JP6976102B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
複写機、プリンタなどの画像形成装置は、シートに画像を定着させる加熱タイプの定着装置を有している。このような定着装置から超微粒子(Ultra Fine Particle、以下UFPと略す)が発生し得ることが知られている。UFPは、現像剤に含まれているワックスが揮発することで発生する。特許文献1によれば、UFPの排出量を抑えるために、UFP排出量に応じて、定着温度を低下させ、かつ、記録材の搬送速度を遅くすることが提案されている。
特開2014−92718号公報
一般に、UFPの排出量を計測する計測機は高価である。そのため、計測機を画像形成装置に搭載することは困難である。そこで、画像形成装置はUFP排出量を予測する。しかし、予測排出量が実際の排出量よりも少なければ、多くのUFPが排出されてしまう。予測排出量が実際の排出量よりも多ければ、シートの搬送速度が必要以上に遅くなり、画像形成の生産性が低下する。そこで、本発明は、UFPの排出量の予測精度を向上することを目的とする。
本発明は、たとえば、
シートに形成されたトナー画像に熱と圧力を加えて当該シートに当該トナー画像を定着させる定着手段と、
前記定着手段の端部の温度を検知する温度検知手段と、
前記定着手段の端部を冷却する冷却手段と、
前記温度検知手段により検知された前記定着手段の端部の温度に応じて前記冷却手段による冷却レベルを制御する冷却制御手段と、
前記冷却レベルに基づき前記定着手段の周囲温度を取得する取得手段と、
前記周囲温度に依拠したパラメータに基づき画像形成装置から排出される超微粒子の排出量を予測する予測手段と、
前記排出量に応じて超微粒子の排出量が抑制されるよう前記画像形成装置を制御する排出量制御手段と
を有し、
前記冷却手段は、
前記定着手段の端部に空気を送り込む送風手段と、
前記送風手段の出口に設けられた開閉自在なシャッタと、を有し、
前記取得手段は、一定時間ごとに前記周囲温度を取得するように構成されているとともに、前記シャッタの開口量に基づき求められる収束温度と、前回取得された周囲温度との差分に温度係数を乗算し、さらに前記前回取得された周囲温度を加算することで前記定着手段の周囲温度を求めるように構成されていることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、UFPの排出量の予測精度が向上する。
画像形成装置を示す図 冷却機構を説明する図 制御部を示す図 冷却制御を説明するフローチャート テーブルなどを説明する図 各パラメータの関係を説明する図 排出抑制を説明するフローチャートと実験結果を示す図 搬送間隔のテーブルと実験結果を示す図 制御モードの選択を説明する図とフローチャート 実験結果を示す図 温度制御を説明するフローチャートと実験結果を示す図
以下、本発明の例示的な実施形態が図面を参照しながら説明される。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。
[実施例1]
図1が示すように、画像形成装置100は電子写真方式のプリンタである。プリンタエンジンと呼ばれることもある画像形成部は、フルカラー画像を形成するための四つのステーションを有している。四つのステーションはそれぞれ色の異なるトナーを用いて画像を形成する。図1においてYMCKの文字はトナーの色であるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを意味している。なお、四色に共通する事項が説明されるときには、YMCKの文字は参照符号から省略される。帯電装置7は感光体ドラム5を一様に帯電させる。光学部10は画像信号に応じたレーザ光を出力する。レーザ光が感光体ドラム5の表面を走査することで、静電潜像が形成される。現像装置8は静電潜像にトナーを付着させることで静電潜像を現像してトナー画像を形成する。一次転写装置4は感光体ドラム5の表面に担持されているトナー画像を中間転写体12に転写する。中間転写体12は回転することでトナー画像を二次転写部に搬送する。給紙カセット20はシートSを収容している。給紙ローラ21は給紙カセット20に収容されているシートSを搬送路25に送り出す。レジストローラ3は、シートSを二次転写部に搬送する。二次転写部には二次転写ローラ9が設けられている。二次転写ローラ9は、中間転写体12と協働してシートSを挟持しながら搬送する。これにより、中間転写体12により搬送されてきたトナー画像がシートSに転写される。シートSは定着装置13に搬送される。
定着装置13はシートSを搬送しながら、シートSおよびトナー画像に熱と圧力を加える。これによりトナー画像がシートSに定着する。定着装置13は定着ローラ14と加圧ローラ15とを有している。定着ローラ14は中空であるため、定着フィルムと呼ばれることもある。定着ローラ14の内部には定着ヒータ30とその温度を検知する温度センサ31が設けられている。定着ヒータ30の温度が目標温度になるよう定着ヒータ30は制御される。
図1において定着装置13の左側には、定着ローラ14の両端部を冷却する冷却機構50が設けられている。冷却機構50は、画像形成装置100の外部から空気を取り入れる冷却ファン51と、空気を搬送するダクト52と、シャッタ53とを有している。
図2(A)は冷却機構50の平面図である。図2(B)は定着装置13から冷却機構50を見たときの冷却機構50の側面図である。冷却ファン51はダクト52の入り口に設けられている。矢印は空気の流れを示している。ダクト52の内部にはダクト52の左開口部54aと右開口部54bとへ空気を誘導するガイド部材55が設けられている。
図2(B)が示すように、ダクト52の出口には、左側のシャッタ53aと右側のシャッタ53bとが設けられている。モータ56が回転することで左側のシャッタ53aと右側のシャッタ53bとが移動する。左側のシャッタ53aが左に移動すると、左開口部54aの開口面積が減少する。左側のシャッタ53aが右に移動すると、左開口部54aの開口面積が増大する。右側のシャッタ53bが左に移動すると、開口部54bの開口面積が増大する。右側のシャッタ53bが右に移動すると、右開口部54bの開口面積が減少する。これにより、左開口部54aの開口面積と右開口部54bの開口面積とが調整される。
画像形成装置100は搬送路においてシートSをセンタリングして搬送する。シートSの幅が狭ければ、定着ローラ14の左端部と右端部はシートSに接触しない。つまり、定着ローラ14の中央部だけがシートSに接触する。中央部は熱をシートSに奪われるが、定着ローラ14の左端部と右端部は熱を奪われにくい。そのため、冷却機構50は、定着ローラ14の左端部と右端部を冷却する必要がある。なお、中央部は通紙部と呼ばれ、左端部と右端部は非通紙部と呼ばれてもよい。図2(A)が示すように、定着ローラ14の左端部には温度センサ32が設けられている。温度センサ32は、定着ローラ14の内周面に当接しており、定着ローラ14の左端部の温度を検知する。定着ローラ14の左端部の温度と右端部の温度とは相関しているため、定着ローラ14の左端部と右端部のうち一方に温度センサ32が設けられていれば十分であろう。
<制御部>
図3(A)は画像形成装置100の制御部を示している。エンジンコントローラ101は、CPU104、ROM105、RAM106などを有している。CPU104は、ROM105に記憶されている制御プログラムを実行することで画像形成装置100の各部を制御する。ROM105は不揮発性の記憶装置である。RAM106は変数などを記憶する揮発性の記憶装置である。画像形成部110は、上述された定着装置13などである。モータ駆動部111は、搬送路25に設けられた搬送ローラや加圧ローラ15などを駆動する。モータ駆動部111は、冷却ファン51やモータ56を駆動する。センサ部112は温度センサ31、32を含む。
プリントコントローラ102は、エンジンコントローラ101とホストコンピュータ103とに接続されている。プリントコントローラ102はホストコンピュータ103から投入されたプリントジョブにしたがい画像データをビットマップデータに変換したり、階調補正などの画像処理を実行したりして、画像信号を生成する。プリントコントローラ102はエンジンコントローラ101から送信されるTOP信号に同期して画像信号をエンジンコントローラ101に送信する。
冷却制御部120は冷却機構50の風量や開口量を制御する。温度予測部121は、定着装置13の周囲温度を予測する。UFP予測部122はUFPの排出量を予測する。UFP制御部123はUFPの排出量を制御する。これらはASICなどのハードウエアとして実装されてもよいし、CPU104が制御プログラムを実行することで実装されてもよい。ASICは特定用途集積回路の略称である。
図3(B)は、CPU104が制御プログラムを実行することで実現する機能を示している。k決定部は収束温度Cxなどに基づき温度係数kを決定し、温度予測部121に供給する。収束温度Cxは周囲温度C(t)の収束温度である。Cx決定部132は開口量xに基づき収束温度Cxを決定する。N決定部133はシートSの搬送速度に基づき単位時間あたりの画像形成枚数Nを決定し、UFP予測部122に供給する。Rc決定部134は、温度予測部121により求められた周囲温度C(t)に基づきUFP排出比率Rcを決定し、UFP予測部122に供給する。Rx決定部135は開口量xや風量yに基づきUFP排出比率Rxを決定し、UFP予測部122に供給する。なお、これらの詳細なパラメータの意味は以下で説明される。これらの機能もASICやFPGAなどのハードウエアによって実現されてもよい。FPGAはフィールドプログラマブルゲートアレイの略称である。
<冷却制御部の動作>
図4は冷却制御部120の動作を示している。エンジンコントローラ101は、プリントコントローラ102からプリント指示を受信すると、冷却制御部120を起動する。
・S401で冷却制御部120は温度センサ32から定着ローラ14の端部温度Teを取得する。
・S402で冷却制御部120は端部温度TeがUP閾値Tupを超えているかどうかを判定する。端部温度TeがUP閾値Tupを超えていれば、冷却制御部120はS403に進む。端部温度TeがUP閾値Tupを超えていなければ、冷却制御部120はS404に進む。
・S403で冷却制御部120は冷却レベルを上げる。一例として、冷却レベルは0から3までの値をとる。冷却レベルの初期値は0である。その後、冷却制御部120はS406に進む。
・S404で冷却制御部120は端部温度TeがDOWN閾値Tdownを下回っているかどうかを判定する。端部温度TeがDOWN閾値Tdownを下回っていなければ、冷却制御部120はS407に進む。端部温度TeがDOWN閾値Tdownを下回っていれば、冷却制御部120はS405に進む。
・S405で冷却制御部120は冷却レベルを下げる。その後、冷却制御部120はS406に進む。
・S406で冷却制御部120は冷却レベルに応じて冷却ファン51の風量yとシャッタ53の開口量xを変更する。シャッタ53がホームポジションに位置しているときに、シャッタ53は開口部54を完全に塞いでいる。つまり、ホームポジションにおける開口量xは0である。冷却制御部120はシャッタ53の開口量xが冷却レベルに応じた開口量xとなるように、モータ56を回転させる。開口量xとモータ56の回転量との関係を予めテーブル化されてROM105に格納されている。つまり、冷却制御部120は冷却レベルから開口量xを取得し、開口量xに対応する回転量をROM105から取得する。なお、シャッタ53がホームポジションに位置していることを検知するホームポジションセンサが追加されてもよい。
・S407で冷却制御部120はプリント指示に基づくプリントジョブが終了したかを判定する。プリントジョブが終了していなければ、冷却制御部120はS401に戻る。
図5(A)はシート幅と搬送速度の組み合わせに応じたDOWN閾値TdownとUP閾値Tupを示している。シート幅とはシートSの搬送方向と直交した方向におけるシートSの長さである。シート幅に応じて定着ローラ14の端部の温度上昇率は異なる。また、シートSの搬送速度に応じて温度上昇率は異なる。そのため、シート幅と搬送速度の組み合わせに応じてDOWN閾値TdownとUP閾値Tupとが予めテーブル化されてROM105に格納されている。CPU104または冷却制御部120はプリントジョブを解析してシート幅と搬送速度の組み合わせを取得し、この組み合わせに応じた閾値をテーブルから読み出し、冷却制御部120に設定する。
図5(B)はシート幅と冷却レベルの関係を示している。シート幅に応じて定着ローラ14の端部の温度上昇率は異なるため、シート幅に応じて開口量xや風量yが予め決定されている。シート幅と冷却レベルの関係も予めテーブル化されてROM105に格納されている。冷却制御部120はシート幅と冷却レベルとに応じてROM105のテーブルから開口量xや風量yを取得する。
以上の制御により、定着装置13の中央部における温度は目標温度に維持され、かつ、端部を冷却することが可能となる。
<温度予測部の動作>
温度予測部121は定着装置13の周辺温度C(t)を予測し、UFP予測部122などに提供する。以下では、この予測処理が詳細に説明される。
本実施例では、予め様々な条件下で画像形成装置100を動作させた場合の周辺温度C(t)の上昇カーブおよび下降カーブ、並びに、温度上昇が止まる収束温度Cxが実験により測定される。測定されたカーブと収束温度Cxとから以下の予測式が得られた。tは時刻を示す整数型の変数であり、単位は秒である。これはC(t)が一秒ごとに予測されることを意味している。
C(t)=C(t−1)+k(Cx−C(t−1))・・・(1)
ここで、C(t−1)は前回(1秒前)に予測された周辺温度である。Cxは事前実験によって求められた現在の画像形成装置100の動作状況に対応する収束温度である。kは温度カーブ係数である。
図5(C)は周辺温度の予測で用いられるパラメータの例を示す。温度カーブ係数kには、上昇カーブ係数k1と下降カーブ係数k2とが存在する。収束温度Cxよりも前回の周辺温度C(t−1)が高い場合、k決定部131は上昇カーブ係数k1を選択する。収束温度Cxよりも前回の周辺温度C(t−1)が低い場合、k決定部131は下降カーブ係数k2を選択する。Cx決定部132は開口量xに基づき収束温度Cxを決定する。温度予測部121は、画像形成装置100の電源が投入されると、1秒間隔で(1)式を用いて周辺温度C(t)を演算する。周辺温度の初期値C(t=0)は、予め想定された室温20℃であってもよい。あるいは、画像形成装置100が設置された環境温度がサーミスタにより検知され、検知された環境温度が周辺温度の初期値C(0)に代入されてもよい。
図5(C)が示すように、収束温度Cxは画像形成装置100の動作状態とシャッタ53の開口量xとに依存して変わる。「温度制御なし」は定着装置13の温度制御が停止していることを示している。つまり、「温度制御あり(非通紙中)」は、定着ヒータ30に電力が供給されており、定着装置13の定着温度が目標温度に制御されていることを示している。ただし、この動作状態ではシートSは定着装置13を通過していない。「全速通紙中」とは、シートSの搬送速度が100%に設定されている動作状態である。「半速通紙中」とは、シートSの搬送速度が50%に設定されている動作状態である。図5(C)が示すテーブルはROM105に記憶されていてもよい。Cx決定部132はこのテーブルを参照し、画像形成装置100の動作状態と開口量xとの組み合わせに対応する収束温度Cxを決定してもよい。
図5(D)は開口量xにおける全速通紙中の周辺温度C(t)の予測結果を示す。開口量xに依存して周辺温度C(t)の予測結果は変化する。また、周辺温度C(t)は、開口量xに対応した収束温度Cxに収束することが分かる。
<UFP予測部の動作>
本実施例ではUFP排出量Us(t)は無単位の相対的な値として扱われる。図6(A)は画像形成開始からの経過時間tとUFP排出量Us(t)との関係を示している。画像形成開始時において周辺温度C(t)は環境温度にほぼ一致しているものとする。シートSの搬送速度は全速に設定されている。ここでは、A4用紙(紙幅297mm)のUFP排出量Us(t)と、Letter用紙(紙幅279.4mm)のUFP排出量Us(t)とが示されている。Letter用紙では、画像形成開始から約100秒が経過したときに冷却制御部120がシャッタ53を開いている。シャッタ53が開かれるまで、二種類のシートSのUFP排出量Us(t)は同じである。しかし、シャッタ53が開いた後は、Letter用紙のUFP排出量Us(t)がA4用紙のUFP排出量Us(t)よりも増加する。シャッタ53が開くと、UFP排出量Us(t)の収束が遅くなり、かつ、UFP排出量Us(t)も増加する。
UFP排出量Us(t)がシャッタ53の開口量xの影響を受ける理由として次の2つが考えられる。1つ目は、シャッタ53が閉じている場合と開いている場合とで定着装置13周辺の空気の流れが変わり、定着装置13で生じたUFPが画像形成装置100の内部にとどまる量と外部に排出される量が変わることである。2つ目は、シャッタ53が開いて外気が定着装置13の周辺に送り込まれることで周辺温度C(t)が上がり難くなることである。周辺温度C(t)がUFP排出量Us(t)に影響する理由は、周辺温度C(t)がある程度まで上昇すると、定着装置13の周辺部材にUFPが付着しやすくなり、外部に排出されるUFPの量が減少することである。また、UFP同士が合体して、UFPの粒径が大きくなり、単位体積あたりのUFPの個数が減る。
このように、UFP排出量Us(t)はシャッタ53の開口量xと周辺温度C(t)の影響を大きく受ける。そのため、UFP予測部122は、シャッタ53の開口量xと周辺温度C(t)とを用いてUFP排出量Us(t)を予測する。これにより、UFP排出量Us(t)の予測精度が向上する。
本実施例では事前実験により、シートSの一枚当たりのUFP排出量が求められ、このUFP排出量が基準値に決定された。このときのUFP排出量は1に正規化されてもよい。実験は、シャッタ53が閉じ、かつ、周辺温度C(t)が室温にほぼ一致する状態で開始された。シートSのサイズはA4であった。搬送速度は全速であった。さらに、シャッタ53の開口量xと、測定開始時の周辺温度C(t)との組み合わせを変更しながら、実験が行われた。基準値に対するUFP排出量の比率Rx、Rcが求められた。図6(B)は、シャッタ53の開閉と冷却ファン51の駆動/停止との組み合わせに基づき求められた比率Rxを示している。図6(C)は、周辺温度C(t)に応じて比率Rcを示している。
搬送速度が半速に設定された場合、定着ヒータ30の目標温度が低下し、トナーワックスの揮発物が減少する。よって、半速のときのUFP排出量は、全速のときのUFP排出量よりも少なくなる。そのため、本実施例では制御を簡単にするため、搬送速度が半速の場合のUFP排出量は0と仮定された。本実施例における全速のときの定着ヒータ30の目標温度は180℃であり、半速のときの目標温度は160℃である。
以上の実験で求められたパラメータを用いたUFP排出量Us(t)の予測式を以下のとおりである。
Us(t)=Us(t−1)+N×Rc×Rx・・・(2)
ここで、Us(t−1)は前回(1秒前)に予測されたUFP排出量を示している。Nは直近1秒間で行われた画像形成枚数を示しており、N決定部133により求められる。Rxは図6(B)に示されたテーブルから開口量xと風量yとの組み合わせに基づきRx決定部135により求められるUFP排出比率である。Rcは図6(C)に示されたテーブルから周辺温度C(t)に基づきRc決定部134により求められるUFP排出比率である。UFP予測部122は、画像形成装置100の電源が投入されると、1秒間隔で(2)式にしたがってUFP排出量Us(t)を演算する。
図6(D)はUFP排出量Us(t)の予測結果を示している。搬送速度は全速に設定された、シートSのサイズはA4であった。スループットは60ppmであった。ppmは一分間における画像形成枚数を示している。この例では、画像形成開始から60秒が経過したときに冷却レベルが0から1に変更された。90秒が経過したときに冷却レベルが1から2に変更された。120秒が経過したときに冷却レベルが2から3に変更された。図5(B)に示されたテーブルに従ってシャッタ53の開口量xは、0mm、1mm、2mm、4mmと切り替わった。このように冷却機構50の制御状態を用いてUFP排出量Us(t)が予測されているため、UFP排出量Us(t)の予測精度が向上すると考えられる。
<UFP制御部の動作>
図7(A)はUFP制御部123の動作を示している。エンジンコントローラ101はプリントコントローラ102からプリント指示を受信すると、UFP制御部123を起動する。
・S701でUFP制御部123はUFP予測部122から現在の予測結果であるUFP排出量Us(t)を取得する。
・S702でUFP制御部123は、UFP排出量Us(t)が閾値Uthを超えているかどうかを判定する。UFP排出量Us(t)が閾値Uthを超えていれば、UFP制御部123はS703に進む。一方、UFP排出量Us(t)が閾値Uthを超えていなければ、UFP制御部123はS703をスキップしてS704に進む。
・S703でUFP制御部123はUFP排出量Us(t)が減るように画像形成条件を変更する。たとえば、UFP制御部123は搬送速度を全速から半速に切り替え、定着ヒータ30の目標温度を180℃から160℃に変更する。
・S704でUFP制御部123はプリントジョブが終了したかどうかを判定する。UFP制御部123はプリントジョブが終了するまで、S701ないしS704を繰り返し実行する。
画像形成条件が変更されるとUFP排出量はほぼ0になる。そのため、UFP排出量Us(t)を閾値Uth以下に抑制することが可能となる。なお、閾値Uthは、画像形成装置100のA4用紙1枚当たりのUFP排出量の基準値と、上限とされるUFP排出量の絶対値とから決定される。
図7(B)はUFP排出量の抑制動作の一例を示している。ここでUFP排出量の閾値Uthは120に設定されている。図7(B)によれば、UFP排出量の抑制動作により、画像形成開始から約140秒が経過した時点で搬送速度が全速から半速に切り替えられた。これにより、UFP排出量Us(t)は閾値Uth以下となるように抑制されたことが分かる。
このように、実施例1では、UFP排出量Us(t)が周辺温度C(t)と、冷却機構50の冷却レベルとに基づいて予測されている。冷却機構50がUFP排出量Us(t)に与える影響が加味されてUFP排出量Us(t)が予測されているため、予測精度が向上する。UFP排出量Us(t)が多くなる条件ではUFP抑制動作が実行される。これによりUFPの排出量が抑制される。UFP排出量が少ない条件では通常の画像形成が実行される。そのため、画像形成の生産性が維持される。
[実施例2]
実施例1では定着装置13の端部温度Teに応じて冷却機構50の冷却レベルが制御されている。実施例2では、さらに、UFP排出量Us(t)も考慮された定着装置13の端部の冷却制御が採用される。これは、搬送速度を維持するために有利であろう。実施例2において実施例1と共通または類似する事項の説明は省略される。
実施例2では、隣り合った二枚のシートSの搬送間隔を制御することで端部温度Teの上昇を抑制する制御モードがUFP制御部123に追加される。以下では、実施例1で説明された冷却機構50を用いる制御モードは第一モードと呼ばれ、搬送間隔を制御することで端部温度Teの上昇を抑制する制御モードは第二モードと呼ばれる。
<第二モード>
図8(A)は第二モードにおける冷却レベルごとの搬送間隔の延長時間を示している。冷却レベルと搬送間隔の延長時間との関係はテーブル化されてROM105に格納されている。ここでは、搬送間隔が、先行するシートSの後端の通過時刻から後続のシートSの先端の通過時刻までの時間間隔と定義されている。第二モードは、定着装置13を通過するシートSの搬送間隔を広げることで、定着ヒータ30を動作させる間隔が広げられる。これにより、端部の温度の上昇が抑制される。実施例2における冷却レベルの決定方法は実施例1の決定方法と同じである。図8(A)が示すように、冷却レベルに応じた搬送間隔の延長時間が増加する。
図8(B)は制御モードごとの、UFP排出量Us(t)と総画像形成枚数Nsの推移を示している。搬送速度は全速に設定されている。シートSのサイズA4である。スループットは60ppmである。第二モードの実験結果は実線で示されている。第一モードの実験結果は破線で示されている。UFP排出量の閾値Uthは120に設定されている。冷却レベルは画像形成開始を基準として60秒が経過したときに0から1に変更され、90秒が経過したとき1から2に変更され、120秒が経過したときに2から3に変更されている。
第二モードのUFP排出量Usは第一モードのUFP排出量Usよりも低い値に収束する。第二モードではシャッタ53が常に閉じているため、UFP排出比率Rxが小さくなる。さらに、収束温度C(t)は早く高くなるため、UFP排出比率Rcも小さくなる。(2)式は、RxとRcが小さくなれば、UFP排出量Us(t)が小さくなることを示している。
第一モードでは、画像形成開始から約150秒が経過したときにUFP排出量Us(t)が閾値Uthを超えたため、UFP排出量の抑制により生産性が60ppmから30ppmに低下している。第二モードではUFP排出量Us(t)が閾値Uth未満で収束するため、搬送速度の低下が発生しない。ただし、冷却レベルに応じて搬送間隔が広げられているため、生産性が徐々に低下している(60ppm=>40ppm=>30ppm=>24ppm)。生産性は画像形成されたシートSの枚数Nsで比較されてもよい。180秒が経過した時点で第一モードの枚数Nsは159枚であった。第二モードの枚数Nsは118枚であった。よって、第一モードの生産性は第二モードの生産性より高い。
このように第一モードは生産性を高く保つメリットを有している。第二モードはUFP排出量を低く抑えるメリットを有している。実施例2では、UFP排出量Us(t)に基づき、第一モードまたは第二モードが選択される。
<UFP排出量が考慮された冷却制御>
実施例2においても温度予測部121およびUFP予測部122は実施例1と同じ処理を実行する。UFP制御部123の閾値Uthは120である。図9(A)は制御モードの選択式Tdを説明するための図である。選択式Tdは、現在のUFP排出量Us(t)と周辺温度C(t)に基づき、第一モードと第二モードのどちらかを選択する。選択式Tdは3つの領域にわかれている。第一モード領域aは周辺温度C(t)が高い場合に第一モードを選択する領域である。第一モード領域bは周辺温度C(t)が低い場合に第一モードを選択する領域である。第二モード領域は第二モードを選択する領域である。各領域の境界は、以下のように決められている。
第一モード領域aは、周辺温度C(t)が高いためにUFP排出比率Rcが小さくなる領域である。この領域では、第一モードと第二モードのどちらを用いてもUFP排出量Usが閾値Uthを超えずに収束する。よって、第一モードを選択することで生産性が高く維持される。選択式Tdによれば、Us<40、かつ、Us+45≦Cを満たす領域が第一モード領域aに属する。また、Us≧40、かつ、0.56×Us+62.6≦Cを満たす領域は第一モード領域aに属する。
第一モード領域bは、周辺温度C(t)が低いためにUFP排出比率Rcが大きくなる領域である。つまり、第一モード領域bでは、第一モードと第二モードのどちらを用いてもUFP排出量Usが閾値Uthを超えてしまう。よって、第一モードが選択され、UFP排出量Usが閾値Uth以下となるように搬送速度が低下される。選択式Tdによれば、Us<40、かつ、1.5×Us≧Cを満たす領域は第一モード領域bに属する。また、Us≧40、かつ、0.88×Us+24.8≧Cを満たす領域は第一モード領域bに属している。
Us<40、かつ、Us+45>C>1.5×Usを満たす領域は第二モード領域に属する。また、Us≧40、かつ、0.56×Us+62.6>C>0.88×Us+24.8を満たす領域も第二モード領域に属する。第二モード領域では、第一モードを実施するとUFP排出量Usが閾値Uthを超えうるが、第二モードを実施するとUFP排出量Usが閾値Uthを超えずに収束する。したがって、第二モードを選択することで、UFP排出量Usが閾値Uth以下に抑制される。第一モードから第二モードに遷移した場合、周辺温度C(t)が閾値Cth(例:130℃)以上になるまで第二モードが維持される。これにより、UFP排出量Usの抑制効果が高まるであろう。
なお、画像形成枚数が少ない場合、判定式Tdに従って第二モードが選択された場合、周辺温度C(t)が高くなる前にプリントジョブが完了してしまうだろう。この場合、周辺温度C(t)が高くなることに起因したUFP排出量の抑制効果があまり得られない。それにも関わらず、生産性が大きく低下してしまう可能性がある。そのため、プリントジョブのジョブデータにより指定された画像形成枚数Nが所定値未満(例:120枚)であれば、第一モードが選択されてもよい。これにより、高い生産性が維持されよう。
●フローチャート
図9(B)はUFP排出量が考慮された冷却制御を示している。エンジンコントローラ101は、プリントコントローラ102からプリント指示を受信すると、UFP制御部123を起動する。
・S901でUFP制御部123は制御モードとして第一モードを選択する。
・S902でUFP制御部123は制御モードとして第一モードが選択されているかどうかを判定する。制御モードとして第一モードが選択されていれば、第一モードから第二モードへの切り替えが必要かどうかを判定するために、UFP制御部123はS903に進む。すでに第二モードが選択されていれば、UFP制御部123はS907に進む。
・S903でUFP制御部123は冷却レベルが1以上かどうかを判定する。冷却レベルが1以上でなければ、第二モードへの切り替えは不要であるため、UFP制御部123はS909に進む。一方で、冷却レベルが1以上であれば、UFP制御部123はS904に進む。
・S904でUFP制御部123は、残り枚数が所定枚数(例:120枚)以上かどうかを判定する。残り枚数とは、プリントジョブにより指定された画像形成枚数のうちまだ画像形成が完了していない画像形成枚数である。UFP制御部123は画像形成部110が形成した画像の枚数をカウントし、プリントジョブにより指定された画像形成枚数からカウント値を減算することで、残り枚数を演算する。残り枚数が所定枚数未満であれば、第二モードへの切り替えは不要であるため、UFP制御部123はS909に進む。一方で残り枚数が所定枚数以上であれば、UFP制御部123はS905に進む。
・S905でUFP制御部123は選択式Tdを用いて、UFP予測部122により求められたUFP排出量US(t)と温度予測部121により求められた周辺温度C(t)に基づき、第二モードへの切り替えが必要かどうかを判定する。UFP排出量US(t)と周辺温度C(t)との組み合わせが第一モード領域a、bの内部にあれば、UFP制御部123は第二モードへの切り替えは不要と判定し、S909に進む。一方で、UFP排出量US(t)と周辺温度C(t)との組み合わせが第二モード領域の内部にあれば、UFP制御部123は第二モードへの切り替えが必要と判定し、S906に進む。
・S906でUFP制御部123は第二モードを選択して、S909に進む。つまり、制御モードは第一モードから第二モードに切り替えられる。
・S907でUFP制御部123は現在の周辺温度C(t)が閾値Cthを超えているか、または、UFP排出量Usが閾値Uthを超えているかを判定する。これは論理和の条件となっている。周辺温度C(t)が閾値Cthを超えず、かつ、UFP排出量Usが閾値Uthを超えていなければ、UFP制御部123はS909に進む。一方で、周辺温度C(t)が閾値Cthを超えていれば、UFP制御部123はS908に進む。また、UFP排出量Usが閾値Uthを超えていれば、UFP制御部123はS908に進む。閾値Cthは予め実験により決定される。
・S908でUFP制御部123は制御モードとして第一モードを選択する。つまり、制御モードは第二モードから第一モードに切り替えられる。
・S909でUFP制御部123はプリントジョブが終了したかどうかを判定する。UFP制御部123はプリントジョブが終了するまで、S901ないしS909を繰り返し実行する。
●実験結果
図10は実施例1、2の実験結果を示している。実施例1と実施例2について同じ条件で実験が実行された。UsIは実施例1のUFP排出量を示している。NsIは実施例1の総画像形成枚数を示している。UsIIは実施例2のUFP排出量を示している。NsIIは実施例2の総画像形成枚数を示している。
実施例1では必ず第一モードが選択される。画像形成開始から60秒が経過すると、冷却レベルが1以上になり、シャッタ53が開く。そのため、UFP排出量Usが増加し続けている。約150秒が経過した時点でUFP制御部123が搬送速度を半速に切り替える。
実施例2では冷却レベルが1以上になると第二モードが選択される。そのため、搬送間隔が広がり、生産性が低下している。一方で、UFP排出量UsIIはUFP排出量UsIと比較して低く抑えられている。約150秒が経過した時点で周辺温度C(t)が閾値Cthを超えると、制御モードが第一モードに切り換わり、生産性が元に戻る。この時点でUFP排出量UsIIは収束している。また、UFP排出量UsIIはUFP排出量UsIよりも低く抑えられている。総画像形成枚数Nsが200枚を超える辺り(約250秒が経過した時点)で、実施例2の生産性が実施例1の生産性を上回る。その後は実施例2の生産性が実施例1の生産性よりも高くなる。よって、画像形成枚数が多い場合、実施例2はUFP排出量Usを抑制しつつ高い生産性を達成できる点で有利である。
このように実施例2では、UFP排出量Usが多くなる条件の場合、制御モードが第一モードから第二モードに切り替えられる。これによりUFP排出量USを削減することが可能となる。第一モードと第二モードのどちらを選んでもUFP排出量Usが同程度の条件の場合、第一モードが選択される。これにより、高い生産性が維持される。実施例2では第二モードとして搬送間隔を広げる手法が採用されている。全速と半速の中間の搬送速度(例:3/4速)を持つ画像形成装置100の場合、搬送紙間を広げるとともに搬送速度を3/4速に下げてもよい。
また判断式Tdは周辺温度Cのみ、またはUFP排出量Usのみを用いて判断する簡単な式にしてもよい。例えば周辺温度Cだけを用いる場合、周辺温度Cが85℃以上なら第一モード領域、それ以外の場合は第二モード領域と判断し、UFP排出量Usだけを用いる場合、UFP排出量Usが65以上なら第一モード領域、それ以外の場合は第二モード領域と判断する。
[実施例3]
実施例3では、画像形成開始前に周辺温度C(t)を上げてから画像形成を開始することでUFP排出量が抑制される。実施例3において実施例1、2と共通する事項についての説明は省略される。
<UFP排出量を考慮した定着温度の制御>
図9(A)に示された判定式Tdの第一モード領域aは、UFP排出量Usが閾値Uthよりも低い値で収束する条件を示している。よって、周辺温度C(t)が第一モード領域aに位置している状態で画像形成が開始されれば、搬送速度を低下させることなく、UFP排出量Usが抑制される。また、高い生産性も維持される。
●フローチャート
図11(A)はUFP排出量が考慮された定着装置13の温度制御を示している。エンジンコントローラ101のCPU104は、プリントコントローラ102からプリント指示を受信すると、CPU104は定着装置13の温度制御を開始する。
・S1101でCPU104は温度予測部121により取得された周辺温度C(t)とUFP予測部122により取得されたUFP排出力Us(t)の組み合わせが第一モード領域aに存在するかどうかを、判定式Tdを用いて判定する。第一モード領域aにC(t)とUs(t)の組み合わせが位置していれば、CPU104はS1102ないしS1104をスキップしてS1105に進み、プリントを開始する。第一モード領域aにC(t)とUs(t)の組み合わせが位置していなければ、CPU104はS1102に進む。
・S1102でCPU104はシャッタ53の開口量を0mmに設定してシャッタ53を閉じる。モータ駆動部111は開口量が0mmとなるようにモータ56を駆動する。これにより、周辺温度C(t)が上昇しやすくなる。
・S1103でCPU104は定着装置13の目標温度を180℃に設定し、定着ヒータ30への電力の供給を開始する。
・S1104でCPU104は温度予測部121により取得された周辺温度C(t)とUFP予測部122により取得されたUFP排出力Us(t)の組み合わせが第一モード領域aに存在するかどうかを、判定式Tdを用いて判定する。第一モード領域aにC(t)とUs(t)の組み合わせが位置するようになるまで、CPU104は待機する。第一モード領域aにC(t)とUs(t)の組み合わせが位置するようになると、S1105に進む。
・S1105でCPU104はプリント(画像形成)を開始する。
●実験結果
図11(B)は同じ条件で画像形成を行った場合の、実施例1と実施例3の実験結果を示している。UsIIIは実施例3によるUPF排出量である。NsIIIは実施例3による総画像形成枚数である。実施例1の実験結果は図10を用いてすでに説明したとおりである。実施例3では0秒の時点で判定式Tdの判定結果が第二モード領域に属していた。そのため、CPU104はシャッタ53を閉じて、定着ヒータ30の温度制御を開始している。これにより周辺温度C(t)が上昇し始める。約10秒が経過した時点で、判定式Tdの判定結果が第一モード領域aに遷移する。これにより、画像形成が開始される。判定式Tdの判定結果が第一モード領域aに遷移した状態で画像形成が開始されるため、UFP排出量Usは低い値に収束する。つまり、実施例3では搬送速度の低下によるUFP排出量の抑制は実施されないため、高い生産性が維持される。総画像形成枚数NsIIIが180枚を超える辺り(約190秒が経過した時点)で、実施例3の生産性が実施例1の生産性を上回る。その後は実施例3の生産性が実施例1の生産性よりも高くなる。よって、画像形成枚数が多い場合、実施例3は、UFP排出量Usを抑制しつつ高い生産性を達成する。
また判断式Tdは周辺温度Cのみを用いて判断する簡単な式にしてもよい。例えば、周辺温度Cが85℃以上なら第一モード領域a、それ以外の場合は第二モード領域と判断する。
このように実施例3では、UFP排出量Usが多い状態で画像形成が開始され場合、周辺温度C(t)を予め上げてから画像形成が開始される。これにより、搬送速度の低下が発生しないため、UFP排出量Usを抑制しつつ、高い生産性が達成される。
[まとめ]
定着装置13はシートSに形成されたトナー画像に熱と圧力を加えて当該シートSに当該トナー画像を定着させる定着手段として機能する。温度センサ32は定着ローラ14の端部の温度を検知する温度検知手段として機能する。冷却機構50は定着ローラ14の端部を冷却する冷却手段として機能する。冷却制御部120は温度センサ32より検知された定着ローラ14の端部の温度に応じて冷却機構50による冷却レベルを制御する冷却制御手段として機能する。冷却レベルは冷却機構50の制御状態と置換可能な用語である。温度予測部121は画像形成装置100が設置された環境の環境温度または前回の周囲温度に基づく初期値と画像形成装置100の稼働時間とに基づき定着装置13の周囲温度C(t)を取得する取得手段として機能する。前回の周囲温度とは、画像形成装置100の電源がオフまたは省エネモードに遷移するときに取得された周囲温度である。たとえば、周囲温度が環境温度まで低下する前に、画像形成装置100の電源がオフオンされることが考えられる。この場合、画像形成装置100の電源がオンされたときの周囲温度は環境温度よりも前回予測された周囲温度に近い。この場合前回予測された周囲温度と電源がオンされたときからの経過時間(稼働時間)に基づき周囲温度C(t)が予測されてもよい。UFP予測部122は冷却レベルと周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方に依拠したパラメータに基づき画像形成装置100から排出される超微粒子の排出量Us(t)を予測する予測手段として機能する。なお、温度予測部121は冷却レベルに基づき周囲温度C(t)を予測してもよい。UFP制御部123は排出量Us(t)に応じて超微粒子の排出量が抑制されるよう画像形成装置100を制御する排出量制御手段として機能する。本実施例によれば、少なくとも冷却レベルが考慮されるため、UFPの排出量Us(t)の予測精度が向上する。
冷却ファン51やダクト52などは定着ローラ14の端部に空気を送り込む送風手段として機能する。UFP予測部122は、冷却レベルに依拠したパラメータとして冷却ファン51の風量yを用いて超微粒子の排出量Us(t)を予測してもよい。冷却機構50は、ダクト52の出口に設けられた開閉自在なシャッタ53をさらに有していてもよい。UFP予測部122は、冷却レベルに依拠したパラメータとしてシャッタ53の開口量xを用いて排出量を予測してもよい。
Rx決定部135は、風量yと開口量xに基づき第一排出係数(例:排出率Rx)を決定する第一決定手段の一例である。UFP予測部122は、冷却レベルに依拠したパラメータとして第一排出係数を用いて排出量を予測してもよい。Rc決定部134は、周囲温度C(t)に基づき第二排出係数(例:排出率Rc)を決定する第二決定手段の一例である。UFP予測部122は、周囲温度C(t)に依拠したパラメータとして第二排出係数を用いて排出量を予測してもよい。UFP予測部122は、これらのパラメータに加え、単位時間あたりの画像形成枚数Nに基づき排出量を予測してもよい。(2)式によれば、Rx、RcおよびNがすべて使用されているが、これらのうち一つ以上が使用されてもよい。
温度予測部121は、一定時間ごとに周囲温度C(t)を取得するように構成されていてもよい。温度予測部121は、シャッタ53の開口量xに基づき求められる収束温度Cxと、前回取得された周囲温度C(t−1)との差分に温度係数kを乗算し、さらに周囲温度C(t−1)を加算することで周囲温度C(t)を求めてもよい。
k決定部131は周囲温度C(t−1)が収束温度Cxを超えていれば第一温度係数(例:k1)を選択する選択手段として機能してもよい。また、k決定部131は周囲温度C(t−1)が収束温度Cxを超えていなければ第一温度係数よりも小さな第二温度係数(例:k2)を選択し、温度予測部121に渡す選択手段として機能してもよい。
UFP制御部123は、排出量Usに応じて定着装置13を搬送されるシートSの搬送速度を制御することで、排出量Usを抑制してもよい。なお、搬送速度が低下すると、定着装置13の目標温度も低下する。
実施例2で説明されたように、UFP制御部123は、シートSの搬送速度を制御することで排出量Usを抑制する第一モードと、シートSの搬送間隔を制御することで排出量Usを抑制する第二モードとを有していてもよい。UFP制御部123は、UFP予測部122により予測された超微粒子の排出量Us(t)と周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方に基づき第一モードと第二モードとのいずれかを選択する。第二モードが選択されると、冷却機構50は停止する。これにより、排出量Us(t)が削減される。UFP制御部123は、UFP予測部122により予測された排出量Us(t)と周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方が所定条件を満たし、かつ、冷却レベルが所定レベル以上であるときに、第二モードを選択してもよい。UFP制御部123は、排出量Us(t)と周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方が所定条件を満たし、かつ、冷却レベルが所定レベル以上であり、かつ、残りの画像形成枚数が所定枚数以上であるときに、第二モードを選択してもよい。
実施例3で説明されたように、画像形成装置100にプリントジョブが投入されたときに、UFP予測部122により予測された排出量Us(t)と周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方が所定条件を満たしていないことがある。この場合、UFP制御部123は、排出量Us(t)と周囲温度C(t)とのうち少なくとも一方が所定条件を満たすまで、定着装置13を加熱させてもよい。これによりUFPの排出量が削減される。
100…画像形成装置、13…定着装置、32…温度センサ、50…冷却機構、120…冷却制御部、121…温度予測部、122…UFP予測部、123…UFP制御部

Claims (10)

  1. シートに形成されたトナー画像に熱と圧力を加えて当該シートに当該トナー画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段の端部の温度を検知する温度検知手段と、
    前記定着手段の端部を冷却する冷却手段と、
    前記温度検知手段により検知された前記定着手段の端部の温度に応じて前記冷却手段による冷却レベルを制御する冷却制御手段と、
    前記冷却レベルに基づき前記定着手段の周囲温度を取得する取得手段と、
    前記周囲温度に依拠したパラメータに基づき画像形成装置から排出される超微粒子の排出量を予測する予測手段と、
    前記排出量に応じて超微粒子の排出量が抑制されるよう前記画像形成装置を制御する排出量制御手段と
    を有し、
    前記冷却手段は、
    前記定着手段の端部に空気を送り込む送風手段と、
    前記送風手段の出口に設けられた開閉自在なシャッタと、を有し、
    前記取得手段は、一定時間ごとに前記周囲温度を取得するように構成されているとともに、前記シャッタの開口量に基づき求められる収束温度と、前回取得された周囲温度との差分に温度係数を乗算し、さらに前記前回取得された周囲温度を加算することで前記定着手段の周囲温度を求めるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記周囲温度に基づき第二排出係数を決定する第二決定手段をさらに有し、
    前記予測手段は、前記周囲温度に依拠したパラメータとして前記第二排出係数を用いて前記超微粒子の排出量を予測することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記予測手段は、前記パラメータに加え、単位時間あたりの画像形成枚数に基づき前記画像形成装置からの超微粒子の排出量を予測することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記前回取得された周囲温度が前記収束温度を超えていれば第一温度係数を選択し、前記前回取得された周囲温度が前記収束温度を超えていなければ前記第一温度係数よりも小さな第二温度係数を選択し、前記取得手段に渡す選択手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出量制御手段は、前記排出量に応じて前記定着手段を搬送されるシートの搬送速度を制御することで、前記超微粒子の排出量を抑制することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記排出量制御手段は、前記シートの搬送速度を制御することで前記超微粒子の排出量を抑制する第一モードと、隣り合った二枚のシートの搬送間隔を制御することで前記超微粒子の排出量を抑制する第二モードとを有し、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが第一モード領域に属する場合に前記第一モードを選択し、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが第二モード領域に属する場合に前記第二モード選択することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二モードが選択されると、前記冷却手段は停止することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記排出量制御手段は、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第二モード領域に属し、かつ、前記冷却手段の冷却レベルが所定レベル以上である場合には、前記第二モードを選択し、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第二モード領域に属しているが、前記冷却手段の冷却レベルが前記所定レベル以上でない場合には、前記第一モードを選択することを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  9. 前記排出量制御手段は、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第二モード領域に属し、かつ、前記冷却手段の冷却レベルが所定レベル以上であり、かつ、前記画像形成装置に投入されたプリントジョブにおいて残りの画像形成枚数が所定枚数以上である場合には、前記第二モードを選択し、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第二モード領域に属しているが、前記冷却手段の冷却レベルが所定レベル以上でないか、または、前記画像形成装置に投入されたプリントジョブにおいて残りの画像形成枚数が前記所定枚数以上でない場合には、前記第一モードを選択することを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  10. 前記排出量制御手段は、前記画像形成装置にプリントジョブが投入されたときに、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第一モード領域に属していないときは、前記予測手段により予測された超微粒子の排出量と前記周囲温度とが前記第一モード領域に属するようになるまで、前記定着手段を加熱させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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