JP2007196942A - レジスタ - Google Patents

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Hidekazu Makimura
英和 牧村
Shingo Harada
慎悟 原田
Michimoto Nishimura
道元 西村
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Howa Plastics Co Ltd
Kojima Industries Corp
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kojima Press Industry Co Ltd
Kanto Auto Works Ltd
Howa Plastics Co Ltd
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Abstract

【課題】部品点数を減少させてコンパクトで廉価に構成された新たなレジスタを提供すること。
【解決手段】レジスタ1は。空気通路を形成するリテーナ3と出口開口部51を有するベゼル5と、リテーナ3内で上下移動及び回動可能に配置するインナープレート7とを備えている。リテーナ3の一方の側壁部33にはインナープレート7の上下移動又は回動駆動する駆動部10を備えている。駆動部10は、第1のリンクプレート11、ダイヤルノブ13、第2のリンクプレート15を順に並列して配置する。ダイヤルノブ13を上下方向に回動させることにより、インナープレート7の前ピン部74又は後ピン部75を前縦溝331又は後縦溝332内を摺動させてインナープレート7を上下移動又は回動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は主に車両に搭載されて風向を調整するレジスタに関する。
一般に、車両に搭載されるレジスタは、温度調整された空気を車両の各部位に行き渡るように風向を調整可能に構成されていた。従来のレジスタの構成は、特許文献1に開示されているように、空気の通路を形成するためのリテーナ内に複数の横フィンと複数の縦フィンとを有し、それぞれの横フィンを上下方向に回動させ、それぞれの縦フィンを左右方向に回動させることによって風向が調整されていた。また、レジスタにおける空気出口の開口部は縦方向・横方向とも広い幅を有して、空気を車両の各部位に広く行き渡るように形成されていた。さらに、複数の横フィンと複数の縦フィンはそれぞれ連結部材によって連結されてダイヤルノブによってそれぞれ同時に駆動されていた。
また、別のレジスタは、特許文献2に開示されているように、内部に空気送給路を形成するリテーナと、リテーナ内に対して回動可能に取り付けられるとともに複数の横フィン・縦フィンを配置して上下・左右に風向を調節可能なバレルを有して構成されていた。
特開2004−210231公報(4〜6頁、図3参照) 特開平9−202133号公報(4〜6頁、図6参照)
しかし、従来のレジスタは、空気出口の開口幅が、縦・横とも幅広いため、車両に搭載するスペースを広く取ることとなっていた。また、複数の縦フィンと横フィンとを有していることから、部品点数が多くなってコストアップとなっていた。さらに、バレルを備えたレジスタでは、バレル自体がリテーナに対して回動する構成であることから、回動されたバレルがリテーナの開口部(意匠面から)はみ出すこととなって、意匠面を低下する要因となっていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、開口部を狭くして意匠面の形状を向上するとともにコンパクトに構成してコスト低減できる新たなレジスタを提供することを目的とする。そのために、本発明に係るレジスタは、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、空気通路を形成するリテーナと、前記リテーナの前部に配置されて風向開口部を有するベゼルとを備え、
前記風向開口部は長尺のスリット状に形成され、
前記リテーナ内には、前記風向開口部を縦方向の一部あるいは全部を開閉可能にして風向を調整する単体のインナープレートが配設されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記リテーナは、上下壁面の前部が先細りする傾斜面を有して形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記インナープレートは、前記リテーナに上下移動又は回動可能に支持されるとともに、前記リテーナに配設された駆動手段によって駆動されることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、前記インナープレートは、前記リテーナの上下壁面に当接可能な傾斜面を有して形成されていることを特徴としている。
請求項5記載の発明では、前記駆動手段が、前記インナープレートの前部を移動操作する駆動プレートと、前記インナープレートの後部を移動操作する第1のリンクプレートと前記インナープレートを回動駆動するための第2のリンクプレートとを並列に構成していることを特徴としている。
請求項6記載の発明では、前記インナープレートには、前記駆動部に連結される突出ピンが前部および後部に配置され、前記リテーナには、前記突出ピンを案内する案内溝が形成され、前記突出ピンが前記案内溝内を走行することによって、前記インナープレートが上下方向又は回動方向に駆動されることを特徴としている。
請求項7記載の発明では、前記インナープレートは、前記リテーナの上壁面に当接したときに、空気は前記風向開口部から上方に向かって流れ、前記リテーナの下壁面に当接したときに、空気は前記風向開口部から下方に向かって流れ、前記インナープレートが前記リテーナの上下方向の中間位置にあるときには、空気は前記風向開口部から直進上に流れ、前記インナープレートが回動されて前部と後部で前記リテーナの上下壁面に当接したときには、空気は前記風向開口部から排出されないように構成されることを特徴としている。
本発明によれば、送給された空気は、リテーナ内に配置されたインナープレートの開閉によって風向調整される。このレジスタでは空気の出口であるリテーナの開口部がスリット状に形成されていることから、車両にコンパクトに装着できる。
また、インナープレートは1個体で形成されるとともに、リテーナに対して上下移動又は回動可能に配置されている。そして、インナープレートが上下移動又は回動する際に、インナープレートに形成された傾斜面が、リテーナの前部に形成された上下の傾斜面のいずれかに当接するか、あるいは両方とも当接されていない状態にするかによって風向調整されるように構成されている。従って、1個のインナープレートで風向を調整できることから、コンパクトに構成できるとともに、部品点数を少なくしてコスト低減することができる。また、インナープレートはリテーナ内で上下に回動することになるから、リテーナの開口部から外にははみ出すことがなく意匠面の形状を向上することができる。
次に、本発明の一形態によるレジスタを図面に基づいて説明する。図1は、レジスタの全体斜視図を示し、図2は平面断面図を示し、図3は側面図を示し、図4はその分解斜視図を示している。なお、以下の説明にあたっては、レジスタの風向出口部側(図1の左下又は図2の左側)を前部又は前方といい、空気の入り口側(図1の右上又は図2の右側)を後部又は後方という。
レジスタ1は、図1〜5に示すように、矩形筒状に形成されたリテーナ3と、リテーナ3の前部に配置された矩形板状のベゼル5と、リテーナ3内に上下移動又は回動可能に配置されるインナープレート7と、インナープレート7を移動可能に駆動する駆動部10とを備えている。
リテーナ3は、上壁部31、底壁部32、両側壁部33、34を有して縦方向に低く形成されるとともに前部と後部が開口された角筒状に形成されている。上壁部31と底壁部32の前部は、前方に向かって先細り状となる傾斜面311、321に形成されている。両側壁部33、34には前部と後部にそれぞれ前縦溝331、341、後縦溝332、342が形成されている。さらに一方の側壁部33には、前縦溝331と後縦溝332との間に軸部333、334,335が配置されている。前縦溝331、341は上下方向に直線状に形成され、後縦溝332、342は、上下方向に直線状に形成されるとともに上部が前方に屈曲して略「く」の字状に形成されている。
ベゼル5は、図5に示すように、リテーナ3の前端部に配置されて横長の矩形板状に形成され、縦・横寸法ともリテーナ3より大きな寸法に形成されるとともに中央部に空気出口としての出口開口部51を形成している。また、出口開口部51は、横方向に長くスリット状に形成され、出口開口部51の隣には、後述のダイヤルノブが挿入するための縦長状の小開口部52が形成されている。
インナープレート7は、ベゼル5の出口開口部51に向かって横長の直方体に形成されるとともに、側面視において水平面71を間にして前部および後部が先細り状となる傾斜面72、73を上下面に有して形成され、リテーナ3に内蔵されて上下移動および回動可能に配置される。傾斜面72、73は、インナープレート7を水平状態にしたときにリテーナ3の傾斜面311、321と平行となるように形成されている。また、インナープレートの両側面の前端部には外側に突出する前ピン部74、74が配置され、後端部には外側に突出する後ピン部75、75が配置されている。
駆動部10は、図4に示すように、リテーナ3の一方の側壁部33側に配置されてインナープレート7をリテーナ3内で上下移動又は回動できるように構成されている。駆動部10は、側壁部33の端面側から順に第1のリンクプレート11とダイヤルノブ13と第2のリンクプレート15とを並列して装着している。
第1のリンクプレート11は、リテーナ3の側壁部33から突出した第1の軸部333に回動可能に軸支されるとともにインナープレート7の後ピン部75を摺動可能に支持してインナープレート7の後部を上下移動させる機能を有している。ダイヤルノブ13は、ベゼル5の小開口部52に一部が挿入されるとともに第2の軸部334に回動可能に軸支され、またインナープレートの前ピン部74を摺動可能に案内してインナープレート7の前部を上下移動させる機能を有している。第2のリンクプレート15は、第3の軸部335に回動可能に軸支されるとともにインナープレート7を回動させる機能を有している。
つまり、ダイヤルノブ13を一方の方向あるいは他方の方向に回転させることによって、第1のリンクプレート11及びダイヤルノブ13を作用させてインナープレート7の上下移動を行い、ダイヤルノブ13の更なる回動で主に第2のリンクプレートを作用させてインナープレート7の回動を行う。
さらに詳しく説明すれば、第1のリンクプレート11、ダイヤルノブ13、第2のリンクプレート15は、上記の機能を有するように形成すればよく、例えば、実施形態では、図3〜4に示すようにそれぞれ形成されている。
実施形態の第1のリンクプレート11は略菱形に形成されるとともに、その中央部に第1の軸部333が嵌入する軸孔110が形成され、前部と後部に案内溝111、112が形成されている。前部案内溝111は、第1のリンクプレート11の長手方向に屈曲して形成されるとともにダイヤルノブに取り付けられた後述の第1の駆動ピン132が摺動可能に嵌入され、後部案内溝112は、第1のリンクプレート11の長手方向に沿って直線状に形成されるとともにインナープレート7の後ピン部75が摺動可能に嵌入される。
さらに第1のリンクプレート11には、前部案内溝111付近に、第1のリンクプレート11の回動中心に沿って円弧状に形成された円弧状溝を有している。この円弧状溝は第2のリンクプレート15を軸支する第3の軸部335の逃がし溝113として形成されている。また、リテーナ3と反対側の面には第2のリンクプレート15の第2の駆動案内溝152に嵌入する第3の駆動ピン114が取り付けられている。
実施形態のダイヤルノブ13は円板状に形成されるとともに、その中心部にはリテーナ3に取り付けられた第2の軸部334が嵌入する軸孔130が形成され、周縁部はベゼル5の小開口部52に挿入可能とされている。ダイヤルノブ13には、インナープレート7の前ピン部74を摺動可能に嵌入する案内溝131が形成されている。この案内溝131は、ダイヤルノブ13の回動中心に沿って円周方向に形成される第1の案内溝131aと第1の案内溝131aの他端から中心方向に向かって連接して形成される第2の案内溝131bを備えている。
また、ダイヤルノブ13には、第1のリンクプレート11の前部案内溝111に嵌入する第1の駆動ピン132が取り付けられている。この第1の駆動ピン132は、ダイヤルノブ13のリテーナ3側端面から突出するとともに回動中心に対して案内溝131と反対側の位置に取り付けられている。さらに、リテーナ3と反対側の面には、第2のリンクプレート15に形成された第1の駆動案内溝151に嵌入する第2の駆動ピン133が取り付けられている。
実施形態の第2のリンクプレート15は、変形扇形状に形成されるとともに、中心部から偏心した位置にリテーナ3に取り付けられた第3の軸部335が嵌入する軸孔150が形成されている。また、軸孔150を中心にして回動される位置であってダイヤルノブ13と重なる位置に第1の駆動案内溝151が形成され、第1のリンクプレート11と重なる位置に第2の駆動案内溝152が形成されている。
第1の駆動案内溝151は、第2のリンクプレート15の軸孔150を中心として回転方向に円弧状に形成される駆動溝151aとダイヤルノブの回転方向に沿って円弧状に形成される逃がし溝151bとを有している。駆動溝151aと逃がし溝151bとは上端部で連接している。
第2の駆動案内溝152は、第2のリンクプレート15による駆動を第1のリンクプレート11に伝達するために形成されているものであり、第1のリンクプレート11の第3の駆動ピン114が嵌入される。第2リンクプレート15の端部側に配置される第2の駆動案内溝152の一辺は、第3の駆動ピン114によって作用されない逃がし溝152aを形成し、逃がし溝152aから屈曲して連接された残りの溝は、第3の駆動ピン114によって第1のプレート部11に駆動を伝達する駆動溝152bを形成している。
なお、第1のリンクプレート11、ダイヤルノブ13、第2のリンクプレート15の形状や駆動部10の構成は、上記に限定するものではない。
次に上記のように構成されたレジスタの作用について図6〜13に基づいて説明する。インナープレート7は、ダイヤルノブ13を回動させることによって図6〜9に示す各位置に移動する。また、各位置に移動させる場合は、図10〜13に示す駆動部10の状態によることになる。
図6は、インナープレート7がリテーナ3内で上昇した位置を示すものであり、インナープレート7の上部水平面71及び上部傾斜面72がリテーナ3の上壁部31の内壁面(傾斜面311を含む)に当接した状態にある。この状態では、車両内に噴出される空気は、リテーナ3内においてインナープレート7の下方を通過して、リテーナ3の底壁部32の傾斜面321及びインナープレート7の下部傾斜面72に案内されてベゼル5の出口開口部51から車両の上方に向かって噴き出される。
インナープレート7を図6に示す位置に移動する場合は、図10に示すように駆動される。つまり、インナープレート7がリテーナ3内の下方の位置(例えば図3に示す中間位置)にあり、その位置から移動する場合に、ダイヤルノブ13を上方に回転する。
図3に示す位置ではインナープレート7の前ピン部74は、ダイヤルノブ13の案内溝131における第2の案内溝131bの奥端部に位置されるとともに前縦溝331内の中央位置にある。後ピン部75は、第1のリンクプレート11の後部案内溝112に係止されるとともに後縦溝332の中間部に位置されている。また、第1のリンクプレート11は略水平状態に配置され、第3の駆動ピン114は第2のリンクプレート15における第2の駆動案内溝152の逃がし溝152a内の中間位置にある。
さらに、ダイヤルノブ13に装着されている第1の駆動ピン132は、第1のリンクプレート11の前部案内溝111の奥端部にあり、第2の駆動ピン133は、第2のリンクプレート15における第1の駆動案内溝151の逃がし溝151a内の中間部にある。
この状態でダイヤルノブ13を第2の軸部334を中心にして上方(図10における時計方向)に向かって回転する。するとインナープレート7の前ピン部74はダイヤルノブ13における第2の案内溝131bに案内されて第2の案内溝131bを奥端部から前端部に向かって移動しながら前縦溝331内に沿って上方に移動する。これによって、インナープレート7の前端部はリテーナ3内を上昇する。同時にダイヤルノブ13に装着されている第1の駆動ピン132が、第1のリンクプレート11の前部案内溝111に案内されて移動する。そして第1のリンクプレート11を第1の軸部333を中心にして反時計方向に回転させてインナープレート7の後ピン部75を後部案内溝112内で摺動しながら後縦溝332に沿って上昇させる。これによって、インナープレート7の後端部をリテーナ3内で上昇させる。そして、インナープレート7自体を上方に平行移動させることとなる。
なお、第3の駆動ピン114、第2の駆動ピン133、及び第3の軸部335は、それぞれ逃がし溝152a、151b、113内を移動することからインナープレート7の移動に影響を及ぼさない。
次に、インナープレート7を上昇位置から図7に示す中間位置に移動する場合は、図11に示すように駆動される。つまり、ダイヤルノブ13を第2の軸部334を中心にして下方(図11における反時計方向)に向かって回転させると、前ピン部74は、前述と逆の作用で、第2の案内溝131bを前端部から奥端部に向かって摺動しながら前縦溝331内を下降する。一方、後ピン部75も前述と逆の作用で行われる。第1の駆動ピン132の反時計方向の動きにより、第1のリンクプレート11を第1の軸部333を中心に時計方向に回転させて第1のリンクプレート11の後端を下降させることによって後縦溝332内を下降する。そしてインナープレート7が中間位置に平行移動するとその作用を停止させる。
この状態では、車両内に噴出す空気は、図7に示すように、リテーナ3内をインナープレート7の上面とリテーナ3の上壁部31との間、及びインナープレート7の下面とリテーナ3の底壁部32との間を通り、出口開口部51においてインナープレート7の上部と下部で流れた空気が衝突して略水平方向に沿って直進するように車両内に噴き出される。
図8は、インナープレート7がリテーナ3内で下降した位置を示すものであり、インナープレート7の下部水平面71及び下部傾斜面72がリテーナ3の底壁部32の内壁面(傾斜面321を含む)に当接した状態にある。この状態では、車両内に噴出される空気は、リテーナ3内においてインナープレート7の上方を通過して、リテーナ3の上壁部31の傾斜面311及びインナープレート7の上部傾斜面72に案内されてベゼル5の出口開口部51から車両の下方に向かって噴き出される。
次に、インナープレート7を図8に示す位置に移動する場合は、図12に示すように駆動される。つまり、ダイヤルノブ13を第2の軸部334を中心にして中間位置からさらに下方(図12における反時計方向)に向かって回転する。すると、インナープレート7の前ピン部74は、案内溝131における第2の案内溝131bを奥端部から前端部まで移動するとともにリテーナ3の前縦溝331に沿って下降する。
一方、ダイヤルノブ13の反時計方向の回転により第1の駆動ピン132は第1のリンクプレート11における前部案内溝111内を摺動しながら上昇するため、第1のリンクプレート11を第1の軸部333を中心にして時計方向に回転させる。そのため、インナープレート7の後ピン部75が、第1のリンクプレート11における後部案内溝112内を摺動しながら、後縦溝332内を下降する。
従って、インナープレート7は、前ピン部74と後ピン部75が同時に下降することから、下方に向かって平行移動する。そして、インナープレート7の下部水平面71と下部傾斜面72がリテーナ3における底壁部32(傾斜面321を含む)に当接する。
なお、この状態においては、第3の駆動ピン114、第2の駆動ピン133、及び第3の軸部335は、それぞれ逃がし溝152a、151b、113内を移動することからインナープレート7の移動に影響を及ぼさない。
次に、さらに、ダイヤルノブ13を、第2の軸部334を中心にして、下方(図13における反時計方向)に向かって回転させると、図13に示すように、前ピン部74は、案内溝131における第1の案内溝131a内に突入して第1の案内溝131aに沿って案内される。同時に前縦溝331内を下方に移動してインナープレート7の前端部を下方に移動させる。
ダイヤルノブ13の下方への回転により第2の駆動ピン133がさらに反時計方向に回転する。この回転によって、第2の駆動ピン133が第2のリンクプレート15の逃がし溝151bから駆動溝151aに突入する。一方、第1のリンクプレート11の前部案内溝111に係止している第1の駆動ピン132は、前部案内溝111から外れ、代わりに第3の駆動ピン114が駆動溝152bに突入して第1のリンクプレート11を第1の軸部333を中心にして反時計方向に回動させる。
つまり、第2の駆動ピン133が第1の駆動案内溝151の駆動溝151aに沿って案内されることによって、第2のリンクプレート15を時計方向に回転させると、第3の駆動ピン114が第2の駆動案内溝152の駆動溝152b内に突入する。
第3の駆動ピン114が駆動溝152b内で案内されることによって、第1のリンクプレート11は第1の軸部333を中心にして反時計方向に回転することになり、後ピン部75を後縦溝332に沿って上方へ移動させる。
これによって、図9に示すように、インナープレート7は前部傾斜面72が下方に移動してリテーナ3の底壁部32の傾斜面321に当接し、後部傾斜面73が上壁部31に当接して、リテーナ3内の空気通路を遮断する。
上述のように、実施形態のレジスタ1では、単体のインナープレート7を上下平行移動して、車両内に対して上向き、下向きあるいは水平方向に空気を調整し、さらに、回動させることによって空気通路を遮断するように構成している。そのため、部品点数を減少させて廉価に製造できるとともに、コンパクトに構成して取り付けスペースを小さくすることができる。
また、インナープレート7を駆動する駆動部10は、第1のリンクプレート11とダイヤルノブ3と第2のリンクプレート13と並列に配置するだけで構成でき、上述の動き(図6〜9に示す状態)を達成できるで、やはり広いスペースを取る必要はなくコンパクトにできる。また、ベゼル5の出口開口部51を横長のスリット状に形成していることから、レジスタ1を目立たなくすることができるとともに、インナープレート7は出口開口部51からはみ出すことなく意匠面上においても向上することができる。
なお、本発明のレジスタでは、上記の形態に限定するものではない。例えば、上記の形態では、レジスタを横方向に長尺となるように構成しているものであるが、このレジスタ自体を縦方向に長くなるように構成してもよい。この場合、リテーナを縦長に形成するとともに、ベゼルの出口開口部を縦方向にスリット状に形成する。そして、インナープレートは横方向に移動可能とする。
また、駆動部10を、インナープレート7の前ピン部74、後ピン部75にサーボモータを連結させて、単にサーボモータで駆動するようにしてもよい。また、リテーナの前部の傾斜面をなくして水平上に形成し、インナープレートも薄型の断面矩形状に形成してもよい。さらに、リテーナの傾斜面及びインナープレートの傾斜面をなくす場合、車両内に噴き出す空気の案内を別途リテーナ内に装着することが望ましい。
本発明のレジスタの全体を示す斜視図である。 図1におけるレジスタを示す平面断面図ある。 同側面図である。 同分解斜視図である。 同正面図である。 インナープレートが上方に移動した状態を示す簡略断面図である。 インナープレートが中間位置に移動した状態を示す簡略断面図である。 インナープレートが下方位置に移動した状態を示す簡略断面図である。 インナープレートが回動して通路を遮断した状態を示す簡略断面図である。 インナープレートを上方に移動する駆動部の状態を示す側面図である。 インナープレートを中間位置に移動する駆動部の状態を示す側面図である。 インナープレートを下方に移動する駆動部の状態を示す側面図である。 インナープレートを回動する駆動部の状態を示す側面図である。
符号の説明
1、レジスタ
3、リテーナ
31、上壁部
311、傾斜面
32、底壁部
321、傾斜面
33、側壁部
331、前縦溝
332、後縦溝
333、第1の軸部
334、第2の軸部
335、第3の軸部
5、ベゼル
51、出口開口部
7、インナープレート
71、水平面
72、傾斜面
73、傾斜面
74、前ピン部
75、後ピン部
10、駆動部
11、第1のリンクプレート
111、前部案内溝
112、後部案内溝
114、第3の駆動ピン
13、ダイヤルノブ
131、案内溝
131a、第1の案内溝
131b、第2の案内溝
132、第1の駆動ピン
133、第2の駆動ピン
15、第2のリンクプレート
151、第1の駆動案内溝
151a、駆動溝
152、第2の駆動案内溝
152b、駆動溝

Claims (7)

  1. 空気通路を形成するリテーナと、前記リテーナの前部に配置されて風向開口部を有するベゼルとを備え、
    前記風向開口部は長尺のスリット状に形成され、
    前記リテーナ内には、前記風向開口部を縦方向の一部あるいは全部を開閉可能にして風向を調整する単体のインナープレートが配設されていることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記リテーナは、上下壁面の前部が先細りする傾斜面を有して形成されていることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記インナープレートは、前記リテーナに上下移動又は回動可能に支持されるとともに、前記リテーナに配設された駆動手段によって駆動されることを特徴とする請求項1又は2記載のレジスタ。
  4. 前記インナープレートは、前記リテーナの上下壁面に当接可能な傾斜面を有して形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のレジスタ。
  5. 前記駆動手段が、前記インナープレートの前部を移動操作する駆動プレートと、前記インナープレートの後部を移動操作する第1のリンクプレートと前記インナープレートを回動駆動するための第2のリンクプレートとを並列に構成していることを特徴とする請求項3又は4記載のレジスタ。
  6. 前記インナープレートには、前記駆動手段に連結される突出ピンが前部および後部に配置され、前記リテーナには、前記突出ピンを案内する案内溝が形成され、前記突出ピンが前記案内溝内を走行することによって、前記インナープレートが上下方向又は回動方向に駆動されることを特徴とする請求項3,4又は5記載のレジスタ。
  7. 前記インナープレートは、前記リテーナの上壁面に当接したときに、空気は前記風向開口部から上方に向かって流れ、前記リテーナの下壁面に当接したときに、空気は前記風向開口部から下方に向かって流れ、前記インナープレートが前記リテーナの上下方向の中間位置にあるときには、空気は前記風向開口部から直進上に流れ、前記インナープレートが回動されて前部と後部で前記リテーナの上下壁面に当接したときには、空気は前記風向開口部から排出されないように構成されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のレジスタ。
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