JP6340771B2 - 電動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電動二輪車のフレーム構造に関し、特にメインコンポーネントの部材間を高電圧ケーブル(High Voltage Cable)で接続した電動二輪車のフレーム構造に関する。
従来、電動二輪車の車体フレームとして、比較的広い搭載スペースを要するバッテリ等の電気部品を収納するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車体フレームには、左右のフレーム半体を接合して搭載空間が形成されており、車体フレームの側面には搭載空間を外部に開放する開口が形成されている。電気部品は伸縮可能な収納ケースに収納された状態で、車体フレームの開口から搭載空間に搭載される。電気部品の搭載時には、収納ケースを縮めることで、フレーム半体の開口よりも大きな収納ケースを車体フレームの搭載空間に入れることが可能になっている。
特開2006−219081号公報
ところで、電動二輪車の車体フレーム内には、メインコンポーネントとして電動モータ、インバータ、コントローラ等が組み付けられる。これらの部材からは大電流が流れるため、太くて作業性の悪い高電圧ケーブルが接続されている。また、電動二輪車には多数のセンサ、スイッチ類があり、メインハーネスも複雑で配線が困難になっている。さらに、昨今の電動二輪車には軽量化及び小型化が求められており、今後はさらに車体フレーム内の搭載空間が狭くなることが想定される。このため、上記の車体フレームのように、左右のフレーム半体が接合された状態で電気部品の組み付けが行われる構成では、配線作業が困難となっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、車体フレーム内の電気部品の組み付け作業及び配線作業の作業性を向上させることができる電動二輪車のフレーム構造を提供することを目的とする。
本発明の電動二輪車のフレーム構造は、一対のフレーム半体からなる車体フレーム内に、複数の電気部品が組み付けられる電動二輪車のフレーム構造であって、前記複数の電気部品は、電動モータ、インバータ、バッテリボックスであり、前記電動モータ、前記インバータ、前記バッテリボックスが高電圧ケーブルで接続され、前記一対のフレーム半体を接合する前の状態で、一方のフレーム半体は、前記高電圧ケーブルで接続される前記電動モータ、前記インバータ、前記バッテリボックスが当該一方のフレーム半体だけに組み付けられてモジュール化され、前記一方のフレーム半体に組み付けられた前記複数の電気部品のいずれかは、車体の前後方向に延びる中心線に対して他方のフレーム半体側に偏倚して設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、一方のフレーム半体と複数の電気部品がモジュール化されているため、一対のフレーム半体を接合することで車体フレーム内に複数の電気部品を容易に組み付けることができる。一対のフレーム半体を接合する前に、一方のフレーム半体に対する組み付け作業及び配線作業が行われるため、複数の電気部品間の配線作業の作業性を向上させることができる。また、作業箇所を目視しながら作業することができるため、作業の安全性を高めることができる。さらに、車体フレーム内の搭載空間を狭くしても、組み付け作業及び配線作業を行うことができるため、電動二輪車の軽量化及び小型化を図ることができる。また、電動モータ、インバータ、バッテリボックスは大電流が流れるため太くて作業性の悪い高電圧ケーブルで接続されるが、一対のフレーム半体が開いた状態で作業されるため、配線作業の作業性が悪化することがない。
本発明の電動二輪車のフレーム構造において、一対のレール部材からなるシートレール、一対のアーム半体からなるスイングアームが前記車体フレームに組み付けられており、前記一方のフレーム半体は、前記複数の電気部品に加えて、一方のレール部材、一方のアーム半体、リアサスペンションが組み付けられてモジュール化され、他方のフレーム半体は、他方のレール部材、他方のアーム半体が組み付けられてモジュール化される。この構成によれば、モジュール化された一対のフレーム半体を接合することで、電気部品だけでなく、シートレール、スイングアーム、リアサスペンションを容易に車体フレームに組み付けることができる。
本発明の電動二輪車のフレーム構造において、前記他方のフレーム半体側に偏倚した電気部品が前記バッテリボックスであり、前記リアサスペンションが車体の前後方向に延びる中心線に対して前記一方のフレーム半体側に偏倚している。
本発明の電動二輪車のフレーム構造において、前記一対のフレーム半体がヘッドパイプを挟み込んで接合される。この構成によれば、一対のフレーム半体とヘッドパイプとが別体であるため、ヘッドパイプを一対のパイプ半体に分けて一対のフレーム半体とそれぞれ一体成形する必要がない。このため、一対のパイプ半体を接合してヘッドパイプを形成する場合のように、一対のフレーム半体の接合後にヘッドパイプを加工する必要がない。
本発明の電動二輪車のフレーム構造によれば、一対のフレーム半体のうち、一方のフレーム半体に電気部品を組み付けてモジュール化することで、車体フレーム内の電気部品の組み付け作業及び配線作業の作業性を向上させることができる。
電動二輪車の左側面図である。 図1の電動二輪車からシート及びサイドカバーを取り外した図である。 車体フレーム取り外し状態の電動二輪車を後ろ斜め上方からみた図である。 モジュール化したフレーム半体で車体フレームを分解した分解斜視図である。 左側のフレーム半体の側面図である。
以下、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明のフレーム構造をオフロードタイプの電動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、他のタイプの電動二輪車のフレーム構造に適用してもよい。図1は、本実施の形態に係る電動二輪車1の左側面図である。図2は、図1の電動二輪車1からシート8及びサイドカバー7を取り外した図である。図3は、本実施の形態に係る車体フレーム2取り外し状態の電動二輪車1を後ろ斜め上方から見た面図である。なお、以下の図においては、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側をL、車体右側をRでそれぞれ示す。
図1及び図2に示すように、電動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する鋼製又はアルミニウム合金製の車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、前端に位置するヘッドパイプ26から左右に分岐して、車体後方に向かって斜め下方に延在している。車体フレーム2の内側には、電動モータ3やバッテリ4が取り付けられている。バッテリ4は、例えばリチウムイオン電池であり、下半部がバッテリボックス5(図3参照)に収容された状態で車体フレーム2に取り付けられている。バッテリボックス5内には、電動モータ3の駆動を制御するコントローラ6が固定されている。
車体フレーム2には車体フレーム2の上方を覆って美観を高めるサイドカバー7が取り付けられており、サイドカバー7の上方にはシート8が配置されている。車体フレーム2におけるバッテリ4の露出部分は、サイドカバー7及びシート8によって覆われる。シート8は、車体フレーム2の後側から後上方に延在する左右一対のシートレール11によって支持されている。また、車体フレーム2の後側には、左右一対のシートレール11を下方から支える左右一対のサイドフレーム12が取り付けられている。シートレール11には、インバータ13が取り付けられている。
車体フレーム2の前端側には、ステアリングシャフト(不図示)を介してヘッドパイプ26に、左右一対のフロントフォーク14が操舵可能に支持されている。フロントフォーク14には前輪懸架用のフロントサスペンションが組み込まれており、フロントサスペンションによって車体フレーム2と前輪16との間が緩衝されている。フロントフォーク14の上部には、ハンドル15が取り付けられている。フロントフォーク14の下部には、前輪16が回転可能に支持されており、前輪16の上方はフロントフェンダ17によって覆われている。
車体フレーム2の後端側には、ピボットセンタ18にスイングアーム19が上下方向に搖動可能に連結されている。車体フレーム2とスイングアーム19との間には後輪懸架用のリアサスペンション21が取り付けられており、リアサスペンション21によって車体フレーム2と後輪22との間が緩衝されている。スイングアーム19の後部には、後輪22が回転可能に支持されており、後輪22の上方はシートレール11の後部に設けられたリアフェンダ23によって覆われている。後輪22には、チェーン等によって電動モータ3の出力軸からの動力が伝達される。
図3に示すように、リアサスペンション21は、車体の前後方向に延びる中心線Cに対して左側に偏倚して設けられており、バッテリ4は中心線Cに対して右側に偏倚して設けられている。また、電動モータ3はリアサスペンション21及びバッテリ4の下方において中心線C上に設けられている。重量物であるリアサスペンション21及びバッテリ4を車幅方向に振り分けて偏倚させて、重量物である電動モータを車幅方向の中心に配置することで、車体の重量バランスを幅方向で均等に近付けられて操縦安定性が向上されている。
図2に戻り、この電動二輪車1では、バッテリ4からインバータ13を通じて電動モータ3に電力が供給され、コントローラ6によって電動モータ3の駆動が制御される。インバータ13、電動モータ3、コントローラ6等のメインコンポーネントは、大電流が流れるため高電圧ケーブルで接続されている。高電圧ケーブルは太くて曲がり難く、車体フレーム2の外側からメインコンポーネントの組み付け作業や配線作業を行うことが困難である。また、電動二輪車1には各種センサやスイッチが設けられており、コントローラ6に対するセンサやスイッチ等からの配線も複雑になっている。
そこで、本実施の形態では、車体フレーム2を一対のフレーム半体25L、25R(図4参照)からなる左右分割式とした。そして、接合前のフレーム半体25に対して部品の組み付けや配線を実施してモジュール化(部組)し、モジュール化した一対のフレーム半体25L、25Rを接合するようにしている。これにより、車体フレーム2内に対する組み付けや配線の作業性を向上させている。以下、図4及び図5を参照して、車体フレームに対する組み付け作業及び配線作業について説明する。
図4は、本実施の形態に係る車体フレーム2の分解斜視図である。図5は、本実施の形態に係る左側のフレーム半体25Lの側面図である。図4及び図5については、左側のフレーム半体25Lに各種電気部品を組み付ける構成としたが、この構成に限定されない。右側のフレーム半体25Rに各種電気部品を組み付ける構成にしてもよい。また、図5においては、バッテリ4を二点鎖線で示している。
図4に示すように、車体フレーム2は、左右一対のフレーム半体25L、25Rを接合して構成されている。フレーム半体25L、25Rには、単体のヘッドパイプ26を保持するヘッドフレーム部27L、27Rと、ヘッドフレーム部27L、27Rから車両中央に延びるメインフレーム部28L、28Rとを有している。ヘッドフレーム部27L、27Rには、ヘッドパイプ26の外周形状に対応して半円筒状の凹部34が形成されている。この凹部34でヘッドパイプ26が挟まれた状態で、ヘッドフレーム部27L、27Rが複数の締結ボルト31で接合されることでフレーム半体25L、25R及びヘッドパイプ26が一体化される。
メインフレーム部28L、28Rは、車体フレーム2の大部分を占める構造体であり、メインフレーム部28L、28Rが複数の締結ボルト31で接合されて各種部品の搭載空間が形成されている。搭載空間は、前方から下方にかけて閉塞されており、上方から後方にかけて開放されている。左側のメインフレーム部28Lの略前半部には、コントローラ6付きのバッテリボックス5が取り付けられている。バッテリボックス5には、上半部を露出させた状態でバッテリ4(図5参照)が収容されている。左側のメインフレーム部28Lの略後半部には、電動モータ3が取り付けられている。
左側のメインフレーム部28Lの上部にはブラケット32が突設されており、このブラケット32にシートレール11Lが取り付けられている。シートレール11Lは、左側のメインフレーム部28Lに取り付けられたサイドフレーム12Lによって下側から補強されている。左側のシートレール11Lには、インバータ13が取り付けられている。また、スイングアーム19は一対のアーム半体33L、33Rで構成されており、左側のアーム半体33Lが左側のメインフレーム部28Lに搖動可能に連結されている。さらに、左側のメインフレーム部28Lと左側のアーム半体33Lとはリアサスペンション21で連結されている。
そして、左側のメインフレーム部28Lは、コントローラ6、バッテリボックス5、電動モータ3、インバータ13、シートレール11L、サイドフレーム12L、アーム半体33L、リアサスペンション21が取り付けられてモジュール化されている。一方、右側のメインフレーム部28Rは、左側のメインフレーム部28Lに対向するように、シートレール11R、サイドフレーム12R、アーム半体33Rが取り付けられてモジュール化されている。このモジュール化した左右一対のフレーム半体25L、25Rを接合することで、車体フレーム2を容易に組み立てることが可能になっている。
図5に示すように、左側のメインフレーム部28Lの前半部には、上面を開口したバッテリボックス5が後方に傾いた状態で組み付けられている。バッテリボックス5の左内側面にはコントローラ6が取り付けられており、コントローラ6の右側にバッテリ4の収容空間が形成されている。コントローラ6には、電動モータ3の制御に必要な各種センサや各種スイッチ等のハーネスがメインハーネスを介して接続されている。バッテリ4はコントローラ6に隣り合うようにバッテリボックス5に収容されており、バッテリ4からコントローラ6に電力が供給される。
左側のメインフレーム部28Lの後半部には、バッテリボックス5の下方に電動モータ3が組み付けられている。重量物である電動モータ3が前輪16と後輪22の略中央において車体下方に取り付けられるため、車両の低重心化を図り、操縦性及び走行安定性が向上されている。左側のメインフレーム部28Lから後方に延びるシートレール11Lには、インバータ13が組み付けられている。このように、左側のフレーム半体25Lには、コントローラ6(バッテリボックス5)、インバータ13、電動モータ3がまとめて組み付けられている。また、コントローラ6(バッテリボックス5)、インバータ13、電動モータ3は太径の高電圧ケーブルで接続されている。
左側のメインフレーム部28Lのピボットセンタ18(図4参照)には、アーム半体33Lが組み付けられている。アーム半体33Lの略中間部分には、リアサスペンション21の後端部が組み付けられている。リアサスペンション21の前端部は、メインフレーム部28Lにおけるバッテリボックス5の後部近傍に組み付けられている。そして、リアサスペンション21は、バッテリボックス5、電動モータ3、インバータ13で囲まれるスペースに配置され、メインフレーム部28のスペースが有効に活用されている。
この場合、左側のフレーム半体25Lに対する組み付け作業及び配線作業は、右側のフレーム半体25Rに接合される前、すなわち一対のフレーム半体25L、25Rが開かれた状態で実施される。このため、フレーム半体25L(車体フレーム2)の搭載空間が外部に開放された状態で、組み付け作業や配線作業を行うことができるため、作業姿勢や作業箇所へのアクセスが制約されることがない。よって、フレーム半体25Lへの各種部材の組み付け作業や配線作業を、作業負担を低減しつつ容易に行うことができる。特に、作業性の悪い高電圧ケーブルでコントローラ6、電動モータ3、インバータ13を容易に接続することができる。
また、作業箇所を目視しながら組み付け作業や配線作業が実施できるため、作業の安全性を高めることができる。さらに、組み付け作業及び配線作業の作業性が向上した分だけ、車体フレーム2の搭載空間を狭くできるため、電動二輪車1の軽量化及び小型化を図ることが可能である。そして、モジュール化された一対のフレーム半体25L、25Rが複数の締結ボルト31で接合されることで車体フレーム2が形成される(図4参照)。このとき、一対のフレーム半体25L、25Rには単体のヘッドパイプ26(図4参照)が挟み込まれているため、一対のフレーム半体25L、25Rの接合後にヘッドパイプ26を加工する必要がない。
ところで、通常の左右分割式の車体フレームにおいては、一対のフレーム半体を接合した状態で、車体フレームの前端側を加工することでヘッドパイプが形成される。このため、一対のフレーム半体の接合前に、各フレーム半体に各種部材を組み付けてモジュール化された状態ではヘッドパイプの加工作業が困難となっていた。そこで、通常の左右分割式の車体フレームでは、一対のフレーム半体を接合してヘッドパイプの加工作業が実施された後に、組み付け作業や配線作業が行われていた。この場合、フレーム半体の接合後の車体フレームの開放部分を通じて組み付け作業及び配線作業を行う必要があり作業性が悪い。
これに対し、本実施の形態では、単品のヘッドパイプ26を用意することで、一対のフレーム半体25L、25Rの接合後のヘッドパイプ26の加工を無くしている。このため、一対のフレーム半体25L、25Rの接合前に、各フレーム半体25L、25Rに各種部品を組み付けてモジュール化しても、その後の工程に影響がない。よって、各フレーム半体25L、25Rを接合する前に組み付け作業及び配線作業を実施することができ、さらに加工工数を削減してコストを低減できる。
以上のように、本実施の形態によれば、一方のフレーム半体25L、25Rと複数の電気部品がモジュール化されているため、一対のフレーム半体25L、25Rを接合することで車体フレーム2内に複数の電気部品を容易に組み付けることができる。一対のフレーム半体25L、25Rを接合する前に、左側のフレーム半体25Lに対する組み付け作業及び配線作業が行われるため、作業性を向上させることができる。また、作業箇所を目視しながら作業することができるため、作業の安全性を高めることができる。さらに、車体フレーム2内の搭載空間を狭くしても、組み付け作業及び配線作業を行うことができるため、電動二輪車1の軽量化及び小型化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態では、左側のフレーム半体25Lに、電動モータ3、インバータ13、コントローラ6等の電気部品が組み付けられる構成としたが、この構成に限定されない。一対のフレーム半体25L、25Rのうち一方のフレーム半体25に電気部品が集中して取り付けられればよく、右側のフレーム半体25Rに電気部品が組み付けられてもよい。
また、上記した実施の形態では、フレーム半体25Lに電気部品だけでなく、シートレール11L、サイドフレーム12L、アーム半体33L、リアサスペンション21が組み付けられてモジュール化される構成としたが、この構成に限定されない。フレーム半体25Lに電気部品だけが組み付けられてモジュール化されてもよい。
また、上記した実施の形態では、ヘッドパイプ26と一対のフレーム半体25L、25Rが別体に形成されたが、この構成に限定されない。一対のフレーム半体25L、25Rの接合後にヘッドパイプ26の加工が行われない構成であればよく、例えば、ヘッドパイプ26は、一対のフレーム半体25L、25Rのいずれか一方に一体に成形されてもよい。
以上説明したように、本発明は、車体フレーム内の各部材の組み付け作業及び配線作業の作業性を向上させることができるという効果を有し、特に、メインコンポーネントの部材間を高電圧ケーブル(High Voltage Cable)で接続した電動二輪車のフレーム構造に有用である。
1 電動二輪車
2 車体フレーム
3 電動モータ(電気部品)
4 バッテリ
5 バッテリボックス
6 コントローラ(電気部品)
11 シートレール(レール部材)
12 サイドフレーム(レール部材)
13 インバータ(電気部品)
19 スイングアーム
21 リアサスペンション
25 フレーム半体
26 ヘッドパイプ
28 メインフレーム部
33 アーム半体

Claims (4)

  1. 一対のフレーム半体からなる車体フレーム内に、複数の電気部品が組み付けられる電動二輪車のフレーム構造であって、
    前記複数の電気部品は、電動モータ、インバータ、バッテリボックスであり、
    前記電動モータ、前記インバータ、前記バッテリボックスが高電圧ケーブルで接続され、
    前記一対のフレーム半体を接合する前の状態で、
    一方のフレーム半体は、前記高電圧ケーブルで接続される前記電動モータ、前記インバータ、前記バッテリボックスが当該一方のフレーム半体だけに組み付けられてモジュール化され
    前記一方のフレーム半体に組み付けられた前記複数の電気部品のいずれかは、車体の前後方向に延びる中心線に対して他方のフレーム半体側に偏倚したことを特徴とする電動二輪車のフレーム構造。
  2. 一対のレール部材からなるシートレール、一対のアーム半体からなるスイングアームが前記車体フレームに組み付けられており、
    前記一方のフレーム半体は、前記複数の電気部品に加えて、一方のレール部材、一方のアーム半体、リアサスペンションが組み付けられてモジュール化され、
    他方のフレーム半体は、他方のレール部材、他方のアーム半体が組み付けられてモジュール化されたことを特徴とする請求項1に記載の電動二輪車のフレーム構造。
  3. 前記他方のフレーム半体側に偏倚した電気部品が前記バッテリボックスであり、
    前記リアサスペンションが車体の前後方向に延びる中心線に対して前記一方のフレーム半体側に偏倚したことを特徴とする請求項2に記載の電動二輪車のフレーム構造。
  4. 前記一対のフレーム半体がヘッドパイプを挟み込んで接合されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動二輪車のフレーム構造。
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