JP6349228B2 - 静電チャック及びその静電チャックに使用されるベース部材 - Google Patents

静電チャック及びその静電チャックに使用されるベース部材 Download PDF

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Description

本発明は、静電チャック及びその静電チャックに使用されるベース部材に関するものである。
半導体素子は、成膜装置(例えば、CVD装置やPVD装置)やプラズマエッチング装置を用いて製造される。これらの装置は、減圧された処理室内において、基板(例えば、シリコンウエハ)の温度を調整する温度調整装置を有している。このような温度調整装置としては、基板を静電吸着して保持台に保持する静電チャックが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
静電チャックは、ベースプレートと、そのベースプレートに接着された静電チャック(ESC)基板とを有している。静電チャック基板は、基板を吸着するための電極と、被吸着物(例えば、基板)の温度を制御するための発熱体とを内蔵している。また、ベースプレートには、冷却路が形成されている。そして、静電チャック基板の上面に吸着された基板の温度は、ベースプレートに形成された冷却路を流れる冷却媒体と、静電チャック基板に内蔵された発熱体により調整される。
特開平9−289201号公報 特開平11−26565号公報 特開2011−82405号公報
ところが、ベースプレートに形成された冷却路において温度のばらつきが生じる場合がある。このような温度のばらつきは、ベースプレートの上面の温度のばらつきを生じさせ、基板における温度のばらつきを生じさせる。基板温度のばらつきは、例えばプラズマエッチング装置において、エッチングレートのばらつきを生じさせ、半導体素子の歩留まりを低下させる要因となる。
本発明の一観点によれば、冷却媒体が流れる冷却路を有するベース部材と、前記ベース部材の上面に接着層を介して接続され、上面に載置される基板を吸着保持する静電チャック基板と、を有し、前記冷却路は、前記ベース部材の外部から前記冷却媒体を導入する導入部と、前記冷却媒体を前記ベース部材の外部に排出する排出部と、始端部が前記導入部と連通し終端部が前記排出部と連通する管路と、を有し、前記導入部は、前記ベース部材の上面と断面視で直交する軸に対して所定の角度だけ前記ベース部材の下面側に傾斜して、前記ベース部材の下面から前記管路の始端部に向かって延びるように形成されており、前記管路の始端部の上面は、前記始端部以外の前記管路の上面と同一平面上に形成され、前記管路の始端部の下面は、前記始端部以外の前記管路の下面よりも前記ベース部材の下面に近い平面上に形成されている。
本発明の一観点によれば、温度のばらつきを低減できるという効果を奏する。
(a)は、一実施形態の静電チャックを示す概略断面図、(b)は、(a)に示した静電チャックの一部を拡大した拡大断面図。 一実施形態の静電チャックを示す概略平面図。 一実施形態の冷却路を示す概略平面図。 一実施形態の静電チャックの製造方法の一例を示す説明図。 一実施形態の静電チャックに対する解析結果を示す説明図。 従来の静電チャックに対する解析結果を示す説明図。 一実施形態の静電チャックに対する解析結果を示す説明図。 変形例の静電チャックを示す概略断面図。 従来の静電チャックを示す概略断面図。
以下、一実施形態を添付図面を参照して説明する。
なお、添付図面は、便宜上、特徴を分かりやすくするために特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、各部材の断面構造を分かりやすくするために、一部の部材のハッチングを省略している。
図1(a)に示すように、静電チャック1は、静電チャック(ESC)基板10と、接着層20と、ベースプレート(基台)30とを有している。静電チャック1は、静電チャック基板10上に載置された基板の温度を調整する温度調整装置である。また、ベースプレート30は、静電チャック基板10を支持するベース部材である。
静電チャック基板10は、基板本体(基体)11と、基板本体11に内蔵された静電電極12及び発熱体13とを有している。静電チャック基板10は、例えば、円形板状に形成されている。静電チャック基板10の大きさ(直径)は、例えば300mm程度とすることができる。静電チャック基板10の厚さは、例えば5mm程度とすることができる。
基板本体11は、互いに対向する基板載置面11A(ここでは、上面)と接着面11B(ここでは、下面)とを有している。基板載置面11Aと接着面11Bは互いに平行である。基板載置面11Aには、基板Wが載置される。なお、以下の説明において、基板本体11を静電チャック基板10として説明する場合もある。
基板本体11の材料としては、絶縁性を有する材料を用いることができる。例えば、基板本体11の材料としては、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素等のセラミックスや、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの有機材料を用いることができる。本実施形態では、入手のし易さ、加工のし易さ、プラズマ等に対する耐性が比較的高いなどの点から、基板本体11の材料として、アルミナや窒化アルミニウム等のセラミックスを採用している。とくに、窒化アルミニウムを使用した場合には、その熱伝導率が15〜250W/(m・K)と大きいため、静電チャック基板10に吸着した基板Wの面内の温度差を小さくする上で好ましい。
静電電極12は、薄膜状に形成された電極である。静電電極12は、基板本体11において、基板載置面11Aの近傍に位置する部分に内設されている。静電電極12は、吸着用電源と電気的に接続される。静電電極12は、吸着用電源から印加される電圧により生じる静電力によって、基板載置面11Aに基板Wを固定する。静電電極12の材料としては、例えば、タングステン(W)やモリブデン(Mo)を用いることができる。なお、図1(a)では、1つの静電電極12として示しているが、実際には同一平面上に配置された複数の電極を含む。
複数の発熱体13は、基板本体11において、静電電極12と、接着面11Bとの間に内設されている。複数の発熱体13は、例えば、基板載置面11Aと平行な平面上に配置されている。各発熱体13は、静電電極12と電気的に絶縁されている。発熱体13の材料としては、例えば、タングステンやモリブデンを用いることができる。
複数の発熱体13は、加熱用電源と電気的に接続される。複数の発熱体13は、加熱用電源から印加される電圧に応じて発熱する。複数の発熱体13は、例えば、複数のゾーン(領域)に分けられ、個々に制御される。
具体的には、図2に示すように、静電チャック基板10には、複数のゾーンZ1,Z2,Z3,Z4が設定されている。これら複数のゾーンZ1,Z2,Z3,Z4は、例えば、同心円状に設定されている。静電チャック基板10の外周縁側から平面視中央部に向かってゾーンZ1,Z2,Z3,Z4が順に設定されている。図1(a)に示した複数の発熱体13は、基板W全体の温度を均一とするように、ゾーンZ1〜Z4毎に制御される。
以上説明した静電チャック基板10は、例えば、タングステンを印刷したグリーンシートを積層後、焼成して形成される。
静電チャック基板10は、接着層20によりベースプレート30の上面30Aに接着されている。接着層20は、ベースプレート30の上に静電チャック基板10を接着する。また、接着層20は、静電チャック基板10の熱をベースプレート30に伝導する。すなわち、接着層20は、ベースプレート30と静電チャック基板10を接着する接着剤として機能するとともに、熱伝導部材としても機能する。接着層20の材料としては、熱伝導率の高い材料が好ましい。例えば、接着層20の材料としては、シリコーン樹脂を用いることができる。なお、接着層20の厚さは、例えば、1.0〜1.5mm程度とすることができる。
ベースプレート30の材料としては、例えば、アルミニウムや超硬合金等の金属材料や、その金属材料とセラミックス材との複合材料等を用いることができる。本実施形態では、入手のし易さ、加工のし易さ、熱伝導性が良好であることなどの点から、アルミニウム又はその合金を使用し、その表面にアルマイト処理(絶縁層形成)を施したものを使用している。なお、ベースプレート30の厚さは、例えば、30〜40mm程度とすることができる。
ベースプレート30には、冷却路31が形成されている。冷却路31は、管路32と、管路32の始端部(一端部)と連通される導入部33と、管路32の終端部(他端部)と連通される排出部34とを有している。冷却路31(管路32、導入部33及び排出部34)は、ベースプレート30に明けられた穴によって形成されている。
管路32は、例えば、ベースプレート30の上面30Aと平行な平面上に形成されている。管路32は、例えば、ベースプレート30の上面30Aが広がる平面方向(図中左右方向)と断面視で直交する厚さ方向(図中上下方向)の中途に位置する平面上に形成されている。管路32は、冷却媒体をベースプレート30の平面全体に流すためのものであり、中空状に形成されている。本例の管路32は、例えば、略四角筒状に形成されている。すなわち、管路32の短手方向(ここでは、幅方向)の断面形状は略矩形状に形成されている。また、管路32の始端部には導入部33と接続する接続部32Xが形成され、管路32の終端部には排出部34と接続する接続部32Yが形成されている。接続部32Xは、例えば、管路32の始端部の下面に形成され、導入部33に向けて開口するように形成されている。また、接続部32Yは、管路32の終端部において、排出部34に向けて開口するように形成されている。ここで、上述した冷却媒体としては、例えば、水やガルデンを用いることができる。
図3は、管路32の平面形状の一例を示す。管路32は、当該管路32内を流れる冷却媒体によりベースプレート30全体を冷却するように形成されている。例えば、管路32は、平面視略中央部に形成された導入部33と接続される始端部から外側の領域に向かって平面視略渦巻き状に形成されている。また、管路32は、ベースプレート30の外周縁付近の領域に位置する中途部32Aを境にして反対方向、つまり中途部32Aから平面視略中央部に形成された排出部34と接続される終端部に向かって平面視略渦巻き状に形成されている。本例の管路32は、導入部33から中途部32Aまで左回り(反時計回り)の渦巻き(左回転により外周縁に向かう渦巻き)に形成され、中途部32Aで折り返された後、中途部32Aから排出部34まで右回り(時計回り)の渦巻き(右回転により平面視中心部に向かう渦巻き)に形成されている。本例の管路32では、導入部33から中途部32Aまでの管路32と、中途部32Aから排出部34までの管路32とが略並行して形成されている。そして、平面視略中央部(例えば、ゾーンZ4に対応する領域)に形成された導入部33と排出部34とは近接した位置に形成されている。
なお、管路32の幅W1は、例えば、0.5〜0.7mm程度とすることができる。また、図1(b)に示した管路32の深さD1は、例えば、15〜17mm程度とすることができる。管路32の上面からベースプレート30の上面30Aまでの厚さは、例えば、6〜8mm程度とすることができる。
図1(b)に示すように、導入部33は、ベースプレート30の下面30Bから管路32の始端部(接続部32X)に向かって延びるように形成されている。導入部33は、冷却路31(管路32)内に温度の低い冷却媒体を導入するためのものである。導入部33は、ベースプレート30の上面30Aと断面視で直交する軸A1に対して所定の角度θ1だけベースプレート30の下面30B側に傾斜して形成されている。ここで、角度θ1は、例えば軸A1と導入部33の軸(例えば、導入部33が円筒状に形成されている場合には、円筒軸)とがなす角度である。この角度θ1は、例えば、1度以上90度未満の範囲に設定することができる。導入部33は、ベースプレート30の下面30B側(始端部側)の開口部33Xをベースプレート30の外部に向けて開放し、他端部側(終端部側)の開口部33Yを管路32の始端部に向けて開放した中空構造に形成されている。本例の導入部33は、例えば、斜円筒状に形成されている。すなわち、本例の開口部33X,33Yは、平面視略円形状に形成されている。開口部33X,33Yの直径は、例えば、8〜10mm程度とすることができる。このとき、開口部33X,33Yの直径は、例えば、管路32の下面の幅W1(図3参照)よりも長く設定されている。そして、これら接続部32X及び開口部33Yを通じて、導入部33と管路32とが連通されている。
排出部34は、ベースプレート30の下面30Bから管路32の終端部(接続部32Y)に向かって延びるように形成されている。排出部34は、ベースプレート30を冷却することで温度が上昇した冷却媒体を、ベースプレート30の外部に排出するためのものである。排出部34は、例えば、ベースプレート30の下面30Bに対して垂直に直立して形成されている。すなわち、本例の排出部34は、軸A1に沿って延びるように形成されている。排出部34は、ベースプレート30の下面30B側(終端部側)の開口部34Xをベースプレート30の外部に向けて開放し、他端部側(始端部側)に形成された開口部34Yを管路32の接続部32Y(終端部)に向けて開放した中空構造に形成されている。これら接続部32Y及び開口部34Yを通じて、管路32と排出部34とが連通されている。本例の排出部34は、例えば、直円筒状に形成されている。
導入部33及び排出部34は、例えば、静電チャック1の外部に設けられた冷却媒体制御装置(図示略)に接続されている。冷却媒体制御装置は、冷却媒体を導入部33から管路32に導入し、ベースプレート30の平面全体に亘って形成された管路32を通じて排出部34から冷却媒体を排出させる。このように冷却路31に冷却媒体を流してその冷却媒体をベースプレート30の平面全体に流すことにより、ベースプレート30全体を冷却することができ、ベースプレート30の上面30Aを均熱化することができる。これにより、図1(a)に示した静電チャック基板10上に吸着保持される基板Wの温度を所望の温度となるように調整することができる。
なお、冷却路31(管路32、導入部33及び排出部34)は、ベースプレート30に形成された電極穴(図示略)、例えば静電電極12と吸着用電源とを電気的に接続する電極等が挿通される電極穴を避けるように形成されている。
以上説明したベースプレート30は、例えば以下の方法により製造することができる。まず、公知の方法により、ベースプレート30内に管路32及び排出部34を形成する。続いて、図4に示すように、管路32及び排出部34が形成されたベースプレート30を、例えば5軸加工機のステージ40上に載置し、所望の角度θ1に合わせてステージ40を傾けた状態でドリル等の工具41により、管路32の始端部と接続される斜円筒状の導入部33を形成する。以上の工程により、本実施形態のベースプレート30を製造することができる。
ところで、図9に示すように、従来の静電チャックのベースプレート50では、管路52の始端部と接続される導入部53が、管路52の終端部と接続される排出部54や本例の排出部34と同様に、ベースプレート50の下面50Bに対して垂直に直立して形成されている。すなわち、従来の導入部53は、直円筒状に形成されている。この場合には、導入部53と平面視で重なる位置付近におけるベースプレート50の上面50Aの温度が他の領域の温度に比べて低くなる傾向にあることが、本発明者の鋭意研究によって明らかにされた。なお、従来のベースプレート50では、管路52と導入部53と排出部54とによって冷却路51が構成されている。
図6は、従来のベースプレート50の上面50Aにおける温度ばらつきを解析した結果を示している。具体的には、図6は、SIEMENS社製の解析ソフトNXを使用して流体解析を行った結果を示している。この解析に使用した従来のベースプレート50は、導入部53が直円筒状に形成された点のみがベースプレート30と異なる。なお、解析条件としては、ベースプレート50の上面50Aにおける総伝熱量を3.5kW、ベースプレート50の上面50Aにおける熱流束を0.047W/mmとし、導入部53の入口における流量を5L/min、導入部53の入口における温度を20℃とした。また、解析条件としては、排出部54の出口における圧力を0MPaとし、大気条件を真空とした。
図6に示した解析結果から明らかなように、導入部53が形成された平面視中央部の領域(例えば、ゾーンZ4に対応する領域)の温度がそれ以外の領域(外周縁側のゾーンZ1〜Z3に対応する領域)の温度よりも低くなっている。そして、導入部53付近の平面視中央部の領域が、ベースプレート50の上面50A全体において最も温度が低い領域となっている。このように導入部53付近における上面50Aの温度がそれ以外の領域よりも低くなる理由は以下のように考察される。すなわち、冷却路51を流れる冷却媒体は、導入部53に導入された時点ではその温度が低く、管路52を通じて排出部54から排出されるまでの過程でその温度が徐々に上昇する。このため、導入部53の入口付近及び導入部53と管路52との接続部分付近の温度は低くなる。この結果、導入部53と平面視で重なるベースプレート50の上面50A付近における温度がそれ以外の領域の温度よりも低くなる傾向があると考察される。
そこで、本実施形態のベースプレート30では、上述したように、導入部33を斜円筒状に形成するようにした。これにより、導入部53が直円筒状に形成される従来技術に比べて、導入部33の入口(つまり、開口部33X)から管路32の接続部32Xまでの距離が長くなる。このため、冷却路31を流れる冷却媒体は、開口部33Xから管路32に導入されるまでの過程において、周囲のベースプレート30の熱を吸収しながらその温度が徐々に上昇する。この結果、導入部33と管路32との接続部分における冷却媒体の温度を従来のベースプレート50よりも高くすることができる。これにより、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A付近の温度を、従来技術よりも高くすることができ、それ以外の領域の温度に近づけることができる。したがって、ベースプレート30の上面30Aにおける温度差を小さくすることができる。
さらに、ベースプレート30では、略斜円筒状に形成された導入部33を、管路32の下面で管路32と接続(連通)するようにした。このため、図1(b)に示すように、導入部33と管路32との接続部分の断面構造が、排出部34と管路32との接続部分(又は、導入部53と管路52との接続部分)の断面構造よりも下面30B側に深く形成されている。すなわち、導入部33と管路32との接続部分(中空部分)の深さD2が、排出部34と管路32との接続部分(中空部分)の深さD1(又は、導入部53と管路52との接続部分の深さD3)よりも下面30B側に深く形成されている。これにより、導入部33と管路32との接続部分の断面積が、導入部53と管路52との接続部分の断面積よりも大きくなる。したがって、導入部33と管路32との接続部分における冷却媒体の流速が従来技術に比べて遅くなり、温度境界層が厚くなるため、冷却媒体とベースプレート30との間の熱伝達係数が低くなる。この結果、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A付近の温度が下がりにくくなる。このため、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A付近の温度をそれ以外の領域の温度に近づけることができ、ベースプレート30の上面30Aにおける温度差をより小さくすることができる。
図5は、本実施形態の静電チャック1におけるベースプレート30の上面30Aの温度ばらつきを解析した結果を示している。具体的には、図5は、図6で説明した流体解析と同様に、SIEMENS社製の解析ソフトNXを使用して流体解析を行った結果を示している。解析条件としては、ベースプレート30の上面30Aにおける総伝熱量を3.5kW、ベースプレート30の上面30Aにおける熱流束を0.047W/mmとし、導入部33の開口部33Xにおける流量を5L/min、開口部33Xにおける温度を20℃とした。また、解析条件としては、排出部34の開口部34Xにおける圧力を0MPaとし、大気条件を真空とし、軸A1と導入部33の円筒軸とがなす角度θ1を50度に設定した。すなわち、図5に示した解析結果と図6に示した解析結果との解析条件は、導入部33の形状のみが異なり、その他の条件が同一に設定されている。
図5に示した解析結果から明らかなように、導入部33を直円筒状から斜円筒状に変更したことにより、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A(つまり、平面視略中央の上面30A)の温度が従来よりも高くなり、他の領域との温度差が小さくなっている。これは、上述したように、導入部33の開口部33Xから管路32までの距離が長くなったこと、及び導入部33と管路32との接続部分における断面積が大きくなったこと等に起因しているものと考察される。
次に、導入部33の傾斜角度と、接続部32Xと平面視で重なる上面30A付近の温度との関係について評価した結果を説明する。
導入部33の傾斜角度、つまり角度θ1を0度、25度、50度に設定した場合について、図5及び図6で説明した解析条件と同一の条件で流体解析を実施し、接続部32Xと平面視で重なる上面30A付近の温度を解析した。それら3点の角度θ1に対する解析結果をグラフ化して図7に示した。
図7に示すように、角度θ1が0度のときには上面30Aの温度が32.692℃であるのに対し、角度θ1を25度とすると上面30Aの温度が32.823℃と高くなり、角度θ1を50度とすると上面30Aの温度が33.105℃と更に高くなった。すなわち、角度θ1を大きくするほど、接続部32Xと平面視で重なる上面30A付近の温度が高くなった。この解析結果から、角度θ1を大きくするほど、導入部33及び接続部32Xが形成される平面視中央部の上面30Aの温度を、外周縁側の領域の上面30Aの温度に近づけられることが分かった。但し、角度θ1を大きくするほど、導入部33の平面寸法(平面積)が大きくなるため、管路32及び排出部34を形成する領域が狭くなり、それら管路32及び排出部34の配置自由度が低くなる。また、導入部33はベースプレート30内に設けられるものであるため、角度θ1は90度未満である必要がある。
以上のことから、ベースプレート30の均熱化及び導入部33の平面寸法の観点から、角度θ1は、25度以上90度未満が好ましく、50度以上80度未満がより好ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)管路32の始端部と接続される導入部33を斜円筒状に形成するようにした。これにより、導入部53が直円筒状に形成される従来技術に比べて、導入部33の入口(つまり、開口部33X)から管路32の接続部32Xまでの距離が長くなる。このため、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A付近の温度を従来技術よりも高くすることができ、それ以外の領域の温度に近づけることができる。したがって、ベースプレート30の上面30Aにおける温度のばらつきを従来よりも低減することができる。ひいては、静電チャック基板10の基板載置面11Aにおける温度のばらつきを従来よりも低減することができる。
(2)斜円筒状に形成された導入部33を、管路32の下面で管路32と接続(連通)するようにした。これにより、導入部33と管路32との接続部分の断面積が、直円筒状に形成された導入部53と管路52との接続部分の断面積よりも大きくなる。したがって、導入部33と管路32との接続部分における冷却媒体の流速が従来技術に比べて遅くなるため、冷却媒体とベースプレート30との間の熱伝達係数が低くなる。この結果、導入部33と管路32との接続部分と平面視で重なる上面30A付近の温度が下がりにくくなる。このため、ベースプレート30の上面30Aにおける温度のばらつきを好適に低減することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、管路32を、始端部から終端部まで略同じ深さになるように形成した。但し、管路32の形状はこれに限定されない。
例えば図8に示すように、管路32のうち始端部周辺(接続部32X周辺)の管路32Bの深さD4を、始端部周辺以外の管路32Cの深さD1よりもベースプレート30の下面30B側に深く形成するようにしてもよい。具体的には、本変形例では、管路32Bの上面が管路32Cの上面と同一平面上に形成される一方で、管路32Bの下面が管路32Cの下面よりもベースプレート30の下面30Bに近い平面上に形成されている。このとき、管路32Bの幅は、管路32Cの幅と略同じ長さに設定されている。このため、管路32Bの断面積は、管路32Cの断面積よりも大きく形成されている。ここで、管路32Bは、始端部及び始端部周辺に位置する管路32である。この管路32Bと管路32Cとの間には管路32Dが形成されている。管路32Dの下面は、管路32Bの下面からその管路32Bの下面よりも上方に位置する管路32Cの下面に向かって傾斜する傾斜面に形成されている。すなわち、管路32Dの深さは、管路32B側から管路32C側に向かうに連れて徐々に浅くなるように形成されている。但し、管路32Dの上面は、管路32B,32Cの上面と同一平面上に形成されている。また、管路32Dの幅は、管路32B及び管路32Cの幅と略同じ長さに設定されている。
このように、本変形例では、導入部33と接続される接続部32X周辺の管路32Bの深さD4を、接続部32X周辺以外の管路32Cの深さD1よりも深く形成した。これにより、管路32Bにおける冷却媒体の流速が遅くなり、温度境界層が厚くなるため、管路32Bを流れる冷却媒体とベースプレート30との間の熱伝達係数が低くなる。この結果、管路32Bと平面視で重なる上面30A付近の温度が下がりにくくなる。これによって、ベースプレート30の上面30Aにおける温度のばらつきを好適に低減することができる。
・上記実施形態では、導入部33を、管路32の始端部の下面で管路32と接続するようにした。これに限らず、例えば導入部33を、管路32の始端部の側面(軸A1に沿って広がる面)で管路32と接続するようにしてもよい。すなわち、この場合には、管路32の接続部32Xが、管路32の始端部の側面に形成される。
・上記実施形態では、ベースプレート30の平面視略中央部において、導入部33と排出部34とを近接する位置に設けるようにした。すなわち、導入部33と排出部34とを、1つのゾーン(上記実施形態では、ゾーンZ4)に対応する領域に設けるようにした。これに限らず、例えば、導入部33と排出部34とを互いに異なるゾーンに対応する領域に設けるようにしてもよい。例えば、導入部33をベースプレート30の平面視略中央部(ゾーンZ4に対応する領域)に設け、排出部34をベースプレート30の外周領域(ゾーンZ1に対応する領域)に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、導入部33を斜円筒状に形成するようにした。すなわち、導入部33の開口部33X,33Yを平面視略円形状に形成するようにした。これに限らず、開口部33X,33Yの平面形状が、例えば三角形状、四角形状、五角形状等の多角形状や楕円形状となるように導入部33の構造を変更してもよい。
・上記実施形態では、排出部34を直円筒状に形成するようにした。これに限らず、例えば、排出部34を、三角筒状、四角筒状、五角筒状等の多角筒状や楕円筒状に形成してもよい。また、排出部34を、ベースプレート30の下面30Bから管路32の終端部(接続部32Y)に向かって斜めに延びるように形成してもよい。
・上記実施形態では、管路32を四角筒状に形成するようにした。これに限らず、例えば、管路32を、円筒状、楕円筒状、三角筒状や五角筒状に形成してもよい。
1 静電チャック
10 静電チャック基板
12 静電電極
13 発熱体
20 接着層
30 ベースプレート(ベース部材)
31 冷却路
32 管路
33 導入部
34 排出部
W 基板
θ1 角度
A1 軸

Claims (8)

  1. 冷却媒体が流れる冷却路を有するベース部材と、
    前記ベース部材の上面に接着層を介して接続され、上面に載置される基板を吸着保持する静電チャック基板と、を有し、
    前記冷却路は、前記ベース部材の外部から前記冷却媒体を導入する導入部と、前記冷却媒体を前記ベース部材の外部に排出する排出部と、始端部が前記導入部と連通し終端部が前記排出部と連通する管路と、を有し、
    前記導入部は、前記ベース部材の上面と断面視で直交する軸に対して所定の角度だけ前記ベース部材の下面側に傾斜して、前記ベース部材の下面から前記管路の始端部に向かって延びるように形成されており、
    前記管路の始端部の上面は、前記始端部以外の前記管路の上面と同一平面上に形成され、
    前記管路の始端部の下面は、前記始端部以外の前記管路の下面よりも前記ベース部材の下面に近い平面上に形成されていることを特徴とする静電チャック。
  2. 冷却媒体が流れる冷却路を有するベース部材と、
    前記ベース部材の上面に接着層を介して接続され、上面に載置される基板を吸着保持する静電チャック基板と、を有し、
    前記冷却路は、前記ベース部材の外部から前記冷却媒体を導入する導入部と、前記冷却媒体を前記ベース部材の外部に排出する排出部と、始端部が前記導入部と連通し終端部が前記排出部と連通する管路と、を有し、
    前記導入部は、前記ベース部材の上面と断面視で直交する軸に対して所定の角度だけ前記ベース部材の下面側に傾斜して、前記ベース部材の下面から前記管路の始端部に向かって延びるように形成されており、
    前記排出部は、前記ベース部材の下面から前記管路の終端部に向かって前記軸に沿って延びるように形成されていることを特徴とする静電チャック。
  3. 前記排出部は、前記ベース部材の下面から前記管路の終端部に向かって前記軸に沿って延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
  4. 前記導入部は、前記管路の始端部の下側で前記管路と接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の静電チャック。
  5. 前記導入部及び前記排出部は、平面視中央部において、互いに近接して形成され、
    前記管路は、前記導入部から外周領域に向かって渦巻き状に形成され、前記外周領域で折り返された後、前記外周領域から前記排出部に向かって渦巻き状に形成され、
    前記外周領域から前記排出部に向かう管路は、前記導入部から外周領域に向かう管路と並行して形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の静電チャック。
  6. 前記静電チャック基板は、前記基板を吸着するための静電電極と、前記基板を加熱するための発熱体を内蔵していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の静電チャック。
  7. 静電チャック基板を支持するベース部材であって、
    外部から冷却媒体を導入する導入部と、前記冷却媒体を外部に排出する排出部と、始端部が前記導入部と連通し終端部が前記排出部と連通する管路とを有し、内部に前記冷却媒体が流れるように形成された冷却路を有し、
    前記導入部は、当該ベース部材の上面と断面視で直交する軸に対して所定の角度だけ当該ベース部材の下面側に傾斜して、当該ベース部材の下面から前記管路の始端部に向かって延びるように形成されており、
    前記管路の始端部の上面は、前記始端部以外の前記管路の上面と同一平面上に形成され、
    前記管路の始端部の下面は、前記始端部以外の前記管路の下面よりも前記ベース部材の下面に近い平面上に形成されていることを特徴とするベース部材。
  8. 静電チャック基板を支持するベース部材であって、
    外部から冷却媒体を導入する導入部と、前記冷却媒体を外部に排出する排出部と、始端部が前記導入部と連通し終端部が前記排出部と連通する管路とを有し、内部に前記冷却媒体が流れるように形成された冷却路を有し、
    前記導入部は、当該ベース部材の上面と断面視で直交する軸に対して所定の角度だけ当該ベース部材の下面側に傾斜して、当該ベース部材の下面から前記管路の始端部に向かって延びるように形成されており、
    前記排出部は、前記ベース部材の下面から前記管路の終端部に向かって前記軸に沿って延びるように形成されていることを特徴とするベース部材。
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