JP2019012178A - 定着装置 - Google Patents

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博紀 佐藤
Hiroki Sato
博紀 佐藤
杉山 慎一
Shinichi Sugiyama
慎一 杉山
寧正 貴堂
Yasumasa Kido
寧正 貴堂
有也 大塚
Ariya Otsuka
有也 大塚
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Abstract

【課題】トナーのワックスに起因する所定のダストを通紙中も効率的に除去する。【解決手段】転写装置と定着装置の間にダクト吸気口、ダクト排気口を設け、循環エアフローを形成し、循環エアフローにおいてダストを濾過するフィルタを設けることで、通紙中も効率的にダストを除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート上のトナー像を定着する定着装置に関する。この定着装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に搭載され得る。
電子写真式の画像形成装置は、離型剤(ワックス)を含有するトナーを用いて用紙(シート)にトナー像を形成し、これを定着装置において加熱加圧することにより定着処理を行っている。
その定着処理の際に、トナーに含有されていたワックスが気化し、その直後、凝縮して気中で粒子化することが知られている。本発明者等の知見によれば、定着装置の定着部材付近に、凝縮後の粒子化したワックス(数nm〜数百nm程度の微粒子、以下、ダストとも呼ぶ)の多くが存在、浮遊していることが分かっている。このようなダストに対し何ら対処を行わないと、定着装置外にダストが拡散して画像形成装置の内部機構に付着し、その動作を阻害する恐れがある。そこで、ダストを回収して定着装置外に拡散しないようにすることが求められている。
特許文献1に記載の定着装置では、揮発性有機物が定着器の周りに拡散するのを防止するため、記録材Pの出入りを許容しつつ定着器を取り囲むことにより実質的に閉空間を形成するハウジングと、このハウジング内のエア循環路においてエアを循環させるファンと、エア循環路において揮発性有機物を吸収するフィルタと、を設けている。
特開2007−171921号公報
トナーのワックスに起因するダストは、後述するように、定着部材表面の用紙入口付近、且つ用紙Pの通過領域全体から発生する。しかしながら特許文献1に記載の画像形成装置では通紙中に紙が循環エアを遮ることでダストが定着器外に拡散してしまう。
本発明の目的は、トナーのワックスに起因する所定のダストを通紙中も効率的に除去することである。
本発明の定着装置は、離型剤を含有するトナーを用いてシート(P)にトナー像を転写する転写手段(12)と、
加熱手段を有する第一の回転体(105)と、第二の回転体(102)の間に形成されたニップ部(101b)にて前記トナー像を熱定着する熱定着装置(103)と、
前記ニップ部と前記転写手段の間に吸気口(52a)および排気口(52b)を有するダクト(52)と、
前記ダクトにエアフローを発生させるエアフロー発生手段(61)と、
前記ダクトに吸引されたエアからダストを濾過する濾過手段(51)と、
を備えた画像形成装置において、
前記ダクトは、前記ニップ部と前記転写手段の間であって前記シートの軌跡面に対し前記第一の回転体側に配置され、
前記吸気口は前記ニップ部近傍に配置され、
前記排気口は前記濾過手段で濾過されたエアの少なくとも一部を前記吸気口付近に排気することで循環エアフローを形成する
ことを特徴としている。
本発明によれば、トナーの離型剤に起因する所定のダストを通紙中も効率的に除去することができる。
定着装置周辺の概略断面図である。 循環エアフローの説明断面図である。 ダクトユニットの斜視図である。 画像形成装置の概略断面図である。 定着ユニットの分解斜視図である。 (a)はニップ部の拡大図、(b)は定着ベルトの層構成を示す図、(c)は加圧ローラの層構成を示す図である。 定着ベルトユニットの加圧機構を示す図である。 (a)はダストの合体現象、(b)はダストの付着現象を説明する模式図である。 経過時間とダスト発生量の関係を説明するグラフである 定着ベルト上のワックス付着領域と、ダスト発生領域を示す図である。 定着ベルトの周辺の気流の流れを説明する図である。 制御手段を説明するブロック図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の例について詳細に説明する。なお、特段の断りがない限り、本発明の思想の範囲内において、各種機器の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
<実施例>
(1)画像形成装置の全体構成
ダストを濾過手段で除去する方法を説明する前に、まず、画像形成装置の全体構成について説明する。図4は画像形成装置1の概略断面図、図12は画像形成装置の制御部を説明するブロック図である。この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのマルチファンクションプリンタ(カラー画像形成装置)である。即ち、画像形成装置は、パーソナルコンピュータやイメージリーダ2等の入力装置Bから制御手段である制御回路部(CPU)Aに入力(図12参照)される電気的画像信号に基づいて、シート(記録材)Pに画像形成を行う。シートPは、用紙、OHPシート・コート紙、ラベル紙等である。以下、用紙と記す。
制御回路部Aは入力装置Bやマルチファンクションプリンタの操作部C(不図示)との間で各種の電気的情報の授受を行うと共に、画像形成装置1の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
この画像形成装置1は画像形成部5として第1から第4の4つの画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kを備えている。第1から第4の画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kは装置本体1内のほぼ中央部に、図4において左側から右側にかけてほぼ水平方向に順次に平行に配列されている。
各画像形成ステーションは同様の電子写真プロセス機構を有している。本例の各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kは、画像が形成される像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)6を有する。また、このドラム6に作用するプロセス手段としてのクリーニング部材41、現像ユニット9、帯電ローラ(不図示)を有している。
第1の画像形成ステーション5Yは現像ユニット9のトナー収容室内にイエロー(Y)色の現像剤(以下、トナーと記す)を収容している。第2の画像形成ステーション5Mは現像ユニット9のトナー収容室内にマゼンタ(M)色のトナーを収容している。第3の画像形成ステーション5Cは現像ユニット9のトナー収容室内にシアン(C)色のトナーを収容している。第4の画像形成ステーション5Kは現像ユニット9のトナー収容室内にブラック(K)色のトナーを収容している。
各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kの下側には、それぞれのドラム6に対する画像情報露光手段としてのレーザースキャナユニット8が配置されている。また各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kの上側には、中間転写ベルトユニット10が設けられている。
ユニット10は、中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)10cとそれを駆動する駆動ローラ10a有する。また、ベルト10cの内側には各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kのそれぞれのドラム6に対向する第1から第4の4つの一次転写ローラ11が平行に配設されている。各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kのそれぞれのドラム6は上面部分が各一次転写ローラ11の位置においてベルト10cの下面に接している。その接触部が一次転写部である。
ベルト10cを回転駆動する駆動ローラ10aのベルト屈曲部の外側には二次転写ローラ12が配設されている。ベルト10cと転写手段である二次転写ローラ12との接触部12aは二次転写部を形成する。またベルト10cにテンションを与えるテンションローラ10bのベルト屈曲部の外側には転写ベルトクリーニング装置10dが配設されている。画像形成装置1の下部には、用紙のカセット3が配設されている。
図4においてカセット3からピックアップされた用紙Pを上方へ搬送する上向きの用紙搬送路(縦パス)Qが配設されている。この用紙搬送路Qには下側から上側に順に、給送ローラ4aとリタードローラ4bとのローラ対、レジストローラ対4c、二次転写ローラ12、定着装置103、排出ローラ対14が配設されている。またイメージリーダ2の下方は排出トレイ16となっている。
(1−1)画像形成装置の画像形成シーケンス
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。制御回路部Aはプリント開始信号に基づいて画像形成装置の画像形成動作を開始させる。即ち、画像形成タイミングに合わせて第1から第4の各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kのドラム6が図中時計方向に所定の速度で回転駆動される。ベルト10cはドラムの回転に順方向に、ドラム6の速度に対応した速度で回転駆動される。レーザースキャナユニット8も駆動される。
この駆動に同期して、各画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kにおいて、所定の帯電バイアスが印加された不図示の帯電ローラによりドラム6の表面が所定の極性・電位に均一に帯電される。レーザースキャナユニット8は各ドラム6の表面をY・M・C・Kの各色の画像情報信号に応じて変調されたレーザービームで走査露光する。これにより、各ドラム6の表面に対応色の画像情報信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像ユニット9によりトナー像として現像される。
上記のように形成されたYMCK各色のトナー像は、一次転写部において、ベルト10c上に重ねて一次転写される。このようにして、移動するベルト10c上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。そしてこの未定着トナー像はベルト10cの回転により搬送されて転写部である接触部12aに至る。なお各画像形成ステーション5において、ベルト10cに一次転写した後のドラム6の表面は、クリーニング部材41により残トナーをクリーニングされる。
一方、カセット3内の用紙Pは、所定の制御タイミングで給送ローラ4aとリタードローラ4bによって1枚分給送されてレジストローラ対4cへ搬送される。用紙Pは、レジストローラ対4cによって所定の制御タイミングで二次転写部へ搬送される。二次転写ローラ12は、所定の制御タイミングにて、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の二次転写バイアスが印加される。これにより、用紙Pが二次転写部を挟持搬送されていく過程において、ベルト10c上の4色トナー像が用紙Pの面に一括して二次転写される。
二次転写部を出た用紙Pはベルト10cから分離され、定着装置103へ搬送されてトナー像が用紙P上に熱定着される。定着装置103を出た用紙Pは、排紙ガイド部材15と排出ローラ対14を経て排出トレイ16に排出される。用紙Pに対するトナー像の二次転写後にベルト10cの表面に残留した残トナーは、転写ベルトクリーニング装置10dによりベルト表面から除去される。
なお、本実施例では、画像形成装置1として、ドラム6を複数備えたマルチファンクションプリンタを取り上げたが、ドラム6を一つ備えたモノクロのマルチファンクションプリンタやシングルファンクションプリンタに搭載する画像形成装置にも本発明を適用することができる。したがって、本発明を搭載する画像形成装置は、マルチファンクションプリンタに限定されるものではない。
(2)定着装置103とダスト発生
次に定着装置103と、ダストの発生について説明する。
(2−1)定着装置103
図5の(a)は定着装置103の概略断面図、(b)は定着装置103の分解斜視図である。本実施例における定着装置103は、第1の回転体である定着ベルト105を備えた定着ベルトユニット101と第2の回転体である加圧ローラ102、加熱手段である面状のヒータ101a、筐体100により構成される。筐体100には、図5の(a)に示すように用紙入口400と用紙出口500が形成されている。用紙入口400が用紙出口500よりも重力方向下方に位置するように、定着ベルト105と加圧ローラ102は配置されている。本例の装置は用紙を重力方向下方から上方に向けて搬送するように構成されており、縦パス構成と称される。
また用紙入口400には薄板状の回転円板からなるコロ100aが、定着ベルト105の回転軸方向に向かって複数設けられている。コロ100aは、用紙入口400に侵入する用紙Pが変形して、用紙P上の未定着トナー像が筐体100に接触してしまう場合であっても、未定着トナー像との接触面積を最小限にとどめる為に設けられている。さらに用紙出口500の搬送方向下流側に、定着した用紙の搬送をガイドする排紙ガイド部材15が設けられている。
(2−2)定着ベルトユニット101の構成
図5の(a)と(b)に示すように定着ベルトユニット101は、ヒータホルダ104、加熱手段である面状のヒータ101a、加圧ステー104a、エンドレスベルトからなる定着ベルト105、定着ベルト105の幅方向一端側と他端側に位置するフランジ106L・106Rなどによる組立体である。
ヒータホルダ104は横断面が略半円弧状の横長の部材であり、液晶ポリマー等の耐熱樹脂により形成されている。ヒータホルダ104に保持されるヒータ101aは通電により急峻に昇温するセラミックヒータ等の低熱容量の横長の板状発熱体である。加圧ステー104aは横断面がU字型で横長の剛性部材であり、鉄等の金属で形成されており、ヒータホルダ104の内側に配設されている。定着ベルト105は、ヒータホルダ104、ヒータ101a、加圧ステー104aの組立体に対してルーズに外嵌(外挿)されている。そして加圧ステー104aの長手方向略中央付近には、検知手段であるサーミスタTHが設けられている。サーミスタTHは第一の回転体である定着ベルト105の温度を検出する。
フランジ106L・106Rはそれぞれ耐熱樹脂による対称形状の成形品であり、ヒータホルダ104の長手方向一端側と他端側とに対称形状に装着されている。フランジ106L・106Rは定着ベルト105を保持しその回転をガイドするとともに、定着ベルト105の幅方向への移動を規制する役目を果たす。
フランジ106L・106Rは、図2に示すように、それぞれ、フランジ部106aと棚部106bと被押圧部106cとを有する。フランジ部106aは定着ベルト105の端面を受け止めて定着ベルト105のスラスト方向への移動を規制する部材であり、定着ベルト105の外形形状より大きい外形形状をしている。棚部106bはフランジ部106aの内面側に円弧状に設けられており、定着ベルト端部内面を保持して定着ベルト105の円筒形状を保形する。被押圧部106cはフランジ部106aの外面側に設けられており、後述する加圧バネ108Lと108R(図7参照)による押圧力を受ける。
(2−2−1)定着ベルトの構成
図6の(a)は図5の(a)におけるニップ部101bの部分拡大図である。図6の(b)は定着ベルト105の層構成を、図6の(c)は加圧ローラ102の層構成を示す図である。定着ベルト105は、内側から外側に順に、エンドレス(円筒状)の基層105aと、プライマ層105bと、弾性層105cと、離型層105dとを積層した複合層部材である。定着ベルト105は、全体的に可撓性を有する薄肉の低熱容量の部材である。
基層105aはSUS(ステンレス)等の金属製のベース層であり、熱ストレスと機械的ストレスに耐えるために、30μm程度の厚みを有している。プライマ層105bは、基層105aの上に、プライマを5μm程度の厚みで塗布することによって形成されており、弾性層105cを基層105aに接着する役割を果たす。
弾性層105cは耐熱ゴムからなり、トナー画像を圧接する際に変形することによって、離型層105dをトナー画像に密着させる役目を果たす。離型層105dはトナーや紙粉の付着防止性能を確保するために、離型性と耐熱性に優れたPFA樹脂を用いている。厚さは伝熱性を確保する観点から20μm程度である。
(2−3)加圧ローラの構成と加圧方法
図6の(c)は加圧ローラ102の層構成を示す図である。加圧ローラ102は、金属(アルミや鉄)の芯金102aと、シリコンゴム等で形成された弾性層102b、弾性層102bを被覆する離型層102cを有する弾性ローラである。離型層102cはPFA等のフッ素系樹脂で、チューブを被覆させたものである。
図7に示すように、加圧ローラ102は側板107Lと側板107Rの間において、芯金102aの一端側と他端側がそれぞれ軸受113を介して回転可能に支持されている。定着ベルトユニット101は側板107Lと側板107Rとの間において、加圧ローラ102に対してヒータ101aの側を対向させるように、加圧ローラ102に平行に配列されている。ここで、定着ベルトユニット101のフランジ106Lと106Rは、それぞれ側板107Lと107Rに形成されたガイド穴(不図示)に、加圧ローラ102の方向へスライド移動可能に嵌着されている。そして、フランジ106Lと106Rは、バネ座109Rと109Lに支持された加圧バネ108Lと108Rにより、被押圧部106cにおいて加圧ローラ102に向かう方向に所定の押圧力Tで押圧されている。
その結果、定着ベルト105は、不図示の駆動源によってギアGを介して駆動される加圧ローラ102の回転に従動回転することになる。つまり本例では、加圧ローラ102は、定着ベルト105を回転駆動する駆動ローラとしての機能も担っている。
上記の押圧力により、フランジ106L・106R、加圧ステー104a、ヒータホルダ104の全体が加圧ローラ102の方向に移動する。そのため、ヒータ101aは定着ベルト105を介して加圧ローラ102に対して所定の押圧力Tで押圧され、定着ベルト105と加圧ローラ102との間に用紙搬送方向Xに所定幅のニップ部101b(図6参照)を形成する。
(2−4)定着処理
定着装置103の定着処理の動作は次のとおりである。制御回路部A(図12)は、所定の制御タイミングで加圧ローラ102を、図1の(a)において回転方向R102に所定の速度で回転駆動させる。加圧ローラ102の回転駆動は加圧ローラ102と一体の駆動ギアG(図7)に駆動源(不図示)の駆動力が伝達されることでなされる。
加圧ローラ102が回転駆動されることで、ニップ部101bにおいて定着ベルト105に加圧ローラ102との摩擦力で回転トルクが作用する。これにより、定着ベルト105は、その内面をヒータ101aに密着させて摺動しながら、ヒータホルダ104と加圧ステー104aの外回りを加圧ローラ102の速度とほぼ対応した速度で回転方向R105に従動回転する。
また、制御回路部Aは電源部(不図示)からヒータ101aに対する通電を開始する。この通電によりヒータ101aは急速に昇温する。その昇温は、ヒータ101aの裏面側(ニップ部101bと反対側の面)に設けられた温度検知手段としてのサーミスタTHによって検知される。
制御回路部AはサーミスタTHで検知されるヒータ温度に基づいてヒータ温度が所定の目標設定温度Tpに昇温して温調されるようにヒータ101aに対する供給電力を制御する。本実施例における目標設定温度Tp(図14の(a))は約170℃である。
上記の定着装置状態において、接触部12aから未定着トナー画像Sを担持した用紙Pが定着装置103側に搬送される。そしてニップ部101bで挟持搬送される。
用紙Pはニップ部101bを挟持搬送される過程でヒータ101aの熱が定着ベルト105を介して付与される。未定着トナー画像Sはヒータ101aの熱によって溶融され、ニップ部101bにかかっている圧力によって用紙Pに定着される。ニップ部101bを出た用紙Pは、排紙ガイド部材15を経由して排出ローラ対14により排出トレイ16上に送出される。
(3)ダストの発生
次に、トナーSに含有される離型剤(以下、ワックスと称する)に起因するダストの発生と、ダストの性質について説明する。
(3−1)トナーSに含有されるワックス
定着処理時にトナーSが定着ベルト105に転移してしまうオフセットと呼ばれる現象を生じる恐れがあり、このようなオフセット現象は画像不良など問題を引き起こす要因となる。
そこで、本例では、ワックスをトナーSに内包させている。つまり、定着処理時にトナーSからワックスが染み出るようにしている。その結果、加熱により溶融したワックスが定着ベルト105と用紙P上のトナー像の界面に介在することになり、オフセット現象を防止することが可能となる(離型作用)。
なお、ワックスの分子構造を含んだ化合物も、ここではワックスと呼ぶことにする。例えば、トナーの樹脂分子に炭化水素鎖等のワックス分子構造を反応させたものである。また、離型剤として、ワックスの他に、シリコンオイル等の離型作用を有する他の物質を用いることも可能である。
本例ではパラフィンワックスを用いており、ワックスの融点Tmは約75℃前後である。ニップ部101bを目標設定温度Tpである170℃に保った場合、トナーS中のワックスが瞬時に溶融してトナー像と定着ベルト105の界面に染み出るように融点Tmは設定されている。
ワックスが溶融する際、ワックス中の低分子量成分等、ワックスの一部は気化(揮発)する。ワックスは長鎖分子成分から構成されているが、その長さは均一でなく、一定の分布がある。つまりワックスには、鎖が短く沸点の低い低分子成分と、鎖が長く沸点の高い高分子成分があって、ワックスの一部である低分子成分が気化するものと考えられる。
気化したワックス成分は、空気中で冷やされて凝縮し、その直後では粒径が数nm〜数百nm程度の微粒子(ダスト)が存在し得る。但し、多くは、数nm〜数十nmの粒径の微粒子となっているものと推察される。
このダストはワックス成分であるため粘着性を有しており、画像形成装置1の内部の各所に付着して問題を起こす恐れがある。ダストは、定着装置103の熱に起因する上昇気流によって、定着装置103の上方にある排紙ガイド部材15や排出ローラ対14の周辺に運ばれ、それらに固着、堆積して汚れを生じさせる恐れがある。そしてその汚れは用紙Pに移行して画像に影響してしまう恐れがある。
(3−2)定着処理に伴いワックスから発生する粒子(ダスト)について
本発明者等の研究によれば、定着処理時に気化(揮発)し、その後、凝縮したワックス(離型剤)成分からなるダストの多くが、定着装置の用紙の導入口400(図1)の近傍に存在することが分かった。また、ダストは、気温が高い状況では大粒径化して近傍部材に付着しやすくなる現象を生じることが分かった。以下、詳述する。
(3−2−1)ダストの性質
ワックスに起因するダストの性質として、高温下で大粒径化する性質と、大粒径化したダストが周辺の固形物に付着する性質が知られている。図8の(a)と(b)は、それらの性質を説明する図である。
図8の(a)に示すように、加熱源20aの上に沸点150〜200℃の高沸点物質20を置き、200℃前後に加熱すると、高沸点物質20の揮発物21aが発生する。揮発物21aは常温空気に触れると直ちに沸点温度以下になるので、空気中で凝縮し、数nm〜数十nm程度の粒径の微粒子(ダスト)21bに変化する。この現象は、水蒸気が露点温度を下回ると、微小水滴になって霧を発生させる現象と同じものである。
この時、気中におけるガスの凝集/粒子化は、気中温度が高いほど阻害される。これは気中温度が高いほどガスの蒸気圧が上がり、ガス分子は気体状態を維持し易い為である。その結果、気中温度が高くなるにつれてダストの生成個数は少なくなっていく。さらに気中に存在する余剰ガスは生成したダストの周りに集まってダスト上に凝集する。これは、ガス分子が凝集して新たにダストを生成するのに必要なエネルギーに比べて、ガス分子がダストの周囲に凝集するのに必要なエネルギーの方が、より低いためである。
なお上記のような過程で生成したダスト21bは、ブラウン運動により空気中を移動しているので、互いに衝突して合体し、より大きな粒径のダスト21cに成長することが知られている。この成長は、ダストが活発に移動すればするほど、言い換えると気中温度が高温状態(ブラウン運動が強くなる)にあればあるほど、促進される。結果として、定着ベルト105から発生するダストの粒径は定着ベルト105近辺の空間温度が高い程大きくなり、且つダストの個数は減少する。なおダストの大型化は、ダストが一定サイズ以上になると次第に鈍化して止まる。これは、合体によってダストが大型化するとブラウン運動が不活発になり、粒子同士の衝突頻度を減らすためと推定される。
次に、図8の(b)において、微小ダスト21bとより大きなダスト21cを含んだ空気αが、気流22に沿って壁23に向かう場合を考える。この時、微小ダスト21bよりも大きなダスト21cの方が壁23に付着しやすく、拡散され難い。
これは、ダスト21cは慣性力が大きく、壁23に勢いよく衝突するためと推定される。従って、雰囲気を高温に保ってダストの大粒径化を促進すればするほど、ダストは定着装置内に付着し易くなり(多くは定着ベルトに付着)、結果として定着装置外に拡散され難くなる。
このように、ダストは高温下で合体が促進されて大粒径化する性質と、大粒径化によって周辺物体に付着し易くなるという二つの性質を持っている。なおダストの合体のし易さは、ダストの成分と温度、濃度に依存する。例えば、粘着しやすい成分が高温になって柔らかくなり、また高濃度下でダスト同士の衝突確率が上がると、合体し易くなる。図9の(a)と(b)は、画像形成開始後の経過時間と、定着装置103の周囲に放散されるダスト(ダスト発生量)の関係を示したものであり、ダスト発生と温度(定着装置103周辺の気温)の関係を間接的に示すものである。
図9の(a)に示すように、画像形成開始後にダストは急上昇し、約100秒後にピークになった後、徐々に低下していく。低下する理由は、画像形成開始後に定着ベルト105の周辺の気温が上昇してダストの大粒径化を促進し、大粒径化したダストを定着ベルト105とその周辺にある筐体100に付着させてしまう為である。
図9の(b)は、定着装置103の用紙入口400の付近に外気を送り込み、周辺の気温を下げた時のダスト発生量を示している。図9の(a)に比べて図9の(b)のダスト発生量は、画像形成開始後200秒程度までは2〜5倍に増えていることがわかる。なお画像形成開始後300秒を超えた後は、ダスト発生量に大きな差が生じていない。これは、定着装置103の熱が画像形成装置の周辺ユニットに伝わってその温度を上昇させ、周辺ユニットの間を通る前述の外気が、用紙入口400の付近に到達するまでの間にその温度を低下させてしまう為と推定される。このようにダストは、画像形成開始後の一定時間に多く発生する為、その間は特に、ダストをフィルタ等の手段で除去する必要がある。
(3−2−2)ダストの発生箇所
次に、ダストの発生箇所について、図10と図11に基づいて説明する。図10は、トナー像Sを載せた用紙Pがニップ部101bで挟持搬送されている間に、ダストを発生させている様子を示している。用紙P上のトナーSから染み出したワックスは定着ベルト105とトナー像の界面に介在するわけであるが、ワックスの一部は定着ベルト105に移行して、定着ベルト105が回転する間に加熱される。定着ベルト105の表面(離型層105d)の温度は、ニップ部101bにおける用紙Pとの接触によって100℃程度まで低下してしまうが、定着ベルト105の裏面(基層105a)の温度はヒータ101aとの接触によって高温に保たれている。そのため定着ベルト105がニップ部101bを通過した後、高温に保たれた基層105aの熱が、プライマ層105bと弾性層105cを経由して離型層105dに伝わっていく。その為定着ベルト105の表面(離型層105d)の温度は、R105方向に回転する過程で、ニップ101bを通過した後に上昇してゆき、ニップ101bの入口側付近で最高温度に達する。
図10の(a)に示すように用紙先端の一部がニップ101bを抜けた段階では、トナー像から定着ベルト105に移行したワックスは領域135aにしか存在しない。この領域の温度は低い為、ワックスは揮発せず、ダストも発生しない。
さらに用紙がニップ部101bを進行すると、ワックスは定着ベルト105の全周に存在し(135b)、高温となるニップ101bの入口側付近、すなわち図10の(b)の領域135cでワックスが揮発する。揮発したワックスはすぐに凝縮し始める為、ダストはニップ101bの入口付近に多く存在するわけである。さらにダストは、図11に示すように定着ベルト105周辺のエアフローによって搬送される。定着ベルト105はR105方向に回転している為、その回転につられてエアフローF1が定着ベルト105の表面付近に発生する。またX方向に沿って搬送される用紙Pの移動に伴い、用紙Pの表面付近にエアフローF2が発生する。エアフローF1とエアフローF2は、ニップ部101bの入口付近で衝突して図11中のWに示す方向に流れるエアフローF3を生じる。そのためニップ101bの入口側付近において定着ベルト105表面から発生したダストDは、エアフローF1とエアフローF3に搬送されて、W方向に拡散していく。
(4)ダストの除去
以上で述べたダストの性質を踏まえて、図面に基づいて本発明におけるダストの除去方法を説明する。
図1はフィルタユニット50の設置位置を、図2は循環エアフローを、図3はフィルタユニット50の斜視図を説明する図である。
フィルタユニット50は、図1に示すように、定着装置103のニップ部101bと、転写手段である二次転写ローラ12の間に位置しており、エアフロー発生手段であるファン61によって、ダクト52の吸気口52aからダストDを含むエアを吸入するように構成されている。ファン61は、吸気口52aを介してダクト52内のエアを吸気し、排気口52bから吸気口52a付近に排気を行う。吸気口52aは、上端部がニップ部101bと近傍に位置しており、図1に示すようにニップ部101bの入口付近からエアフローF3によって運ばれてくるダストDを受け止める位置に設けられている。排気口52bは、ニップ部101bの入口付近からのエアフローF3を妨げないよう、吸気口52aより二次転写ローラ12側に設けられている。そして、吸気口52aには静電不織布フィルタからなるフィルタ51が設けられ、ダストを濾過(除去)する役目を果たしている。
静電不織布フィルタは、静電気を保持した繊維を不織布状に形成したもので、低い通気抵抗でありながらダストを高効率で濾過(除去)することができる。本発明の実施例で用いたフィルタは、風速10cm/sでダストを含むエアを通過させた時に、通気抵抗が約20Paで除去率が75%程度のものを使用している。本フィルタに風速10cm/sで1回ダストDを含むエアを通過させるだけでは25%のダストが残ってしまうが、本発明では後述する循環エアフローにより、ダストのほとんどを除去することができる。このように、低い風速でもダストDの除去が可能であるため、定着装置103のニップ部101bと、転写手段である二次転写ローラ12の間には低い風速のエアしか流れず、用紙Pの挙動を妨げにくい。また、一般的に、ダスト除去率が高いフィルタは、通気抵抗が高くなってしまうが、本発明のように循環エアフローを用いることで通気抵抗の低いフィルタを使うことができ、小型なファンを用いられることから、装置の小型化に貢献できる。たとえば、通気抵抗20Pa程度の場合、40mm角の軸流ファンを用いても、0.1m^3/minの流量が確保できる。
次に、図2を用いて循環エアフローについて説明する。吸気口52aから吸気されたダストDを含むエアは、フィルタ51によって一部のダストDが濾過され、排気口52bから吸気口52a付近に排気され、新たにニップ部101bの入口付近から運ばれてきたダストDと混じり、再度吸気口52aから吸気される。このように、1度フィルタ51を通過したエアが何度もフィルタ51を通過することで、ダスト捕集効率がさほど高くないフィルタを用いた場合でも、ほとんどのダストを除去可能となる。さらに、定着ベルト105の近傍のエアを循環させることで、定着ベルト105の近傍の気温低下を最小限にすることにつながり、その結果として気温低下によるダストの増大(前述の図9の説明を参照)を抑えると同時に、定着ベルト105の温度低下を抑えて省エネ上も有利になる。
また、定着装置103の長手方向から見た排気口52bからの排気エアの風向き線Nと、用紙Pの軌跡面とでなす角のうち、用紙Pの軌跡面に対し定着ベルトユニット101側で、用紙Pの軌跡面に対し定着装置103側のなす角θ1は、鈍角となっている。これにより、通紙時に用紙Pに当たった排気口52bから排気されたエアが、二次転写ローラ12側に逃げることなく、吸気口52aに吸気される。
さらに、定着装置103の長手方向から見た排気口52bからの排気エアの風向きNと、定着前ガイド部材17とでなす角のうち、用紙Pの軌跡面に対し定着ベルトユニット101側で、用紙Pの軌跡面に対し定着装置103側のなす角θ2は、鈍角となっている。これにより、用紙Pが通過していないときや、小サイズの用紙を通紙している際の定着装置103の長手方向の非通紙領域でも、通紙時に定着前ガイド部材17に当たった排気口52bから排気されたエアが、二次転写ローラ12側に逃げることなく、吸気口52aに吸気される。ここで、前述した吸気口52aの上端部がニップ部101bと近傍に位置している効果は、ニップ101bの入口側付近において発生したダストDを効率的に吸気できることだけでなく、定着装置103側に運ばれた排気口52bから排気されたエアが用紙入口400から逃げる隙間を小さくでき、捕集されずに画像形成装置1内に拡散するダストを少なくできることにもある。
ここで、図3を用いて吸気口52a、排気口52bについて説明する。排気口52bの形状は、排出されるエアの定着装置103の長手方向の風量分布が略均一となるような形状となっている。また、吸気口52aに通気抵抗体であるフィルタ51を配置することによって、フィルタ51の背面領域全域を一定負圧に保つことができ、フィルタ51に吸引されるエアの風速・風量は、フィルタ51の全面にわたって均一化される。以上、風量が均一化される結果、フィルタユニット50は、定着ベルト105から発生するダストを効率良く(最小限の風量で)回収することができ、通過する用紙の挙動をさらに妨げづらくすることや、定着ベルト105の近傍の気温低下を最小限にすることに貢献している。
そして、排気口52bの定着装置103の長手方向の長さLbは吸気口52aの定着装置103の長手方向の長さLaより短い。これは排気口52bから排気されるエアは定着装置103の長手方向に広がるため、そのエアを吸気口52aの範囲外に逃がさないためである。以上のように、本発明によれば通紙時、非通紙時にかかわらず循環エアフローが形成され、効率よくダストDの除去を行うことができる。
以上で本発明の実施例を説明したが、本発明にかかる構成は実施例に限定されない。例えば濾過手段であるフィルタ51は平面であっても良いし、不織布フィルタ以外のハニカムフィルタ等であっても良い。また濾過手段は帯電装置でダストを帯電させ、静電処理した不織布フィルタで帯電させたダストを補足するタイプであっても良い。定着方式は、熱ローラ方式であっても良いし、電磁誘導加熱を利用する方式でも良い。またフィルタは、定着ベルト105の長手方向両端部に二つ以上設置されていても良い。
さらにフィルタは、用紙搬送路に対して加圧ローラ側に設置されていても良い。定着装置は縦パスに限定されず、横パスや斜めに用紙を搬送するタイプであっても良い。ファン61は、クロスフローファンでも、ブロワファンでも良い。また、ファン61をダクト52の、定着装置103の長手方向のフィルタ51がある領域内に配置しているが、定着装置103近傍のスペースの都合によっては、定着装置103の長手方向のフィルタ51がある領域の外に設けてもよい。
また、本実施例ではフィルタを吸気口52aに設けたが、排気口52b側に設けてもよい。但し、その場合は吸気口52aの形状を吸気されるエアの定着装置103の長手方向の風量分布が実質均一となるようにすることが望ましい。
1・・画像形成装置、5・・画像形成部、6・・ドラム、10c・・転写ベルト、12・・二次転写ローラ、12a・・接触部、14・・排出ローラ対、15・・排紙ガイド部材、17・・定着前ガイド部材、50・・フィルタユニット、51・・フィルタ、52・・ダクト、52a・・吸気口、52b・・排気口、61・・ファン、101・・定着ベルトユニット、101a・・ヒータ、101b・・ニップ部、102・・加圧ローラ、103・・定着装置、105・・定着ベルト、400・・用紙入口、500・・用紙出口、La・・吸気口長さ、Lb・・排気口長さ、N・・排気口エア風向き、P・・用紙、S・・トナー、θ1・・排気エアと用紙とでなす角、θ2・・排気エアと定着前ガイド部材とでなす角

Claims (6)

  1. 離型剤を含有するトナーを用いてシート(P)にトナー像を転写する転写手段(12)と、
    加熱手段を有する第一の回転体(105)と、第二の回転体(102)の間に形成されたニップ部(101b)にて前記トナー像を熱定着する熱定着装置(103)と、
    前記ニップ部と前記転写手段の間に吸気口(52a)および排気口(52b)を有するダクト(52)と、
    前記ダクトにエアフローを発生させるエアフロー発生手段(61)と、
    前記ダクトに吸引されたエアからダストを濾過する濾過手段(51)と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記ダクトは、前記ニップ部と前記転写手段の間であって前記シートの軌跡面に対し前記第一の回転体側に配置され、
    前記吸気口は前記ニップ部近傍に配置され、
    前記排気口は前記濾過手段で濾過されたエアの少なくとも一部を前記吸気口付近に排気することで循環エアフローを形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記吸気口の上端は前記第1の回転体の近傍に配置され、
    前記排気口は前記吸気口に対し転写手段側に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記熱定着装置長手方向から見た、排気口からの風の排気方向と、シート軌跡面とでなす角のうち、
    シート軌跡面に対し第一の回転体側で、シート軌跡面に対し熱定着装置側のなす角(θ1)は、鈍角となる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 熱定着装置長手方向から見た、排気口からの風の排気方向とシート軌跡面からみて第2の回転体側のガイドとでなす角のうち、
    シート軌跡面に対し第一の回転体側で、シート軌跡面に対し熱定着装置側のなす角(θ2)は、鈍角となる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排気口の熱定着装置長手方向の長さ(Lb)は、前記吸気口の熱定着装置長手方向の長さ(La)より短い
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記吸気口から吸引されるエア及び前記排気口から排気されるエアの前記熱定着装置長手方向の風量分布は均一である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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