JP2018045117A - 画像形成装置 - Google Patents

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博紀 佐藤
Hiroki Sato
博紀 佐藤
杉山 慎一
Shinichi Sugiyama
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寧正 貴堂
Yasumasa Kido
寧正 貴堂
有也 大塚
Ariya Otsuka
有也 大塚
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Abstract

【課題】画像形成装置において、トナーのワックスに起因する所定のダストを少ないヒータ電力で除去する。【解決手段】定着ニップ部近傍からダストを含む空気を吸気し、加熱処理を行いダストを除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート上にトナー像を形成する、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置は、離型剤(ワックス)を含有するトナーを用いて用紙(シート)にトナー像を形成し、これを定着装置において加熱加圧することにより定着処理を行っている。
その定着処理の際に、トナーに含有されていたワックスが気化し、その直後、凝縮して気中で粒子化することが知られている。本発明者等の知見によれば、定着装置の定着部材付近に、凝縮後の粒子化したワックス(数nm〜数百nm程度の微粒子、以下、ダストとも呼ぶ)の多くが存在、浮遊していることが分かっている。このようなダストに対し何ら対処を行わないと、定着装置外にダストが拡散して画像形成装置の内部機構に付着し、その動作を阻害する恐れがある。そこで、ダストを回収して定着装置外に拡散しないようにすることが求められている。
特許文献1ではダスト排出量を低減化することを可能としている。特許文献1では、駆動中に微量の超微粒子成分を含む気体の発生を伴う定着装置と、前記気体をダクト内に取り込み、取り込んだ前記気体をダクトから機外へ排気する排気装置を備える。また、排気装置内の前記気体が機外へ排気される時の温度が、前記超微粒子成分が凝結し難くなる所定の温度以上になるように、前記ダクトを加熱する加熱手段を備える。
特開2013−3507号公報
トナーのワックスに起因するダストは、後述するように、定着部材表面の用紙入口付近、且つ用紙Pの通過領域全体から発生する。しかしながら特許文献1に記載の画像形成装置では、定着端部で吸気を行う構成であり、定着ニップ部のダスト回収には多くの風量が必要となる。多くの風量のエアの温度を上昇させるには多くのヒータ電力が必要であり、省エネでない。
したがって、本発明の目的は、トナーのワックスに起因する所定のダストを少ないヒータ電力で除去することである。
本発明の他の目的は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
離型剤を含有するトナーを用いてシートにトナー像を第1の位置にて形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像を第2の位置にて熱と圧力により定着する定着部と、
前記第1の位置と前記第2の位置の間に吸気口を有し、機外に排気を行う排気口を有するダクトと、
前記ダクトにエアフローを発生させるファンと、
前記吸気口と前記排気口の間に配置され、前記ダクトに吸引されたエアの温度を上昇させるヒータと、を備え
前記吸気口は前記第2の位置に近接して且つ前記第2の位置の長手方向に沿って配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、トナーのワックスに起因する所定のダストを少ないヒータ電力で除去できる。
実施例における画像形成装置の定着装置周辺の概略断面図である。 ダスト除去ユニットの斜視図である。 定着装置に進入する用紙の説明図である。 実施例の画像形成装置の概略断面図である。 制御手段を説明するブロック図である。 定着装置の構成説明図である。 (a)はニップ部の拡大図、(b)は定着ベルトの層構成を示す図、(c)は加圧ローラの層構成を示す図である。 定着ベルトユニットの加圧機構を示す図である。 (a)はダストの合体現象、(b)はダストの付着現象を説明模式図である。 経過時間とダスト発生量の関係を説明するグラフである 定着ベルト上のワックス付着領域と、ダスト発生領域を示す図である。 定着ベルトの周辺の気流の流れを説明する図である。 ダストを含むエアの周囲温度が変化した場合のダストの個数変化を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例について詳細に説明する。なお、特段の断りがない限り、本発明の思想の範囲内において、各種機器の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
(1)画像形成装置の全体的な概略構成
図4は本例における画像形成装置1の構成略図である。図5は当該装置1の制御系統のブロック図であり、主として、後述する定着装置103およびダスト除去ユニット50の制御系統を示している。
この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた、タンデム方式−中間転写方式の4色フルカラーのマルチファンクションレーザープリンタ(カラー画像形成装置)である。即ち、画像形成装置1は、パーソナルコンピュータPCやイメージリーダ3等の入力装置Bから制御手段である制御回路部(CPU)Aに入力される電気的画像信号に基づいて、シート(記録材)Pにトナー画像形成を行う。
シートPは、普通紙、OHPシート・コート紙、ラベル紙等、トナー画像を形成し得る記録媒体である。以下、用紙と記す。制御回路部Aは入力装置Bや操作部Cとの間で各種の電気的情報の授受を行うと共に、画像形成装置1の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
装置本体2の内部の画像形成部4は、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(K)色の各色トナーの画像(以後、トナー像)を形成する第1から第4の4つの画像形成ステーション5Y・5M・5C・5Kを有する。これらの画像形成ステーションは装置本体2内のほぼ中央部に図4において左側から右側にかけてほぼ水平方向に順次に平行に配列されている。
また、画像形成部4は、画像形成ステーション5Y・5M・5C・5Kの下側にレーザースキャナユニット(画像情報露光手段)6、上側に中間転写ベルトユニット7を有する。レーザースキャナユニット6の下側には用紙カセット8が配設されている。各画像形成ステーショ5Y・5M・5C・5Kは、それぞれ、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)9を有する。また、ドラム9に作用するプロセス手段としての、帯電ローラ10、現像ユニット11、一次転写ローラ12、クリーニングユニット13を有する。
なお、図の煩雑を避けるため第1の画像形成ステーション5Y以外の画像形成ステーション5M・5C・5Kにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、これら画像形成ステーション5Y・5M・5C・5K、レーザースキャナユニット6、中間転写ベルトユニット7を有する画像形成部4の電子写真作像動作は公知であるからその説明は割愛する。各画像形成ステーション5Y・5M・5C・5Kのドラム9から回動する中間転写ベルト14に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト14上に4色重畳のトナー像が形成される。
図4において装置本体2内の右側には用紙Pを上方へ搬送する上向きの用紙搬送路(縦パス)15が配設されている。この用紙搬送路15には下側から上側に順に、給送ローラ17とリタードローラ18とのローラ対、レジストローラ対19、二次転写ローラ20、定着装置103、排紙ガイド部材22、排出ローラ対23が配設されている。
7aは中間転写ベルトユニット7においてベルト(中間転写体)14を駆動する駆動ローラであり、図4において右側に位置している。二次転写ローラ20はこの駆動ローラ7aのベルト屈曲部(ベルト懸回部)の外側においてベルト14に当接している。二次転写ローラ20とベルト14との接触により二次転写ニップ部21が形成される。
所定の制御タイミングにてピックアップローラ16が駆動されることで用紙カセット8から用紙Pが繰り出される。繰り出された用紙がローラ対17・18により一枚分離されて用紙搬送路15を下から上に搬送され、レジストローラ対19により所定の制御タイミングにて二次転写ニップ部21に導入されて挟持搬送される。これにより、用紙Pに対してベルト14上の4色重畳のトナー像が一括して二次転写される。
二次転写ニップ部21を出た用紙Pが定着装置103に導入されてトナー像の定着処理を受ける。定着装置103は、画像形成部4により用紙Pに形成されたトナー像を熱と圧力により定着する定着部である。定着装置103を出た用紙Pは排紙ガイド部材22と排出ローラ対23を経て排出トレイ24にフルカラー画像形成物として排出される。
25Y・25M・25C・25Kはそれぞれ画像形成ステーション5Y・5M・5C・5Kの現像ユニット10に対する補充用トナーを収容している着脱交換可能なトナーボトルであり、中間転写ベルトユニット7の上側に配設されている。各画像形成ステーション5Y・5M・5C・5Kの現像ユニット10に対してそれぞれ対応するトナーボトルからトナー補給機構(不図示)により適時適量のトナー補給がなされる。
(2)定着装置103
図6の(a)は定着装置103の概略断面図、(b)は定着装置103の要部の分解斜視図である。この定着装置103は、大別して、第1の回転体である定着ベルト105を備えた定着ベルトユニット101と、第2の回転体である加圧ローラ102と、これらを収容した筐体100と、により構成される。定着ベルト105と加圧ローラ102とによりニップ部(定着ニップ部)101bが形成されている。ニップ部101bは未定着トナー像Sを担持している用紙Pを挟持搬送してトナー像を熱と圧力で定着する部分である。
(2−1)筐体100
筐体100には、用紙入口(用紙導入口)400と用紙出口500が形成されている。用紙入口400が用紙出口500よりも重力方向下方に位置するように、定着ベルトユニット101と加圧ローラ102は配置されている。本例の定着装置103は用紙を重力方向下方から上方に向けて搬送するように構成されており、縦パス構成と称される。
用紙入口400には薄板状の回転円板からなるコロ100aが、定着ベルト105の幅方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。コロ100aは、用紙入口400に進入する用紙Pが変形して、用紙P上の未定着トナー像Sが筐体100に接触してしまう場合であっても、未定着トナー像Sとの接触面積を最小限にとどめる為に設けられている。さらに用紙出口500の搬送方向下流側には、画像定着した用紙の搬送をガイドする排紙ガイド部材22が設けられている。
(2−2)定着ベルトユニット101の構成
当該ユニット101は、ヒータホルダ104、面状ヒータ(加熱手段)101a、加圧ステー104a、エンドレスベルトからなる定着ベルト105、定着ベルト105の幅方向一端側と他端側に位置するフランジ106L・106Rなどによる組立体である。
ヒータホルダ104は横断面が略半円弧状の横長の部材であり、液晶ポリマー等の耐熱樹脂により形成されている。ヒータ101aは通電により急峻に昇温するセラミックヒータ等の低熱容量の横長の板状発熱体である。このヒータ101aはヒータホルダ104の外面にホルダ長手に沿って形成されている溝部には嵌め込まれて保持されている。加圧ステー104aは横断面がU字型で横長の剛性部材であり、鉄等の金属で形成されており、ヒータホルダ104の内側に配設されている。
定着ベルト105は、ヒータホルダ104、ヒータ101a、加圧ステー104aの組立体に対してルーズに外嵌(外挿)されている。フランジ106L・106Rはそれぞれ耐熱樹脂による対称形状の成形品であり、ヒータホルダ104の長手方向一端側と他端側とに対称形状に装着されている。フランジ106L・106Rは定着ベルト105の幅方向一端側と他端側の内面を保持しその回転をガイドするとともに、定着ベルト105の幅方向への移動を規制する役目を果たす。
フランジ106L・106Rは、それぞれ、フランジ部106aと、棚部106bと、被押圧部106cと、を有する。フランジ部106aは定着ベルト105の端面を受け止めて定着ベルト105のスラスト方向への移動を規制する部材であり、定着ベルト105の外形形状より大きい外形形状をしている。棚部106bはフランジ部106aの内面側に円弧状に設けられており、定着ベルト端部の内面を保持して定着ベルト105の円筒形状を保形する。被押圧部106cはフランジ部106aの外面側に設けられており、後述する加圧バネ110Lと110R(図8)による押圧力を受ける。
(2−2−1)定着ベルトの構成
図7の(a)は図6の(a)におけるニップ部101bの部分拡大図である。(b)は定着ベルト105の層構成である。を、(c)は加圧ローラ102の層構成を示す図である。定着ベルト105は、内側から外側に順に、エンドレス(円筒状)の基層105aと、プライマ層105bと、弾性層105cと、離型層105dとを積層した複合層部材である。定着ベルト105は、全体的に可撓性を有する薄肉の低熱容量の部材である。
基層105aはSUS(ステンレス)等の金属製のベース層であり、熱ストレスと機械的ストレスに耐えるために、30μm程度の厚みを有している。プライマ層105bは、基層105aの上に、プライマを5μm程度の厚みで塗布することによって形成されており、弾性層105cを基層105aに接着する役割を果たす。
弾性層105cは耐熱ゴムからなり、トナー画像を圧接する際に変形することによって、離型層105dをトナー画像に密着させる役目を果たす。離型層105dはトナーや紙粉の付着防止性能を確保するために、離型性と耐熱性に優れたPFA樹脂を用いている。厚さは伝熱性を確保する観点から20μm程度である。
(2−3)加圧ローラの構成と加圧方法
図7の(c)は加圧ローラ102の層構成を示す図である。加圧ローラ102は、金属(アルミや鉄)の芯金102aと、シリコンゴム等で形成された弾性層102bと、弾性層102bを被覆する離型層102cと、を有する弾性ローラである。離型層102cはPFA等のフッ素系樹脂で、チューブを被覆させたものである。
図8に示すように、加圧ローラ102は、筺体100の一端側と他端側の側板107L・107Rの間において、芯金102aの一端側と他端側がそれぞれ軸受113を介して回転可能に支持されている。
定着ベルトユニット101は側板107Lと側板107Rとの間において、加圧ローラ102に対してヒータ101aの側を対向させるように、加圧ローラ102に平行に配列されている。フランジ106Lと106Rは、それぞれ側板107Lと107Rに形成されたガイド穴108L・108Rに、加圧ローラ102の方向へスライド移動可能に嵌着されている。そして、フランジ106Lと106Rは、バネ座109Rと109Lに支持された加圧バネ110Lと110Rにより、被押圧部106cにおいて加圧ローラ102に向かう方向に所定の押圧力Tで押圧されている。
上記の押圧力により、フランジ106L・106R、加圧ステー104a、ヒータホルダ104の全体が加圧ローラ102の方向に移動する。そのため、ヒータ101aは定着ベルト105を介して加圧ローラ102に対して弾性層102bの弾性に抗して所定の押圧力Tで押圧され、定着ベルト105と加圧ローラ102との間に用紙搬送方向Xに関して所定幅のニップ部101bが形成される。
加圧ローラ102の芯金102aの他端側には同心一体に駆動ギアGが配設されている。このギアGに制御回路部Aで制御されるモータ(駆動源)Mの駆動力が駆動伝達機構(不図示)を介して伝達されて加圧ローラ102が駆動回転体として回転駆動される。
(2−4)定着処理
定着装置103の定着処理の動作は次のとおりである。制御回路部Aは、所定の制御タイミングでモータMを起動させて加圧ローラ102を図6、図7の(a)において矢印R102の方向に所定速度で回転駆動される。加圧ローラ102が回転駆動されることで、ニップ部101bにおいて定着ベルト105に加圧ローラ102との摩擦力で回転トルクが作用する。
これにより、定着ベルト105は、その内面がニップ部101bにおいてヒータ101aとヒータホルダ104の一部に密着して摺動しながら、ヒータホルダ104と加圧ステー104aの外回りを矢印R105の方向に従動回転する。定着ベルト105の回転周速度は加圧ローラ102の回転周速度とほぼ対応している。
また、制御回路部Aは電源部H(図5)からヒータ101aに対する通電を開始する。電源部Hからヒータ101aへの給電経路は図には省略したけれども、電源部Hとヒータ101aとを電気的に接続させた配線とコネクタを介してなされる。この通電によりヒータ101aは急速に昇温する。加圧ステー104a上には温度センサとしての接触式または非接触式のサーミスタTHが設けられている。サーミスタTHはベルト105の温度に応じた信号を制御回路Aに出力する。
制御回路部AはサーミスタTHで検知されるベルト温度に基づいてヒータ温度が所定の目標設定温度Tpに昇温して温調されるようにヒータ101aに対する供給電力を制御する。本例における目標設定温度Tpは約170℃である。
上記の定着装置状態において、図1と図7の(a)のように、画像形成部4の二次転写ニップ部(第1の位置)21にて未定着トナー像Sが形成された用紙Pが定着装置103側に搬送される。そして、用紙入口400から定着装置103に入り、ニップ部(第2の位置)101bで挟持搬送される。
本例においては、定着装置103は中間転写ベルト14よりも重力方向上方に位置しており、定着ニップ部101bは二次転写ニップ部21よりも重力方向上方に位置している。従って、二次転写ニップ部21を出た用紙Pは上方に搬送されて定着装置103に対して下から上に導入される。
用紙Pはニップ部101bを挟持搬送される過程でヒータ101aの熱が定着ベルト105を介して付与される。未定着トナー画像Sはヒータ101aの熱によって溶融され、ニップ部101bにかかっている圧力によって用紙Pに定着される。
そして、ニップ部101bで挟持搬送された用紙Pは用紙出口500から定着装置103を出て、排紙ガイド部材22を経由して排出ローラ対23により排出トレイ24上に送出される。
(3)ダストの発生
次に、トナーSに含有される離型剤(以下、ワックスと称する)に起因するダストの発生と、ダストの性質について説明する。
(3−1)トナーSに含有されるワックス
定着処理時にトナーSが定着ベルト105に転移してしまうオフセットと呼ばれる現象を生じる恐れがあり、このようなオフセット現象は画像不良など問題を引き起こす要因となる。そこで、本例では、ワックスをトナーSに内包させている。つまり、定着処理時にトナーSからワックスが染み出るようにしている。その結果、加熱により溶融したワックスが定着ベルト105と用紙P上のトナー像の界面に介在することになり、オフセット現象を防止することが可能となる(離型作用)。
なお、ワックスの分子構造を含んだ化合物も、ここではワックスと呼ぶことにする。例えば、トナーの樹脂分子に炭化水素鎖等のワックス分子構造を反応させたものである。また、離型剤として、ワックスの他に、シリコンオイル等の離型作用を有する他の物質を用いることも可能である。
本例ではパラフィンワックスを用いており、ワックスの融点Tmは約75℃前後である。ニップ部101bを目標設定温度Tpである170℃に保った場合、トナーS中のワックスが瞬時に溶融してトナー像と定着ベルト105の界面に染み出るように融点Tmは設定されている。
ワックスが溶融する際、ワックス中の低分子量成分等、ワックスの一部は気化(揮発)する。ワックスは長鎖分子成分から構成されているが、その長さは均一でなく、一定の分布がある。つまりワックスには、鎖が短く沸点の低い低分子成分と、鎖が長く沸点の高い高分子成分があって、ワックスの一部である低分子成分が気化するものと考えられる。
気化したワックス成分は、空気中で冷やされて凝縮し、その直後では粒径が数nm〜数百nm程度の微粒子(ダスト)が存在し得る。但し、多くは、数nm〜数十nmの粒径の微粒子となっているものと推察される。
このダストはワックス成分であるため粘着性を有しており、画像形成装置1の内部の各所に付着して問題を起こす恐れがある。ダストは、定着装置103の熱に起因する上昇気流によって、定着装置103の上方にある排紙ガイド部材22や排出ローラ対23の周辺に運ばれ、それらに固着、堆積して汚れを生じさせる恐れがある。そして、その汚れは用紙Pに移行して画像に影響してしまう恐れがある。
(3−2)定着処理に伴いワックスから発生する粒子(ダスト)について
本発明者等の研究によれば、定着処理時に気化(揮発)し、その後、凝縮したワックス(離型剤)成分からなるダストD(図1)の多くが、定着装置103の用紙入口400の近傍に存在することが分かった。また、ダストは、気温が高い状況では大粒径化して近傍部材に付着しやすくなる現象を生じることが分かった。以下、詳述する。
(3−2−1)ダストの性質
ワックスに起因するダストの性質として、高温下で大粒径化する性質と、大粒径化したダストが周辺の固形物に付着する性質が知られている。図9の(a)と(b)は、それらの性質を説明する図である。
(a)に示すように、加熱源30aの上に沸点150〜200℃の高沸点物質30を置き、200℃前後に加熱すると、高沸点物質30の揮発物31aが発生する。揮発物31aは常温空気に触れると直ちに沸点温度以下になるので、空気中で凝縮し、数nm〜数十nm程度の粒径の微粒子(ダスト)31bに変化する。この現象は、水蒸気が露点温度を下回ると、微小水滴になって霧を発生させる現象と同じものである。
この時、気中におけるガスの凝集/粒子化は、気中温度が高いほど阻害される。これは気中温度が高いほどガスの蒸気圧が上がり、ガス分子は気体状態を維持し易い為である。その結果、気中温度が高くなるにつれてダストの生成個数は少なくなっていく。さらに気中に存在する余剰ガスは生成したダストの周りに集まってダスト上に凝集する。これは、ガス分子が凝集して新たにダストを生成するのに必要なエネルギーに比べて、ガス分子がダストの周囲に凝集するのに必要なエネルギーの方が、より低いためである。
なお上記のような過程で生成したダスト31bは、ブラウン運動により空気中を移動しているので、互いに衝突して合体し、より大きな粒径のダスト31cに成長することが知られている。この成長は、ダストが活発に移動すればするほど、言い換えると気中温度が高温状態(ブラウン運動が強くなる)にあればあるほど、促進される。結果として、定着ベルト105から発生するダストの粒径は定着ベルト105近辺の空間温度が高い程大きくなり、且つダストの個数は減少する。
なお、ダストの大型化は、ダストが一定サイズ以上になると次第に鈍化して止まる。これは、合体によってダストが大型化するとブラウン運動が不活発になり、粒子同士の衝突頻度を減らすためと推定される。
次に、図9の(b)において、微小ダスト31bとより大きなダスト31cを含んだ空気αが、気流32に沿って壁33に向かう場合を考える。この時、微小ダスト31bよりも大きなダスト31cの方が壁33に付着しやすく、拡散され難い。これは、ダスト31cは慣性力が大きく、壁33に勢いよく衝突するためと推定される。従って、雰囲気を高温に保ってダストの大粒径化を促進すればするほど、ダストは定着装置内に付着し易くなり(多くは定着ベルトに付着)、結果として定着装置外に拡散され難くなる。
このように、ダストは高温下で合体が促進されて大粒径化する性質と、大粒径化によって周辺物体に付着し易くなるという二つの性質を持っている。なお、ダストの合体のし易さは、ダストの成分と温度、濃度に依存する。例えば、粘着しやすい成分が高温になって柔らかくなり、また高濃度下でダスト同士の衝突確率が上がると、合体し易くなる。
図10の(a)と(b)は、画像形成開始後の経過時間と、定着装置103の周囲に放散されるダスト(ダスト発生量)の関係を示したものであり、ダスト発生と温度(定着装置103周辺の気温)の関係を間接的に示すものである。
(a)に示すように、画像形成開始後にダストは急上昇し、約100秒後にピークになった後、徐々に低下していく。低下する理由は、画像形成開始後に定着ベルト105の周辺の気温が上昇してダストの大粒径化を促進し、大粒径化したダストを定着ベルト105とその周辺にある筐体100に付着させてしまう為である。
(b)は、定着装置103の用紙入口400の付近に外気を送り込み、周辺の気温を下げた時のダスト発生量を示している。(a)に比べて(b)のダスト発生量は、画像形成開始後200秒程度までは2〜5倍に増えていることがわかる。
なお、画像形成開始後300秒を超えた後は、(a)と(b)との間でダスト発生量に大きな差が生じていない。これは、定着装置103の熱が画像形成装置の周辺ユニットに伝わってその温度を上昇させ、周辺ユニットの間を通る前述の外気が、用紙入口400の付近に到達するまでの間にその温度を低下させてしまう為と推定される。
このようにダストは、画像形成開始後の一定時間に多く発生する為、その間は特に、ダストをなんらかの手段で除去する必要がある。
(3−2−2)ダストの発生箇所
次に、ダストの発生箇所について、図11と図12に基づいて説明する。図11は、トナー像Sを載せた用紙Pがニップ部101bで挟持搬送されている間に、ダストを発生させている様子を示している。用紙P上のトナーSから染み出したワックスは定着ベルト105とトナー像の界面に介在するわけであるが、ワックスの一部は定着ベルト105に移行して、定着ベルト105が回転する間に加熱される。
定着ベルト105の表面(離型層105d)の温度は、ニップ部101bにおける用紙Pとの接触によって100℃程度まで低下してしまうが、定着ベルト105の裏面(基層105a)の温度はヒータ101aとの接触によって高温に保たれている。そのため定着ベルト105がニップ部101bを通過した後、高温に保たれた基層105aの熱が、プライマ層105bと弾性層105cを経由して離型層105dに伝わっていく。
その為定着ベルト105の表面(離型層105d)の温度は、R105方向に回転する過程で、ニップ101bを通過した後に上昇してゆき、ニップ101bの入口側付近で最も高い温度に達する。
図11の(a)に示すように、用紙先端の一部がニップ101bを抜けた段階では、トナー像から定着ベルト105に移行したワックスは領域135aにしか存在しない。この領域の温度は低い為、ワックスは揮発せず、ダストも発生しない。さらに用紙Pが図11の(b)のようにニップ部101bを進行すると、ワックスは定着ベルト105の全周に存在し(領域135b)、高温となるニップ部101bの入口側付近、すなわち図11の(b)の領域135cでワックスが揮発する。揮発したワックスはすぐに凝縮し始める為、ダストDはニップ部101bの入口付近に多く存在するわけである。
さらに、ダストDは、図12に示すように定着ベルト105周辺のエアフローによって搬送される。即ち、定着ベルト105はR105方向に回転している為、その回転につられてエアフローF1が定着ベルト105の表面付近に発生する。またX方向に沿って搬送される用紙Pの移動に伴い、用紙Pの表面付近にエアフローF2が発生する。
エアフローF1とエアフローF2は、ニップ部101bの入口付近で衝突して図12中のWに示す方向に流れるエアフローF3を生じる。そのためニップ部101bの入口側付近において定着ベルト105表面から発生したダストDは、エアフローF1とエアフローF3に搬送されて、W方向に拡散していく。
(4)ダストの除去
以上で述べたダストの性質を踏まえて、図面に基づいて本例におけるダストの除去方法を説明する。図1はダスト除去ユニット50の設置位置を説明する図である。図2はダスト除去ユニット50の斜視図である。図3は定着装置103に進入する用紙Pを説明する図である。
ダスト除去ユニット50は、図1に示すように、画像形成部4の二次転写ニップ部(第1の位置)21と、定着装置103のニップ部(第2の位置)101bとの間に位置している。ダスト除去ユニット50は、エアフロー発生手段であるファン61によって、ダクト52の吸気口52aからダストDを含むエアを吸入し、排気口52bから機外へ排気するように構成されている。
本例におけるダクト52は定着装置103の長手に沿って長い横断面矩形の中空体である。吸気口52aは当該ダクトの長手方向の一側面に長手に沿うスリット状の開口部として形成されている。ダクト端部一方は閉塞されており、他方の端部は排気口52bとして開放されている。この排気口52bにファン61が配設されている。ファン61は制御回路部Aによって制御される。ファン61が駆動されることでダクト内のエアが排気口52bから排気されるによって吸気口52aからダクト内にエアが吸入される。
吸気口52aは、二次転写ニップ部21と定着装置103のニップ部101bとの間の中間よりも、ニップ部101b側に配置されており、さらに、ニップ部101bの近傍に位置している。そして、図12に示すようにニップ部101bの入口付近からエアフローF3によって運ばれてくるダストDを受ける位置に設けられている。即ち、吸気口52aはニップ部101bに近接して且つニップ部101bの長手方向に沿って配置されている。
さらにダクト52内にはダスト除去ヒータ51が設けられ、後述するようにダストDを除去する役目を果たしている。即ち、吸気口52aと排気口52bの間に、ダクト52に吸引されたエアの温度を上昇させる加熱手段としてのヒータ51が配設されている。ヒータ51は吸気口52aに近接して設けられている。
ダストが除去される原理は、図9の(a)、(b)で説明した原理を用いている。すなわち、吸気口52aから吸気されたダストDを含むエアは、ダスト除去ヒータ51によって気中温度が吸気口52aを通過したときよりも上昇させられる。これにより、ダストD同士の合体を促進させ大粒径化させると共にダストDの数を減少させる。さらに大粒径化したダストDはダクト内に付着し易くなるので、機外に排出されるダストは減少する。
例として、図13にダストDを含むエアの温度を上昇させた際のダスト個数濃度の変化を示す。ダスト個数濃度は、常温約25℃から約50℃まで上昇させることで約50%減となる。
また、吸気口52aは、図2、図3に示すように、用紙搬送方向Xと直角方向に一定の長さを有している。これにより、用紙Pのトナー像から定着ベルト105に移行したワックスから発生するダストDを、定着ベルト105の長手方向(幅方向)において確実に捕集できるように構成されている。
図3の用紙P上に斜線で示した領域Eは、用紙P上の画像形成可能領域(用紙Pの実際の画像形成面は図3の用紙Pの反対面側になる)を示している。そして、吸気口52aの長手方向の長さWfは、画像形成可能領域Eの幅(最大画像幅)Wp−maxを上回るように設定されている。
なお、画像形成装置が大小複数の幅サイズの用紙を利用可能な場合は、最も利用頻度が高い幅サイズにおいてWf>Wp−maxとなるようにすれば良い。最小幅サイズの用紙の使用頻度が高い場合は、最小幅サイズ用紙の最大画像幅Wp−maxに基づいてWf>Wp−maxとなるように吸気口52aの長手方向の長さWfを設定することができる。即ち、吸気口52aの長さWfは、装置に使用可能な最小幅サイズの用紙の最大画像幅Wp−maxをカバーする長さである。
また、最大幅サイズ用紙の使用頻度が高い場合は、最大幅サイズ用紙の最大画像幅Wp−maxに基づいてWf>Wp−maxとなるように吸気口52aの長手方向の長さWfを設定することができる。即ち、吸気口52aの長さWfは、装置に使用可能な最大幅サイズの用紙の最大画像幅Wp−maxをカバーする長さである。
さらに、吸気口52aは、図1に示すように、定着ベルト105の近傍に配置されると共に、定着装置103に進入する用紙Pと対向する位置にある。このような配置によって、ダスト除去ユニット50は小型化を可能とする。すなわち、吸気口52aがダスト発生箇所である定着ベルト105の近傍にあると同時に用紙Pに対向する位置に配置される。これによって、ダスト除去ユニット50はニップ部101bから吸気口52aにエアを導く経路を省略することができるので、全体を小型化し易い。
また、吸気口52aは、風量分布が定着ベルト105の長手方向において均一となるような形状となっている。即ち、図2のように、吸気口52aはファン61から遠い側の端部の幅は近い側の端部の幅を所定に狭くし、吸気口52aの長手に沿って遠い側から近い側になるにつれて開口幅を漸減させたクサビ型のスリット開口にしている。これにより吸気口52aで吸気されるエアの吸気口長手方向に沿う風量分布がほぼ均一であるようにしている。風量が均一化される結果、ダスト除去ユニット50は、定着ベルト105から発生するダストを効率良く(最小限の風量で)回収することができる。
ダスト除去ユニット50の作動によって生じるエアフローは、定着装置103から離れた位置から導かれたものであり、その気温は室温に近い。そのため、ダスト除去ユニット50の吸引風量を最小限にすることは、定着ベルト105の近傍の気温の低下を最小限にすることにつながる。その結果として、気温低下によるダスト50の増大(前述の図9の説明を参照)を抑えることと同時に、以下の観点で省エネ上も有利となる。
まずは、定着ベルト105の温度低下を抑えられること、次に、風量が下がれば吸気エアの温度を上昇させるのに必要なダスト除去ヒータ51の電力を小さくできることである。
ダスト除去ヒータ51の電力の例として、画像形成開始直後のように定着装置103の用紙入口400の温度が上昇していない状態での吸気エア温度が25℃だと仮定し、それを50℃まで上昇させるのに必要な電力は以下のようになる。
吸気口52aの長手方向長さ350mm、短手方向の長さの長手方向平均が20mmで、長手方向の平均風速0.1m/s確保する場合、吸気風量は0.042m^3/minとなる。ダスト除去ヒータ51の電力が全て吸気エアの温度上昇に用いられると仮定した場合の必要電力は、約20Wとなる。
それに対し、先行技術での吸気口位置で、ダスト発生領域である用紙入口400全域を0.1m/s以上で吸気しようとすると、必要となる風量は0.5m^3/min以上と試算され、加熱処理に200W以上の電力が必要となる。このことから、本例が省エネであることが分かる。
さらに、図1、図2に示すように、ダスト除去ヒータ51は、ダクト52内の、吸気口52a近傍に設けられており、ダスト除去ユニット50の吸気エアがダスト除去ヒータ51までに至る経路が短い。そのため吸気エアの温度低下が小さい段階で加熱を行うことができ、さらなる省エネに貢献している。
以上で本発明の実施例を説明したが、本発明にかかる構成はこの実施例に限定されない。例えば、定着方式は、熱ローラ方式であっても良いし、電磁誘導加熱を利用する方式でも良い。また吸気口52aは、定着ベルト105の長手方向両端部に二つ以上設置されていても良い。さらに吸気口52aは、用紙搬送路に対して加圧ローラ側に設置されていても良い。定着装置103は縦パス構成に限定されず、横パスや斜めに用紙を搬送するタイプであっても良い。ファン61は、クロスフローファンでも、ブロワファンでも良い。
また、実施例では、画像形成装置1として、ドラム9を複数備えたマルチファンクションプリンタを取り上げた。しかし、ドラム9を一つ備えたモノクロのマルチファンクションプリンタやシングルファンクションプリンタに搭載する画像形成装置にも本発明を適用することができる。したがって、本発明を搭載する画像形成装置は、マルチファンクションプリンタに限定されるものではない。
1・・画像形成装置、4・・画像形成部、103・・定着部、21・・第1の位置(2次転写ニップ部)、101b・・第2の位置(定着ニップ部)、P・・シート、S・・トナー像、50・・ダスト除去ユニット、52・・ダクト、52a・・吸気口、52b・・排気口、51・・加熱手段(ダスト除去ヒータ)、61・・エアフロー発生手段(ファン)

Claims (9)

  1. 離型剤を含有するトナーを用いてシートにトナー像を第1の位置にて形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像を第2の位置にて熱と圧力により定着する定着部と、
    前記第1の位置と前記第2の位置の間に吸気口を有し、機外に排気を行う排気口を有するダクトと、
    前記ダクトにエアフローを発生させるファンと、
    前記吸気口と前記排気口の間に配置され、前記ダクトに吸引されたエアの温度を上昇させるヒータと、を備え
    前記吸気口は前記第2の位置に近接して且つ前記第2の位置の長手方向に沿って配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 第2の位置は第1の回転体と第2の回転体とで形成され、前記シートを挟持搬送して前記トナー像を熱と圧力により定着するニップ部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記吸気口の長さは、装置に使用可能な最小幅サイズのシートの最大画像幅をカバーする長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸気口の長さは、装置に使用可能な最大幅サイズのシートの最大画像幅をカバーする長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ヒータは前記吸気口に近接して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記吸気口で吸気されるエアの吸気口長手方向に沿う風量分布はほぼ均一であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の位置は前記第1の位置よりも重力方向上方に位置していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、感光体と、前記感光体から一次転写されトナー像を前記第1の位置にてシートに二次転写するための中間転写体と、を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着部は前記中間転写体よりも重力方向上方に位置していることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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