JP5969488B2 - 試料保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路の製造工程、液晶表示装置の製造工程などにおいて、それぞれの製造工程に用いられるシリコンウエハ、またはガラス基板などの各試料に対して、研磨加工、検査、搬送などの処理を施す際に各試料を保持する試料保持具に関する。
半導体集積回路の製造に用いられるシリコンなどを原料とする半導体ウエハ、および液晶表示装置の製造に用いられるガラス基板などの板状試料は、その製造工程において製造装置または検査装置の支持台上に保持されて、加工処理および検査などが施される。製造工程では、複数の製造装置および検査装置を使用することが一般的であり、シリコンウエハなどの試料を支持台に保持するための手段は、製造工程中の製造装置および検査装置の種類、次の装置にまで搬送するための搬送装置の種類に応じて様々な形態のものが提案されている。
半導体集積回路を例にとると、半導体集積回路の微細化、高密度化、および集積回路の製造時間の短縮化の要求は、近年さらに高まっている。このような要求に伴い、試料保持具に求められる性能として、たとえば、ウエハに熱処理を施す場合、露光によってエネルギーを注入するときに、試料の温度均一性および温度変化の抑制などが要求される。
特開平3−108737号公報には、複数のセラミック層からなる静電チャックが開示されており、この静電チャックは、中間のセラミック層に冷媒流路が形成されている。これによって、静電チャックによってウエハを直接冷却することができる。
特開平3−108737号公報記載の静電チャックのように、セラミック層が積層された基体で構成される場合、基体の内部に設けられた流路の断面形状は矩形状となるので、流路に流体を流すと、特に流路の隅に流体による圧力が集中してしまう。このため、流路に臨む基体の隅部には、亀裂が発生し、流体の漏れなどが発生することがある。
本発明は、基体内部の流路に流体を流したときの基体の亀裂の発生を抑制することができる試料保持具を提供するものである。
本発明の一実施形態にかかる試料保持具は、複数のセラミック層が積層されてなり、長手方向に垂直な断面形状が矩形である流路が内部に設けられた基体と、前記流路の長手方向に垂直な断面形状における隅部の内表面のみに位置する被覆膜と、を有し、前記流路は、上層、中間層が有する切欠き、下層の積層により構成され、前記隅部の内表面は、前記上層と前記中間層、前記下層と前記中間層により構成される。
本実施形態の試料保持具によれば、基体の内部に設けられた流路に流体を流したときに、流路が形成されている基体の隅部における亀裂の発生を抑制することができる。
本発明の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
本発明の実施形態である静電チャック1の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態である静電チャック1の外観を示す平面図である。 基体10内部の流路11の配置位置を平面的に示す模式図である。 図2に示す切断面線A−A′における静電チャック1の断面図である。 図3に示す断面図における1つの流路断面を拡大した部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態である静電チャック1Aの1つの流路断面を拡大した部分拡大断面図である。
以下、図面を参考にして本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1Aは、本発明の実施形態である静電チャック1の外観を示す斜視図である。図1Bは、本発明の実施形態である静電チャック1の外観を示す平面図である。
静電チャック1は、基体10と電極層20と被覆膜30とを有する。静電チャック1は、基体10に内層された電極層20に電圧を印加することで、たとえば、シリコンウエハなどの試料を、静電気力によって基体10の主面に保持する試料保持具である。
本実施形態では、基体10は、セラミック層が複数積層された積層体からなり、積層体の内部には、流体を流すための流路11が設けられている。静電チャック1は、流路11に流体を流すことにより、保持した試料を加熱、冷却または保温することができる。流路11に流す流体は、基体10の流路11から一方主面までのセラミック層と電極層20とを介して、保持した試料と熱交換可能な熱媒体であればどのような流体を用いてもよい。たとえば、温水、冷水およびスチームなどの水系媒体、50%エチレングリコールなどのブライン、および空気を含む気体なども流体として用いることができる。
流路11は、図1Aに示すように、基体10の端面に、外部空間に通じる開口11aを有しており、図示していないが、開口11aの反対側の端面にも外部空間に通じる開口を有している。流路11内を流れる流体は、たとえば、供給口となる開口11aから流路11へと流入し、開口11aの反対側の開口から排出される。静電チャック1を製造装置または検査装置などに用いる場合は、熱媒体である流体を供給するための供給装置から延びる供給管を開口11aに接続し、供給装置から所定の流量、流速で流路11内に流体を供給する。開口11aと反対側の排出口には、排水管を接続し、流路11を流れて試料と熱交換を行った流体を流路11から排出する。または、排出口に戻り管を接続し、流路11を流れて試料と熱交換を行った流体を流路11から排出するとともに、供給装置に戻して流体を循環させるようにしてもよい。
図2は、基体10内部の流路11の配置位置を平面的に示す模式図である。
流路11を流れる流体が、保持された試料と効率よく熱交換するためには、伝熱面積をより広くすることが有効である。供給口となる開口11aから排出口となる開口11bまでを直線的に繋いでしまうと、伝熱面積が狭くなってしまうので、図2に示すように、開口11aから開口11bまでの流路を蛇行形状とすることが好ましい。伝熱面積は、基体10を厚み方向から平面視したときの流路11の投影面積とほぼ等しくなるので、流路11の幅を大きくしたり、流路11を蛇行させるときの湾曲部の曲率半径を小さくしたりすることで、伝熱面積をより大きくすることができる。なお、蛇行させた場合の直線部分と直線部分との間の距離を短くし過ぎると、流路11の側壁となる部分が細くなり、機械的強度が低下するので、強度を考慮してより伝熱面積が広くなるように流路11を配置することが好ましい。
図2に示す例では、流路11を蛇行形状としているが、これに限らず渦巻き状としてもよく、複数の同心円と、円同士を繋ぐ径方向に延びる直線との組合せなどであってもよい。
このような流路11は、基体10の内表面によって流路断面が矩形状に形成され、基体10は、流路11の隅に相当する4つの隅部と隣り合う隅部同士を接続する平坦部とを有する。このように流路断面が矩形状である流路11を構成する基体10の内表面は、環状になるように順次接続した4つの内面からなる。また、隅部は、流路11における、2つの内面が接続する箇所の内方の隅である。
基体10は、たとえば、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムなどを主成分とするセラミック焼結体またはガラスからなる。これらの中でも特に、窒化アルミニウム焼結体または炭化珪素焼結体からなることが好ましい。窒化アルミニウム焼結体および炭化珪素焼結体は、室温における熱伝導率を180W/(m・K)以上と、他の材料に比べて高くすることができるので、保持した試料に局所的に熱が加わった場合でも試料の熱を伝導させて放熱させることができ、熱膨張に伴う試料の歪みが生じにくい。これによって、半導体製造工程のうち、露光工程において、発熱による試料の歪みに起因する露光精度の劣化を低減することができる。なお、室温における熱伝導率とは、測定雰囲気温度を22℃から24℃の範囲内として測定した値であり、この温度範囲内のうち何れかの設定温度で測定した熱伝導率が180W/(m・K)以上であることを示す。さらに、室温を超える環境においても、熱伝導率を高い値で保持することができ、例えば600℃以上での雰囲気温度でも、熱伝導率60W/(m・K)以上を保つことができる。
この窒化アルミニウム焼結体および炭化珪素焼結体は、平均結晶粒径が3〜10μmの範囲が好ましい。平均粒径が3μm以上であると、窒化アルミニウム焼結体中の結晶粒子が比較的十分に充填され、焼結体の機械的特性が比較的良好にされる。また、平均結晶粒径が10μm以下のサイズの結晶とすることで、結晶間に存在するボイドの残留を比較的少なくし、例えば、ボイドへのパーティクルの残留を良好に抑制することもできる。したがって、平均結晶粒径は3〜10μmの範囲が好ましく、より好ましくは3〜7μmの範囲である。
図1A,1Bに戻って、電極層20は、基体10の内部に設けられ、2つの分離された電極21と電極22とから構成される。電極21および電極22は、一方が電源の正極に接続され、他方が負極に接続される。一例として、正極に接続される側の電極を電極21(以下では「正電極21」とよぶ)とし、負極に接続される側の電極を電極22(以下では「負電極22」とよぶ)とする。電極層20としては、電極21を負極に接続し、電極22を正極に接続してもよい。
正電極21および負電極22は、それぞれ略半円板状に形成され、半円の弦同士が対向するように、基体10の内部に配置される。正電極21および負電極22の2つの電極が合わさって、電極層20全体の外形が略円形状を成す。電極層20の外形となる円形状と、基体10の外形となる円形状とは、同心円であり、電極層20外形の円形状の直径が、基体10外形の円形状の直径よりも小さい。
静電チャック1が保持しようとする試料を、たとえばシリコンウエハとすると、シリコンウエハの外形は円形状であるので、試料の外形に合わせて電極層20の外形を略円形状とすることが好ましい。
正電極21および負電極22には、それぞれ外部電源と電気的に接続するための接続端子が設けられる。本実施形態では、正電極21および負電極22のいずれも、円弧と弦とが交差する部分に、弦に沿って延びるように接続端子が設けられる。正電極21の接続端子21aと、負電極22の接続端子22aとは、正電極21および負電極22の弦同士の間隔と同じ間隔を空けて隣り合うように設けられ、弦に沿って基体10の端面にまで延びて設けられる。接続端子21aおよび接続端子22aは、基体10の端面にその一部が露出するように設けられる。正電極21および負電極22は、この露出した部分を介して外部電源と接続される。
電極層20は、たとえばタングステンまたはモリブデンなどの導電性材料からなり、たとえばペーストのスクリーン印刷などによって、基体10のセラミック層の層間に内層するように形成される。本実施形態の電極層20の厚みは、たとえば1〜5μm程度である。
被覆膜30は、流路11内に設けられ、流路11の隅に対応する隅部10aの内表面を被覆する。
図3は、図2に示す切断面線A−A′における静電チャック1の断面図である。図4は、図3に示す断面図における1つの流路断面を拡大した部分拡大断面図である。基体10は、4つのセラミック層12,13,14,15を積層した積層体からなり、内部に電極層20が配置される。本実施形態では、電極層20は流路11よりも試料を保持する一方主面側に設けられる。
以下では、最外層のセラミック層15を最外層15、最外層15との間に電極層20が設けられるセラミック層12を上層12、上層12とはセラミック層13を挟んで反対側に設けられるセラミック層14を下層14、上層12と下層14とに挟まれるセラミック層13を中間層13という。これら各層の名称は説明をわかり易くするために便宜上付したものであって、必ずしも上層12が鉛直方向上側に位置するものではなく、下層14が鉛直方向下側に位置するものではない。
図2に示したように、流体は供給口となる開口11aから排出口となる開口11bまで流れるので、図3および図4において、流体の流れ方向は紙面に垂直な方向となる。したがって、流路11の流路断面は、紙面に平行な面における断面であり、矩形状に形成される。本実施形態における流路11は、蛇行形状に設けられるが、流路断面の形状は流体の流れ方向に一様であり、流路断面積も一定である。
このような形状の流路においては、4つの隅が存在し、本実施形態では被覆膜30がこれら4つの隅部10aの内表面全てを被覆するように設けられることが好ましい。さらに詳細には、被覆膜30は、流路11を構成する基体10の4つの内面において、隅を構成する隅部10aの内表面に接合して、この部分の内表面を被覆するように設けられる。
ここで、流路11を構成する4つの内面を説明するために、基体10の製造方法について簡単に述べる。
本実施形態の基体10は、前述のように最外層15、上層12、中間層13および下層14の4層が積層された積層体である。基体10は、所定の形状に予め成形した4枚のグリーンシートを、最外層15となるグリーンシートと上層12となるグリーンシートとの間に電極層20となる金属ペーストを塗布して積層し、焼成して得られるものである。焼成後に最外層15、上層12および下層14となるグリーンシートは、同一の円板形状であり、焼成後に中間層13となるグリーンシートは、外形が最外層15、上層12および下層14となるグリーンシートと同一の円形状であるが、流路11形状に沿った切欠きが設けられる。
これら4枚のグリーンシートを積層すると、上層12となるグリーンシートの中間層13に接する側の表面のうち、中間層13となるグリーンシートに設けられた切欠きに臨む面と、下層14となるグリーンシートの中間層13に接する側の表面のうち、中間層13となるグリーンシートに設けられた切欠きに臨む面と、中間層13となるグリーンシートの切欠きに臨む2つの端面とが、焼成後に流路11を構成する4つの内面となる。すなわち、流路11を構成する4つの内面は、上層12側の内面121、下層14側の内面141および中間層13の2つの端面である内面131,132である。
流路11の隅に対応する隅部10aの内表面は、たとえば、内面121と内面131とが直交する交線で互いに接続した、内面121側に一定の幅を持つ第1の内表面121aと、内面131側に一定の幅を持つ第2の内表面131aとからなる。
ここで、一定の幅は特に限定されず、本発明の効果である、基体10の亀裂の発生を抑制できる幅であればよい。一例として、流路断面の矩形における側辺の長さに対する割合によって表わすことができる。矩形における側辺の長さに対して、隅部10aの内表面の1つの内表面の幅寸法を5〜50%とすればよい。具体的には、矩形における側辺のうち、上層12に含まれる側辺の長さは、内面121の流れ方向の幅寸法であり、本実施形態では、5mmである。これに対して第1の内表面121aの幅は、1mmである。また、矩形における側辺のうち、中間層13に含まれる側辺の長さは、中間層13の厚み寸法であり、本実施形態では、3mmである。これに対して第2の内表面131aの幅は、0.6mmである。
被覆膜30は、これら2つの内表面を被覆するように設けられており、一方の内表面を被覆する部分と他方の内表面を被覆する部分とが連なり、一体的に設けられる。被覆膜30が設けられていない場合は、流路11内を水などの流体が流れると、流れる流体によって、隅部10aの2つの内表面のそれぞれに、外方に向かう力が加わり、2つの内表面の接続箇所に引っ張り応力が集中して、上層12と中間層13との間で剥がれが生じたり、亀裂が生じてしまう。被覆膜30を設けることにより、隅部10aの2つの内表面に流体からの力が直接加わることはない。また、流路11を構成する内表面には、被覆膜30が設けられていない部分があり、この部分には流体からの力が加わることになるが、被覆膜30によって接続箇所に伝わる力は減衰されるので、接続箇所への応力の集中を大幅に緩和することができる。
これにより、基体10の内部に設けられた流路11に流体を流したときに、基体10の隅部10aにおける亀裂の発生を抑制することができる。
被覆膜30は、隅部10aの2つの内表面を被覆するものであればその形状は、特に限定されない。たとえば、図4に示すように、流路断面において、隅に沿うように、L字状の断面を有する形状であってもよい。その他、流路断面において、隅部10aの2つの内表面に接合する部分を、直角を挟む2辺とする直角三角形の断面を有する三角柱状などであってもよい。特に、応力緩和の観点から、隅部10aの2つの内表面に接合する側とは反対側の表面が、凹曲面状であることが望ましい。
被覆膜30の材質は、基体10との接合力が十分に得られるものであれば、特に限定されない。たとえば、基体10と同様のセラミック材料であってもよく、金属材料であってもよいが、強度の観点から、金属材料であることが望ましい。金属材料である場合は、製造方法の観点から、基体10と同時焼成が可能となるように、タングステンおよびモリブデンのような、セラミック材料の焼結温度よりも融点が高い高融点金属であることが好ましく、さらには、電極層20を構成する材料と同じであることが好ましい。
被覆膜30としてセラミック材料を用いる場合は、グリーンシートを作製するのと同様に有機系バインダーとセラミック粒子と添加剤などを混合してスラリーを作製する。このスラリーを、たとえば、グリーンシートを積層する工程よりも前の工程、または積層する工程中に、被覆膜30を設けたい箇所に、印刷などによって部分的に塗布しておき、グリーンシートと一緒に焼成して、セラミック材料から成る被覆膜30を、流路11内に形成すればよい。
また、被覆膜30として金属材料を用いる場合は、有機系のバインダーと金属粉末とを混合した金属ペーストを予め作製しておく。たとえば、グリーンシートを積層する工程よりも前の工程、または積層する工程中に、被覆膜30を設けたい箇所に金属ペーストを、印刷などによって部分的に塗布しておき、グリーンシートと金属ペーストとを同時焼成して、金属材料から成る被覆膜30を、流路11内に形成すればよい。このように金属ペーストを用いて被覆膜30を形成することによって、被覆膜30を厚膜にして、強度を高めるとともに、後述するように接地電位にする際に導通を良好にすることができる。
被覆膜30として金属材料を用いる場合は、金属ペーストをグリーンシートと同時焼成する以外に、焼成後の基体10において、流路11内にめっきにより金属膜を形成してもよい。流路11の内表面はセラミック材料表面であるので、まずは無電解めっきによって金属薄膜を形成し、形成した薄膜に電流を流して電解めっきを施せばよい。隅部10aにのみ被覆膜30を設けたい場合は、被覆膜30を設けたい部分に、予めパラジウムなどの触媒金属を付着させて無電解めっきを行うことで、隅部10aに選択的に無電解めっきによる薄膜を形成することができる。めっきによって被覆膜30を設ける場合は、セラミック材料の焼結温度を考慮する必要がないので、銅、銀、金、ニッケル、アルミニウム、クロムなどの金属材料を用いることができる。
なお、被覆膜30として金属材料を用いる場合は、流路11の開口11aなどから被覆膜30の一部が外部に露出するように設けておき、外部の接地電位となる部材と露出した被覆膜30とを電気的に接続してもよい。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態では、被覆膜30Aが、流路11を構成する内表面の、隅部10aの内表面以外の部分をさらに被覆するように設けられる。すなわち、流路11における4つの隅部10a以外に、さらに4つの平坦部10bにおいても、その内表面をさらに被覆するように被覆膜30Aが設けられる。
図5は、本発明の他の実施形態である静電チャック1Aの1つの流路断面を拡大した部分拡大断面図である。本実施形態の静電チャック1Aは、図1〜図4で示した上記の実施形態の静電チャック1に対して、被覆膜30Aの構成が異なるだけであるので、図1に相当する全体図、図2に相当する流路11の配置図、図3に相当する全体の断面図などは省略し、本実施形態の被覆膜30Aの構成が最も表れる図4に相当する流路11の拡大断面図を用いて本実施形態を説明する。
図5に示す例では、流路11を構成する4つの内面を全て被覆するように設けられており、より好ましい形態を示している。
静電チャックは、吸着方式の違いによって、クーロン力型と、ジョンソン・ラベック力型との、2つの吸着方式に大きく分類される。クーロン力型の静電チャックは、基体10として絶縁材料を使用し、電極層20と被処理体との間に誘起された電荷により生じるクーロン力(静電吸着力)を用いて、被処理体を吸着保持する。一方、ジョンソン・ラベック力型の静電チャックは、基体10にわずかに導電性を付与し、基体10内での電荷移動により生じるジョンソン・ラベック力を用いて、被処理体を吸着保持する。
特に、ジョンソン・ラベック力型の静電チャックであって、基体10の材質が窒化アルミニウムおよび炭化珪素などの非酸化物セラミック材料であり、流路11に流れる流体が水である場合、流路を流れる水に電圧が印加されて水の電離が生じる。電離によって発生した酸素イオンが、流路11を構成する内表面のうち正に帯電した内表面に移動することで、当該内表面で酸化が生じる、いわゆる陽極酸化によって基体10の流路11周辺部分の電気特性が他の部分と異なってしまう。このような部分的な電気特性の異なりは、基体10の特性のばらつきを生じさせることになり、好ましくない。
そこで、本実施形態では、流路11を構成する4つの内面を全て被覆するように、被覆膜30Aを設けることで、流体に水を用いる場合であっても、陽極酸化の発生を抑制することができる。また、被覆膜30Aを金属材料で構成し、被覆膜30Aを接地電位とすることがより好ましい。
本実施形態の被覆膜30Aは、中間層13の流路11に臨む端面全面を被覆する第1被覆膜31と、上層12と中間層13との間および下層14との中間層13との間の全体にわたって、すなわち上層12の中間層13側の主面全面および下層14の中間層13側の主面全面に設けられる第2被覆膜32からなる。なお、第2被覆膜32は、上層12の中間層13側の主面全面および下層14の中間層13側の主面全面に設ける必要はなく、上層12および下層14の流路11に臨む内表面のみを被覆するように設けてもよい。
これにより、基体10の外周端面に第2被覆膜32を露出させ、外部の接地電位となる部材と露出した第2被覆膜32とを電気的に接続する。被覆膜30Aは、第1被覆膜31と、第2被覆膜32とが、流路11の隅において接合されており、第2被覆膜32を接地電位とすることで、第1被覆膜31も接地電位となる。
さらに、本実施形態では、中間層13が複数層からなり、図5に示す例では、第1中間層13aと第2中間層13bとの2層からなる。中間層13が複数層からなる場合、各層は同一形状であって、厚み方向に積層されて中間層13となる。このような構成では、流路11を臨む中間層13の端面は、複数の層の端面が厚み方向に連なって形成される。
上記の実施形態のように、隅部10aの内表面のみを被覆し、流路11を望む他の内表面は、露出している場合、中間層13が複数層からなると、流体が流路11を流れたときに、中間層13の端面において、複数層が接合する界面での剥がれまたは亀裂などが生じるおそれがある。本実施形態では、中間層13の端面全面を第1被覆膜31で被覆することによって、中間層13の流路11を臨む端面に流体からの力が直接加わることがないので、複数層が接合する界面あるいは、第1中間層13aと第2中間層13bとの界面での剥がれまたは亀裂などの発生を抑制することができる。
以下では、図5に示した静電チャック1Aの製造方法の一例について説明する。
出発原料として、アルミナ還元窒化法により製造された平均粒径1.5μm、酸素含有量0.8%、炭素含有量300ppmの窒化アルミニウム粉末を用いた。そして、この窒化アルミニウム粉末に対して焼結助剤を加えずに、有機系のバインダーと溶剤を混ぜて混合したあと、60℃で乾燥させて造粒粉を製作した。
次に、この造粒粉を型内に充填して98MPaの成形圧にて厚み1mmの円板状の成形体1枚と3mmの円板状の成形体を3枚成形した。しかる後、中間層13となる3mm厚の1枚の成形体に対して切削加工にて切欠きを形成した。切削加工していない成形体のうち3mm厚の2枚の主面それぞれに有機系のバインダーとタングステン粉末とを混ぜた金属ペーストをスクリーン印刷法にて厚み10μmで塗布した。次に、切欠きを形成した成形体を、この金属ペーストを塗布した面に配置した。出来上がった溝部の側面には同じ金属ペーストを塗布した。さらに、もう1枚の金属ペーストを塗布した成形体を、ペーストを塗布した面が溝加工した成形体と接触するように配置した。出来上がった積層体は98MPaの成形圧でプレス成形して密着させた。さらに、密着させた成形体の一方主面に上記タングステン粉末のペーストをスクリーン印刷して電極層20を形成する。その上に1mm厚の円板成形体を配置し、98MPaの成形圧でプレス成形して密着させた。次に、窒素雰囲気中で脱脂し、次いで1900℃で2時間かけて焼成して、半径50mm、厚み8mmの円板状の焼結体(窒化アルミニウム質基体)を作製し、被覆膜30Aが設けられた基体10を得た。
上記では、基体10内部の流路11よりも一方主面側に電極層20を設ける構成について説明したが、これに限らず、基体10内部の流路11よりも他方主面側にもさらに電極層を設ける構成であってもよい。また、静電チャック1,1Aの外形を円板状としたが、これに限らず、十分な保持力で試料を保持することができれば、矩形板状であってもよく、その他の多角形状であってもよい。また、中間層13については複数層からなる構成でもよいことを説明したが、上層12、下層14および最外層13も中間層13と同様に複数層からなる構成であってもよい。
上記では、本発明の実施形態として静電チャックについて説明したが、これに限らず、電極層20を設けずに、真空吸着による真空チャックにも本発明を適用することができる。真空チャックに適用する態様では、流路11以外に他の流路を基体10の内部に設けるとともに、基体10の一方主面に臨んで開口するとともに、他の流路に連通する吸着孔を複数設け、他の流路を真空ポンプに接続して他の流路を真空状態とすればよい。流路11には、静電チャックの態様と同様に、真空吸着保持される試料を冷却または加熱するために、試料と熱交換する熱媒体を流すように構成される。他の流路を設けず、流路11以外の位置に基体10を厚み方向に貫通する貫通孔を設け、試料を保持する面とは反対側の面に臨む開口を介して真空ポンプに接続し、貫通孔内を真空状態としてもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
1,1A 静電チャック
10 基体
10a 隅部
10b 平坦部
11 流路
11a,11b 開口
12 上層
13 中間層
13a 第1中間層
13b 第2中間層
14 下層
15 最外層
20 電極層
21 正電極
22 負電極
30,30A 被覆膜
31 第1被覆膜
32 第2被覆膜
121,131,132,141 内面

Claims (5)

  1. 複数のセラミック層が積層されてなり、長手方向に垂直な断面形状が矩形である流路が内部に設けられた基体と、
    前記流路の長手方向に垂直な断面形状における隅部の内表面のみに位置する被覆膜とを有し、前記流路は、上層、中間層が有する切欠き、下層の積層により構成され、前記隅部の内表面は、前記上層と前記中間層、前記下層と前記中間層により構成されることを特徴とする試料保持具。
  2. 前記基体の内部に設けられた電極層をさらに有することを特徴とする請求項1記載の試料保持具。
  3. 前記被覆膜は、金属材料からなることを特徴とする請求項1記載の試料保持具。
  4. 前記被覆膜の一部は、前記基体の外部に露出していることを特徴とする請求項記載の試料保持具。
  5. 前記被覆膜の一部は、前記流路の開口から前記基体の外部に露出していることを特徴とする請求項記載の試料保持具。
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