JP6354296B2 - 無人搬送車走行システム - Google Patents

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Description

本発明は、無人搬送車が走行線を画像認識して走行する無人搬送車走行システム、無人搬送車がエレベータ乗降できるようにしたエレベータ乗降システムに関する。
従来、無人搬送車が走行する走行線として磁気テープがよく知られているが、磁気センサーで磁気を検知しながら磁気テープに沿って走行するものであり、一度磁気テープから外れるとコースアウトし停止するようになっている。特公平06−012485号公報(特許文献1)のものでは、コースアウト復帰方法として、コースアウトした地点からバックさせることで実現している。
また、従来、無人搬送車がエレベータ乗降する構成として以下のような手段が必要であった。第1に、各階エレベータ近傍に無人搬送車の有無を検知する為の手段である。第2に、各階エレベータ呼び出しボタンを無人搬送車から制御できるように為の手段である。第3に、エレベータが呼び出し階に到着してドアー開状態になったことを無人搬送車に通知する手段である。第4に、エレベータ籠内の行き先階ボタンを無人搬送車から制御できるように為の手段である。第5に、エレベータが行き先階に到着してドアー開状態になったことを無人搬送車に通知する手段である。第6に、 無人搬送車がエレベータから降車完了後にエレベータドアーを閉める為の手段である。
また、従来、無人搬送車は、狭い通路で方向転換する際、車体のほぼ中心を回転中心として旋回するスピンターンが、車両運行上大変便利なので、多用されている。コースレイウトを省スペース化でき、ターンに要する時間も短縮できるメリットをも持つ機能である。従来、磁気テープ式無人搬送車においては、例えば特許第3134571号公報(特許文献2)のように、スピンターン開始前の停止位置を厳密に調整し、スピンターン完了後は磁気センサーが誘導路の真上にくるように調整する必要があった。ターンしながら磁気テープの検知を行い、検知するとターン終了させることで実現している。あるいは、無人搬送車に角度センサーを設けて半回転を検知する方法などがある。また、特許第2661720号公報(特許文献3)のように、指定した時間だけ回転することでスピンターンするものもある。いずれも、スピンターン終了後の誘導路検知センサーの位置が誘導路の真上にくるようにする為の方法である。
従来のように、無人搬送車がコースアウト地点からバックするのでは走路発見に無駄な時間を要していた。また、そもそもコースアウトする事を前提にした復帰方法であった。
本発明は、無人搬送車がコースアウトしないような無人搬送車走行システムを提供することを目的とする。
請求項1の無人搬送車走行システムは、無人搬送車が走行線を画像認識して走行する無人搬送車走行システムであって、前記走行線が、本線と該本線の脇に位置し、一端側が他端側よりも前記本線に近くなるように延在する補助線とから構成され、前記無人搬送車が前記本線を見失った場合に、前記補助線に沿って当該無人搬送車を前記本線へと走行させて当該本線に復帰させるようにしたことを特徴とする。
請求項1の無人搬送車走行システムによれば、無人搬送車が走行線を画像認識して走行する無人搬送車走行システムにおいて、走行中に本線の脇に1本以上の補助線を設けているので、無人搬送車が停止時に牽引物追突による無人搬送車の走路外れ、あるいは、汚れたフロアーで走行外れしやすい場所おいても、コースアウトせず本線に復帰することができる。
本発明の一実施形態の無人搬送車のハード構成を示す図である。 実施形態のUSBカメラから取得した画像、画像から取得した輪郭及び輪郭の角度と中央値を示す図である。 実施形態における画像の輪郭の処理を説明する図である。 実施形態におけるユーザーの入力処理を説明する図である。 実施形態における走行線のコースレイアウト及び構成の一例を示す図である。 実施形態における運行予定表、フォーマット及び動作を示すアクションを示す図である。 実施形態における牽引物衝突によlる停止時の走路はずれの例を示す図である。 実施形態におけるシステム構成図である。 実施形態における180度ターン用の補助線1本時のレイアウトの例を示す図である。 実施形態における180度ターン用の補助線2本時のレイアウトの例を示す図である。 実施形態における180度ターン用の補助線2本時のレイアウトの例と複数エリアを説明する図である。 実施形態における無人搬送車の第1のフローチャートである。 実施形態における無人搬送車の第2のフローチャートである。 実施形態における無人搬送車の第3のフローチャートである。 実施形態における無人搬送車の第4のフローチャートである。 実施形態におけるサーバーPCのフローチャートである。 実施形態におけるエレベータ用PLC制御PCのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の無人搬送車(AGV:AutomaticGuidedVehicle)のハード構成を示す図である。この無人搬送車10は走行線とともに無人搬送車走行システムを構成する。この無人搬送車10は、コンピュータ11を搭載し、USBカメラ12と、蛍光灯13と、障害物センサー14と、モ−ター15とを備えている。以下、実施形態において、コンピュータを「PC」と称する。USBカメラ12、蛍光灯13、障害物センサー14、モ−ター15は、PC11に接続されている。USBカメラ12は無人搬送車10(以下、「AGV」ともいう。)の斜め前方の画像を採取できる位置に取り付けており、この斜め前方は、床面に対して約35度の角度をなしている。なお、PC11は、コンバータ16及びメインバッテリ17で供給される電力により作動する。
無人搬送車10は、市販の幅19mmの黒ビニールテープで作成した例えば図5に示すコースレイアウト上を走る。このコースレイアウトを構成するのは、例えば図7、図9、図10、図11に示すような、黒ビニールテープで構成した本線20Aと補助線20Bからなる。なお、本線20Aと補助線20Bを総称するときは「走行線20」という。そして、無人搬送車10は、USBカメラ12で取得した画像を解析して、走行線20に従って走行する。
図2は、USBカメラ12から取得した画像(図2(A))、画像から取得した輪郭(図2(B))及び輪郭の角度と中央値を示す図(図2(C))である。図2(A) に示すように、床面色が緑の床の画像GBを背景として、走行線2の画像G2が撮像される。この画像G2から、図2(B)に示すように、走行線20の画像G2の輪郭E1,E2を抽出する。そして、この輪郭E1,E2を解析して各輪郭E1,E2の中央値(画像の座標)を求める。
この画像GB、G2から取得した画像の輪郭をどのように処理しているかを図3に基づいて説明する。USBカメラ12から画像(幅160dot、高さ120dotの画像)を取得し、さらに走行線20の輪郭E1,E2を得る。これらの処理は、PC11上で走る画像処理ライブラリーを利用して行う。
次に、輪郭の面積・中央値・角度を求める。図3(A)に示すように、輪郭は7つの線分から構成され、各線分の座標は、(75,10)、(69,59)、(76,88)、(72,106)、(84,8)、(86,85)、(80,115)であるとする。
中央値x=(x最大値+x最小値+1)/2=(86+69+1)/2=78
中央値y=(y最大値+y最小値+1)/2=(115+8+1)/2=62
となる。
また、atan((y最大値−y最小値+1)/(x最大値−x最小値+1))=atan((115−8+1)/(86−69+1))≒81度となり、画面の真上方向を0度基準としているので、角度は
90−81=9度となる。
また角度は、左右の向きも反映する必要があるので、(xが最小値をとる時のy<xが最大値をとる時のy)であれば左向き(―符号)、(xが最小値をとる時のy>=xが最大値をとる時のy)であれば右向き(+符号)とする。
上記7つの座標であれば、xが最小値をとる時のy=59、xが最大値をとる時のy=85なので角度=−9度となる。
面積(ドット数)は、画像処理ライブラリ側が求めたものをそのまま使用する。このようにして、中央値:(78,62)、角度:(−9)、面積(1500)を算出されたものとする。なお、有効な輪郭条件として、面積が1900(19mm×100mm)〜5700(19mm×300mm)の輪郭に制限する。これは、床面の汚れを輪郭と誤検知することを防止する為に、950未満の輪郭は走行線20の輪郭と見なさない。
次に、中央値と角度から無人搬送車10の操舵をどう決定しているかを説明する。中央値のx座標値が、60<=x<=100ならば、直進、x<60ならば、左操舵し、100<xならば、右操舵する。角度は、20度未満ならば直進し、―20度以上ならば左操舵し、+20度以上ならば右操舵する。最終的な操舵方向は、中央値と角度の相関関係より決定する。
図3(B)は本線2Aが画面から外れて本線2Aを見失った状態で「右操舵しずぎ」の例を示す図である。このように、角度(45度)だけで最終操舵を決定すると、さらに右操舵を継続することになる。そして、走行線20がUSBカメラ12の視野から消えてしまうので、図3(B)に示すの中央値(35,25)、角度(45度)の場合は中央値を採用し左操舵となる。つまり、常に走行線20の輪郭E1がカメラ画像の中央付近に来るように、中央値と角度の相関関係により、最終的な操舵方向を決定する。なお、これは人が車の運転をする時と同じような制御である。また、本線20Aの右側に長さ20cm以上の輪郭を検出すると、番地と判断する。番地を検出すると、図6に示す後述の運行予定表の記載内容をカウントアップで実行する。
無人搬送車10のPC11には、例えば図6(A)に示す運行予定表のデータが記憶されている。この運行予定表の各データは、図6(B)のようなフォーマットになっており、その中の動作を示す「アクション」は図6(C)のように決められている。そして、無人搬送車10はこの運行予定表に従って動作する。
図5は無人搬送車10が走行するコースレイアウトと構成を示す図である。無人搬送車10を走行開始するときは、例えば、図4(A)及び図4(B)に示すように、ユーザーがPC11のキーボードから行き先を入力する。この例では、行き先駅は「1」が入力されたものとし、出発は図5のスタート地点(番地50の直後)とする。スタートキー押下で走行開始する。行き先駅の入力が「1」の場合は、図6(A)の運行予定表の行き先駅1の行を運行予定表として採用する。
まず、コースアウト防止の実施例を説明する。スタート地点から走行開始後の最初の番地51を読むと”51:EI1:21”なので、エレベータ1に乗って2Fから1Fへ行け命令と解釈し、まず停止する。図7に示すように無人搬送車10は牽引物30を牽引しており、この牽引物30側にブレーキ機構は付いていない。したがって、牽引物30が追突してきて無人搬送車10が前に押し出される。この時、無人搬送車10の方向が左右に曲がる場合が多々発生する。しかし、図7に示すように本線20Aの他に補助線20Bがあるので、リスタート時この補助線20Bに沿って走行することでコースアウトにならずに本線20Aに復帰できる。また、コース上にコースアウトしやすい地点があるのであれば(必ずしも停止動作を伴う番地とは限らない)、本線20Aの両脇に補助線20B,2Bを施設することで、コースアウトを防止できる。
次に、エレベータ乗降の実施例を説明する。まず、図5(B) 及び図8に示すように、エレベータ1制御盤E11とエレベータ1本体EV1及びエレベータ2制御盤E21とエレベータ2本体EV2は、エレベータ会社管轄装置である。エレベータ1制御盤E11にはPLC31を接続し、このPLC31はシリアル通信でサーバーPC100に接続される。また、エレベータ2制御盤E21にはPLC32を接続し、このPLC32には、エレベータ2用PLC制御PC200が接続され、このエレベータ2用PLC制御PC200はLAN接続でサーバーPC100に接続される。
この接続には、エレベータ会社に依頼して、エレベータ1制御盤E11及びエレベータ2制御盤E21に元々存在している階・ドアー開閉・使用中・故障中の各出力端子および階・ドアー閉の各入力端子に線をつなぎエレベータ外に線を出してもらっている。そして、図8に示すように、エレベータ出力端子の各線をPLC31,32の入力端子に繋ぎ、エレベータ入力端子の各線をPLC31,32の出力端子に繋いでいる
無人搬送車10には自機名としてユニークな名前が付けられており(例えば、PC11のコンピュータ名など)、「AGV−001」は図5のコースを走る無人搬送車10の名前である。電源ONされると、図8のシステム構成図の構成となるように、OSのファイル共有機構を利用し、サーバーPC100の「C:\robot」を共有化する。そして無人搬送車10のPC11をネットワークドライブの割り当て手段にて、サーバーPCのC:\robot\へ共有接続する。また、エレベータ2用PLC制御PC200をネットワークドライブの割り当て手段にて、サーバーPC100のC:\robot\へ共有接続する。
前述のように、ユーザーの行き先1を入力、及びスタートキー押下により、走行開始する。この動作の一例を説明する。なお、コマンドデータやステータスデータなどを階層型ファイル構造に記憶したり、読み出したりするので、以下の説明では、これらのデータを階層のルート、そのディレクトリで表記する。行き先駅が1なので、図6(A)の運行予定表の行き先駅1の行により、スタート地点から走行開始後の最初の番地51を読むと”51:EI1:21”なので、エレベータ1に乗って2Fから1Fへ行け命令と解釈し停止する。
まず、C:\robot\E1R_AGV-001(21)を生成し、エレベータ1使用権獲得要求をサーバーPC100に発行する。なお、E1Rの1とは、エレベータE1への乗降を意味。内容の21とは、2Fから1Fに行く事を意味している。また、C:\robot\E1G_AGV-001の生成を待つ。すなわちエレベータ1使用権獲得OKのサーバー応答待ちとなる。次に、C:\robot\E1G_AGV-001が生成されると、C:\robot\EV1_REQ(CAL,2)を生成し、エレベータ2F呼出要求をサーバーPC100に発行する。そして、C:\robot\EV1_ANSの生成を待つ。すなわち、エレベータが2Fに来てドアーが開いた事のサーバー応答待ちとなる。
C:\robot\EV1_ANSが生成されると、無人搬送車10(AGV−001)は自動スタートしエレベータに進入開始し、エレベータ内の番地52を読むと”52:OI”なので、障害物センサー14を無効にして走行を続ける。ここで言う障害物センサー14とは超音波方式であり、無人搬送車10の前方1m範囲内に障害物があるとセンサーがONになり停止し、障害物がなくなるとセンサーがOFFになり、無人搬送車10はリスタートする。
次の番地53を読むと”53:EG”なので、エレベータ進入完了したので行き先階に行け命令と解釈し、C:\robot\EV1_REQ(GOT,1)を生成する。そして、これによりエレベータ1F移動要求をサーバーPC100に発行する。また、障害物センサー14を無効にした後で次の番地を読んだ時は、障害物センサー14を有効に戻しておく。運行予定表の次の実行番地も同じ53なので、マルチアクションと認識し“53:IL:300”を実行する。実行した番地の次の番地が同一番地である時はマルチアクションとして実行することで、1つの番地に複数の運行指示ができるようにするものである。本実施例では、2つの同一番地で説明したが、同一番地は何個定義してもよい(請求項11の実施例)。
次に、エレベータ降車に備えて180度回転する。なお、この180度回転するスピンターンについては後述する。そして、C:\robot\EV1_ANSの生成を待つ。すなわち、エレベータが1Fに到着しドアーが開いた事のサーバー応答待ちとなる。C:\robot\EV1_ANSが生成されると、無人搬送車10は自動スタートしエレベータから降車開始する。そして、エレベータ外の番地44を読むと”44:EO”なので、エレベータ降車完了したのでドアー閉めろ命令と解釈し、C:\robot\E1R_AGV-001を削除する。以上が無人搬送車10側の処理である。
サーバーPC100側のエレベータ1の処理は、3秒おきにE1R_AGV-XXX(XXX=001-200)の有無をチェックする。このE1Rの1は、エレベータ1への乗降要求を表す。"AGV-001からエレベータ1使用権獲得要求"E1R_AGV-001(21)が生成されると、C:\robot\E1G_AGV-001ファイルを生成しエレベータ1使用権を与える。次に、C:\robot\EV1_REQファイルとC:\robot\E1R_AGV-001ファイルの有無チェックを1秒おきに行う。EV1_REQファイルがある時は、そのファイル内容に応じた処理を行う。
CAL,2の場合は、C:\robot\ev1\STATUSを参照して、エレベータ2が使用中であるか否かをチェックする。すなわち、人が使用中の場合があるのでチェックする、エレベータ未使用中であれば、エレベータ1のPLC31の制御ソフトに2F移動命令を発行する。すなわち、C:\robot\ev1\REQUESTを生成する。次に、C:\robot\ev1\STATUSを参照して、エレベータが2Fに来てドアー開になったら、EV1_ANSファイルを作成する。
GOT,1の場合は、エレベータ1のPLC31の制御ソフトに1F移動命令を行う。すなわち、C:\robot\ev1\REQUESTを生成する。次に、C:\robot\ev1\STATUSを参照して、エレベータが1Fに来てドアー開になったら、EV1_ANSファイルを作成する。
C:\robot\E1R_AGV-001ファイルがなくなった時は、無人搬送車10がエレベータを降車完了したと認識し、エレベータドアー閉命令を行う。すなわちC:\robot\ev1\REQUESTを生成する。C:\robot\ev1\STATUSを参照して、エレベータドアーが閉状態になったら、E1G_AGV-001ファイルを削除する。
サーバーPC100とPLC31間はシルアル通信で接続して、サーバーPC100からPLC31の入出力端子を制御できるようにしてある。サーバーPC100で稼動しているエレベータ1のPLC31の制御ソフトの処理は、1秒おきに以下2点の処理を行う。一つは、PLC31の入力端子の情報を読み取り、C:\robot\ev1\STATUSに格納することである。これにより、サーバーPC100はC:\robot\ev1\STATUSの内容を見れば、エレベータ1のステータスがわかるようになっている。例えば、何階にいるか、ドアーは開閉どちらか、使用中か、故障中かなど。もう一つは、C:\robot\ev1\REQUESTファイルの内容をチェックしPLC出力要求があれば、PLC31の出力端子をONすることでエレベータ1を任意の階に移動させたり、ドアーを閉めたりすることができる。
以下、無人搬送車10がエレベータ2に乗降する手順を説明する。ユーザーがPC11のキーボードから行き先「2」を入力する。出発は図5のスタート地点(番地50の直後)とする。スタートキー押下で走行開始する。行き先駅が「2」なので、図6の運行予定表の行き先駅2の行を運行予定表として採用する。スタート地点から走行開始後の最初の番地51を読むと、”51:L”なので、左に分岐する。次の番地54は”54:−”なので何もせず直進する。次の番地55は”55:EI2:21”なので、エレベータ2に乗って2Fから1Fへ行け命令と解釈し、C:\robot\E2R_AGV-001(21)を生成し、エレベータ2使用権獲得要求をサーバーPC100に発行する。なお、E2Rの2とは、エレベータ2への乗降を意味。内容の21とは、2Fから1Fに行く事を意味している。次に、C:\robot\E2G_AGV-001の生成を待つ。すなわち、エレベータ2使用権獲得OKのサーバー応答待ちとなる。C:\robot\E2G_AGV-001が生成されると、C:\robot\EV2_REQ(CAL,2)を生成し、エレベータ2F呼出要求をサーバーPC100に発行する。そして、C:\robot\EV2_ANSの生成を待つ。すなわち、エレベータが2Fに来てドアーが開いた事のサーバー応答待ちとなる。C:\robot\EV2_ANSが生成されると、無人搬送車10は自動スタートしエレベータに進入開始し、エレベータ内の番地56を読むと”56:OI”なので、障害物センサーを無効にして走行を続ける。また、次の番地57を読むと”57:EG”なので、エレベータ進入完了したので行き先階に行け命令と解釈し、C:\robot\EV2_REQ(GOT,1)を生成し、エレベータ1F移動要求をサーバーPC100に発行する。
また、障害物センサー14を無効にした後で次の番地を読んだ時は、障害物センサー14を有効に戻しておく。運行予定表の次の実行番地も同じ57なのでマルチアクションと認識し、“57:IL:400”を実行する。そして、エレベータ降車に備えて180度回転するなお、スピンターンの実施例は後述する。そして、C:\robot\EV2_ANSの生成を待つ。すなわち、エレベータが1Fに到着しドアーが開いた事のサーバー応答待ちとなる。C:\robot\EV2_ANSができると、無人搬送車10は自動スタートしエレベータから降車開始する。そして、エレベータ外の番地46を読むと”46:EO”なので、エレベータ降車完了したのでドアー閉めろ命令と解釈し、C:\robot\E2R_AGV-001を削除する。以上が無人搬送車10側の処理である。
サーバーPC側のエレベータ2の処理は、3秒おきにE2R_AGV-XXX(XXX=001-200)の有無をチェックする。なお、E2Rの2は、エレベータ2への乗降要求を表す。無人搬送車10からエレベータ2使用権獲得要求のE2R_AGV-001(21)が生成されると、C:\robot\E2G_AGV-001ファイルを生成しエレベータ2使用権を与える。次に、C:\robot\EV2_REQファイルとC:\robot\E2R_AGV-001ファイルの有無チェックを1秒おきに行う。EV2_REQファイルがある時は、そのファイル内容に応じた処理を行う。CAL,2の場合は、
C:\robot\ev2\STATUSを参照してエレベータ未使用中であれば。エレベータ2のPLC32の制御ソフトに2F移動命令を発行する。すなわちC:\robot\ev2\REQUESTを生成する。次に、C:\robot\ev2\STATUSを参照してエレベータが2Fに来てドアー開になったら、EV2_ANSファイルを作成する。GOT,1の場合は、エレベータ2のPLC32の制御ソフトに1F移動命令を行う。すなわち、C:\robot\ev2\REQUESTを生成する。次に、C:\robot\ev2\STATUSを参照してエレベータが1Fに来てドアー開になったらEV2_ANSファイルを作成する。C:\robot\E2R_AGV-001ファイルがなくなった時は、無人搬送車10がエレベータを降車完了したと認識し、エレベータドアー閉命令を行う。すなわち、C:\robot\ev2\REQUESTを生成する。C:\robot\ev2\STATUSを参照してエレベータドアーが閉状態になったら、E2G_AGV-001ファイルを削除する。
エレベータ2用PLC制御PC200とPLC32間はシルアル通信で接続して、サーバーPC100からPLC32の入出力端子を制御できるようにしてある。エレベータ2用PLC制御PC200で稼動しているエレベータ2のPLC32の制御ソフトの処理は、1秒おきに以下2点の処理を行う。一つは、PLC32の入力端子の情報を読み取り、C:\robot\ev2\STATUSに格納することである。これにより、サーバーPCはC:\robot\ev2\STATUSの内容を見れば、エレベータ2のステータスがわかるようになっている。例えば何階にいるか、ドアーは開閉どちらか、使用中か、故障中かなど。C:\robot\ev2\REQUESTファイルの内容をチェックしPLC出力要求があれば、PLC32の出力端子をONすることでエレベータ2を任意の階に移動させたり、ドアーを閉めたりすることができる。
サーバーPC100側の処理は、エレベータの数分だけ並行処理されている。つまり、E1R_AGV-XXX(XXX=001-200),E2R_AGV-XXX(XXX=001-200), E3R_AGV-XXX(XXX=001-200), E4R_AGV-XXX(XXX=001-200), E5R_AGV-XXX(XXX=001-200)の有無チェックする。そして、有ればエレベータ乗降に必要な上記所定処理を行う一連の処理が、平行処理されているということである。以上のように、エレベータ2用PLC制御PC200とエレベータ2制御盤E21をPLC32で接続すれば、エレベータは何基でも増やすことができる。エレベータが1基しかない場合は、エレベータ1用PLC制御PCはあってもなくても、どちらの構成でもよい。エレベータ1用PLC制御PCを設置しない場合は、サーバーPC100にエレベータ1用PLC制御PC機能を兼用させればよい。本実施例ではサーバーPC100がエレベータ1用PLC制御PCを兼用した場合を説明した。エレベータ1用PLC制御PCを設置する場合は、エレベータ1用PLC制御PCを設置し、ネットワークドライブの割り当て手段にてサーバーPC100のC:\robot\へ共有接続すればよい。
次に、スピンターン命令“53:IL:300”の実施例を説明する。”53:IL:300”なので、スピンターン(その場で180度回転)と解釈する。ILの意味は、Iはスピンターンを意味し、Lは左回転を意味している。300の意味は、回転時間を指定しており、300×100msec=3secが回転時間となる。この指定された回転時間(指定時間)が3secとなっているのは、回転終了時の停止位置は、バッテリー残量及びころがり抵抗等により左右される為、必ずしも180度の位置に停止できず、135度の場合もあれば225度の場合もある。そこで、番地53地点の最適値(最も180度付近に停止できる回転時間)として、3secを設定したものである。
一方、番地57の運行予定は”57:IL:400”なので回転量は4secである。番地57地点は番地53地点より、ころがり抵抗大なので、4secを最適値(最も180度付近に停止できる回転時間)とした。前提条件として、回転終了時のバラツキが135度〜225度に収まるものとして、以下に番地53でのスピンターン実行手順を説明する。このように、スピンターンは指定時間分回転することにより実行する。
図9は、180度ターン用の補助線20Bが1本の場合のレイアウトを示す。まず停止し、障害物センサー14を無効にする。次に、回転時間は300なので300x100msec=3secと解釈し、右方向に3sec間回転した後、停止する。なお、回転は、左右モーターを逆回転することである。左回転は、左車輪を逆転し右車輪を正転させている。この時、USBカメラ12の位置が本線20A上にあれば、カメラ画角内に本線20Aを見つけることができるので、そのまま走行できる。バッテリー残量が少ない時あるいはころがり抵抗大の時は、回転量は少なくなるので、USBカメラ12の位置は本線20Aの上側になる。この場合、カメラ画角内に本線20Aが入らないケースが発生するが、補助線20Bがあるのでこの補助線20Bに沿って走行すれば本線20Aに復帰することができる。そして、180度回転を完遂できたので停止して障害物センサー14を有効にする。
図10は、180度ターン用の補助線20Bが2本の場合のレイアウトを示す。まず停止し、障害物センサー14を無効にする。次に、回転時間は300なので、300x100msec=3secと解釈し、右方向に3sec間回転した後、停止する。この時、USBカメラ12の位置が本線20A上にあれば、カメラ画角内に本線20Aを見つけることができるので、そのまま走行できる。バッテリー残量が少ない時あるいはころがり抵抗大の時は、回転量は少なくなるのでUSBカメラ12の位置は本線20Aの上側になり、バッテリー残量が十分な時あるいはころがり抵抗小の時は、回転量は多くなるのでUSBカメラ12の位置は本線20Aの下側になる。この2つのケースの場合、カメラ画角内に本線20Aが入らないケースが発生するが、補助線20Bがあるのでこの補助線20Bに沿って走行すれば本線20Aに復帰することができる。そして、180度回転を完遂できたので停止して障害物センサー14を有効にする。
図11は180度ターン用の補助線20Bが2本のレイアウトで、複数エリアを持ち、中央に補助線がある場合を示す。この場合、まず停止し、障害物センサー14を無効にする。次に、回転時間は300なので、300x100msec=3secと解釈し、右方向に3sec間回転した後、停止する。この時、USBカメラ12の位置が本線20A上にあれば、カメラ画角内に本線20Aを見つけることができるので、そのまま走行できる。バッテリー残量が少ない時あるいはころがり抵抗大の時は、回転量は少なくなるのでUSBカメラ12の位置は本線20Aの上側になり、バッテリー残量が十分な時あるいはころがり抵抗小の時は、回転量は多くなるのでUSBカメラ12の位置は本線20Aの下側になる。カメラ画角分のエリアを3つ用意し、各エリアの中央に補助線20Bを設けているので、回転停止位置が約tan−1(40cm/10cm)=76度、すなわち(180±76度)の範囲を全てカバーできる位置に確実に補助線20Bが存在することになる。後は、検出できた本線20Aあるいは補助線20Bに沿って走行すれば本線20Aに復帰することができる。そして、180度回転を完遂できたので停止して障害物センサー14を有効にする。
また、回転停止位置で、走行線20(本線20Aまたは補助線20B)を検知できなかった時は、自律探索動作を行う。稼動経過時間が3時間未満の時はバッテリー残量が多いものとし、回転量も多めになる傾向があるので、回転停止位置は下側補助線を越えていると判定し、探索開始方向は左から行うことが望ましい。稼動経過時間が3時間以上の時はバッテリー残量が少ないものとし、回転量も少なめになる傾向があるので、回転停止位置は上側補助線に到達していないと判定し、探索開始方向は右から行うことが望ましい。自律探索動作とは、回転停止位置から左右45度の範囲を10度Stepで(回転時間約500msec)、500sec回転→停止→カメラ画像取込を走行線が検知できるまで繰り返すものである。左右45度の範囲を検索しても走行線20が発見できなかった時は、コースアウトとなり停止する。
図12は無人搬送車の第1のフローチャート、図13は無人搬送車の第2のフローチャート、図14は無人搬送車の第3のフローチャート、図15は無人搬送車の第4のフローチャートである。無人搬送車のPCがこれらのフローチャートを実行することにより、走行線を画像認識して走行する処理等が行われる。また、これらのフローチャートの実行により、前記のような「障害物センサーを無効にする手段手段」、「障害物センサーを有効にする手段」が実現される。また、「エレベータ内でスピンターンする手段」、「指定時間分回転する手段」、「指定時間分回転中は障害物センサーを無効とする手段」、「回転量検知手段」が実現される。
図16はサーバーPCのフローチャートであり、このフローチャートと実行することにより、サーバーPCが無人搬送車の要求に対して、エレベータ使用権を与える。また、指示階へのエレベータの移動の制御を行う。図17はエレベータ用PLC制御PCのフローチャートであり、このフローチャートを実行することにより、エレベータ用PLC制御PCは、PLCからのエレベータ情報に応じてサーバーPCに対するファイルの書き込み等の制御を行う。
以上のように、実施形態によれば、無人搬送車と、サーバーPCと、エレベータ制御盤と、PLCとの4つの要素から構成され、無人搬送車とサーバーPCはエレベータ乗降に必要な手順を無線通信で交信する。サーバーPCとエレベータ制御盤はPLCを介して接続してサーバーPCからエレベータ制御盤を制御できるようにしている。無人搬送車に搭載されているPCには運行予定表が記憶され、運行予定表にエレベータ呼出指示、エレベータ移動指示及びエレベータ降車完了指示の3つの指示が定義されている。このことによって、エレベータ乗降に必要となる、エレベータ側の改造項目数、および制御に必要となる付帯設備を少なくしている。したがって、低コストで低導入工数のエレベータ乗降システムを構築できる。ここで言うエレベータ側の改造項目数とは、エレベータ制御盤内にある信号線を取り出す改造の1点だけである。元々エレベータ制御盤内に存在している信号線を、エレベータ制御盤外に出すだけの改造ほどの手間とはならない。なお、付帯設備とは、無人搬送車とエレベータ制御盤は既存であるので、サーバーPCとPLCの2点となる。また、サーバーPCの設置とは、有線LANに繋ぐだけである。PLCの設置とは、PLCとサーバーPCをシリアル接続し、PLCの入出力端子をエレベータ制御盤に接続することである(請求項2)。
無人搬送車が乗降すべきエレベータが複数基ある場合は、エレベータ乗降に必要な手順は、無人搬送車とサーバーPC間で無線通信で行う構成は同じままとする。そして、エレベータ1基毎に、LAN接続されたエレベータ用PLC制御PCをPLCを介してエレベータ制御盤に接続することで、無人搬送車が任意のエレベータに乗降できるようにしている。したがって、レベータ乗降に必要な設備を、エレベータ1基毎に持つ必要がなく、低コストで低導入工数のエレベータ乗降システムを構築できる(請求項3)。
また、無人搬送車がエレベータ乗降する際の運行予定表の記述内容からエレベータ降車完了指示を省略しているので、運行予定表の記述する際の手間を簡素化できる。
また、エレベータに無人搬送車が乗車する場合、無人搬送車の大きさがエレベータ籠の大きさに納まるかどうかが問題となる。しかし、無人搬送車が持っている障害物センサーの機能を無効にしているので、無人搬送車進行方向にあるエレベータ壁を障害物と認識して停止しなくなる。すなわち、エレベータ乗車可能な無人搬送車の大きさは(無人搬送車の大きさ) < (エレベータ籠の大きさ)を満足していれば良い事になる
(請求項4)。
また、エレベータ内でスピンターンしているので、無人搬送車は前進降車が出来る。また、エレベータの行先指示をしてからスピンターンしているので、エレベータが目的階に移動中にスピンターンを行うことになり、スピンターンにかかる所要時間を無いものにできるので、無人搬送車を効率よく使用できる。また、エレベータ籠内での無人搬送車回転中は障害物センサーを無効にしているので、エレベータ籠内の壁を障害物センサーが検知して停止することなく、スピンターンを実現できる(請求項5)。
また、無人搬送車がエレベータ内でスピンターンしているので、無人搬送車は前進降車が出来る。また、エレベータの行先指示をしてからスピンターンしているので、エレベータが目的階に移動中にスピンターンを行うことになり、スピンターンにかかる所要時間を無いものにできるので、無人搬送車を効率よく使用できる。また、エレベータ籠内での無人搬送車回転中は障害物センサーを無効にしているので、エレベータ籠内の壁を障害物センサーが検知して停止することなく、スピンターンを実現できる(請求項6)
また、本線の左右に補助線を設けているので、
回転終了位置が本線の左右どちらかの位置にバラツキがある場合においても、本線か補助線のいずれかの線を検出できる(請求項7)。
また、複数のカメラ画角エリアを有し、各エリアの中央に補助線が設けている。したがって、回転終了位置が本線の左右どちらかにバラツキがある場合においても、バラツキ位置がカメラ画角複数分のエリアに収まっている場合は、本線か補助線のいずれかの線を検出できる(請求項8)。
また、回転終了後の走行線が見つからない場合においても、左右を決められた範囲分だけ自律探索しているので、本線への復帰確度を向上できる(請求項9)。
また、回転終了後の走行線が見つからない時は、回転量から最適な探索開始方向を決定しているので、探索時間を短縮できる(請求項10)。
また、エレベータ内で複数の指示を行う為には複数の番地を施設する必要があるが、1つの番地に対して複数の指示を運行予定表から出来るようにしている。したがって、エレベータ籠が小さくて複数の番地を施設できない場合でも無人搬送車はエレベータ乗降が可能になる(請求項11)。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 無人搬送車
20 走行線
20A 本線
20B 補助線
30 牽引物
31 PLC
32 PLC
100 サーバーPC
200 エレベータ2用PLC制御PC
E11 エレベータ1制御盤
E21 エレベータ2制御盤
特公平06−012485号公報 特許第3134571号公報 特許第2661720号公報

Claims (11)

  1. 無人搬送車が走行線を画像認識して走行する無人搬送車走行システムであって、
    前記走行線が、本線と該本線の脇に位置し、一端側が他端側よりも前記本線に近くなるように延在する補助線とから構成され、
    前記無人搬送車が前記本線を見失った場合に、前記補助線に沿って当該無人搬送車を前記本線へと走行させて当該本線に復帰させるようにしたことを特徴とする無人搬送車走行システム。
  2. 請求項1に記載の無人搬送車走行システムにより前記無人搬送車がエレベータに乗降するエレベータ乗降システムであって、
    前記無人搬送車と、サーバーコンピュータと、エレベータ制御盤と、PLCとの4つの要素から構成され、
    前記無人搬送車と前記サーバーコンピュータはエレベータ乗降に必要な手順を無線通信で交信し、
    前記サーバーコンピュータと前記エレベータ制御盤は前記PLCを介して接続して該サーバーコンピュータから該エレベータ制御盤を制御できるようにしてなり、
    前記無人搬送車に搭載されているコンピュータには運行予定表が記憶され、該運行予定表にエレベータ呼出指示、エレベータ移動指示及びエレベータ降車完了指示の3つの指示が定義されていることによって、
    前記無人搬送車がエレベータ乗降できるようにしたことを特徴とするエレベータ乗降システム。
  3. 請求項1に記載の無人搬送車走行システムにより前記無人搬送車が複数あるエレベータの任意の一つのエレベータに乗降するエレベータ乗降システムであって、
    前記無人搬送車と、サーバーコンピュータと、エレベータ用PLC制御コンピュータと、エレベータ制御盤と、PLCとの5つの要素から構成され、
    前記無人搬送車と前記サーバーコンピュータはエレベータ乗降に必要な手順を無線通信で交信し、
    前記エレベータ用PLC制御コンピュータと前記エレベータ制御盤は前記PLCを介して接続して該エレベータ用PLC制御コンピュータから該エレベータ制御盤を制御できるようにしてなり、
    前記サーバーコンピュータと前記エレベータ用PLC制御コンピュータは有線または無線通信で接続して
    該サーバーコンピュータから各エレベータ用PLC制御コンピュータを介して任意のエレベータ制御盤を制御できるようにしてなり、
    前記無人搬送車に搭載されているコンピュータには運行予定表が記憶され、該運行予定表にエレベータ呼出指示、エレベータ移動指示及びエレベータ降車完了指示の3つの指示が定義されていることによって、
    前記無人搬送車は1台のサーバーコンピュータとのエレベータ乗降の手順を踏むだけで、任意のエレベータに乗降できるようにしたことを特徴とするエレベータ乗降システム。
  4. 請求項2または3に記載のエレベータ乗降システムであって、
    前記無人搬送車には障害物センサーが備えられており、
    前記エレベータ移動指示の前に前記障害物センサーを無効にする手段と、
    前記エレベータ移動指示の実行の後に前記障害物センサーを有効にする手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ乗降システム。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載のエレベータ乗降システムであって、
    前記エレベータ内に本線と、当該本線から外れた前記無人搬送車を前記本線に戻す為の前記補助線を有し、
    前記無人搬送車には障害物センサーが備えられており、
    前記無人搬送車が、乗り込んだエレベータから前進降車するためにエレベータ内でスピンターンする手段として、指定時間分回転する手段と、指定時間分回転中は前記障害物センサーを無効とする手段とを有し、
    前記無人搬送車が、指定時間分回転の終了後に停止した位置に施設された本線あるいは補助線のどちらか1本に沿って走行することでスピンターンを実行し、該スピンターン実行の後は前記障害物センサーを有効にするとともに、エレベータの行先指示後に上記スピンターンを実行することを特徴とするエレベータ乗降システム。
  6. 請求項1に記載の無人搬送車走行システムにより前記無人搬送車がエレベータに乗降するエレベータ乗降システムにて、障害物センサを有する前記無人搬送車がエレベータ内でスピンターンするエレベータ内でのスピンターン方法であって、
    前記エレベータ内に本線と、当該本線から外れた前記無人搬送車を前記本線に戻す為の前記補助線を設け、前記無人搬送車には障害物センサーが備えられており、前記無人搬送車が、乗り込んだエレベータから前進降車するためにエレベータ内でスピンターンする際には、指定時間分回転するとともに、指定時間分回転中は前記障害物センサーを無効とし、
    前記無人搬送車が、指定時間分回転の終了後に停止した位置に施設された本線あるいは補助線のどちらか1本に沿って走行することでスピンターンを実行し、該スピンターン実行の後は前記障害物センサーを有効にするとともに、エレベータの行先指示後に上記スピンターンを実行することを特徴とするエレベータ内でのスピンターン方法。
  7. 請求項6に記載のエレベータ内でのスピンターン方法であって、前記補助線は、前記本線の左右に設置するようにしたことを特徴とするエレベータ内でのスピンターン方法。
  8. 請求項7に記載のエレベータ内でのスピンターン方法であって、無人搬送車が走行線を画像認識するための複数のカメラ画角エリアを有し、前記複数のカメラ画角エリアの各エリアの中央に前記補助線を設けていることを特徴とするエレベータ内でのスピンターン方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一項に記載のエレベータ内でのスピンターン方法であって、
    指定時間分回転の回転終了後に走行線が見つからない時は、左右を自律探索することを特徴とするエレベータ内でのスピンターン方法。
  10. 請求項9に記載のエレベータ内でのスピンターン方法であって、
    前記無人搬送車には、指定時間分回転の回転量を検知する回転量検知手段が備えられており、
    前記指定時間分回転の回転終了後に走行線が見つからない時は、
    前記回転量検知手段の検知結果から自律探索における探索開始方向を決定することを特徴とするエレベータ内でのスピンターン方法。
  11. 請求項5に記載のエレベータ乗降システムであって、
    前記走行線における複数個所には、各箇所を示す番地が設定されており、
    1つの前記番地に対して複数の運行指示を指定でき、エレベータの行先指示およびスピンターンの指示を1つの前記番地で実行できることを特徴とするエレベータ乗降システム。
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