JP6340959B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンター、FAX及びプリンター複合機等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置に搭載される定着装置から発生する超微粒子(Ultra Fine Particle、略してUFP)の放出量を低減する技術に関する。
画像形成装置では、シート上に転写された未定着のトナー像を熱定着させることにより、シートに画像を形成している。定着装置は、一対の定着部材を圧接することにより形成される定着ニップにシートを通過させて、シートを加熱しつつ圧接することにより熱定着させている。定着部材は円筒形状のローラーや無端状のベルトであり、シリコンゴム製の弾性層を有するものが一般的である。
ところが、定着部材のシリコンゴムが高温になると、シリコンゴム中の低分子シロキサンが揮発し、これが排気される過程で凝集して粒径100nm以下の超微粒子(Ultra Fine Particle、略して「UFP」)が生成されると考えられている。また、定着装置においてトナーが加熱溶解される際に、トナーの成分の一部が揮発凝結してUFPが生成されると考えられている。
定着装置におけるUFPの放出量は極微量であり、それ自体が直ちに人体や環境等に悪影響を及ぼすものではないが、最近、環境保護への人々の意識が高まっていることを斟酌すると、たとえ極微量であったとしても極力放出しないようにすることが望ましい。
画像形成装置から放出されるUFPを低減する従来の技術として、例えば、目の細かいフィルターによりUFPを捕獲する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、排気ダクト内を加熱してUFPの元となる成分を凝集させない技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−128013号公報 特開2013−3507号公報
特許文献1の技術では、フィルターの寿命を延ばすために、パーティクルカウンターを用いてUFPの個数を検出し、UFPが多いと検出されたときにはUFP捕集用の目の細かいフィルターを使用し、UFPが少ないと検出されたときには粉塵用の目の粗いフィルターを使用している。パーティクルカウンターは、一般に微粒子からの光の散乱の強さを測り、その粒子の大きさに比例した光強度を電気信号として取り出すことで特定の大きさの微粒子の数を測定する独立した計測器である。このようにパーティクルカウンターは比較的構造が複雑なので比較的高価であり、画像形成装置の価格に大きく影響するという問題がある。またパーティクルカウンターを設置するスペースが必要なので、画像形成装置が大型化するという問題がある。
特許文献2の技術では、排気ダクト内を、UFPが凝結しない温度以上になるように、常にヒーターで加熱している。ところがUFPの発生量は常に一定ではなく、印字条件や使用環境によりにより変化している。よって、UFPがほとんど発生していないときであってもヒーターで加熱していることがあり、無駄なエネルギーを消費しているという問題がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、パーティクルカウンター等の計測器を用いることなく、UFPの個数を知ることができる画像形成装置を提供することを第1の目的とする。また、UFPを低減する機構における無駄なエネルギーの消費を抑えることができる画像形成装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、駆動中に超微粒子の発生を伴うことがある定着装置と、超微粒子の機外への放出量を低減する低減手段と、超微粒子の発生量の推定値に基づいて、前記低減手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、予め設定された定着温度において、標準的な条件において発生するであろう超微粒子の発生量の推定値を、片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減し、片面印刷である場合に、両面印刷である場合よりも、前記発生量の推定値を増加する
ここで、前記制御手段は、前記発生量の推定値が所定値を超えた場合に、前記低減手段に超微粒子を低減させるように制御することができる
こで、前記制御手段は、さらに、前記標準的な条件よりも画像印字率が高い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも画像印字率が低い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させることができる。
ここで、前記制御手段は、さらに、前記標準的な条件よりも前記定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間が長い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも前記定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間が短い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させることができる。
ここで、前記制御手段は、さらに、前記標準的な条件よりも前記定着装置の使用カウントが多い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも前記定着装置の使用カウントが少ない場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させることができる。
ここで、前記制御手段は、さらに、前記標準的な条件よりも外気温度が低い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも外気温度が高い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させることができる。
ここで、前記画像形成装置は、さらに、前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、前記低減手段は、前記ダクト内を加熱することにより、超微粒子の機外への放出量を低減することができる。
ここで、前記低減手段は、多段階あるいは無段階に出力を可変することができ、前記制御手段は、超微粒子の発生量の推定値に基づいて、前記低減手段の出力を変化させることができる。
ここで、前記画像形成装置は、さらに、前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、前記低減手段は、前記ダクト内の気体を、捕集フィルターに通すことにより、超微粒子の機外への放出量を低減することができる。
ここで、前記画像形成装置は、さらに、前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、前記低減手段は、前記ダクト内の超微粒子を荷電し、前記ダクト内の気体を、静電フィルターに通すことにより、超微粒子の機外への放出量を低減することができる。
上記構成を備えることにより、定着温度とその他のパラメータに応じてUFPの個数を推定することができるので、パーティクルカウンター等の計測器を用いることなく、UFPの個数を知ることができる。また、UFPがほとんど発生していないときには、UFPを低減しないように制御するか、もしくは省エネルギーモードで稼働させて超微粒子を低減させる能力を制限することができるので、UFPを低減する装置における無駄なエネルギーの消費を抑えることができる。
本実施形態に係るプリンターの構成を示す図である。 定着装置における定着ローラー及び加圧ローラーの構造を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の概要を示す図である。 UFP低減部及び排気部の具体例を示す図である。 UFP低減部及び排気部の他の具体例を示す図である。 定着温度及び画像印字率とUFP発生量との相関関係を示す図である。 外気温度とUFP発生量との相関関係を示す図である。 定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間とUFP発生量との相関関係を示す図である。 定着装置の使用カウントとUFP発生量との相関関係を示す図である。 UFPの発生量の推定する方法の一例を示す図である。 第1テーブルの一例を示す図である。 第2テーブルの一例を示す図である。 第3テーブルの一例を示す図である。 第4テーブルの一例を示す図である。
<実施形態>
<構成>
以下、本発明に係る一形態の画像形成装置の実施形態を、タンデム型カラーデジタルプリンター(以下、単に「プリンター」という。)に適用した場合を例にして説明する。
[1]プリンターの構成
先ず、本実施形態に係るプリンター1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンター1の構成を示す図である。同図に示すように、このプリンター1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着装置5、制御部60を備えている。
プリンター1は、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、外部の1つ以上の端末装置(不図示)や図示しない操作パネルから印刷指示を受け付けると、その指示に基づいて、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像を形成することにより、記録シートへの印刷処理を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成要素の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
画像プロセス部3は、作像部3Y、3M、3C、3K、露光部10、中間転写ベルト11、二次転写ローラー46などを有している。作像部3Y、3M、3C、3Kの構成は、いずれも同様の構成であるため、以下、主として作像部3Yの構成について説明する。
作像部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周囲に配設された現像器32Y、帯電器33Y、1次転写ローラー34Yなどを有しており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。現像器32Yは、感光体ドラム31Yに対向し、感光体ドラム31Yに帯電トナーを搬送する。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、従動ローラー12と駆動ローラー13に張架されて矢印C方向に周回駆動される。又、従動ローラー12の近傍には、中間転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのクリーナー14が配置されている。
露光部10は、レーザーダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザー光Lを発し、作像部3Y、3M、3C、3Kの各感光体ドラムを露光走査する。この露光走査により、帯電器33Yにより帯電された感光体ドラム31Y上に静電潜像が形成される。作像部3M、3C、3Kの各感光体ドラム上にも同様にして静電潜像が形成される。
各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの各現像器により現像されて各感光体ドラム上に対応する色のトナー像が形成される。形成されたトナー像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの各1次転写ローラー(図1では、作像部3Yに対応する一次転写ローラーのみ符号34Yを付し、他の一次転写ローラーについては、符号を省略している。)により、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わされるように、中間転写ベルト11上にタイミングをずらして順次1次転写された後、二次転写ローラー46による静電力の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
カラー印刷において利用される作像部3Y、3M、3Cの各感光体は、中間転写ベルト11との間で接触及び離間が可能なように構成されており、モノクロ印刷を行う場合には、作像部3Y、3M、3Cの各感光体と中間転写ベルト11とは離間され、カラー印刷を行う場合には、各感光体と中間転写ベルト11とが接触されるように構成されている。
中間転写ベルトと各感光体の間を、カラー印刷時とモノクロ印刷時とで接触・離間させる機構としては、例えば、特許文献(特開平10−181927号公報)に開示されているような、電磁クラッチ、クラッチギア、アーム等を用いたベルト装置の機構を利用することができる(明細書の段落43、44、52〜55の記載、及び図2、図3の記載参照
)。
トナー像が二次転写された記録シートは、さらに定着装置5に搬送され、記録シート上
のトナー像(未定着画像)が、定着装置5において加熱及び加圧されて記録シートに熱定
着される。
そして、片面印刷時には、熱定着後の記録シートは、切替ガイド部材70を介して排出ローラー71へ搬送され、排出ローラー71により排紙トレイ80に排出され、両面印刷時には、片面が熱定着された記録シートは、切替ガイド部材70を介して反転ローラー72へ搬送される。
反転ローラー72は、片面が熱定着された記録シートが搬送されると、当該記録シートの搬送方向を反転させ、切替ガイド部材70を介して搬送ローラー73へ搬送される。搬送ローラー73へ搬送された記録シートは、さらに搬送ローラー74、75、76に順次搬送され、タイミングローラー45へ導かれ、記録シート面が反転される。
その後、片面が熱定着された記録シートは、タイミングローラー45を介して再び二次転写位置47に搬送され、記録シートのトナー像が熱定着されていない方の面に、トナー像が二次転写された後、定着装置5で熱定着されて、切替ガイド部材70を介して排出ローラー71へ搬送され、排出ローラー71により排紙トレイ80へ排出される。これにより、記録シートの両面にトナー像が熱定着され、当該記録シートについて両面印刷が完了する。
切替ガイド部材70は、定着装置5から排出ローラー71へ向かう搬送路と、定着装置5から反転ローラー72へ向かう搬送路との分岐点に配され、回動することにより、記録シートの搬送路を、排出ローラー71側と反転ローラー72側の何れか一方に切替える。切替ガイド部材70の回動は、例えば、駆動モーターにより行わる。制御部60により、駆動モーターの駆動が制御されることにより、切替ガイド部材70の回動が制御される。
又、装置内部には、作像部の周辺において滞留する熱気を排気するための排気ダクト310および排気ファン311が設けられている。これにより、滞留する熱気を排気し、現像器内のトナーが、滞留する熱気の影響で溶融しないようにしている。さらに、作像部3Kの近傍には、機内温度を測定するための機内温度センサ320が設けられている。
給紙部4は、記録シートを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートを搬送路上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラー42と、繰り出された記録シートをタイミングローラー45へ搬送する搬送ローラー43、44と、二次転写位置47に送り出すタイミングをとって記録シートを搬送するタイミングローラー45などを備えている。
給紙カセットは、1つに限定されず、複数であってもよい。記録シートとしては、大きさや厚さの異なる用紙(普通紙、厚紙)やOHPシートなどのフィルムシートを利用できる。給紙カセットが複数ある場合には、大きさ又は厚さ又は材質の異なる記録シートを複数の給紙カセットに収納することとしてもよい。
タイミングローラー45は、同じ位置に重ね合わされるように中間転写ベルト11上に一次転写されたトナー像が二次転写位置に搬送されるタイミングに合わせて記録シートをニ次転写位置47に搬送し、中間転写ベルト11に当接させる。そして、二次転写ローラー46により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
繰り出しローラー42、搬送ローラー43、44、タイミングローラー45等の各ローラーは、搬送モーター(不図示)を動力源とし、歯車ギヤやベルトなどの動力伝達機構(不図示)を介して回転駆動される。この搬送モーターとしては、例えば、高精度の回転速度の制御が可能なステッピングモーターが使用される。
定着装置5は、定着ローラー51と加圧ローラー52を有し、両ローラー間に形成される定着ニップ部に、トナー像が二次転写された記録シートを挿入して記録シートを加圧状態で加熱して、当該トナー像を記録シートに熱定着させる。定着ローラー51には、ハロゲンヒーター等の発熱体が内包され、この発熱体のオン・オフを制御部60により制御することで、定着装置5の温度制御が行われる。なお、定着装置の加熱方式は、上記のような熱ローラー方式に限定されず、例えば、電磁誘導加熱方式であってもよいし、抵抗発熱体による加熱方式であってもよい。
又、定着ローラー51は、駆動モーター等の駆動力により回転し、定着ローラー51の回転に伴って加圧ローラー52が従動回転する。この回転の制御は、制御部60により行われる。
[2]定着装置の詳細な構成
図2は、定着装置5における定着ローラー51及び加圧ローラー52の構造を示す図である。
定着ローラー51は、例えば、直径40mmであり、ハロゲンヒーター等の発熱体が内包された円筒状のアルミ製の芯金51a(3mm厚)、シリコンゴム製の弾性層51b(2mm厚)、PFA(フッ素樹脂)チューブ製の表層51c(50μm厚)を含む。加圧ローラー52は、例えば、直径40mmであり、アルミ製の芯金52a(直径32mm)、シリコンゴム製の弾性層52b(4mm厚)、PFAチューブ製の表層52c(50μm厚)を含む。
[3]機能構成
図3は、本実施形態に係る画像形成装置100の概要を示す図である。
画像形成装置100は、上記プリンター1に相当し、定着装置110、UFP低減部120、排気部130及び制御部140を備える。
定着装置110は、上記定着装置5に相当し、シリコンゴム弾性層等の超微粒子の発生源を含み、駆動中に超微粒子の発生を伴うことがある。
UFP低減部120はUFPの機外への放出量を低減する。
排気部130は、駆動中に定着装置110から発生するUFPの元となる低分子シロキサン等を含む気体をダクト内に取り込み、取り込んだ気体をダクトから機外へ排気する。
図4は、UFP低減部120及び排気部130の具体例を示す図である。図4に示すように、定着装置110における用紙の入口及び出口の開口部に向けてダクト131の吸引口が設けられ、定着装置110から発生する気体をダクト131内に取り込む。ダクト131の出口にはファン132が設けられており、ダクト131内の気体を速やかに機外に排出することができる。ダクト131内には、UFP低減部120として例えば抵抗発熱体の加熱ヒーター121が設けられており、ダクト131内に取り込んだ気体を加熱することにより、ダクト131内において超微粒子を低減し、超微粒子の機外への放出量を低減することができる。なお、加熱ヒーター121は、例えば入力電圧を可変することにより、多段階あるいは無段階に出力を可変することが好ましい。
図5は、UFP低減部120及び排気部130の他の具体例を示す図である。図5に示すように、定着装置110における用紙の入口及び出口の開口部に向けてダクト131の吸引口が設けられ、定着装置110から発生する気体をダクト131内に取り込む。ダクト131の出口にはファン132が設けられており、ダクト131内の気体を速やかに機外に排出することができる。ダクト131には2つの経路があり、UFP低減部120として一方の経路にのみUFP用の捕集フィルター122が設けられており、ダクト131内の気体を捕集フィルター122に通すことにより、超微粒子の機外への放出量を低減することができる。2つの経路の分岐点には可動弁123が設けられており、ダクト131内の気体を捕集フィルター122に通すか否かを選択することができる。
なお、ダクト131内にUFPを荷電するUFPイオン化装置を設け、捕集フィルター122の代わりに静電フィルターを設けることにより、超微粒子の機外への放出量を低減することも有効である。
制御部140は、UFPの発生量の推定値に基づいて、UFP低減部120を制御する。より詳しくは、制御部140は、予め設定された定着温度において、標準的な条件において発生するであろう超微粒子の発生量の推定値を、用紙サイズ、両面印刷か片面印刷か、画像印字率、定着装置110の前回加熱使用からの経過時間、定着装置110の使用カウント、及び、外気温度のうちの少なくとも1つに基づいて増減する。
ここで、標準的な条件とは、例えば以下の通りである。
・定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間:飽和時間(12時間)以上
・定着装置の使用カウント:飽和カウント(10kp)以上
・印字用紙:CF80(推奨紙 坪量80g/m2)A4サイズ
・印字画像:画像印字率0%(白紙)
・外気温度:23℃
なお、制御部140は、UFPの発生量の推定値が所定値を超えた場合に、UFP低減部120に超微粒子を低減させるように制御することが好ましい。また制御部140は、UFPの発生量の推定値が所定値を超えない場合には、低減手段の稼働を停止させて超微粒子を低減しないようにするか、もしくは低減手段を省エネルギーモードで稼働させて超微粒子を低減させる能力を制限することが好ましい。ここで所定値とは、例えば“1×108個/10分”〜“1×1011個/10分”程度である。
また制御部140は、UFP低減部120として加熱ヒーター121を用いる場合において、加熱ヒーター121をON/OFFさせるだけでなく、UFPの発生量の推定値に基づいて、加熱ヒーター121の出力を変化させて、必要最小限の電力で超微粒子の機外への放出量を低減することが好ましい。
以下に、UFPの発生量の推定方法について詳細に説明する。
図6は、定着温度及び画像印字率とUFP発生量との相関関係を示す図である。図6には、片面印刷で画像印字率20%の場合(図6中のA)と、片面印刷で画像印字率0%(白紙)の場合(図6中のB)と、両面印刷で画像印字率20%の場合(図6中のC)と、両面印刷で画像印字率0%(白紙)(図6中のD)の場合とを示している。横軸の定着温度は、非接触赤外線温度センサを用いて、定着ベルト53の表面の中央を測定した実測値である。縦軸のUFP個数比率は、片面印刷、画像印字率20%、定着温度180℃のときのUFP発生個数を1としたときの比率である。
図6に示すように、いずれも場合も、定着温度が高くなる程UFP発生量が増加することがわかる。これは、定着ベルト53や加圧ローラー52のシリコンゴム弾性層の温度が高くなると低分子シロキサンの揮発量が増加するためであると考えられる。また、画像印字率0%のUFP発生量よりも、画像印字率20%のUFP発生量の方が高くなっていることがわかる。これは、トナーの成分が揮発し、それが凝集するためであると考えられる。
ここで、図6における測定条件は以下の通りである。
・定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間:飽和時間(12時間)以上
・定着装置の使用カウント:飽和カウント(10kp)以上
・印字用紙:CF80(推奨紙 坪量80g/m2)A4サイズ
・印字画像:画像印字率0%の場合:白紙、画像印字率20%の場合:BAMエミッション測定用カラーチャート(BAM規定書参照)
・片面印刷
・定着温度:180℃
・外気温度:23℃
図7は、外気温度とUFP発生量との相関関係を示す図である。図7には、片面印刷で画像印字率20%の場合(図7中のA)と、両面印刷で画像印字率20%の場合(図7中のB)とを示している。横軸の印字開始時チャンバー温度は、画像形成装置100を設置したチャンバー内の外気温度を測定した実測値である。縦軸のUFP個数比率は、片面印刷、画像印字率20%、印字開始時チャンバー温度23℃のときのUFP発生個数を1としたときの比率である。
図7に示すように、いずれも場合も、外気温度が低くなる程UFP発生量が増加することがわかる。これは、外気温度が低くなるとダクト131から機外へ定着装置において発生する気体が排出された場合に、急激に冷やされて凝集し易くなるためであると考えられる。
また、図6及び図7に示すように、片面印刷のUFP発生量よりも両面印刷のUFP発生量の方が高いことがわかる。これは、両面印刷では表面が加熱定着された用紙が、裏面をプリントするために定着装置110近傍の搬送経路を通過して戻るとき、用紙の熱によってダクト131内の温度が上昇するので、凝集し難くなるためであると考えられる。
なお、図7における測定条件は以下の通りである。
・定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間:飽和時間(12時間)以上
・定着装置の使用カウント:飽和カウント(10kp)以上
・印字用紙:CF80(推奨紙 坪量80g/m2)A4サイズ
・印字画像:画像印字率20%:BAMエミッション測定用カラーチャート(BAM規定書参照)
・定着温度:180℃
図8は、定着装置110の前回加熱使用終了時からの経過時間とUFP発生量との相関関係を示す図である。横軸の経過時間が長くなる程UFP発生量が増加することがわかる。これは、時計を用いて計った実測値である。縦軸のUFP個数比率は、経過時間が飽和時間(12時間)以上のときのUFP発生個数を1としたときの比率である。
図8に示すように、経過時間が長くなる程UFP発生量が増加し、12時間程度で飽和することがわかる。これは、時間の経過とともに過渡的にUFP発生量は増加するが、一定時間を経過すると均衡状態となりUFP発生量が安定するためであると考えられる。
ここで、図8における測定条件は以下の通りである。
・定着装置の使用カウント:飽和カウント(10kp)以上
・印字用紙:CF80(推奨紙 坪量80g/m2)A4サイズ
・印字画像:画像印字率20%:BAMエミッション測定用カラーチャート(BAM規定書参照)
・片面印刷
・定着温度:180℃
・外気温度:23℃
図9は、定着装置110の使用カウントとUFP発生量との相関関係を示す図である。横軸の枚数は、画像形成装置100に内蔵されたカウンターの数値である。縦軸のUFP個数比率は、使用カウントが飽和カウント(10kp)以上のときのUFP発生個数を1としたときの比率である。
図9に示すように、枚数が多くなる程UFP発生量が増加し、10000枚程度で飽和することがわかる。これは、シリコンゴム中に含まれている低分子シロキサンは、定着加熱時の熱により時間の経過とともに揮発して減少するが、シリコンゴムの熱劣化により新たに低分子シロキサンが生成されるため、過渡的にUFP発生量は増加するが、一定時間を経過すると均衡状態となりUFP発生量が安定するためであると考えられる。
ここで、図9における測定条件は以下の通りである。
・定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間:飽和時間(12時間)以上
・印字用紙:CF80(推奨紙 坪量80g/m2)A4サイズ
・印字画像:画像印字率20%:BAMエミッション測定用カラーチャート(BAM規定書参照)
・片面印刷
・定着温度:180℃
・外気温度:23℃
図10は、UFPの発生量の推定する方法の一例を示す図である。
(1)片面印刷か両面印刷かを判断する(ステップS1)。
(2)片面印刷の場合は、片面印刷における標準的な条件において発生するであろうUFPの発生量の推定値を片面用の標準発生量として取得する(ステップS2)。
(3)両面印刷の場合は、両面印刷における標準的な条件において発生するであろうUFPの発生量の推定値を両面用の標準発生量として取得する(ステップS3)。
ここで標準的な条件とは、画像印字率0%、定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間が飽和時間(12時間)以上、定着装置の使用カウントが飽和カウント(10kp)以上、画像印字率20%、外気温度23℃である。
Tfを定着設定温度、A、Bを定数、eを自然対数の底(ネイピア数)とするとき、片面印刷の場合の標準発生量Ubは、近似的に以下の式で与えられる。
Ub=AeBTf
ここで、定数A、Bは、片面印刷の画像印字率0%の場合において、定着温度を変化させて、パーティクルカウンター等を用いて実際の機器において、UFPの発生量を測定し、これらの測定値に基づいて、指数近似曲線を引くことによって決めることができる。
同様に、Ubを標準発生量、Tfを定着設定温度、C、Dを定数、eを自然対数の底(ネイピア数)とするとき、両面印刷の場合の標準発生量は、近似的に以下の式で与えられる。
Ub=CeDTf
ここで、定数C、Dは、両面印刷の画像印字率0%の場合において、定着温度を変化させて、パーティクルカウンター等を用いて実際の機器において、UFPの発生量を測定し、これらの測定値に基づいて、既知の指数近似曲線を引くことによって決めることができる。
なお、定着設定温度は、設計パラメータの1つであり、機器毎に予め設定され、所定の温度になるように制御するものなので、原則的に変動することはない。したがって、同一機器内において定着設定温度に対する標準発生量を毎回計算する必要がないので、片面印刷の場合と両面印刷の場合とでそれぞれの標準発生量を記憶しておき、合致する一方を読み出して使用してもよい。
また、片面印刷の場合と両面印刷の場合のどちらか一方のUFPの発生量の推定値を標準発生量として記憶し、かつ片面印刷の場合と両面印刷の場合との間のUFPの標準発生量の推定値の差分を記憶しておけば、一方のUFPの発生量の推定値を当該差分に基づいて増減することで、他方の標準発生量を得ることができ、実質的に同じ処理を行わせることができる。具体的には、片面印刷におけるUFPの発生量の推定値を標準発生量として記憶し、両面印刷の場合には標準発生量を減少させればよい。あるいは、両面印刷におけるUFPの発生量の推定値を標準発生量として記憶し、片面印刷の場合には標準発生量を増加させればよい。
(4)標準発生量を、画像印字率に基づいて増減する(ステップS4)。
αを変数とするとき、画像印字率に基づいて増減されるUFPの発生量の推定値U1は、以下の式で与えられる。
U1=α・Ub
ここで変数αの値は、図6に示す画像印字率とUFP発生量との相関に基づく予測、あるいは実機による実測により作成された第1テーブルを用いて決定される。
図11は、第1テーブルの一例を示す図である。
図11によれば、画像印字率が高い程、変数αの値が大きくなるので、制御部140は、標準的な条件よりも画像印字率が高い場合に、UFPの発生量の推定値を増加させることになる。なお、制御部140は、標準的な条件よりも画像印字率が低い場合に、UFPの発生量の推定値を減少させてもよい。
(5)標準発生量を、前回加熱使用終了時からの経過時間及び使用カウントに基づいて増減する(ステップS5)。
β、γを変数とするとき、前回加熱使用終了時からの経過時間及び使用カウントに基づいて増減されるUFPの発生量の推定値U2は、以下の式で与えられる。
U2=β・γ・Ub
ここで変数βの値は、図8に示す前回加熱使用終了時からの経過時間とUFP発生量との相関に基づく予測、あるいは実機による実測により作成された第2テーブルを用いて決定される。
図12は、第2テーブルの一例を示す図である。
図12によれば、前回加熱使用終了時からの経過時間が0から12.1hの間で、変数βの値が大きくなり、12.1h以上では一定なので、制御部140は、標準的な条件(12.1h(12時間6分)以上)よりも定着装置の前回加熱使用からの経過時間が短い場合に、UFPの発生量の推定値を減少させることになる。なお、制御部140は、標準的な条件よりも定着装置の前回加熱使用からの経過時間が長い場合に、UFPの発生量の推定値を増加させてもよい。
ここで変数γの値は、図9に示す使用カウントとUFP発生量との相関に基づく予測、あるいは実機による実測により作成された第3テーブルを用いて決定される。
図13は、第3テーブルの一例を示す図である。
図13によれば、使用カウントが0から8.1kpの間で、変数γの値が大きくなり、8.1kp以上では一定なので、制御部140は、標準的な条件(10kp(10,000回)以上)よりも定着装置の使用カウントが少ない場合に、UFPの発生量の推定値を減少させることになる。なお、制御部140は、標準的な条件よりも定着装置の使用カウントが多い場合に、UFPの発生量の推定値を増加させてもよい。
(6)標準発生量を、用紙サイズに基づいて増減する(ステップS6)。
δを変数とするとき、画像印字率に基づいて増減されるUFPの発生量の推定値U3は、以下の式で与えられる。
U3=δ・U2
ここで変数δの値は、実機による実測により作成された第4テーブルを用いて決定される。
図14は、第4テーブルの一例を示す図である。
(7)片面印刷か両面印刷かを判断する(ステップS7)。
(8)片面印刷の場合は、片面印刷における標準発生量を、外気温度に基づいて増減する(ステップS8)。
Taを外気温度、E、Fを定数とするとき、外気温度に基づいて増減される片面印刷の場合のUFPの発生量の推定値U4は、近似的に以下の式で与えられる。
U4=U3×((E・Ta+F)/(E・23+F))
ここで、定数E、Fは、図7に示す外気温度とUFP発生量との相関に基づいて、最小2乗法等を用いて1次直線を引くことによって決めることができる。
(9)両面印刷の場合は、両面印刷における標準発生量を、外気温度に基づいて増減する(ステップS9)。
Taを外気温度、G、Hを定数とするとき、外気温度に基づいて増減される両面印刷の場合のUFPの発生量の推定値U4は、近似的に以下の式で与えられる。
U4=U3×((G・Ta+H)/(G・23+H))
ここで、定数G、Hは、図7に示す外気温度とUFP発生量との相関に基づいて、最小2乗法等を用いて1次直線を引くことによって決めることができる。
図7によれば、外気温度が低い程、UFPの発生量が多くなるので、制御部140は、標準的な条件よりも外気温度が低い場合に、UFPの発生量の推定値を増加させることになり、標準的な条件よりも外気温度が高い場合に、UFPの発生量の推定値を減少させることになる。
なお、本実施形態においては、用紙サイズ、両面印刷か片面印刷か、画像印字率、定着装置の前回加熱使用からの経過時間、定着装置の使用カウント、及び、外気温度の全てに基づいて、UFPの標準発生量を増減しているが、これらのうちの少なくとも1つに基づいてUFPの標準発生量を増減するだけでも、UFPの発生量の精度が向上するという効果が得られる。
以上のように、本実施形態によれば、定着温度とその他のパラメータに応じてUFPの個数を推定することができるので、パーティクルカウンター等の計測器を用いることなく、UFPの個数を知ることができる。また、UFPがほとんど発生していないときには、UFPを低減しないように制御するか、もしくは省エネルギーモードで稼働させて超微粒子を低減させる能力を制限することができるので、UFPを低減する装置における無駄なエネルギーの消費を抑えることができる。
なお、コンピューターに本実施の形態のような動作を実行させることができるプログラムがコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体が流通し取り引きの対象となり得る。また、当該プログラムは、例えばネットワーク等を介して流通して取り引きの対象となり得、また、表示装置に表示されたり印刷されて、利用者に提示されることもあり得る。
ここでコンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フロッピーディスク、CD、MO、DVD、メモリカード等の着脱可能な記録媒体、及び、ハードディスク、半導体メモリ等の固定記録媒体等であり、特に限定されるものではない。
本発明は、複写機、プリンター、FAX及びプリンター複合機等の画像形成装置に広く適用することができる。本発明によって、パーティクルカウンター等の計測器を用いることなく、無駄なエネルギーの消費を抑えることができ、その産業的利用価値は極めて高い。
100 画像形成装置
110 定着装置
120 UFP低減部
121 加熱ヒーター
122 捕集フィルター
123 可動弁
130 排気部
131 ダクト
132 ファン
140 制御部

Claims (10)

  1. 駆動中に超微粒子の発生を伴うことがある定着装置と、
    超微粒子の機外への放出量を低減する低減手段と、
    超微粒子の発生量の推定値に基づいて、前記低減手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    予め設定された定着温度において、標準的な条件において発生するであろう超微粒子の発生量の推定値を、片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減し、片面印刷である場合に、両面印刷である場合よりも、前記発生量の推定値を増加すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記発生量の推定値が所定値を超えた場合に、前記低減手段に超微粒子を低減させるように制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、さらに、
    前記標準的な条件よりも画像印字率が高い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも画像印字率が低い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、さらに、
    前記標準的な条件よりも前記定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間が長い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも前記定着装置の前回加熱使用終了時からの経過時間が短い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、さらに、
    前記標準的な条件よりも前記定着装置の使用カウントが多い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも前記定着装置の使用カウントが少ない場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、さらに、
    前記標準的な条件よりも外気温度が低い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を増加させるか、あるいは、前記標準的な条件よりも外気温度が高い場合に、前記片面印刷か両面印刷か、に基づいて増減した前記発生量の推定値を減少させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、さらに、
    前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、
    前記低減手段は、
    前記ダクト内を加熱することにより、超微粒子の機外への放出量を低減することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記低減手段は、
    多段階あるいは無段階に出力を可変することができ、
    前記制御手段は、
    超微粒子の発生量の推定値に基づいて、前記低減手段の出力を変化させる請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、さらに、
    前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、
    前記低減手段は、
    前記ダクト内の気体を、捕集フィルターに通すことにより、超微粒子の機外への放出量を低減することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置は、さらに、
    前記定着装置において発生する気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ放出する排気手段を備え、
    前記低減手段は、
    前記ダクト内の超微粒子を荷電し、前記ダクト内の気体を、静電フィルターに通すことにより、超微粒子の機外への放出量を低減することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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