JP6314334B2 - グリルシャッタ - Google Patents

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本発明は、グリルシャッタに関するものである。
近年、燃費向上等のため、車両に対してグリルシャッタが搭載される場合がある。このようなグリルシャッタは、一般的に、ラジエータグリルの後方であってエンジンルーム内に配置され、必要に応じてエンジンルームへの外気の導入を停止している。通常、グリルシャッタは、フラップ状の部品を有しており、当該部品の姿勢を変更することによって外気の流路の開閉を行っている。
ただし、従来のグリルシャッタは、ラジエータグリルと別体のユニットとしてエンジンルーム内に配置されているため、エンジンルームの内部に大きな設置スペースを確保する必要がある。そこで、特許文献1には、ラジエータグリルと一体化されたグリルシャッタが提案されている。このような特許文献1のグリルシャッタは、アウタグリルの隙間開口に合わせた形状とされたシャッタを備えており、このようなシャッタを車両の前後方向に移動させることにより、アウタグリルの隙間開口を開閉する構造とされている。
特開2013−226924号公報
このような特許文献1のグリルシャッタによれば、ラジエータグリルと一体化されて車両の最も前方に配置されるため、アウタグリルの隙間開口をシャッタで閉塞することによって、ラジエータグリルの後方に外気が流入することを防止することができる。このため、ラジエータグリルの後方に外気が流れ込むことによって生じる乱流の発生を抑え、車両前方における外気の流れを滑らかにし、燃費性能がより向上すると考えられる。
しかしながら、特許文献1のグリルシャッタでは、ラジエータグリルに対してシャッタが車両の前後方向に移動される。このため、アウタグリルの隙間開口を開放した場合であっても、アウタグリルの直ぐ後方にシャッタが位置しており、シャッタによってエンジンルーム内への外気の流入が妨げられる。つまり、特許文献1のグリルシャッタでは、車両の前方から見た場合に、アウタグリルの隙間開口に重なるようにシャッタが配置されており、隙間開口に流れ込んだ外気がシャッタと衝突し、流入抵抗が増大する。このため、エンジンルーム内に配置されたラジエータへの外気供給量が不足し、ラジエータの冷却性能を悪化させる恐れがある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ラジエータグリルを含むフロントグリルと一体化されたグリルシャッタにおいて、開放時における外気の流入抵抗を低下させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車両に設置されるグリルシャッタであって、水平方向に延在する横桟を鉛直方向に複数備えると共に当該横桟の上あるいは下に隙間開口を有するフロントグリルと、上記フロントグリルの背面側に配置されると共に車両の前後方向に貫通する通気開口を有するシャッタと、上記シャッタを、上記通気開口が車両の前後方向から見て上記横桟に重なる閉塞位置と、上記通気開口が前後方向から見て上記隙間開口に重なる給気位置とに変位可能な駆動機構とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記駆動機構が、アクチュエータと、当該アクチュエータで生成された動力を上記シャッタに伝達して昇降するリンク部とを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記通気開口の鉛直方向の幅が上記横桟の鉛直方向の幅よりも小さく、上記シャッタが上記閉塞位置にて上記横桟に当接されるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記横桟の鉛直方向の幅が上記隙間開口の高さ以上であるという構成を採用する。
本発明によれば、シャッタが車両の前後方向に貫通する通気開口を有している。また、このシャッタが、通気開口が車両の前後方向から見てフロントグリルの横桟に重なる位置である閉塞位置と、通気開口が車両の前後方向から見てフロントグリルの隙間開口に重なる位置である給気位置とに変位される。ここで、シャッタが給気位置である場合には、シャッタの通気開口が隙間開口に重なる位置とされていることから、隙間開口に流れ込んだ外気がシャッタに遮られることなくエンジンルーム内に流入できる。したがって、本発明によれば、フロントグリルと一体化されたグリルシャッタにおいて、開放時における外気の流入抵抗を低下させることが可能となる。
本発明の一実施形態におけるグリルシャッタが設置される車両の正面図である。 本発明の一実施形態におけるグリルシャッタを模式的に示した正面図である。 図2のA−A線断面図であり、シャッタが閉鎖された状態を示す断面図である。 図2のA−A線断面図であり、シャッタが開放された状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るグリルシャッタの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のグリルシャッタ1が設置される車両100の正面図である。この図に示すように、車両100の前面には、エンジンルーム内に外気を取り込むためのグリル開口101が設けられている。本実施形態のグリルシャッタ1は、このようなグリル開口101に設けられている。
図2は、本実施形態のグリルシャッタ1を模式的に示した正面図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。なお、図2においては、シャッタ3を仮想線にて図示している。これらの図に示すように、本実施形態のグリルシャッタ1は、ラジエータグリル2(フロントグリル)と、シャッタ3と、駆動機構4とを備えている。
ラジエータグリル2は、車両の最も前方側配置される部位であり、エンジンルールへの異物の進入を防止すると共に、車両の外観デザインを形成している。このラジエータグリル2は、図2に示すように、フレーム2aと、横桟2bと、リブ2cとを備えている。フレーム2aは、グリル開口101の縁に沿った形状とされる外縁部2a1と、外縁部2a1で囲われた領域の中央に配置されると共に鉛直方向に延在する鉛直部2a2とが一体的に設けられた部位である。このようなフレーム2aによれば、鉛直部2a2によって外縁部2a1によって囲われた領域が車両の左右方向に分割されており、これによって2つの開口(左開口2dと右開口2e)が形成されている。
横桟2bは、一端がフレーム2aの外縁部2a1に接続され、他端が鉛直部2a2に接続されることにより水平方向に延在して設けられる部位である。この横桟2bは、フレーム2aによって形成された左開口2dと右開口2eとの各々に3本ずつ鉛直方向に配列されて設けられている。各々の開口(左開口2dと右開口2e)において、横桟2b同士の間あるいは横桟2bとフレーム2aの外縁部2a1との間には、車両外部からエンジンルーム内部への連通する隙間開口2fが形成されている。なお、本実施形態においては、全ての隙間開口2fの鉛直方向の幅が同一に設定されている。つまり、ラジエータグリル2は、横桟2bの上あるいは下に隙間開口2fを有している。また、横桟2bの鉛直方向の幅は、隙間開口2fの鉛直方向の幅よりも僅かに大きく設定されている。つまり、横桟2bの鉛直方向の幅は、隙間開口2fの鉛直方向の幅以上に設定されている。
リブ2cは、上下方向に離間した横桟2b同士、あるいは、横桟2bとフレーム2aの外縁部2a1とを接続するように配置された板状部材である。このリブ2cは、1つの隙間開口2fに対して3つ設けられており、車幅方向に配列されている。これらのリブ2cによってラジエータグリル2の強度の向上が図られている。
このラジエータグリル2は、フレーム2aと、横桟2bと、リブ2cとが一体化されてなり、例えば樹脂を射出成形し、この射出成形体にめっき処理等の表面処理を施すことによって形成されている。また、ラジエータグリル2は、フレーム2aの外縁部2a1が車体に対して固定されることによって全体が車体に支持されている。
シャッタ3は、図3に示すように、ラジエータグリル2の背面側(エンジンルーム側)に配置された断面波型のプレート状の部材である。このシャッタ3は、車両の前方側に突出した先端部3aと、先端部3aよりも車両の後方側に位置する底部3bと、先端部3aと底部3bとを接続する傾斜部3cとを備えている。先端部3aは、鉛直方向の幅が隙間開口2fの高さ方向の幅よりも小さく設定された平坦上の部位であり、表裏面を車両の前後方向に向けて配置されている。底部3bは、車両の前後方向に貫通する通気開口3dが形成された部位である。この通気開口3dの鉛直方向の幅は、ラジエータグリル2の隙間開口2fの鉛直方向の幅と同一に設定されている。
このようなシャッタ3は、先端部3aと底部3bとが鉛直方向に上述の隙間開口2fの配置ピッチと同一ピッチで交互に配列され、これらの先端部3aと底部3bとが傾斜部3cで接続されることによって、断面が波型形状とされている。なお、先端部3aと、底部3bとの数は、左開口2d及び右開口2eの各々における隙間開口2fの数(本実施形態では4つ)と同一とされている。つまり、本実施形態においては、シャッタ3には、鉛直方向における隙間開口2fの数と同一の数の通気開口3dが、隙間開口2fと同一ピッチで設けられている。
また、シャッタ3の車幅方向の幅は、上記左開口2d及び右開口2eの車幅方向の幅を超える大きさに設定されている。また、通気開口3dの車幅方向の幅は、上記左開口2d及び右開口2eの車幅方向の幅(すなわち隙間開口2fの車幅方向の幅)と略同一に設定されている。
このようなシャッタ3は、ラジエータグリル2の左開口2dと右開口2eの各々に対応して設けられている。つまり、本実施形態においては、シャッタ3は、2つ設けられている。これらのシャッタ3は、駆動機構4によって同期して昇降される。
駆動機構4は、アクチュエータ4aと、シャフト4bと、リンク部4cとを備えている。なお、シャフト4b及びリンク部4cは、左右対称であることを除いて、左開口2dに設けられるシャッタ3と右開口2eに設けられるシャッタ3とで同一の構成である。このため、ここでは、左開口2d側の構成のみを説明し、右開口2e側の構成の説明を省略する。
アクチュエータ4aは、ラジエータグリル2に対して固定されており、ラジエータグリル2の鉛直部2a2の上部背面側に配置されている。このようにアクチュエータ4aをラジエータグリル2に固定することによって、別にアクチュエータ4aを支持する支持部を設置する必要がなくなる。また、アクチュエータ4aを鉛直部2a2の背面側に隠すことによって、アクチュエータ4aがラジエータグリル2の隙間開口2fを塞ぐことを防ぐことができ、また車両の外観デザインにアクチュエータ4aが影響を与えることを防ぐことができる。このようなアクチュエータ4aは、シャッタ3を昇降させるための動力を生成するものであり、例えばモータやソレノイドを備えている。
シャフト4bは、車幅方向に水平に延在し、シャッタ3の上方に配置されている。このシャフト4bは、一端がアクチュエータ4aに接続され、他端がラジエータグリル2の支持部2gに軸支され、アクチュエータ4aによって回転駆動される。リンク部4cは、一端側がシャフト4bに固定されるリンク棒4c1と、リンク棒4c1の他端から車幅方向に突出する支軸4c2とを備えている。支軸4c2は、側方からシャッタ3の上端部に接続されており、シャッタ3に対して軸支されている。このようなリンク部4cは、図1に示すようにシャッタ3の車幅方向の両端側に対して各々設けられている。
このような駆動機構4は、アクチュエータ4aで動力を生成し、シャフト4bを通じて生成された動力をリンク部4cに伝達することにより、リンク部4cを図3に示すように、シャフト4bを中心として回動させる。この結果、リンク部4cに吊られた状態でシャッタ3が昇降される。
例えば、駆動機構4のアクチュエータ4aによって、リンク部4cの先端側(リンク棒4c1の他端側)が図3において右回転となるように動力を発生させた場合を考える。この場合には、シャッタ3は、下降すると共にラジエータグリル2側に移動し、先端部3aがラジエータグリル2の隙間開口2fにエンジンルーム側から入り込んだ状態となる。これによって、シャッタ3の通気開口3dが車両の前後方向から見てラジエータグリル2の横桟2bと重なる位置に配置され、シャッタ3の傾斜部3cがラジエータグリル2の横桟2bあるいはフレーム2aの外縁部2a1と当接される。この結果、図3に示すように、ラジエータグリル2の隙間開口2fがシャッタ3によって塞がれ、エンジンルーム内に外気が流入することを防止することができる。
また、駆動機構4のアクチュエータ4aによって、リンク部4cの先端側(リンク棒4c1の他端側)が図3において左回転となるように動力を発生させた場合を考える。この場合には、シャッタ3は、上昇すると共にエンジンルーム側に移動し、先端部3aがラジエータグリル2の隙間開口2fから抜き出される(図4参照)。この結果、隙間開口2fが開放され、外気が隙間開口2fからエンジンルーム内に流れ込むことが可能となる。
図4は、シャッタ3が上昇された状態を示す断面図である。この図に示すように、上昇されたシャッタ3は、通気開口3dが車両の前後方向から見て隙間開口2fと重なる位置にて停止される。この結果、ラジエータグリル2の隙間開口2fとシャッタ3の通気開口3dとが正対され、車両外部から隙間開口2fに流れ込んだ外気がラジエータグリル2に衝突することなくエンジンルーム内に導かれる。
このように、本実施形態のグリルシャッタ1においては、シャッタ3が駆動機構4によって、通気開口3dが車両の前後方向から見てラジエータグリル2の横桟2bに重なる位置である閉塞位置(図3に示す位置)と、通気開口3dが車両の前後方向から見てラジエータグリル2の隙間開口2fに重なる位置である給気位置とに変位される。つまり、駆動機構4は、シャッタ3を閉塞位置と給気位置とに変位可能とされている。
このような本実施形態のグリルシャッタ1は、例えば車両に搭載されるエンジンコントロールユニット(不図示)によって制御される。例えば、エンジンコントロールユニットがグリルシャッタ1を閉鎖する制御を行う場合には、アクチュエータ4aによってシャフト4bの回転方向が図3及び図4における右回転となるように動力が生成される。これによって、シャフト4b及びリンク部4cが右回転され、シャッタ3が下降すると共にラジエータグリル2側に移動し、シャッタ3の先端部3aがラジエータグリル2の隙間開口2fにエンジンルーム側から入り込む。この結果、図3に示すように、隙間開口2fが閉鎖されて、エンジンルーム内に外気が流入しない状態となる。
一方、エンジンコントロールユニットがグリルシャッタ1を開放する制御を行う場合には、アクチュエータ4aによってシャフト4bの回転方向が図3及び図4における左回転となるように動力が生成される。これによって、シャフト4b及びリンク部4cが左回転され、シャッタ3が上昇すると共にエンジンルーム側に移動し、さらにシャッタ3の通気開口3dがラジエータグリル2の隙間開口2fと正対される。この結果、図4に示すように隙間開口2fが開放され、エンジンルーム内に外気が流入する状態となる。
以上のような本実施形態のグリルシャッタ1によれば、ラジエータグリル2と一体化されていることから、車両の最も前方に配置される。このため、ラジエータグリル2の隙間開口2fをシャッタ3で閉塞することによって、ラジエータグリル2の後方に外気が流入することを防止することができる。したがって、ラジエータグリル2の後方に外気が流れ込むことによって生じる乱流の発生を抑え、車両前方における外気の流れを滑らかにし、燃費性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態のグリルシャッタ1においては、シャッタ3が車両の前後方向に貫通する通気開口3dを有している。また、このシャッタ3が、通気開口3dが車両の前後方向から見てラジエータグリル2の横桟2bに重なる位置である閉塞位置と、通気開口3dが車両の前後方向から見てラジエータグリル2の隙間開口2fに重なる位置である給気位置とに変位される。ここで、シャッタ3が給気位置である場合には、シャッタ3の通気開口3dがラジエータグリル2の隙間開口2fに重なる位置とされていることから、隙間開口2fに流れ込んだ外気がシャッタ3に遮られることなくエンジンルーム内に流入できる。したがって、本実施形態のグリルシャッタ1によれば、ラジエータグリル2と一体化されたグリルシャッタ1において、開放時における外気の流入抵抗を低下させることが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、駆動機構4が、アクチュエータ4aと、アクチュエータ4aで生成された動力をシャッタ3に伝達して昇降するリンク部4cとを備えている。このようなリンク部4cを用いることによって、図3及び図4に示すように、シャッタ3を昇降させながらかつ車両の前後方向に移動させることができる。このため、シャッタ3を閉鎖するときにシャッタ3をラジエータグリル2に押し当てることができ、閉鎖時の密閉性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、シャッタ3の通気開口3dの鉛直方向の幅がラジエータグリル2の横桟2bの鉛直方向の幅よりも小さく、シャッタ3が閉塞位置にて横桟2bに当接されている。このため、閉鎖時においてシャッタ3とラジエータグリル2との間に隙間が生じることを防止し、密閉性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、横桟2bの鉛直方向の幅が隙間開口2fの鉛直方向の幅以上とされている。このため、閉鎖時において横桟2bの背面側に隠れる通気開口3dの鉛直方向の幅を隙間開口2fの鉛直方向の幅と同じかそれ以上にすることができる。このため、通気開口3dの流路面積を隙間開口2fの流路面積以上とすることができ、隙間開口2fに流れ込んだ外気を詰まらせることなく通気開口3dを通過させることができる。したがって、本実施形態のグリルシャッタ1によれば、開放時における外気の流入抵抗をより低下させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明のフロントグリルがラジエータグリル2である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばバンパ開口に設置されるフロントグリルと一体化された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、シャッタ3において、先端部3a及び底部3bに対して、傾斜部3cが鈍角にて接続された構成を採用した(図3及び図4参照)。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば底部3bの鉛直方向の幅を上記実施形態に対して増加し、先端部3a及び底部3bに対して傾斜部3cを鋭角に接続する構成を採用することも可能である。このような構成を採用することによって、底部3bの鉛直方向の幅を増加させ、さらには通気開口3dの鉛直方向の幅を増加させることもできる。したがって、通気開口3dの流路面積を増加させ、通気開口3dにおいて外気の流れがより詰まりにくくすることが可能となる。
1……グリルシャッタ、2……ラジエータグリル(フロントグリル)、2a……フレーム、2b……横桟、2c……リブ、2d……左開口、2e……右開口、2f……隙間開口、2g……支持部、3……シャッタ、3a……先端部、3b……底部、3c……傾斜部、3d……通気開口、4……駆動機構、4a……アクチュエータ、4b……シャフト、4c……リンク部、100……車両

Claims (3)

  1. 車両に設置されるグリルシャッタであって、
    水平方向に延在する横桟を鉛直方向に複数備えると共に当該横桟の上あるいは下に隙間開口を有するフロントグリルと、
    前記フロントグリルの背面側に配置されると共に車両の前後方向に貫通する通気開口を有するシャッタと、
    前記シャッタを、前記通気開口が車両の前後方向から見て前記横桟に重なる閉塞位置と、前記通気開口が前後方向から見て前記隙間開口に重なる給気位置とに変位可能な駆動機構と
    を備え、
    前記横桟の鉛直方向の幅が前記隙間開口の鉛直方向の幅よりも大きく、
    前記シャッタは、前記車両の前方側に突出した先端部と、先端部よりも前記車両の後方側に位置する底部と、先端部と底部とを接続する傾斜部とを備え、
    前記先端部は、鉛直方向の幅が前記隙間開口の幅よりも小さく設定された平坦状の部位であり、
    前記底部は、前記通気開口が形成された部位である
    ことを特徴とするグリルシャッタ。
  2. 前記駆動機構は、
    アクチュエータと、
    当該アクチュエータで生成された動力を前記シャッタに伝達して昇降するリンク部と を備えることを特徴とする請求項1記載のグリルシャッタ。
  3. 前記通気開口の鉛直方向の幅が前記横桟の鉛直方向の幅よりも小さく、前記シャッタが前記閉塞位置にて前記横桟に当接されることを特徴とする請求項1または2記載のグリルシャッタ。
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