JP2020121650A - 車両用冷却装置 - Google Patents
車両用冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020121650A JP2020121650A JP2019015042A JP2019015042A JP2020121650A JP 2020121650 A JP2020121650 A JP 2020121650A JP 2019015042 A JP2019015042 A JP 2019015042A JP 2019015042 A JP2019015042 A JP 2019015042A JP 2020121650 A JP2020121650 A JP 2020121650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- heat exchanger
- opening
- outside air
- cooling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/02—Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
- B60K11/04—Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/08—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor
- B60K11/085—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor with adjustable shutters or blinds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/08—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R19/00—Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
- B60R19/02—Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
- B60R19/44—Bumper guards
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/88—Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【課題】暖機運転の効率を向上させることができる車両用冷却装置を提供する。【解決手段】 車両用冷却装置1は、車両Vの前方から車両Vの内部へ取り込まれて後方へ流通する外気に晒されるように配置された熱交換器10と、車両Vの前端部の下側の壁面を構成するアンダーカバー20であって、熱交換器10の後方に位置する開口部OP20を開閉可能な前蓋部221及び後側蓋部222、並びに前側蓋部221及び後側蓋部222を開閉駆動するアクチュエータ224を有するアンダーカバー20と、熱交換器10の後方に設けられ、熱交換器10を通過した外気を、アンダーカバー20の開口部OP20へ導く後側ダクト30と、を備える。【選択図】図4A
Description
本発明は、車両用冷却装置に関する。
下記特許文献1に記載されているように、車両用冷却装置は知られている。この車両用冷却装置は、車両の前端部(エンジンルーム)に設けられている。この車両用冷却装置は、熱交換器、アンダーカバー及び風向調整器を有する。熱交換器は、エンジンの冷却水と外気との間で熱交換を生じさせる。アンダーカバーは、車両の前端部の下側の壁面を構成しており、車両の走行中に車体の下方からエンジン、熱交換器などに異物(例えば、路面から跳ね上げられた小石)が衝突することを防止する。アンダーカバーのうち、熱交換器の後方に位置する部分に、車幅方向に延びる略長方形の開口部が設けられている。アンダーカバーは、前記開口部を開閉可能な蓋部を有する。蓋部は、車幅方向に延びる略長方形の板状部材である。蓋部の前側の縁部(長辺部)が、車幅方向に延びる軸部材に回動可能に支持されている。停車時又は低速走行時には、蓋部が、その自重により、開いた状態になる。風向調整器は、熱交換器の後面に設けられている。風向調整器は、車幅方向に延びる複数の薄板状のベーンを有する。これらのベーンが車両高さ方向に所定の間隔をおいて並べられている。各ベーンの板厚方向が、車両前後方向に対して傾斜している。具体的には、各ベーンの下側の辺が上側の辺よりも後方に位置している。上下方向に隣接する2つのベーンの間には隙間が設けられ、その隙間を外気が流通可能である。車両の前端部内(エンジンルーム)へ取り込まれ、熱交換器を通過した外気が各ベーンに当たり、ベーン間の隙間を通過する。これにより、外気の風向きが後方且つ下方へ変更される。なお、熱交換器を通過した外気がアンダーカバーの開口部に向かって流れるように、各ベーンの傾斜角度が設定されている。
上記従来の車両用冷却装置においては、エンジン始動直後の暖機運転時であって、停車時又は低速走行時に、アンダーカバーの蓋部が開いている。よって、外気が熱交換器を流通し易い。そのため、暖機運転の効率が低下する虞がある。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、暖機運転の効率を向上させることができる車両用冷却装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の車両用冷却装置は、車両の前方から前記車両の内部へ取り込まれて後方へ流通する外気に晒されるように配置された熱交換器(10)と、前記車両の前端部の下側の壁面を構成するアンダーカバー(20)であって、前記熱交換器の後方に位置する開口部(OP20)を開閉可能な蓋部(221、222)及び前記蓋部を開閉駆動する駆動装置(23)を有するアンダーカバーと、前記熱交換器の後方に設けられ、前記熱交換器を通過した外気を、前記アンダーカバーの開口部へ導く後側ダクト(30)と、を備える。
上記のように構成された車両用冷却装置において、熱交換器の後面側が後側ダクトによって覆われている。後側ダクトは、アンダーカバーの開口部に連通している。そして、特許文献1の車両用冷却装置とは異なり、車両の走行状態に拘わらず、駆動装置を用いて蓋部を駆動することにより、アンダーカバーの開口部を開閉可能である。つまり、車両が停止している状態又は低速走行している状態であっても、開口部を閉塞できる。言い換えれば、熱交換器の後面を覆う密閉空間を形成できる。この状態では、車両が走行している状態であっても、熱交換器を外気が通過し難い。つまり、この状態では、外気と冷却水との間で熱交換が生じ難い。したがって、暖気運転の効率を向上できる。
本発明の一態様に係る車両用冷却装置は、前記熱交換器の前方に設けられ、前記車両の前方から前記車両の内部へ取り込まれる外気の流量を調整する流量調整装置(40)を備える。
車両用冷却装置の上記の一態様において、流量調整装置を用いて、熱交換器へ向かって流れる外気の量を少なく設定すれば、熱交換器において、外気と冷却水との間で熱交換が生じ難くなる。したがって、暖気運転の効率をさらに向上できる。
本発明の他の態様に係る車両用冷却装置は、前記流量調整装置と前記熱交換器との間に設けられ、前記流量調整装置を通過した外気を前記熱交換器の前面へ導く前側ダクト(50)を備える。
車両用冷却装置の上記の態様において、熱交換器の前面が前側ダクトを介して流量調整装置に連通している。これによれば、アンダーカバーの開口部を閉塞するとともに、流量調整装置を用いて、車両内部に取り込まれる外気を遮断することにより、熱交換器の前面及び後面を密閉できる。すなわち、熱交換器の後面、後側ダクト及びアンダーカバーによって囲まれた密閉空間を形成するとともに、熱交換器の前面、前側ダクト及び流量調整装置によって囲まれた密閉空間を形成できる。これにより、暖気運転の効率をさらに向上できる。
なお、本発明の他の態様に係る車両用冷却装置において、前記蓋部は、前記開口部の前端部において車幅方向に延びる軸部のまわりに回動可能な前側蓋部を有し、前記開口部が開かれた状態において、前記前側蓋部の先端部が前記熱交換器の下端に向けられている。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用冷却装置1について説明する。まず、車両用冷却装置1が適用された車両Vの前端部の構造について簡単に説明しておく。図1に示すように、この車両は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバSM,SMを備える。サイドメンバSM,SMの前端面には、車幅方向に延びるバンパーリインフォースメントBRが取り付けられている。車両用冷却装置1は、バンパーリインフォースメントBR及びサイドメンバSM,SMで囲まれた空間(エンジンルームER)に配置されている。車両Vの前端面には開口部OPVが設けられており、開口部OPVからエンジンルームER内へ外気が取り入れられる。
次に、車両用冷却装置1の構成について具体的に説明する。車両用冷却装置1は、図2及び図3に示すように、熱交換器10、アンダーカバー20、後側ダクト30、グリルシャッター40及び前側ダクト50を備える。
熱交換器10の構造は、周知の熱交換器と同様である。つまり、熱交換器10は、エンジンに設けられた冷却水用の流路に接続され、エンジンを通過することにより高温になった冷却水を冷却する。熱交換器10は、冷却水の流路をそれぞれ備えた複数のフィン11を備える(図4A及び図4B参照)。複数のフィン11の後側に、冷却ファン12が設けられている。冷却ファン12は、フィン11の前方から後方へ外気を流通させる。フィン11は、その内部に設けられた前記流路を流通する冷却水の熱を放散する。すなわち、フィン11は、冷却水と外気との間で熱交換を生じさせる。なお、熱交換器10は、図示しないブラケットを介して車両Vのフレームに固定されている。
アンダーカバー20は、車両高さ方向に略垂直な板状の本体部21を備える。本体部21は、エンジンルームERの下側の壁面を構成する。本体部21は、エンジンルームERの下方からエンジンルームER内の装置(エンジン、熱交換器10など)に異物(例えば、跳ね上げられた小石)が衝突することを防止する。本体部21の上面には、複数の補強リブ、ボスなどが形成されている。
本体部21の前端部(熱交換器10の後方に位置する部分)には、車幅方向に延びる開口部OP20が形成されている。アンダーカバー20の平面視において、開口部OP20は、車幅方向に延びる長方形を呈する。図5A及び図5Bに示すように、本体部21のうち、開口部OP20の前側の周縁部は、車両高さ方向に略垂直な水平壁部211から構成されている。また、同図に示すように、本体部21のうち、開口部OP20の後側の周縁部は、車両前後方向に垂直な垂直壁部212、垂直壁部212の下端から下方且つ後方へ延びる斜壁部213、及び斜壁部213の下端(後端)から後方へ延びていて、車両高さ方向に略垂直な水平壁部214から構成されている。水平壁部211及び水平壁部214の高さが略同一である。
さらに、アンダーカバー20は、開口部OP20を開閉する開閉装置22を備える。開閉装置22は、前側蓋部221、後側蓋部222及び左右一対のリンク機構223,223、及びアクチュエータ224(図4A及び図4B参照)を備える。前側蓋部221及び後側蓋部222は、車幅方向にそれぞれ延びる略長方形の板状部材である。前側蓋部221の前端部には、車幅方向に延びる軸部S221が形成されている。軸部S221は、水平壁部211の上面に設けられた軸支持部に支持されている。詳しくは後述するように、軸部S221が、その中心軸のまわりに回動されることにより、前側蓋部221が開閉される。また、後側蓋部222の後端部には、車幅方向に延びる軸部S222が形成されている。軸部S222は、斜壁部213の前端(上端)に設けられた軸支持部に支持されている。詳しくは後述するように、軸部S222が、その中心軸のまわりに回動されることにより、後側蓋部222が開閉される。なお、図5A及び図5Bは、左側のリンク機構223を示している。アクチュエータ224は、右側のリンク機構223に組みつけられている。
リンク機構223,223は、開口部OP20の左方及び右方にそれぞれ配置されている。リンク機構223は、第1アーム223a、第2アーム223b及び第3アーム223cから構成されている。第1アーム223a、第2アーム223b及び第3アーム223cは、左右方向に垂直な板状の長尺状部材である。第1アーム223a及び第2アーム223bは、直線状に延設されているのに対し、第3アーム223cは、弓状に湾曲している。第1アーム223aの長手方向における一端部が、軸部S222のまわりに回動可能に支持されている。第2アーム223bの長手方向における一端部が軸部S221のまわりに回動可能に支持されている。第1アーム223aの長手方向における他端部と第3アーム223cの長手方向における一端部とが回動可能に接続され、第3アーム223cの長手方向における他端部と第2アーム223bの長手方向における他端部とが回動可能に接続されている。なお、上記のように、第2アーム223bは湾曲しているが、第3アーム223cの長手方向における中間部が端部よりも上方に位置するように(上凸状)、第3アーム223cが第1アーム223a及び第2アーム223bに接続されている。第1アーム223a及び第2アーム223bは、軸部S221及び軸部S222にそれぞれ固定されている。
開口部OP20が前側蓋部221及び後側蓋部222によって閉じられた状態(図5A参照)から、アクチュエータ224により、軸部S222が、同図において反時計回り方向へ回動される。その際、アクチュエータ224の回転駆動力がリンク機構223,223を介して軸部S221に伝達され、軸部S221も同図において反時計回り方向へ回動される。これにより、前側蓋部221及び後側蓋部222が反時計回り方向へ回動する。後側蓋部222が斜壁部213の前面(下面)に重なる程度まで、軸部S221が回動される。このようにして、開口部OP20が開かれる(図5B参照)。なお、この状態において、前側蓋部221の先端部が、冷却ファン12の下端へ向けられている(図7B参照)。
前側蓋部221及び後側蓋部222の閉動作は、上記の開動作とは逆である。つまり、開口部OP20が開かれた状態から、アクチュエータ224及びリンク機構223,223の協動により、軸部S221及び軸部S222が、図5Bにおいて時計回り方向へ回動されることにより、前側蓋部221及び後側蓋部222が図5Aの状態に戻る。
後側ダクト30は、熱交換器10の後面に取り付けられている。後側ダクト30は、熱交換器10を通過した外気を開口部OP20へ導く。後側ダクト30は、後壁部31及び周壁部32を備える(図4A及び図4B参照)。後壁部31及び周壁部32が一体的に形成されている。後側ダクト30の正面視において、後壁部31は、略三角形を呈する。すなわち、後壁部31は、車幅方向に延びる底辺と、底辺の左端及び右端からそれぞれ斜め上方に延び、冷却ファン12の上端より少し上方にて交差する斜辺とを有する。後壁部31の下端部の車幅方向における寸法(底辺の長さ)が、開口部OP20の車幅方向の寸法より少し大きい。周壁部32は、後壁部31の斜辺にそれぞれ沿って形成された斜壁部321,322からなる。周壁部32は、後壁部31に対して垂直である。周壁部32の前端が熱交換器10の後面に当接している。また、周壁部32の斜壁部321,322の下端部がアンダーカバー20の上面であって、開口部OP20の左方及び右方にそれぞれ位置する部分に支持されている。また、後壁部31の下端部の後面が、垂直壁部212の上端部の前面に当接している(図7A及び図7B参照)。冷却ファン12は、後側ダクト30内に収容されている。
グリルシャッター40は、車両用冷却装置1が車両に組み付けられた状態において、車両Vの開口部OPVの後方に配置され、開口部OPVからエンジンルームER内へ取り込まれて熱交換器10へ向かって流れる外気の量を調節する。グリルシャッター40は、複数の板状のベーン41と、ベーン41を支持する枠体42、及びベーン41を駆動する駆動装置43を備える(図3参照)。なお、グリルシャッター40は、本発明の流量調整装置に相当する。
ベーン41は、軸部411と板状部412を備える。軸部411は、車幅方向に延びる棒状に形成されている。板状部412は、車幅方向に延びる板状に形成されている。板状部412の幅方向(車幅方向及び板厚方向に垂直な方向)における中央部に軸部411が設けられている。
枠体42は、基部421、上柱部422、左柱部423及び右柱部424を備える。基部421は、車幅方向に延設されている。上柱部422は、基部421の上方にて車幅方向に延設されている。左柱部423及び右柱部は、車両高さ方向に延設されている。左柱部423の上端部が上柱部422の左端部に接続され、左柱部423の下端部が基部421に接続されている。また、右柱部424の上端部が上柱部422の右端部に接続され、右柱部424の下端部が基部421に接続されている。すなわち、枠体42は、基部421、上柱部422、左柱部423及び右柱部424によって囲まれた開口部OP40を有する。
さらに、枠体42は、左柱部423及び右柱部424に平行な縦柱部425,426を備える。縦柱部425,426は、上柱部422の長手方向における中間部をそれぞれ支持している。すなわち、縦柱部425の上端部が上柱部422の長手方向における中央部より少し左方に位置する部分に接続され、縦柱部425の下端部が基部421に接続されている。縦柱部426の上端部が上柱部422の長手方向における中央部より少し右方に位置する部分に接続され、縦柱部426の下端部が基部421に接続されている。このような縦柱部425,426により、開口部OP40が、3つの開口部OP40L,OP40C,OP40Rに分割されている。
開口部OP40L,OP40C,OP40Rにて、複数(例えば4枚)のベーン41が車両高さ方向に等間隔に配置され、各ベーン41の軸部411が左柱部423、右柱部424、及び縦柱部425,426に回動可能に支持されている。
駆動装置43は、枠体42に組み付けられている。駆動装置43は、各ベーン41の軸部411を同時に回動させるリンク機構と、前記リンク機構を駆動して、各ベーン41の回動角度を調整可能なモータ(例えばステッピングモータ)を備える。なお、全てのベーン41の回動角度(車両前後方向に対するベーン41の板厚方向の角度)が同一である。ベーン41の回動角度を調整することにより、開口部OPVからエンジンルームER内へ取り込まれる外気の量を調整できる。例えば、ベーン41の板厚方向を車両前後方向に一致させた場合には、開口部OP40が閉じられる(図7A参照)。そのため、外気がグリルシャッター40を通過できない。つまり、外気がエンジンルームER内に取り込まれない。これに対し、例えば、ベーン41の板厚方向を車両高さ方向に一致させた場合には、開口部OP40が大きく開かれる(図7B参照)。そのため、外気が、グリルシャッター40を通過して、熱交換器10に向かって流れる。なお、開口部OP40の車幅方向の寸法は、熱交換器10の車幅方向の寸法と同等である。一方、開口部OP40の車両高さ方向の寸法は、熱交換器10の車両高さ方向の寸法より小さい。
前側ダクト50は、グリルシャッター40と熱交換器10との間に配置され、グリルシャッター40を通過した外気を熱交換器10へ導く。前側ダクト50は、前壁部51、底壁部52、左壁部53及び右壁部54を備える(図4A、図4B及び図6参照)。前壁部51、底壁部52、左壁部53及び右壁部54が接合されて、前側ダクト50が形成される。前壁部51は、車両前後方向に略垂直な本体部511と、本体部511の上端部から後方へ湾曲した上壁部512と、本体部511の下端部から前方へ湾曲した下壁部513とを有する。前側ダクト50において、底壁部52は、前壁部51の下方にて車幅方向に延設されている。左壁部53は、前壁部51の左端部から下方へ延び、底壁部52の左端部に接続されている。右壁部54は、前壁部51の右端部から下方へ延び、底壁部52の右端部に接続されている。
前側ダクト50の後側の開口部OPR50の形状及び大きさが、熱交換器10の前面の形状及び大きさと同等である。前側ダクト50の上壁部512、底壁部52、左壁部53及び右壁部54の後端部が、熱交換器10の外周縁部の前部に嵌め込まれて固定されている。一方、前側ダクト50の前側の開口部OPF50の形状及び大きさが、グリルシャッター40の開口部OP40の形状及び大きさと同等である。前側ダクト50の下壁部513、左壁部53及び右壁部54の前端部が、グリルシャッター40の上柱部422、左柱部423及び右柱部424に当接している。また、前側ダクト50の底壁部52の前端部が、グリルシャッター40の基部421の後部の上面に固定されている。
上記のように構成された車両用冷却装置1において、熱交換器10の後面側が後側ダクト30によって覆われている。後側ダクト30は、アンダーカバー20の開口部OP20に連通している。そして、特許文献1の車両用冷却装置とは異なり、車両Vの走行状態に拘わらず、アクチュエータ224を用いて前側蓋部221及び後側蓋部222を回動させることにより、アンダーカバー20の開口部OP20を開閉可能である。つまり、車両Vが停止している状態又は低速走行している状態であっても、開口部OP20を閉塞できる(図7A参照)。言い換えれば、熱交換器10の後面を覆う密閉空間を形成できる。この状態では、車両Vが走行している状態であっても、外気がエンジンルームER内へ取り込まれ難く、熱交換器10を外気が通過し難い。つまり、この状態では、外気と冷却水との間で熱交換が生じ難い。したがって、暖気運転の効率を向上できる。
さらに、車両用冷却装置1において、熱交換器10の前面が前側ダクト50を介してグリルシャッター40に連通している。駆動装置43を用いてベーン41を回動させることにより、グリルシャッター40の開口部OP40を開閉可能である。開口部OP20を閉塞するとともに、開口部OP40を閉塞することにより、熱交換器10の後面のみならず、前面をも覆う密閉空間を形成できる。この状態では、車両Vが走行している状態であっても、熱交換器10を外気がほとんど通過しない。つまり、この状態では、外気と冷却水との間で熱交換がほとんど生じない。したがって、暖気運転の効率をさらに向上できる。
一方、開口部OP20及び開口部OP40を開放することにより、開口部OPVから取り込まれた外気は、グリルシャッター40を通過する(図7B参照)。グリルシャッター40を通過した外気は、前側ダクト50によって熱交換器10へ導かれる。すなわち、グリルシャッター40を通過した外気のうちのほとんどの外気が熱交換器10の前面へ向って流れる。言い換えれば、グリルシャッター40を通過した外気が、熱交換器10の周囲へ散逸してしまうことを抑制できる。そして、外気が熱交換器10を通過する際、外気と冷却水との間で熱交換が生じる。つまり、冷却水の熱が放散されフィン11の周囲の外気の温度が上昇する。このように温度上昇した外気が、冷却ファン12及び後側ダクト30によって、開口部OP20へ導かれ、開口部OP20から車両Vの下方へ排出される。すなわち、熱交換器10を通過した比較的高温な外気が、後側ダクト30により、エンジンに吹きつけられることが抑制される。
ここで、車両Vの走行時に、アンダーカバー20の下面に沿って、外気が後方へ流れる。図5Bにおいて矢線で示したように、水平壁部211の下面に沿って後方へ流れた外気は、開口部OP20側(上側)へ少し引き寄せられるようにしながら後方へ流れる。そして、その外気が斜壁部213に当たり、斜壁部213の下面に沿って、後方且つ下方へ流れ、さらに水平壁部214の下面に沿って後方へ流れる。すなわち、斜壁部213により、開口部OP20を通過した外気が後方へ導かれる。つまり、開放された開口部OP20から後側ダクト30内へ、外気が巻き込まれるようにして入り込むことが抑制される。そのため、熱交換器10を通過した外気を、開口部OP20へ向かって円滑に流通させることができる。さらに、開口部OP20において、外気が円滑に流れる(渦流が生じ難い)ので、開口部OP20にて生じる騒音(風切り音)を低減できる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、前側蓋部221及び後側蓋部222を回動させることにより、開口部OP20を開閉しているが、前側蓋部221及び後側蓋部222の動作態様は、上記実施形態に限られない。例えば、前側蓋部221及び後側蓋部222を開口部OP20の辺(短辺又は長辺)に平行な方向へスライドさせてもよい。なお、蓋部22が前側蓋部221及び後側蓋部222から構成されているが、1つの蓋部から構成されていてもよい。例えば、後側蓋部222を省略し、前側蓋部221のみ(つまり、前側に回動又は移動する蓋部のみ)を用いて、開口部OP20を開閉してもよい。
また、例えば、上記実施形態のグリルシャッター40を省略してもよい。この場合、熱交換器10の前面側には密閉空間が形成されないが、開口部OP20を閉じることにより、熱交換器10の後面を覆う密閉空間を形成できる。つまり、熱交換器10の後面側には、車外への外気の排出経路が存在しない。この状態では、車両Vが走行している状態であっても、外気が前側ダクト50内へ取り込まれ難く、熱交換器10を外気が通過し難い。つまり、この状態では、外気と冷却水との間で熱交換が生じ難い。したがって、暖気運転の効率を向上できる。
なお、エンジンによって駆動される車両ではなく、電動モーターによって駆動される車両に本発明を適用してもよい。
1…車両用冷却装置、10…熱交換器、11…フィン、12…冷却ファン、20…アンダーカバー、22…開閉装置、30…後側ダクト、40…グリルシャッター、41…ベーン、43…駆動装置、50…前側ダクト、213…斜壁部、224…アクチュエータ、ER…エンジンルーム、OP20,OP40,OPF50,OPR50,OPV…開口部、V…車両
Claims (4)
- 車両の前方から前記車両の内部へ取り込まれて後方へ流通する外気に晒されるように配置された熱交換器と、
前記車両の下側の壁面を構成するアンダーカバーであって、前記熱交換器の後方に位置する開口部を開閉可能な蓋部及び前記蓋部を開閉駆動する駆動装置を有するアンダーカバーと、
前記熱交換器の後方に設けられ、前記熱交換器を通過した外気を、前記アンダーカバーの開口部へ導く後側ダクトと、
を備えた車両用冷却装置。 - 請求項1に記載の車両用冷却装置において、
前記熱交換器の前方に設けられ、前記車両の前方から前記車両の内部へ取り込まれる外気の流量を調整する流量調整装置を備えた、車両用冷却装置。 - 請求項2に記載の車両用冷却装置において、
前記流量調整装置と前記熱交換器との間に設けられ、前記流量調整装置を通過した外気を前記熱交換器の前面へ導く前側ダクトを備えた、車両用冷却装置。 - 請求項1乃至請求項3のうちのいずれか1つに記載の車両用冷却装置において、
前記蓋部は、前記開口部の前端部において車幅方向に延びる軸部のまわりに回動可能な前側蓋部を有し、
前記開口部が開かれた状態において、前記前側蓋部の先端部が前記熱交換器の下端に向けられている、車両用冷却装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019015042A JP2020121650A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 車両用冷却装置 |
CN202010047004.0A CN111497598A (zh) | 2019-01-31 | 2020-01-16 | 车辆用冷却装置 |
US16/774,485 US20200247231A1 (en) | 2019-01-31 | 2020-01-28 | Vehicle cooling device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019015042A JP2020121650A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 車両用冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121650A true JP2020121650A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71835833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019015042A Withdrawn JP2020121650A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 車両用冷却装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20200247231A1 (ja) |
JP (1) | JP2020121650A (ja) |
CN (1) | CN111497598A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2027687B1 (en) * | 2021-03-03 | 2022-09-22 | Daf Trucks Nv | A vehicle |
JP7182657B2 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-12-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
FR3132054A1 (fr) * | 2022-01-25 | 2023-07-28 | Valeo Systemes Thermiques | Module de refroidissement pour véhicule automobile |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0182925U (ja) * | 1987-11-24 | 1989-06-02 | ||
DE59108887D1 (de) * | 1991-08-30 | 1997-12-11 | Weinhold Wolfgang P M Sc Dipl | Kühlvorrichtung für einen Verbrennungsmotor in einem Kraftfahrzeug |
JP5131410B2 (ja) * | 2010-08-03 | 2013-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用冷却構造 |
JP5358538B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2013-12-04 | 株式会社日立製作所 | 電動車両の駆動装置 |
JP5664788B2 (ja) * | 2012-04-24 | 2015-02-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却装置 |
JP2015081509A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車輌 |
US10913332B2 (en) * | 2016-03-31 | 2021-02-09 | Denso Corporation | Heat exchange unit |
JP2018099983A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | アイシン精機株式会社 | 車両用冷却装置 |
-
2019
- 2019-01-31 JP JP2019015042A patent/JP2020121650A/ja not_active Withdrawn
-
2020
- 2020-01-16 CN CN202010047004.0A patent/CN111497598A/zh active Pending
- 2020-01-28 US US16/774,485 patent/US20200247231A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN111497598A (zh) | 2020-08-07 |
US20200247231A1 (en) | 2020-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020121650A (ja) | 車両用冷却装置 | |
EP1715157A1 (en) | Cooling apparatus and method for a vehicle | |
JP5884397B2 (ja) | グリルシャッタ装置 | |
JP2013107534A (ja) | グリルシャッタ装置 | |
EP0989374B1 (en) | Cross flow blower | |
KR101631565B1 (ko) | 액티브 에어 플랩 | |
JP2007196942A (ja) | レジスタ | |
JP2013226959A (ja) | 車両の冷却装置 | |
JP2013133059A (ja) | 開閉装置 | |
JP2013226958A (ja) | 車両の冷却装置 | |
JP4352982B2 (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP6879175B2 (ja) | グリルシャッタ装置 | |
KR20200047038A (ko) | 차량용 액티브 에어플랩 장치 | |
KR101930713B1 (ko) | 액티브 에어 가이드 장치 | |
KR102587612B1 (ko) | 액티브 에어 플랩 | |
JP2015047875A (ja) | 車両の冷風導入構造 | |
JP6119982B2 (ja) | 車両のフロントグリル装置 | |
JP2019104449A (ja) | 車両用グリルシャッター | |
JP2021081152A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2006240455A (ja) | アンダーカバー | |
JP4150541B2 (ja) | 空気吹出調整用レジスタ | |
JP7106864B2 (ja) | シャッタ装置 | |
JP2016210244A (ja) | グリルシャッタ | |
JP7344932B2 (ja) | 空調装置の吹出構造体 | |
JPH01184151A (ja) | プリントヘッド冷却機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211210 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20220802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220810 |