JP4540407B2 - 静電チャック - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造工程で半導体ウェハを静電吸着したり、液晶基板を吸着するフラットディスプレイ製造工程に使用する静電チャックに関するものである。
従来、半導体製造工程において、半導体ウェハ(以下、ウェハと称す。)に微細加工を施すためのエッチング工程や、薄膜を形成するための成膜工程において、ウェハを静電吸着力で固定する静電チャックが使用されている。
静電チャックは、誘電体層の上面を、被吸着物であるウェハを載せる載置面とするとともに、前記誘電体層の下面に静電吸着用電極を備えたもので、上記ウェハと静電吸着用電極との間に電圧を印加して静電吸着力を発現させることによりウェハを載置面に固定するようになっている。なお、上記静電吸着用電極を複数に分割し、各電極間に電圧を印加することにより静電気力を発現させる双極型も提案されている。
ところで、静電吸着力には、クーロン力とジョンソン・ラーベック力があり、クーロン力の大きさは誘電体層を形成する材料の誘電率に依存し、ジョンソン・ラーベック力は誘電体層を形成する材料の体積固有抵抗値に依存する。具体的には、誘電体層の体積固有抵抗値が1014Ω・cmより大きい時の吸着力はクーロン力により支配され、誘電体層の体積固有抵抗値が低下するにしたがってジョンソン・ラーベック力が発現し、誘電体層の体積固有抵抗値が1012Ω・cm未満となるとクーロン力に比べて大きな吸着力が得られるジョンソン・ラーベック力によりウェハが吸着されることが知られている。
また、ウェハに対して、エッチング加工や成膜加工を行う際、ウェハ全面のエッチングレートを均一にしたり、均一に成膜する必要がある。その為にウェハの温度を一定に保持し、かつウェハの面内温度差を小さくする必要がある。
また、近年では半導体産業の急激な拡大の為、単位時間当たりに処理することができるウェハ処理枚数を向上させる必要があり、ウェハが飽和温度に達するまでの時間を短くする必要がある。
特許文献1には、表面に複数の微少な凸部を設け、その微小な凸部は先端部が根元よりも小さな形状に形成され、ウェハを上記凸部先端部で点接触して保持しウェハの下面にガスを流すことにより、凸部の影響を受けることが少なく、ウェハ温度を均一とする静電チャックが提案されている。
また、特許文献2には、ウェハと静電チャック表面との接触面積小さくし、かつ凸部の高さを小さくすることにより、接触部以外からの吸着力を得ることができ、接触面積が小さくてもウェハを大きな力で保持でき、ウェハの温度を均一にできることが提案されている。
さらに特許文献3には、静電チャックのガス溝を等間隔に配置した複数の放射状溝と、該放射状溝と連通し、同心円上に配置した複数の環状溝と、中心より1つ目の環状溝以降の領域で、隣り合う2つの環状溝と隣り合う2つの放射状溝で囲まれる各設置面を2つ以上に分断する少なくとも一つの放射方向に延びる仕切り溝とから構成し、隣り合う2つの環状溝と隣り合う2つの放射状溝で囲まれる設置面と隣り合う2つの環状溝と放射状溝及び仕切り溝で囲まれる設置面と、隣り合う2つの環状溝と隣り合う2つの仕切り溝で囲まれる設置面が各々略同等の面積とすることにより、ウェハが飽和温度に達するまでの時間が短く、かつ飽和温度での均熱性に優れた静電チャックを提供できることが提案されている。
また、特許文献4に記載のすように、凸部の形状が円形である静電チャックが開示されている。上記凸部の直径は10mmと大きなものであった。
特開平9−172055号公報 特開2002−222851号公報 特開2002−170868号公報 特開平7−153825号公報
ところが特許文献1、2に記載された静電チャックでは、ウェハと静電チャックの接触面積が小さいため、吸着力が大きなジョンソンラーベック力を発現する静電チャックは良いが、吸着力が小さいクーロン力を発揮する静電チャックにおいては、ウェハの温度が一定となる飽和温度に達する時間を短くし、なおかつウェハの均熱を良くするために静電チャックの溝部にガスを流すと静電チャックのガス圧でウェハが静電チャックから外れてしまう問題があった。また、ガス圧を下げるとウェハが飽和温度に達する時間が長く、単位時間当たりに処理するウェハの処理枚数が少なくなるという課題があった。
さらに大きな吸着力を得るために高電圧を印加すると、静電チャックの誘電体層が絶縁破壊するとの問題があった。
また、特許文献3に記載された静電チャックは、ウェハとの接触面積が大きく溝部にガスを流してもウェハが静電チャックから外れてしまうことはないが、ガスが溝の分岐点においてスムーズに流れず、近年の要求である均熱性やウェハが飽和温度に達するまでの時間を得ることができなかった。
また、特許文献4には、図4に示すように、凸部の直径が10mm以上と大きく、図4のb,c方向のガスの流れは良くなるが、外周の温度が飽和するまでの時間が大きくなるとの問題があった。即ち、貫通孔5の近傍より温度が所定の温度に達し、外周の温度が所定の温度に達するまでに時間がかかるとの問題があった。
また、近年半導体記憶素子の記憶容量が増大するに従い素子そのものが大型化し1cm角以上のチップの量産がなされているが、記憶密度の増大と大型化によりチップ内の各種膜厚が均一であることが求められている。
そこで、本件発明者は上記課題に鑑み、板状体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記板状体の他方の主面または内部に吸着用の電極を備えた静電チャックにおいて、前記板状体の一方の主面に、貫通孔、複数の凸部、外周に備えた環状の凸部、及びこれらの凸部の間に備えた溝部とを有するとともに、上記凸部の平面形状が4つの辺と4つの辺を繋ぐ屈曲線からなり、上記凸部が上記載置面に一様に配設されていることを特徴とする。
また、上記屈曲線がR形状であり、その曲率半径が0.1〜2mmであることを特徴とする。
また、上記溝の底面と凸部が繋がる部位がR形状であり、その曲率半径が0.01〜0.1mmであることを特徴とする。
また、上記溝の底面の中心線平均粗さRaが2μm以下であることを特徴とする。
また、上記凸部及び上記環状の凸部の頂面の総面積は、上記載置面の面積の50〜80%であり、かつ上記溝の底面から上記凸部の頂面までの距離が10〜100μmであることを特徴とする。
また、上記貫通孔が、上記載置面の中心に1個と、該中心から同心円上に複数個備えられていることを特徴とする。
また、上記環状の凸部を載置面の最外周と内側に備え、最外周の環状の凸部と内側の環状の凸部の間に複数の貫通孔を備え、内側の環状凸部の内側に貫通孔を備えていることを特徴とする。
また、上記貫通孔は、直径0.1〜5mmで、4〜100個備えていることを特徴とする。
また、上記板状体の他方の主面に熱交換部材を取り付けたことを特徴とする。また、上記熱交換部材が金属板からなることを特徴とする。
以上のように、本発明の静電チャックは、板状体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記板状体の他方の主面または内部に吸着用電極を備えた静電チャックにおいて、前記板状体の一方の主面に、貫通孔、複数の凸部、外周に備えた環状の凸部、及びこれら凸部の間に備えた溝部とを有するとともに、上記凸部の平面形状が4つの辺と4つの辺を繋ぐR形状を備え、上記凸部が上記載置面に一様に配設されていることにより、クーロン力を発揮する静電チャックにおいてガスを前記溝部に流しても、ウェハが静電吸着保持することができ、飽和温度に達する時間が短く、また均熱性に優れた静電チャックを提供することができる。
以下、本発明の静電チャックについて説明する。
図1は本発明に係る静電チャック1の一例を示す概略図である。この静電チャック1は、板状体8の内部に吸着用の電極6を備え、前記板状体8の一方の主面をウェハWを載せる載置面8aとし、前記電極6に接続した給電端子7を板状体8の他面の主面側に備えている。また、必要に応じ板状体8の他方の主面に熱交換部材9が接合されている。
そして、板状体8の一方の主面に貫通孔5が備えられており、貫通孔5からHe等のガスを供給し、溝8dに流しウェハWと載置面8aで形成される空間にガスを充填させることができる。
静電チャック1は不図示の減圧容器に設置され、ウェハWを載置面8aに載せ静電吸着用の電極6に電圧を印加してウェハWを吸着することができる。そして、上記減圧容器の中にアルゴンガス等を導入しウェハWの上方にプラズマを発生させ、ウェハWにエッチング処理、または成膜処理することができる。
この時プラズマによりウェハWが加熱され、載置面8aの温度が上昇する。そこで、静電チャック1の溝8dに貫通孔5よりガスを流し、載置面8aとウェハW間の熱伝導率を高めて熱を逃がしウェハWの表面温度をより均一にすることができる。
また、板状体8の周辺に位置する環状の凸部8cと溝8dとウェハWで形成される空間に貫通孔5からガスを供給するが、環状の凸部8cとウェハWの間から微量のガスが容器内に漏れ出している。しかし、ウェハWへの成膜処理に影響のない真空度の範囲で前記ガスが静電チャック1の外に漏れるような構造となっている。このガスの圧力は、静電チャック1の吸着力よりも小さい一定の圧力に設定されており、このガスの圧力によりウェハWが静電チャック1から外れることはない。
本発明の静電チャック1は載置面8aへの投影面からみて凸部8bの平面形状は4つの辺とそれを繋ぐ屈曲線からなり、凸部8bが載置面8aに一様に配設されていることを特徴とする。凸部8bの形が略正四角形であると更に好ましい。
尚、一様に配設されているとは、貫通孔や環状凸部の周辺を除き略等間隔に配置していることを示す。
そして、例えば図1において、貫通孔5より供給されるガスがa方向に直線上の溝をスムーズに外周まで流れる。また、凸部8bの形は4つの辺とそれを繋ぐ屈曲線とすることにより、b,c方向にもガスがスムーズに流れ好ましい。従って、貫通孔5より供給されるガスを短時間で溝8dを通しウェハ裏面の全面に供給できる。その結果、短時間でウェハWの面内温度差が小さく且つ温度変化が小さくなるまでの飽和時間が短くなり好ましい。
また、本発明の凸部のように4つの辺とこれを繋ぐ屈曲線からなると、近年採用されている大型チップのチップ内の膜厚や特性が均一となり優れていることが判明した。この理由はウェハWに対し中心対称の温度分布や吸着が求められているが、大型チップではこれらの特性に加え4角形のチップの夫々の中で均一性が重要になるためと考えられる。このようにチップ内の膜厚や膜特性を均一とすることにより1枚のウェハWから電気特性の優れた多くの素子が得られ歩留まりを高める事ができる。
また、上記屈曲線はR形状であることが好ましい。そしてこのR形状の大きさは0.1mm〜2mmが好ましい。この範囲とすることにより、a,b,c方向により均一にガスの流れができ、ウェハWの温度が飽和する時間が短くなり、かつウェハW面内の温度差が小さく均熱性が向上するからである。屈曲線のR形状の大きさが0.1mm未満では図1のa方向へのガスの流れは良いが、b,c方向への流れが悪くなり、ウェハ温度が飽和する時間が長くなる。即ち、貫通孔5よりa方向の溝4が外周に向かって直線になっている部分にかかるウェハの温度差は小さく優れているが、b,c方向にかかるウェハの温度差は大きく悪くなる。また、飽和温度に達する時間も、a方向に比べてb、c方向では飽和温度に達する時間が大きくなり好ましくない。これは、屈曲線のR形状の大きさが小さいため、貫通孔より供給されたガスが直線部分であるa方向に多く流れ、a方向の温度から飽和したと考えられる。逆に、上記R形状の大きさが2mmを越えると、b,c方向のガスの流れは良くなるが、外周の温度が飽和する時間が大きくなる虞がある。即ち、貫通孔5の近傍より温度が所定の温度に達し、外周の温度が所定の温度に達するまでに時間がかかることが分かる。これは、屈曲線のR形状が大きいため、図1のb,c方向へ流れるガスの量が大きく、ガスが供給される貫通孔5の周りより所定の温度に達したと考えられる。このことより、Rの大きさは0.1mm〜2mmが良いことが分かる。
また、溝8dの底面と凸部8bが繋がる曲面のR形状の大きさが0.01〜0.1mmであると好ましい。R形状を0.01〜0.1mmとすることにより、ウェハ温度が所定の温度に達するまでの時間が短くかつ均熱性が向上する。0.01mm未満では、ガスが溝8dの底面と凸部8bに繋がる曲面の部分で滞留してしまい、ガスの流れが悪くなるため、ウェハWの面内温度差が大きくなる虞がある。R形状が0.1mmを越えると、溝深さを0.1mmを越える大きさにしなければならず、電極と溝の底面までの距離が小さくなるため、ウェハWと電極間に必要な電圧を印加すると溝4の底から電極までの間で絶縁破壊する可能性がある。これらのことより、溝8dの底面と凸部8bが繋がる曲面のR形状の大きさが0.01〜0.1mmとすればよいことが分かる。
尚、上記の曲面のR形状の大きさは凸部8bの辺と凸部8bの頂面に垂直な面内で測定した半径の大きさで表すことができる。
また、溝8dの底面の中心線平均粗さは2μm以下であると良く、1μm以下であるとさらに好ましい。2μm以下とすることにより、溝8dの底面が滑らかとなり低圧のガスがスムーズに溝を流れるからである。しかし、2μmを越えると、ガスと溝の底面との衝突抵抗が大きくなり、ガスがスムーズに溝8dを流れなくなる虞があるからである。そして、ウェハWの表面温度が所定の温度に均一になるまでの飽和時間が長くなり、また面内温度差も大きくなる虞がある。
さらに、凸部8b及び外周の環状凸部8cの頂面の総面積は、ウェハ載置面8aの面積の50〜80%であり、かつ溝8dの底面から凸部8bの頂面までの距離が10〜100μmであると好ましい。クーロン力を発揮する静電チャック1は吸着力が小さいので、できるだけウェハWとの接触面積を大きくし、吸着力を大きくする必要がある。接触面積が50%以上とすると溝8dにガスを供給してもウェハWが静電チャック1を外れる虞がなく好ましい。また、凸部8b及び外周の環状凸部8cの頂面の総面積は、ウェハ載置面の面積の80%を越えると、溝8dの面積が小さくなり過ぎてガスの流れる領域が小さくなり、ウェハWの面内温度差が大きくなる虞がある。このことよりウェハとの接触面積、つまり凸部及び外周環状凸部の頂面の総面積は、載置面の50〜80%であることが好ましいことが分かる。
また、溝8dの底面から凸部8bの頂面までの距離は、10〜100μmが好ましい。特許文献1にはこの距離は5〜10μmが良いとされるが、この場合は静電チャックとウェハとの接触面積が5〜10%と小さいため、溝深さが小さくてもガスが全面にスムーズに行き渡ることができるが、本発明の静電チャックは静電チャックとウェハの接触面積が50〜80%と大きく、ガスがスムーズに全面に行き渡るには少なくとも10μm以上の溝深さが必要となる。
一方、溝8dの底面から凸部8bの頂面までの距離は100μm以下とすることが好ましい。クーロン力を発揮する静電チャックの電極から載置面までの距離は小さいほど吸着力が大きく、200〜400μm程度にする必要がある。溝4の深さが100μmを越えると溝の底から電極までの距離が100〜300μmを下回り、ウェハと電極間に所定の電圧を印加すると溝4の底から電極までの間で絶縁破壊する可能性がある。このことより溝部から凸部8b先端までの距離は10〜100μmが良いことが分かる。尚、溝8dの底面から凸部8bの頂面までの距離は溝8dのR形状を除く底面から凸部8bまでの5箇所の平均値として求める事ができる。
また、凸部8b、環状凸部8c、溝8dを形成するには、サンドブラスト加工、マシニング加工、超音波加工等の加工方法を用いれば良いが、加工精度、形状自由度、加工コストからサンドブラスト加工を用いることが望ましい。
ここで、凸部8bの大きさは小さい方が好ましい。これはウェハWとの接触面積を減少させた方がガスによる熱伝達効果が大きくなり、ウェハWの面内温度差が小さくなるからである。しかし、上述したようにウェハWとの接触面積は50〜80%は必要であり凸部8bの大きさは適切な範囲があることが分かる。また、溝の幅が0.5mmを下回るとガスの流れる流路が小さくなり過ぎて、ウェハWの面内温度差が大きくなる虞がある。従って、接触面積が50%を下回らない凸部の最小の大きさは、凸部の対辺の間隔が約1.5mm以上であればよいことが分かる。また、凸部の対辺の間隔が10mmを越えると凸部の中心部に対応するウェハの温度が低下して好ましくない。より好ましくは対辺の間隔は2〜8mmである。更に好ましくは3〜7mmである。
さらに図2に示すように、上記貫通孔5は載置面の中心に1個と、中心から同心円上に複数の貫通孔5を備えると良い。貫通孔5を中心に設け、中心の貫通孔5からガスを流すことにより、中心から外周にかけて均一にガスが流れる。また、同心円上に複数の貫通孔5を設け、そこからもガスを流すことにより、短時間で載置面8aの全体にガスを供給でき、ウェハWの面内の温度が一定となるまでの飽和する時間が短くなり好ましい。
また、図3に示すように、環状の凸部8cを載置面の最外周とその内側に備え、最外周の環状の凸部8cと内側の環状の凸部8cの間に複数の貫通孔15を備え、内側の環状凸部8cの内側に貫通孔16を備えるとウェハWの直径が300mm以上の大型のウェハWの面内温度差を小さくする上で好ましい。その理由は、最外周の環状の凸部8cと内側の環状の凸部8cの間の貫通孔15と内側の環状凸部8cの内側の貫通孔16に、別系統でガスを供給することにより、それぞれガス流量を変えることができるため、載置面8aの内側と外側で載置面8aとウェハWの間の熱伝導率を調整できることからウェハWの内側と外側の差をコントロールできることからウェハW面内の温度差が小さくなり均熱性が向上する。
また、上記貫通孔5、15、16の直径は、0.1〜5mmで、貫通孔5、15、16は4〜100個備えていることが好ましい。貫通孔5、15、16の直径を0.1〜5mmで、貫通孔の数を4〜100個とすることにより、ガスが溝8dを均一に流れ、ウェハが飽和温度に達する時間が短く、ウェハW面内の温度差が小さく均熱性が向上する。貫通孔5、15、16の直径が0.1mm未満では、貫通孔の直径が小さいため、ガスの供給が十分にできず、ウェハWの温度が飽和するまでの時間が大きくなる虞があるからである。また、貫通孔5、15、16の直径が5mmを越えると、貫通孔付近にガスが集中し、貫通孔付近の温度が高く、その他の載置面の温度が低くなる虞があり、ウェハWの均熱性が悪くなる虞があるからである。また、貫通孔5、15、16の数は、0個では溝部にガスが供給できないためウェハの均熱性が悪くなる。100個を越えると1つの貫通孔から流れるガスが他の貫通孔から流れるガスと干渉し、ガスの流れが悪くなるため、ウェハWの均熱性が悪くなる。このことより、上記貫通孔の直径は、0.1〜5mmで、4〜100個備えていると良い。
また、上記板状体8の他方の主面に熱交換部材9を取り付けると良い。プラズマによりウェハWが加熱され、載置面8aに熱が多量に流れてくるが、板状体8の他方の主面に熱交換部材9をとりつけることにより、載置面2aの熱を効率よく板状体8から熱交換部材9に流すことができ、載置面2aの温度上昇を抑えウェハWの温度上昇を抑制できる。熱交換部材9は熱伝導率の大きい金属が良く、特にアルミニウムが好ましい。また、熱交換部材9と板状体8とはインジウム接合、シリコン接着剤等の方法で接合することが好ましい。さらに熱交換部材9は、その内部に水冷や空冷するための通路9aを設け熱を外部に排出することが好ましい。通路9aに冷却用の水やガスを流すことにより熱交換が容易となり、より効率的に載置面2aを冷却できるからである。
ここで静電チャック1を構成する板状体8の材質としては、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素を主成分とする焼結体を用いることができ、これらの中でも耐プラズマ性に優れるアルミナ、窒化アルミニウムを主成分とする焼結体を用いることが望ましい。
また、上記板状体8に埋設する吸着用電極6の材質としては、板状体8を形成する焼結体との熱膨張差が小さい物が良く、モリブデン、タングステン、タングステンカーバイト等を用いれば良い。
以上、本実施形態では図1に示す構造の静電チャック1を例にとって説明したが本発明の静電チャック1は図1に示した構造だけに限定されるものではなく、例えば、誘電体2中にヒータ用の電極を埋設しても良く、この場合、ヒータ用の電極により静電チャック1を直接発熱させることができるため、間接加熱方式のものに比べて熱損失が少ない。
さらに、静電吸着用電極4以外にプラズマ発生用電極を備えても良く、この場合、成膜装置やエッチング装置の構造を簡略化することができるというように、本発明の要旨を逸脱しない範囲で改良や変更できることは言う迄もない。
以下、本発明の具体例を静電チャックを例にとって説明する。
まず、アルミナAlからなる板状体を例に説明する。平均粒径1.0μmの純度99.9質量%であるAl粉末に焼結助剤としてCaOとSiOを0.2質量%加え、バインダーと溶媒を加えて泥漿を作製し、ドクターブレード法にてアルミナグリーンシートを複数枚成形した。
このうち1枚のアルミナグリーンシート上に、吸着用の電極となるモリブデンの金属ペーストをスクリーン印刷法にて所定の電極パターン形状に印刷した。そして、上記金属ペースト塗布面と反対面に残りのアルミナグリーンシートを積層した。一方、上記金属ペーストを印刷しないアルミナグリーンシートを複数枚積層し、所定の位置に直径5mmの給電穴を開けた。尚、給電穴は上記電極に給電端子を接続する穴とした。
そして、それぞれの積層体を50℃、1.5×10Paの圧力で熱圧着した。そして、前記印刷面と前記給電穴を開けた積層体を、電極となる印刷面を覆うように重ね、50℃、1.7×10Paの圧力で熱圧着した。このようにセラミック積層体を作製した後、このセラミック積層体に切削加工を施して円板状とした。
次いで、上記のセラミック積層体を窒素と水素の混合雰囲気炉で加熱脱脂し、窒素と水素の混合雰囲気炉を用い、常圧の1600℃の温度で約3時間焼成した。これより吸着用の電極が埋設された板状体を得た。
しかる後、板状体を加工し、板状体中央に直径1mmの貫通孔を設けた。そして厚みを3mmとなるまで研磨し、一方の主面(最も広い面)を、最大粗さ(Rmax)で1μm以下、載置面を形成するとともに、静電吸着用電極と導通する給電端子を接合した。
そして、ブラスト加工により凸部と環状凸部、溝を設け直径200mm、厚み3mmの静電チャックを作製した。そして、アルミニウムの熱交換部材をシリコン接着剤で前記板状体に接合した。
凸部の形状は対辺距離が6mmの略正四角形とし、辺と辺を繋ぐR形状の大きさを0.05mm、0.1mm、0.5mm、2mm、2.5mmとした静電チャックと、R形状のない静電チャックを作製した。また、凸部の間隔は何れも1mmとした。ガス供給の貫通孔は直径3mmとして載置面の中心に設けた。
なお、溝から凸部表面までの距離は50μm、溝の表面粗さをRa0.5μmとした。
そして、作製したこれら6種類の静電チャックを真空チャンバー内に設置し、17カ所の熱電対付き測温用シリコンウェハを静電チャックの載置面に載せ、この状態で真空チャンバー内を10−1Paまで減圧した。そして、静電チャックの吸着用の電極とウェハWの間に1000Vの電圧を印加してクーロン力を発生させ、ウェハWを載置面に吸着固定するとともに、真空チャンバー内に設置されたハロゲンヒータを発熱させてウェハを100℃まで加熱させた。そして、貫通孔より1300Paのヘリウムガスを流し、ウェハ温度が飽和温度に達するまでの時間と、飽和温度でのウェハの温度分布について調べる実験を行った。
なお、飽和温度とは、ウェハの平均温度が0.1℃/秒以下の温度変化率になった時の平均温度のことであり、飽和温度に達する時間とは、ヘリウムガスを供給してから飽和温度に達するまでの時間のことである。
また、ウェハの平均温度は、ウェハの17カ所に付いている熱電対で温度測定し、その平均値とした。さらに、飽和温度でのウェハ温度分布は、ウェハの17カ所に付いている熱電対で温度測定し、その最大値と最小値の差を温度分布とした。
それぞれの結果は表1に示す通りである。
Figure 0004540407
凸部の辺をR形状で繋ぐ試料No.1〜5はウェハの温度分布が0.8〜1.2℃と小さく、飽和温度に達する時間も2.5〜3.2秒と小さく優れていることが分かる。
一方、試料No.6はR形状が形成されていないことからウェハの温度分布が3.0℃と大きく、飽和温度に達する時間も5.0秒と大きく特性が悪かった。この原因は、貫通孔より直線方向に伸びる溝の周辺の温度は高く、この溝と直交する方向の周辺の温度が低くウェハW面内の温度差が大きいことが分かった。また、貫通孔より直線方向に伸びる溝の周辺の温度は早く高くなり、この溝と直交する方向の周辺の温度は遅く上昇することから飽和温度に達する時間も大きくなった。
また、試料No.2〜4はR形状の大きさが0.1〜2mmでありウェハの温度分布は0.8〜1.0℃と小さく飽和温度に達する時間も3.0秒以下と小さく更に好ましいことが分かった。
実施例1と同様にして静電チャックを作製した。溝はマシニングセンターで加工し、溝と凸部が繋がる曲面のR形状の大きさを、0.005、0.01、0.05、0.1mmとして、凸部の辺を繋ぐR形状の大きさを0.5mmとした。そして、実施例1のNo.3と同様の静電チャックを作製した。但し、溝と凸部が繋がるR形状の大きさを0.1mmとしたものは溝深さを0.1mmとした。これを実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
Figure 0004540407
溝の底面と凸部が繋がる曲面のR形状が0.01〜0.1mmである試料No.8〜10はウェハの温度分布が0.5〜0.7℃と小さく、飽和温度に達する時間も2.1〜2.2秒と小さく優れていた。
一方、試料No.7はウェハの温度分布が0.8℃とやや大きく、飽和温度に達する時間も2.4秒とやや大きかった。これはR形状が小さいため、ガスがその部分に滞留しやすくなりガスの流れが悪くなったためと考えられる。
実施例1と同様にして静電チャックを作製した。凸部2の角部のRを0.5mmとし、サンドブラストの砥粒を変え、溝4の中心線平均粗さRaを0.3、0.5、1.0、2.0、2.5として、あとは実施例1と同様の静電チャックを作製した。そして、実施例1と同様に評価した。その結果は表2に示す。
Figure 0004540407
溝の底面の中心線平均粗さRaが2以下である試料No.12〜15はウェハの温度分布が0.4〜0.7℃と小さく、飽和温度に達する時間は2.0〜2.4秒と小さく更に優れていた。尚、中心線平均表面粗さはJIS規格のB0651に準じて測定した。
一方、溝の底面の中心線平均粗さRaが2.5と大きな試料No.16はウェハの温度分布が1.2℃とやや大きく、飽和温度に達する時間も3.2秒とやや大きかった。その理由は、ガスを供給している貫通孔の周りから温度が上昇しており、温度分布は外周部分が温度が高くなっていることが分かった。溝の表面粗さが粗くなると、ガスと溝での抵抗が大きくなり、ガスがスムーズに流れないことが原因と考えられる。
凸部の辺を繋ぐ屈曲線のR形状の大きさを0.5mmとし、凸部の対辺の距離を変え、凸部の頂面と外周の環状の凸部の総面積を、ウェハ載置面の面積の40〜90%とし、かつ溝の底面から凸部の頂面までの距離を5〜100μmとした。他の部分は実施例1の試料No.3と同様に静電チャックを作製した。
そして、実施例1と同様に評価した。その結果は表4に示す。
Figure 0004540407
凸部と環状の凸部の頂面の総面積が載置面の面積の50〜80%で、溝の底面から凸部の頂面までの距離が10〜100μmである試料No.22〜24、27、28はウェハの温度分布が0.4〜0.7℃と小さく、飽和温度に達する時間も2.0〜2.4秒と小さく優れていることが分った。
また、試料No.25はウェハの温度分布が1.0℃とやや大きく、飽和温度に達する時間も3.0秒とやや大きかった。溝部分の面積が小さいため、十分なガスの供給ができず、温度分布が大きく、また飽和温度に達する時間も大きくなったと考えられる。
また、試料No.26は飽和温度に達する時間が3.2秒とやや大きかった。溝の深さが小さいため、ガスが全面に供給できる時間がかかったためと考えられる。
ガスを供給する貫通孔を載置面の中心と、中心から等距離の円上に、その直径を0.08、0.1、2、5、6mmとし、貫通孔の数を1、10、50、100、200個として、実施例1の試料No.3と同様の静電チャックを作製した。
また、貫通孔を載置面の中心に1個設けた静電チャックや貫通孔のない静電チャックを作製した。
これを実施例1と同様に評価した。その結果を表5に示す。
Figure 0004540407
載置面の中心に1つの貫通孔のある試料No.31〜36は温度分布が0.8〜1.2℃で、飽和温度に達する時間も2.5〜3.2秒とやや大きかった。
また、載置面の中心に1つの貫通孔とその周りに複数の貫通孔を備えた試料No.39〜46は、温度分布が0.4〜1.2℃と小さく、飽和温度に達する時間が2.0〜3.2と小さく好ましいことが分った。
更に貫通孔の直径が0.1〜5mmで貫通孔を4〜100個備えた試料No.39〜41、43〜45は温度分布が0.4〜0.7℃と更に小さく、飽和温度に達する時間が2.0〜2.4秒と小さく好ましいことが分った。
試料No.37は飽和時間に達する時間が10秒、ウェハの温度分布が5℃と大きかった。これは溝にガスを供給することができないため、飽和時間に達する時間も、ウェハの温度分布も大きくなったと考えられる。
(a)は本発明に係る静電チャックを示す概略の平面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。 (a)は本発明に係る静電チャックを示す概略の平面図、(b)は(a)のY−Y線断面図である。 本発明に係る静電チャックを示す概略図である。 従来の静電チャックを示す概略図である。
符号の説明
1 :静電チャック
5 :貫通孔
6 :内部電極
7 :給電端子
8 :板状体
8a:載置面
8b:凸部
8c:環状の凸部
8d:溝
9 :熱交換部材
15:貫通孔
16:貫通孔
W :ウェハ

Claims (10)

  1. 板状体の一方の主面をウェハを載せる載置面とし、前記板状体の他方の主面または内部に吸着用の電極を備えた静電チャックにおいて、前記板状体の一方の主面に、貫通孔、複数の凸部、外周に備えた環状の凸部、及びこれらの凸部間に備えた溝部を有するとともに、上記凸部の平面形状が4つの辺と4つの辺を繋ぐ屈曲線からなり、上記凸部が上記載置面に一様に配設されていることを特徴とする静電チャック。
  2. 上記屈曲線がR形状であり、その曲率半径が0.1〜2mmであることを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
  3. 上記溝の底面と凸部が繋がる部位をR形状とし、その曲率半径が0.01〜0.1mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の静電チャック。
  4. 上記溝の底面の中心線平均粗さRaが2μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の静電チャック。
  5. 上記凸部及び上記環状の凸部の頂面の総面積は、上記載置面の面積の50〜80%であり、かつ上記溝の底面から上記凸部の頂面までの距離が10〜100μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の静電チャック。
  6. 上記貫通孔は、上記載置面の中心に1個と、該中心から同心円上に複数個備えられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の静電チャック。
  7. 上記環状の凸部を載置面の最外周と内側に備え、最外周の環状の凸部と内側の環状の凸部の間に複数の貫通孔を備え、さらに内側の環状凸部の内側に貫通孔を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の静電チャック。
  8. 上記貫通孔は、直径が0.1〜5mmであり、4〜100個備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の静電チャック。
  9. 上記板状体の他方の主面に熱交換部材を取り付けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の静電チャック。
  10. 上記熱交換部材が金属板からなることを特徴とする請求項9に記載の静電チャック。
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