JP6327052B2 - 電動船外機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動船外機に関する。
従来から、動力源に電動モーターを用いた電動船外機が知られている。
例えば、図3に示すように、アッパーユニット101と、ミドルユニット102と、ロアーユニット103と、を有して3分割可能に構成された電動船外機100が開示されている(特許文献1参照)。ミドルユニット102は、ミドルケース110の下部に設けられるロアーマウント112と、ミドルケース110の上部に位置するマウントケース111に設けられるアッパーマウント113と、モーターカバー115に覆われる電動モーター114と、船体200に取り付けられるブラケット装置116と、を有している。ブラケット装置116は、各マウント112,113の前端部を回動自在に支持するスイベル部117(ステアリング軸)と、スイベル部117の上端前方に配置されるチルト軸118と、を有している。ロアーユニット103は、舵として機能するロアーケース120と、ドライブシャフト121を介して電動モーター114の出力をプロペラ123に伝達するプロペラシャフト122と、を有している。
ミドルユニット102には、ドライブギヤ131およびドリブンギヤ132から構成される歯車減速装置130が配置されている。ドリブンギヤ132は、ドライブギヤ131の前側に配置されている。ドライブギヤ131には、電動モーター114の出力軸が連結され、ドリブンギヤ132には、ドライブシャフト121の上端部が連結されている。なお、ドライブシャフト121は、下方に延びて下端部をプロペラシャフト122に連結している。
ロアーマウント112は、ドリブンギヤ132の下側に配置され、スイベル部117は、ドリブンギヤ132の前側に配置されている。すなわち、歯車減速装置130、電動モーター114およびドライブシャフト121は、スイベル部117との干渉を避けるために、スイベル部117の後方にオフセットされている。電動船外機100(スイベル部117)は、チルト軸118を支点として上下方向に回動(チルトアップ/チルトダウン)するように構成されている。
特開2005−162055号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、電動モーター114やドライブシャフト121等がスイベル部117を避けるように後方にオフセットされているため、ミドルユニット102の大型化という問題を有していた。また、特許文献1に記載の技術は、モーターカバー115やマウントケース111等の余計な部品を設けていたため、部品点数の増加や重量の増加という問題を有していた。
また、舵としてのロアーケース120がスイベル部117の後方にオフセットされているため、特許文献1に記載の技術は、ロアーケース120に作用する横方向の舵力(舵の揚力)の中心Cとスイベル部117の軸心との間隔D1(オフセット量)を短くすることが困難であった。このため、特許文献1に記載の技術は、舵の操作に大きな力を必要とするという問題を有していた。さらに、特許文献1に記載の技術は、重量物である電動モーター114の軸心とスイベル部117の軸心との間隔D2も大きくなるため、電動船外機100のチルトアップに大きな力を必要とするという問題を有していた。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、小型化、軽量化、操舵荷重の軽減を図ると共にチルト操作を容易化する電動船外機を提供することを目的とする。
本発明の電動船外機は、スイベル部を中心として水平方向に回動可能に設けられるアッパーユニットと、前記アッパーユニットの下側に設けられ、舵として機能するロアーユニットと、を備え、前記アッパーユニットは、マウント部を介して前記スイベル部の後側に支持される電動モーターを有し、前記アッパーユニットまたは前記ロアーユニットは、前記電動モーターの出力軸と、上下方向に延びるドライブシャフトと、を連結させる歯車減速装置を有し、前記ドライブシャフトは、前記電動モーターの出力軸よりも前方で前記歯車減速装置に連結され、前記ロアーユニットに設けられるプロペラに前記電動モーターの出力を伝達し、前記歯車減速装置は、前記スイベル部と前後方向に重なるように前記スイベル部よりも下方に配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、歯車減速装置は、平面視でスイベル部とオーバーラップするようにスイベル部よりも下方に配置されているため、スイベル部に干渉することが無い。したがって、歯車減速装置をスイベル部の後側に配置した場合に比べ、歯車減速装置、電動モーターおよびドライブシャフトは、スイベル部に接近した位置に設けられる。このため、アッパーユニットを小さく形成することができる。また、ロアーユニットもスイベル部に接近した位置に設けられるため、舵としてのロアーユニットに作用する横方向の揚力の中心とスイベル部との間隔(オフセット量)を小さくすることができる。これにより、操舵荷重が軽減され、操船者の操作性を向上させることができる。さらに、重量物である電動モーターをスイベル部に近付けることができるため、例えば、操船者は、電動船外機のチルト操作(チルトアップまたはチルトダウン)を容易に行うことができる。
この場合、前記歯車減速装置は、前記アッパーユニットに設けられ、前記ロアーユニットは、前記アッパーユニットに対して着脱可能に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、作業者は、ロアーユニットをアッパーユニットから分離して、各部品の点検・整備や修理・交換等を効率良く行うことができる。特に、歯車減速装置を取り外す必要の無い整備等(例えば、プロペラ周りの整備等)を容易に行うことができる。
この場合、前記歯車減速装置は、前記アッパーユニットに設けられ、複数の歯車が内設される歯車ケースを含み、前記歯車ケースは、上側のアッパー歯車ケースと、下側のロアー歯車ケースと、を有し、前記アッパー歯車ケースは、前記電動モーターのローターおよびステーターが内設されるモーターハウジングと一体成形されていることが好ましい。
この構成によれば、歯車ケースのアッパー歯車ケースは、モーターハウジングと一体成形されるため、部品点数を削減することができる。また、アッパー歯車ケースとモーターハウジングとは、一体成形されることで互いに補強されるため、耐久性の向上を図ることができる。
この場合、前記マウント部は、前記電動モーターのローターおよびステーターが内設されるモーターハウジングと一体成形されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、従来から剛性を向上させるために電動モーターに覆設されていたモーターカバーを省略することができる。これにより、部品点数を削減することができると共に軽量化を図ることができる。また、マウント部とモーターハウジングとは、一体成形されることで互いに補強されるため、剛性の向上を図ることができる。
本発明によれば、小型化、軽量化、操舵荷重の軽減を図ることができると共にチルト操作を容易化することができる。
本発明の一実施形態に係る電動船外機を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る電動船外機であって、(A)は電動モーターおよびアッパーマウント部を示す一部断面図であり、(B)は電動モーターおよびロアーマウント部等を示す一部断面図である。 従来の電動船外機を示す縦断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態に係る電動船外機3について説明する。図1は電動船外機3を示す縦断面図である。図2(A)は電動モーター15およびアッパーマウント部23を示す一部断面図である。図2(B)は電動モーター15およびロアーマウント部24等を示す一部断面図である。なお、以下の説明では、電動船外機3を取り付けた船体4の前進方向を前方とし、各図に適宜方向を示すこととする。
図1に示すように、船外機システム1は、電源ユニット2と、電動船外機3と、を備えている。電源ユニット2は、電動船外機3とは別体に構成され、船体4内に配置されている。電動船外機3は、船体4のトランサム4aに取り付けられている。
電源ユニット2は、電池パック2aと、電池収納ケース2bと、を有している。電池パック2aは、例えば、リチウムイオン電池のセルの集合体が外装ケース内に収められて構成されている。電池パック2aは、電池収納ケース2bに着脱可能に設けられている。電池収納ケース2bから取り外された電池パック2aは、充電器(図示せず)によって充電することで繰り返し使用される。電池収納ケース2bには、電源ケーブル5の一端部を接続するためのカプラ2cが設けられている。なお、電源ユニット2は、充電機能を備えていてもよい。
電動船外機3は、上側のアッパーユニット3aと、下側のロアーユニット3bと、を有して上下に分割可能に構成されている。
アッパーユニット3aは、アッパーユニットケース10と、モーターユニット11と、ブラケット装置12と、を含んで構成されている。
アッパーユニットケース10は、例えば、合成樹脂によって一体成形され、アッパーユニット3aの主要な外観を構成している。アッパーユニットケース10の内部には、モーターユニット11が配設されている。
モーターユニット11は、電動モーター15と、制御装置16と、歯車減速装置17と、を含んで構成されている。また、モーターユニット11は、電動モーター15を冷却するための冷却水を通すウォータジャケット(図示せず)を備えている。なお、電動モーター15の冷却方式は、水冷式に限らず、空冷式を採用してもよい。
電動モーター15は、モーターハウジング20にローターおよびステーター(いずれも図示せず)を内設して構成されている。モーターハウジング20は、例えば、鉄やアルミニウム等の金属を鋳造加工することで成形されている。モーターハウジング20は、上側のアッパーハウジング21と、下側のロアーハウジング22と、を有して上下に分割可能に構成されている。なお、モーターハウジング20は、上記したアッパーユニットケース10内に固定されている。
アッパーハウジング21は、上面を閉鎖すると共に下面を開放する略円筒状に形成されている。ロアーハウジング22は、アッパーハウジング21の下面を閉鎖するように略円板状に形成されている。アッパーハウジング21とロアーハウジング22との間には、ローターおよびステーターが、ローターから延びる出力軸15aを鉛直下方に向けた姿勢で配設されている。この出力軸15aは、ロアーハウジング22に形成された軸穴22aを貫通して下方に突出している。なお、アッパーハウジング21は、例えば、複数のボルト(図示せず)によってロアーハウジング22に固定される。
図1および図2(A)に示すように、アッパーハウジング21の上面には、マウント部としての左右一対のアッパーマウント部23が一体成形されている。各アッパーマウント部23は、アッパーハウジング21の前側周面から僅かに前方に突出するように配置されている。各アッパーマウント部23は、略直方体状に形成され、前面から後方に延びるボルト穴23aを有している。なお、各ボルト穴23aの周囲には、ゴムブッシュ23bが嵌合している。
図2(B)に示すように、ロアーハウジング22には、マウント部としてのロアーマウント部24が一体成形されている。ロアーマウント部24は、前側フランジ部24aと、左右一対の後側フランジ部24bと、を有している。前側フランジ部24aは、ロアーハウジング22の前側周面と同一平面を成すように左右方向に延びる略板状に形成されている。左右一対の後側フランジ部24bは、それぞれ、前側フランジ部24aから後方に離れた位置で、ロアーハウジング22の周面から左右方向に突設されている。
図1に示すように、制御装置16は、各アッパーマウント部23の後方でアッパーハウジング21の上面に配設されている。制御装置16には、電源ケーブル5の他端部が接続されている。制御装置16は、電源ケーブル5を介して電源ユニット2と接続され、電源ユニット2から電力の供給を受ける。また、制御装置16は、電源・制御ケーブル6を介して電動モーター15と接続され、電動モーター15の駆動を制御する。
歯車減速装置17は、電動モーター15の回転を減速して出力するように構成されている。歯車減速装置17は、歯車ケース30と、ドライブギヤ33と、ドリブンギヤ34と、を含んで構成されている。
歯車ケース30は、例えば、鉄やアルミニウム等の金属を鋳造加工することで成形されている。歯車ケース30は、上側のアッパー歯車ケース31と、下側のロアー歯車ケース32と、を有している。
アッパー歯車ケース31は、モーターハウジング20のロアーハウジング22と一体成形されている。アッパー歯車ケース31は、ロアーハウジング22の下面に配設され、下方を開放する略トレイ状に形成されている。アッパー歯車ケース31は、ロアーハウジング22よりも前方に延設されている。ロアー歯車ケース32は、アッパー歯車ケース31の下面を閉鎖することによって、内部に各ギヤ33,34を配置するためのギヤ室Rを構成している。ロアー歯車ケース32の前側には、上側から下側に向けて先細るように延びる漏斗部32aが形成されている。なお、ロアー歯車ケース32は、例えば、複数のボルト(図示せず)によってアッパー歯車ケース31に固定される。上記したロアーハウジング22の軸穴22aは、アッパー歯車ケース31を貫通してギヤ室Rに連通している。
ドライブギヤ33およびドリブンギヤ34は、歯車ケース30(ギヤ室R)内において、水平方向(上下方向に延びる回転軸周り)に回転するように支持されている。ドライブギヤ33は、電動モーター15の出力軸15aと同一軸心上に配置されている。ドリブンギヤ34は、ドライブギヤ33の前方に配置され、ドライブギヤ33に噛み合っている。
歯車減速装置17は、ドライブギヤ33およびドリブンギヤ34を介して、電動モーター15の出力軸15aと、上下方向に延びるドライブシャフト35と、を連結させている。詳細には、出力軸15aは、軸穴22aを貫通し、その下端部をドライブギヤ33の軸心部にスプライン結合されている。ドライブシャフト35の上端部は、ドリブンギヤ34の軸心部にスプライン結合されている。ドライブシャフト35は、漏斗部32aの下端部に形成された軸穴32bを貫通して下方に延設されている。なお、詳細は後述するが、ドライブシャフト35は、ロアーユニット3bに設けられるプロペラ52に電動モーター15の出力を伝達する。
ブラケット装置12は、スイベル部40と、クランプ部44と、を含んで構成されている。
スイベル部40は、上下方向に延びる略円筒状に形成され、電動モーター15の前側、且つ、歯車減速装置17の上側に配置されている。スイベル部40は、モーターハウジング20に一体成形された各アッパーマウント部23とロアーマウント部24との間に架設されている。スイベル部40には、アッパースイベルブラケット41と、ロアースイベルブラケット42と、が設けられている。
アッパースイベルブラケット41は、各アッパーマウント部23のボルト穴23aにボルト(図示せず)を締め付けることで固定される。図2(B)に示すように、ロアースイベルブラケット42は、スイベル部40から左右両側に向けて延び、ロアーマウント部24を左右両側から挟み込むように形成されている。ロアースイベルブラケット42は、前側フランジ部24aと各後側フランジ部24bとの間に嵌合した左右一対の嵌合部43を介して、ロアーマウント部24に固定される。
以上のように、電動モーター15は、上下一対のマウント部23,24を介してスイベル部40の後側に支持されている。また、電動モーター15が内部に固定されたアッパーユニット3aは、スイベル部40を中心として水平方向に回動可能に設けられている。
図1に示すように、クランプ部44は、スイベル部40の前側に設けられている。クランプ部44は、船体4のトランサム4aの上部を跨ぐように配置され、トランサム4aに固定される。クランプ部44は、左右方向に延びるチルトピン45を介してスイベル部40と連結されている。すなわち、スイベル部40は、チルトピン45を中心として上下方向に回動可能な状態でクランプ部44に支持されている。
スイベル部40の上部には、ハンドルブラケット46を介して前方に延びる操舵ハンドル47が取り付けられている。操舵ハンドル47は、前後方向に長い略円柱状に形成され、スイベル部40を中心として水平方向に回動可能に構成されている。なお、操舵ハンドル47は、ハンドルブラケット46と回動ピン48を介して接続されている。操舵ハンドル47は、回動ピン48を中心として後方に回動され(図1の矢印参照)、折り畳み可能に構成されている。
操舵ハンドル47の先端部には、スロットルグリップ47aが設けられている。スロットルグリップ47aは、ケーブル(図示せず)によって制御装置16と電気的に接続されている。制御装置16は、スロットルグリップ47aの回動量に応じて電動モーター15の回転数を制御する。なお、操舵ハンドル47の上面には、電動モーター15の正・逆転を切り替えるシフトスイッチ(図示せず)が設けられている。
次に、図1を参照して、ロアーユニット3bについて説明する。ロアーユニット3bは、アッパーユニット3aの下側に設けられ、舵として機能するように構成されている。ロアーユニット3bは、ロアーユニットケース50と、プロペラシャフト51と、プロペラ52と、を含んで構成されている。
ロアーユニットケース50は、例えば、合成樹脂によって一体成形され、ロアーユニット3bの主要な外観を構成している。ロアーユニットケース50は、舵として機能するように略板状に形成されている。ロアーユニットケース50の内部には、歯車減速装置17のドリブンギヤ34から下方に延びるドライブシャフト35が軸支されている。
ドライブシャフト35は、ロアーユニットケース50の上端部から下部まで延設されている。ドライブシャフト35の下端部は、ベベルギヤ53を介してプロペラシャフト51に連結されている。プロペラシャフト51は、前後方向に延設され、ロアーユニットケース50の内部に軸支されている。プロペラシャフト51の後端部は、ロアーユニットケース50の下部後面から後方に延出している。プロペラシャフト51の後端部には、プロペラ52が取り付けられている。
ここで、船外機システム1の動作について説明する。なお、電動船外機3は、クランプ部44によって船体4のトランサム4aに取り付けられているものとする。
操船者がスロットルグリップ47aを回動操作すると、制御装置16は、スロットルグリップ47aの回動量に応じて電源ユニット2から電動モーター15に電力を供給する。電動モーター15のローター(出力軸15a)は、供給された電力によって回転する。出力軸15aは、歯車減速装置17(各ギヤ33,34)を介してドライブシャフト35を回転させる。ドライブシャフト35は、ベベルギヤ53およびプロペラシャフト51を介してプロペラ52を回転させる。そして、プロペラ52の回転が水上の船体4を推進させる。
次に、電動船外機3を操舵する場合について説明する。操船者が操舵ハンドル47を水平方向一方に回動させると、スイベル部40に支持された電動モーター15を含むアッパーユニット3aおよびロアーユニット3bは水平方向他方に回動される。これにより、舵としてのロアーユニットケース50とプロペラ52とが、水平方向他方に変位するため、船体4の進行方向を変更(操舵)することができる。
次に、電動船外機3のチルト操作について説明する。操船者は、電動船外機3を使用しない場合等に、電動船外機3をチルトアップする。まず、操船者は、操舵ハンドル47を後方に折り畳む。その後、操船者は、チルトピン45を中心としてアッパーユニット3aおよびロアーユニット3bを上方に回動させ、プロペラ52等を水中から引き揚げる。以上によって、チルトアップ操作が完了する。なお、電動船外機3を使用する場合、上記したチルトアップ操作の逆の操作(チルトダウン操作)を行う。
本実施形態に係る電動船外機3のロアーユニット3bは、アッパーユニット3aに対して着脱可能に設けられている。アッパーユニット3aからロアーユニット3bを分離すると、ドライブシャフト35は、ドリブンギヤ34から抜き出される。ロアーユニット3bをアッパーユニット3aから分離することによって、作業者は、各部品の点検・整備や修理・交換等を効率良く行うことができる。特に、歯車減速装置17を取り外す必要の無い整備等(例えば、プロペラ52やプロペラシャフト51周りの整備等)を容易に行うことができる。
図1に示すように、ドライブシャフト35は、電動モーター15の出力軸15aよりも前方で歯車減速装置17に連結されている。歯車減速装置17は、スイベル部40と前後方向に重なるようにスイベル部40よりも下方に配設されている。以上説明した本実施形態に係る電動船外機3によれば、歯車減速装置17は、平面視でスイベル部40とオーバーラップするようにスイベル部40よりも下方に配置されているため、スイベル部40に干渉することが無い。したがって、歯車減速装置130をスイベル部117の後側に配置した場合(以下、「従来の場合」という。(図3参照))に比べ、歯車減速装置17、電動モーター15およびドライブシャフト35は、スイベル部40に接近した位置に設けられる。このため、アッパーユニット3aを小さく形成することができる。
また、ロアーユニット3bもスイベル部40に接近した位置に設けられるため、舵としてのロアーユニット3b(ロアーユニットケース50)に作用する横方向の揚力の中心Cもスイベル部40に接近した位置となる。したがって、舵の揚力の中心Cとスイベル部40の軸心との間隔D3(オフセット量)を、従来の場合における間隔D1(図3参照)よりも、小さくすることができる。これにより、操舵荷重が軽減され、操船者の操作性を向上させることができる。なお、一般的に、舵の揚力の中心Cは、舵としてのロアーユニットケース50の中心よりも僅かに前側にある。
さらに、重量物である電動モーター15をスイベル部40に近付けることができる。したがって、電動モーター15の軸心とスイベル部40の軸心との間隔D4を、従来の場合における間隔D2(図3参照)よりも、小さくすることができる。これにより、操船者は、電動船外機3のチルト操作(チルトアップまたはチルトダウン)を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る電動船外機3によれば、歯車ケース30のアッパー歯車ケース31は、モーターハウジング20と一体成形されるため、部品点数を削減することができる。また、アッパー歯車ケース31とモーターハウジング20とは、一体成形されることで互いに補強されるため、耐久性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る電動船外機3によれば、上下一対のマウント部23,24がモーターハウジング20と一体成形されている。したがって、従来から剛性を向上させるために電動モーター114に覆設されていたモーターカバー115(図3参照)を省略することができる。これにより、部品点数を削減することができると共に軽量化を図ることができる。また、上下一対のマウント部23,24とモーターハウジング20とは、一体成形されることで互いに補強されるため、剛性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る電動船外機3の歯車減速装置17は、アッパーユニット3aに設けられていたが、本発明はこれに限定されない。歯車減速装置17は、ロアーユニット3b(の上部)に設けられていてもよい。
なお、本実施形態に係る電動船外機3は、上下一対のマウント部23,24をモーターハウジング20と一体成形していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、モーターハウジング20とは別部材で構成された各マウント部23,24を、モーターハウジング20にボルト等で固定してもよい。また、マウント部の配設数は、任意であって、1つ以上設けられていればよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る電動船外機における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施態様に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組み合わせが可能であって、上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
3 電動船外機
3a アッパーユニット
3b ロアーユニット
15 電動モーター
15a 出力軸
17 歯車減速装置
20 モーターハウジング
23 アッパーマウント部(マウント部)
24 ロアーマウント部(マウント部)
30 歯車ケース
31 アッパー歯車ケース
32 ロアー歯車ケース
33 ドライブギヤ(歯車)
34 ドリブンギヤ(歯車)
35 ドライブシャフト
40 スイベル部
52 プロペラ

Claims (2)

  1. スイベル部を中心として水平方向に回動可能に設けられるアッパーユニットと、
    前記アッパーユニットの下側に設けられ、舵として機能するロアーユニットと、を備え、
    前記アッパーユニットは、マウント部を介して前記スイベル部の後側に支持される電動モーターを有し、
    前記アッパーユニットまたは前記ロアーユニットは、前記電動モーターの出力軸と、上下方向に延びるドライブシャフトと、を連結させる歯車減速装置を有し、
    前記ドライブシャフトは、前記電動モーターの出力軸よりも前方で前記歯車減速装置に連結され、前記ロアーユニットに設けられるプロペラに前記電動モーターの出力を伝達し、
    前記歯車減速装置は、前記アッパーユニットに設けられ、前記スイベル部と前後方向に重なるように前記スイベル部よりも下方に配設され、複数の歯車が内設される歯車ケースを含み、
    前記歯車ケースは、上側のアッパー歯車ケースと、下側のロアー歯車ケースと、を有し、
    前記アッパー歯車ケースは、前記電動モーターのローターおよびステーターが内設されるモーターハウジングと一体成形されていることを特徴とする電動船外機。
  2. 前記マウント部は、前記電動モーターのローターおよびステーターが内設されるモーターハウジングと一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電動船外機。
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