をユーザが任意の方向から眺めて所望の景観を指定可能な仮想画像を表示部へ表示させる表示制御部と、
    前記仮想画像に基づいて指定された前記所望の景観を探索条件として探索される前記対象物の景観画像を含む探索結果を取得する取得部と
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記取得部によって取得された前記探索結果に含まれる前記景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを前記表示部へ表示させること
    を特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記取得部によって取得された前記探索結果に含まれる前記景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを目的地とした経路設定を行う経路設定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記表示制御部は、
    仮想3次元空間における前記対象物についての3次元画像として前記仮想画像を前記表示部へ表示させること
    を特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記仮想3次元空間において前記対象物への視点方向を前記ユーザが任意に指定可能となるように、前記仮想画像を全周回転可能に前記表示部へ表示させること
    を特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記仮想3次元空間において前記対象物への視点距離を前記ユーザが任意に指定可能となるように、前記仮想画像を拡大可能および縮小可能に前記表示部へ表示させること
    を特徴とする請求項3または4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記仮想画像に対する背景物を前記仮想3次元空間において前記ユーザが任意の位置へ配置可能となるように前記表示部へ表示させること
    を特徴とする請求項3、4または5に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記取得部は、
    前記仮想画像と前記背景物との配置関係を含んだ前記探索条件に基づいて探索された前記探索結果を取得すること
    を特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記表示制御部は、
    地図に関する地図情報、天体に関する天体情報、気象に関する気象情報、または、前記候補地の周辺のイベントに関するイベント情報に基づいて前記景観の中に現出することが想定される物を前記背景物として前記表示部へ表示させること
    を特徴とする請求項6または7に記載のナビゲーション装置。
  9. 観賞対象となる対象物をユーザが任意の方向から眺めて所望の景観を指定可能な仮想画像を表示部へ表示させる表示制御工程と、
    前記仮想画像に基づいて指定された前記所望の景観を探索条件として探索される前記対象物の景観画像を含む探索結果を取得する取得工程と
    を含み、
    前記表示制御工程は、
    前記取得工程において取得された前記探索結果に含まれる前記景観画像に対応する候補地のうちのいずれかを前記表示部へ表示させること
    を特徴とするナビゲーション方法。
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