JP6255365B2 - グリルシャッタ - Google Patents

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Description

本発明は、グリルシャッタに関するものである。
近年、燃費向上等のため、車両に対してグリルシャッタが搭載される場合がある。このようなグリルシャッタは、一般的に、ラジエータグリルの後方であってエンジンルーム内に配置され、必要に応じてエンジンルームへの外気の導入を停止している。通常、グリルシャッタは、フラップ状の部品を有しており、当該部品の姿勢を変更することによって外気の流路の開閉を行っている。
ただし、従来のグリルシャッタは、ラジエータグリルと別体のユニットとしてエンジンルーム内に配置されているため、エンジンルームの内部に大きな設置スペースを確保する必要がある。そこで、特許文献1には、ラジエータグリルと一体化されたグリルシャッタが提案されている。このような特許文献1のグリルシャッタは、アウタグリルの隙間開口に合わせた形状とされたシャッタを備えており、このようなシャッタを車両の前後方向に移動させることにより、アウタグリルの隙間開口を開閉する構造とされている。
特開2013−226924号公報
このような特許文献1のグリルシャッタによれば、ラジエータグリルと一体化されて車両の最も前方に配置されるため、アウタグリルの隙間開口をシャッタで閉塞することによって、ラジエータグリルの後方に外気が流入することを防止することができる。このため、ラジエータグリルの後方に外気が流れ込むことによって生じる乱流の発生を抑え、車両前方における外気の流れを滑らかにし、燃費性能がより向上すると考えられる。
しかしながら、特許文献1のグリルシャッタでは、ラジエータグリルに対してシャッタが車両の前後方向に移動される。このため、アウタグリルの隙間開口を開放した場合であっても、アウタグリルの直ぐ後方にシャッタが位置しており、シャッタによってエンジンルーム内への外気の流入が妨げられる。つまり、特許文献1のグリルシャッタでは、車両の前方から見た場合に、アウタグリルの隙間開口に重なるようにシャッタが配置されており、隙間開口に流れ込んだ外気がシャッタと衝突し、流入抵抗が増大する。このため、エンジンルーム内に配置されたラジエータへの外気供給量が不足し、ラジエータの冷却性能を悪化させる恐れがある。
また、特許文献1においては、シャッタにてラジエータグリルを閉塞するときであっても、シャッタとラジエータグリルとが当接されていない。このため、シャッタとラジエータグリルとの間に微小な隙間が形成され、閉塞時であっても、エンジンルーム内への外気が流入してしまう。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ラジエータグリルを含むフロントグリルと一体化されたグリルシャッタにおいて、開放時における外気の流入抵抗を低下させると共に閉塞時の密閉度を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車両に設置されるグリルシャッタであって、隙間開口を有するフロントグリルと、上記フロントグリルに後方から当接して隙間開口を閉塞する閉塞プレートと、上記閉塞プレートを前後進させると共に車幅方向に沿った回転軸芯を中心として回動させる閉塞プレート駆動機構とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記閉塞プレートが、上記回転軸芯に沿って突出される回動ピンと、上記回動ピンと同一方向に突出されると共に上記回動ピンの上部に形成されるリンクピンとを有し、上記閉塞プレート駆動機構が、上記閉塞プレートの上記回動ピンを軸支する軸支部と、上記軸支部を当該軸支部の姿勢を維持しつつ円弧状に移動させる移動機構と、上記閉塞プレートの上記リンクピンが挿入される長穴を有すると共に上端部が上記フロントグリルに軸支されるリンク棒とを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記軸支部に複数の上記閉塞プレートが軸支されているという構成を採用する。
本発明によれば、閉塞プレートが車幅方向に沿った回転軸芯を中心として回動可能とされている。このため、開放時に表裏面が上下方向に向くように閉塞プレートを回動させることにより、閉塞プレートが外気の流入抵抗となること抑止することができる。また、本発明によれば、閉塞プレートを前後進させることができるため、閉塞プレートの回動時に閉塞プレートをフロントグリルから離間させることができる。このため、閉塞時に閉塞プレートをフロントグリルに後方から当接させることができ、閉塞時の密閉性を向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるグリルシャッタが設置される車両の正面図である。 本発明の一実施形態におけるグリルシャッタを模式的に示した正面図である。 図2のA−A線断面図であり、閉塞プレートが閉鎖姿勢とされた状態を示す断面図である。 図2のA−A線断面図であり、閉塞プレートが閉鎖姿勢と開放姿勢との中間姿勢とされた状態を示す断面図である。 図2のA−A線断面図であり、閉塞プレートが閉鎖姿勢と開放姿勢との中間姿勢とされた状態を示す断面図である。 図2のA−A線断面図であり、閉塞プレートが開放姿勢とされた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態におけるグリルシャッタの変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態におけるグリルシャッタの変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るグリルシャッタの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のグリルシャッタ1が設置される車両100の正面図である。この図に示すように、車両100の前面には、エンジンルーム内に外気を取り込むためのグリル開口101が設けられている。本実施形態のグリルシャッタ1は、このようなグリル開口101に設けられている。
図2は、本実施形態のグリルシャッタ1を模式的に示した正面図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のグリルシャッタ1は、ラジエータグリル2(フロントグリル)と、閉塞プレート3と、駆動機構4(閉塞プレート駆動機構)とを備えている。
ラジエータグリル2は、車両の最も前方側配置される部位であり、エンジンルームへの異物の進入を防止すると共に、車両の外観デザインを形成している。このラジエータグリル2は、図2に示すように、フレーム2aと、横桟2bと、リブ2cとを備えている。フレーム2aは、グリル開口101の縁に沿った形状とされる外縁部2a1と、外縁部2a1で囲われた領域の中央に配置されると共に鉛直方向に延在する鉛直部2a2とが一体的に設けられた部位である。このようなフレーム2aにおいては、鉛直部2a2によって外縁部2a1によって囲われた領域が車両の左右方向に分割されており、これによって2つの開口(左開口2dと右開口2e)が形成されている。
横桟2bは、一端がフレーム2aの外縁部2a1に接続され、他端が鉛直部2a2に接続されることにより水平方向に延在して設けられる部位である。この横桟2bは、フレーム2aによって形成された左開口2dと右開口2eとの各々に3本ずつ鉛直方向に配列されて設けられている。各々の開口(左開口2dと右開口2e)において、横桟2b同士の間あるいは横桟2bとフレーム2aの外縁部2a1との間には、車両外部からエンジンルーム内部への連通する隙間開口2fが形成されている。
リブ2cは、上下方向に離間した横桟2b同士、あるいは、横桟2bとフレーム2aの外縁部2a1とを接続するように配置された板状部材である。このリブ2cは、1つの隙間開口2fに対して3つ設けられており、車幅方向に配列されている。これらのリブ2cによってラジエータグリル2の強度の向上が図られている。
このラジエータグリル2は、フレーム2aと、横桟2bと、リブ2cとが一体化されてなり、例えば樹脂を射出成形し、この射出成形体にめっき処理等の表面処理を施すことによって形成されている。また、ラジエータグリル2は、フレーム2aの外縁部2a1が車体に対して固定されることによって全体が車体に支持されている。
閉塞プレート3は、本体部3aと、回動ピン3bと、リンクピン3cとを有している。本体部3aは、車幅方向に長尺の板部材であり、隙間開口2fよりも一回り大きく形成されている。つまり、本体部3aは、隙間開口2fよりも高さ方向の幅及び車幅方向の幅が広く設定されている。
回動ピン3bは、閉塞プレート3の本体部3aの側端から側方に突出されており、本体部3aの高さ方向における略中央部に配置されている。この回動ピン3bは、本体部3aの両側端に各々形成されている。これらの回動ピン3bは、駆動機構4の後述する軸支部4dに軸支されている。閉塞プレート3は、これらの回動ピン3bが軸支されることによって、車幅方向に延在する回転軸芯を中心として回動可能とされる。つまり、本実施形態では、閉塞プレート3は、回転軸芯に沿って突出される回動ピン3bを備えている。
リンクピン3cは、回動ピン3bの上部に配置されており、回動ピン3bと同一方向に突出されている。つまり、リンクピン3cは、閉塞プレート3の本体部3aの側端から側方に突出されている。このリンクピン3cも、回動ピン3bと同様に、本体部3aの両側端に各々形成されている。これらのリンクピン3cは、駆動機構4の後述するリンク棒4fに形成された長穴4gに挿入される。
このような閉塞プレート3は、ラジエータグリル2の隙間開口2fごとに設けられている。各々の閉塞プレート3は、回動ピン3bを中心として回動されることによって、ラジエータグリル2の隙間開口2fを閉塞する閉鎖姿勢(本体部3aの表裏面を車両前後方向に向けた姿勢)と、隙間開口2fを開放する開放姿勢(本体部3aの表裏面を上下方向に向けた姿勢)とに姿勢変形が可能とされている。この閉塞プレート3が閉鎖姿勢とされ、本体部3aの縁部がラジエータグリル2に後方から当接されることによって、隙間開口2fが閉鎖され、エンジンルーム内への外気の流入が停止される。
駆動機構4は、アクチュエータ4aと、シャフト4bと、回動部4cと、軸支部4dと、リンク棒支持部4eと、リンク棒4fとを備えている。なお、アクチュエータ4a、シャフト4b及び回動部4cは、本発明の移動機構を構成している。また、シャフト4b、回動部4c、軸支部4d、リンク棒支持部4e及びリンク棒4fは、左右対称であることを除いて、左開口2dに設けられるものと右開口2eに設けられるものとで同一の構成を有している。このため、ここでは、左開口2d側の構成のみを説明し、右開口2e側の構成の説明を省略する。
アクチュエータ4aは、ラジエータグリル2に対して固定されており、ラジエータグリル2の鉛直部2a2の上部背面側に配置されている。このようにアクチュエータ4aをラジエータグリル2に固定することによって、別にアクチュエータ4aを支持する支持部を設置する必要がなくなる。また、アクチュエータ4aを鉛直部2a2の背面側に隠すことによって、アクチュエータ4aがラジエータグリル2の隙間開口2fを塞ぐことを防ぐことができ、また車両の外観デザインにアクチュエータ4aが影響を与えることを防ぐことができる。このようなアクチュエータ4aは、閉塞プレート3を移動させるための動力を生成するものであり、例えばモータやソレノイドを備えている。
シャフト4bは、車幅方向に水平に延在し、閉塞プレート3の上方に配置されている。このシャフト4bは、一端がアクチュエータ4aに接続され、他端がラジエータグリル2の支持部2gに軸支され、アクチュエータ4aによって回転駆動される。回動部4cは、一端側がシャフト4bに固定される棒部4c1と、棒部4c1の他端から車幅方向に突出する支軸4c2とを備えている。支軸4c2は、側方から軸支部4dの上端部に接続されており、軸支部4dに対して軸支されている。このような回動部4cは、図2に示すようにシャフト4bの両端近傍に対して各々設けられている。これらの回動部4cは、シャフト4bの回動に伴って、シャフト4bを中心として回動される。つまり、回動部4cは、下端が円弧状の軌跡を描くように回動される。
軸支部4dは、上下方向に延在する鉛直部4d1と、鉛直部4d1から閉塞プレート3の回動ピン3bに向けて突出する複数の突出部4d2とを備えている。突出部4d2には、閉塞プレート3の回動ピン3bが軸支される軸孔が形成されており、この軸孔に回動ピン3bが挿入されることによって、閉塞プレート3が軸支部4dに軸支される。このような軸支部4dは、図2に示すようにシャフト4bの両端近傍に対して各々設けられている。つまり、各々の閉塞プレート3は、車両の前方から見て、2つの軸支部4dに挟まれて配置されている。
また、軸支部4dの上端部は、回動部4cの下端部に対して軸支されている。このような軸支部4dは、アクチュエータ4aによって動力が生成されてシャフト4bが回転駆動されると、回動部4cに吊られた状態で、姿勢を維持したまま、回動部4cの下端部に沿って円弧状の軌跡を描いて移動される。つまり、本発明の移動機構を構成するアクチュエータ4a、シャフト4b及び回動部4cは、軸支部4dの姿勢を維持しつつ円弧状に軸支部4dを移動させる。
リンク棒支持部4eは、各々の閉塞プレート3の上方に配置されており、ラジエータグリル2から後方に向けて突出して設けられている。リンク棒4fは、上端がリンク棒支持部4eを介してラジエータグリル2に軸支されており、下端が円弧状の軌跡を描くように回動可能とされている。また、リンク棒4fの下端近傍には、リンク棒4fの長さ方向に長い長穴4gが形成されている。この長穴4gには、閉塞プレート3のリンクピン3cが挿入される。
このようなリンクピン3cは、閉塞プレート3の回動によって長穴4gの内部にて移動される。なお、閉鎖姿勢とされた閉塞プレート3が開放姿勢となるまで、リンクピン3cの下端壁に当接しないように、リンク棒4f及び長穴4gの長さが設定されている。
このような駆動機構4は、アクチュエータ4aで動力を生成し、シャフト4bを通じて生成された動力を回動部4cに伝達することにより、回動部4cを図3に示すように、シャフト4bを中心として回動させる。この結果、回動部4cに吊られた状態で軸支部4dが昇降かつ前後進されると共に、閉塞プレート3が前後進かつ回動される。
例えば、駆動機構4のアクチュエータ4aによって、回動部4cの先端部が図3において右回転となるように動力を発生させた場合を考える。この場合には、回動部4cの先端に軸支された軸支部4dが下降されると共にラジエータグリル2側に移動され、これに伴って閉塞プレート3も下降すると共にラジエータグリル2側に移動される。このとき、閉塞プレート3のリンクピン3cがリンク棒4fの長穴4gの上端壁側に移動され、リンク棒4fが垂直姿勢となり、さらには閉塞プレート3が閉鎖姿勢とされる。このように閉鎖姿勢とされた閉塞プレート3は、後方からラジエータグリル2に当接され、隙間開口2fを閉鎖する。
また、駆動機構4のアクチュエータ4aによって、回動部4cの先端部が図3において左回転となるように動力を発生させた場合を考える。この場合には、回動部4cの先端に軸支された軸支部4dが、そのままの姿勢で上昇されると共にラジエータグリル2から離間する方向に移動され、これに伴って閉塞プレート3も上昇すると共にラジエータグリル2から離間する方向に移動される。
図4〜図6は、上述のように回動部4cの先端部が図3における左回転となるように回動部4cが回動されたときに、閉塞プレート3が閉鎖姿勢から開放姿勢となるまでの様子を示した断面模式図である。まず、図4に示すように、閉鎖姿勢の閉塞プレート3が軸支部4dの移動に伴ってラジエータグリル2から離間する方向に移動されると、閉塞プレート3は、閉鎖姿勢のまま後進される。これによって、閉塞プレート3がラジエータグリル2から離間し、隙間開口2fが開放される。また、閉塞プレート3の後進によってリンクピン3cが長穴4gの内部を移動し、これによってリンク棒4fがリンク棒支持部4eとの接続箇所を中心として水平姿勢に向けて回動される。
図5に示すように、さらに軸支部4dが上昇かつ後進されると、リンク棒4fがより水平姿勢に近づくと共に、閉塞プレート3のリンクピン3cが長穴4gの下端壁に当接し、閉塞プレート3が回動ピン3bを中心とする回動が始まる。図6に示すように、さらに軸支部4dが上昇かつ後進されると、リンク棒4fが水平姿勢となると共に、閉塞プレート3が開放姿勢となる。このとき、閉塞プレート3は、車両の前方側から見て、隙間開口2fを避けた位置にて開放姿勢とされる。このため、閉塞プレート3が流入抵抗となることを防止し、外気が隙間開口2fからエンジンルーム内に円滑に流入される。
このような本実施形態のグリルシャッタ1は、例えば車両に搭載されるエンジンコントロールユニット(不図示)によって制御される。例えば、エンジンコントロールユニットがグリルシャッタ1を閉鎖する制御を行う場合には、アクチュエータ4aによってシャフト4bの回転方向が図3における右回転となるように動力が生成される。これによって、シャフト4b及び回動部4cが右回転され、閉塞プレート3が閉鎖姿勢となると共にラジエータグリル2に後方から当接する。この結果、図3に示すように、隙間開口2fが閉鎖されて、エンジンルーム内に外気が流入しない状態となる。
一方、エンジンコントロールユニットがグリルシャッタ1を開放する制御を行う場合には、アクチュエータ4aによってシャフト4bの回転方向が図3における左回転となるように動力が生成される。これによって、シャフト4b及び回動部4cが左回転され、閉塞プレート3が開放姿勢とされる。この結果、図6に示すように隙間開口2fが開放され、エンジンルーム内に外気が流入する状態となる。
以上のような本実施形態のグリルシャッタ1によれば、閉塞プレート3が車幅方向に沿った回転軸芯を中心として回動可能とされている。このため、グリルシャッタ1の開放時に閉塞プレート3を開放姿勢とすることにより、閉塞プレート3が外気の流入抵抗となること抑止することができる。また、本実施形態のグリルシャッタ1によれば、閉塞プレート3を前後進させることができるため、閉塞プレート3をラジエータグリル2から離間させてから閉塞プレート3を回動させることができる。このため、閉塞プレート3とラジエータグリル2との間に閉塞プレート3を回動可能とするための隙間が常に存在する必要はなく、閉鎖時には閉塞プレート3をラジエータグリル2に対して当接させることができる。したがって、本実施形態のグリルシャッタ1によれば、閉塞時の密閉性を向上させることができる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、閉塞プレート3が、回転軸芯に沿って突出される回動ピン3bと、回動ピン3bと同一方向に突出されると共に回動ピン3bの上部に形成されるリンクピン3cとを有し、駆動機構4が、閉塞プレート3の回動ピン3bを軸支する軸支部4dと、軸支部4dをこの軸支部4dの姿勢を維持しつつ円弧状に移動させる移動機構(アクチュエータ4a、シャフト4b及び回動部4c)と、閉塞プレート3のリンクピン3cが挿入される長穴4gを有すると共に上端部がラジエータグリル2に軸支されるリンク棒4fとを備えている。このような本実施形態のグリルシャッタ1によれば、簡易な構成にて閉塞プレート3を閉鎖姿勢と開放姿勢とに変更することができる。
また、本実施形態のグリルシャッタ1においては、1つの軸支部4dに複数の閉塞プレート3が軸支されている。このため、各々の軸支部4dに軸支部が存在する場合と比較して、部品点数を削減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明のフロントグリルがラジエータグリル2である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、バンパ開口に設置されるフロントグリルを備える構成を採用することも可能である。つまり、本発明のグリルシャッタをバンパ開口に設けるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本体部3aは、隙間開口2fよりも高さ方向の幅及び車幅方向の幅が広く設定されている構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図7に示すように、本体部3aが隙間開口2fと略同一に設定される構造を採用することも可能である。このような構成とすることにより、本体部3aが隙間開口2fの内部に入り込み、閉塞プレート3とラジエータグリル2との密閉性を向上させることができる。このとき、上記実施形態のグリルシャッタ1によれば、閉塞プレート3の本体部3aを前後進させることができるため、、閉塞プレート3の回動時に閉塞プレート3をラジエータグリル2の隙間開口2fから引き出すことができ、閉塞プレート3と隙間開口2fとの干渉を防ぐことができる。
また、上記実施形態においては、閉塞プレート3の本体部3aが平板である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる形状の本体部を採用することも可能である。例えば、図8に示すように、本体部3aを高さ方向の中央部がラジエータグリル2側に突出するように屈曲された形状としても良い。このような形状を採用することによって、本体部3aの中央部が隙間開口2fの内部に入り込み、閉塞プレート3とラジエータグリル2との位置ずれを防止することができ、より密閉性を向上させることができる。
1……グリルシャッタ、2……ラジエータグリル(フロントグリル)、3……閉塞プレート、3a……本体部、3b……回動ピン、3c……リンクピン、4……駆動機構(閉塞プレート駆動機構)、4a……アクチュエータ、4b……シャフト、4c……回動部、4d……軸支部、4e……リンク棒支持部、4f……リンク棒、4g……長穴

Claims (2)

  1. 車両に設置されるグリルシャッタであって、
    隙間開口を有するフロントグリルと、
    前記フロントグリルに後方から当接して隙間開口を閉塞する閉塞プレートと、
    前記閉塞プレートを前後進させると共に車幅方向に沿った回転軸芯を中心として回動させる閉塞プレート駆動機構と
    を備え
    前記閉塞プレートが、前記回転軸芯に沿って突出される回動ピンと、前記回動ピンと同一方向に突出されると共に前記回動ピンの上部に形成されるリンクピンとを有し、
    前記閉塞プレート駆動機構は、
    前記閉塞プレートの前記回動ピンを軸支する軸支部と、
    前記軸支部を当該軸支部の姿勢を維持しつつ円弧状に移動させる移動機構と、
    前記閉塞プレートの前記リンクピンが挿入される長穴を有すると共に上端部が前記フロントグリルに軸支されるリンク棒と
    を備えることを特徴とするグリルシャッタ。
  2. 前記軸支部に複数の前記閉塞プレートが軸支されていることを特徴とする請求項記載のグリルシャッタ。
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